JP2001109306A - 熱定着ローラ及びその製造方法 - Google Patents

熱定着ローラ及びその製造方法

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JP2001109306A
JP2001109306A JP28580399A JP28580399A JP2001109306A JP 2001109306 A JP2001109306 A JP 2001109306A JP 28580399 A JP28580399 A JP 28580399A JP 28580399 A JP28580399 A JP 28580399A JP 2001109306 A JP2001109306 A JP 2001109306A
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fixing roller
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groove
outer peripheral
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English (en)
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Hiroshi Katabami
浩 方波見
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 芯金の肉薄化により生じた部分的な表面温度
の低下を防止し、良好な定着画像が得られる熱定着ロー
ラ及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明の熱定着ローラの製造方法では、
芯金1の外周面へ溝を成形するスピニング加工により内
周面に上記溝形成に伴ってリブ2を形成し、溝底を残す
ように外周面を切削した後、切削面に離型層3′を形成
する。この離型層3′に対して成形用コロ7を上記溝底
に沿って押し付けることにより厚手のリブ2の部位にあ
る離型層膜厚を相対的に薄くし、その後に焼成を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ、
ファクシミリ等の電子写真式の画像形成装置に定着手段
として備えられ、記録シートに転写されたトナー画像を
熱定着する熱定着ローラ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】定着手段を必要とする画像形成装置は、
例えば、レーザプリンタでは回転する感光体ドラムを有
し、この感光体ドラムの感光層を一様に帯電させた後
に、レーザ走査ユニットからのレーザビームによって露
光し感光体ドラム上に静電潜像を形成する。ついで静電
潜像はトナーによって現像されトナー像とし、このトナ
ー像を記録シート上に転写させた後、この記録シートを
定着手段により定着するように構成されている。
【0003】一般に上記熱定着手段には、アルミニウム
などの中空円筒体からなる芯金の外周面にトナーの粘着
を防止するための粘着防止層を設けた熱定着ローラが使
用されている。この様な熱定着ローラは、芯金の中空部
に回転中心線に沿ってハロゲンランプなどのヒータを配
置し、その輻射熱によって熱定着ローラを内側から加熱
するようになっている。そして、熱定着ローラに圧接す
るようにこれと平行に支持された加圧ローラが設けら
れ、このローラ間のニップにトナーの載った記録シート
を通過させることにより、上記熱定着ローラの熱でトナ
ーが軟化し、加圧ローラとの間の圧力により記録シート
上に定着される。
【0004】上記芯金の外周面の粘着防止層としては、
主として軟化したトナーを良好に離型可能な膜厚10〜
30μmのふっ素樹脂皮膜が形成されている。このふっ
素樹脂皮膜は、アルミニウム等製のローラの外表面をサ
ンドブラスト処理で粗面化した後、ふっ素樹脂塗料等を
吹付け、乾燥させ、これを焼成することにより形成され
る。こうして得られた離型層表面は、サンドペーパーや
バフ研磨によって仕上げている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年におい
て、上記熱定着ローラの芯金は、熱伝導性を向上させるた
めに薄肉化が要求されている。すなわち、熱定着ローラ
芯金の薄肉化により定着可能な温度に達するまでの時間
(熱定着ローラの立ち上り時間)を短縮して複写機等の
省電力化を進めることが望まれている。
【0006】上記芯金の肉薄化を目的として、本件出願
人は下記のような芯金の製造方法を提供している。図5
及び図6に薄肉化可能な芯金の製造方法を示す。熱定着
ローラの基体となる芯金1は、肉厚が略1.0mmの円筒
形に成形したものを用い、これをCNC旋盤にチャック
する。そして図5に示すように、チャックされた芯金1
に対し、スピンニングローラ6を押しあてスピニング加
工が施される。このとき、スピンニングローラ6が軸方
向に対して斜めになるよう所定リード角を設定し、芯金
1及びスピンニングローラ6を回転させながらこれを軸
方向に移動させれば、図示したような螺旋状の溝4が外
周面に成形される。
【0007】図6(a)は、上記スピニング加工により
溝4が成形されるところの断面を示す拡大図である。同
図に示すように、1mm程度の肉厚にノーズ6aが食い
込むことに伴って裏側に凸部が形成され、内周面にも外
周面の溝4に沿って螺旋状に連続するリブ2が成形され
る。
【0008】ついで、図6(b)に示すように、上記溝
4を除去するように外周面をダイヤモンドバイト5によ
り切削加工する。この切削後の外周面にふっ素樹脂皮膜
を形成すれば熱定着ローラが得られる。以上の方法によ
り芯金1肉厚を従来の0.8mmから、リブ形成後の切削
工程により0.3mmまで薄くすることができようになっ
た。こうして、リブ2により機械的強度を確保するとと
もに薄肉化可能とし、外表面への熱伝達性を向上させて
いる。
【0009】しかしながら、上記肉薄化により次のよう
な影響がみられた。上記リブ2は熱定着ローラを加圧ロ
ーラと圧接させた際の潰れを抑える効果があるものの、
熱定着ローラ内部に設けたハロゲンヒータからの熱伝達
が部分的に悪くなる。すなわち、肉厚の大きいリブ2を
有する部分から離型層表面に伝わる熱量が少なくなり、
熱定着ローラの表面温度がリブ2の部位では低下する。
したがって、トナーを転写紙に定着させた場合に、リブ2
を有する部位の表面温度が不足しトナー定着性に悪影響
が生じていた。
【0010】例えば、上記リブ2を設けた熱定着ローラ
を複写機に装着して転写紙上のトナーを定着させ、この
画像品質をクロックメーター法や描画法によって定着性
を評価すると、リブ2が付加された部位の外周面に当接
した画像の定着性が、リブ2を有しない部位と比べて低
下するという不具合が見られた。
【0011】そこで、本発明は、熱定着ローラの肉薄化
により立ち上り時間を短縮しつつも、良好な定着画像が
得られる熱定着ローラ及びその製造方法を提供すること
を目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の熱定着ローラは、画像形成装置の定着手段と
して用いるために芯金の外周面に離型層を形成してなる
熱定着ローラであって、上記芯金の内周面にリブを有し、
該リブ位置に相当する外周面の離型層平均膜厚が、上記
リブ位置を外れた範囲の離型層平均膜厚より小さいこと
を特徴としている。
【0013】本発明の熱定着ローラの製造方法は、円筒
状の基体の外周面にスピニング加工にて溝を成形するこ
とによりその裏側の内周面に上記溝に対応したリブを形
成し、上記溝が成形された外周面を切削加工して芯金に
形成し、該芯金の外周面に離型層を形成するともに、上
記溝位置に沿って成形用コロを押し付けることにより上
記離型層を相対的に薄くした後、該離型層を焼成するこ
とを特徴としている。
【0014】上記製造方法において、上記切削加工は、
上記スピニング加工により成形された溝を全て削らずに
所定の深さ分を残すようにするとよい。この場合、上記
所定の深さ分をその溝上へ形成される離型層膜厚分にす
るとよい。
【0015】
【発明の実施の形態】まず、図面に基づいて本発明の実
施の形態例を説明する。図1は、本実施の形態例の熱定
着ローラの構成を示しており、同図(a)は縦断面図、
同図(b)はA−A断面図である。同図(a)に示すよ
うに熱定着ローラの基体として用いられるこの芯金1
は、内周面に所定ピッチの螺旋状のリブ2を有してい
る。このリブ2は熱定着ローラを加圧ローラと圧接させ
た際の潰れを抑える効果を奏するので、その分だけ後述
の切削工程にて薄肉化可能とされたものである。この外
表面にはふっ素樹脂よりなる離型層3がコーティングさ
れておりトナーに対する離型性が与えられている。
【0016】同図(b)は、A−A断面の拡大図であ
る。ここでリブ2位置に相当する螺旋状の範囲を符号
A、リブ2の位置を外れた範囲を符号Bで示せば、範囲
Aに形成された離型層膜厚dは、範囲Bに形成された離
型層膜厚d′より若干薄くなっている。このため範囲A
の平均膜厚は、範囲Bの平均厚より小さくなっている。
【0017】また、本発明の形態例では、範囲Aにおけ
る芯金1の外周面には、この範囲Aの離型層膜厚dとほ
ぼ同等の深さhの溝4aがある。溝4a内及びこの近傍
の離型層3は略水平方向に均されており、溝4aの凹凸
を打ち消すように平滑化されている。
【0018】以上のように、本発明の形態例の熱定着ロ
ーラは、範囲Aの離型層膜厚dが、範囲Bのそれと比較
して互いの芯金部分の肉厚比に基づいて相対的に薄膜化
されたものである。このように厚手のリブ2上に設けら
れる離型層3を相対的に薄くすれば、リブ2の厚み分に
よって表面温度が部分的に低下することを防止できる。
すなわち、ふっ素樹脂膜等よりなる離型層3は、芯金1
と比較して熱伝導性が非常に低いため、範囲Aの離型層
膜厚dを薄くすることにより、範囲Bと同等の表面温度
に到達することができる。こうして離型層膜厚dは数マ
イクロメートルオーダの薄肉化により範囲Aにおける熱
伝達の悪さを解消するという顕著な効果を奏することが
できるのである。
【0019】つぎに、図2から図4を参照しながら上記
実施の形態として示した熱定着ローラの製造方法を説明
する。ここで説明する熱定着ローラの製造方法におい
て、リブ2の成形工程は上記発明の解決課題で示した方
法と同様である。すなわち、金属製のパイプよりなる基
体をCNC旋盤に装着し、スピニングローラをパイプ外
周面に押し当てる。押し当てる量は、リブ2の高さに応
じてよって決めるが、押し当てる量の1/2をリブ2の
高さとし、リブ2を設ける位置はCNC旋盤に予め、任
意の位置での本数、ピッチパターンをプログラムとして
挿入し起動させることで得られる。
【0020】図2に示すように、切削工程ではCNC旋
盤に装着した状態のまま、外周面の溝4を除去していく
が、この際、ここに被膜させる離型層膜厚d相当の深さ
h分だけ、溝4の底面を残すように切削量が設定されて
いる。これにより溝4を完全除去する場合と比較して、
リブ2とリブ2の無い範囲との間の肉厚比は相対的に少
なくなる。さらに、後述の離型剤塗料3′が被膜した際
には、リブ2の形成位置が表面の溝状模様として現れる
ので、上記溝4aを残すことによってリブ2の相当位置
を正確に把握することができ、作業が容易となるのであ
る。なお、一般には完全な円筒形をしたローラで紙搬送
を行うと転写紙にシワが生じやすい。このため上記切削
や研削加工にて、芯金1の軸方向に両端部の外径を中央
部より大きくしてなるツヅミ形状に加工するとよい。
【0021】次に、切削後の外表面は、ふっ素樹脂層と
の密着性を得るためにサンドブラスト加工により粗面化
を行う。粗面化した外表面には、スプレーガンによりプ
ライマー塗料を吹き付け乾燥させた後、ふっ素樹脂塗料
をプライマーと同じ様に吹き付けこれを乾燥させる。図
3に示すように乾燥すると外表面に倣った所定厚の離型
剤塗装膜3′が形成される。なお、ふっ素塗料は水溶性
若しくは粉末状のものを使用するが、粉末のふっ素樹脂
塗料であればリサイクル可能であり材料費を低減できる
点で優れている。
【0022】そして、上記ふっ素樹脂塗料よりなる離型
剤塗装膜3′が乾燥した状態で、今度はリブ2位置に相
当する離型剤塗装膜3′を押し潰し薄くしていく。図4
に示すようにこの工程では、再び芯金1をCNC旋盤に
装着して、別に用意した成形用の金属コロ7(スピニン
グローラ)を使用する。この金属コロ7は溝4上を沿う
ように転がすが、この操作は上記リブ成形用のプログラ
ムを用いることによって可能である。
【0023】また、本実施の形態のように、上記切削工
程で溝4aを残した場合、塗装膜3′面に浮き出た溝形
状を均すためにも金属コロ7の成形面は緩やかな楕円弧
面であって、この幅は溝幅より広いもの、例えば溝4の
2倍から3倍の幅を有することが好ましい。また、押圧
させる荷重は、ふっ素樹脂の離型剤塗装膜3′の厚み及
び押し潰す厚み分に応じて設定することとなる。この均
し及び薄肉化後、芯金1ごと360〜380℃の雰囲気
で焼成し、焼成して得た離型層3の表面をサンドペーパ
ーやバフ研磨によって仕上げ、熱定着ローラを得る。
【0024】以下に本発明の実施例及び比較例を挙げ
る。 [実施例]CNC旋盤にφ30mm、肉厚1mm、全長370mm
のアルミニウム合金製パイプよりなる基体を装着し、パ
イプの外周面に幅3mmのスピニングローラにて、パイプ
の内周面にリブ高さ0.5mm、リブピッチを10mmとし、
全長の中心から均等間隔で300mmに渡ってリブ2を形
成した。この後、外周面を溝深さ0.015mmになるよ
うに切削を行い芯金1を得た。この時の芯金1の肉厚は
リブ2の部位で平均0.8mmそれ以外は0.5mmであっ
た。この芯金1をサンドブラスト加工にて表面粗さRz
8μmに荒らした後、ふっ素樹脂を主成分とするプライマ
ーを塗布後、ふっ素樹脂を塗装し、150℃にて15分
間、乾燥させた。この芯金1を再びCNC旋盤に装着し、
幅10mmの金属コロ7をスピニングローラの軌道プログ
ラムを用い、押し圧3MPaにて押圧させた後、この芯金1
を380℃の雰囲気にて30分間放置し熱定着ローラー
を得た。
【0025】[比較例]実施例と同様にアルミニウム合金
パイプの内周面にリブ2を設けた後、外周面の溝を切削
加工にて全て除去し、芯金を形成した。この後、サンドブ
ラスト加工にて表面粗さRz8μmに荒らした後、ふっ素樹
脂を主成分とするプライマ−を塗布後、ふっ素樹脂塗料
を塗装して150℃にて15分間、乾燥し、この芯金1を
そのまま380℃の雰囲気にて30分間放置し熱定着ロ
ーラーを得た。
【0026】上記のようにして得られた実施例及び比較
例の各熱定着ローラについて、リブ2に相当する範囲A
と、リブ2を外れた範囲Bとの各膜厚を測定し、それぞ
れの熱定着ローラにおける定着画質の評価を行った。定
着画質の評価は、(株)リコー製複写機(商品名Spirio
2210)の定着装置に装着して行った。この結果を表1
に示す。
【表1】
【0027】表1から明らかなように、本実施例の熱定
着ローラを用いた場合に定着画像品質が良好であること
が判り、また、薄肉化による立ち上がり時間についても
比較例と劣ることはなかった。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の熱定着ロ
ーラは、画像形成装置の定着手段として用いるために芯
金の外周面に離型層を形成してなる熱定着ローラであっ
て、上記芯金の内周面にリブを有し、該リブ位置に相当す
る外周面の離型層平均膜厚が、上記リブ位置を外れた範
囲の離型層平均膜厚より小さい構成なので、上記リブに
よって熱定着ローラを薄肉化できる上に、リブ位置に相
当する部分の表面温度がリブ位置を外れた範囲と同等の
ものとなり、定着画像品質を向上させることができる。
【0029】また、本発明の製造方法は、円筒状の基体
の外周面にスピニング加工にて溝を成形することにより
その裏側の内周面に上記溝に対応したリブを形成し、上
記溝が成形された外周面を切削加工して芯金に形成し、
該芯金の外周面に離型層を形成するともに、上記溝位置
に沿って成形用コロを押し付けることにより上記離型層
を相対的に薄くした後、該離型層を焼成するので、上記
リブによって熱定着ローラを薄肉化できる上に、リブ位
置に相当する部分の表面温度がリブ位置を外れた範囲と
同等のものとなり、定着画像品質を向上させることがで
きる。
【0030】上記製造方法において、上記切削加工は、
上記スピニング加工により成形された溝を全て削らずに
所定の深さ分を残す方法によれば、離型層を被膜した後
に押圧すべき離型層の位置を容易に把握できる。
【0031】さらに上記所定の深さ分を、その溝上へ形
成される離型層膜厚分にすれば、良好な離型層膜厚比を
形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の熱定着ローラの構成を示してお
り、(a)は縦断面図、(b)はA−A断面図である。
【図2】本実施の形態の製造方法における切削工程を示
す要部断面図である。
【図3】本実施の形態の製造方法における、離型剤を塗
布した後の要部断面図である。
【図4】本実施の形態の製造方法における離型層薄膜化
の工程を示す要部断面図である。
【図5】芯金にリブを形成する工程を説明する斜視図で
ある。
【図6】リブ周辺を拡大した断面図であって、(a)は
図5の工程を示す断面図で、(b)は溝の除去工程を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 芯金 2 リブ 3,3′ 離型層 7 成形用コロ(金属コロ) d リブ位置に相当する外周面の離型層膜厚 d′ リブ位置を外れた範囲の離型層膜厚 h 溝として残した所定の深さ分

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置の定着手段として用いるた
    めに芯金の外周面に離型層を形成してなる熱定着ローラ
    であって、上記芯金の内周面にリブを有し、該リブ位置に
    相当する外周面の離型層平均膜厚が、上記リブ位置を外
    れた範囲の離型層平均膜厚より小さいことを特徴とする
    熱定着ローラ。
  2. 【請求項2】 円筒状の基体の外周面にスピニング加工
    にて溝を成形することによりその裏側の内周面に上記溝
    に対応したリブを形成し、上記溝が成形された外周面を
    切削加工して芯金に形成し、該芯金の外周面に離型層を
    形成するともに、上記溝位置に沿って成形用コロを押し
    付けることにより上記離型層を相対的に薄くした後、該
    離型層を焼成することを特徴とする熱定着ローラの製造
    方法。
  3. 【請求項3】 上記切削加工は、上記スピニング加工に
    より成形された溝を全て削らずに所定の深さ分を残すこ
    とを特徴とする請求項2記載の熱定着ローラの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 上記所定の深さ分を、その溝上へ形成さ
    れる離型層膜厚分にすることを特徴とする請求項3記載
    の熱定着ローラの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6516177B2 (en) 2000-10-30 2003-02-04 Ricoh Company, Ltd. Fixing apparatus and image forming apparatus using the fixing apparatus
JPWO2009060692A1 (ja) * 2007-11-05 2011-03-17 株式会社遠藤製作所 チューブとその製造方法

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