JP2001108835A - 導光板および平面照明装置 - Google Patents

導光板および平面照明装置

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JP2001108835A
JP2001108835A JP29027499A JP29027499A JP2001108835A JP 2001108835 A JP2001108835 A JP 2001108835A JP 29027499 A JP29027499 A JP 29027499A JP 29027499 A JP29027499 A JP 29027499A JP 2001108835 A JP2001108835 A JP 2001108835A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面部から出射する光の光量分布が不均一で
あって、透過型液晶ディスプレイのバックライト光源と
して好ましい特性が得られない。 【解決手段】 導光板12は、光が導入される入射端面
部13と、この入射端面部13と向き合う反射端面部1
8と、光を出射する表面部15と、この表面部15と向
き合う裏面部20とを有し、裏面部20は、相互に平行
に配列すると共に入射端面部13と平行に延在する複数
のプリズム22を有し、これら複数のプリズム22は、
反射端面部18側を向くように当該複数のプリズム22
の稜線23を含む平面24に対して傾斜する第1の面2
5と、入射端面部13と平行な第2の面26とを有し、
平面24と第1の面25とのなす角θを入射端面部13
側および反射端面部18側に近接するプリズム22ほど
大きく、入射端面部13側のプリズム22よりも反射端
面部18側のプリズム22の方を大きく設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、側端面から導入し
た光を表面から均一に出射させるための導光板およびこ
の導光板を用いた平面照明装置に関し、特に透過型液晶
ディスプレイのバックライト光源として好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】透過型液晶ディスプレイのバックライト
光源などに使用される平面照明装置は、光源である冷陰
極管(FCL)やLEDアレイなどの光を透明な導光板
の側端面から導き、導光板内での光の全反射などを利用
して導光板の表面部あるいは裏面部全域から均一に出射
させるようにしたものである。このため、透過型液晶デ
ィスプレイなどに対して平面照明装置に要求される機能
としては、薄く軽量であって光源に対する出射光の変換
効率が高く、しかも均一であることが重要である。
【0003】このような観点から、平面照明装置に用い
られる従来の導光板として、屋根形のプリズムやV溝形
のプリズムを照明光が導入される入射端面部と平行に表
面部や裏面部に形成したものが知られている。例えば、
特開平8−94844号公報に開示されているように、
屋根形のプリズムを入射端面部と平行に連続的に形成
し、これら屋根形プリズムの入射端面部側を向く一方の
斜面を裏面部の仮想平面に対して2〜10度程度傾斜さ
せる一方、入射端面部と対向する反射端面部側を向く他
方の斜面を裏面部の仮想平面に対してほぼ全反射臨界角
と等しい角度に傾斜させ、反射端面部側を向く他方の斜
面に到達した導光板内を伝搬する光を表面部からほぼ垂
直に立ち上げて出射させるようにしている。
【0004】また、これら隣接するプリズムの間隔を入
射端面部から遠ざかるほど密になるように設定したもの
も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、平面照明装置
の光源として用いられるCFL(冷陰極管)は円形断面
を有するため、その長手方向が導光板の入射端面部と平
行となるように配置された場合、その外周面と導光板の
入射端面部との間の距離が導光板の厚み方向で異なって
しまい、これに伴って入射端面部から入射する光エネル
ギの強度が導光板の厚み方向に沿ったガウス分布状態と
なる。このため、導光板の厚みを入射端面部からの距離
に応じて反射端面部側ほど薄くなるように楔状に設定し
た場合には、屋根形のプリズムやV溝形のプリズムを照
明光が導入される導光板の入射端面部と平行にその裏面
部に形成し、これら隣接するプリズムの間隔を入射端面
部から遠ざかるほど密になるように設定しても、光源か
らのエネルギ密度の高い光が導光板の表面部の中央部分
に集中してしまう傾向を持つ。
【0006】また、入射端面部から導光板内に入射した
光は、入射端面部に対する屈折角γが0≦|γ|≦sin
-1(1/n)を満たす範囲内で導光板内を伝播するが、
特開平8−94844号公報に開示された導光板におい
ては、その裏面部における光の伝搬状態を表す図5に示
すように、屋根形プリズム1の図示しない反射端面部側
を向く斜面2の傾斜角θが裏面部の仮想平面3に対して
全反射角臨界角(例えば、アクリル樹脂の場合には42
°)と等しい角度だけ傾斜しているため、この斜面2で
全反射して導光板の図示しない表面部からほぼ垂直に出
射するためには、斜面2とこの斜面2に入射する光Lと
のなす角αがα≦(90−θ)を満たす必要がある。換
言すれば、斜面2で全反射して導光板の図示しない表面
部から出射する光Lと仮想平面3とは、平行かあるいは
光の進行方向に沿って多少上向きに傾斜した(具体的に
は仮想平面3に対して6°程度以内)ものに限られてし
まい、斜面2とこの斜面2に入射する光Lとのなす角α
がα>(90−θ)を満たす光Lは、斜面2で屈折して
導光板の外側に出射してしまう。
【0007】つまり、従来の導光板の裏面部に形成され
た屋根形プリズム1は、入射端面部から導光板内に入射
した光を積極的に導光板の裏面部からその外側に導き、
光反射シートで乱反射させて再び導光板の裏面部から導
光板内に入射させることにより、導光板の表面部から出
射する光を均一化させているため、輝度の高い光を導光
板の表面部から出射させることが困難である。
【0008】
【発明の目的】本発明の目的は、透過型液晶ディスプレ
イのバックライト光源として好ましい特性を有し、表面
部から輝度の高い光を出射させることができると共にそ
の光量分布をほぼ均一にし得る導光板およびこの導光板
を用いた平面照明装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の形態は、
光源からの光が導入される入射端面部と、この入射端面
部の反対側に位置する反射端面部と、前記入射端面部か
ら導入された光を出射する表面部と、この表面部の反対
側に位置する裏面部とを有する導光板であって、前記表
面部および/または前記裏面部は、相互に平行に配列す
ると共に前記入射端面部と平行に延在する複数のプリズ
ムを有し、これら複数のプリズムは、前記反射端面部側
を向くように当該複数のプリズムの稜線を含む平面に対
して傾斜する第1の面と、前記入射端面部と平行な第2
の面とを有し、前記平面と前記第1の面とのなす角は、
前記入射端面部側および前記反射端面部側に近接する前
記プリズムほど大きく、しかも前記入射端面部側の前記
プリズムよりも前記反射端面部側の前記プリズムの方が
大きく設定されていることを特徴とするものである。
【0010】本発明によると、光源からの光が導光板の
入射端面部から導光板内に入射し、その反射端面部側へ
伝播して行く。そして、この光の一部が表面部および/
または裏面部に形成したプリズムの第1の面から導光板
の外側に出射するが、この第1の面と平面とのなす角が
入射端面部から反射端面部に至る導光板の中央部にて小
さく設定されているため、この部分から導光板の外側に
出射する光の割合が相対的に少なくなる傾向を持つ。こ
の結果、導光板の入射端面部側および反射端面部側にて
導光板の裏面部からその外側に出射する光の割合が増大
し、導光板の裏面部または表面部から輝度の高い光が出
射すると共にその強度分布が表面部または裏面部全域に
亙って均一化される。
【0011】本発明の第2の形態は、光源からの光が導
入される入射端面部と、この入射端面部の反対側に位置
する反射端面部と、前記入射端面部から導入された光を
出射する表面部と、この表面部の反対側に位置する裏面
部とを有する導光板と、この導光板の前記入射端面部に
向けて照明光を投射する光源と、前記導光板の前記表面
部および前記入射端面部以外の部分を覆う光反射シート
とを具えた平面照明装置であって、前記導光板の前記表
面部および/または前記裏面部は、相互に平行に配列す
ると共に前記入射端面部と平行に延在する複数のプリズ
ムを有し、これら複数のプリズムは、前記反射端面部側
を向くように当該複数のプリズムの稜線を含む平面に対
して傾斜する第1の面と、前記入射端面部と平行な第2
の面とを有し、前記平面と前記第1の面とのなす角は、
前記入射端面部側および前記反射端面部側に近接する前
記プリズムほど大きく、しかも前記入射端面部側の前記
プリズムよりも前記反射端面部側の前記プリズムの方が
大きく設定されていることを特徴とするものである。
【0012】本発明によると、光源からの光が導光板の
入射端面部から導光板内に入射し、反射端面部側へ伝播
して行く。そして、この光の一部が裏面部に形成したプ
リズムの第1の面から導光板の外側に出射し、光反射シ
ートによって拡散反射され、再び裏面部から導光板内に
入射するが、この第1の面と平面とのなす角が入射端面
部から反射端面部に至る導光板の中央部にて小さく設定
されているため、この部分から導光板の外側に出射する
光の割合が相対的に少なくなる傾向を持つ。この結果、
導光板の入射端面部側および反射端面部側にて導光板の
外側に出射する光の割合が増大し、導光板の表面部から
輝度の高い光が出射すると共にその光の強度分布が表面
部全域に亙って均一化される。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1の形態による導光板
または第2の形態による平面照明装置において、平面と
第1の面とのなす角が0.05〜10°の範囲内にある
ことが好ましい。
【0014】また、相互に平行に配列する複数のプリズ
ムの稜線の間隔が10μm〜5mmの範囲内にあることが
好ましい。
【0015】さらに、プリズムを有していない表面部ま
たは裏面部は、相互に平行に配列すると共に入射端面部
および反射端面部と交差する複数の第2のプリズムを有
するものであってもよい。
【0016】
【実施例】本発明を透過型液晶ディスプレイのバックラ
イト光源として応用した一実施例について、図1〜図4
を参照しながら詳細に説明するが、本発明はこのような
実施例に限らず、この明細書の特許請求の範囲に記載さ
れた本発明の概念に包含されるべき他の技術にも応用す
ることができる。
【0017】本実施例における平面照明装置の外観を分
解状態で図1に示し、その導光板の側面形状を図2に示
し、その矢視III部を抽出拡大して図3に示す。すなわ
ち、本実施例における平面照明装置11は、矩形の板状
をなす導光板12と、この導光板12の入射端面部13
に沿って配置される光源14と、導光板12の入射端面
部13および表面部15以外の部分を覆う光反射シート
16とを有し、冷陰極管や複数のLEDあるいは半導体
レーザーにて構成される光源14は、反射面が凹曲面と
なったリフレクタ17で囲まれており、この光源14か
らの光は、リフレクタ17からの反射光と共に導光板1
2の入射端面部13から導光板12内に入射するように
なっている。
【0018】リフレクタ17は、白色の絶縁性材料やア
ルミニウムなどの金属を蒸着したシート状または金属な
どからなり、導光板12の入射端面部13と光源14と
を包囲するようにし、光源14からの光を反射し、反射
光を導光板12の入射端面部13に再び入射させる。
【0019】光反射シート16は、熱可塑性樹脂に例え
ば酸化チタンのような白色材料を混入したシートや、熱
可塑性樹脂のシートにアルミニウムなどの金属蒸着を施
したり、あるいは金属箔を積層したものやシート状金属
からなり、光源14からの光が導光板12の表面部15
および入射端面部13以外の部分から導光板12の外に
出射する光を反射または乱反射させ、再び導光板12内
に入射させて光源14からの光を全て表面部15から出
射するようにしている。
【0020】導光板12は、屈折率が1.4〜1.7程度
の透明なアクリル樹脂(PMMA)やポリカーボネート
(PC)などで形成され、光源14からの光を導く入射
端面部13と、この入射端面部13の反対側に位置する
反射端面部18と、これら入射端面部13と反射端面部
18とに接続する一対の側端面部19と、光を出射する
表面部15と、この表面部15の反対側に位置する裏面
部20とからなる。
【0021】本実施例では、導光板12の表面部15に
は、入射端面部13から反射端面部18に沿って延在
し、一対の側端面部19の対向方向に沿って相互に平行
に配列する屋根形のプリズム21が設けられている。各
プリズム21は一対の斜面部を有し、これら斜面部の頂
角は例えば、40〜130°の範囲に設定されている。
これらプリズム21によって、表面部15から出射する
光を一対の側端面部19の対向方向に沿って集光させ、
照明光の輝度の低下を抑制しているが、表面部15に上
述したようなプリズム21を形成することは必然ではな
い。
【0022】導光板12の裏面部20には、一対の側端
面部19の対向方向に沿って延在し、入射端面部13と
反射端面部18との対向方向に沿って配列する複数のプ
リズム22が形成されており、各プリズム22は、これ
らプリズム22の稜線23を含む平面(以下、これを仮
想平面と呼称する)24に対して反射端面部18側を向
くように傾斜する第1の面25と、入射端面部13と平
行な第2の面26とを有し、隣接するプリズム22の稜
線23の間隔が10μm〜5mmの範囲となるように配列
している。また、仮想平面24と第1の面25とのなす
角θは、0.05〜10°の範囲内に設定されている。
ただし、導光板12の入射端面部13から反射端面部1
8に至る裏面部20の位置と、プリズム22の第1の面
25の傾斜角との関係を表す図4に示すように、仮想平
面24と第1の面25とのなす角θは、入射端面部13
側および反射端面部18側に近接するプリズム22ほど
大きく、しかも入射端面部13側のプリズム22よりも
反射端面部18側のプリズム22の方が大きくなるよう
に設定されている。
【0023】具体的には、入射端面部13から反射端面
部18に至る導光板12の中央部分に形成されるプリズ
ム22の第1の面25と仮想平面24とのなす角θは、
0.1〜0.5°程度に設定され、導光板12内を伝播す
る光のうち、第1の面25から導光板12の外に出射す
る割合を抑制する。また、これよりも入射端面部13側
に形成されるプリズム22の第1の面25と仮想平面2
4とのなす角θは、0.6〜2.5°程度に設定され、第
1の面25から導光板12の外に出射する光の割合を中
央部よりも多くする。さらに、光源14から遠い反射端
面部18側に形成されるプリズム22の第1の面25と
仮想平面24とのなす角θは、2.6〜10°に設定さ
れ、第1の面25から導光板12の外に出射する光の割
合を入射端面部13側よりも多くする。
【0024】光源14からの光は、導光板12の入射端
面部13から導光板12内に入射し、入射端面部13に
対する屈折角γが0≦|γ|≦sin-1(1/n)を満た
す範囲内で反射端面部18側へ伝播して行く。そして、
この光の一部が裏面部20に形成したプリズム22の第
1の面25から導光板12の外側に出射し、光反射シー
ト16によって拡散反射され、再び裏面部20から導光
板12内に入射するが、この第1の面25と仮想平面2
4とのなす角θが入射端面部13から反射端面部18に
至る導光板12の中央部にて小さく設定されているた
め、この部分から導光板12の外側に出射する光の割合
が相対的に少なくなる傾向を持つ。この結果、導光板1
2の入射端面部13側および反射端面部18側にて導光
板12の外側に出射する光の割合が増大し、導光板12
の表面部15から出射する光の強度分布が表面部15全
域に亙って均一化される。
【0025】上述した実施例において、対角線長が13
インチの導光板12を作成し、仮想線と第1面とのなす
角度を最も入射端面部13側に位置するプリズム22の
第1の面25と仮想平面24とのなす角θを1.8°に
設定し、プリズム22の第1の面25と仮想平面24と
のなす角θを導光板12の中央部に向けて徐々に小さく
して行き、中央部分で0.05°程度とし、さらに最も
反射端面部18側に位置するプリズム22の第1の面2
5と仮想平面24とのなす角θを9°に設定した。ま
た、プリズム22の稜線23の間隔をそれぞれ10μm
に設定した。
【0026】このような導光板12を用い、さらに光源
14として6mAの電流値で38000cd/m2の輝度を持
つ管径が2.2cmのCFL(ハリソン電機株式会社製:B
V22JB71F205NS/AXG)を組み込んで上述した平面照明装置
を構成したところ、導光板12の表面部15から450
0cd/m2の均一な輝度分布を持つむらのない照明光を得
ることができた。
【0027】上述した実施例では、プリズム22を導光
板12の裏面部20に形成したが、これを表面部15に
形成したり、表面部15および裏面部20の両方に形成
することも可能である。表面部15にのみプリズム22
を形成した場合には、導光板12の裏面部20から出射
する光を照明対象物に照射し、この照明対象物をルーペ
のように導光板12の表面部15側からこの導光板12
を通して観察する、いわゆるフロントライトとして使用
することも可能である。
【0028】
【発明の効果】本発明によると、入射端面部と平行に延
在する複数のプリズムを表面部および/または裏面部に
相互に平行に配列し、反射端面部側を向くように複数の
プリズムの稜線を含む平面に対して傾斜する第1の面
と、入射端面部と平行な第2の面とをこれら複数のプリ
ズムに形成し、平面と第1の面とのなす角を入射端面部
側および反射端面部側に近接するプリズムほど大きく、
しかも入射端面部側のプリズムよりも反射端面部側のプ
リズムの方が大きくなるように設定したので、入射端面
部側および反射端面部側に位置する表面部または裏面部
から導光板の外に出射する光の割合を相対的に増大させ
ることができる結果、反射端面部側ほど厚みを薄くした
楔状の板厚を持つ導光板であっても、導光板の中央部分
から出射する光の強度を相対的に小さくすることが可能
となり、導光板の表面部または裏面部の全域に亙って均
一な強度分布を持つ高輝度の光を出射させることができ
る。しかも、導光板内を伝播する光のうち、プリズムの
第1の面で全反射する光量を従来のものよりも多くする
ことができるので、輝度の高い光を導光板の表面部また
は裏面部から出射させることができる。
【0029】平面と第1の面とのなす角を0.05〜1
0°の範囲内に設定した場合には、プリズムの第1の面
から導光板の外側に出射する光の割合に関する設計の自
由度を高めると同時に、導光板の表面部から出射する光
の強度分布をより一層均一化させることができる。
【0030】相互に平行に配列する複数のプリズムの稜
線の間隔を10μm〜5mmの範囲内に設定した場合に
は、プリズムの第1の面の面積の自由度が高くなり、導
光板の表面部から出射する光の強度分布をより一層均一
化させることができる。
【0031】プリズムを有さない表面部または裏面部に
入射端面部および反射端面部と交差する複数の第2のプ
リズムを相互に平行に配列した場合には、裏面部または
表面部から出射する光を集光させてさらに輝度の高い照
明光を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による平面照明装置の一実施例の外観を
表す分解斜視図である。
【図2】図1に示した平面照明装置で用いられる導光板
の側面図である。
【図3】図2に示した導光板の矢視III部の抽出拡大図
である。
【図4】図2に示した導光板において、その入射端面部
から反射端面部に至る裏面部の位置とプリズムの第1の
面の角度との関係を表すグラフである。
【図5】従来の導光板の一例における裏面部の一部を抽
出拡大した幾何概念図である。
【符号の説明】
11 平面照明装置 12 導光板 13 入射端面部 14 光源 15 表面部 16 光反射シート 17 リフレクタ 18 反射端面部 19 側端面部 20 裏面部 21,22 プリズム 23 稜線 24 平面(仮想平面) 25 第1の面 26 第2の面 θ 仮想平面と第1の面とのなす角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // F21Y 103:00 G02F 1/1335 530 Fターム(参考) 2H038 AA55 BA06 2H091 FA14Z FA21Z FA23Z FA41Z FB08 LA16 LA18 5G435 AA01 AA03 BB12 BB15 DD13 FF08 GG03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光が導入される入射端面部
    と、この入射端面部の反対側に位置する反射端面部と、
    前記入射端面部から導入された光を出射する表面部と、
    この表面部の反対側に位置する裏面部とを有する導光板
    であって、 前記表面部および/または前記裏面部は、相互に平行に
    配列すると共に前記入射端面部と平行に延在する複数の
    プリズムを有し、これら複数のプリズムは、前記反射端
    面部側を向くように当該複数のプリズムの稜線を含む平
    面に対して傾斜する第1の面と、前記入射端面部と平行
    な第2の面とを有し、前記平面と前記第1の面とのなす
    角は、前記入射端面部側および前記反射端面部側に近接
    する前記プリズムほど大きく、しかも前記入射端面部側
    の前記プリズムよりも前記反射端面部側の前記プリズム
    の方が大きく設定されていることを特徴とする導光板。
  2. 【請求項2】 前記平面と前記第1の面とのなす角は、
    0.05〜10°の範囲内にあることを特徴とする請求
    項1に記載の導光板。
  3. 【請求項3】 相互に平行に配列する前記複数のプリズ
    ムの前記稜線の間隔は、10μm〜5mmの範囲内にある
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の導光
    板。
  4. 【請求項4】 前記プリズムを有していない前記表面部
    または前記裏面部は、相互に平行に配列すると共に前記
    入射端面部および前記反射端面部と交差する複数の第2
    のプリズムを有することを特徴とする請求項1から請求
    項3の何れかに記載の導光板。
  5. 【請求項5】 光源からの光が導入される入射端面部
    と、この入射端面部の反対側に位置する反射端面部と、
    前記入射端面部から導入された光を出射する表面部と、
    この表面部の反対側に位置する裏面部とを有する導光板
    と、 この導光板の前記入射端面部に向けて照明光を投射する
    光源と、 前記導光板の前記表面部および前記入射端面部以外の部
    分を覆う光反射シートとを具えた平面照明装置であっ
    て、前記導光板の前記表面部および/または前記裏面部
    は、相互に平行に配列すると共に前記入射端面部と平行
    に延在する複数のプリズムを有し、これら複数のプリズ
    ムは、前記反射端面部側を向くように当該複数のプリズ
    ムの稜線を含む平面に対して傾斜する第1の面と、前記
    入射端面部と平行な第2の面とを有し、前記平面と前記
    第1の面とのなす角は、前記入射端面部側および前記反
    射端面部側に近接する前記プリズムほど大きく、しかも
    前記入射端面部側の前記プリズムよりも前記反射端面部
    側の前記プリズムの方が大きく設定されていることを特
    徴とする平面照明装置。
  6. 【請求項6】 前記平面と前記第1の面とのなす角は、
    0.05〜10°の範囲内にあることを特徴とする請求
    項5に記載の平面照明装置。
  7. 【請求項7】 相互に平行に配列する前記複数のプリズ
    ムの前記稜線の間隔は、10μm〜5mmの範囲内にある
    ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の平面
    照明装置。
  8. 【請求項8】 前記プリズムを有していない前記表面部
    は、相互に平行に配列すると共に前記プリズムの延在方
    向と直交する複数の第2のプリズムを有することを特徴
    とする請求項5から請求項7の何れかに記載の平面照明
    装置。
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