JP2001108797A - 実地下環境模擬装置 - Google Patents

実地下環境模擬装置

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JP2001108797A
JP2001108797A JP28497899A JP28497899A JP2001108797A JP 2001108797 A JP2001108797 A JP 2001108797A JP 28497899 A JP28497899 A JP 28497899A JP 28497899 A JP28497899 A JP 28497899A JP 2001108797 A JP2001108797 A JP 2001108797A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも高圧の地下環境を模擬することを
可能にする。 【解決手段】 内外に雰囲気が遮断されたグローブボッ
クス3と、グローブボックス3に所定成分の循環ガスを
供給して回収するガス循環精製装置2と、グローブボッ
クス3内に設けられ、任意の圧力に加圧可能な高圧試験
室26を形成する高圧装置4とを有している。高圧装置
4は、高圧試験室26を内部に有し、高圧試験室26を
外部に開放するように上面が開口された第1筒状部材2
4と、第1筒状部材24の開口から密接状態で移動自在
に内挿された第1ピストン部材23と、第1ピストン部
材23を進退移動させる第1シリンダ装置16とを有し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射性廃棄物の処
分環境等と想定される深地下環境を模擬する実地下環境
模擬装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年においては、核燃料サイクルにより
発生する高レベル放射性廃棄物の処分に関する研究開発
が進められるにつれ、その処分環境である数百m以上の
大深度における低酸素濃度等の地下環境(還元性雰囲
気)を模擬的に実現し、その雰囲気下で実験を行う必要
性が高まっている。
【0003】そこで、従来は、気密チャンバ内のガスを
排気して真空状態にしたり、常圧の窒素で置換した後、
窒素ガス等の不活性ガスを不活性ガス供給装置から供給
することによって、大部分の酸素等を除去する。この
後、気密チャンバに封入された不活性ガスを残存する酸
素等と共に循環させながら、循環経路中に設けられた脱
酸素装置により酸素を除去すると共に、水吸着装置およ
び炭酸ガス吸着装置により水分および残存する炭酸ガス
を除去する構成の実地下環境模擬装置が提案されている
(特開平1−207748号公報)。そして、この構成
によれば、大深度地下に形成された処分場における気圧
および低酸素濃度等の地下環境を気密チャンバ内に出現
させることができるため、気密チャンバ内に放射性廃棄
物を放置することによって、放射性廃棄物を地下環境に
処分したときの状態を調査する各種実験を行うことがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のように、処分場における気圧および低酸素濃度等の
地下環境を気密チャンバ内に出現させるだけでは、処分
後ある期間が経過した後に生じる可能性がある高圧の地
下環境での実験を行うことができないという問題があ
る。
【0005】即ち、処分してから相当の期間が経過する
と、放射性廃棄物が地圧(500mで200〜300k
g/cm2 )により加圧されながら地下水に浸漬された
状態になる可能性がある。また、ベントナイトの再冠水
による膨潤圧の発生やガスの発生等により高圧が放射性
廃棄物に付与される可能性もある。
【0006】そして、このような高圧の地下環境になる
と、放射性廃棄物中の各種元素の化学平衡(溶解度)が
大きく変化する。これにより、放射性廃棄物の処分にお
いては、高圧の地下環境に処分した場合の実験も極めて
重要であるが、上記従来の装置では、地圧等の高圧の地
下環境を気密チャンバ内に出現させることができない。
【0007】従って、本発明は、少なくとも高圧の地下
環境を模擬することができる実地下環境模擬装置を提供
しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、内外に雰囲気が遮断された密閉
ボックスと、前記密閉ボックスに所定成分の循環ガスを
供給して回収するガス循環精製装置と、前記密閉ボック
ス内に設けられ、任意の圧力に加圧可能な高圧試験室を
形成する高圧装置とを有することを特徴としている。上
記の構成によれば、ガス循環精製装置と密閉ボックスと
の間で循環ガスを交換し、この循環ガスで密閉ボックス
内を充満させることによって、密閉ボックス内を循環ガ
スのガス成分からなる常圧の地下環境にすることができ
る。そして、このような地下環境の密閉ボックス内に高
圧装置が設けられ、この高圧装置内に任意の圧力に加圧
可能な高圧試験室が形成されるため、高圧試験室が高圧
の地下環境となる。これにより、密閉ボックス内の高圧
試験室に高圧の地下環境が出現するため、高圧試験室に
試験片をセットすれば、高圧の地下環境下での実験を行
うことができる。さらに、密閉ボックス内における高圧
装置以外の空間は、常圧の地下環境であるため、常圧の
地下環境下での実験も行うことができる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載の実地下
環境模擬装置であって、前記高圧装置は、前記高圧試験
室を内部に有し、該高圧試験室を外部に開放するように
一端面が開口された第1筒状部材と、前記第1筒状部材
の開口から密接状態で移動自在に内挿された第1ピスト
ン部材と、前記第1ピストン部材を進退移動させる第1
シリンダ装置とを有することを特徴としている。上記の
構成によれば、一般的な部品を用いて簡単な構成で高圧
装置を作成することができる。
【0010】請求項3の発明は、請求項2記載の実地下
環境模擬装置であって、前記高圧装置は、さらに、前記
第1筒状部材を所望の温度に調整する温度調整手段を有
することを特徴としている。上記の構成によれば、高圧
試験室の高圧の地下環境を所望の温度に安定化させるこ
とができる。
【0011】請求項4の発明は、請求項2または3記載
の実地下環境模擬装置であって、前記高圧装置は、さら
に、前記第1筒状部材内の高圧試験室に収容された流動
体を撹拌する撹拌手段を有することを特徴としている。
上記の構成によれば、高圧試験室の全体の温度を均一化
することができる。
【0012】請求項5の発明は、請求項4記載の実地下
環境模擬装置であって、前記撹拌手段は、背圧室を内部
に有し、該背圧室を外部に開放するように一端面が開口
された第2筒状部材と、前記第2筒状部材の開口から密
接状態で移動自在に内挿された第2ピストン部材と、前
記第2ピストン部材を進退移動させる第2シリンダ装置
と、前記第2筒状部材の背圧室と前記第1筒状部材の高
圧試験室とを連通させた高圧配管と、前記高圧試験室の
圧力を一定に維持しながら第1ピストン部材と第2ピス
トン部材とを互いに逆方向に進退移動させるように、前
記第1シリンダ装置と第2シリンダ装置とを連動させる
撹拌制御手段とを有することを特徴としている。上記の
構成によれば、一般的な部品を用いて簡単な構成で撹拌
手段を作成することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1および
図2に基づいて以下に説明する。本実施形態の実地下環
境模擬装置は、図2に示すように、常圧および高圧の地
下環境での実験を可能にする模擬装置本体1と、模擬装
置本体1に対して低酸素濃度等の所望のガス成分の循環
ガスを供給して回収するガス循環精製装置2と、後述の
高圧装置4の作動等に使用される油圧ユニット41およ
び恒温槽制御盤8と、これらの各装置を制御する制御盤
9と、実験時における各装置の動作データや指令デー
タ、検出データ等のデータを取り扱うパーソナルコンピ
ュータ等の情報処理装置10とを有している。
【0014】上記の模擬装置本体1は、内外の雰囲気を
気密状態に遮断し、内部に常圧試験室7を形成したグロ
ーブボックス3と、グローブボックス3の常圧試験室7
に設けられた高圧装置4と、グローブボックス3の壁面
に設けられ、試験片や各種部品、消耗品の出し入れに使
用されるエアロック5とを有している。そして、グロー
ブボックス3は、ガス循環配管6を介して上述のガス循
環精製装置2に接続されており、ガス循環精製装置2か
らの循環ガスにより低酸素濃度(還元性雰囲気)の常圧
の地下環境を常圧試験室7に出現させるようになってい
る。
【0015】上記の高圧装置4は、図1に示すように、
地下水と同成分に調整された疑似地下水14内で試験片
13を加圧する加圧部11と、疑似地下水14の撹拌時
等に使用される背圧部12とを有している。加圧部11
は、図1の油圧ユニット41からの作動オイルによりシ
リンダロッド16aを進退移動(昇降)させる第1シリ
ンダ装置16と、シリンダロッド16aの先端部に設け
られた収容機構17と、収容機構17を冷却水18に浸
漬させる恒温槽19とを有している。
【0016】上記の恒温槽19には、銅管等の冷却用配
管20が冷却水18に接触するように配設されており、
冷却用配管20は、恒温槽19の内部から外部に引き出
された後、一端部が空冷ユニット21に接続されてい
る。そして、冷却用配管20および空冷ユニット21
は、冷却水18の熱量を冷却用配管20を介して空冷ユ
ニット21に伝達し、空冷ユニット21において放熱さ
せることにより冷却水18の冷却を促進している。ま
た、恒温槽19には、図2の恒温槽制御盤8に接続され
た温調ユニット22が設けられている。温調ユニット2
2は、冷却水18の温度を測定する温度センサと、冷却
水18を加熱するヒータと、冷却水18を流動させて撹
拌する撹拌機構と、温度センサで得られた測定温度が所
望の温度となるようにヒータの発熱量を調整する温度制
御装置とを有している。
【0017】上記の恒温槽19の冷却水18に浸漬され
た収容機構17は、上面から下面にかけて連通された第
1筒状部材24と、第1筒状部材24の上面開口部に密
接状態(液密および気密状態)で移動自在に内挿され、
上述のシリンダロッド16aに連結された第1ピストン
部材23と、第1筒状部材24の下面開口部を密接状態
に密閉するように設けられた第1下蓋部材25とを有し
ている。そして、これらの第1ピストン部材23および
第1下蓋部材25は、第1筒状部材24の上面開口部お
よび下面開口部をそれぞれ密閉することによって、第1
筒状部材24の内部に高圧の地下環境を出現させる高圧
試験室26を形成させている。
【0018】上記の第1ピストン部材23には、下面か
ら上面にかけて連通穴23aが形成されている。第1ピ
ストン部材23の下面には、試験片13の圧壊等により
発生する粉状物を補集するフィルタ28aが設けられて
おり、フィルタ28aは、粉状物の流入による連通穴2
3aの目詰まりを防止している。そして、この連通穴2
3aの上端部には、圧力検出管29を介して圧力センサ
30が着脱可能に設けられており、圧力センサ30は、
連通穴23aおよび圧力検出管29を介して高圧試験室
26の圧力を検出している。
【0019】一方、第1下蓋部材25には、上面から側
面にかけて連通穴25aが形成されている。第1下蓋部
材25の上面には、上述のフィルタ28aと同一のフィ
ルタ28bが設けられており、フィルタ28bは、粉状
物の流入による連通穴25aの目詰まりを防止してい
る。そして、この連通穴25aの側面側の端部には、第
1高圧配管31が接続されており、第1高圧配管31
は、恒温槽19から外部に引き出された後、高圧バルブ
32および第2高圧配管33を介して背圧部12に接続
されている。
【0020】上記の背圧部12は、図2の油圧ユニット
41からの作動オイルによりシリンダロッド34aを進
退移動(昇降)させる第2シリンダ装置34と、シリン
ダロッド34aの先端部に設けられた背圧機構35とを
有している。背圧機構35は、上面から下面にかけて連
通された第2筒状部材36と、第2筒状部材36の上面
開口部に密接状態で移動自在に内挿され、上述のシリン
ダロッド34aに連結された第2ピストン部材37と、
第2筒状部材36の下面開口部を密接状態に密閉するよ
うに設けられた第2下蓋部材38とを有しており、これ
らの部材36〜37により背圧室39を形成している。
第2ピストン部材37および第2下蓋部材38には、背
圧室39に接する下面および上面にフィルタ40a・4
0bがそれぞれ設けられている。そして、第2下蓋部材
38には、上面から側面にかけて連通穴38aが形成さ
れており、連通穴38aには、上述の第2高圧配管33
が接続されている。
【0021】上記の第2シリンダ装置34および第1シ
リンダ装置16は、図2に示すように、各シリンダ装置
34・16にそれぞれ独立したタイミングで作動オイル
を供給可能な油圧ユニット41に接続されている。油圧
ユニット41は、恒温槽制御盤8や図1の圧力センサ3
0、高圧バルブ32と共に制御盤9に接続されている。
そして、制御盤9は、温度設定処理や高圧動作処理、ガ
ス濃度調整処理等の各種の動作処理をソフトウエア的や
ハードウエア的に実行可能になっており、温度設定処理
を実行した場合には、冷却水18の温度が設定値に制御
されるように、恒温槽制御盤8に対して設定値データを
出力して指示する。また、高圧動作処理を実行した場合
には、図1に示すように、第1シリンダ装置16および
第2シリンダ装置34のシリンダロッド16a・34a
を互いに逆方向に進退移動(昇降)させるように油圧ユ
ニット41を制御することによって、高圧試験室26の
疑似地下水14を所望の圧力でもって撹拌させる。ま
た、ガス濃度調整処理を実行した場合には、常圧試験室
7が所望のガス濃度となるように、ガス循環精製装置2
に対して循環ガスの成分や濃度等の内容を指示する。
【0022】上記の構成において、実地下環境模擬装置
の動作について説明する。尚、以降の説明においては、
説明の便宜のため、常圧および高圧の地下環境下で同時
に実験を行う場合について説明するが、常圧および高圧
の何れか一方の地下環境下で実験を行うこともできる。
【0023】先ず、図2に示すように、試験片13の地
下環境データ(常圧データ、高圧データ、ガス濃度デー
タ、温度データ、湿度データ等)を制御盤9に設定す
る。尚、この設定は、制御盤9に対して直接的に行われ
ても良いし、情報処理装置10を介して間接的に行われ
ても良い。制御盤9に地下環境データが設定されると、
制御盤9は、地下環境データ中の常圧データ、ガス濃度
データ、および湿度データをガス循環精製装置2に出力
する。そして、ガス循環精製装置2は、地下環境データ
に対応した循環ガスをグローブボックス3内の常圧試験
室7に送出すると共に回収することによって、常圧試験
室7を地下環境データに対応した常圧の還元性雰囲気の
地下環境に設定する。
【0024】次に、図1に示すように、温調ユニット2
2の温度センサを介して冷却水18の温度を認識し、冷
却水18の温度が所望の温度となるように温調ユニット
22を作動させる。また、圧力センサ30を圧力検出管
29から抜脱し、高圧試験室26を外部の常圧試験室7
に対して開放状態にする。この後、図2の油圧ユニット
41から作動オイルを第1シリンダ装置16に供給し、
第1シリンダ装置16のシリンダロッド16aを後退
(上昇)させることによって、上述の冷却水18に浸漬
された第1筒状部材24から第1ピストン部材23を引
き上げて抜脱する。そして、第1筒状部材24の上面が
開口すると、この開口部から高圧試験室26に試験片1
3をセットすると共に、疑似地下水14の収容量を調整
する。
【0025】次に、第1シリンダ装置16のシリンダロ
ッド16aを進出(下降)させることによって、第1ピ
ストン部材23を下降させて第1筒状部材24に内挿す
る。第1筒状部材24に内挿された第1ピストン部材2
3が下降すると、第1ピストン部材23が第1筒状部材
24に密接状態にされているため、高圧試験室26のガ
スが連通穴23aおよび圧力検出管29を介して外部に
排出される。そして、第1ピストン部材23が疑似地下
水14の水面に到達し、この疑似地下水14が圧力検出
管29から排出されたときに第1ピストン部材23の下
降を停止する。この後、圧力センサ30を圧力検出管2
9に取り付けることによって、高圧試験室26を密封す
る。
【0026】次に、高圧バルブ32を開栓し、加圧部1
1の高圧試験室26と背圧部12の背圧室39とを連通
状態にする。この後、作動オイルを第1シリンダ装置1
6および第2シリンダ装置34に供給し、両シリンダロ
ッド16a・34aを進出させることによって、高圧試
験室26および背圧室39における疑似地下水14の圧
力を上昇させる。そして、この圧力を圧力センサ30を
介して認識し、地下環境データ中の高圧データで示され
る圧力に一致したときに、両シリンダロッド16a・3
4aの進出を停止して圧力を安定させる。
【0027】高圧試験室26が所望の圧力に到達する
と、この圧力を維持しながら、両シリンダ装置16・3
4により第1ピストン部材23と第2ピストン部材37
とを互いに逆方向に進退移動させることによって、高圧
試験室26および背圧室39間で疑似地下水14を流動
させる。そして、この流動により高圧試験室26内の疑
似地下水14を撹拌し、温度を均一化させながら、高圧
試験室26を地下環境データに対応した高圧の還元性雰
囲気の地下環境に設定する。
【0028】これにより、常圧試験室7および高圧試験
室26における常圧および高圧の地下環境下での実験が
それぞれ行われることになり、所定時間の経過後に実験
が終了すると、上述の操作手順とは逆の操作手順により
高圧試験室26および常圧試験室7から試験片13をグ
ローブボックス3の外部に取り出す。
【0029】以上のように、本実施形態の実地下環境模
擬装置は、内外に雰囲気が遮断されたグローブボックス
3(密閉ボックス)と、グローブボックス3に所定成分
の循環ガスを供給して回収するガス循環精製装置2と、
グローブボックス3内に設けられ、任意の圧力に加圧可
能な高圧試験室26を形成する高圧装置4とを有した構
成にされている。
【0030】これにより、ガス循環精製装置2とグロー
ブボックス3との間で循環ガスを交換し、この循環ガス
でグローブボックス3内を充満させることによって、グ
ローブボックス3内を循環ガスのガス成分からなる常圧
の地下環境にすることができる。そして、このような地
下環境のグローブボックス3内に高圧装置4が設けら
れ、この高圧装置4内に任意の圧力に加圧可能な高圧試
験室26が形成されるため、高圧試験室26が高圧の地
下環境となる。グローブボックス3内の高圧試験室26
に高圧の地下環境が出現するため、高圧試験室26に試
験片13をセットすれば、高圧の地下環境下での実験を
行うことができる。さらに、グローブボックス3内にお
ける高圧装置4以外の空間は、常圧の地下環境であるた
め、常圧の地下環境下での実験も同時に並行して行うこ
とができる。
【0031】尚、本実施形態の実地下環境模擬装置は、
放射性廃棄物の処分環境を模擬する原子力分野の他、一
般廃棄物/産業廃棄物処分の分野、金属燃料分野、金属
Naを取り扱う実験の分野等に適用することができる。
また、本実施形態においては、グローブボックス3が密
閉ボックスとして用いられているが、これに限定される
ものではなく、密閉ボックスは、金属またはアクリル等
の板材やOリングパッキン等の密封部材により内外に雰
囲気が遮蔽されたものであれば良い。
【0032】また、本実施形態において、上記の高圧装
置4は、高圧試験室26を内部に有し、高圧試験室26
を外部に開放するように上面(一端面)が開口された第
1筒状部材24と、第1筒状部材24の開口から密接状
態で移動自在に内挿された第1ピストン部材23と、第
1ピストン部材23を進退移動させる第1シリンダ装置
16とを有した構成にされることによって、一般的な部
品を用いて簡単な構成で作成することが可能になってい
る。
【0033】さらに、高圧装置4は、第1筒状部材24
を所望の温度に冷却する冷却水18を収容した恒温槽1
9(温度調整手段)を有した構成にされることによっ
て、高圧試験室26の高圧の地下環境を所望の温度に安
定化させることが可能になっている。
【0034】尚、本実施形態においては、冷却水18を
収容した恒温槽19により温度調整手段を構成している
が、これに限定されるものではなく、例えば第1筒状部
材24の周囲に銅管を巻回し、この銅管内に冷却水等の
冷媒を流動させて熱交換する方式の温度調整手段であっ
ても良い。さらに、温度調整手段は、第1筒状部材24
の周囲にニクロム線を巻回したヒータ部材や、上述の銅
管に高温の水蒸気を流動させて熱交換するヒータ部材に
より加熱する構成であっても良い。
【0035】さらに、本実施形態において、高圧装置4
は、第1筒状部材24内の高圧試験室26に収容された
疑似地下水14(流動体)を撹拌する背圧部12等の撹
拌手段を有した構成にされることによって、高圧試験室
26の全体の温度を均一化することが可能になってい
る。具体的には、背圧室39を内部に有し、背圧室39
を外部に開放するように一端面が開口された第2筒状部
材36と、第2筒状部材36の開口から密接状態で移動
自在に内挿された第2ピストン部材37と、第2ピスト
ン部材37を進退移動させる第2シリンダ装置34と、
第2筒状部材36の背圧室39と第1筒状部材24の高
圧試験室26とを連通させた第1高圧配管31および第
2高圧配管33と、高圧試験室26の圧力を一定に維持
しながら第1ピストン部材23と第2ピストン部材37
とを互いに逆方向に進退移動させるように、第1シリン
ダ装置16と第2シリンダ装置34とを連動させる図2
の制御盤9(撹拌制御手段)とを有した構成にされてい
る。
【0036】尚、撹拌手段は、上記の構成に限定される
ものではなく、第2シリンダ装置34により第2ピスト
ン部材37を進退移動させる代わりに下記のように構成
されたものであっても良い。即ち、駆動モータにより正
逆回転されるボールスクリューにナット部材を螺合し、
このナット部材に第2ピストン部材37を連結すること
によって、ナット部材と共に第2ピストン部材37を進
退移動させるように構成されていても良い。また、本実
施形態においては、高圧試験室26に疑似地下水14を
収容して実験する場合について説明しているが、その他
の溶液やガスを収容して実験を行うこともできる。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明は、内外に雰囲気が遮断
された密閉ボックスと、前記密閉ボックスに所定成分の
循環ガスを供給して回収するガス循環精製装置と、前記
密閉ボックス内に設けられ、任意の圧力に加圧可能な高
圧試験室を形成する高圧装置とを有する構成である。上
記の構成によれば、ガス循環精製装置と密閉ボックスと
の間で循環ガスを交換し、この循環ガスで密閉ボックス
内を充満させることによって、密閉ボックス内を循環ガ
スのガス成分からなる常圧の地下環境にすることができ
る。そして、このような地下環境の密閉ボックス内に高
圧装置が設けられ、この高圧装置内に任意の圧力に加圧
可能な高圧試験室が形成されているため、高圧試験室が
高圧の地下環境となる。これにより、密閉ボックス内の
高圧試験室に高圧の地下環境が出現するため、高圧試験
室に試験片をセットすれば、高圧の地下環境下での実験
を行うことができる。さらに、密閉ボックス内における
高圧装置以外の空間は、常圧の地下環境であるため、常
圧の地下環境下での実験も行うことができるという効果
を奏する。
【0038】請求項2の発明は、請求項1記載の実地下
環境模擬装置であって、前記高圧装置は、前記高圧試験
室を内部に有し、該高圧試験室を外部に開放するように
一端面が開口された第1筒状部材と、前記第1筒状部材
の開口から密接状態で移動自在に内挿された第1ピスト
ン部材と、前記第1ピストン部材を進退移動させる第1
シリンダ装置とを有する構成である。上記の構成によれ
ば、一般的な部品を用いて簡単な構成で高圧装置を作成
することができるという効果を奏する。
【0039】請求項3の発明は、請求項2記載の実地下
環境模擬装置であって、前記高圧装置は、さらに、前記
第1筒状部材を所望の温度に調整する温度調整手段を有
する構成である。上記の構成によれば、高圧試験室の高
圧の地下環境を所望の温度に安定化させることができる
という効果を奏する。
【0040】請求項4の発明は、請求項2または3記載
の実地下環境模擬装置であって、前記高圧装置は、さら
に、前記第1筒状部材内の高圧試験室に収容された流動
体を撹拌する撹拌手段を有する構成である。上記の構成
によれば、高圧試験室の全体の温度を均一化することが
できるという効果を奏する。
【0041】請求項5の発明は、請求項4記載の実地下
環境模擬装置であって、前記撹拌手段は、背圧室を内部
に有し、該背圧室を外部に開放するように一端面が開口
された第2筒状部材と、前記第2筒状部材の開口から密
接状態で移動自在に内挿された第2ピストン部材と、前
記第2ピストン部材を進退移動させる第2シリンダ装置
と、前記第2筒状部材の背圧室と前記第1筒状部材の高
圧試験室とを連通させた高圧配管と、前記高圧試験室の
圧力を一定に維持しながら第1ピストン部材と第2ピス
トン部材とを互いに逆方向に進退移動させるように、前
記第1シリンダ装置と第2シリンダ装置とを連動させる
撹拌制御手段とを有する構成である。上記の構成によれ
ば、一般的な部品を用いて簡単な構成で撹拌手段を作成
することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】模擬装置本体の概略構成図である。
【図2】実地下環境模擬装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 模擬装置本体 2 ガス循環精製装置 3 グローブボックス 4 高圧装置 5 エアロック 6 ガス循環配管 7 常圧試験室 8 恒温槽制御盤 9 制御盤 10 情報処理装置 11 加圧部 12 背圧部 13 試験片 14 疑似地下水 16 第1シリンダ装置 17 収容機構 18 冷却水 19 恒温槽 20 冷却用配管 21 空冷ユニット 22 温調ユニット 23 第1ピストン部材 24 第1筒状部材 25 第1下蓋部材 26 高圧試験室 29 圧力検出管 30 圧力センサ 31 第1高圧配管 32 高圧バルブ 33 第2高圧配管 34 第2シリンダ装置 35 背圧機構 36 第2筒状部材 37 第2ピストン部材 38 第2下蓋部材 39 背圧室 41 油圧ユニット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内外に雰囲気が遮断された密閉ボックス
    と、 前記密閉ボックスに所定成分の循環ガスを供給して回収
    するガス循環精製装置と、 前記密閉ボックス内に設けられ、任意の圧力に加圧可能
    な高圧試験室を形成する高圧装置とを有することを特徴
    とする実地下環境模擬装置。
  2. 【請求項2】 前記高圧装置は、 前記高圧試験室を内部に有し、該高圧試験室を外部に開
    放するように一端面が開口された第1筒状部材と、 前記第1筒状部材の開口から密接状態で移動自在に内挿
    された第1ピストン部材と、 前記第1ピストン部材を進退移動させる第1シリンダ装
    置とを有することを特徴とする請求項1記載の実地下環
    境模擬装置。
  3. 【請求項3】 前記高圧装置は、さらに、 前記第1筒状部材を所望の温度に調整する温度調整手段
    を有することを特徴とする請求項2記載の実地下環境模
    擬装置。
  4. 【請求項4】 前記高圧装置は、さらに、 前記第1筒状部材内の高圧試験室に収容された流動体を
    撹拌する撹拌手段を有することを特徴とする請求項2ま
    たは3記載の実地下環境模擬装置。
  5. 【請求項5】 前記撹拌手段は、 背圧室を内部に有し、該背圧室を外部に開放するように
    一端面が開口された第2筒状部材と、 前記第2筒状部材の開口から密接状態で移動自在に内挿
    された第2ピストン部材と、 前記第2ピストン部材を進退移動させる第2シリンダ装
    置と、 前記第2筒状部材の背圧室と前記第1筒状部材の高圧試
    験室とを連通させた高圧配管と、 前記高圧試験室の圧力を一定に維持しながら第1ピスト
    ン部材と第2ピストン部材とを互いに逆方向に進退移動
    させるように、前記第1シリンダ装置と第2シリンダ装
    置とを連動させる撹拌制御手段と を有することを特徴とする請求項4記載の実地下環境模
    擬装置。
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