JP2001108410A - 画像測定装置 - Google Patents

画像測定装置

Info

Publication number
JP2001108410A
JP2001108410A JP28675099A JP28675099A JP2001108410A JP 2001108410 A JP2001108410 A JP 2001108410A JP 28675099 A JP28675099 A JP 28675099A JP 28675099 A JP28675099 A JP 28675099A JP 2001108410 A JP2001108410 A JP 2001108410A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
mark
measurement
measurement mark
optical system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28675099A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoaki Yamada
智明 山田
Makoto Takagi
誠 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP28675099A priority Critical patent/JP2001108410A/ja
Publication of JP2001108410A publication Critical patent/JP2001108410A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡便な構成により半導体ウェハや液晶に露光及
び現像されたレジストパターン等を正確かつ迅速に測定
する。 【解決手段】略直交した線分で構成される位置決め用認
識マークと、前記認識マークの各線分に略平行な線分で
構成される第1の測定マークと、前記第1の測定マーク
を所定の角度回転させた第2の測定マークとを有する被
測定画像を処理する画像測定装置において、前記認識マ
ークの画像における各線分と略同一方向に配列された複
数ピクセルを有し前記認識マークの画像を撮像する第1
の撮像手段と、前記第1の測定マークの画像における各
線分と略同一方向に配列された複数ピクセルを有し前記
第1の測定マークの画像を撮像する第2の撮像手段と、
前記第2の測定マークの画像における各線分と略同一方
向に配列された複数ピクセルを有し前記第2の測定マー
クの画像を撮像する第3の撮像手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像測定装置に関
し、特に、半導体ウェハや液晶表示パネル用基板に露光
及び現像されたレジストパターン等を測定する画像測定
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェハや液晶表示パネル用基板の
表面に形成されたレジスト層に、露光用マスクに形成さ
れたパターンが露光装置により露光され、かかるパター
ンが現像される。しかしながら、露光装置の光学系にず
れがある場合は、光学系にこま収差等の光学収差が発生
し、半導体ウェハや液晶基板の表面にマスクパターンを
正確に露光、現像することができない。
【0003】図5は、露光装置の光学系にずれがある場
合に発生するこま収差の説明図である。図5(1)に示
すようなマスク20に形成された点パターン21が半導
体ウェハに露光される場合、露光装置の光学系にずれが
あると、光学系がプラスフォーカスの場合には、例えば
図5(2)に示すように、半導体ウェハ22に点パター
ン23と共にこま収差によるパターン24が現れる。一
方、光学系がマイナスフォーカスの場合には、図5
(3)に示すように、半導体ウェハ22に点パターン2
3と共にこま収差のパターン25が現れる。
【0004】このように、わずかなフォーカスのずれに
よりこま収差によるパターン24、25の方向が変わる
ため、露光装置の光学系にずれがある場合は、半導体ウ
ェハや液晶基板にマスクパターンを正確に露光すること
ができない。従って、露光装置の光学系のずれを校正す
るために、どの方向にどの程度のこま収差が発生するか
測定する必要がある。
【0005】図6は、こま収差を測定するために、校正
対象の露光装置によりテストパターンを露光し現像した
半導体ウェハの概略図である。この半導体ウェハ7に
は、図6(1)に示すように、半導体ウェハ7の位置決
めの基準となる認識マーク30と、こま収差を測定する
ための複数のテストパターン34とが露光及び現像され
る。テストパターン34は半導体ウェハ7の全面に渡っ
て露光及び現像されるが、これは、それぞれのテストパ
ターン34でこま収差を測定し、平均化して測定精度を
上げるためである。
【0006】それぞれのテストパターン34には、例え
ば図6(2)に示すように第1から第3の測定マーク3
1、32、33が露光及び現像される。第1の測定マー
ク31は、正方形の各辺が認識マーク30の各線分と同
じ方向であり、第2の測定マーク32は、第1の測定マ
ーク31を角度θ1だけ回転したものであり、第3の測
定マーク33は、第1の測定マーク31を角度θ2だけ
回転したものである。後述するように、回転角度が異な
る各測定マーク31、32、33の各辺の太さを測定す
ることにより、こま収差の方向及び量を求めることがで
きる。
【0007】図7は、半導体ウェハ7に露光及び現像さ
れた測定マーク31の拡大図であり、図7(1)はその
平面図、図7(2)は図7(1)のA−A断面図であ
る。測定マーク31は、半導体ウェハ7にエッチングさ
れた正方形の下地41と、下地41の中の正方形のレジ
スト層40とから構成される。この場合、こま収差の影
響を受けない下地41の段差の各辺の太さに対して、こ
ま収差により太さが変わるレジスト層40の各辺の太さ
を測定すれば、こま収差の量を測定することができる。
【0008】図8は、従来の画像測定装置の一種である
レジストレーション測定機の構成図である。テストパタ
ーンが露光及び現像された半導体ウェハ7は、図示しな
いステージ上に載置され、図示しない照明装置から対物
レンズ8を通して照明される。半導体ウェハ7で反射さ
れた光は、対物レンズ8と結像レンズ4を通って第1の
撮像手段1に入射し、光軸11が半導体ウェハ7と交わ
る点Pを中心とした像を形成する。第1の撮像手段1
は、半導体ウェハ7の位置決めの基準となる認識マーク
30を撮像するものであり、対物レンズ8及び結像レン
ズ4から構成される光学系の倍率は比較的低く、例えば
5倍である。
【0009】また、半導体ウェハ7は、更に図示しない
照明装置から対物レンズ9を通して照明される。半導体
ウェハ7で反射された光は、対物レンズ9と結像レンズ
6を通って第2の撮像手段2に入射し、光軸12が半導
体ウェハ7と交わる点Qを中心とした像を形成する。
【0010】第2に撮像手段2は、半導体ウェハ7上に
露光及び現像された測定マーク31等を撮像するもので
あり、第2の撮像手段2のピクセルの配列方向は、第1
の撮像手段1のピクセルの配列方向と同じになるように
取り付けられている。対物レンズ9及び結像レンズ6か
ら構成される光学系の倍率は比較的高く、例えば100
倍である。
【0011】図9は、従来の画像測定装置の動作フロー
チャートであり、図10は、撮像手段で撮像された画像
の説明図である。図9及び図10により、画像測定装置
の測定方法について説明する。
【0012】まず、半導体ウェハ7を、認識マーク30
が第1の撮像手段1の測定方向、即ち、第1の撮像手段
1のピクセルの配列方向と一致するようにステージの上
に載置し(S21)、認識マーク30が第1の撮像手段
1の光軸11上にくるようにステージを移動する(S2
2)。
【0013】次に、第1の撮像手段1により認識マーク
30を認識し、半導体ウェハ7がステージ上に載置され
た角度、位置を確定する(S23)。図10(1)は、
第1の撮像手段1により撮像された認識マーク30を示
す。第1の撮像手段1の撮像素子50のピクセルはXY
方向に配列されており、認識マーク30の各線分は、ス
テップS21によりXY方向と一致する方向に置かれて
いる。なお、認識マーク30が2つ以上ある場合は、そ
れぞれの認識マーク30を認識することにより、半導体
ウェハ7がステージ上に載置された角度、位置を確定す
る。
【0014】ステップS23により半導体ウェハ7の座
標が確定し、予め記憶されている第1の測定マーク31
の位置データに従って、第1の測定マーク31を第2の
撮像手段2の光軸12上に移動させることができる(S
24)。
【0015】次に、第2の撮像手段2により第1の測定
マーク31を測定する(S25)。図10(2)は、露
光装置の光学系のこま収差がY軸方向に発生している状
態で露光され現像された第1の測定マーク31を、第2
の撮像手段2で撮像した画像を示す。即ち、こま収差が
Y軸方向に発生している場合は、レジスト層40のX軸
に平行な辺は太く露光され、レジスト層40のY軸に平
行な辺は細く露光される。これにより、露光装置の光学
系のずれを求めることができる。
【0016】次に、第2の測定マーク32が第2の撮像
手段2の測定方向に一致するように、半導体ウェハ7を
回転してステージ上に載置する(S26)。これは、第
1の測定マーク31に対して角度θ1だけ回転している
第2の測定マーク32を、第2の撮像手段2の測定方向
に一致させ、こま収差を正確に測定するためである。
【0017】次に、半導体ウェハ7の認識マーク30が
第1の撮像手段1の光軸11上にくるようにステージを
移動し(S27)、第1の撮像手段1により認識マーク
30を認識し、半導体ウェハ7がステージ上に載置され
た角度、位置を確定する(S28)。これはステップS
26で半導体ウェハ7を回転してステージ上に載置した
ため、再度半導体ウェハ7の角度、位置を確定する必要
があるためである。図10(3)は、ステップS28に
おいて、第1の撮像手段1で撮像された認識マーク30
を示す。
【0018】次に、第2の測定マーク32が第2の撮像
手段2の光軸12上にくるようにステージを移動し(S
29)、第2の撮像手段2により第2の測定マーク32
を測定する(S30)。第2の測定マーク32は第1の
測定マーク31を角度θ1だけ回転したものであるが、
ステップS26において半導体ウェハ7を逆方向にθ1
だけ回転しているので、第2の測定マーク32は、図1
0(2)と同様に、撮像素子51のピクセルの配列方向
と平行な状態で撮像される。
【0019】以下、第3の測定マーク33を測定する場
合は、半導体ウェハ7を更に角度(θ2−θ1)だけ回
転し、ステップS27からステップS30と同様の操作
によりこま収差の方向及び量を測定することができる。
なお、こま収差の方向が測定マークの方向に一致しない
場合は、測定値の補間演算等によりこま収差の方向及び
量を算出する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の画
像測定装置においては、半導体ウェハ7を回転すること
により、各測定マーク31、32、33を第2の撮像手
段2の測定方向に一致させ、こま収差の方向と量を測定
していた。
【0021】しかしながら、半導体ウェハ7を回転させ
ると認識マーク30も回転してしまい、上記の位置合わ
せステップS28において、第1の撮像手段1は、図1
0(3)に示したように回転した状態の認識マーク30
を撮像することになる。
【0022】認識マーク30は、予め登録されたテンプ
レートとマッチングをとることによって認識されるが、
認識マーク30が回転しているとテンプレートとマッチ
ングをとることが困難になる。例えば、マッチングのア
ルゴリズムに正規化相関法を用いた場合には、認識マー
ク30を10°以上回転するとマッチングをとることが
難しくなる。
【0023】この場合、半導体ウェハ7の回転に応じ
て、認識マーク30又はテンプレートの画像を回転する
方法も考えられるが、画像の回転処理は補間演算等に時
間がかかり、測定のスループットを低下させてしまう。
【0024】そこで、本発明の目的は、簡便な構成によ
り半導体ウェハや液晶に露光及び現像されたレジストパ
ターン等を正確かつ迅速に測定することができる画像測
定装置を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の一つの側面は、測定対象の位置決め用認
識マークと認識マークを撮像する撮像手段を常に同一方
向に維持し、測定対象を載置したステージを回転せずに
測定マークを撮像する撮像手段を回転するか、又は、測
定マークの回転角度に対応した複数の撮像手段を設置す
ることを特徴とする。本発明によれば、回転した認識マ
ークとテンプレートマッチングを行う必要がなく、測定
対象を正確かつ迅速に測定することができる。
【0026】上記の目的を達成するために、本発明の別
の側面は、所定の露光装置により露光され、略直交した
線分で構成される位置決め用認識マークと、前記認識マ
ークの各線分に略平行な線分で構成される第1の測定マ
ークと、前記第1の測定マークを所定の角度回転させた
第2の測定マークとを有する被測定画像を処理する画像
測定装置において、前記認識マークの画像における各線
分と略同一方向に配列された複数ピクセルを有し、第1
の光学系を介して前記認識マークの画像を撮像する第1
の撮像手段と、前記第1の測定マークの画像における各
線分と略同一方向に配列された複数ピクセルを有し、前
記第1の光学系より高倍の光学系を介して前記第1の測
定マークの画像を撮像する第2の撮像手段と、前記第2
の測定マークの画像における各線分と略同一方向に配列
された複数ピクセルを有し、前記第1の光学系より高倍
の光学系を介して前記第2の測定マークの画像を撮像す
る第3の撮像手段とを有し、前記露光装置の露光特性を
測定することを特徴とする。
【0027】本発明によれば、第3の撮像手段の複数ピ
クセルの配列方向が第2の測定マークの各線分の方向と
略一致しているので、被測定物を回転する必要がない。
従って、回転した認識マークとテンプレートマッチング
を行う必要がなく、第1及び第2の測定マークを正確か
つ迅速に測定することができる。
【0028】上記の目的を達成するために、本発明の別
の側面は、所定の露光装置により露光され、略直交した
線分で構成される位置決め用認識マークと、前記認識マ
ークの各線分に略平行な線分で構成される第1の測定マ
ークと、前記第1の測定マークを所定の角度回転させた
第2の測定マークとを有する被測定画像を処理する画像
測定装置において、前記認識マークの画像における各線
分と略同一方向に配列された複数ピクセルを有し、第1
の光学系を介して前記認識マークの画像を撮像する第1
の撮像手段と、略直交した方向に配列された複数ピクセ
ルが回転可能であり、該複数ピクセルの配列方向を、前
記第1及び第2の測定マークの各線分と略同一の方向に
回転させ、前記第1の光学系より高倍の光学系を介して
前記第1及び第2の測定マークの画像を順次撮像する第
2の撮像手段とを有し、前記露光装置の露光特性を測定
することを特徴とする。
【0029】本発明によれば、第2の撮像手段が回転可
能なので被測定物を回転する必要はなく、第1の撮像手
段で撮像される認識マークの画像は回転しない。従っ
て、回転した認識マークとテンプレートマッチングを行
う必要がなく、第1及び第2の測定マークを正確かつ迅
速に測定することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形
態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0031】図1は、本発明の第1の実施の形態の画像
測定装置の構成図である。半導体ウェハ7は、図示しな
い照明装置から対物レンズ8を通して照明される。半導
体ウェハ7で反射された光は、対物レンズ8と結像レン
ズ4を通って第1の撮像手段1に入射し、光軸11が半
導体ウェハ7と交わる点Pを中心とした像を形成する。
ここで、対物レンズ8及び結像レンズ4で構成される光
学系の倍率は比較的低く、例えば5倍である。
【0032】また、半導体ウェハ7は、図示しない照明
装置から対物レンズ9を通して照明される。半導体ウェ
ハ7で反射された光は、対物レンズ9を通りハーフプリ
ズム5で2つの光路に分割される。分割された光のうち
結像レンズ10を通過する光は、第2の撮像手段2上に
点Q2を中心に像を形成する。一方、分割された光のう
ち結像レンズ6を通過する光は、第3の撮像手段3上に
光軸12が半導体ウェハ7と交わる点Q1を中心に像を
形成する。なお、点Q2が、第2に撮像手段2の中心軸
13から製造誤差分だけずれている場合は、後述する測
定ステップにおいて補正される。
【0033】第2の撮像手段2のピクセルの配列方向
は、結像平面において第1の撮像手段1のピクセルの配
列方向と同方向である。また、第3の撮像手段3のピク
セルの配列方向は、第1の撮像手段1のピクセルの配列
方向に対して角度θ1だけ回転している。角度θ1は、
第1の測定マーク31と第2の測定マーク32がなす角
度θ1に等しい。対物レンズ9及び結像レンズ10で構
成される光学系の倍率、及び対物レンズ9及び結像レン
ズ6で構成される光学系の倍率は比較的高く、例えば1
00倍である。
【0034】第1の実施の形態の画像測定装置では、第
3の撮像手段3のピクセルの配列方向が第2の測定マー
ク32の方向と一致するよう取り付けられている。従っ
て、第2の測定マーク32を測定する際に半導体ウェハ
7が回転しないので、従来の如く再度半導体ウェハ7の
位置合わせのために認識マーク30の位置を検出する必
要がなく、回転した認識マーク30とテンプレートマッ
チングを行う必要がない。
【0035】図2は、本発明の第1の実施の形態の画像
測定装置の動作フローチャートである。動作フローチャ
ートにより、第1の実施の形態の画像測定装置の測定方
法について説明する。
【0036】まず、半導体ウェハ7を、認識マーク30
が第1の撮像手段1の測定方向、即ち、第1の撮像手段
1のピクセルの配列方向に一致するようにステージの上
に載置し(S1)、認識マーク30が第1の撮像手段1
の光軸11上にくるようにステージを移動する(S
2)。
【0037】次に、第1の撮像手段1により認識マーク
30を認識し、半導体ウェハ7がステージ上に載置され
た角度、位置を確定する(S3)。第1の撮像手段1に
より撮像される認識マーク30の画像は、図10(1)
に示したものと同様である。なお、認識マーク30が2
つ以上ある場合は、それぞれの認識マーク30を認識す
ることにより、半導体ウェハ7がステージ上に載置され
た角度、位置を確定する。
【0038】ステップS3により半導体ウェハ7の座標
が確定し、予め記憶されている第1の測定マーク31の
位置データに従って、第1の測定マーク31を第2の撮
像手段2の光軸上に移動させる(S4)。このとき、光
軸が第2の撮像手段2の中心軸13とずれている場合
は、第1の測定マーク31の位置データを補正し、光軸
と中心軸13を一致させる。
【0039】次に、第2の撮像手段2により第1の測定
マーク31を測定する(S5)。第2の撮像手段2によ
り撮像される第1の測定マーク31の画像は、図10
(2)に示したものと同様である。
【0040】次に、第2の測定マーク32が第3の撮像
手段3の光軸12上にくるようにステージを移動し(S
6)、第3の撮像手段3により第2の測定マーク32を
測定する(S7)。この場合、従来のように半導体ウェ
ハ7をステージに載置し直す必要がないため、認識マー
ク30を再度認識するステップは省略できる。第3の撮
像手段3のピクセルの方向は、第2の測定マーク32の
方向と一致しているので、第3の撮像手段3により撮像
される第2の測定マーク32の画像は、図10(2)に
示したものと同様である。
【0041】こま収差の方向及び量は、従来と同様に、
第1又は第2の測定マーク31、32の各辺の太さによ
り求められるが、こま収差の方向が、第1又は第2の測
定マーク31、32の方向と一致しない場合は、測定値
の補間演算等によりこま収差の方向及び量を算出する。
【0042】このように第1の実施の形態の画像測定装
置では、第3の撮像手段3の測定方向が第2の測定マー
ク32の方向と一致するように回転して取り付けられて
いるので、半導体ウェハ7を回転する必要がない。従っ
て、回転した認識マーク30とテンプレートマッチング
を行う必要がなく、第1及び第2の測定マーク31、3
2のこま収差を正確かつ迅速に測定することができる。
【0043】なお、第1の実施の形態では、第2及び第
3の撮像手段2、3により第1及び第2の測定マーク3
1、32を測定する例を示したが、例えば、光路中にハ
ーフプリズムを追加して光路を更に分割して第4の撮像
手段を設け、第3の測定マーク33を測定することもで
きる。
【0044】図3は、本発明の第2の実施の形態の画像
測定装置の構成図である。第2の実施の形態は、第1の
実施の形態のハーフプリズム5、結像レンズ10、第2
の撮像手段2が省略される一方、第2の撮像手段2が光
軸12を中心に回転可能とされる。また、第2の撮像手
段2の回転角度に対する第2の撮像手段2の視野中心の
ずれを記憶する記憶手段14が設けられる。
【0045】第2の実施の形態の画像測定装置は、第2
の撮像手段2が回転可能なので半導体ウェハ7を回転す
る必要はない。従って、回転した認識マーク30とテン
プレートマッチングを行う必要がなく、こま収差を迅速
に測定することができる。
【0046】図4は、本発明の第2の実施の形態の画像
測定装置の動作フローチャートである。動作フローチャ
ートにより、第2の実施の形態の画像測定装置の測定方
法について説明する。
【0047】まず、第1の実施の形態と同様に、半導体
ウェハ7を認識マーク30が第1の撮像手段1の測定方
向と一致するようにステージ上に載置し(S11)、認
識マーク30が第1の撮像手段1の光軸11上にくるよ
うにステージを移動する(S12)。
【0048】次に、第1の撮像手段1により認識マーク
30を認識し、半導体ウェハ7がステージ上に載置され
た角度、位置を確定する(S13)。次に、予め記憶さ
れている第1の測定マーク31の位置データに従って、
第1の測定マーク31を第2の撮像手段2の光軸12上
に移動させ(S14)、第2の撮像手段2の回転角度を
0°として、第1の測定マーク31を測定する(S1
5)。
【0049】次に、第2の撮像手段2を第2の測定マー
ク32の回転角度θ1と同じ角度だけ回転し(S1
6)、第2の測定マーク32が第2の撮像手段2の光軸
12上にくるようにステージを移動し(S17)、第2
の撮像手段2により第2の測定マーク32を測定する
(S18)。なお、第2の撮像手段2の回転角度に対す
る第2の撮像手段2の視野中心のずれは、記憶手段14
に格納される位置補正値により補正される。
【0050】次に、第2の撮像手段2を第3の測定マー
ク33の回転角度θ2と同じ角度に回転し、ステップS
17、S18と同様の操作により第3の測定マーク33
を測定する。
【0051】このように第2の実施の形態の画像測定装
置は、第2の撮像手段2が回転可能なので半導体ウェハ
7を回転する必要がない。従って、回転した認識マーク
30とテンプレートマッチングを行う必要がなく、第1
乃至第3の測定マーク31、32、33のこま収差を正
確かつ迅速に測定することができる。
【0052】なお、本発明の保護範囲は、上記の実施の
形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明と
その均等物に及ぶものである。
【0053】
【発明の効果】以上、本発明によれば、回転した測定マ
ークを撮像する撮像手段の測定方向がその測定マークの
各線分の方向と略一致しているので、被測定物を回転す
る必要がない。従って、回転した認識マークとテンプレ
ートマッチングを行う必要がなく、測定マークの画像を
正確かつ迅速に測定することができる。
【0054】また、本発明によれば、回転した測定マー
クを撮像する撮像手段が回転可能なので、被測定物を回
転する必要がない。従って、回転した認識マークとテン
プレートマッチングを行う必要がなく、測定マークの画
像を正確かつ迅速に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の画像測定装置の構
成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の画像測定装置の動
作フローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態の画像測定装置の構
成図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の画像測定装置の動
作フローチャートである。
【図5】露光装置のこま収差の説明図である。
【図6】測定マークが露光された半導体ウェハの概略図
である。
【図7】半導体ウェハに露光された測定マークの拡大図
である。
【図8】従来の画像測定装置の構成図である。
【図9】従来の画像測定装置の動作フローチャートであ
る。
【図10】撮像手段で撮像された画像の説明図である。
【符号の説明】
1 第1の撮像手段 2 第2の撮像手段 3 第3の撮像手段 4、6、10 結像レンズ 5 ハーフプリズム 7 半導体ウェハ 8、9 対物レンズ 14 記憶手段 30 認識マーク 31 第1の測定マーク 32 第2の測定マーク 33 第3の測定マーク 40 レジスト層 41 下地
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/30 525W Fターム(参考) 2F065 AA20 BB02 BB27 CC19 CC25 DD06 EE08 FF01 FF04 JJ03 JJ05 JJ19 JJ26 PP12 QQ23 QQ31 4M106 AA01 CA39 DB04 DB21 5B057 AA03 BA02 BA12 CA13 CB13 DA06 5F046 DA13 EA04 EB01 EC05 FA09 FB09 FB12 FC04 FC05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の露光装置により露光され、略直交し
    た線分で構成される位置決め用認識マークと、前記認識
    マークの各線分に略平行な線分で構成される第1の測定
    マークと、前記第1の測定マークを所定の角度回転させ
    た第2の測定マークとを有する被測定画像を処理する画
    像測定装置において、 前記認識マークの画像における各線分と略同一方向に配
    列された複数ピクセルを有し、第1の光学系を介して前
    記認識マークの画像を撮像する第1の撮像手段と、 前記第1の測定マークの画像における各線分と略同一方
    向に配列された複数ピクセルを有し、前記第1の光学系
    より高倍の光学系を介して前記第1の測定マークの画像
    を撮像する第2の撮像手段と、 前記第2の測定マークの画像における各線分と略同一方
    向に配列された複数ピクセルを有し、前記第1の光学系
    より高倍の光学系を介して前記第2の測定マークの画像
    を撮像する第3の撮像手段とを有し、前記露光装置の露
    光特性を測定することを特徴とする画像測定装置。
  2. 【請求項2】所定の露光装置により露光され、略直交し
    た線分で構成される位置決め用認識マークと、前記認識
    マークの各線分に略平行な線分で構成される第1の測定
    マークと、前記第1の測定マークを所定の角度回転させ
    た第2の測定マークとを有する被測定画像を処理する画
    像測定装置において、 前記認識マークの画像における各線分と略同一方向に配
    列された複数ピクセルを有し、第1の光学系を介して前
    記認識マークの画像を撮像する第1の撮像手段と、 略直交した方向に配列された複数ピクセルが回転可能で
    あり、該複数ピクセルの配列方向を、前記第1及び第2
    の測定マークの各線分と略同一の方向に回転させ、前記
    第1の光学系より高倍の光学系を介して前記第1及び第
    2の測定マークの画像を順次撮像する第2の撮像手段と
    を有し、前記露光装置の露光特性を測定することを特徴
    とする画像測定装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記第2の撮像手段の複数ピクセルの配列方向を回転さ
    せた際の前記第2の撮像手段の視野中心のずれ量に従っ
    て、前記認識マークに対する前記第1又は第2の測定マ
    ークの位置が補正されることを特徴とする画像測定装
    置。
JP28675099A 1999-10-07 1999-10-07 画像測定装置 Pending JP2001108410A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28675099A JP2001108410A (ja) 1999-10-07 1999-10-07 画像測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28675099A JP2001108410A (ja) 1999-10-07 1999-10-07 画像測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001108410A true JP2001108410A (ja) 2001-04-20

Family

ID=17708564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28675099A Pending JP2001108410A (ja) 1999-10-07 1999-10-07 画像測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001108410A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008275391A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Canon Inc 位置姿勢計測装置及び位置姿勢計測方法
JP2011151425A (ja) * 2004-02-13 2011-08-04 Nikon Corp 転写特性計測方法、露光装置の調整方法及びデバイス製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011151425A (ja) * 2004-02-13 2011-08-04 Nikon Corp 転写特性計測方法、露光装置の調整方法及びデバイス製造方法
JP2008275391A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Canon Inc 位置姿勢計測装置及び位置姿勢計測方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10527954B2 (en) Multi-layer overlay metrology target and complimentary overlay metrology measurement systems
JP4592021B2 (ja) アライメント装置及び方法
US9709903B2 (en) Overlay target geometry for measuring multiple pitches
JP4705526B2 (ja) アライメント装置及び方法
TWI402927B (zh) Method and inspection system for inspection conditions of semiconductor wafer appearance inspection device
JPH07253311A (ja) パターン検査装置の較正方法、パターン検査方法、パターン位置決定方法、および半導体装置の製造方法
JP2002310929A (ja) 欠陥検査装置
KR20040002540A (ko) 마크위치 검출장치 및 마크위치 검출방법
JP3882588B2 (ja) マーク位置検出装置
JP4111613B2 (ja) 半導体検査方法及び装置
JP2006292426A (ja) 座標測定方法及び寸法測定方法
JP3915033B2 (ja) ステレオ光学系を用いた測定方法及び測定装置
JP2001108410A (ja) 画像測定装置
JP4178875B2 (ja) マーク位置検出装置、マーク位置検出方法、重ね合わせ測定装置、および、重ね合わせ測定方法
KR100287319B1 (ko) 피측정 웨이퍼의 회전방향 검출방법과 측정위치 결정방법 및 그 장치
JP4997768B2 (ja) 検査装置
JP2004179221A (ja) 重ね合わせ検査装置および重ね合わせ検査方法
JP3590810B2 (ja) 重ね合わせ誤差の測定方法
JP3590809B2 (ja) 重ね合わせ誤差の測定方法
JP2597754B2 (ja) 基板の回転補正方法
JP4815630B2 (ja) チップ検査方法及び装置
JP4300802B2 (ja) マーク位置検出装置、マーク位置検出方法、重ね合わせ測定装置、および、重ね合わせ測定方法
JPH1144655A (ja) 多層構造体およびその検査方法
JP4207689B2 (ja) 位置ずれ測定装置
JP2003148930A (ja) 基板検査装置