JP2001108049A - 変速機制御用カム機構 - Google Patents

変速機制御用カム機構

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JP2001108049A
JP2001108049A JP28509799A JP28509799A JP2001108049A JP 2001108049 A JP2001108049 A JP 2001108049A JP 28509799 A JP28509799 A JP 28509799A JP 28509799 A JP28509799 A JP 28509799A JP 2001108049 A JP2001108049 A JP 2001108049A
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cam
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cam mechanism
control rod
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JP28509799A
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Kenji Hirai
健治 平井
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Hosiden Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変速機側の制御ロッドの位置を自転車の現在
速度に見合う位置にできるだけ正確に制御することの可
能な変速機制御用カム機構を提供する。 【解決手段】 制御ロッドに割り当てた複数箇所の移動
位置に応じて変速比が変化する変速機を制御するための
変速機制御用カム機構である。カム部20と従動部80
とを有する。カム部20は、第1及び第2の一対のカム
面30,40と、それらのカム面30,40の相互間の
溝部50とを有する。溝部50に従動部80を配備す
る。従動部80の変位に連動して制御ロッドが複数箇所
の移動位置に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変速機制御用カム
機構、特に、自転車の変速機を制御するのに好適に用い
得る変速機制御用カム機構に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平7−301292号公報に、チェ
ンホイルに連結されている入力軸の回転数と車輪に連結
されている出力軸の回転数との比(変速比)を多段に変
化させ得るようにした変速機についての記載がある。こ
の変速機では、プッシュロッドと称される制御ロッドを
その軸方向の複数箇所の移動位置に移動させると、その
制御ロッドの移動位置に応じて変速比が多段に変化する
ようになっている。
【0003】従来、このような変速機を採用した自転車
変速システムにあっては、制御ロッドをその軸方向に移
動させて所望の変速比を得るための手段として、制御ロ
ッドに連結したワイヤーを押し引きすることによって制
御ロッドの移動位置を選択するようにしたものが一般的
に採用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本出願人は図
7に概略図で示した変速機の制御に用いるカム機構の動
作について種々の調査を行った。このカム機構では、外
周面をカム面2として形成した回転部材1を回転軸3に
固着してある。また、長手方向中間部を軸6によって揺
動自在に支持させた揺動アーム5の一端部にローラでな
る従動部4を具備させ、その揺動アーム5の他端部に上
記した制御ロッド(不図示)に連結されているワイヤ7
の端部が連結されている。さらに、ワイヤ7には、図中
矢印aで示した押し方向の弾発付勢力が常時付与されて
いる。
【0005】このカム機構が正常に動作するときには、
カム面2に従動部4が常時係合していて、回転部材1が
図示していない電動モータによって回転駆動されると、
従動部4が、そのカム面2の形状に見合って、軸6を中
心とする円弧経路を左右に変位し、そのような従動部4
の変位が揺動アーム5を経てワイヤ7の押引き動作に変
換されて上記制御ロッドに伝達される。
【0006】しかし、ワイヤ7に加わっている矢印a方
向の弾発付勢力によって揺動アーム5が図中半時計方向
に揺動されることもあり、そのような事態が起こると、
従動部4が図示のようにカム面2から離れてしまう。こ
のように、従動部4がカム面2から離れると、回転部材
1の回転によるカム面2の移動が従動部4の位置とは関
係なく行われるようになり、従動部4がカム面2の形状
に見合う変位動作を行わなくなり、そのことが、変速機
変速比の切換え動作を不正確にしてしまうということが
知見された。
【0007】そこで、本発明は、上記制御ロッドの位置
を自転車の現在速度に見合う位置にできるだけ正確に制
御することの可能な変速機制御用カム機構を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図面を参照して本発明の
変速機制御用カム機構を説明する。なお、この欄で図中
の符号を使用したのは、発明の内容の理解を助けるため
であって、内容を図例に限定する意図ではない。
【0009】本発明に係る変速機制御用カム機構(以下
「カム機構」という)は、制御ロッドに割り当てられた
複数箇所の移動位置に応じて変速比が変化する変速機を
制御するために用いられる。上記変速機には、たとえ
ば、冒頭で説明した特開平7−301292号公報に記
載されている変速機が該当する。
【0010】本発明に係る変速機制御用カム機構は、カ
ム部20とそのカム部により一定経路での変位が案内さ
れる従動部80とを有している。そして、上記カム部
が、相対向した状態で互いに沿って延びる第1及び第2
の一対のカム面30,40と、それらのカム面の相互間
に形成されて上記従動部が一対の上記カム面の少なくと
も一方に係合可能な状態で配備される溝部50とを有
し、上記従動部の変位に連動して制御ロッドが複数箇所
の上記移動位置に移動されるようになっている。
【0011】このカム機構において、溝部に配備されて
いる従動部は、カム部と従動部とが相対的に移動したと
きに、第1カム面又は第2カム面のいずれかに係合して
一定経路での変位が案内される。そのため、たとえばカ
ム部が移動しているときに、従動部が第1カム面との係
合状態から解かれて第2カム面との係合状態に移行した
としても、カム部の移動に見合う従動部の変位が適正に
行われるようになり、従動部に連動して制御ロッドが複
数箇所の移動位置に移動される。このようなカム機構は
確動カムとも呼ばれることがあり、本発明ではこの確動
カムを変速機制御用カム機構として用いたことによっ
て、変速機の制御信頼性を顕著に向上させることができ
た。
【0012】本発明のカム機構において、第1及び第2
の一対の上記カム面が無端状に形成されていると、カム
部に回転運動を行わせることによってカム部と従動部と
の相対位置を連続的に変化させることが可能になる。ま
た、無端状に形成されている一対のカム面が、上記従動
部の変位方向での位置レベルが互いに異なっている複数
の作用部31〜33,41〜43と相隣接して位置して
いる作用部同士を連続させる複数の案内部34〜36,
44〜46とに区画されていると、カム部に対する従動
部の係合箇所を、案内部の作用によって、相隣接する作
用部の相互間で円滑に変化させることが可能になる。さ
らに、上記制御ロッドに割り当てられた複数箇所の上記
移動位置と複数の上記作用部とが各別に対応されている
と、制御ロッドの移動位置が、従動部が係合しているい
ずれかの作用部の位置レベルに見合って定まる。したが
って、いずれかの作用部に従動部が係合しているときに
カム部の回転運動を停止させるような制御を行うと変速
比が多段に制御される。特に、このカム機構では、一対
のカム面のそれぞれが、複数の作用部と相隣接して位置
している作用部同士を連続させる複数の案内部とに区画
されているので、カム部の回転運動を正逆両方向に制御
することが可能になり、そのようにすることによって、
スピーディな変速比制御が可能になり、また、そのよう
な制御を行うことによって、カム面に必要な作用部の数
を少なくしてカム部自体を小さくすることができるよう
になる。
【0013】複数の上記作用部のそれぞれは、上記カム
部が回転しても上記従動部を変位させずにその従動部が
係合したままの状態を維持し得る長さを持っていること
が望ましい。これによると、カム面のいずれかの作用部
に従動部が係合しているときに、電動モータの惰性回転
などにより回転部材が回転しても、その回転部材の回転
角度が一定範囲内であれば、電動モータの惰性回転によ
って従動部が変位するという事態が起こらない。したが
って、電動モータの停止タイミングが高精度に制御され
ていなくても、変速比の多段切換えを正確に行うことが
できるようになる。
【0014】本発明のカム機構では、上記制御ロッドに
連結されたワイヤ90が上記従動部に連結されていて、
上記従動部の変位がそのワイヤの押引き作用を介して制
御ロッドに伝達されることによりその制御ロッドが移動
されるようになっていてもよい。また、上記ワイヤが押
し方向又は引き方向に常時弾発付勢されていてもよい。
【0015】本発明のカム機構では、上記ワイヤに付与
されている弾発付勢力によって上記従動部が第1又は第
2の一対のカム面のいずれかに係合するようになってお
り、上記弾発付勢力によって上記従動部が係合するカム
面に上記従動部が嵌まり込む凹所が具備され、上記電動
モータへの給電が停止したときのその電動モータの惰性
回転による上記カム部の回転が、上記凹所に上記従動部
が嵌まり込むことによって阻止されるようになっている
ことが望ましい。このようになっていると、電動モータ
の惰性回転が吸収されて従動部の位置が正確に決まるよ
うになり、そのことが、変速比を高精度に制御すること
に役立つ。
【0016】本発明に係る変速機制御装置の好ましい構
成や作用効果は、以下の実施形態の説明によってさらに
明らかにされる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、本発明の実施形態
に係るカム機構の構成や作用を示した説明図である。
【0018】図1〜図3のカム機構において、円盤状の
回転部材10はその中心位置に回転軸11を有し、この
回転軸11が図示していない電動モータの回転軸に減速
歯車機構などの回転伝達手段を介して連結されている。
回転部材10にはカム部20が設けられている。カム部
20は、相対向した状態で互いに沿って延びる無端状の
第1及び第2の一対のカム面30,40と、それらのカ
ム面30,40の相互間に形成された溝部50とを有し
ている。
【0019】図1に示したように、第1カム面30は、
カム部20の回転中心P(回転部材10の回転中心に一
致している)からの距離が互いに異なる第1段、第2
段、第3段の円弧状の3つの作用部31,32,33
と、第1段目作用部31と第2段目作用部32とを連続
させている湾曲した第1案内部34と、第2段目作用部
32と第3段目作用部33とを連続させている湾曲した
第2案内部35と、第3段目作用部33と第1段目作用
部31とを連続させている平坦な第3案内部36とに区
画されていると共に、第3案内部36と第1段目作用部
31との間に段付状にストッパ部37が区画形成されて
いる。これと同様に、第2カム面40も、カム部20の
回転中心Pからの距離が互いに異なる第1段、第2段、
第3段の円弧状の3つの作用部41,42,43と、第
1段目作用部41と第2段目作用部42とを連続させて
いる湾曲した第1案内部44と、第2段目作用部42と
第3段目作用部43とを連続させている湾曲した第2案
内部45と、第3段目作用部43と第1段目作用部41
とを連続させている平坦な第3案内部46とに区画され
ていると共に、第3案内部46と第1段目作用部41と
の間に段付状にストッパ部47が区画形成されている。
第1カム面30や第2カム面40に形成されている第1
段目、第2断面、第3段目の各作用部31〜33,41
〜43は、図示していない変速機側の制御ロッドに割り
当てられた複数箇所の移動位置に各別に対応している。
すなわち、変速機側では、たとえば低速、中速、高速の
3段階の変速比の切換えが可能になっており、それらの
変速比のうちの低速段に第1段目作用部31,41が対
応し、中速段に第2段目作用部32,42が対応し、高
速段に第3段目作用部33,43が対応している。
【0020】図1〜図3のカム機構では、長手方向中間
部を軸60によって揺動自在に支持させた揺動アーム7
0の一端部にローラでなる従動部80を具備させ、その
揺動アーム70の他端部に上記した制御ロッドに連結さ
れているワイヤ90の端部が連結されている。さらに、
ワイヤ90には、図2に矢印aで示した押し方向の弾発
付勢力が付与されている。この矢印a方向の弾発付勢力
は、常時付与されているものではなく、この弾発付勢力
が付与されていない状態のときもある。そして、従動部
80が上記カム部20の溝部50に配備されている。
【0021】このカム機構において、カム部20が回転
すると、そのカム部20により従動部80が軸60を中
心とする円弧軌跡を描いて案内されて左右に変位し、そ
のような従動部80の変位に応じて揺動アーム70が軸
60を中心として揺動し、そのような揺動アーム70の
揺動が、ワイヤ90の押引き作用を介して図示していな
い制御ロッドに伝達されてその制御ロッドが移動する。
このため、上記した半径が異なっている3段の各作用部
31〜33,41〜43(図1参照)は、従動部80の
変位方向での位置レベルが互いに異なっているともいえ
る。
【0022】また、溝部50の溝幅寸法は、従動部80
を形成しているローラの直径寸法と同等であっても、そ
のローラの直径寸法よりも少し広い寸法になっていても
よい。しかし、双方の寸法が同等になっている場合に
は、カム部20が回転するときに、従動部80のローラ
が第1カム面30と第2カム面40との両方に接触して
摩擦抵抗を生じやすいため、双方の寸法を少し異ならせ
てそのような摩擦抵抗を生じないようにしておくことが
望まれる。
【0023】以上のように構成されたカム機構におい
て、回転部材10と共にカム部20が回転しているとき
に、図1のように従動部80が第1カム面30に係合し
た状態が保たれると、その第1カム面30の形状に見合
って従動部80が変位する。また、図2のように従動部
80が第2カム面40に係合した状態が保たれると、そ
の第2カム面40の形状に見合って従動部80が変位す
る。ここで、第1カム面30と第2カム面40とは、い
ずれも無端状に形成されていて、相対向した状態で互い
に沿って延びているで、従動部80が第1カム面30に
係合しているときの従動部80の変位軌跡と従動部80
が第2カム面40に係合しているときの従動部80の変
位軌跡とは同一になる。したがって、カム部20が回転
しているときに、従動部80が第1カム面30との係合
状態から解かれて第2カム面40との係合状態に移行し
たとしても、あるいは、従動部80が第2カム面40と
の係合状態から解かれて第1カム面30との係合状態に
移行したとしても、カム部20の移動に見合う従動部8
0の変位が適正に行われるようになり、従動部80に連
動して制御ロッドが複数箇所の移動位置に移動される。
【0024】このような作用は、この実施形態のよう
に、ワイヤ90が矢印a方向に常時弾発付勢されてワイ
ヤWの引張り力を補助している場合に特に有効に作用す
る。すなわち、ワイヤ90の引張り力を補助するため
に、ワイヤ90の引き方向とは逆向きに弾発付勢力が働
いているような場合には、揺動アーム70がその弾発付
勢方向(矢印a方向)に引かれることがあり、その際
に、図7で説明したような片側だけにカム面2が設けら
れているに過ぎないものでは、従動部4がカム面2から
離れてしまうけれども、図1〜図3のように従動部80
の両側にカム面30,40が配備されておれば、従動部
80が少なくとも一方のカム面30又は40に係合する
ようになるので、正常な変速位置に制御ロッドを移動さ
せるような制御が可能になる。
【0025】この実施形態のカム機構では、第1及び第
2のカム面30,40が無端状に形成されているため、
カム部20の回転運動によってカム部20に対する従動
部80の係合位置が連続的に変化する。そのため、変速
機変速比が無理なく多段に制御される。また、カム部8
0の回転運動を正逆両方向に制御してスピーディな変速
比制御を行わせることも可能である。
【0026】ところで、第1カム面30や第2カム面4
0に備わっている3つの作用部31〜33,41〜43
のそれぞれは、回転部材10が回転しても従動部80を
変位させずにその従動部80が係合したままの状態を維
持し得る長さを持っている。そのため、3つの作用部3
1〜33,41〜43のうちのいずれかに従動部80が
係合しているときに、電動モータの惰性回転などにより
回転部材10が少し回転するだけでは、その回転部材1
0の回転角度が一定範囲内であれば、電動モータの惰性
回転によって従動部80が変位するという事態が起こら
ない。したがって、電動モータの停止タイミングが高精
度に制御されていなくても、変速比の多段切換えを正確
に行うことができる。
【0027】図4は変形例を示している。同図のカム機
構では、第1カム30の第2段目作用部32を凹入状に
して凹所38を形成してある。この凹所38は、電動モ
ータへの給電が停止したときに従動部80が嵌まり込む
と、その電動モータの惰性回転による回転部材10の回
転を阻止する働きを持っている。そのため、図4のカム
機構では、電動モータの惰性回転が吸収されて従動部8
0の位置が正確に決まるようになって変速比が高精度に
制御されるようになる。
【0028】図1〜図3又は図4で説明したカム機構で
は、カム部20が円盤状の回転部材10に設けられてい
るけれども、カム部20は、円筒ないし円柱状の回転部
材に設けておくことも可能である。そのようにした実施
形態を図5を参照して説明する。
【0029】図5は本発明の他の実施形態に係るカム機
構を示しており、円筒状又は円柱状の回転部材10の外
周にカム部20を形成してある。カム部20は相対向し
た状態で互いに沿って延びる無端状の第1及び第2の一
対のカム面30,40とそれらの相互間の溝部50とを
有しており、溝部50に従動部80が配備されている。
このカム機構において、回転部材10がその軸線回りで
回転してカム部20が回転すると、従動部80が一対の
上記カム面30,40の少なくとも一方に係合した状態
を保つ。そのため、従動部80の変位に連動して図示し
ていない制御ロッドが複数箇所の移動位置に移動されて
変速機変速比が制御される。
【0030】図6には、第1カム面30と第2カム面4
0とに平坦な作用部39,49を区画形成した事例を示
している。その他の構成は図5のものと同様である。
【0031】なお、図4〜図6では、説明の重複を避け
るために同一又は相応する部分に同一符号を付してあ
る。
【0032】
【発明の効果】本発明に係る変速機制御用カム機構によ
れば、当該カム機構の動作が正確に変速機側の制御ロッ
ドの動作に反映されるので、制御ロッドの位置制御が高
精度で行われるようになる。また、電動モータが惰性回
転したような場合でも、そのような惰性回転に伴う制御
精度の低下が起こりにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカム機構の従動部が第1カム面に
係合している状態の説明図である。
【図2】上記従動部が第2カム面に係合している状態の
説明図である。
【図3】上記従動部が第1カム面に係合している状態の
説明図である。
【図4】本発明に係るカム機構の変形例の説明図であ
る。
【図5】本発明に係るカム機構の他の実施形態の説明図
である。
【図6】本発明に係るカム機構のさらに他の実施形態の
説明図である。
【図7】従来のカム機構の説明図である。
【符号の説明】
20 カム部 30 第1カム面 31,32,33 作用部 34,35,36 案内部 38 凹所 40 第2カム面 41,42,43 作用部 44,45,46 案内部 50 溝部 80 従動部 90 ワイヤ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御ロッドに割り当てられた複数箇所の
    移動位置に応じて変速比が変化する変速機を制御するた
    めの変速機制御用カム機構であって、 カム部とそのカム部により一定経路での変位が案内され
    る従動部とを有し、上記カム部が、相対向した状態で互
    いに沿って延びる第1及び第2の一対のカム面と、それ
    らのカム面の相互間に形成されて上記従動部が一対の上
    記カム面の少なくとも一方に係合可能な状態で配備され
    る溝部とを有し、上記従動部の変位に連動して制御ロッ
    ドが複数箇所の上記移動位置に移動されるようになって
    いることを特徴とする変速機制御用カム機構。
  2. 【請求項2】 第1及び第2の一対の上記カム面が無端
    状に形成されており、それらの各カム面が、上記従動部
    の変位方向での位置レベルが互いに異なっている複数の
    作用部と相隣接して位置している作用部同士を連続させ
    る複数の案内部とに区画されており、上記制御ロッドに
    割り当てられた複数箇所の上記移動位置と複数の上記作
    用部とが各別に対応されている請求項1に記載した変速
    機制御用カム機構。
  3. 【請求項3】 複数の上記作用部のそれぞれは、上記カ
    ム部が回転しても上記従動部を変位させずにその従動部
    が係合したままの状態を維持し得る長さを持っている請
    求項2に記載した変速機制御用カム機構。
  4. 【請求項4】 上記制御ロッドに連結されたワイヤが上
    記従動部に連結されていて、上記従動部の変位がそのワ
    イヤの押引き作用を介して制御ロッドに伝達されること
    によりその制御ロッドが移動されるようになっている請
    求項1ないし請求項3のいずれかに記載した変速機制御
    用カム機構。
  5. 【請求項5】 上記ワイヤが押し方向又は引き方向に常
    時弾発付勢されている請求項4に記載した変速機制御用
    カム機構。
  6. 【請求項6】 上記ワイヤに付与されている弾発付勢力
    によって上記従動部が第1又は第2の一対のカム面のい
    ずれかに係合するようになっており、上記従動部が係合
    するカム面に上記従動部が嵌まり込む凹所が具備され、
    上記電動モータへの給電が停止したときのその電動モー
    タの惰性回転による上記カム部の回転が、上記凹所に上
    記従動部が嵌まり込むことによって阻止されるようにな
    っている請求項5に記載した変速機制御用カム機構。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011028407A (ja) * 2009-07-23 2011-02-10 Honda Motor Co Ltd 運転補助装置
JP2012197802A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Honda Motor Co Ltd 車載パワーユニット

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