JP2001107895A - ポンプ - Google Patents
ポンプInfo
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- JP2001107895A JP2001107895A JP2000278822A JP2000278822A JP2001107895A JP 2001107895 A JP2001107895 A JP 2001107895A JP 2000278822 A JP2000278822 A JP 2000278822A JP 2000278822 A JP2000278822 A JP 2000278822A JP 2001107895 A JP2001107895 A JP 2001107895A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B53/00—Component parts, details or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B23/00 or F04B39/00 - F04B47/00
- F04B53/16—Casings; Cylinders; Cylinder liners or heads; Fluid connections
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B2201/00—Pump parameters
- F04B2201/08—Cylinder or housing parameters
- F04B2201/0801—Temperature
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
- Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 特に自動車の内燃機関の冷却媒体回路の
ために規定したポンプ１に、ポンプ室４内に流入する液
体の温度の検出のための温度センサ３を組み込んであ
り、温度センサがポンプのポンプケーシング９の切欠き
１０内にはめ込まれており、切欠きが温度センサの領域
１１でポンプ室の壁厚を減少させている。 【効果】 液体からポンプケーシングを通る熱貫流、ひ
いては温度センサへの熱伝達が改善され、かつ製造費用
が減少される。さらに、温度センサがポンプの制御装置
１５と共通の支持部材１４に配置されていてよく、これ
によって温度センサの接続部若しくは接触部の故障発生
が減少され、即ち故障しにくく、信頼性が高められる。
ために規定したポンプ１に、ポンプ室４内に流入する液
体の温度の検出のための温度センサ３を組み込んであ
り、温度センサがポンプのポンプケーシング９の切欠き
１０内にはめ込まれており、切欠きが温度センサの領域
１１でポンプ室の壁厚を減少させている。 【効果】 液体からポンプケーシングを通る熱貫流、ひ
いては温度センサへの熱伝達が改善され、かつ製造費用
が減少される。さらに、温度センサがポンプの制御装置
１５と共通の支持部材１４に配置されていてよく、これ
によって温度センサの接続部若しくは接触部の故障発生
が減少され、即ち故障しにくく、信頼性が高められる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポンプであって、
液体、特に自動車の内燃機関用の冷却液（この場合、吐
出量が機関運転パラメータに依存して制御されるように
なっている）を搬送するため、若しくは特に自動車の前
照灯又は風防ガラス若しくは窓ガラス用の洗浄液を搬送
するために用いられており、この場合、吐出される液体
量の調節のために温度センサが設けられている形式のも
のに関する。
液体、特に自動車の内燃機関用の冷却液（この場合、吐
出量が機関運転パラメータに依存して制御されるように
なっている）を搬送するため、若しくは特に自動車の前
照灯又は風防ガラス若しくは窓ガラス用の洗浄液を搬送
するために用いられており、この場合、吐出される液体
量の調節のために温度センサが設けられている形式のも
のに関する。
【０００２】
【従来の技術】前記形式のポンプは自動車に用いられ
て、所要の吐出量を温度に依存させるようになってい
る。自動車は例えば冷却液の搬送のためのポンプを備え
ている。該ポンプはＶベルトを介して内燃機関に堅く連
結されており、従って、ポンプの回転数が内燃機関の回
転数に相応していて、例えば内燃機関の回転数の変動に
伴って変動する。内燃機関の、冷却液によって排出すべ
き熱量は種々に異なっており、内燃機関に供給される冷
却液量が、冷却回路内に配置されかつ温度センサによっ
て制御可能な少なくとも１つの弁によって調節される。
て、所要の吐出量を温度に依存させるようになってい
る。自動車は例えば冷却液の搬送のためのポンプを備え
ている。該ポンプはＶベルトを介して内燃機関に堅く連
結されており、従って、ポンプの回転数が内燃機関の回
転数に相応していて、例えば内燃機関の回転数の変動に
伴って変動する。内燃機関の、冷却液によって排出すべ
き熱量は種々に異なっており、内燃機関に供給される冷
却液量が、冷却回路内に配置されかつ温度センサによっ
て制御可能な少なくとも１つの弁によって調節される。
【０００３】前照灯、投光器又は風防ガラス、フロント
ガラス若しくは窓ガラスのための洗浄装置においては、
洗浄液の洗浄効率が洗浄液の温度の高いほど大きく、従
って、最適な液体量は温度のできるだけ正確な検出を前
提とする。
ガラス若しくは窓ガラスのための洗浄装置においては、
洗浄液の洗浄効率が洗浄液の温度の高いほど大きく、従
って、最適な液体量は温度のできるだけ正確な検出を前
提とする。
【０００４】温度の検出のために従来技術では、温度セ
ンサが液体循環回路の導管部材内に配置されている。温
度センサによって検出された測定値が中央の制御装置内
で評価されて、ポンプの制御のために処理される。
ンサが液体循環回路の導管部材内に配置されている。温
度センサによって検出された測定値が中央の制御装置内
で評価されて、ポンプの制御のために処理される。
【０００５】前記従来技術においては実際に欠点とし
て、温度の検出がしばしば不十分な精度でしか実施され
ない。この場合、特に不都合な点として、導管系内の測
定値検出箇所の正確な位置の認識が必要であり、それと
いうのは特に隣接の熱源若しくはヒートシンクが測定値
に影響を及ぼすからである。従って、種々の自動車型式
若しくは自動車バリエーシヨンにとってポンプの制御の
際にそれぞれの適当な修正値を考慮しなければならず、
該修正値が記憶素子内に格納されねばならない。その結
果、このようなポンプの制御のための費用は比較的高く
なっている。
て、温度の検出がしばしば不十分な精度でしか実施され
ない。この場合、特に不都合な点として、導管系内の測
定値検出箇所の正確な位置の認識が必要であり、それと
いうのは特に隣接の熱源若しくはヒートシンクが測定値
に影響を及ぼすからである。従って、種々の自動車型式
若しくは自動車バリエーシヨンにとってポンプの制御の
際にそれぞれの適当な修正値を考慮しなければならず、
該修正値が記憶素子内に格納されねばならない。その結
果、このようなポンプの制御のための費用は比較的高く
なっている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
に述べた形式のポンプを改善して、種々異なる使用例及
び組込条件に対して冷却液量をできるだけ正確に調節で
きるようにすることである。
に述べた形式のポンプを改善して、種々異なる使用例及
び組込条件に対して冷却液量をできるだけ正確に調節で
きるようにすることである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の構成では、ポンプと温度センサとが１つの構
成ユニットとして形成されている。
に本発明の構成では、ポンプと温度センサとが１つの構
成ユニットとして形成されている。
【０００８】
【発明の利点】ポンプ内への温度センサの本発明に基づ
く組み込み若しくは統合によって、本発明に基づく該構
成ユットが特に経済的に製造され、さらに自動車内に簡
単に取り付けられる。温度センサとポンプとの間の配置
関係若しくは対応位置関係が直接的に規定されており、
ポンプの制御が簡単に行われ、かつ温度センサの接続の
ための付加的な費用が省略される。さらに、組み込み誤
差のおそれ並びに故障若しくは運転支障の頻度が著しく
減少される。
く組み込み若しくは統合によって、本発明に基づく該構
成ユットが特に経済的に製造され、さらに自動車内に簡
単に取り付けられる。温度センサとポンプとの間の配置
関係若しくは対応位置関係が直接的に規定されており、
ポンプの制御が簡単に行われ、かつ温度センサの接続の
ための付加的な費用が省略される。さらに、組み込み誤
差のおそれ並びに故障若しくは運転支障の頻度が著しく
減少される。
【０００９】ポンプを自動車の内燃機関若しくはエンジ
ンのための冷却液ポンプとして使用するために本発明の
有利な構成では、ポンプが該ポンプの駆動部として温度
センサの信号に依存して回転数制御可能な電動モータを
有している。これによって、吐出量の調節のために、冷
却液の温度が、温度センサとポンプとの間の大きな隔た
りに起因するような測定値誤差を発生させることのない
ように、直接に考慮され、即ち用いられる。本発明によ
って、吐出量がその都度の冷却需要に最適に適合され得
る。Ｖベルトを介して直接に内燃機関によって駆動され
る冷却液ポンプに比べて、本発明に基づく該ポンプのエ
ネルギ需要がわずかであり、それというのは本発明に基
づく該ポンプは常に、ちょうど必要な吐出出力で作動さ
せられるからである。
ンのための冷却液ポンプとして使用するために本発明の
有利な構成では、ポンプが該ポンプの駆動部として温度
センサの信号に依存して回転数制御可能な電動モータを
有している。これによって、吐出量の調節のために、冷
却液の温度が、温度センサとポンプとの間の大きな隔た
りに起因するような測定値誤差を発生させることのない
ように、直接に考慮され、即ち用いられる。本発明によ
って、吐出量がその都度の冷却需要に最適に適合され得
る。Ｖベルトを介して直接に内燃機関によって駆動され
る冷却液ポンプに比べて、本発明に基づく該ポンプのエ
ネルギ需要がわずかであり、それというのは本発明に基
づく該ポンプは常に、ちょうど必要な吐出出力で作動さ
せられるからである。
【００１０】さらに本発明の有利な構成では、温度セン
サがポンプのポンプケーシングの外側に結合されてい
る。ポンプケーシングへの温度センサのこのような配置
によって、測定すべき温度の、ポンプケーシングの壁を
介した確実な検出、及び故障の際の温度センサの問題の
ない交換が可能である。この場合には、搬送すべき液体
と温度センサとの直接的な接触が排除されており、その
結果、このように形成されたポンプは、腐食作用のある
液体の搬送にも問題なく使用される。
サがポンプのポンプケーシングの外側に結合されてい
る。ポンプケーシングへの温度センサのこのような配置
によって、測定すべき温度の、ポンプケーシングの壁を
介した確実な検出、及び故障の際の温度センサの問題の
ない交換が可能である。この場合には、搬送すべき液体
と温度センサとの直接的な接触が排除されており、その
結果、このように形成されたポンプは、腐食作用のある
液体の搬送にも問題なく使用される。
【００１１】本発明に基づくポンプの特に有利な構成で
は、ポンプケーシングが温度センサの領域に、減少され
た壁厚を有している。これによって、液体から放出され
てポンプケーシングの壁を通る熱の熱貫流若しくは熱移
動が著しく改善され、その結果、一面では検出された測
定値の精度が著しく高められ、他面では特に運転開始時
の急速な温度変動の際の応答特性が改善される。熱貫流
はさらに適当な材料の適切な選択によって改善され得
る。
は、ポンプケーシングが温度センサの領域に、減少され
た壁厚を有している。これによって、液体から放出され
てポンプケーシングの壁を通る熱の熱貫流若しくは熱移
動が著しく改善され、その結果、一面では検出された測
定値の精度が著しく高められ、他面では特に運転開始時
の急速な温度変動の際の応答特性が改善される。熱貫流
はさらに適当な材料の適切な選択によって改善され得
る。
【００１２】熱貫流を改善する目的で、ポンプケーシン
グが外側に面取り部又は平面部を備え、若しくは内壁に
配置された変形部又は成形部を備えて、これによって温
度センサの取り付けられる所望の位置で壁厚を減少させ
ていてよい。これとは異なって本発明の特に好ましい構
成では、温度センサがポンプケーシングの切欠き内には
め込まれている。これによって温度センサが、ポンプケ
ーシングの壁のわずかに残された材料厚さを介してのみ
液体から熱を伝達され、その結果、特にポンプケーシン
グの表面からの熱放出に起因する熱損失が著しく制限さ
れる。さらに切欠きは、温度センサの、損傷に対して効
果的に保護された配置を可能にし、特に隣接の構成部材
による機械的な損傷が著しく排除される。
グが外側に面取り部又は平面部を備え、若しくは内壁に
配置された変形部又は成形部を備えて、これによって温
度センサの取り付けられる所望の位置で壁厚を減少させ
ていてよい。これとは異なって本発明の特に好ましい構
成では、温度センサがポンプケーシングの切欠き内には
め込まれている。これによって温度センサが、ポンプケ
ーシングの壁のわずかに残された材料厚さを介してのみ
液体から熱を伝達され、その結果、特にポンプケーシン
グの表面からの熱放出に起因する熱損失が著しく制限さ
れる。さらに切欠きは、温度センサの、損傷に対して効
果的に保護された配置を可能にし、特に隣接の構成部材
による機械的な損傷が著しく排除される。
【００１３】特に有利には、温度センサがポンプのポン
プ室の領域に配置されている。これによって、液体の熱
が迅速にかつ付加的な熱伝導損失なしに伝達される。こ
のために、温度センサが例えばポンプ室の壁の外側に取
り付けられ、若しくはポンプ室の壁の切欠き又は穴内に
はめ込まれており、該切欠き又は穴が液体と温度センサ
との直接的な接触を可能にするようになっている。この
場合、液体の温度の検出と吐出量の測定とのためにコン
ビネーションして形成された温度センサの使用が可能で
あり、これによって製造費用が軽減され、かつ組み込み
プロセスが簡単になる。
プ室の領域に配置されている。これによって、液体の熱
が迅速にかつ付加的な熱伝導損失なしに伝達される。こ
のために、温度センサが例えばポンプ室の壁の外側に取
り付けられ、若しくはポンプ室の壁の切欠き又は穴内に
はめ込まれており、該切欠き又は穴が液体と温度センサ
との直接的な接触を可能にするようになっている。この
場合、液体の温度の検出と吐出量の測定とのためにコン
ビネーションして形成された温度センサの使用が可能で
あり、これによって製造費用が軽減され、かつ組み込み
プロセスが簡単になる。
【００１４】本発明の有利な別の構成では、温度センサ
がポンプの接続フランジの領域に配置されている。この
場合、液体の温度の規定、即ち測定がポンプ室内への液
体の流入の直前で行われる。これによって、特にポンプ
駆動部から液体への熱の伝達に起因する測定値偏差が避
けられ、従って測定値が相応に高い精度で得られる。
がポンプの接続フランジの領域に配置されている。この
場合、液体の温度の規定、即ち測定がポンプ室内への液
体の流入の直前で行われる。これによって、特にポンプ
駆動部から液体への熱の伝達に起因する測定値偏差が避
けられ、従って測定値が相応に高い精度で得られる。
【００１５】本発明のさらに改善された構成では、前記
有利な効果が、温度センサをポンプ室の流入開口の領域
内に配置することによって増大される。該構成によって
さらに、ポンプの吐出プロセス並びに該吐出プロセスで
生じたエネルギに起因する影響が避けられ、かつ導管部
材の接続領域での熱放出に起因する偏差が避けられる。
有利な効果が、温度センサをポンプ室の流入開口の領域
内に配置することによって増大される。該構成によって
さらに、ポンプの吐出プロセス並びに該吐出プロセスで
生じたエネルギに起因する影響が避けられ、かつ導管部
材の接続領域での熱放出に起因する偏差が避けられる。
【００１６】本発明に基づくポンプの簡単な構成では、
温度センサがポンプの制御装置と一緒に１つの構成ユニ
ットにまとめられている。主要な構成部分を電気的な構
成部材若しくは構成素子で形成されて成る温度センサ
は、ポンプの制御装置内に組み込まれ若しくは統合され
てよい。これによって、温度センサの接続のための付加
的な費用が省略でき、かつ高い運転確実性が得られる。
この場合、温度センサは例えばポンプの制御装置と共通
の１つの基板に配置されてよく、これによって製造費用
がさらに軽減される。
温度センサがポンプの制御装置と一緒に１つの構成ユニ
ットにまとめられている。主要な構成部分を電気的な構
成部材若しくは構成素子で形成されて成る温度センサ
は、ポンプの制御装置内に組み込まれ若しくは統合され
てよい。これによって、温度センサの接続のための付加
的な費用が省略でき、かつ高い運転確実性が得られる。
この場合、温度センサは例えばポンプの制御装置と共通
の１つの基板に配置されてよく、これによって製造費用
がさらに軽減される。
【００１７】特に有利には、温度センサがセラミック材
料から製造された支持エレメントに結合されている。こ
れによって、温度センサのこのような固定は確実に、か
つ温度センサに隣接していて従って検出すべき熱にさら
される電気的な構成素子を損傷させてしまうような危険
を伴うことなしに行われる。さらに、セラミック材料か
ら製造された支持エレメント若しくは支持体は良好な熱
伝達を可能にし、この場合、電気的な回路部材は簡単な
形式でハイブリッド回路若しくは混成回路として形成さ
れてよく、これによってわずかな所要スペースしか必要
としない。高い温度の影響を受けにくいセラミック材料
は、支持エレメント若しくは支持部材、ひいては温度セ
ンサとポンプとの間の結合部の機械的な損傷も防止す
る。
料から製造された支持エレメントに結合されている。こ
れによって、温度センサのこのような固定は確実に、か
つ温度センサに隣接していて従って検出すべき熱にさら
される電気的な構成素子を損傷させてしまうような危険
を伴うことなしに行われる。さらに、セラミック材料か
ら製造された支持エレメント若しくは支持体は良好な熱
伝達を可能にし、この場合、電気的な回路部材は簡単な
形式でハイブリッド回路若しくは混成回路として形成さ
れてよく、これによってわずかな所要スペースしか必要
としない。高い温度の影響を受けにくいセラミック材料
は、支持エレメント若しくは支持部材、ひいては温度セ
ンサとポンプとの間の結合部の機械的な損傷も防止す
る。
【００１８】本発明のさらに有利な構成では、熱伝達改
善のために温度センサとポンプケーシングとの間に熱伝
導物質が設けられている。これによって、温度センサへ
の著しく改善された熱伝達が、温度センサとポンプケー
シングとの間の直接的な接触面を熱伝導物質による付加
的な接触面により補完することに基づき保証される。さ
らに、ポンプケーシンの直接的な接触面からの温度セン
サの、車両振動に起因した解離が避けられ、その結果、
運転確実性が著しく高められる。
善のために温度センサとポンプケーシングとの間に熱伝
導物質が設けられている。これによって、温度センサへ
の著しく改善された熱伝達が、温度センサとポンプケー
シングとの間の直接的な接触面を熱伝導物質による付加
的な接触面により補完することに基づき保証される。さ
らに、ポンプケーシンの直接的な接触面からの温度セン
サの、車両振動に起因した解離が避けられ、その結果、
運転確実性が著しく高められる。
【００１９】本発明の別の有利な構成では、温度センサ
がシリコーン接着剤によってポンプケーシングに結合さ
れている。これによって、温度センサの均一な熱伝達が
比較的に大きな面積の熱交換面に基づき達成され、その
結果、局所的な温度差が排除され、かつ測定値偏差が防
止される。さらに、温度センサの簡単な組み込みが達成
され、温度センサがシリコーン物質によって問題なくポ
ンプケーシン上の適切な位置に接着される。
がシリコーン接着剤によってポンプケーシングに結合さ
れている。これによって、温度センサの均一な熱伝達が
比較的に大きな面積の熱交換面に基づき達成され、その
結果、局所的な温度差が排除され、かつ測定値偏差が防
止される。さらに、温度センサの簡単な組み込みが達成
され、温度センサがシリコーン物質によって問題なくポ
ンプケーシン上の適切な位置に接着される。
【００２０】温度センサが正若しくは負の温度係数を有
するサーミスタとして形成されている。これによって温
度の規定、ひいてはポンプの、温度に依存した吐出量が
電子式の制御装置なしに簡単に達成される。従ってポン
プの使用が、電子的な回路部材の使用を排除するほどに
ポンプを高く負荷するような困難な状況下でも可能であ
る。サーミスタの、温度に依存して変化する電気抵抗
が、直接的に電動駆動式のポンプの吐出量に影響を与え
る。
するサーミスタとして形成されている。これによって温
度の規定、ひいてはポンプの、温度に依存した吐出量が
電子式の制御装置なしに簡単に達成される。従ってポン
プの使用が、電子的な回路部材の使用を排除するほどに
ポンプを高く負荷するような困難な状況下でも可能であ
る。サーミスタの、温度に依存して変化する電気抵抗
が、直接的に電動駆動式のポンプの吐出量に影響を与え
る。
【００２１】本発明のさらに有利な別の構成では、ポン
プが、温度センサによって検出された液体温度に基づき
液体の流量調節のための調節部材を備えている。これに
よって例えば、目標値からの偏差に際して液体を別の導
管系内に導入して、例えば加熱回路もしくは冷却回路の
迂回を実現することができる。この場合、ポンプの吐出
量が同時に変化させられてよく、若しくは変わることな
く維持されて、液体の過剰量が他の構成部材の加熱若し
くは冷却のために使用されてよい。
プが、温度センサによって検出された液体温度に基づき
液体の流量調節のための調節部材を備えている。これに
よって例えば、目標値からの偏差に際して液体を別の導
管系内に導入して、例えば加熱回路もしくは冷却回路の
迂回を実現することができる。この場合、ポンプの吐出
量が同時に変化させられてよく、若しくは変わることな
く維持されて、液体の過剰量が他の構成部材の加熱若し
くは冷却のために使用されてよい。
【００２２】
【発明の実施の形態】本発明は種々の実施例を可能にす
るものである。本発明の基本原理を明らかにするために
２つの実施例を図面に示して詳細に説明する。
るものである。本発明の基本原理を明らかにするために
２つの実施例を図面に示して詳細に説明する。
【００２３】図１に示すポンプ１は、自動車の内燃機関
の冷却回路のための冷却媒体ポンプとして形成されてい
て、駆動部として電動モータ１８を備えている。電動モ
ータ１８に、必要な制御電子装置のためのプラスチック
製のケーシング２が取付けられている。ケーシング２
は、図２に示した温度センサ３を受容していて、搬送す
べき液体の温度検出の目的でポンプケーシング９を部分
的に覆っている。さらに、流過量を規定してかつ分配器
１９の接続片６，７として形成された２つの流出開口へ
分配するための調節部材５が図示されており、該調節部
材は回転形調節器(Drehsteller)として形成されてい
る。ポンプケーシング９は、接続フランジ８として形成
された流入開口を備えており、該接続フランジはポンプ
ケーシング９内へほぼ接線方向で開口している。
の冷却回路のための冷却媒体ポンプとして形成されてい
て、駆動部として電動モータ１８を備えている。電動モ
ータ１８に、必要な制御電子装置のためのプラスチック
製のケーシング２が取付けられている。ケーシング２
は、図２に示した温度センサ３を受容していて、搬送す
べき液体の温度検出の目的でポンプケーシング９を部分
的に覆っている。さらに、流過量を規定してかつ分配器
１９の接続片６，７として形成された２つの流出開口へ
分配するための調節部材５が図示されており、該調節部
材は回転形調節器(Drehsteller)として形成されてい
る。ポンプケーシング９は、接続フランジ８として形成
された流入開口を備えており、該接続フランジはポンプ
ケーシング９内へほぼ接線方向で開口している。
【００２４】ポンプ１への温度センサ３の配置が図２に
明瞭に示してある。図２は制御電子装置のためのケーシ
ング２の断面及び、ポンプケーシング９の一部分を示し
ている。図面から明らかなように、温度センサ３はポン
プケーシング９によって制限されたポンプ室４上に、そ
れも該ポンプ室の中央に配置されている。従って、ポン
プ室４を流過する液体から、サーミスタとして形成され
た温度センサ３への熱伝達が、ほぼ損失なしに、かつ測
定値誤差のおそれなしに可能である。
明瞭に示してある。図２は制御電子装置のためのケーシ
ング２の断面及び、ポンプケーシング９の一部分を示し
ている。図面から明らかなように、温度センサ３はポン
プケーシング９によって制限されたポンプ室４上に、そ
れも該ポンプ室の中央に配置されている。従って、ポン
プ室４を流過する液体から、サーミスタとして形成され
た温度センサ３への熱伝達が、ほぼ損失なしに、かつ測
定値誤差のおそれなしに可能である。
【００２５】温度センサへの損失のない熱伝達のため
に、温度センサ３が、ポンプ１のポンプケーシング９に
凹所若しくは凹設部として形成された切欠き１０内には
め込まれており、このことは図３に詳細に示してある。
明らかなように、ポンプケーシング９の切欠き１０の領
域１１でポンプケーシングの壁厚ｄが減少されている。
このことによって、熱伝達抵抗が減少されて、応答性並
びに測定精度が改善される。この場合には特に、切欠き
１０を満たし、その結果温度センサ３とポンプケーシン
グ９との間の接触面１２を拡大する熱伝導物質１３が、
規定べき温度の確実な伝達を可能にする。温度センサ３
は、ケーシング２内で支持部材１４上にポンプ１の電子
式の制御装置１５と一緒に配置されている。これによっ
て、製造コスト並びに運転確実性が著しく改善され、特
に温度センサ３の損傷しやすい付加的な配線が不要であ
る。
に、温度センサ３が、ポンプ１のポンプケーシング９に
凹所若しくは凹設部として形成された切欠き１０内には
め込まれており、このことは図３に詳細に示してある。
明らかなように、ポンプケーシング９の切欠き１０の領
域１１でポンプケーシングの壁厚ｄが減少されている。
このことによって、熱伝達抵抗が減少されて、応答性並
びに測定精度が改善される。この場合には特に、切欠き
１０を満たし、その結果温度センサ３とポンプケーシン
グ９との間の接触面１２を拡大する熱伝導物質１３が、
規定べき温度の確実な伝達を可能にする。温度センサ３
は、ケーシング２内で支持部材１４上にポンプ１の電子
式の制御装置１５と一緒に配置されている。これによっ
て、製造コスト並びに運転確実性が著しく改善され、特
に温度センサ３の損傷しやすい付加的な配線が不要であ
る。
【００２６】理解を容易にするために、ポンプケーシン
グ９への温度センサ３の配置が図４に補完的に示してあ
る。図４はポンプ１の切欠き１０を通る線に沿って部分
破断して端面側から見た図である。凹所として形成され
た切欠き１０内に温度センサ３が直接にはめ込まれてお
り、この場合、ポンプケーシング９の該切欠きの領域で
減少せしめられた壁厚ｄが、ポンプ室４を流過する液体
から温度センサ３への改善された熱伝達を可能にする。
グ９への温度センサ３の配置が図４に補完的に示してあ
る。図４はポンプ１の切欠き１０を通る線に沿って部分
破断して端面側から見た図である。凹所として形成され
た切欠き１０内に温度センサ３が直接にはめ込まれてお
り、この場合、ポンプケーシング９の該切欠きの領域で
減少せしめられた壁厚ｄが、ポンプ室４を流過する液体
から温度センサ３への改善された熱伝達を可能にする。
【００２７】別の実施例のポンプ１６が図５に部分的に
破断して示してある。この場合、温度センサ３は凹所内
にではなく、ポンプ１６の制御電子装置のケーシング２
内でポンプケーシング９の外側に配置されている。制御
装置１５と温度センサ３とのための共通の１つの支持部
材１４若しくは支持エレメントが、シリコーン接着剤１
７によってポンプケーシング９に結合されている。これ
によって、既存のポンプが、制御装置１５及び温度セン
サ３から成る構成ユニットを後から取り付けることによ
って簡単に改造され、このためにポンプケーシング９若
しくはポンプ室４への介入（処置若しくは加工成形、例
えば切欠き形成又は面取り）を必要とすることはない。
破断して示してある。この場合、温度センサ３は凹所内
にではなく、ポンプ１６の制御電子装置のケーシング２
内でポンプケーシング９の外側に配置されている。制御
装置１５と温度センサ３とのための共通の１つの支持部
材１４若しくは支持エレメントが、シリコーン接着剤１
７によってポンプケーシング９に結合されている。これ
によって、既存のポンプが、制御装置１５及び温度セン
サ３から成る構成ユニットを後から取り付けることによ
って簡単に改造され、このためにポンプケーシング９若
しくはポンプ室４への介入（処置若しくは加工成形、例
えば切欠き形成又は面取り）を必要とすることはない。
【図１】本発明に基づくポンプの斜視図。
【図２】図１に示すポンプの、部分的に破断して示す部
分平面図。
分平面図。
【図３】図１に示すポンプの、部分的に破断して示す部
分側面図。
分側面図。
【図４】図１に示しポンプの、部分的に破断して示す部
分端面図。
分端面図。
【図５】本発明に基づくポンプの別の実施例の、部分的
に破断して示す部分側面図。
に破断して示す部分側面図。
１ ポンプ、 ２ ケーシング、 ３ 温度セン
サ、 ５ 調節部材、６，７ 接続片、 ８ 接続
フランジ、 ９ ポンプケーシング、１０ 切欠き、
１１ 領域、 １２ 接触面、 １３ 熱伝導
物質、１４ 支持部材、 １５ 制御装置、 １６
ポンプ、 １７ シリコーン接着剤、 １８ 電
動モータ
サ、 ５ 調節部材、６，７ 接続片、 ８ 接続
フランジ、 ９ ポンプケーシング、１０ 切欠き、
１１ 領域、 １２ 接触面、 １３ 熱伝導
物質、１４ 支持部材、 １５ 制御装置、 １６
ポンプ、 １７ シリコーン接着剤、 １８ 電
動モータ
【手続補正書】
【提出日】平成１２年１２月２２日（２０００．１２．
２２）
２２）
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390009416 Ｋｒｕｐｐｓｔｒａｂｅ 105，Ｆｒａｎ ｋｆｕｒｔ ａｍ Ｍａｉｎ，ＢＲＤ (72)発明者 クラウス ブルーム ドイツ連邦共和国 シュタインバッハ オ ーバーガッセ 16
Claims (14)
- 【請求項１】 ポンプであって、液体を搬送するため若
しくは、前照灯又は風防ガラス用の洗浄液を搬送するた
めに用いられており、吐出される液体量の調節のために
温度センサが設けられている形式のものにおいて、ポン
プ（１，１６）と温度センサ（３）とが１つの構成ユニ
ットとして形成されていることを特徴とするポンプ。 - 【請求項２】 ポンプ（１，１６）が駆動部として、温
度センサ（３）の信号に依存して回転数制御可能な電動
モータ（１８）を有している請求項１記載のポンプ。 - 【請求項３】 温度センサ（３）がポンプ（１，１６）
のポンプケーシング（９）の外側に結合されている請求
項１又は２記載のポンプ。 - 【請求項４】 ポンプケーシング（９）が温度センサ
（３）の領域（１１）に、減少された壁厚（ｄ）を有し
ている請求項１から３までの少なくともいずれか１項記
載のポンプ。 - 【請求項５】 温度センサ（３）が、ポンプケーシング
（９）の切欠き（１０）内にはめ込まれている請求項１
から４までの少なくともいずれか１項記載のポンプ。 - 【請求項６】 温度センサ（３）が、ポンプ（１，１
６）のポンプ室（４）の領域に配置されている請求項１
から５までの少なくともいずれか１項記載のポンプ。 - 【請求項７】 温度センサ（３）が、ポンプ（１）の接
続フランジ（８）の領域に配置されている請求項１から
６までの少なくともいずれか１項記載のポンプ。 - 【請求項８】 温度センサ（３）が、ポンプ室（４）の
流入開口の領域に配置されている請求項１から７までの
少なくともいずれか１項記載のポンプ。 - 【請求項９】 温度センサ（３）が、ポンプ（１，１
６）の制御装置（１５）と一緒に１つの構成ユニットに
まとめられている請求項１から８までの少なくともいず
れか１項記載のポンプ。 - 【請求項１０】 温度センサ（３）が、セラミック材料
から成る支持エレメントに結合されている請求項１から
９までの少なくともいずれか１項記載のポンプ。 - 【請求項１１】 熱伝達改善のために、温度センサ
（３）とポンプケーシング（９）との間に熱伝導物質
（１３）が設けられている請求項１から１０までの少な
くともいずれか１項記載のポンプ。 - 【請求項１２】 温度センサ（３）が、シリコーン接着
剤（１７）によってポンプケーシング（９）に結合され
ている請求項１から１１までの少なくともいずれか１項
記載のポンプ。 - 【請求項１３】 温度センサ（３）が、正若しくは負の
温度係数を有するサーミスタとして形成されている請求
項１から１２までの少なくともいずれか１項記載のポン
プ。 - 【請求項１４】 ポンプ（１）が、温度センサ（３）に
よって検出された液体温度に基づき液体の流量調節のた
めの調節部材（５）を備えている請求項１から１３まで
の少なくともいずれか１項記載のポンプ。
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19943581 | 1999-09-13 | ||
| DE19943581.2 | 2000-08-03 | ||
| DE10038550.8 | 2000-08-03 | ||
| DE10038550A DE10038550A1 (de) | 1999-09-13 | 2000-08-03 | Pumpe |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001107895A true JP2001107895A (ja) | 2001-04-17 |
Family
ID=26006630
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000278822A Pending JP2001107895A (ja) | 1999-09-13 | 2000-09-13 | ポンプ |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6527517B1 (ja) |
| EP (1) | EP1085210A3 (ja) |
| JP (1) | JP2001107895A (ja) |
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| US7808363B1 (en) | 2008-01-22 | 2010-10-05 | Cantalice John J | Overheat protection for pump |
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| EP2857691B1 (en) * | 2013-10-01 | 2018-02-21 | Grundfos Holding A/S | Limiting the power of a pump depending on two measured temperatures |
| DE102015119832A1 (de) | 2015-11-17 | 2017-05-18 | Xylem Ip Management Sàrl | Förderpumpe zur Druckerhöhung in einer Leitung und Verfahren zum Betreiben einer Förderpumpe |
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| EP4217611A1 (en) | 2020-09-25 | 2023-08-02 | Cornell Pump Company LLC | Mounting pocket for remote equipment monitoring device |
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| DE2656361A1 (de) | 1976-12-13 | 1978-06-15 | Skf Kugellagerfabriken Gmbh | Vorrichtung zur kuehlung von verbrennungskraftmaschinen |
| JPS54159316U (ja) * | 1978-04-28 | 1979-11-07 | ||
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2000
- 2000-08-23 EP EP00118047A patent/EP1085210A3/de not_active Withdrawn
- 2000-09-12 US US09/659,960 patent/US6527517B1/en not_active Expired - Fee Related
- 2000-09-13 JP JP2000278822A patent/JP2001107895A/ja active Pending
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP1085210A2 (de) | 2001-03-21 |
| EP1085210A3 (de) | 2004-03-31 |
| US6527517B1 (en) | 2003-03-04 |
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