JP2001107645A - 上げ下げ障子の吊りワイア装着機構 - Google Patents
上げ下げ障子の吊りワイア装着機構Info
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Abstract
化による長さの誤差の調整を必要としないワイア装着機
構を提供する。 【解決手段】 滑車8と、この滑車に巻き掛けられ、両
端部を縦枠の長さ方向に垂下させた吊りワイア9と、外
側障子の側端縁下端部に突設され、吊りワイア9の一端
を固定した第1案内ブロックと、内側障子の側端縁下端
部に突設され、吊りワイアの他端を伸縮するばね装置2
2を介して固定した第2案内ブロック14とを有し、上
記ばね装置22により吊りワイア9を第2案内ブロック
14方向に付勢すると共に、ばね装置の弾力をその一端
が担持する負荷よりも大きく設定し、更に、吊りワイア
の長さを、ばね装置が弾性変形しない常態において障子
と枠との間に少し隙間ができる程度に短くする。
Description
或いは上げ下げ障子ドアの上げ下げ障子の吊りワイア装
着機構(以下単にワイア装着機構という)に係り、特
に、吊りワイアの長さの調節をする必要が無いワイア装
着機構に関する。
は、嵌め込んだ障子を上下に移動させて通風を図ること
ができるようにした窓或いはドアのことで、例えばドア
を例にとって説明すると、図1乃至図3に示すように、
ドア1のフレームを構成する一対の縦枠2、2が仕切壁
3によって断面略ヨ字形に成形され、内側及び外側ガイ
ド溝4、5(図2参照)が形成されている。
1及び図3に示すように、夫々ガラス板を嵌め込んだ内
側及び外側障子6、7がガイド溝4、5に沿って上下方
向に移動可能に案内、装着されている。
両側において、仕切壁3の一部を切り欠いて設けられた
滑車8に、これに巻き掛けられた吊りワイア9を介し
て、担持されている。
び外側障子6、7の側端縁下端に突設された案内ブロッ
ク11に係止される。
は、例えば内側障子6を下げると、その分外側障子を吊
り下げているワイア9が上昇するので、内側障子の上方
及び外側障子の下方に隙間ができ、この隙間を介して通
風を図ることができるばかりでなく、その隙間の量を調
節することができる。
して障子を縦枠に固定する上げ下げロックの摘みを示
し、この摘み12を弛めてから手で障子を動かし、隙間
の量を設定した後は摘み12を反対方向に回して障子を
固定する。この上げ下げロックの構造については、公知
であるしまた本発明の要旨ではないので、更に詳細な説
明を省略する。
た上げ下げ障子は、吊りワイア9の製作誤差に基づく長
さの減少、或いは経年変化による伸びがあると、何れの
場合も障子が閉り切れずに窓或いはドアの上部に隙間が
生じることになる。
えば実開昭56−121863号に記載された考案によ
るワイア調節装置は、調節ねじにより前記滑車8の取付
位置を上下方向に調節したり、或いは特許第28591
10号に係る特許公報に記載されたワイア調節装置のよ
うに、吊りワイア9の一端を調節ねじを及び撚り戻し装
置を介して障子の案内ブロックに係止するようにしてい
る。
は、窓やドアの開け閉めのときの衝撃により調節ねじが
弛み、通常吊りワイア9の長さが増大して障子が閉り切
れなくなるので、しばしば調節を繰り返さなければ成ら
ない、という不都合がある。
消し、原理上吊りワイアの調節量を一旦設定した後は、
以後再びワイアの長さを調節する必要が無いワイア装着
機構を提供することを目的としている。
め、この発明は、上げ下げ窓或いは上げ下げ障子ドアの
フレームを構成する縦枠内面に固定された滑車と、この
滑車に巻き掛けられ、両端部を縦枠の長さ方向に垂下さ
せた吊りワイアと、内側及び外側障子の何れか一方の側
端縁下端部に突設され、吊りワイアの一端を固定した第
1案内ブロックと、内側及び外側障子の他方の側端縁下
端部に突設され、吊りワイアの他端を伸縮するばね装置
を介して固定した第2案内ブロックとを有し、上記ばね
装置により吊りワイアを第2案内ブロック方向に付勢す
ると共に、ばね装置の弾力をその一端が担持する負荷よ
りも大きく設定し、更に、吊りワイアの長さを、ばね装
置が弾性変形しない常態において障子と枠との間に少し
隙間ができる程度に短くしたことを特徴とする。
参照して説明する。図4において符号13は第1案内ブ
ロックを、符号14は第2案内ブロックを夫々示す。
て先に説明すると、この第2案内ブロック14は、図5
及び図6に示すように、外側、すなわち縦枠2側に開口
したU字形の切欠15を有する水平な棚板16と、背板
17と、一対の袖板18、18を一体に結合した例えば
合成樹脂製のブロック体で、図5に示すように、例えば
内側障子6の側端縁下端に付番しない止めねじにより一
体に装着されている。
は、上記第2案内ブロック14と同様の構造の第1案内
ブロック13(図4参照)がこれもねじ止めにより一体
に装着されており、この第1案内ブロック13には、吊
りワイア9の一端が固定されている。
は溶接又はかしめにより円盤状の係止フランジ19(図
4乃至図6参照)が一体に結合されており、吊りワイア
9の一端は、この係止フランジ19を第1案内ブロック
13の図示しないU字形の切欠の下面に引っ掛けるよう
にして第1案内ブロック13に固定されている。
ジ19が切欠から抜け外れることを防止するため、止め
キャップ21が嵌着されているが、この止めキャップ2
1の構造は本発明の要旨ではないから、ここでは更に詳
細な説明は省略する。
6に示すように、ばね装置22の上端に固定されてい
る。
字形に折曲げた基板23及びスライド板24を相互に噛
み合わせ、下方の雄ねじ部と、上方の断面円形の丸棒と
を同軸かつ一体に結合したガイド杆25により、基板2
3及びスライド板24を相対的に上下移動できるように
連結すると共に、基板23の上板とスライド板24の下
板との間におけるガイド杆25の回りに圧縮コイルばね
26を弾装したものである。
ド板24を下方に付勢し、常態ではスライド板24の下
方の水平板部をガイド杆の雄ねじ部と丸棒との段部に弾
圧している。
するには、スライド板24の上方の水平板部に形成され
たU字形切欠に吊りワイア9の他端の係止フランジ19
を引っ掛けて固定する。
の下方の水平板部に開口した付番しない雌ねじ孔と螺合
している。
頭部を第2案内ブロックの前記切欠15に引っ掛け、止
めキャップ21により固定する。
いて、第2案内ブロック14から見れば、吊りワイア9
及びばね装置22を介して印加される第1案内ブロック
13側の負荷は、圧縮コイルばね26を押し縮める方向
に印加されるので、その反力としてばね装置22は吊り
ワイア9を第2案内ブロック方向に付勢している。
ロック13側の負荷よりも大きく設定されている。した
がって、障子を開けてロックした常態では、圧縮コイル
ばね26は弾性変形しない。
置の圧縮コイルばね26が弾性変形しない常態におい
て、障子と枠との間に少し隙間ができる程度に短くして
ある。
れることなく、種々に変形して実施することが可能であ
る。
回すことにより基板23の上下方向の位置を調節でき、
結果として圧縮コイルばね26の弾力を調節することが
できるが、ばねの弾力の調整を必要としない場合には、
例えば雄ねじ部と丸棒とを同径にし、基板23の下方の
水平板部より上方の任意の場所に止め輪を嵌着して、こ
れをストッパーとしてもよい。この場合、このストッパ
ーがスライド板24のストッパーとなる。
ねとすることができる。この場合、ばねの両端のばね掛
け部を適切に形成し、夫々吊りワイア9の他端、及び棚
板に16に連結する。
障子の両側に設けるを可とする。また、図1において符
号27は上げ下げ障子ドアのハンドルである。
例によるワイア装着機構は、障子が開いている常態で
は、通常のワイア装着機構より吊りワイアの長さが短い
から、その分下方の隙間が少し(例えば4〜5mm)大
きいが、そのことは使用上何の差し支えもない。
ブロック14が装着された障子を下げると、吊りワイア
9が少し短いので、上昇する側の障子が上枠に当接して
も、下げようとしている障子の下端縁と枠との間に隙間
ができる。
て障子を下げるとばね装置の圧縮コイルばね26が弾性
変形して縮むので、障子を完全に閉めることができる。
せて障子を固定するのは従来のものと同様である。な
お、この場合ばね装置の弾力は吊りワイア9の一端が担
持する負荷より少し大目に設定すればよいから、ロック
装置の負荷容量も従来のものとほぼ同じでよい。
も、通常その伸びは吊りロープ9を短くした量を越えな
いから、一旦装着した後は吊りロープの長さを調節する
必要はない。
明は、吊りワイアの一端を外側及び内側障子の一方に突
設された第1案内ブロックに固定し、他端を、伸縮する
ばね装置を介して、外側及び内側障子の他方に突設され
た第2ブロックに係合させると共に、吊りワイアの長さ
を少し短くしたので、障子が開いている常態では上下の
隙間の量が少し違うだけで何等通風に差し支えないよう
にすることができる一方、障子を閉めるときには下方の
障子の隙間を無くす方向にばね装置を伸長させれば窓を
完全に閉めることができる。
ばね装置の伸張量の減少という形態で吸収できるので、
一旦ドア又は窓に組込んだ後は、上げ下げ障子の吊りワ
イアの長さを調整する必要がない、等種々の効果を奏す
る。
アの線図的一部断面図。
面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 上げ下げ窓或いは上げ下げ障子ドアのフ
レームを構成する縦枠内面に固定された滑車と、この滑
車に巻き掛けられ、両端部を縦枠の長さ方向に垂下させ
た吊りワイアと、内側及び外側障子の何れか一方の側端
縁下端部に突設され、吊りワイアの一端を固定した第1
案内ブロックと、内側及び外側障子の他方の側端縁下端
部に突設され、吊りワイアの他端を伸縮するばね装置を
介して固定した第2案内ブロックとを有し、上記ばね装
置により吊りワイアを第2案内ブロック方向に付勢する
と共に、ばね装置の弾力をその一端が担持する負荷より
も大きく設定し、更に、吊りワイアの長さを、ばね装置
が弾性変形しない常態において障子と枠との間に少し隙
間ができる程度に短くしたことを特徴とする上げ下げ障
子の吊りワイア装着機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28695899A JP4028946B2 (ja) | 1999-10-07 | 1999-10-07 | 上げ下げ障子の吊りワイア装着機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28695899A JP4028946B2 (ja) | 1999-10-07 | 1999-10-07 | 上げ下げ障子の吊りワイア装着機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001107645A true JP2001107645A (ja) | 2001-04-17 |
JP4028946B2 JP4028946B2 (ja) | 2008-01-09 |
Family
ID=17711167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28695899A Expired - Fee Related JP4028946B2 (ja) | 1999-10-07 | 1999-10-07 | 上げ下げ障子の吊りワイア装着機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4028946B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109138794A (zh) * | 2018-09-28 | 2019-01-04 | 高志超 | 一种铝合金门窗的电线走线模块 |
-
1999
- 1999-10-07 JP JP28695899A patent/JP4028946B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109138794A (zh) * | 2018-09-28 | 2019-01-04 | 高志超 | 一种铝合金门窗的电线走线模块 |
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JP4028946B2 (ja) | 2008-01-09 |
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