JP2001107481A - 無機質繊維製耳付断熱材とその施工方法 - Google Patents

無機質繊維製耳付断熱材とその施工方法

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JP2001107481A JP29106899A JP29106899A JP2001107481A JP 2001107481 A JP2001107481 A JP 2001107481A JP 29106899 A JP29106899 A JP 29106899A JP 29106899 A JP29106899 A JP 29106899A JP 2001107481 A JP2001107481 A JP 2001107481A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通商産業省・建設省告示第2号及び建設省告
示第998号で規定された1地域においても、断熱材配
設後の室内側に防湿フィルムの敷設の必要のない無機質
繊維製の断熱材を提供すること。 【解決手段】 上面に透湿性の外皮が張設され、下面に
防湿性の外皮が張設されている無機質繊維製耳付断熱材
において、該断熱材の下面の、前記防湿性の外皮の耳部
を含む全外面に、該外面の面積より広い面積の厚さ10
0μm以上の合成樹脂フィルムを主材とする防湿フィル
ムを接着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラスウール、ロ
ックウール等の無機質繊維製であり、下面に厚い防湿フ
ィルムが接着されている建造物用の耳付断熱材とその施
工方法との改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の建造物用の断熱材としては、建
設省告示第451号で指定されているI地域たる北海道
と、2地域以下の他の都府県並びに同告示で示された
「次世代基準」の1地域たる北海道と青森、岩手の両県
の一部と、2地域以下の、北海道と青森、岩手の両県の
一部とを除く他の都府県とでは、使用される断熱材とそ
の取付構造が相違している。
【0003】前記2地域以下の各地域で使用が認められ
ている断熱材とその取付構造は、ガラスウール、ロック
ウール等の無機質繊維よりなる断熱材を透湿性の室外側
外皮と防湿性の室内側外皮とで被覆したものを、その外
皮を利用して建造物に固定する構造、施工方法である。
【0004】しかし前記1地域に指定されている北海道
および青森、岩手の両県の一部地域たる寒冷地では、気
密性をより一層強化し、熱エネルギーの無駄を無くする
ため、前記外皮付き断熱材の施工後に、更に室内側から
防湿層を形成する合成樹脂フィルムを張設する手段と
か、あるいは防湿層の形成されていない裸の断熱材を建
造物に固定したのち、別工程として室内側に厚さ0.1
mm以上の厚さの合成樹脂フィルムを張設し、防湿層と気
密層とを兼ねさせる手段とかを採ることが、前記告示に
より義務づけられている。
【0005】前述の防湿層、気密層を別工程として形成
する場合、防湿層のとぎれ部分の発生を防止するため、
防湿層同士の重ね代を150mm以上としたり、間柱部分
では100mm以上の重ね代をとって防湿層の接続を行っ
ている。
【0006】このため、前記1地域に指定された地域で
の建造作業では、断熱材の取り付け、固定作業とは別工
程の防湿層の形成作業が必要となり、施工壁面等の防湿
層形成のためには、防湿層を緊張状態に維持する作業、
重ね代を所要寸法に維持して固定する作業等の工程の増
加、この作業のための作業員の増加が必然的に発生し、
人件費、材料費の増加、工期の長期化等を伴う問題を有
している。
【0007】他方、前記別工程としての防湿層の形成作
業を省略できる断熱材は、現時点では存在しない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術の有する
問題点に鑑み、本発明は、別工程としての、防湿層の張
設の必要がなく、単位面積への、断熱材の嵌装、固定、
防湿層の形成を1名の作業員で、一連の作業として行う
ことが可能であり、しかも前述の建設省告示第451号
で指定されている1地域並びに同告示で示される「次世
代基準」の1地域の断熱材の仕様に適合した構造の断熱
材とその施工方法とを提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1の発明では、無機質繊維製の耳付断熱材
を、無機質繊維製の断熱素材の上面、下面および各側
面、各端面のうち、少なくとも上面が透湿性を有する外
皮で被覆され、下面が防湿性を有する外皮で被覆されて
いる断熱材の前記防湿性を有する外皮の外面に、該外面
より広い面積で、かつ外側耳部を形成する厚さ100μ
m以上の厚さの合成樹脂フィルムを主材とする防湿フィ
ルムが接着されているという構成とした。
【0010】請求項2の発明では、無機質繊維製の耳付
断熱材を、無機質繊維製の断熱素材の上面、下面および
各側面、各端面のうち少なくとも上面と下面とが透湿性
を有する外皮で被覆されている断熱材において、下面の
透湿性の外皮の外面に、該外面より広い面積で、かつ外
側耳部を形成する厚さ100μm以上の厚さの合成樹脂
フィルムを主材とする防湿フィルムが接着されていると
いう構成とした。
【0011】請求項3の発明では、請求項1または請求
項2の発明に、無機質繊維製の断熱材の上面、下面、各
側面および長手方向両端面のうち、少なくとも上下両面
を被覆する外皮が、下面の左右両側において、折り畳ま
れた内側耳部を形成しているという構成要件を付加し
た。
【0012】請求項4の発明では、無機質繊維製の耳付
断熱材を、無機質繊維製であり、6面が外皮で被覆され
ていない断熱素材の下面に、該下面より広い面積で、か
つ外側耳部を形成する厚さ100μm以上の厚さの合成
樹脂フィルムを主材とする防湿フィルムが接着されてい
るという構成とした。
【0013】請求項5の発明では、無機質繊維製の耳付
断熱材を、無機質繊維製の断熱素材の上面および各側
面、各端面のうち、少なくとも上面が透湿性を有する外
皮で被覆され、該断熱素材の下面に、該下面の面積より
広くかつ外側耳部を形成する厚さ100μm以上の厚さ
の合成樹脂フィルムを主材とする防湿フィルムが接着さ
れているという構成とした。
【0014】請求項6の発明では、請求項1ないし請求
項5のいずれかの発明に、防湿フィルムの一側の外側耳
部が、断熱材の側面から150mm以上の張り出し幅とさ
れ、他側の外側耳部が断熱材の側面から100〜250
mmの範囲の張り出し幅とされているという構成を付加し
た。
【0015】請求項7の発明では、請求項1ないし請求
項6のいずれかの発明に、断熱材の長手方向の両端の端
面から防湿フィルムが、それぞれ250mm以下の張り出
し幅で張り出された長手方向耳部を有するという構成を
付加した。
【0016】請求項8の発明では、請求項1ないし請求
項7のいずれかの発明に、無機質繊維製の平均繊維径が
4〜8μmの範囲から選定されているという構成を付加
した。
【0017】請求項9の発明では、請求項1、請求項
2、請求項3並びに請求項5ないし請求項8のいずれか
の発明に、直6面体の断熱素材の6面が外皮で被覆され
ているという構成を付加した。
【0018】請求項10の発明では、無機質繊維製の耳
付断熱材の施工方法を、厚さ100μm以上の合成樹脂
フィルムを主材とする防湿フィルムが断熱材下面に接着
され、かつ断熱材下面の少なくとも両側において、前記
防湿フィルムから外側耳部が張り出し形成されている該
断熱材を、前記防湿フィルムを建造物室内側に位置さ
せ、前記断熱材を室内側から室外側へ向けて嵌装し、前
記防湿フィルムの外側耳部により、栓等の建造物および
隣接する断熱材の防湿フィルムへの固着、接着を行うと
いう構成とした。
【0019】請求項11の発明では、無機質繊維製耳付
断熱材の施工方法を、断熱素材の少なくとも上下両面を
被覆する外皮が、下面の両側において折り畳まれて外側
方へ張り出した内側耳部を形成しており、前記下面の外
皮の外面に接着された厚さ100μm以上の厚さの合成
樹脂フィルムを主材とする防湿フィルムが外側方へ張り
出した外側耳部を形成している断熱材を、防湿フィルム
を室内側として、室内側から室外側へ嵌装し、前記内側
耳部により柱等の構造物へ固着したのち、前記外側耳部
により、柱等の構造物への固着と、隣接する断熱材の防
湿フィルムへの接着とを行うという構成とした。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明では、無機質繊維として、
平均繊維径4.0〜8.0μm、好ましくは5.0〜
6.5μmのガラスウール、ロックウール等が使用さ
れ、製品密度としては、耳付断熱材として10〜32Kg
/m程度に調製され、断熱層の厚さは、用途により5
0〜300mmの範囲で選定される。
【0021】また断熱素材を被覆する外皮たる防湿フィ
ルムは厚さ10〜30μm、透湿フィルムは厚さ8〜1
5μmの範囲から選定される。この断熱素材を被覆する
外皮たる防湿フィルム、透湿フィルムには規則的にある
いはランダムに穴明けしてもよく、この場合、フィルム
厚さは9〜50μmの範囲から選定され、穴径は0.1
mm〜5mmの範囲で選定される。
【0022】また断熱素材を被覆している下面の防湿性
を有する外皮の外面に接着されている厚さ100μm以
上の防湿フィルムとしては、ポリエチレン、ポリエステ
ル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリカーボ
ネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリオレフイン
系ポリエステル等のごとき合成樹脂フィルムが使用で
き、またこれ等にアルミニウム等の金属を蒸着したフィ
ルムあるいは異種合成フィルムや金属箔を接着したもの
等であってもよい。
【0023】さらに、断熱素材を被覆している外皮と防
湿フィルムとの接着は、ホットメルト接着、熱融着、超
音波シール、溶剤型接着剤や粘着剤による接着等による
接着が好ましい。
【0024】無機質繊維製の断熱素材の下面に接着され
た防湿フィルムと柱、壁面等との固定は、ガンタッカー
止め、ステープル止め、市販の粘着テープによる粘着等
により行われ、隣接する断熱材の防湿フィルム同士の接
着は、前記粘着テープ等により行われるが、前記粘着テ
ープによる接着は1条または2条列で行うことが好まし
い。
【0025】図1は、請求項1、請求項3、請求項6お
よび請求項8各発明を併せ適用した実施の一例を示して
おり、既述のごとく平均繊維径4.0〜8.0μmのガ
ラスウールまたはロックウール、好ましくは平均繊維径
5.0〜6.5μmのガラスウールまたはロックウール
のごとき無機質繊維により、用途により、10〜32Kg
/mの範囲の密度で、50〜300mmの範囲内の厚さ
に成形された断熱素材1は、上面2、左右両側面3、4
が断熱素材1内の湿気を外部へ放出できる透湿性を有す
るポリエチレン、ポリエスレル等の合成樹脂フィルムの
外皮5で被覆されており、下面6は断熱素材1内への湿
気の浸入を阻止できる防湿性を有するポリエチレン、ポ
リエステル等の合成樹脂フィルムの外皮7で被覆されて
断熱材1Aに成形されている。
【0026】前記外皮5の両端片8、9は外側へ折り返
され、外皮7の両端片10、11の折り返しにより包被
され、端片8、9、10、11は、溶着あるいはホット
メルト接着剤による接着等で一体化されて内側耳部1
2、13を形成している。この内側耳部12、13の張
り出し長さは、両側面3、4から25〜30mmとされて
いる。
【0027】この実施例では、ガラスウールの断熱素材
1を密度10Kg/m、厚さ50mm、幅430mm、長さ
2740mm、透湿性の外皮5として厚さ9μmのアルミ
蒸着穴明きポリエチレンフィルム、防湿性を有する外皮
7として厚さ15μmのポリエチレンフィルムを、それ
ぞれ使用している。
【0028】前記防湿性を有する外皮7の内側耳部1
2、13を含む全外面には、厚さ100μm以上の、既
述のポリエチレン、ポリエステル、ポリエチレンテレフ
タレート等の合成樹脂フィルムを主材とする防湿フィル
ム14が、ホットメルト接着、熱融着、超音波シール、
溶剤型接着剤や粘着剤による接着等の手段で接着されて
いる。なお内側耳部12、13と防湿フィルム14と
は、非接着とされている。
【0029】前記防湿フィルム14の図1における左側
の張り出した外側耳部15は断熱材1Aの右側面4から
の張り出し幅WAが150mm以下とされ、図1において
右側の張り出した外側耳部16は、断熱材1の右側面3
からの張り出し幅WBが100〜250mmの範囲に選定
されている。
【0030】前記防湿フィルム14の厚さを100μm
以上とした理由は、100μm以下の同種の合成樹脂フ
ィルムでは透湿量が単位時間当り10g/m以上と多く
なり、断熱効率の向上を図る点で好ましくないことに存
する。
【0031】防湿フィルム14の外側耳部15の張り出
し幅WAが150mm以下とされているのは、柱の太さに
対応してその長さが変更されるためであり、外側耳部1
6の張り出し幅WBが100〜250mmとされているの
は、柱を介して隣接する隣りの断熱材の防湿フィルムと
の重なり代を100〜150mm程度確保するためであ
り、この重なり代の長さは、柱の太さによって変化す
る。
【0032】請求項2の発明は、図1に示す実施例の防
湿性を有する下面の外皮7を同実施例の外皮5と同じく
透湿性の外皮とし、この透湿性の下面の外皮の外面に、
同実施例における防湿性フィルム14と同一防湿性フィ
ルムを接着したものであり、既述の1地域以外の地域に
使用される断熱材の防湿性の強化を図るものである。
【0033】図2は、請求項1、請求項3および請求項
8の各発明を併せ適用した実施の一例であり、図1に示
す実施例の防湿性フィルム14に相当する防湿性フィル
ム17の左右の外側耳部18、19の各張り出し幅WC
とWDが、共に150mmとされているほかは、図1に示
す実施例と同一構成の断熱材である。
【0034】図3は請求項5の発明の実施の一例を示し
ており、ガラスウール、ロックウール等の無機質繊維製
の断熱素材20は、製品密度16Kg/m 、厚さ50m
m、幅425mm、長さ2740mmとされ上面にのみ透湿
性を有する外皮21として、厚さ15μmのアルミ蒸着
ポリエチレンフィルムが接着されており、下面には防湿
フィルム22として厚さ100μmのポリエチレンフィ
ルムが接着されており、断熱素材20の下面および左右
の側面には、外皮が接着されていない。また防湿フィル
ム22の外側耳部23、24の張り出し幅WE、WFは
いずれも150mmとされている。
【0035】この実施例の場合は、所定の防湿性を保持
しながら製品コストを低減させうる。
【0036】図4は、請求項1および請求項8の両発明
を適用した実施の別例を示しており、断熱素材1の上下
両面を被覆する外皮5Aと7Aとの左右両側辺5B、7
Bが断熱素材1の左右両側面に沿って折曲され、該両側
面に接着された例である。
【0037】図5は、請求項4および請求項8の両発明
を適用した実施の一例を示しており断熱素材1の6面が
全く外皮で被覆されることなく、ガラスウールあるいは
ロックウールが露出されたままとされ、その下面に厚さ
100μm以上の防湿フィルム14が直接接着された例
である。
【0038】図6は請求項7の発明の第1の実施例を示
しており断熱材1Aの長手方向両端の端面25(図示例
では前端面のみを示し、後端面は省略)から、断熱材1
Aの下面に接着されている既述の防湿フィルムと同様の
防湿フィルム26が、それぞれ250mm以下の張り出し
幅Wgで張り出された長手方向耳部27を有している。
【0039】図7は、請求項7の発明の第2の実施例で
あり、図6に示す実施例に示す長手方向耳部27に相当
する部分が断熱材1Aの幅方向における防湿フィルム2
8の耳部29、30と連続一体の長手方向耳部31とし
て形成された例である。
【0040】図8は、請求項7の発明の第3の実施例で
あり図7に示した実施例における長手方向耳部31に相
当する長手方向耳部32に、断熱材1Aの左右両側部3
3、34の下部に形成されている耳部35、36の外縁
と平行に易切断線37、38を形成したものである。図
示例では易切断線が短いスリットの連続とされているが
ミシン穴等であってもよい。
【0041】請求項7の発明に係る断熱材1Aは、何れ
の実施例においても、長手方向両端に張り出し幅が25
0mm以下の長手方向耳部27、31、32が形成されて
いるので、栓間に断熱材1Aを設置したとき、耳部2
7、31、32により、敷桁あるいは床板等と断熱材の
上下端の間の隙間を完全に閉塞できる。
【0042】特に図7に示す実施例では、隣位の断熱材
との間の隙間を完全に閉塞できるし、図8に示す実施例
では建造物の構造に応じ、易切断線37、38を切開
き、折曲したり、折り畳んで接着する等の手段を採りう
る。
【0043】図9は、請求項9の発明の実施の一例を示
しており断熱素材の上下面、左右側面および長手方向の
両端面の6面が透湿性を有する外皮39、40、41、
42および防湿性を有する外皮43で被覆され外皮43
の下面に防湿フィルム44が接着され、ガラスウールの
短繊維の飛散による環境悪化を防止できるようにしたも
のである。
【0044】請求項2の発明について、断熱素材の上下
両面の外皮を透湿性の外皮とする旨を記述したが透湿性
を有する外皮としては、図3に示す多数の小円孔を貫設
したものの外に、多数の短直線スハット、ミシン目様の
小孔等であってもよいことは勿論である。
【0045】図10ないし図13は、請求項10の発明
である施工方法のそれぞれ異なる実施例を、各断熱材1
A〜1gおよびその防湿フィルム等を省略図法で略示
し、柱との固着及び防湿フィルム同士の接着等の構造の
みを明示しており、図10、図11および図12は、図
2に示される断熱材1A〜1Dを建造物の室内側から室
外側へ向けて柱間に嵌装し、斜線部分で断熱材1A〜1
Dに接着されている各防湿フィルム17A〜17Dを用
いて柱45と、柱45の両側の各断熱材との固着、接着
の状態を示しており、図10に示す実施例では、断熱材
1Aの外側耳部18Aが、先端近傍でガンタッカー止め
あるいはステープル止め46で柱45に固定され、断熱
材1Bの外側耳部19Bが外側耳部18Aの外面に重ね
られ、先端近傍で粘着テープ47で外側耳部18Aに接
着されている。
【0046】図11に示す実施例では防湿フィルム17
Aの外側耳部18Aが柱45に粘着テープ48で接着さ
れた点で図10に示すものと相違している。
【0047】図12に示す実施例では、断熱材1Cの防
湿フィルム17Cの外側耳部18Cが、前記外側耳部1
8Aより張り出し長さが短いため、断熱材1C寄り部分
でガンタッカー止め49で柱45に固定され、断熱材1
Dの防湿フィルム17Dの外側耳部19Dが粘着テープ
50で防湿フィルム17Cの外側耳部18Cに接着され
ると共に、粘着テープ51で柱45に接着されている。
【0048】図13に示す実施例では図1に示される断
熱材1Gと、図12に示す断熱材1C、1Dと同一構造
の断熱材1E、1Fとを用いた施工方法を示しており、
柱45Aと断熱材1E、1Fとの固定、接着構造は図1
2に示す構造と同一であるが、断熱材1Gと柱45B
と、断熱材1Fとの固定、接続構造が図10、図11お
よび図12に示す実施例と相違している。
【0049】この実施例では、断熱材1Fの防湿フィル
ム17Fの外側耳部19Fがガンタッカー止め52と粘
着テープ53とで柱45Bに固定された部分に、断熱材
1Gの防湿フィルム17Gの張り出し長さの長い外側耳
部18Gが重ねられ、粘着テープ55で柱45Bに固定
されている外側耳部19Fの外面に接着されると共に、
外側耳部18Gの外端縁が粘着テープ54で、断熱材1
Fの防湿フィルム17Fに接着されており、防湿性能が
向上させられている。
【0050】図14は、図7に示される断熱材1Aを柱
56、57間に配設し、長手方向耳部31A、31Bを
敷桁58、59にガンタッカー止め、ステープル止めで
固定するかあるいは粘着テープで接着するようにした使
用例であり、図では長手方向耳部31A、31Bが伸ば
されて図示されているが、実際には敷桁に巻き付けるよ
うに固定される実施例である。
【0051】図15は、同じく図7に示される断熱材1
Aが柱60、61と天井材62と床材63とで形成され
た空間部分に配設され上下の長手方向耳部31C、31
Dと断熱材1Aの両側縁から張り出している耳部とによ
り、天井材62、床材63および両側の柱60、61
に、既述のごとく接着、固定される実施例である。
【0052】図16は、請求項11の発明である施工方
法の実施の一例を示しており、柱45C、45D間に請
求項3の発明の図2に示される実施例たる断熱材1H、
1Jを嵌装し、固定した例である。
【0053】この実施例における断熱材1H、1Jは、
内側耳部12A、13A、13Bが防湿フィルム17
H、17Jと遊離させられており、他方防湿外皮7H、
7Jは粘着テープあるいはホットメルト接着剤64等に
より断熱素材の下面に強固に接着されると共に、防湿フ
ィルム17H、17Jは外側耳部19H、19J、19
Kを除く部分が粘着テープあるいはホットメルト接着剤
65等により防湿外皮7H、7Jに強固に接着されてい
る。
【0054】請求項11の発明では、断熱材1H、1J
を内側耳部12A、13A、13Bにおいて、柱45
C、45D等にガンタッカー止め66等で固定したの
ち、防湿フィルム17H、17Jの外側耳部19H、1
9J、19Kをガンタッカー止め67等により柱45
C、45Dに固定することにより建造物への断熱材の取
付け、すなわち施工が完了する。
【0055】請求項10および請求項11の両発明は、
いずれも建造物への断熱材の固定と防湿フィルムの張設
を作業員1名のみで行いうる点に特徴を有する。
【0056】
【発明の効果】請求項1の発明では、少なくとも上面が
透湿性の外皮で被覆され、下面が防湿性の外皮で被覆さ
れている断熱材の、前記防湿性を有する外皮の外面に、
該外面より広い面積で、かつ外側耳部を張り出し形成さ
れた厚さ100μm以上の防湿フィルムが接着されてい
るので、この無機質繊維製耳付断熱材を、各外側耳部を
利用して建造物に固着、接着するのみで、「建設省告示
第451号」で指定される1地域あるいは同告示に示さ
れる「次世代基準」で指定される1地域における断熱材
の施工が完結し、従来必要であった断熱材施工後の防湿
層施工工程を省略でき、従って前記告示の条件を満たす
ための工程の省略、工期の短縮、工費の節減を図りうる
効果を奏する。
【0057】請求項2および請求項5の発明によると、
少なくとも上面が透湿性の外皮で被覆されている断熱材
の下面の全外面に該外面より広い面積で、かつ外側耳部
を張り出し形成された厚さ100μm以上の防湿フィル
ムが接着されているので、前記建設省告示で指定された
1地域以外に使用される断熱材の断熱効果を、工程の増
加、工期の延長等を伴なわず、僅かな工費の増加のみで
大幅に向上させうる効果を奏する。
【0058】請求項3の発明によると、断熱素材の上面
および下面を被覆する外皮で形成された内側耳部を、断
熱材を柱等の構造物へ固定するため固定片として利用で
きるので、断熱材の固定を強固なものとすることができ
る効果を奏する。
【0059】請求項4の発明によると、断熱素材への外
皮の接着工程を省略でき、防湿フィルムの接着工程を要
するのみであるため、生産効率の向上、使用材料費の節
減が図れ、しかも断熱材としての防湿性は接着される厚
さ100μm以上の合成樹脂フィルムを主材とする防湿
フィルムで完全に維持できる効果を奏する。
【0060】請求項6の発明によると、一側の耳部が断
熱材側面から150mm以上の張り出し幅とされているの
で建造物の設計に対応させて、無駄の無い張り出し幅の
耳部を形成できるし、他側の耳部の張り出し幅は100
〜250mmの範囲とされているので、柱の幅の大小ある
いは隣位の断熱材との十分な重なり代の確保による断熱
効果の向上を図ることができる効果を奏する。
【0061】請求項7の発明によると、断熱材の長手方
向両端の端面から張り出し幅250mm以下の長手方向耳
部が形成されているので、柱と天井材との連続部、柱と
床材との連続部あるいは部屋の隅部、天井材と敷桁との
連続部等において、断熱材と建造物との間に隙間を形成
することなく断熱材を組み付けることができる効果があ
り、更には長手方向耳部の張り出し幅を、断熱効果の維
持に必要な最長寸法である250mm以下の必要な寸法と
してあり、250mm以上の張り出し幅としても断熱効果
の向上は認められないので、防湿フィルムの使用量を必
要最小限に留めうる効果も有している。
【0062】請求項8の発明では、断熱効果の発現が最
も大きい平均繊維径4〜8μmの無機質繊維の断熱素材
に、請求項1ないし請求項5のいずれかの断熱材の構造
的特長を付加したので、無機質繊維製耳付断熱材の断熱
効果を最大限に発揮させうる効果を奏する。
【0063】請求項9の発明によると、既述の請求項1
ないし請求項6の各発明の実施に当り、ガラスウールの
細断条の飛散による作業環境の悪化を完全に防止できる
ので、作業効率の向上と工期の短縮を図る面で有意義な
効果を奏する。
【0064】請求項10の発明によると、断熱材の装
着、固定、防湿フィルムの張設、接着を、1人の作業員
により、個々の断熱材ごとに順次行うことができ、最終
的には、従来方法で必要であった、断熱材の嵌装、固定
作業とは別作業として行う必要のあった、防湿フィルム
の緊張状態での張設、隙間なしの固定、接着を行う工程
と、この工程のために必要であった複数の作業員を省略
でき、作業の簡略化、工程の短縮、工費の節減等を実現
しうる効果を奏する。
【0065】請求項11の発明によると、請求項10の
発明と同一の効果に加えて、断熱材の建造物に対する固
定を著しく強固にしうる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1、請求項3、請求項6および請求項
8の発明を併せ適用した実施の一例の一部を省略して示
した略示斜面図である。
【図2】 請求項1、請求項3および請求項8の発明を
併せ適用した実施の一例の一部を省略して示した略示斜
面図である。
【図3】 請求項5の発明の実施の一例の一部を省略し
て示した略示斜面図である。
【図4】 請求項1および請求項8の両発明の実施の一
例の一部を省略して示した略字斜面図である。
【図5】 請求項4および請求項8の両発明の実施の一
例の一部を省略して示した略示斜面図である。
【図6】 請求項7の発明の第1の実施例の一部を省略
して示した略示斜面図である。
【図7】 請求項7の発明の第2の実施例の一部を省略
して示した略示斜面図である。
【図8】 請求項7の発明の第3の実施例の一部を省略
して示した略示斜面図である。
【図9】 請求項9の発明の実施の一例の一部を省略し
て示した略示斜面図である。
【図10】 断熱材と柱との固着構造の第1の実施例の
略示横断面図である。
【図11】 断熱材と柱との固着構造の第2の実施例の
略示横断面図である。
【図12】 断熱材と柱との固着構造の第3の実施例の
略示横断面図である。
【図13】 断熱材と柱との固着構造の第4の実施例の
略示横断面図である。
【図14】 図7に示す断熱材と柱、敷桁との固着構造
の実施の一例の略示正面図である。
【図15】 図7に示す断熱材と柱、床材、天井材との
固着構造の実施の一例を背面から示した略示斜面図であ
る。
【図16】 請求項3の発明たる断熱材と柱との固着構
造の実施の一例の略示横断面図である。
【符号の説明】
1 断熱素材 1A 断熱材 2 上面 3、4 側面 5 透湿性の外皮 6 下面 7、14、28 防湿性の外皮 12、13 内側耳部 14 防湿フィルム 15、16、18、19、23、24 外側耳部 25 端面 27、31、32 長手方向耳部 45 柱 WA、WB、WC、WD 張り出し幅
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年9月13日(2000.9.1
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】この種の建造物用の断熱材としては、
商産業省・建設省告示第2号及び建設省告示第998号
指定されているI地域たる北海道と、2地域以下の他
の都府県並びに同告示で示された「次世代基準」の1地
域たる北海道と青森、岩手の両県の一部と、2地域以下
の、北海道と青森、岩手の両県の一部とを除く他の都府
県とでは、使用される断熱材とその取付構造が相違して
いる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】
【発明の効果】請求項1の発明では、少なくとも上面が
透湿性の外皮で被覆され、下面が防湿性の外皮で被覆さ
れている断熱材の、前記防湿性を有する外皮の外面に、
該外面より広い面積で、かつ外側耳部を張り出し形成さ
れた厚さ100μm以上の防湿フィルムが接着されてい
るので、この無機質繊維製耳付断熱材を、各外側耳部を
利用して建造物に固着、接着するのみで、通商産業省・
建設省告示第2号及び建設省告示第998号で指定され
る1地域あるいは同告示に示される「次世代基準」で指
定される1地域における断熱材の施工が完結し、従来必
要であった断熱材施工後の防湿層施工工程を省略でき、
従って前記告示の条件を満たすための工程の省略、工期
の短縮、工費の節減を図りうる効果を奏する。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無機質繊維製の断熱素材の上面、下面、各
    側面および各端面のうち、少なくとも上面が透湿性を有
    する外皮で被覆され、下面が防湿性を有する外皮で被覆
    されている断熱材において、 前記防湿性を有する外皮の外面に、該外面より広い面積
    で、かつ外側耳部を形成する厚さ100μm以上の厚さ
    の合成樹脂フィルムを主材とする防湿フィルムが接着さ
    れている無機質繊維製耳付断熱材。
  2. 【請求項2】無機質繊維製の断熱素材の上面、下面、各
    側面および各端面のうち少なくとも上面と下面とが透湿
    性を有する外皮で被覆されている断熱材において、 下面の透湿性を有する外皮の外面に、該外面より広い面
    積で、かつ外側耳部を形成する厚さ100μm以上の厚
    さの合成樹脂フィルムを主材とする防湿フィルムが接着
    されている無機質繊維製耳付断熱材。
  3. 【請求項3】無機質繊維製の断熱素材の上面、下面、各
    側面および長手方向両端面のうち、少なくとも上下両面
    を被覆する外皮が、下面の左右両側において、折り畳ま
    れた内側耳部を形成している請求項1または請求項2記
    載の無機質繊維製耳付断熱材。
  4. 【請求項4】無機質繊維製であり、6面が外皮で被覆さ
    れていない断熱素材の下面に、 該下面より広い面積で、かつ外側耳部を形成する厚さ1
    00μm以上の厚さの合成樹脂フィルムを主材とする防
    湿フィルムが接着されている無機質繊維製耳付断熱材。
  5. 【請求項5】無機質繊維製の断熱素材の上面、各側面お
    よび各端面のうち、少なくとも上面が透湿性を有する外
    皮で被覆され、 断熱性素材の下面に、該下面の面積より広く、かつ外側
    耳部を形成する厚さ100μm以上の厚さの合成樹脂フ
    ィルムを主材とする防湿フィルムが接着されている無機
    質繊維製耳付断熱材。
  6. 【請求項6】防湿フィルムの一側の外側耳部が、断熱材
    の側面から150mm以上の張り出し幅とされ、 他側の外側耳部が、断熱材の側面から100〜250mm
    の範囲の張り出し幅とされている請求項1ないし請求項
    5のいずれかに記載の無機質繊維製耳付断熱材。
  7. 【請求項7】断熱材の長手方向両端の端面から、防湿フ
    ィルムが、それぞれ250mm以下の張り出し幅で張り出
    された長手方向外側耳部を有する請求項1ないし請求項
    6のいずれかに記載の無機質繊維製耳付断熱材。
  8. 【請求項8】無機質繊維製の平均繊維径が4〜8μmの
    範囲から選定されている請求項1ないし請求項7のいず
    れかに記載の無機質繊維製耳付断熱材。
  9. 【請求項9】直6面体の断熱素材の6面が外皮で被覆さ
    れている請求項1、請求項2、請求項3、請求項5、請
    求項6、請求項7または請求項8のいずれかに記載の無
    機質繊維製耳付断熱材。
  10. 【請求項10】厚さ100μm以上の合成樹脂フィルム
    を主材とする防湿フィルムが断熱材下面に接着され、か
    つ断熱材下面の少なくとも両側において前記防湿フィル
    ムから外側耳部が張り出し形成されている該断熱材を、 前記防湿フィルムを建造物室内側に位置させて、前記断
    熱材を室内側から室外側へ向けて嵌装し、 前記防湿フィルムの外側耳部により、柱等の建造物およ
    び隣接する断熱材の防湿フィルムへの固着、接着を行う
    無機質繊維製耳付断熱材の施工方法。
  11. 【請求項11】断熱素材の少なくとも上下両面を被覆す
    る外皮が、下面の両側において折り畳まれて外側方へ張
    り出した内側耳部を形成しており、前記下面の外皮の外
    面に接着された厚さ100μm以上の厚さの合成樹脂フ
    ィルムを主材とする防湿フィルムが外側方へ張り出した
    外側耳部を形成している断熱材を、防湿フィルムを室内
    側として、室内側から室外側へ嵌装し、前記内側耳部に
    より柱等の構造物へ固着したのち、前記外側耳部によ
    り、柱等の構造物への固着と、隣接する断熱材の防湿フ
    ィルムへの接着とを行う無機質繊維製耳付断熱材の施工
    方法。
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JP2016089581A (ja) * 2014-11-11 2016-05-23 旭ファイバーグラス株式会社 断熱壁材及びそれを使用した壁施工方法

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