JP2001107092A - 自動食器洗浄機用洗浄剤 - Google Patents
自動食器洗浄機用洗浄剤Info
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- JP2001107092A JP2001107092A JP28229399A JP28229399A JP2001107092A JP 2001107092 A JP2001107092 A JP 2001107092A JP 28229399 A JP28229399 A JP 28229399A JP 28229399 A JP28229399 A JP 28229399A JP 2001107092 A JP2001107092 A JP 2001107092A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 弱アルカリ性で、洗浄力の経時的低下が
なく、電気伝導度による洗浄液の調節に優れた自動食器
洗浄機用洗浄剤を提供すること。 【解決手段】 （ａ）成分として、炭酸ナトリウム３
５〜８０重量％、（ｂ）成分として、炭酸水素ナトリウ
ム１〜１０重量％、（ｃ）成分として、界面活性剤０．
５〜１０重量％からなる組成物であり、（ａ）成分と
（ｂ）成分の含有比率が、重量比で、８：１〜２０：１
の範囲内であることを特徴とする自動食器洗浄機用洗浄
剤。
なく、電気伝導度による洗浄液の調節に優れた自動食器
洗浄機用洗浄剤を提供すること。 【解決手段】 （ａ）成分として、炭酸ナトリウム３
５〜８０重量％、（ｂ）成分として、炭酸水素ナトリウ
ム１〜１０重量％、（ｃ）成分として、界面活性剤０．
５〜１０重量％からなる組成物であり、（ａ）成分と
（ｂ）成分の含有比率が、重量比で、８：１〜２０：１
の範囲内であることを特徴とする自動食器洗浄機用洗浄
剤。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動食器洗浄機用
洗浄剤に関する。特に本発明は、弱アルカリ性で、洗浄
力に優れ、電気伝導度測定による洗浄液の調節で、洗浄
力や、ｐＨ、アルカリ度の維持、調節に優れた、自動食
器洗浄機用洗浄剤に関する。
洗浄剤に関する。特に本発明は、弱アルカリ性で、洗浄
力に優れ、電気伝導度測定による洗浄液の調節で、洗浄
力や、ｐＨ、アルカリ度の維持、調節に優れた、自動食
器洗浄機用洗浄剤に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、ホテル、レストラン、給食センタ
ー、社員食堂等の厨房では、食器、調理器具、容器の洗
浄の機械化、自動化が進み、それに伴い、業務用自動食
器洗浄機が普及している。従来、業務用自動食器洗浄機
用洗浄剤は水酸化ナトリウムやメタケイ酸ソーダ等のア
ルカリ剤を多く含むため強アルカリ性であった。これら
強アルカリの洗浄剤にふれた場合、皮膚及び粘膜への刺
激又は薬傷などが生じること、食器等が強アルカリによ
り腐食すること、強アルカリ性の洗浄剤の排水が、環境
へ悪影響を及ぼすことなど、安全性や環境問題の点か
ら、近年、弱アルカリ性の業務用自動食器洗浄機用洗浄
剤が求められている。
ー、社員食堂等の厨房では、食器、調理器具、容器の洗
浄の機械化、自動化が進み、それに伴い、業務用自動食
器洗浄機が普及している。従来、業務用自動食器洗浄機
用洗浄剤は水酸化ナトリウムやメタケイ酸ソーダ等のア
ルカリ剤を多く含むため強アルカリ性であった。これら
強アルカリの洗浄剤にふれた場合、皮膚及び粘膜への刺
激又は薬傷などが生じること、食器等が強アルカリによ
り腐食すること、強アルカリ性の洗浄剤の排水が、環境
へ悪影響を及ぼすことなど、安全性や環境問題の点か
ら、近年、弱アルカリ性の業務用自動食器洗浄機用洗浄
剤が求められている。
【０００３】しかしながら、弱アルカリ性の洗浄剤で
は、洗浄力が充分でなく、さらに汚れや洗浄液に溶解す
る空気中の炭酸ガスの影響を受け、洗浄液のｐＨやアル
カリ度の経時的な低下により、洗浄力の低下を引き起こ
してしまう。特に業務用の自動食器洗浄機では、通常、
連続して繰り返し食器洗浄をおこなうため、このような
経時的低下による洗浄力の低下が非常に問題となる。
は、洗浄力が充分でなく、さらに汚れや洗浄液に溶解す
る空気中の炭酸ガスの影響を受け、洗浄液のｐＨやアル
カリ度の経時的な低下により、洗浄力の低下を引き起こ
してしまう。特に業務用の自動食器洗浄機では、通常、
連続して繰り返し食器洗浄をおこなうため、このような
経時的低下による洗浄力の低下が非常に問題となる。
【０００４】弱アルカリ性の自動食器洗浄剤の従来の例
として、特開平３−１６３１９９号公報には、１％水溶
液においてｐＨ１０．５以下の洗剤組成物が報告されて
いる。しかし、この洗剤組成物は、弱アルカリ性である
が、充分な洗浄力を得ることができなかった。
として、特開平３−１６３１９９号公報には、１％水溶
液においてｐＨ１０．５以下の洗剤組成物が報告されて
いる。しかし、この洗剤組成物は、弱アルカリ性である
が、充分な洗浄力を得ることができなかった。
【０００５】また、業務用自動食器洗浄機は、連続して
食器を洗うために、洗浄時の液の電気伝導度を測定する
ことで、洗浄剤の濃度を感知し、洗浄剤の補充をおこな
い、洗浄液のｐＨを保ち、洗浄力の低下を抑えている。
しかし、弱アルカリ性の洗浄剤の場合、空気中の炭酸ガ
ス等の影響を受け、電気伝導度によるｐＨの調節、維持
が難しいという問題がある。すなわち弱アルカリ性の洗
浄剤では、電気伝導度を測定し、それにより洗浄剤を補
充しても、洗浄液のｐＨ及びアルカリ度の低下が抑えら
れないという問題があった。
食器を洗うために、洗浄時の液の電気伝導度を測定する
ことで、洗浄剤の濃度を感知し、洗浄剤の補充をおこな
い、洗浄液のｐＨを保ち、洗浄力の低下を抑えている。
しかし、弱アルカリ性の洗浄剤の場合、空気中の炭酸ガ
ス等の影響を受け、電気伝導度によるｐＨの調節、維持
が難しいという問題がある。すなわち弱アルカリ性の洗
浄剤では、電気伝導度を測定し、それにより洗浄剤を補
充しても、洗浄液のｐＨ及びアルカリ度の低下が抑えら
れないという問題があった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、弱ア
ルカリ性で、洗浄力が優れ、洗浄中に洗浄力の経時的低
下がなく、電気伝導度測定による洗浄液の調節で、洗浄
力や、ｐＨ、アルカリ度の維持、調節に優れた、自動食
器洗浄機用洗浄剤を提供することである。
ルカリ性で、洗浄力が優れ、洗浄中に洗浄力の経時的低
下がなく、電気伝導度測定による洗浄液の調節で、洗浄
力や、ｐＨ、アルカリ度の維持、調節に優れた、自動食
器洗浄機用洗浄剤を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な要望に応えるべく鋭意研究の結果、炭酸ナトリウムと
炭酸水素ナトリウム及び界面活性剤を一定の比率で配合
することにより、弱アルカリ性でありながら、洗浄力に
優れ、経時的変化が少なく、電気伝導度による、洗浄力
やｐＨ、アルカリ度の維持、調節に優れた、自動食器洗
浄機用洗浄剤が得られることを見出し、本発明を完成し
た。
な要望に応えるべく鋭意研究の結果、炭酸ナトリウムと
炭酸水素ナトリウム及び界面活性剤を一定の比率で配合
することにより、弱アルカリ性でありながら、洗浄力に
優れ、経時的変化が少なく、電気伝導度による、洗浄力
やｐＨ、アルカリ度の維持、調節に優れた、自動食器洗
浄機用洗浄剤が得られることを見出し、本発明を完成し
た。
【０００８】即ち本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤は、
（ａ）成分として、炭酸ナトリウム３５〜８０重量％、
（ｂ）成分として、炭酸水素ナトリウム１〜１０重量
％、（ｃ）成分として、界面活性剤０．５〜１０重量％
からなる組成物であり、（ａ）成分と（ｂ）成分の含有
比率が、重量比で、８：１〜２０：１の範囲内であるこ
とを特徴とし、あるいは更に（ｄ）成分としてトリポリ
リン酸ナトリウムを１０〜５０重量％含有することを特
徴とする。
（ａ）成分として、炭酸ナトリウム３５〜８０重量％、
（ｂ）成分として、炭酸水素ナトリウム１〜１０重量
％、（ｃ）成分として、界面活性剤０．５〜１０重量％
からなる組成物であり、（ａ）成分と（ｂ）成分の含有
比率が、重量比で、８：１〜２０：１の範囲内であるこ
とを特徴とし、あるいは更に（ｄ）成分としてトリポリ
リン酸ナトリウムを１０〜５０重量％含有することを特
徴とする。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明の（ａ）成分の炭酸ナトリ
ウムは、洗浄剤組成物中に３５〜８０重量％配合され、
好ましくは４０〜６０重量％配合される。本成分の配合
量が３５重量％より少ない場合には、充分な洗浄効果が
得られず、８０重量％よりも多い場合には、強アルカリ
性となり、安全性や環境への影響から好ましくない。
ウムは、洗浄剤組成物中に３５〜８０重量％配合され、
好ましくは４０〜６０重量％配合される。本成分の配合
量が３５重量％より少ない場合には、充分な洗浄効果が
得られず、８０重量％よりも多い場合には、強アルカリ
性となり、安全性や環境への影響から好ましくない。
【００１０】（ｂ）成分の炭酸水素ナトリウムは、洗浄
剤組成物中に１〜１０重量％配合される。本成分の配合
量が１重量％より少ない場合には、ｐＨが高く、アルカ
リ性が強いため危険であり、１０重量％よりも多い場合
には、ｐＨが低すぎて充分な洗浄力が得られない。
剤組成物中に１〜１０重量％配合される。本成分の配合
量が１重量％より少ない場合には、ｐＨが高く、アルカ
リ性が強いため危険であり、１０重量％よりも多い場合
には、ｐＨが低すぎて充分な洗浄力が得られない。
【００１１】本発明の（ａ）成分と（ｂ）成分の配合比
率は、重量比で、８：１〜２０：１であり、好ましくは
１０：1〜１５：１である。２０：１よりも（ａ）成分
が多い比率の場合にはｐＨが高く、強アルカリ性で危険
であり、８：１よりも（ａ）成分が少ない比率の場合に
はｐＨが低すぎて充分な洗浄力が得られない。
率は、重量比で、８：１〜２０：１であり、好ましくは
１０：1〜１５：１である。２０：１よりも（ａ）成分
が多い比率の場合にはｐＨが高く、強アルカリ性で危険
であり、８：１よりも（ａ）成分が少ない比率の場合に
はｐＨが低すぎて充分な洗浄力が得られない。
【００１２】（ｃ）成分の界面活性剤としては、アニオ
ン界面活性剤、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性
剤などが挙げられ、その中でも好ましいのは、ノニオン
界面活性剤である。ノニオン界面活性剤の例としては、
エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドのコポリマ
ー、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキル
エーテルなどの低泡性あるいは非発砲性のノニオン界面
活性剤が好ましく、特に抑泡性および洗浄力の点から、
下記の一般式（１）で表される非イオン界面活性剤がよ
り好ましい。 Ｒ−Ｏ−（ＥＯ）m（ＰＯ）n−Ｒ’ （１） （式中、Ｒは平均炭素数１１〜１６の直鎖又は分岐鎖の
アルキル基、Ｒ’は水素原子又はメチル基、ＥＯはエチ
レンオキサイドの付加単位、ＰＯはプロピレンオキサイ
ドの付加単位を示し、ｍは２．０〜１１．０、ｎは０．
４〜９．５であり、エチレンオキサイドの付加単位とプ
ロピレンオキサイドの付加単位の比ｍ／ｎ＝０．８〜
５．０であり、ＥＯ、ＰＯはランダム付加でもブロック
付加でもよい。）
ン界面活性剤、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性
剤などが挙げられ、その中でも好ましいのは、ノニオン
界面活性剤である。ノニオン界面活性剤の例としては、
エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドのコポリマ
ー、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキル
エーテルなどの低泡性あるいは非発砲性のノニオン界面
活性剤が好ましく、特に抑泡性および洗浄力の点から、
下記の一般式（１）で表される非イオン界面活性剤がよ
り好ましい。 Ｒ−Ｏ−（ＥＯ）m（ＰＯ）n−Ｒ’ （１） （式中、Ｒは平均炭素数１１〜１６の直鎖又は分岐鎖の
アルキル基、Ｒ’は水素原子又はメチル基、ＥＯはエチ
レンオキサイドの付加単位、ＰＯはプロピレンオキサイ
ドの付加単位を示し、ｍは２．０〜１１．０、ｎは０．
４〜９．５であり、エチレンオキサイドの付加単位とプ
ロピレンオキサイドの付加単位の比ｍ／ｎ＝０．８〜
５．０であり、ＥＯ、ＰＯはランダム付加でもブロック
付加でもよい。）
【００１３】（ｃ）成分の界面活性剤は、洗浄剤組成物
中に０．５〜１０重量％が配合され、好ましくは１〜５
重量％配合される。本成分の配合量が０．５重量％より
も少ない場合には、充分な洗浄効果が得られず、１０重
量％よりも多い場合には、すすぎ不良により仕上がりが
悪くなる。
中に０．５〜１０重量％が配合され、好ましくは１〜５
重量％配合される。本成分の配合量が０．５重量％より
も少ない場合には、充分な洗浄効果が得られず、１０重
量％よりも多い場合には、すすぎ不良により仕上がりが
悪くなる。
【００１４】本発明では、さらに（ｄ）成分としてトリ
ポリリン酸ソーダを配合することで洗浄力をいっそう向
上させることができる。
ポリリン酸ソーダを配合することで洗浄力をいっそう向
上させることができる。
【００１５】（ｄ）成分のトリポリリン酸ソーダは、洗
浄剤組成物中に１０〜５０重量％配合されるのが好まし
く、より好ましくは１０〜３０重量％である。本成分の
配合量が５０重量％よりも多い場合には、すすぎ不良に
より仕上がりが悪くなり、更には、粉体の場合にはケー
キングを起こしたり、液体の場合には沈殿等を生じるな
ど安定性が悪くなる。
浄剤組成物中に１０〜５０重量％配合されるのが好まし
く、より好ましくは１０〜３０重量％である。本成分の
配合量が５０重量％よりも多い場合には、すすぎ不良に
より仕上がりが悪くなり、更には、粉体の場合にはケー
キングを起こしたり、液体の場合には沈殿等を生じるな
ど安定性が悪くなる。
【００１６】本発明の洗浄剤組成物は、弱アルカリ性で
あり、特に、０．２重量％水溶液でのｐＨが、２５℃
で、１０以上１１以下の範囲内にあるものが、特に、洗
浄力、安全性に優れ、環境への影響が少ない。ｐＨがこ
れ以上高い場合、強アルカリ性となり、安全性や環境へ
の影響が問題となる。
あり、特に、０．２重量％水溶液でのｐＨが、２５℃
で、１０以上１１以下の範囲内にあるものが、特に、洗
浄力、安全性に優れ、環境への影響が少ない。ｐＨがこ
れ以上高い場合、強アルカリ性となり、安全性や環境へ
の影響が問題となる。
【００１７】本発明の洗浄剤組成物は、自動食器洗浄機
における電気伝導度の測定による制御で、洗浄力や、ｐ
Ｈ、アルカリ度の調節をするのに優れている。特に、洗
浄を連続的におこない、自動で電気伝導度を測定し、洗
浄剤を補充して洗浄液のｐＨを調節する自動食器洗浄機
での使用に、優れており、連続運転によるｐＨの調節、
維持がしやすく、経時的な洗浄力の低下がみられない。
における電気伝導度の測定による制御で、洗浄力や、ｐ
Ｈ、アルカリ度の調節をするのに優れている。特に、洗
浄を連続的におこない、自動で電気伝導度を測定し、洗
浄剤を補充して洗浄液のｐＨを調節する自動食器洗浄機
での使用に、優れており、連続運転によるｐＨの調節、
維持がしやすく、経時的な洗浄力の低下がみられない。
【００１８】本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤は、硫酸
ナトリウム等でバランスして１００重量％として、通常
の方法により、乾燥粉末又は粒状物として得られる。
ナトリウム等でバランスして１００重量％として、通常
の方法により、乾燥粉末又は粒状物として得られる。
【００１９】本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤には、前
記必須成分の他に任意成分として、例えば、ニトリロ三
酢酸ナトリウム塩、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム
塩等の金属イオン捕捉能を有するキレート剤や、シリ
カ、硫酸ナトリウム、アルミン酸ナトリウム等の無機添
加剤、漂白活性化剤、香料、色素等の有機添加剤、酵
素、酸化剤、高分子カルボン酸等の分散剤、増粘剤等を
必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配
合することが可能である。
記必須成分の他に任意成分として、例えば、ニトリロ三
酢酸ナトリウム塩、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム
塩等の金属イオン捕捉能を有するキレート剤や、シリ
カ、硫酸ナトリウム、アルミン酸ナトリウム等の無機添
加剤、漂白活性化剤、香料、色素等の有機添加剤、酵
素、酸化剤、高分子カルボン酸等の分散剤、増粘剤等を
必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配
合することが可能である。
【００２０】
【実施例】次に実施例によって本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定さ
れるものではない。本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤の
効果を確認するために洗浄力試験、洗浄力持続試験、電
気伝導度によるｐＨ維持調節試験、活性アルカリ度測定
を行い、洗浄力、洗浄力の持続性、ｐＨや活性アルカリ
度の維持、調節性の評価を行った。
明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定さ
れるものではない。本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤の
効果を確認するために洗浄力試験、洗浄力持続試験、電
気伝導度によるｐＨ維持調節試験、活性アルカリ度測定
を行い、洗浄力、洗浄力の持続性、ｐＨや活性アルカリ
度の維持、調節性の評価を行った。
【００２１】（１）洗浄力試験 ＜洗浄条件＞ 使用機種：石川島播磨重工業（株）製自動食器洗浄機
（機種ＪＷＤ−６型） 洗浄温度：６０℃ 洗浄時間：４０秒 濯ぎ温度：８０℃ 濯ぎ時間：１２秒 ＜洗浄剤濃度＞ ０．２重量％ ＜被洗物＞直径１５ｃｍの透明ガラス皿に、２ｇのマヨ
ネーズを均一に塗布し、２５℃で２時間乾燥し、洗浄に
供した。 ＜評価＞各洗剤を用いて洗浄した透明ガラス皿の清浄度
を次の判定基準に従い、判定者が目視判定により評価し
た。 ＜洗浄力の判定基準＞ ◎：明らかにきれい ○：ややきれい △：やや汚い ×：明らかに汚い
（機種ＪＷＤ−６型） 洗浄温度：６０℃ 洗浄時間：４０秒 濯ぎ温度：８０℃ 濯ぎ時間：１２秒 ＜洗浄剤濃度＞ ０．２重量％ ＜被洗物＞直径１５ｃｍの透明ガラス皿に、２ｇのマヨ
ネーズを均一に塗布し、２５℃で２時間乾燥し、洗浄に
供した。 ＜評価＞各洗剤を用いて洗浄した透明ガラス皿の清浄度
を次の判定基準に従い、判定者が目視判定により評価し
た。 ＜洗浄力の判定基準＞ ◎：明らかにきれい ○：ややきれい △：やや汚い ×：明らかに汚い
【００２２】（２）洗浄力持続試験 濃度感知電極を用いて洗浄液中の電気伝導度を検出し、
この値の変化から、各洗浄剤濃度が０．２重量％となる
ように、洗浄剤を自動供給しながら、洗浄機を（１）の
洗浄力試験の洗浄条件を１サイクルとして、６０分間自
動連続運転した後、（１）の洗浄力試験と同様の評価を
行い洗浄力の持続性とした。
この値の変化から、各洗浄剤濃度が０．２重量％となる
ように、洗浄剤を自動供給しながら、洗浄機を（１）の
洗浄力試験の洗浄条件を１サイクルとして、６０分間自
動連続運転した後、（１）の洗浄力試験と同様の評価を
行い洗浄力の持続性とした。
【００２３】（３）電気伝導度によるｐＨ維持調節試験 （２）の洗浄力持続試験と同様に洗浄剤の自動供給をし
ながら連続運転を行い、連続運転初期と連続運転６０分
後のｐＨを測定した。ｐＨの変化が小さいほど電気伝導
度によるｐＨ調節により、ｐＨの維持がしやすく、ｐＨ
変化による洗浄力の低下が少ないといえる。
ながら連続運転を行い、連続運転初期と連続運転６０分
後のｐＨを測定した。ｐＨの変化が小さいほど電気伝導
度によるｐＨ調節により、ｐＨの維持がしやすく、ｐＨ
変化による洗浄力の低下が少ないといえる。
【００２４】（４）活性アルカリ度測定 （２）の洗浄力持続試験と同様に洗浄剤の自動供給をし
ながら連続運転を行い、連続運転初期と連続運転６０分
後の活性アルカリ度を測定した。活性アルカリ度は、フ
ェノールフタレイン指示薬を用いて、各洗浄液を０．０
１ｍｏｌ／ｌ濃度の塩酸で中和滴定して求め、酸化ナト
リウム換算し、重量百万分率（ｐｐｍ）で表した。初期
活性アルカリ度が高い方が洗浄力に優れ、６０分後の活
性アルカリ度が高い方が、活性アルカリ度の維持、調節
がしやすく、洗浄力の低下が小さいといえる。
ながら連続運転を行い、連続運転初期と連続運転６０分
後の活性アルカリ度を測定した。活性アルカリ度は、フ
ェノールフタレイン指示薬を用いて、各洗浄液を０．０
１ｍｏｌ／ｌ濃度の塩酸で中和滴定して求め、酸化ナト
リウム換算し、重量百万分率（ｐｐｍ）で表した。初期
活性アルカリ度が高い方が洗浄力に優れ、６０分後の活
性アルカリ度が高い方が、活性アルカリ度の維持、調節
がしやすく、洗浄力の低下が小さいといえる。
【００２５】実施例１〜４、比較例１〜５ 本発明の組成の洗浄剤を調整し、上記（１）洗浄力試
験、（２）洗浄力持続試験、（３）電気伝導度によるｐ
Ｈ維持調節試験、（４）活性アルカリ度測定を行い、各
項目を評価し、表１に示した。又、比較例についても同
様に表２に示した。
験、（２）洗浄力持続試験、（３）電気伝導度によるｐ
Ｈ維持調節試験、（４）活性アルカリ度測定を行い、各
項目を評価し、表１に示した。又、比較例についても同
様に表２に示した。
【００２６】
【表１】表１ ＊１：非イオン界面活性剤、Ｒ−Ｏ−（ＥＯ）m（Ｐ
Ｏ）n−Ｈ、（Ｒは炭素数１２〜１４のアルキル基、平
均付加モル数ｍは約８、平均付加モル数ｎは約５）で表
されるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキ
ルエーテル ＊２：ニトリロ三酢酸ナトリウム塩 ＊３：エチレンジアミン四酢酸ナトリウム塩
Ｏ）n−Ｈ、（Ｒは炭素数１２〜１４のアルキル基、平
均付加モル数ｍは約８、平均付加モル数ｎは約５）で表
されるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキ
ルエーテル ＊２：ニトリロ三酢酸ナトリウム塩 ＊３：エチレンジアミン四酢酸ナトリウム塩
【００２７】
【表２】表２ ＊１：非イオン界面活性剤、Ｒ−Ｏ−（ＥＯ）m（Ｐ
Ｏ）n−Ｈ、（Ｒは炭素数１２〜１４のアルキル基、平
均付加モル数ｍは約８、平均付加モル数ｎは約５）で表
されるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキ
ルエーテル ＊２：ケイ酸ナトリウム（ＳｉＯ2／Ｎａ2Ｏ＝２．０、
モル比）
Ｏ）n−Ｈ、（Ｒは炭素数１２〜１４のアルキル基、平
均付加モル数ｍは約８、平均付加モル数ｎは約５）で表
されるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキ
ルエーテル ＊２：ケイ酸ナトリウム（ＳｉＯ2／Ｎａ2Ｏ＝２．０、
モル比）
【００２８】
【発明の効果】以上の通り、本発明の自動食器洗浄機用
洗浄剤は、弱アルカリ性で、洗浄力に優れ、洗浄中に洗
浄力の経時的低下がなく、電気伝導度測定による洗浄液
の調節で、洗浄力や、ｐＨ、アルカリ度の維持、調節を
するのに優れている。
洗浄剤は、弱アルカリ性で、洗浄力に優れ、洗浄中に洗
浄力の経時的低下がなく、電気伝導度測定による洗浄液
の調節で、洗浄力や、ｐＨ、アルカリ度の維持、調節を
するのに優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 千恵 東京都荒川区東尾久七丁目２番35号 株式 会社アデカクリーンエイド内 Ｆターム(参考） 4H003 AC08 AC23 BA12 DA19 EA09 EA12 EA16 EA19 EB15 EB16 ED02 FA28
Claims (5)
- 【請求項１】（ａ）成分として、炭酸ナトリウム３５〜
８０重量％、（ｂ）成分として、炭酸水素ナトリウム１
〜１０重量％、（ｃ）成分として、界面活性剤０．５〜
１０重量％からなる組成物であり、（ａ）成分と（ｂ）
成分の含有比率が、重量比で、８：１〜２０：１の範囲
内であることを特徴とする自動食器洗浄機用洗浄剤。 - 【請求項２】さらに（ｄ）成分としてトリポリリン酸ナ
トリウムを１０〜５０重量％含有する請求項１記載の自
動食器洗浄機用洗浄剤。 - 【請求項３】界面活性剤が非イオン界面活性剤である請
求項１又は２記載の自動食器洗浄機用洗浄剤。 - 【請求項４】非イオン界面活性剤が下記の一般式（１）
で表される群から選ばれる一種又は二種以上である、請
求項３記載の自動食器洗浄機用洗浄剤。 Ｒ−Ｏ−（ＥＯ）m（ＰＯ）n−Ｒ’ （１） （式中、Ｒは平均炭素数１１〜１６の直鎖又は分岐鎖の
アルキル基、Ｒ’は水素原子又はメチル基、ＥＯはエチ
レンオキサイドの付加単位、ＰＯはプロピレンオキサイ
ドの付加単位を示し、ｍは２．０〜１１．０、ｎは０．
４〜９．５であり、エチレンオキサイドの付加単位とプ
ロピレンオキサイドの付加単位の比ｍ／ｎ＝０．８〜
５．０であり、ＥＯ、ＰＯはランダム付加でもブロック
付加でもよい。） - 【請求項５】０．２重量％水溶液のｐＨが２５℃で１０
以上１１以下の範囲内である請求項１ないし４いずれか
１項記載の自動食器洗浄機用洗浄剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28229399A JP2001107092A (ja) | 1999-10-04 | 1999-10-04 | 自動食器洗浄機用洗浄剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28229399A JP2001107092A (ja) | 1999-10-04 | 1999-10-04 | 自動食器洗浄機用洗浄剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001107092A true JP2001107092A (ja) | 2001-04-17 |
Family
ID=17650550
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28229399A Pending JP2001107092A (ja) | 1999-10-04 | 1999-10-04 | 自動食器洗浄機用洗浄剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001107092A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006070228A (ja) * | 2004-09-06 | 2006-03-16 | Asahi Glass Co Ltd | 粉体洗剤 |
| JP2010525128A (ja) * | 2007-04-25 | 2010-07-22 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 優れた洗浄力を有するリン酸塩を含まない食器洗浄器用洗剤 |
| KR20160020414A (ko) | 2013-06-18 | 2016-02-23 | 니이타카 가부시키가이샤 | 고형 세정제 조성물 |
-
1999
- 1999-10-04 JP JP28229399A patent/JP2001107092A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006070228A (ja) * | 2004-09-06 | 2006-03-16 | Asahi Glass Co Ltd | 粉体洗剤 |
| JP2010525128A (ja) * | 2007-04-25 | 2010-07-22 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 優れた洗浄力を有するリン酸塩を含まない食器洗浄器用洗剤 |
| KR20160020414A (ko) | 2013-06-18 | 2016-02-23 | 니이타카 가부시키가이샤 | 고형 세정제 조성물 |
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