JP2001106539A - 板ガラスの成形装置 - Google Patents
板ガラスの成形装置Info
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B17/00—Forming molten glass by flowing-out, pushing-out, extruding or drawing downwardly or laterally from forming slits or by overflowing over lips
- C03B17/06—Forming glass sheets
- C03B17/064—Forming glass sheets by the overflow downdraw fusion process; Isopipes therefor
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B17/00—Forming molten glass by flowing-out, pushing-out, extruding or drawing downwardly or laterally from forming slits or by overflowing over lips
- C03B17/06—Forming glass sheets
- C03B17/065—Forming profiled, patterned or corrugated sheets
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Abstract
内部歪み及び反りに優れた板ガラスを連続的に製造する
ことができる板ガラスの成形装置を提供する。 【解決手段】 本発明の装置は、断面が略くさび形であ
り上部に長尺のオーバーフロー溝1aを有する成形体1
に、溶融ガラス2をオーバーフロー溝1aの始端S側か
ら中央領域を経て終端E側に向けて流し、オーバーフロ
ー溝1aの両側方の堰1cから溶融ガラス2を溢れさせ
て成形体1の側壁面1dに沿って流下させ、その後に各
々の溶融ガラス2を成形体1の下頂部1eで融合させて
板ガラス3を成形するもので、成形体1のオーバーフロ
ー溝1aの堰1cの高さが少なくとも終端E側の端部1
fで中央領域よりも所定寸法高いことを特徴とする。
Description
ラスを成形する成形装置に関する。
断面が略くさび形の成形体の始端側から終端側に向けて
上部に形成されたオーバーフロー溝に溶融ガラスを供給
し、溶融ガラスをオーバーフロー溝の両側から溢れさせ
て成形体の両側の側壁面を流下させた後、各々の溶融ガ
ラスを成形体の下頂部で融合させ1枚のガラスに成形す
る板ガラスの成形装置が知られている。
用いられる成形体1は、断面が略くさび形であり上部に
オーバーフロー溝1aを有する。成形体1のオーバーフ
ロー溝1aには、供給パイプ4によって溶融ガラス2が
供給され、両端のガイド1bにより制限された堰1cよ
り溢れ、成形体1の両側の側壁面1dを流下し、成形体
1の下頂部1eで融合し、板ガラス3が成形される。
ス3は、溶融ガラス2が下頂部1eより離れて、引き延
ばされていく過程で板幅が収縮するために、その両端部
3aの肉厚は中央部3bに比べてかなり分厚くなる。こ
のような肉厚の偏りは、単に板ガラス3の使用可能な有
効幅Wを減らすばかりでなく、反りあるいは内部歪みと
いった品質にも悪影響を及ぼす。そのため、従来は下頂
部1eの両端部に特殊な形状を付与することにより、あ
るいは、下頂部1eの両端部の直下で板幅の収縮を抑え
るため溶融ガラス2に局所冷却を行うことによって、こ
のような両端部3aの肉厚を軽減してきた。
1eの両端部に特殊な形状にしたり、あるいは下頂部1
eの両端部の直下で溶融ガラス2に局所冷却を行うと、
成形される板ガラス3の端部3aの形状を悪化させ、板
ガラス3の切断などの工程に悪影響を及ぼすに止まら
ず、端部3aの肉厚も十分に減ずることができないとい
う問題点がある。
の内部歪みは、端部が強く中央は弱いといった分布が生
じ、熱処理工程が必要になる問題点もある。
有効幅の広い板ガラスを成形することができる板ガラス
の成形装置を提供することである。
の成形装置は、断面が略くさび形であり上部に長尺のオ
ーバーフロー溝を有する成形体に、溶融ガラスを該オー
バーフロー溝の始端側から中央領域を経て終端側に向け
て流し、該オーバーフロー溝の両側方の堰から溶融ガラ
スを溢れさせて成形体の側壁面に沿って流下させ、その
後に各々の溶融ガラスを成形体の下頂部で融合させて板
ガラスを成形する板ガラスの成形装置において、前記成
形体のオーバーフロー溝の堰の高さが少なくとも終端側
の端部で中央領域よりも所定寸法高いことを特徴とする
ものであり、成形体のオーバーフロー溝の堰の始端側と
終端側の両端部で中央領域よりも所定寸法高いことが好
ましい。
ラスがその始端側から中央領域を経て終端側に向けて流
れる場合、溶融ガラスの運動エネルギーにより溶融ガラ
スが終端側のガイドに押しつけられた状態で堰から溢れ
るので、終端側の堰から溢れる溶融ガラスの量は中央領
域に比べて多くなり、供給される溶融ガラスの流量が大
きくなると溶融ガラスの運動エネルギーも大きくなって
その傾向も顕著になる。そこで、本発明では、終端側の
溶融ガラスの流量を減少させる上で、オーバーフロー溝
を構成する堰の少なくとも終端側の端部を中央領域より
も所定寸法高くすることが重要である。また、堰の始端
側と終端側の両端部を中央領域よりも所定寸法だけ高く
することにより板ガラスの両端の寸法をバランス良く調
節することが容易となるので好ましい。
フロー溝の堰の高さが端部で中央領域よりも所定寸法高
いので、堰の端部から溢れる溶融ガラスの量は、堰の中
央領域から溢れる量より高さを高くした分だけ減少し、
その結果、オーバーフロー溝の堰から溢れて側壁を流下
する溶融ガラス及び側壁面を流下した後の下頂部の端部
の溶融ガラスの厚さは中央領域より小さくなり、このよ
うな溶融ガラスを下頂部で融合させて引き延ばすことに
よって、端部の肉厚が小さく有効幅の広い板ガラスを成
形することができる。
示す。図において1は成形体を、1aはオーバーフロー
溝を、1bはガイドを、1cは堰を、1dは成形体の側
壁面を、1eは下頂部を、1fは堰1cの中央領域より
も高さが高い端部を、2は溶融ガラスを、3は板ガラス
を、4は供給パイプを、Sはオーバーフロー溝1aの始
端を、Eはオーバーフロー溝1aの終端を、Wは板ガラ
ス3の有効幅を各々示しており、前出の図3と同一の部
分には同一符号を付してそれぞれ示している。
一例を説明する。
示すように、成形体1は、表面が溶融ガラス2に対して
耐食性のある耐火物からなり、断面が略くさび形であ
り、上部に堰1c、1cの両端部1f、1fの高さを所
定だけ高くした溶融ガラス2のオーバーフロー溝1aが
設けてある。このオーバーフロー溝1aを構成する両側
の堰1cの両端部1f、1fは、例えば、堰1cの中央
の平坦な部分に対して、ガイド1bに接する部分では、
10mm高く、ガイド1bより200mm内側では、平
坦部分と一致し、この200mmの間は、この2点を直
線または適当な曲線で結んだ形状になる。成形体1のオ
ーバーフロー溝1aの始端S側には溶融ガラス2を供給
する供給パイプ4が接続されており、ガラス溶融窯(図
示省略)から溶融ガラス2が始端S側に供給され終端E
側に向けて流れるようになっている。成形体1の両側
は、オーバーフロー溝1aの堰1c、1cから溢れる溶
融ガラス2が、二分されて側壁面1d、1dを端部では
中央領域よりも薄く、中央領域ではほぼ均一な厚さで流
下するようになっている。側壁面1d、1dが交わる下
頂部1eは、側壁面1d、1dを流下した各々の溶融ガ
ラス2が泡等を介在させることなく融合して1枚の板ガ
ラス3になるように尖った形状にされている。
からなり、成形体1のオーバーフロー溝1a、側壁面1
d及び下頂部1eの各々の両端部に配置し、溶融ガラス
2の流下する幅を規定している。このうち、側壁面1d
部のガイド1bは、必要以上に高くすると、溶融ガラス
2の端部の肉厚を逆に厚くするように作用するので、例
えば、15mm程度にするのが望ましい。
の成形の一例を説明する。
パイプ4を経て成形体1のオーバーフロー溝1aに溶融
ガラス2を供給して始端S側から終端E側に向けて流
し、オーバーフロー溝1aの両端部1f、1fの高さを
高くした堰1c、1cから溶融ガラス2を溢れさせる。
この際、溶融ガラス2は、中央領域分ではほぼ均一な厚
さとなり、端部1fでは中央領域より薄くなる。このよ
うな溶融ガラス2を、成形体1の側壁面1d上を流下さ
せ、成形体1の下頂部1eで各溶融ガラス2を融合させ
てローラー対等の牽引手段(図示省略)により引き延ば
しながら1枚の板ガラス3に成形を行った。
来の成形装置を使用して、実施例と同じ条件で板ガラス
を成形した。
ス3は、全幅が800mm、端部の肉厚が2.5mm、
厚さ0.7mm±0.01mmの有効幅Wが600mm
と広いものであった。また、板ガラス3の幅方向の反り
が600mmあたり0.1mm以下で、内部歪みは全幅
に亘ってほぼ均一であり品質の点でも満足のいくもので
あった。
が700mm、厚さ0.7mm±0.01mmの有効幅
Wが500mmと狭く、反りが0.3mmで、内部歪み
は端部が強く中央は弱いといった分布が生じている。
堰1cの両端部1f、1fを中央領域よりも所定寸法高
くするものに限らず、図2に示すように、堰1cの終端
E側の端部1fのみの高さを所定だけ高くした溶融ガラ
ス2のオーバーフロー溝1aが設けてある成形体1を備
えたものでもよい。
置は、上記のような構成により、端部の肉厚が小さく有
効幅の広い断面形状、内部歪み及び反りに優れた板ガラ
スを連続的に製造することができる実用上優れた効果を
奏するものである。
って、(A)は正面図、(B)はX−X断面図、(C)
はY−Y断面図。
あって、(A)は正面図、(B)はX−X断面図、
(C)はY−Y断面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 断面が略くさび形であり上部に長尺のオ
ーバーフロー溝を有する成形体に、溶融ガラスを該オー
バーフロー溝の始端側から中央領域を経て終端側に向け
て流し、該オーバーフロー溝の両側方の堰から溶融ガラ
スを溢れさせて成形体の側壁面に沿って流下させ、その
後に各々の溶融ガラスを成形体の下頂部で融合させて板
ガラスを成形する板ガラスの成形装置において、 前記成形体のオーバーフロー溝の堰の高さが少なくとも
終端側の端部で中央領域よりも所定寸法高いことを特徴
とする板ガラスの成形装置。 - 【請求項2】 成形体のオーバーフロー溝の堰の始端側
と終端側の両端部で中央領域よりも所定寸法高いことを
特徴とする請求項1に記載の板ガラスの成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28270399A JP4038751B2 (ja) | 1999-10-04 | 1999-10-04 | 板ガラスの成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28270399A JP4038751B2 (ja) | 1999-10-04 | 1999-10-04 | 板ガラスの成形装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001106539A true JP2001106539A (ja) | 2001-04-17 |
JP4038751B2 JP4038751B2 (ja) | 2008-01-30 |
Family
ID=17655963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country | Link |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007051027A (ja) * | 2005-08-18 | 2007-03-01 | Nippon Electric Glass Co Ltd | 板ガラス及びその成形方法 |
JP2009509896A (ja) * | 2005-04-06 | 2009-03-12 | コーニング インコーポレイテッド | ガラス系材料の平らなシートを製造するための方法および装置 |
JP2013199426A (ja) * | 2013-06-03 | 2013-10-03 | Nippon Electric Glass Co Ltd | 板ガラス及びその成形方法 |
JP2013245132A (ja) * | 2012-05-25 | 2013-12-09 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | 帯状ガラスの切断方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10291827A (ja) * | 1997-04-16 | 1998-11-04 | Hoya Corp | ガラス板の製造方法及び製造装置 |
JPH11246230A (ja) * | 1998-03-05 | 1999-09-14 | Nippon Electric Glass Co Ltd | 板ガラス成形装置 |
-
1999
- 1999-10-04 JP JP28270399A patent/JP4038751B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH10291827A (ja) * | 1997-04-16 | 1998-11-04 | Hoya Corp | ガラス板の製造方法及び製造装置 |
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