JPH0753223A - フロートガラスの製造方法及び製造装置 - Google Patents

フロートガラスの製造方法及び製造装置

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JPH0753223A
JPH0753223A JP22224493A JP22224493A JPH0753223A JP H0753223 A JPH0753223 A JP H0753223A JP 22224493 A JP22224493 A JP 22224493A JP 22224493 A JP22224493 A JP 22224493A JP H0753223 A JPH0753223 A JP H0753223A
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JP
Japan
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glass ribbon
glass
molten metal
poise
float glass
Prior art date
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Pending
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JP22224493A
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English (en)
Inventor
Tadahiro Kagami
督博 鏡味
Kenichi Komura
憲一 小村
Tsunehiro Miyata
経博 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP22224493A priority Critical patent/JPH0753223A/ja
Publication of JPH0753223A publication Critical patent/JPH0753223A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B18/00Shaping glass in contact with the surface of a liquid
    • C03B18/02Forming sheets
    • C03B18/04Changing or regulating the dimensions of the molten glass ribbon
    • C03B18/06Changing or regulating the dimensions of the molten glass ribbon using mechanical means, e.g. restrictor bars, edge rollers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B18/00Shaping glass in contact with the surface of a liquid
    • C03B18/02Forming sheets
    • C03B18/20Composition of the atmosphere above the float bath; Treating or purifying the atmosphere above the float bath
    • C03B18/22Controlling or regulating the temperature of the atmosphere above the float tank

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】ガラスリボン3を、その幅方向に張力を印加し
つつ溶融金属浴4の浴面上を前進し冷却させ、厚さ2m
m以下のフロートガラスを製造するにあたり、粘度3.
5×105 ポイズと6.3×106 ポイズとの間を10
〜30秒間で急冷する。 【効果】薄板ガラスの形成においてマイクロコルゲーシ
ョンの生成を抑制し光学的品質に優れたガラスリボンを
生産することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフロートガラスの製造方
法及びその製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から板ガラスを製造する方法とし
て、フロート法が用いられている。この方法は、溶融金
属浴の上に溶融ガラスを流し出してガラスリボンを形成
する。このガラスリボンを溶融金属浴内の上部空間に配
設された電熱ヒータあるいはクーラを用いて成形に適し
た温度にコントロールし、複数対のトップロールによ
り、このガラスリボンに幅方向に張力を印加しつつ、溶
融金属浴より引き出すことで、目的とする厚さと幅をも
ったフロートガラスを製造していた。
【0003】かかる製造方法において厚さ2mm以下の
フロートガラスを製造するには、多数対のトップロール
により、ガラスリボンに横方向の張力を印加し、ガラス
リボンの縮幅を抑制しつつ、進行方向に引延し、目標の
厚さにする。
【0004】その際、溶融金属浴槽の上部構造に設置さ
れた電熱ヒータによりガラスリボンを所定の温度にコン
トロールしている。このため最下流のトップロールを離
れたガラスリボンは、容易に幅方向に収縮し、その際に
「マイクロコルゲーション」と呼ばれるしわ状の欠陥が
生成され、光学歪が発生するという課題があった。この
マイクロコルゲーションは、厚さ2mmを超えるフロー
ト板ガラスでは、発生し難く、2mm以下の薄いフロー
トガラスで発生するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、マイクロコ
ルゲーションの生成する恐れのない厚さ2mm以下のフ
ロートガラスの製造方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガラスリボン
を、その幅方向に張力を印加しつつ溶融金属浴の浴面上
を前進し冷却させ、厚さ2mm以下のフロートガラスを
製造するにあたり、粘度3.5×105 ポイズと6.3
×106 ポイズとの間を10〜30秒間で急冷すること
を特徴とするフロートガラスの製造方法及び製造装置で
ある。
【0007】以下図面に基づいて説明する。図1は本発
明によるフロートガラスの製造装置の平面図、図2は図
1の縦断面図である。図のように、溶融金属浴槽2は、
上部構造8、それをカバーするカバー9、下部構造1
1、それをカバーするカバー12からなり、内部に溶融
金属浴4が収容されている。、溶融ガラスは、左方より
溶融金属浴4の浴面上に供給され、ガラスリボン3に形
成される。このガラスリボンは、図面には省略されてい
るが、リフトアウトロール等により牽引され、右方向に
進行しつつ引延ばされる。
【0008】溶融金属浴には、多数対のトップロール1
が設けられ、各トップロールは、ガラスリボンの耳部を
押圧している。各トップロールの対は、ガラスリボンに
幅方向の張力を印加しリフトアウトロール等の牽引力、
ガラスの表面張力等によるガラスリボンの縮幅を抑制し
ている。
【0009】この領域の上部構造にはヒータ7が複数設
けてあり、ガラスの粘度が2.5×104 〜3×105
ポイズ程度になるように温度を調節する。通常の窓ガラ
スではこのトップロールの内最下流のトップロール21
を通過するときには、ガラスリボンは、粘度が3.5×
105 〜8×105 ポイズになっており、ほぼ目標の厚
さになっている。
【0010】ガラスリボンは、トップロール21を通過
した直後、急冷される。具体的には、粘度3.5×10
5 ポイズと6.3×106 ポイズとの間を10〜30秒
間で急冷する。この冷却時間が30秒間を超えると、マ
イクロコルゲーションが発生しやすく本発明の目的を達
成することが難しい。一方、冷却時間が10秒間より短
かいと上流のガラスリボンが冷却されたり、冷却装置が
複雑になる等の不都合を生じる。
【0011】なお、通常の窓ガラスの場合、粘度3.5
×105 ポイズは約830℃の温度であり、粘度6.3
×106 ポイズは約800℃の温度である。
【0012】かかるガラスリボンの急冷を行なうため、
図2の一部拡大図である図3に示すようにトップロール
21の下流近傍には、上方に遮熱部材5と、遮熱部材に
隣接してクーラ6が設けられている。この遮熱部材5
は、ヒータ7等の熱が遮熱板の下流に到達するのを防ぐ
もので、セラミック、金属等が使用される。
【0013】一方、クーラ6は内部に冷却用液体を流動
し、輻射によりその下方のガラスリボンを冷却する。こ
のクーラ6の側面、上面には断熱材13が設けてあり、
これにより上部構造が冷却され雰囲気中のボラタイルが
凝縮しガラスリボン上に滴下するのを防止している。
【0014】この遮熱部材は、クーラ6の下流に設けて
もよい。クーラ6を設ける位置は、作業性を損なわない
範囲でできる限りトップロール21に近接して設けるこ
とがマイクロコルゲーションの発生を防ぐうえで好まし
い。
【0015】一方、クーラ6の下方には、溶融金属浴中
に浸漬バリヤ10が、ガラスリボンの幅方向に設けられ
ている。このバリヤはガラスリボンの進行方向に流動す
る溶融金属浴を抑制し、トップロール21の下流におい
てガラスリボンを急冷するのを補助している。
【0016】このバリヤ10の上端と浴面との間隔は、
大き過ぎると、ガラスリボンを急冷する作用が小さくな
り、小さ過ぎるとガラスリボンの下面がバリヤの上端に
接触し、欠点となるのでいずれも好ましくない。望まし
い間隔は直前の浴深さの20〜30%の範囲である。
【0017】バリヤ10に代えて、図4に示すようにグ
ラファイト製中空パイプ15にタングステン等の比重の
大きい材料16を挿入し、これをボトムブロック11上
に設置してもよい。更に、バリヤに代えて、クーラ6の
下方の溶融金属浴の深さを浅くしてもよい。
【0018】かくして急冷されたガラスリボンは更に冷
却され溶融金属浴から引出され、徐冷炉で徐冷される。
【0019】
【実施例】図1、図2に示す装置において、最下流のト
ップロール21の1.5m下流に溶融金属浴の浴面上8
0mmの位置にクーラ6、遮熱部材5を設置し、クーラ
の上流端と下流端には浴深さの70%を遮断するバリヤ
10を設けた。この装置を使用し、厚さ2mmのフロー
トガラスを製造した。このガラスは通常の窓ガラスに使
用されているソータ・ライム・シリカガラスである。
【0020】ガラスリボンは600m/hの速度で溶融
金属浴から引出された。ガラスリボンの温度は、トップ
ロール21を通過するとき830℃で、これは粘度3.
5×105 ポイズに相当し、クーラ6の下方を通過した
直後は800℃で、これは粘度6.3×106 ポイズに
相当した。この間ガラスリボンは、200℃/分の速度
で急冷された。
【0021】このガラスリボンについて、マイクロコル
ゲーションを測定した結果、クーラ6、バリヤ10を設
けない装置を使用して製造したものと比べ約35%低減
していた。
【0022】なお、JIS B0601−1982(表
面粗さの定義と表示)で規定される方法により、触針式
の表面粗さ計サーフコムにて、測定長200mmで0.
8mm以上25mm以下のバンドパスフィルタを用いた
ときの最大粗さRmax (μm)を測定し、マイクロコル
ゲーションの測定値とした。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、薄板ガラスの形成にお
いてマイクロコルゲーションの生成を抑制し光学的品質
に優れたガラスリボンを生産することができるとともに
ガラスリボンの引き上げ量を増大することができ、生産
性を大きく向上する等の多くの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するフロートガラスの製造装置の
平面図。
【図2】図1の縦断面図。
【図3】図1の一部拡大図。
【図4】別のバリヤの断面図。
【符号の説明】
1、21:トップロール 3:ガラスリボン 4:溶融金属浴 5:遮熱部材 6:クーラ 10:バリヤ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラスリボンを、その幅方向に張力を印加
    しつつ溶融金属浴の浴面上を前進し冷却させ、厚さ2m
    m以下のフロートガラスを製造するにあたり、粘度3.
    5×105 ポイズと6.3×106 ポイズとの間を10
    〜30秒間で急冷することを特徴とするフロートガラス
    の製造方法。
  2. 【請求項2】溶融金属浴を収容する浴槽と、浴面上を前
    進するガラスリボンに幅方向の張力を印加する複数対の
    トップロールとを有し、厚さ2mm以下のフロートガラ
    スを製造する装置において、最下流に設けられたトップ
    ロールの下流近傍に急冷部材を設け、粘度3.5×10
    5 ポイズと6.3×106 ポイズとの間を10〜30秒
    間で急冷するようにしたフロートガラスの製造装置。
JP22224493A 1993-08-13 1993-08-13 フロートガラスの製造方法及び製造装置 Pending JPH0753223A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009057547A1 (ja) * 2007-11-01 2009-05-07 Central Glass Company, Limited フロート板ガラスの製造方法
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WO2019076492A1 (de) 2017-10-20 2019-04-25 Schott Ag Dünnglassubstrat, insbesondere borosilicatglas-dünnglassubstrat verfahren und vorrichtung zu dessen herstellung
JP2020075860A (ja) * 2015-01-21 2020-05-21 Agc株式会社 合わせガラス

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