JP2019112255A - ガラス物品の製造装置及び製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】溶融ガラスの流下量が幅方向で不足する事態を可及的に防止して、製品部分の厚み寸法のばらつきを抑制する。【解決手段】本発明に係るガラス物品の製造装置は、オーバーフロー溝3と、オーバーフロー溝3から溢れ出た溶融ガラスGmが流下する一対の流下壁4と、各流下壁4の幅方向両端部に設けられ溶融ガラスGmの流下を案内する合計で二対のガイド部8とを備え、一対の流下壁4は、下方に延びる一対の第一流下面6と、第一流下面6の下方に位置し、下方に向かうにつれて互いに接近して下端で合流する逆斜面である一対の第二流下面7とを有する。各ガイド部8は、第一流下面6の幅方向端部6aとつながり、第一流下面6からその幅方向に遠ざかる向きに上り勾配となる第一斜面9を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、ガラス物品の製造装置及び製造方法に関し、特に成形体の溶融ガラス流下面を改良することで、ガラスリボンの厚み寸法分布を改善するための技術に関する。
周知のように、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイなどのフラットパネルディスプレイ(FPD)用のガラス基板や、有機EL照明用のカバーガラスに代表されるように、各種分野に利用される薄板ガラスには、表面欠陥やうねりに対して厳しい製品品位が要求される場合がある。
そこで、この種の薄板ガラスの製造方法としては、平滑で欠陥のないガラス表面を得るために、オーバーフローダウンドロー法が多く利用されている。
ここで、オーバーフローダウンドロー法による成形を実施する装置としては、例えば特許文献1に記載のように、溶融ガラスが溢れ出るオーバーフロー溝と、オーバーフロー溝から溢れ出た溶融ガラスを流下させる一対の流下壁とを備えた成形体が一般的である。ここで、各流下壁は、垂直方向に延伸する垂直面部と、垂直面部とその下端で連続し、下方に向かうにつれて互いに接近する向きに傾斜して各々の下端で合流する逆斜面部とを有する。また、流下壁(垂直面部、逆斜面部)の幅方向両端部には、特許文献2に記載のように、流下壁から垂直に立設し、流下中の溶融ガラスの流路幅を規定して、溶融ガラスの流下を案内するためのガイド面が設けられている。
特開2013−184876号公報 特開2017−88446号公報
ところで、上述のように、流下壁の幅方向両端部にガイド面が設けられている場合、例えば、ガイド面に対する溶融ガラスの濡れ性が比較的高いと、流下中の溶融ガラスが、ガイド面へ濡れ伝わって表面張力により引き上げられ、幅方向端部に偏ることがある(図6)。上述のように、溶融ガラスの引き上げが生じると、引き上げられた分だけ溶融ガラスの流下量が部分的に不足する領域が発生する。これでは、成形の結果得られるガラスリボンの製品部分に、所望の厚み寸法よりも小さい部分が残り、結果、製品の厚み寸法が幅方向でばらつくおそれが生じる。
以上の事情に鑑み、本発明では、溶融ガラスの流下量が幅方向で不足する事態を可及的に防止して、製品部分の厚み寸法のばらつきを抑制することを、解決すべき技術課題とする。
前記課題の解決は、本発明に係るガラス物品の製造装置により達成される。すなわち、この製造装置は、樋形状をなし溶融ガラスが溢れ出るオーバーフロー溝と、オーバーフロー溝から溢れ出た溶融ガラスが流下する一対の流下壁と、各流下壁の幅方向両端部に設けられ溶融ガラスの流下を案内する合計で二対のガイド部とを備え、一対の流下壁は、オーバーフロー溝が設けられた上端面に隣接し下方に延びる一対の第一流下面と、第一流下面の下方に位置し、下方に向かうにつれて互いに接近して下端で合流する逆斜面である一対の第二流下面とを有する、ガラス物品の製造装置であって、各ガイド部は、第一流下面の幅方向端部とつながり、第一流下面からその幅方向に遠ざかる向きに上り勾配となる第一斜面を有する点をもって特徴付けられる。
このように、本発明に係る製造装置では、流下壁のうちオーバーフロー溝から溢れ出た溶融ガラスが流下を開始した直後に接触する第一流下面とその幅方向両端に位置するガイド部とに着目し、この第一流下面の幅方向端部に、第一流下面から幅方向に遠ざかる向きに上り勾配となる第一斜面を設けた。これにより、ガイド部に対する溶融ガラスの引き上げ状態が変化し、例えば第一斜面上の溶融ガラスの厚み方向寸法が均される。よって、従来のように、引き上げにより極端に厚み寸法の大きな部分と小さな部分が生じる事態が可及的に防止され、成形されるガラスリボンの製品部分に、相対的に厚み寸法の小さい部分が残る事態を回避することが可能となる。
また、本発明に係る製造装置においては、ガイド部が、第一流下面に対して立設したガイド面をさらに有し、第一斜面は、ガイド面と第一流下面とをつなぐ、一定の幅方向寸法及び第一流下面に対する一定の傾斜角を有するバンク面であってもよい。あるいは、第一斜面が、溶融ガラスの流下方向に見た場合に凹状に湾曲した断面形状を有する凹曲面であってもよい。
このように第一斜面を、一定の幅方向寸法及び一定の傾斜角を有するバンク面とするのであれば、比較的容易に第一斜面を第一流下面上に設けることができる。あるいは、第一斜面を上述のように凹状に湾曲した凹曲面とすることによって、第一斜面上における溶融ガラスの厚み方向寸法をより均等にすることができる。
また、本発明に係る製造装置においては、各ガイド部が、上端面と第一斜面とを接続する接続面をさらに有してもよい。また、この場合、接続面は、例えば下方に向かうにつれて上り勾配が増加する上り勾配増加面であってもよい。
このように、オーバーフロー溝が開口する上端面と第一斜面とを接続する接続面をさらに設けることで、溶融ガラスの第一斜面上への流入状態を調整することができる。例えば上述のように、接続面を、下方に向かうにつれて上り勾配が増加する上り勾配増加面とした場合には、オーバーフロー溝から溢れ出た直後の溶融ガラスはまず第一流下面と平行ないし平行に近い面(上り勾配像下面の上端部)上に流入し、次第に上り勾配となって第一斜面上へと案内される。これにより、溶融ガラスを円滑に第一斜面上へと案内して、溶融ガラスの流下開始時の乱れを抑制することが可能となる。
また、本発明に係る製造装置においては、各ガイド部が、第二流下面の幅方向両端部とつながり、第二流下面に対し上り勾配となる第二斜面をさらに有してもよい。
このように、第一流下面の下方に位置する第二流下面の幅方向端部にも、第一流下面に対し上り勾配となる第二斜面を設けた。これにより、第二流下面に到達した溶融ガラスに対して引き続き第一斜面と同様の作用(ガイド部に対する溶融ガラスの引き上げ状態が変化し、第二斜面上の溶融ガラスの厚み方向寸法が均される)を付与することができる。よって、下端で合流するまでの間、上述した作用を維持して、ガラスリボンの製品部分に、相対的に厚み寸法の小さい部分が残る事態をより確実に回避することが可能となる。
また、第二斜面を有する場合、本発明に係る製造装置においては、第一斜面と第二斜面とが、溶融ガラスの流下方向に沿って連続して設けられ互いにつながっていてもよい。また、この場合、第一斜面と第二斜面とが、幅方向に見た場合に凸状に湾曲した断面形状をなす凸面部を介してつながっていてもよい。
このように、第一流下面と第二流下面にそれぞれ第一斜面と第二斜面を設ける場合、双方の斜面同士を互いにつなげることで、好ましくは上述のように凸状に湾曲した形状をなす凸面部を介してつなげることで、第一斜面上を流下する溶融ガラスを円滑に第二斜面上に導入することができる。これにより、上述した第二斜面による作用を安定的に得ることが可能となる。
また、前記課題の解決は、本発明に係るガラス物品の製造方法によっても達成される。すなわち、この製造方法は、樋形状をなし溶融ガラスが溢れ出るオーバーフロー溝と、オーバーフロー溝から溢れ出た溶融ガラスが流下する一対の流下壁と、各流下壁の幅方向両端部に設けられ溶融ガラスの流下を案内する合計で二対のガイド部とを備え、一対の流下壁は、オーバーフロー溝が設けられた上端面に隣接し下方に延びる一対の第一流下面と、第一流下面の下方に位置し、下方に向かうにつれて互いに接近して下端で合流する逆斜面である一対の第二流下面とを有する製造装置を用いて、ガラス物品を製造するガラス物品の製造方法であって、各ガイド部は、第一斜面の幅方向端部とつながり、第一流下面からその幅方向に遠ざかる向きに上り勾配となる第一斜面を有し、オーバーフロー溝から溶融ガラスを溢れ出させて、溶融ガラスが第一斜面と接しながら流下するようにした点をもって特徴付けられる。
このように、本発明に係る製造方法においても、第一流下面から幅方向に遠ざかる向きに上り勾配となる第一斜面を設けるようにした。よって、上述のようにオーバーフロー溝から溢れ出た溶融ガラスが第一流下面の幅方向両端部に位置する第一斜面と接しながら流下することで、ガイド部に対する溶融ガラスの引き上げ状態が変化し、例えば第一斜面上の溶融ガラスの厚み方向寸法が均される。よって、従来のように、引き上げにより極端に厚み寸法の大きな部分と小さな部分が生じる事態が可及的に防止され、成形されるガラスリボンの製品部分に、相対的に厚み寸法の小さい部分が残る事態を回避することが可能となる。
また、本発明に係る製造方法においては、第一斜面の上り勾配を75°以上でかつ85°以下に設定した状態で、3000dPa・s以上でかつ10000dPa・s以下に調整した溶融ガラスを前記オーバーフロー溝から溢れ出させてもよい。
あるいは、第一斜面の上り勾配を5°以上でかつ15°以下に設定した状態で、100dPa・s以下に調整した溶融ガラスをオーバーフロー溝から溢れ出させてもよい。
本発明者らが、本発明に係る第一斜面の上り勾配と溶融ガラスの粘度との関係について検証した結果、溶融ガラスの粘度域に応じて適切な上り勾配の範囲があることが判明した。具体的には、相対的に粘度が高い(3000dPa・s以上でかつ10000dPa・s以下の)溶融ガラスを使用する場合には、第一斜面の上り勾配を相対的に急に(75°以上でかつ85°以下に)設定することで、また相対的に粘度が低い(100dPa・s以下の)溶融ガラスを使用する場合には、第一斜面の上り勾配を相対的に緩やかに(5°以上でかつ15°以下に)設定することで、上述した作用を効果的にかつ安定的に享受することが可能となる。
以上に述べたように、本発明によれば、溶融ガラスの流下量が幅方向で不足する事態を可及的に防止して、製品部分の厚み寸法のばらつきを抑制することが可能となる。
本発明の第一実施形態に係るガラス物品の製造装置の斜視図である。 図1に示す製造装置の正面図である。 図2に示す製造装置のA−A断面図である。 図2に示す製造装置のB−B断面図である。 図2に示す製造装置の(a)C−C断面図と、(b)D−D断面図である。 従来構成のガイド部を使用した場合における溶融ガラスの流下態様を模式的に描いた製造装置の要部横断面図である。 本発明の第二実施形態に係る製造装置の要部横断面図である。 本発明の第三実施形態に係る製造装置の要部横断面図である。 本発明の第四実施形態に係る製造装置の正面図である。 図9に示す製造装置の(a)E−E断面図と、(b)F−F断面図である。 本発明の第五実施形態に係る製造装置の(a)E−E断面図と、(b)F−F断面図である。 本発明の第六実施形態に係る製造装置の正面図である。 図12に示す製造装置の(a)E−E断面図と、(b)F−F断面図である。 本発明の第七実施形態に係る製造装置の要部拡大縦断面図である。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に基づいて説明する。
(本発明の第一実施形態)
図1及び図2に示すように、本発明の第一実施形態に係るガラス物品の製造装置は、オーバーフローダウンドロー法による成形を実施するための成形体1を備えている。
成形体1は、製造されるガラス物品(ここでは板ガラス或いはガラスシート)の幅方向に対応する方向に長尺な形状をなす。成形体1の頂部には、鉛直上方を向く上端面2が設けられ、上端面2には、その長手方向(すなわち成形体1の幅方向)に沿って形成されたオーバーフロー溝3が形成されている。成形体1の幅方向と直交する方向、すなわちオーバーフロー溝3の短手方向の両側には、一対の流下壁4,4が設けられている。オーバーフロー溝3から溢れ出た溶融ガラスGmは、各流下壁4に沿って流下する。本実施形態では、図1に示すXYZ直交座標系において、X方向及びY方向は水平方向であり、Z方向が鉛直方向である。この場合、X方向が上記の「幅方向」となり、Y方向が上記の「幅方向と直交する方向」となる。図2以降においても同様とする。
オーバーフロー溝3の幅方向一端側には、供給管5が接続されている。この供給管5を通じて、オーバーフロー溝3内に溶融ガラスGmが供給される。もちろん溶融ガラスGmの供給方法はこれに限定されず、例えば、オーバーフロー溝3の長手方向両端側から溶融ガラスGmを供給するようにしてもよい。
一対の流下壁4のそれぞれは、図3に示すように、第一流下面6と、第一流下面6の下方に位置する第二流下面7とを有する。第一流下面6,6は何れも、オーバーフロー溝3が設けられた上端面2と隣接し、互いに一定の距離を保った状態で下方に延びている。第二流下面7,7は、下方に向かうにつれて接近するよう互いに逆向きに傾斜しており、下端部7aで合流している。この際、下端部7aは、幅方向に延びる直線部で構成されている。第一流下面6,6は、本実施形態では、鉛直方向に延びているが、鉛直方向に対して多少の傾斜を有していてもよい。また、第二流下面7,7は、成形対象となるガラス物品(ここではガラスリボンGr)の厚み寸法などに応じて所定の傾斜角に設定される。
成形体1の幅方向両端部には、各流下壁4を流下する溶融ガラスGmの幅方向両端部を案内する合計で二対(各流下壁4につき一対)のガイド部8,8が設けられている。各ガイド部8は、例えば図示は省略するが、ガイド部8に設けられた嵌合凹部を成形体1の幅方向端部に外側から嵌め込むことで、成形体1に固定されている。
ここで、各ガイド部8は、図1に示すように、第一流下面6の幅方向両端部6a,6aとつながり、第一流下面6からその幅方向に遠ざかる向きに上り勾配となる第一斜面9,9を有する。本実施形態では第一斜面9,9は何れも、図4に示すように、第一流下面6の幅方向中央部6b側から幅方向端部6a側に向かうにつれて一定の上り勾配となるように傾斜している。また、第一斜面9,9は共に第一流下面6の流下方向(ここではZ方向)全域にわたって設けられており、各第一斜面9の第一流下面6に対する傾斜角θ1はその長手方向(ここではZ方向)全域にわたって一定である。また、各第一斜面9の幅方向寸法L1もその長手方向全域にわたって一定である。この場合、第一斜面9,9は、乗り上げた溶融ガラスGmの幅方向外側への流動を規制するバンク面ともいえる。
なお、第一斜面9の傾斜角θ1は、使用する溶融ガラスGmの粘度に応じて設定するのがよい。一例として、粘度が3000dPa・s以上でかつ10000dPa・s以下を示す溶融ガラスGmをオーバーフロー溝3から溢れ出させる場合、第一斜面9の傾斜角θ1を75°以上でかつ85°以下に設定するのがよい。また、粘度が100dPa・s以下を示す溶融ガラスGmをオーバーフロー溝3から溢れ出させる場合、第一斜面9の傾斜角θ2を5°以上でかつ15°以下に設定するのがよい。
なお、本発明に使用可能なガラスとしては、上述の範囲に粘度を設定できる限りにおいて特に制限されない。一例として、フッ素を実質的に含んでいない(例えばフッ素の含有比が質量%で0.1%以下の)リン酸塩系ガラスを挙げることができる。また、そのガラス組成は、例えば、質量%で、P25:25〜60%、Al23:2〜19%、RO(ただしRは、Mg、Ca、Sr及びBaから選択される少なくとも一種):5〜45%、ZnO:0〜13%、K2O:8〜20%、Na2O:0〜12%、及びCuO:0.3〜20%である。
また、各ガイド部8は、図1に示すように、第二流下面7の幅方向両端部7bとつながり、第二流下面7からその幅方向に遠ざかる向きに上り勾配となる第二斜面10,10を有する。本実施形態では、第二斜面10,10は何れも、図5(a)及び(b)に示すように、第二流下面7の幅方向中央部7c側から幅方向両端部7b側に向かうにつれて一定の上り勾配となるように傾斜している。また、第二斜面10,10は共に第二流下面7の流下方向(ここではZ方向)全域にわたって設けられており、各第二斜面10の第二流下面7に対する傾斜角θ2はその長手方向(ここではZ方向)全域にわたって一定である(図5(a)及び(b)を参照)。一方で、第二斜面10は、幅方向寸法L2が一定の幅寸法一定部10a(図2を参照)と、幅方向寸法L2が下方に向かうにつれて一定の割合で減少する幅寸法減少部10b(図5(a)及び(b)を参照)とからなる。この場合、第二斜面10の幅方向寸法L2は第二流下面7の下端部7aで零となり、第二流下面7の幅方向寸法は下端部7aに近づくにつれて増加する。
また、第二斜面10,10は、図1及び図3に示すように、第一斜面9,9と屈曲部11を介してつながっている。屈曲部11の第一斜面側領域11aは第一斜面9と同一平面上にあり、屈曲部11の第二斜面側領域11bは第二斜面10と同一平面上にある。
次に、以上のように構成された製造装置による板ガラスの製造方法を説明する。
まず図1及び図3に示すように、オーバーフロー溝3からその短手方向(Y方向)両側に溶融ガラスGmを溢れ出させる。そして、溢れ出た溶融ガラスGmを一対の流下壁4,4上に供給し、各流下壁4をなす第一流下面6そして第二流下面7に沿って溶融ガラスGmを流下させる。このようにして一方の第二流下面7を流下した溶融ガラスGmと、他方の第二流下面7を流下した溶融ガラスGmはその下端部7aで融合一体化され、一枚のガラスリボンGrとして連続的に成形される。
ここで、図6に示すように、ガイド部8が、従来の如く、第一流下面6に対して垂直に立設するガイド面8aのみを有する場合、溶融ガラスGmの流下に伴い、第一流下面6の幅方向両端部6a,6aに隣接して設けたガイド面8aに溶融ガラスGmが引き上げられることがある。溶融ガラスGmの流下量は、目的とする成形品の諸元(例えば板ガラスの厚み寸法など)に応じて適正に管理されているため、上述のように、溶融ガラスGmの幅方向両端部にガイド面8aによる引き上げ部Gm1が生じると、引き上げられた分だけ溶融ガラスGmの流下量が不足する領域Gm2が幅方向に発生する。これでは、成形の結果得られるガラスリボンGrの製品部分に、周囲に比べて厚み寸法の小さい部分が残るおそれがあり好ましくない。
これに対して、本発明に係る成形体1では、各ガイド部8に、第一流下面6の幅方向両端部6a,6aとつながり、第一流下面6から幅方向に遠ざかる向きに上り勾配となる第一斜面9を設けるようにした(図4を参照)。これにより、上述のようにオーバーフロー溝3から溢れ出た溶融ガラスGmが第一流下面6の幅方向両端部6a,6aに位置する第一斜面9,9と接しながら流下することで、ガイド部8に対する溶融ガラスGmの引き上げ状態が変化し、例えば第一斜面9上の溶融ガラスGmの厚み方向寸法が均される。よって、従来のように、引き上げにより極端に厚み寸法の大きな部分(引き上げ部Gm1)と小さな部分(流下量が不足する領域Gm2)が生じる事態が可及的に防止され、成形されるガラスリボンGrの製品部分に、相対的に厚み寸法の小さい部分が残る事態を回避することが可能となる。
以上、本発明の第一実施形態を説明したが、本発明に係るガラス物品の製造装置及び製造方法は、上記実施形態には限定されることなく、本発明の範囲内で種々の形態を採ることが可能である。
(本発明の第二実施形態)
図7は、本発明の第二実施形態に係る成形体21をその幅方向に沿って切断した際の横断面図(XY断面図)を示している。図7に示すように、本実施形態に係る成形体21は、第一実施形態とは異なる形状の第一斜面22,22をガイド部8に有する。詳述すると、この第一斜面22は、溶融ガラスGmの流下方向(Z方向)に見た場合に凹状に湾曲した断面形状(XY断面形状)をなしている。この場合、上り勾配は幅方向中央部6b側から幅方向両端部6a側に向かうにつれて増大する。なお、第一実施形態で説明した要素と実質的に同じ要素については、第一実施形態の場合と同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。後述する第三実施形態以降についても同様の扱いとする。
このように、第一斜面9を凹状に湾曲した断面形状にしても、溶融ガラスGmの極端な引き上げを抑制して、厚み方向寸法の分布をなだらかにすることが可能となる。
もちろん、第一斜面9(22)の形状は任意であり、例えば図示は省略するが、第一流下面6の幅方向中央部6b側から幅方向端部6a側に向かうにつれて断続的に上り勾配を有する形状をなすものであってもよい。あるいは、互いに異なる傾斜角を有する二種類の傾斜平面を幅方向につなげた形態としてもよく、上述した凹状湾曲面(例えば第二実施形態に係る第一斜面22)と傾斜平面とを幅方向につなげた形態としてもよい。
また、何れも図示は省略するが、第一斜面9(22)は、必ずしも第一流下面6の流下方向(Z方向)全域にわたって設けなくともよく、必要に応じて、第一流下面6の流下方向の一部にのみ第一斜面9(22)を設けてもよい。また、第一斜面9(22)の第一流下面6に対する傾斜角θ1がその長手方向全域にわたって必ずしも一定でなくてもよく、例えば下方に向かうにつれて傾斜角θ1が減少するようにしてもよい。また、第一斜面9(22)の幅方向寸法L1がその長手方向全域にわたって必ずしも一定でなくてよく、例えば図2に示す第二斜面10と同様、相対的に上方に位置し、幅方向寸法L1が一定の幅寸法一定部と、相対的に下方に位置し、幅方向寸法L1が下方に向かうにつれて減少する幅寸法減少部とで第一斜面9(22)を構成してもよい。
(本発明の第三実施形態)
図8は、本発明の第三実施形態に係る成形体31の断面図を示している。この成形体31は、第一流下面6に対して所定の傾斜角θ1(<90°)をなす第一斜面9と、第一斜面9とその幅方向外端部9aでつながり、第一流下面6に対して垂直に立設するガイド面32とをガイド部8に有する。
このように、第一斜面9の幅方向外端部9aとつながるガイド面32をさらに設けることで、第一斜面9上での溶融ガラスGmの流下量が多い場合であっても、流下量が多い状態を許容しつつ、溶融ガラスGmの幅方向端部における厚み方向寸法をできる限り均等にすることができる。
もちろん、この場合も、ガイド面32と組み合わせる第一斜面9の形態は任意であり、例えば図7に示す形態の第一斜面22とガイド面32とを組み合わせてもよい。
(本発明の第四実施形態)
図9は、本発明の第四実施形態に係る成形体41の正面図を示している。各ガイド部8は、上端面2と第一斜面9とを接続する接続面42をさらに有する。この場合、接続面42の上端部が成形体41の上端面2の短手方向端部とつながっており、接続面42の下端部が第一斜面9の上端部とつながっている。この接続面42は、例えば図10(a)及び(b)に示すように、第一流下面6の幅方向中央部6b側から幅方向端部6a側への上り勾配が、下方に向かうにつれて増加する上り勾配増加面となっている。接続面42の第一流下面6に対する傾斜角θ3はその幅方向にわたって一定である。その一方で、この傾斜角θ3は下方に向かうにつれて増加し、その下端部で第一斜面9の傾斜角θ1と等しくなる。
また、接続面42の幅方向寸法L3は、下方に向かうにつれて一定の割合で増加し(図10(a)及び(b)を参照)、その下端部で第一斜面9の幅方向寸法L1と等しくなる。なお、本実施形態では、接続面42の幅方向寸法L3はその上端部において零であるが、上端部において一定の幅方向寸法L3を有する状態から、下方に向かうにつれて幅方向寸法L3が増加する形態をとることも可能である。
このように、オーバーフロー溝3が開口する上端面2と第一斜面9との間に、上端面2と第一斜面9とを接続する接続面42を設けることによって、溶融ガラスGmの第一斜面9上への流入状態を調整することができる。例えば接続面42を、下方に向かうにつれて上り勾配(第一流下面6に対する傾斜角θ3)が増加する上り勾配増加面とすることによって(図10(a)及び(b)を参照)、オーバーフロー溝3から溢れ出た直後の溶融ガラスGmはまず接続面42のうち第一流下面6と平行ないし平行に近い勾配の領域上に流入し、次第に上り勾配となって第一斜面9上へと案内される。これにより、溶融ガラスGmを円滑に第一斜面9上へと案内して、溶融ガラスGmの流下開始時の乱れを抑制しつつ第一斜面9による引き上げ抑制作用を享受することが可能となる。
(本発明の第五実施形態)
なお、接続面42は、上述した上り勾配増加面以外の形態をとることも可能である。図11(a)及び(b)は、本発明の第五実施形態に係る接続面42のXY断面図を示している。図11に示すように、本実施形態に係る接続面42は、下方に向かうにつれて幅方向寸法L4が増加する幅寸法増加面となっている。一方で、各接続面42の第一流下面6に対する傾斜角θ4はその長手方向(ここではZ方向)全域にわたって一定である。この場合、上り勾配となる幅方向領域が下方に向かうにつれて増加するので、オーバーフロー溝3から溢れ出た溶融ガラスGmを円滑に第一斜面9上へと案内することができる。
(本発明の第六実施形態)
図12は、本発明の第六実施形態に係る成形体41の正面図、図13(a)及び(b)は、接続面42のXY断面図を示している。図13に示すように、本実施形態に係る接続面42は、図10と同様、下方に向かうにつれて上り勾配(第一流下面6に対する傾斜角θ5が増加する上り勾配増加面である。一方で、図12に示すように、各接続面42の幅方向寸法L5はその長手方向全域にわたって一定であり、第一斜面9の幅方向寸法L1に等しい。このように接続面42の形状を定めることによって、溶融ガラスGmの流下開始時の乱れを効果的に抑制しつつ、第一斜面9による引き上げ抑制作用をさらに高めることが可能となる。
(本発明の第七実施形態)
図14は、本発明の第七実施形態に係る成形体51の縦断面図を示している。図14に示すように、この成形体51は、ガイド部8が第一斜面9と第二斜面10とを有すると共に、第一斜面9と第二斜面10とが、第一実施形態とは異なる形態でつながっている。すなわち、第一実施形態では、第一斜面9と第二斜面10とが屈曲部11(図3を参照)を介してつながっているのに対し、本実施形態では、幅方向に見た場合に凸状に湾曲した断面形状(YZ断面形状)をなす凸面部52を介してつながっている。なお、第一斜面9と第二斜面10の高さ(第一流下面6及び第二流下面7からの法線方向離間距離)は、図11に示すように同じであってもよいし、異なっていてもよい。
このように、第一流下面と第二流下面にそれぞれ第一斜面と第二斜面を設ける場合、双方の斜面同士をつなげることで、好ましくは上述のように凸状に湾曲した断面形状をなす凸面部を介してつなげることで、第一斜面上を流下する溶融ガラスを円滑に第二斜面上に導入することができる。これにより、上述した第二斜面による作用を安定的に得ることが可能となる。
1,21,31,41,51 成形体
2 上端面
3 オーバーフロー溝
4 流下壁
5 供給管
6 第一流下面
7 第二流下面
8 ガイド部
8a ガイド面
9,22 第一斜面
10 第二斜面
10a 幅寸法一定部
10b 幅寸法減少部
32 垂直面
42 勾配増加面
52 凸面部
Gm 溶融ガラス
Gm1 引き上げ部
Gm2 溶融ガラスが不足する領域
Gr ガラスリボン

Claims (12)

  1. 樋形状をなし溶融ガラスが溢れ出るオーバーフロー溝と、前記オーバーフロー溝から溢れ出た前記溶融ガラスが流下する一対の流下壁と、前記各流下壁の幅方向両端部に設けられ前記溶融ガラスの流下を案内する合計で二対のガイド部とを備え、
    前記一対の流下壁は、前記オーバーフロー溝が設けられた上端面に隣接し下方に延びる一対の第一流下面と、前記第一流下面の下方に位置し、下方に向かうにつれて互いに接近して下端で合流する逆斜面である一対の第二流下面とを有する、ガラス物品の製造装置であって、
    前記各ガイド部は、前記第一流下面の幅方向端部とつながり、前記第一流下面から幅方向に遠ざかる向きに上り勾配となる第一斜面を有することを特徴とするガラス物品の成形装置。
  2. 前記ガイド部は、前記第一流下面に対して立設したガイド面をさらに有し、
    前記第一斜面は、前記ガイド面と前記第一流下面とをつなぐ、一定の幅方向寸法及び前記第一流下面に対する一定の傾斜角を有するバンク面である請求項1に記載のガラス物品の製造装置。
  3. 前記第一斜面は、前記溶融ガラスの流下方向に見た場合に凹状に湾曲した断面形状を有する凹曲面である請求項1に記載のガラス物品の製造装置。
  4. 前記各ガイド部は、前記上端面と前記第一斜面とを接続する接続面をさらに有する請求項1に記載のガラス物品の製造装置。
  5. 前記接続面は、下方に向かうにつれて前記上り勾配が増加する上り勾配増加面である請求項4に記載のガラス物品の製造装置。
  6. 前記各ガイド部は、前記第二流下面の幅方向両端部とつながり、前記第二流下面に対し上り勾配となる第二斜面をさらに有する請求項1〜4の何れか一項に記載のガラス物品の製造装置。
  7. 前記第一斜面と前記第二斜面とが、前記溶融ガラスの流下方向に沿って連続して設けられ互いにつながっている請求項6に記載のガラス物品の製造装置。
  8. 前記第一斜面と前記第二斜面とが、幅方向に見た場合に凸状に湾曲した断面形状をなす凸面部を介してつながっている請求項7に記載のガラス物品の製造装置。
  9. 少なくとも前記第一斜面と、前記第一流下面とが、白金または白金合金により被覆されている請求項1〜8の何れか一項に記載のガラス物品の製造装置。
  10. 樋形状をなし溶融ガラスが溢れ出るオーバーフロー溝と、前記オーバーフロー溝から溢れ出た前記溶融ガラスが流下する一対の流下壁と、前記各流下壁の幅方向両端部に設けられ前記溶融ガラスの流下を案内する合計で二対のガイド部とを備え、
    前記一対の流下壁は、前記オーバーフロー溝が設けられた上端面に隣接し下方に延びる一対の第一流下面と、前記第一流下面の下方に位置し、下方に向かうにつれて互いに接近して下端で合流する逆斜面である一対の第二流下面とを有する製造装置を用いて、ガラス物品を製造するガラス物品の製造方法であって、
    前記各ガイド部は、前記第一斜面の幅方向端部とつながり、前記第一流下面からその幅方向に遠ざかる向きに上り勾配となる第一斜面を有し、
    前記オーバーフロー溝から前記溶融ガラスを溢れ出させて、前記溶融ガラスが前記第一斜面と接しながら流下するようにした、ガラス物品の製造方法。
  11. 前記第一斜面の前記上り勾配を75°以上でかつ85°以下に設定した状態で、3000dPa・s以上でかつ10000dPa・s以下に調整した前記溶融ガラスを前記オーバーフロー溝から溢れ出させる請求項10に記載のガラス物品の製造方法。
  12. 前記第一斜面の前記上り勾配を5°以上でかつ15°以下に設定した状態で、100dPa・s以下に調整した前記溶融ガラスを前記オーバーフロー溝から溢れ出させる請求項10に記載のガラス物品の製造方法。
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