JP2019112255A - ガラス物品の製造装置及び製造方法 - Google Patents
ガラス物品の製造装置及び製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019112255A JP2019112255A JP2017246563A JP2017246563A JP2019112255A JP 2019112255 A JP2019112255 A JP 2019112255A JP 2017246563 A JP2017246563 A JP 2017246563A JP 2017246563 A JP2017246563 A JP 2017246563A JP 2019112255 A JP2019112255 A JP 2019112255A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slope
- molten glass
- glass
- manufacturing
- glass article
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Glass Compositions (AREA)
Abstract
Description
図1及び図2に示すように、本発明の第一実施形態に係るガラス物品の製造装置は、オーバーフローダウンドロー法による成形を実施するための成形体1を備えている。
図7は、本発明の第二実施形態に係る成形体21をその幅方向に沿って切断した際の横断面図(XY断面図)を示している。図7に示すように、本実施形態に係る成形体21は、第一実施形態とは異なる形状の第一斜面22,22をガイド部8に有する。詳述すると、この第一斜面22は、溶融ガラスGmの流下方向(Z方向)に見た場合に凹状に湾曲した断面形状(XY断面形状)をなしている。この場合、上り勾配は幅方向中央部6b側から幅方向両端部6a側に向かうにつれて増大する。なお、第一実施形態で説明した要素と実質的に同じ要素については、第一実施形態の場合と同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。後述する第三実施形態以降についても同様の扱いとする。
図8は、本発明の第三実施形態に係る成形体31の断面図を示している。この成形体31は、第一流下面6に対して所定の傾斜角θ1(<90°)をなす第一斜面9と、第一斜面9とその幅方向外端部9aでつながり、第一流下面6に対して垂直に立設するガイド面32とをガイド部8に有する。
図9は、本発明の第四実施形態に係る成形体41の正面図を示している。各ガイド部8は、上端面2と第一斜面9とを接続する接続面42をさらに有する。この場合、接続面42の上端部が成形体41の上端面2の短手方向端部とつながっており、接続面42の下端部が第一斜面9の上端部とつながっている。この接続面42は、例えば図10(a)及び(b)に示すように、第一流下面6の幅方向中央部6b側から幅方向端部6a側への上り勾配が、下方に向かうにつれて増加する上り勾配増加面となっている。接続面42の第一流下面6に対する傾斜角θ3はその幅方向にわたって一定である。その一方で、この傾斜角θ3は下方に向かうにつれて増加し、その下端部で第一斜面9の傾斜角θ1と等しくなる。
なお、接続面42は、上述した上り勾配増加面以外の形態をとることも可能である。図11(a)及び(b)は、本発明の第五実施形態に係る接続面42のXY断面図を示している。図11に示すように、本実施形態に係る接続面42は、下方に向かうにつれて幅方向寸法L4が増加する幅寸法増加面となっている。一方で、各接続面42の第一流下面6に対する傾斜角θ4はその長手方向(ここではZ方向)全域にわたって一定である。この場合、上り勾配となる幅方向領域が下方に向かうにつれて増加するので、オーバーフロー溝3から溢れ出た溶融ガラスGmを円滑に第一斜面9上へと案内することができる。
図12は、本発明の第六実施形態に係る成形体41の正面図、図13(a)及び(b)は、接続面42のXY断面図を示している。図13に示すように、本実施形態に係る接続面42は、図10と同様、下方に向かうにつれて上り勾配(第一流下面6に対する傾斜角θ5が増加する上り勾配増加面である。一方で、図12に示すように、各接続面42の幅方向寸法L5はその長手方向全域にわたって一定であり、第一斜面9の幅方向寸法L1に等しい。このように接続面42の形状を定めることによって、溶融ガラスGmの流下開始時の乱れを効果的に抑制しつつ、第一斜面9による引き上げ抑制作用をさらに高めることが可能となる。
図14は、本発明の第七実施形態に係る成形体51の縦断面図を示している。図14に示すように、この成形体51は、ガイド部8が第一斜面9と第二斜面10とを有すると共に、第一斜面9と第二斜面10とが、第一実施形態とは異なる形態でつながっている。すなわち、第一実施形態では、第一斜面9と第二斜面10とが屈曲部11(図3を参照)を介してつながっているのに対し、本実施形態では、幅方向に見た場合に凸状に湾曲した断面形状(YZ断面形状)をなす凸面部52を介してつながっている。なお、第一斜面9と第二斜面10の高さ(第一流下面6及び第二流下面7からの法線方向離間距離)は、図11に示すように同じであってもよいし、異なっていてもよい。
2 上端面
3 オーバーフロー溝
4 流下壁
5 供給管
6 第一流下面
7 第二流下面
8 ガイド部
8a ガイド面
9,22 第一斜面
10 第二斜面
10a 幅寸法一定部
10b 幅寸法減少部
32 垂直面
42 勾配増加面
52 凸面部
Gm 溶融ガラス
Gm1 引き上げ部
Gm2 溶融ガラスが不足する領域
Gr ガラスリボン
Claims (12)
- 樋形状をなし溶融ガラスが溢れ出るオーバーフロー溝と、前記オーバーフロー溝から溢れ出た前記溶融ガラスが流下する一対の流下壁と、前記各流下壁の幅方向両端部に設けられ前記溶融ガラスの流下を案内する合計で二対のガイド部とを備え、
前記一対の流下壁は、前記オーバーフロー溝が設けられた上端面に隣接し下方に延びる一対の第一流下面と、前記第一流下面の下方に位置し、下方に向かうにつれて互いに接近して下端で合流する逆斜面である一対の第二流下面とを有する、ガラス物品の製造装置であって、
前記各ガイド部は、前記第一流下面の幅方向端部とつながり、前記第一流下面から幅方向に遠ざかる向きに上り勾配となる第一斜面を有することを特徴とするガラス物品の成形装置。 - 前記ガイド部は、前記第一流下面に対して立設したガイド面をさらに有し、
前記第一斜面は、前記ガイド面と前記第一流下面とをつなぐ、一定の幅方向寸法及び前記第一流下面に対する一定の傾斜角を有するバンク面である請求項1に記載のガラス物品の製造装置。 - 前記第一斜面は、前記溶融ガラスの流下方向に見た場合に凹状に湾曲した断面形状を有する凹曲面である請求項1に記載のガラス物品の製造装置。
- 前記各ガイド部は、前記上端面と前記第一斜面とを接続する接続面をさらに有する請求項1に記載のガラス物品の製造装置。
- 前記接続面は、下方に向かうにつれて前記上り勾配が増加する上り勾配増加面である請求項4に記載のガラス物品の製造装置。
- 前記各ガイド部は、前記第二流下面の幅方向両端部とつながり、前記第二流下面に対し上り勾配となる第二斜面をさらに有する請求項1〜4の何れか一項に記載のガラス物品の製造装置。
- 前記第一斜面と前記第二斜面とが、前記溶融ガラスの流下方向に沿って連続して設けられ互いにつながっている請求項6に記載のガラス物品の製造装置。
- 前記第一斜面と前記第二斜面とが、幅方向に見た場合に凸状に湾曲した断面形状をなす凸面部を介してつながっている請求項7に記載のガラス物品の製造装置。
- 少なくとも前記第一斜面と、前記第一流下面とが、白金または白金合金により被覆されている請求項1〜8の何れか一項に記載のガラス物品の製造装置。
- 樋形状をなし溶融ガラスが溢れ出るオーバーフロー溝と、前記オーバーフロー溝から溢れ出た前記溶融ガラスが流下する一対の流下壁と、前記各流下壁の幅方向両端部に設けられ前記溶融ガラスの流下を案内する合計で二対のガイド部とを備え、
前記一対の流下壁は、前記オーバーフロー溝が設けられた上端面に隣接し下方に延びる一対の第一流下面と、前記第一流下面の下方に位置し、下方に向かうにつれて互いに接近して下端で合流する逆斜面である一対の第二流下面とを有する製造装置を用いて、ガラス物品を製造するガラス物品の製造方法であって、
前記各ガイド部は、前記第一斜面の幅方向端部とつながり、前記第一流下面からその幅方向に遠ざかる向きに上り勾配となる第一斜面を有し、
前記オーバーフロー溝から前記溶融ガラスを溢れ出させて、前記溶融ガラスが前記第一斜面と接しながら流下するようにした、ガラス物品の製造方法。 - 前記第一斜面の前記上り勾配を75°以上でかつ85°以下に設定した状態で、3000dPa・s以上でかつ10000dPa・s以下に調整した前記溶融ガラスを前記オーバーフロー溝から溢れ出させる請求項10に記載のガラス物品の製造方法。
- 前記第一斜面の前記上り勾配を5°以上でかつ15°以下に設定した状態で、100dPa・s以下に調整した前記溶融ガラスを前記オーバーフロー溝から溢れ出させる請求項10に記載のガラス物品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017246563A JP7022304B2 (ja) | 2017-12-22 | 2017-12-22 | ガラス物品の製造装置及び製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017246563A JP7022304B2 (ja) | 2017-12-22 | 2017-12-22 | ガラス物品の製造装置及び製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019112255A true JP2019112255A (ja) | 2019-07-11 |
JP7022304B2 JP7022304B2 (ja) | 2022-02-18 |
Family
ID=67221214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017246563A Active JP7022304B2 (ja) | 2017-12-22 | 2017-12-22 | ガラス物品の製造装置及び製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7022304B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020255442A1 (ja) | 2019-06-17 | 2020-12-24 | 株式会社ブリヂストン | ゴム製品の造形方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013184877A (ja) * | 2012-03-09 | 2013-09-19 | Nippon Electric Glass Co Ltd | 薄板ガラスの成形装置及びその成形方法 |
-
2017
- 2017-12-22 JP JP2017246563A patent/JP7022304B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013184877A (ja) * | 2012-03-09 | 2013-09-19 | Nippon Electric Glass Co Ltd | 薄板ガラスの成形装置及びその成形方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020255442A1 (ja) | 2019-06-17 | 2020-12-24 | 株式会社ブリヂストン | ゴム製品の造形方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7022304B2 (ja) | 2022-02-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2012137616A1 (ja) | 薄板ガラス製造装置 | |
KR101818774B1 (ko) | 향상된 유리 용융 속도 및 두께 분포를 갖는 오버플로우 다운-드로우 | |
JP5105522B2 (ja) | ガラス基板を形成するためのアイソパイプの質量分布 | |
KR101133391B1 (ko) | 유리 시트 형성 장치 | |
US20080047300A1 (en) | Defect reduction in manufacture glass sheets by fusion process | |
KR101372609B1 (ko) | 유리판의 제조 방법 | |
TWI448437B (zh) | 形成具有提高邊緣穩定性玻璃基板之裝置及方法 | |
CN205838831U (zh) | 熔融玻璃供给装置 | |
CN104736488B (zh) | 玻璃板的成形方法、及玻璃板的成形装置 | |
TWI613157B (zh) | 玻璃形成設備與方法 | |
US20190330094A1 (en) | Method and apparatus for reducing sheet width attenuation of sheet glass | |
JP2019112255A (ja) | ガラス物品の製造装置及び製造方法 | |
JPH09110443A (ja) | ガラス板の製造装置 | |
KR20130038248A (ko) | 박판 유리 제조 장치 및 그 제조 방법 | |
JP4990229B2 (ja) | 板ガラス製造装置および板ガラス製造方法 | |
WO2011122195A1 (ja) | 薄板ガラスおよびその製造方法 | |
JP5892986B2 (ja) | 複合式ガラス成形システム | |
WO2012133463A1 (ja) | ガラスシート製造装置、ガラスシート製造方法および成形体 | |
CN209024403U (zh) | 一种基板玻璃溢流成型装置 | |
JP2013184877A (ja) | 薄板ガラスの成形装置及びその成形方法 | |
WO2021261374A1 (ja) | 成形装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201104 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210707 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210811 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211005 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211110 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211209 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220106 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220119 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7022304 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |