JP2001106281A - ディスク収納ケース - Google Patents
ディスク収納ケースInfo
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- JP2001106281A JP2001106281A JP28503699A JP28503699A JP2001106281A JP 2001106281 A JP2001106281 A JP 2001106281A JP 28503699 A JP28503699 A JP 28503699A JP 28503699 A JP28503699 A JP 28503699A JP 2001106281 A JP2001106281 A JP 2001106281A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンパクトディスク等の記録媒体を収納する
ケースであって、肩部表示領域としての蓋の側壁におい
てラベルの表示効果を高めることが出来るディスク収納
ケースを提供する。 【解決手段】 ディスク収納ケースは、表裏の盤面形状
を方形に形成された扁平なディスク収納ケースであり、
本体(1)及びその一側縁側に回動自在に枢支された蓋
(2)並びに内部に設けられたディスクの保持機構とか
ら構成される。蓋(2)の回動軸線側の側壁(21)及
び/又は当該側壁に平行して位置する側壁は、蓋(2)
の盤面(20)とのなす角度(α)を95〜165°の
範囲内の鈍角または15〜85°の範囲内の鋭角に設定
される。
ケースであって、肩部表示領域としての蓋の側壁におい
てラベルの表示効果を高めることが出来るディスク収納
ケースを提供する。 【解決手段】 ディスク収納ケースは、表裏の盤面形状
を方形に形成された扁平なディスク収納ケースであり、
本体(1)及びその一側縁側に回動自在に枢支された蓋
(2)並びに内部に設けられたディスクの保持機構とか
ら構成される。蓋(2)の回動軸線側の側壁(21)及
び/又は当該側壁に平行して位置する側壁は、蓋(2)
の盤面(20)とのなす角度(α)を95〜165°の
範囲内の鈍角または15〜85°の範囲内の鋭角に設定
される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク収納ケー
スに関するものであり、詳しくは、コンパクトディスク
等の記録媒体を収納するケースであって、肩部表示領域
としての蓋の側壁においてラベルの表示効果を高めるこ
とが出来かつ文字などの記載が容易なより大きな幅のラ
ベルを適用可能なディスク収納ケースに関するものであ
る。本発明は、特に、厚さが7mm以下の薄型のディス
ク収納ケースに好適である。
スに関するものであり、詳しくは、コンパクトディスク
等の記録媒体を収納するケースであって、肩部表示領域
としての蓋の側壁においてラベルの表示効果を高めるこ
とが出来かつ文字などの記載が容易なより大きな幅のラ
ベルを適用可能なディスク収納ケースに関するものであ
る。本発明は、特に、厚さが7mm以下の薄型のディス
ク収納ケースに好適である。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスク等の記録媒体を収納
するディスク収納ケースは、一般的には全体形状を扁平
な直方体に形成されており、本体および当該本体の一側
縁側に回動自在に枢支された蓋ならびに内部に設けられ
たディスクの保持機構とから構成されている。そして、
蓋の回動軸線側の一側縁には、例えばコ字状に盤面を折
り返された形状になされることによって側壁が設けられ
ており、蓋の盤面および側壁は、表面表示領域および肩
部表示領域として、蓋の内面側から挿入されたラベルの
表示に利用されている。また、ディスク収納ケースは、
保管スペースをより少なくするため、約7mm、5mm
等、一層薄い厚さのものが逐次開発されており、識別用
のラベルも、薄型化に応じて蓋の表面に貼着する方式の
ものも提案されている。
するディスク収納ケースは、一般的には全体形状を扁平
な直方体に形成されており、本体および当該本体の一側
縁側に回動自在に枢支された蓋ならびに内部に設けられ
たディスクの保持機構とから構成されている。そして、
蓋の回動軸線側の一側縁には、例えばコ字状に盤面を折
り返された形状になされることによって側壁が設けられ
ており、蓋の盤面および側壁は、表面表示領域および肩
部表示領域として、蓋の内面側から挿入されたラベルの
表示に利用されている。また、ディスク収納ケースは、
保管スペースをより少なくするため、約7mm、5mm
等、一層薄い厚さのものが逐次開発されており、識別用
のラベルも、薄型化に応じて蓋の表面に貼着する方式の
ものも提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディスク収
納ケースは、その厚さ方向に多数並べて保管した場合、
肩部表示領域がディスク識別のために特に重要である
が、蓋の側壁の幅(厚さ方向の距離)が実質的に小さい
ため、ラベルの表示効果が低く、また、インデックスラ
ベルに文字などを記載しようとした場合には、記載する
文字の大きさが制限されるため、記載し難いと言う問題
がある。殊に、厚さが7mm以下に薄型化されたケース
においては、側壁の幅が一層狭くなるため、肩部表示領
域の表示効果が更に低減し、また、使用するラベルの記
載領域の幅が一層狭くなるため、文字などが益々記載し
難いと言う実情がある。
納ケースは、その厚さ方向に多数並べて保管した場合、
肩部表示領域がディスク識別のために特に重要である
が、蓋の側壁の幅(厚さ方向の距離)が実質的に小さい
ため、ラベルの表示効果が低く、また、インデックスラ
ベルに文字などを記載しようとした場合には、記載する
文字の大きさが制限されるため、記載し難いと言う問題
がある。殊に、厚さが7mm以下に薄型化されたケース
においては、側壁の幅が一層狭くなるため、肩部表示領
域の表示効果が更に低減し、また、使用するラベルの記
載領域の幅が一層狭くなるため、文字などが益々記載し
難いと言う実情がある。
【0004】本発明は、上記の実情に鑑みなされたもの
であり、その目的は、コンパクトディスク等の記録媒体
を収納するケースであって、肩部表示領域としての蓋の
側壁においてラベルの表示効果を高めることが出来かつ
文字などの記載が容易なより大きな幅のラベルを適用可
能なディスク収納ケースを提供することにある。
であり、その目的は、コンパクトディスク等の記録媒体
を収納するケースであって、肩部表示領域としての蓋の
側壁においてラベルの表示効果を高めることが出来かつ
文字などの記載が容易なより大きな幅のラベルを適用可
能なディスク収納ケースを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明のディスク収納ケースは、表裏の盤面形状を
方形に形成された扁平なディスク収納ケースであって、
本体およびその一側縁側に回動自在に枢支された蓋なら
びに内部に設けられたディスクの保持機構とから構成さ
れ、前記蓋の回動軸線側の側壁および/または当該側壁
に平行して位置する側壁は、前記蓋の盤面とのなす角度
を95〜165°の範囲内の鈍角または15〜85°の
範囲内の鋭角に設定されていることを特徴とする。
め、本発明のディスク収納ケースは、表裏の盤面形状を
方形に形成された扁平なディスク収納ケースであって、
本体およびその一側縁側に回動自在に枢支された蓋なら
びに内部に設けられたディスクの保持機構とから構成さ
れ、前記蓋の回動軸線側の側壁および/または当該側壁
に平行して位置する側壁は、前記蓋の盤面とのなす角度
を95〜165°の範囲内の鈍角または15〜85°の
範囲内の鋭角に設定されていることを特徴とする。
【0006】すなわち、上記ディスク収納ケースにおい
て、蓋の盤面と側壁とのなす角度が特定の角度に設定さ
れた構造は、ケースの厚さに相対して側壁の幅を大きく
形成できる。従って、肩部表示領域としての側壁におけ
るラベルの表示効果を高めることが出来、また、側壁相
当部分の幅がより大きなラベルを適用できる。
て、蓋の盤面と側壁とのなす角度が特定の角度に設定さ
れた構造は、ケースの厚さに相対して側壁の幅を大きく
形成できる。従って、肩部表示領域としての側壁におけ
るラベルの表示効果を高めることが出来、また、側壁相
当部分の幅がより大きなラベルを適用できる。
【0007】また、上記の課題を解決するため、本発明
のディスク収納ケースは、表裏の盤面形状を方形に形成
された扁平なディスク収納ケースであって、本体および
その一側縁側に回動自在に枢支された蓋ならびに内部に
設けられたディスクの保持機構とから構成され、前記蓋
の回動軸線側の側壁は、前記蓋の盤面と一体に形成され
且つ当該盤面の縁部を湾曲させた状態の曲面形状になさ
れていることを特徴とする。
のディスク収納ケースは、表裏の盤面形状を方形に形成
された扁平なディスク収納ケースであって、本体および
その一側縁側に回動自在に枢支された蓋ならびに内部に
設けられたディスクの保持機構とから構成され、前記蓋
の回動軸線側の側壁は、前記蓋の盤面と一体に形成され
且つ当該盤面の縁部を湾曲させた状態の曲面形状になさ
れていることを特徴とする。
【0008】すなわち、上記ディスク収納ケースにおい
て、蓋の側壁が曲面形状になされた構造は、ケースの厚
さに相対して側壁の幅方向の長さを大きく形成できる。
従って、肩部表示領域としての側壁におけるラベルの表
示効果を高めることが出来、また、側壁相当部分の幅が
より大きなラベルを適用できる。
て、蓋の側壁が曲面形状になされた構造は、ケースの厚
さに相対して側壁の幅方向の長さを大きく形成できる。
従って、肩部表示領域としての側壁におけるラベルの表
示効果を高めることが出来、また、側壁相当部分の幅が
より大きなラベルを適用できる。
【0009】また、本発明のディスク収納ケースは、表
裏の盤面形状を方形に形成された扁平なディスク収納ケ
ースであって、本体およびその一側縁側に回動自在に枢
支された蓋ならびに内部に設けられたディスクの保持機
構とから構成され、前記蓋の回動軸線側の側壁に平行し
て位置する側壁は、前記本体の盤面と一体に形成され且
つ当該盤面の縁部を湾曲させた状態の曲面形状になされ
ていることを特徴とする。斯かるディスク収納ケースに
おいても、上記の態様と同様に、本体側に一体に形成さ
れた側壁の幅方向の長さをケースの厚さに相対して大き
く形成できる。
裏の盤面形状を方形に形成された扁平なディスク収納ケ
ースであって、本体およびその一側縁側に回動自在に枢
支された蓋ならびに内部に設けられたディスクの保持機
構とから構成され、前記蓋の回動軸線側の側壁に平行し
て位置する側壁は、前記本体の盤面と一体に形成され且
つ当該盤面の縁部を湾曲させた状態の曲面形状になされ
ていることを特徴とする。斯かるディスク収納ケースに
おいても、上記の態様と同様に、本体側に一体に形成さ
れた側壁の幅方向の長さをケースの厚さに相対して大き
く形成できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係るディスク収納ケース
の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明
に係るディスク収納ケースの概要を示す外観斜視図であ
る。図2及び図3は、肩部表示領域としての蓋の側壁の
形態を示す主要部の斜視図である。図4は、蓋の盤面に
形成された突条および条溝を示す側面投影図であり、図
5は、蓋の側壁に形成された突条および条溝を示す側面
投影図である。また、図6及び図7は、肩部表示領域と
しての蓋の側壁の他の形態を示す主要部の斜視図であ
る。以下、実施形態の説明においては、ディスク収納ケ
ースを「収納ケース」と略記する。
の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明
に係るディスク収納ケースの概要を示す外観斜視図であ
る。図2及び図3は、肩部表示領域としての蓋の側壁の
形態を示す主要部の斜視図である。図4は、蓋の盤面に
形成された突条および条溝を示す側面投影図であり、図
5は、蓋の側壁に形成された突条および条溝を示す側面
投影図である。また、図6及び図7は、肩部表示領域と
しての蓋の側壁の他の形態を示す主要部の斜視図であ
る。以下、実施形態の説明においては、ディスク収納ケ
ースを「収納ケース」と略記する。
【0011】本発明の収納ケースは、図1に示す様に、
ディスクを収納する扁平な直方体の収納ケース、すなわ
ち、表裏の盤面形状を方形に形成された扁平なディスク
収納ケースであり、概略、本体(1)及びその一側縁側
に回動自在に枢支された蓋(2)並びに内部に設けられ
たディスクの保持機構とから構成される。本発明におい
て、収納するディスクとしては、音楽用CD、情報記録
用CD−ROM、CD−RやCD−RW等の記録可能な
CD等の所謂コンパクトディスク、DVDディスク、記
録可能なDVD、レーザーディスク等、収納ケースから
取り出して使用するディスクが挙げられる。
ディスクを収納する扁平な直方体の収納ケース、すなわ
ち、表裏の盤面形状を方形に形成された扁平なディスク
収納ケースであり、概略、本体(1)及びその一側縁側
に回動自在に枢支された蓋(2)並びに内部に設けられ
たディスクの保持機構とから構成される。本発明におい
て、収納するディスクとしては、音楽用CD、情報記録
用CD−ROM、CD−RやCD−RW等の記録可能な
CD等の所謂コンパクトディスク、DVDディスク、記
録可能なDVD、レーザーディスク等、収納ケースから
取り出して使用するディスクが挙げられる。
【0012】本体(1)及び蓋(2)は、通常、ポリス
チレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリオレ
フィン、ABS等の樹脂材料を使用し、それぞれに射出
成形によって一体に形成される。また、後述する様に、
蓋(2)の内側にラベルを挿入する場合、少なくとも蓋
(2)は、透明性の合成樹脂によって形成され、本体
(1)の内側にラベルを挿入する場合、本体(1)は、
透明性の合成樹脂によって形成される。
チレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリオレ
フィン、ABS等の樹脂材料を使用し、それぞれに射出
成形によって一体に形成される。また、後述する様に、
蓋(2)の内側にラベルを挿入する場合、少なくとも蓋
(2)は、透明性の合成樹脂によって形成され、本体
(1)の内側にラベルを挿入する場合、本体(1)は、
透明性の合成樹脂によって形成される。
【0013】上記ディスクの保持機構としては、ディス
クの中央孔に嵌合可能な突起が設けられたトレーを本体
(1)及び蓋(2)とは別個に準備することも出来る
が、収納ケースを薄型化する観点から、ディスクの保持
機構は、本体(1)又は蓋(2)と一体的に設けられる
のが好ましい。例えば、ディスクの保持機構は、ディス
クの中央孔に嵌合する形状パターンを有する突起(3)
によって構成され、突起(3)は、本体(1)の内面
(11)の中央に配置される。突起(3)の形状パター
ンは、ディスクの中央孔を内周側から保持し得る様に、
内側に膨出する円環状の部位を分割して各個別に支持し
た構造など、僅かに拡径・縮径可能な可撓構造の適宜の
パターンに成形される。
クの中央孔に嵌合可能な突起が設けられたトレーを本体
(1)及び蓋(2)とは別個に準備することも出来る
が、収納ケースを薄型化する観点から、ディスクの保持
機構は、本体(1)又は蓋(2)と一体的に設けられる
のが好ましい。例えば、ディスクの保持機構は、ディス
クの中央孔に嵌合する形状パターンを有する突起(3)
によって構成され、突起(3)は、本体(1)の内面
(11)の中央に配置される。突起(3)の形状パター
ンは、ディスクの中央孔を内周側から保持し得る様に、
内側に膨出する円環状の部位を分割して各個別に支持し
た構造など、僅かに拡径・縮径可能な可撓構造の適宜の
パターンに成形される。
【0014】また、本体(1)の内面(11)には、収
納されたディスクの記録面の記録領域を損傷させないた
め、突起(3)よりも低い高さの円環状の外側リブ
(5)及び内側リブ(6)が突起(3)を中心に形成さ
れる。外側リブ(5)及び内側リブ(6)は、ディスク
記録面の非記録領域と接触し、本体(1)の内面(1
1)からディスクの記録領域を僅かに持ち上げた状態に
隔離する。
納されたディスクの記録面の記録領域を損傷させないた
め、突起(3)よりも低い高さの円環状の外側リブ
(5)及び内側リブ(6)が突起(3)を中心に形成さ
れる。外側リブ(5)及び内側リブ(6)は、ディスク
記録面の非記録領域と接触し、本体(1)の内面(1
1)からディスクの記録領域を僅かに持ち上げた状態に
隔離する。
【0015】蓋(2)は、本体(1)に対して蝶番
(4)によって結合される。具体的には、蝶番(4)
は、例えば、本体(1)の平行な上下の側縁に沿って上
記の一側縁側に張出して形成され且つそれぞれ内側にピ
ンが突設された一対の張出片(14)と、蓋(2)の平
行な上下の側縁と上記の一側縁側との角部内側に形成さ
れ且つそれぞれに小孔が開口された一対のブロック(2
4)とから成り、張出片(14)の弾性を利用し、各張
出片(14)のピンを各ブロック(24)の小孔に挿入
することにより、回動自在に結合されている。
(4)によって結合される。具体的には、蝶番(4)
は、例えば、本体(1)の平行な上下の側縁に沿って上
記の一側縁側に張出して形成され且つそれぞれ内側にピ
ンが突設された一対の張出片(14)と、蓋(2)の平
行な上下の側縁と上記の一側縁側との角部内側に形成さ
れ且つそれぞれに小孔が開口された一対のブロック(2
4)とから成り、張出片(14)の弾性を利用し、各張
出片(14)のピンを各ブロック(24)の小孔に挿入
することにより、回動自在に結合されている。
【0016】更に、上記の一側縁側(蓋(2)の回動軸
線側)を除き、本体(1)及び蓋(2)の内面の3つの
側縁側には、本体(1)及び蓋(2)を閉じた状態に係
止するためのロックや蓋(2)を開く際に使用する手掛
りが本体(1)又は蓋(2)に一体に形成される。ロッ
クは、樹脂の弾性を利用し且つ比較的小さな外力で開放
可能な本体(1)側および蓋(2)側の部分的な嵌合構
造によって構成される。また、手掛りは、本体(1)の
縁部を一部表面側に露出させるための蓋(2)の縁の切
欠きや蓋(2)の上下の側縁に適宜設けられた折曲部に
よって構成される。
線側)を除き、本体(1)及び蓋(2)の内面の3つの
側縁側には、本体(1)及び蓋(2)を閉じた状態に係
止するためのロックや蓋(2)を開く際に使用する手掛
りが本体(1)又は蓋(2)に一体に形成される。ロッ
クは、樹脂の弾性を利用し且つ比較的小さな外力で開放
可能な本体(1)側および蓋(2)側の部分的な嵌合構
造によって構成される。また、手掛りは、本体(1)の
縁部を一部表面側に露出させるための蓋(2)の縁の切
欠きや蓋(2)の上下の側縁に適宜設けられた折曲部に
よって構成される。
【0017】収納ケースにおいては、通常、ケースの肩
部(厚さに相当する縁部)は、蓋(2)又は本体(1)
の一部として一体的に形成され、蓋(2)の盤面(2
0)からケースの肩部に亙る領域または本体の盤面から
ケースの肩部に亙る領域に少なくとも1枚の表示用のラ
ベルが付設される。例えば、本体(1)に枢支された側
の蓋(2)の盤面(20)の一側縁(蓋(2)の回動軸
線側の縁)には、肩部表示領域としての側壁(21)が
盤面(20)と一体に形成される。また、蓋(2)の側
壁(21)に平行して位置する側壁(26)が本体
(1)と一体に形成される。
部(厚さに相当する縁部)は、蓋(2)又は本体(1)
の一部として一体的に形成され、蓋(2)の盤面(2
0)からケースの肩部に亙る領域または本体の盤面から
ケースの肩部に亙る領域に少なくとも1枚の表示用のラ
ベルが付設される。例えば、本体(1)に枢支された側
の蓋(2)の盤面(20)の一側縁(蓋(2)の回動軸
線側の縁)には、肩部表示領域としての側壁(21)が
盤面(20)と一体に形成される。また、蓋(2)の側
壁(21)に平行して位置する側壁(26)が本体
(1)と一体に形成される。
【0018】本発明においては、肩部表示領域の表示効
果を高め、肩部表示領域に相当する部位がより大きな幅
に形成された書込用のインデックスラベルを使用できる
様に、蓋(2)の側壁(21)及び/又は当該側壁に平
行して位置する側壁(26)(本体(1)と一体の側
壁)は、図2及び図3に示す様に、蓋(2)の盤面(2
0)とのなす角度(α)を95〜165°の範囲内の鈍
角または15〜85°の範囲内の鋭角に設定される(図
は、側壁(21)が蓋(2)と一体に形成され、角度
(α)が鈍角になされた例を示す)。
果を高め、肩部表示領域に相当する部位がより大きな幅
に形成された書込用のインデックスラベルを使用できる
様に、蓋(2)の側壁(21)及び/又は当該側壁に平
行して位置する側壁(26)(本体(1)と一体の側
壁)は、図2及び図3に示す様に、蓋(2)の盤面(2
0)とのなす角度(α)を95〜165°の範囲内の鈍
角または15〜85°の範囲内の鋭角に設定される(図
は、側壁(21)が蓋(2)と一体に形成され、角度
(α)が鈍角になされた例を示す)。
【0019】上記の角度範囲に角度(α)を設定する理
由は次の通りである。すなわち、角度(α)があまり直
角に近い角度の場合は、肩部表示領域としての側壁の幅
を拡げる効果が小さく、また、過度に鈍角または鋭角の
場合は、射出成形し難く、強度も低下する。しかも、収
納するディスクに対する容積率が増大する。斯かる観点
からは、特に、上記の角度(α)は、110〜160°
の範囲内の鈍角または20〜70°の範囲内の鋭角に設
定されるのが好ましい。
由は次の通りである。すなわち、角度(α)があまり直
角に近い角度の場合は、肩部表示領域としての側壁の幅
を拡げる効果が小さく、また、過度に鈍角または鋭角の
場合は、射出成形し難く、強度も低下する。しかも、収
納するディスクに対する容積率が増大する。斯かる観点
からは、特に、上記の角度(α)は、110〜160°
の範囲内の鈍角または20〜70°の範囲内の鋭角に設
定されるのが好ましい。
【0020】射出成形を容易にし且つ意匠性を高め、し
かも、ラベルの挿入や貼着を容易にする観点からは、図
2及び図3に示す様に、蓋(2)の側壁(21)は、盤
面(20)と一体に形成され且つ盤面(20)の縁部を
折り曲げた形状になされ、そして、蓋(2)の盤面(2
0)と側壁(21)とのなす角度(α)が95〜165
°の範囲内の鈍角に設定される。換言すれば、蓋(2)
の側壁(21)は、盤面(20)に直交する仮想面に対
して傾斜した壁面に形成される。
かも、ラベルの挿入や貼着を容易にする観点からは、図
2及び図3に示す様に、蓋(2)の側壁(21)は、盤
面(20)と一体に形成され且つ盤面(20)の縁部を
折り曲げた形状になされ、そして、蓋(2)の盤面(2
0)と側壁(21)とのなす角度(α)が95〜165
°の範囲内の鈍角に設定される。換言すれば、蓋(2)
の側壁(21)は、盤面(20)に直交する仮想面に対
して傾斜した壁面に形成される。
【0021】本発明の収納ケースにおいては、図2に示
す様に、本体(1)の上下の側縁の一側縁側の端部、す
なわち、蝶番(4)の張出片(14)の先端部が側壁
(21)の傾斜に倣った斜辺に形成されていてもよく、
また、図3に示す様に、張出片(14)の先端部が張出
方向に直交する辺に形成されていてもよい。
す様に、本体(1)の上下の側縁の一側縁側の端部、す
なわち、蝶番(4)の張出片(14)の先端部が側壁
(21)の傾斜に倣った斜辺に形成されていてもよく、
また、図3に示す様に、張出片(14)の先端部が張出
方向に直交する辺に形成されていてもよい。
【0022】上記の様に構成された収納ケースにおい
て、表示用のラベルは、従来のケースと同様に蓋(2)
の内面側に挿入されるか、あるいは、蓋(2)の表面に
貼着されることにより、盤面(20)から側壁(21)
に亙って付設される。その場合、蓋(2)の盤面(2
0)と側壁(21)とのなす角度(α)が上記の様な特
定の角度に設定された構造は、ケースの厚さ(外形厚
さ)に相対して側壁(21)の幅を大きく形成できる。
て、表示用のラベルは、従来のケースと同様に蓋(2)
の内面側に挿入されるか、あるいは、蓋(2)の表面に
貼着されることにより、盤面(20)から側壁(21)
に亙って付設される。その場合、蓋(2)の盤面(2
0)と側壁(21)とのなす角度(α)が上記の様な特
定の角度に設定された構造は、ケースの厚さ(外形厚
さ)に相対して側壁(21)の幅を大きく形成できる。
【0023】従って、本発明の収納ケースにおいては、
側壁(21)に相当する部位の面積がより大きなラベル
を適用でき、表示効果を高めることが出来る。また、側
壁相当部分の幅がより大きなラベルを適用できるため、
書込用のインデックスラベルを使用する場合には、文字
などの記載が一層容易である。なお、側壁(21)と平
行位置にある側壁(26)が蓋(2)の盤面(20)に
対して角度(α)で設けられている場合も、上記と同様
に、面積がより大きなラベルを適用でき、また、側壁相
当部分の幅がより大きなラベルを適用できる
側壁(21)に相当する部位の面積がより大きなラベル
を適用でき、表示効果を高めることが出来る。また、側
壁相当部分の幅がより大きなラベルを適用できるため、
書込用のインデックスラベルを使用する場合には、文字
などの記載が一層容易である。なお、側壁(21)と平
行位置にある側壁(26)が蓋(2)の盤面(20)に
対して角度(α)で設けられている場合も、上記と同様
に、面積がより大きなラベルを適用でき、また、側壁相
当部分の幅がより大きなラベルを適用できる
【0024】更に、上記の様に構成された収納ケース
は、蓋(2)の盤面(20)の縁部が折り曲げた形状に
なされることにより、すなわち、側壁(21)が盤面
(20)と一体に形成されることにより、ラベルを表示
する場合、化粧面となる表面表示領域側から連続的にデ
ザイン化されたラベルを表示できるため、ラベルのデザ
インの自由度が増大し、かつ、視認性が向上する。ま
た、肩部表示領域と表面表示表領域が一体化された1枚
のラベルで盤面(20)及び側面(21)に表示できる
ため、ラベルの製造コストも低減できる。
は、蓋(2)の盤面(20)の縁部が折り曲げた形状に
なされることにより、すなわち、側壁(21)が盤面
(20)と一体に形成されることにより、ラベルを表示
する場合、化粧面となる表面表示領域側から連続的にデ
ザイン化されたラベルを表示できるため、ラベルのデザ
インの自由度が増大し、かつ、視認性が向上する。ま
た、肩部表示領域と表面表示表領域が一体化された1枚
のラベルで盤面(20)及び側面(21)に表示できる
ため、ラベルの製造コストも低減できる。
【0025】また、発明の収納ケースは、側壁の角度
(α)が上記の様な鈍角または鋭角とされることによ
り、本厚さ方向に複数並べた際にも、隣接する収納ケー
ス間で側壁の部分が手掛りとなるため、容易に取り出す
ことが出来る。なお、側壁や蓋(2)の盤面(20)又
は本体(1)の盤面のラベル表示を阻害しない部位に
は、指先で収納ケースを取り出すための滑り止めを付設
することも出来る。
(α)が上記の様な鈍角または鋭角とされることによ
り、本厚さ方向に複数並べた際にも、隣接する収納ケー
ス間で側壁の部分が手掛りとなるため、容易に取り出す
ことが出来る。なお、側壁や蓋(2)の盤面(20)又
は本体(1)の盤面のラベル表示を阻害しない部位に
は、指先で収納ケースを取り出すための滑り止めを付設
することも出来る。
【0026】ところで、表示用のラベルとしては、前述
の様に、蓋の内側に挿入する方式のラベル、蓋の表面に
貼着する方式のラベルが挙げられるが、外形の厚さが7
mm、5mm等の所謂スリム型(薄型)の収納ケースに
おいては、ラベルの挿入の容易性と貼着の容易性を比較
すると、貼着する方式のラベルが好適である。一方、収
納ケースにおいては、一般的に、積み重ねる等の取扱い
による蓋の盤面の傷付きを防止するため、蓋の盤面の4
つの縁部に沿ってそれぞれ突条が形成されている。しか
しながら、上記の様な貼着方式のラベルを蓋の盤面から
一側縁側の側壁に亙って貼着した場合には、上記の一側
縁側の突条により角部でラベルが剥れ易いと言う問題が
ある。
の様に、蓋の内側に挿入する方式のラベル、蓋の表面に
貼着する方式のラベルが挙げられるが、外形の厚さが7
mm、5mm等の所謂スリム型(薄型)の収納ケースに
おいては、ラベルの挿入の容易性と貼着の容易性を比較
すると、貼着する方式のラベルが好適である。一方、収
納ケースにおいては、一般的に、積み重ねる等の取扱い
による蓋の盤面の傷付きを防止するため、蓋の盤面の4
つの縁部に沿ってそれぞれ突条が形成されている。しか
しながら、上記の様な貼着方式のラベルを蓋の盤面から
一側縁側の側壁に亙って貼着した場合には、上記の一側
縁側の突条により角部でラベルが剥れ易いと言う問題が
ある。
【0027】そこで、本発明の収納ケースにおいては、
貼着方式のラベルの剥れ易さを低減するため、上記の一
側縁側の突条の高さを所定高さよりも低く設定されるの
が好ましい。また、突条の高さを制限しようとした場
合、金型の設計によっては、実際、一側縁側の角部が若
干凹没した条溝に形成されるが、ラベルの剥れ易さを低
減する観点からは、条溝の深さをある程度浅く形成する
のが好ましい。
貼着方式のラベルの剥れ易さを低減するため、上記の一
側縁側の突条の高さを所定高さよりも低く設定されるの
が好ましい。また、突条の高さを制限しようとした場
合、金型の設計によっては、実際、一側縁側の角部が若
干凹没した条溝に形成されるが、ラベルの剥れ易さを低
減する観点からは、条溝の深さをある程度浅く形成する
のが好ましい。
【0028】具体的には、図4に示す様に、蓋(2)の
盤面(20)には、回動軸線側の一側縁に沿って−2.
0〜+0.3mmの段差の突条(23a)又は条溝(2
3b)が形成される。図4(a)〜(c)に突条(23
a)又は条溝(23b)の形態を例示すると、図4
(a)に示す収納ケースにおいては、蓋(2)の盤面
(20)の一側縁に沿って高さ(h1)(h1>0)の
突条(23a)が形成されている。図4(b)に示す収
納ケースは、突条または条溝の段差が0mm、すなわ
ち、段差のない状態(h1=0)のケースであり、そし
て、図4(c)に示す収納ケースにおいては、蓋(2)
の盤面(20)の一側縁に沿って深さ(h1)(h1<
0)の条溝(23b)が形成されている。
盤面(20)には、回動軸線側の一側縁に沿って−2.
0〜+0.3mmの段差の突条(23a)又は条溝(2
3b)が形成される。図4(a)〜(c)に突条(23
a)又は条溝(23b)の形態を例示すると、図4
(a)に示す収納ケースにおいては、蓋(2)の盤面
(20)の一側縁に沿って高さ(h1)(h1>0)の
突条(23a)が形成されている。図4(b)に示す収
納ケースは、突条または条溝の段差が0mm、すなわ
ち、段差のない状態(h1=0)のケースであり、そし
て、図4(c)に示す収納ケースにおいては、蓋(2)
の盤面(20)の一側縁に沿って深さ(h1)(h1<
0)の条溝(23b)が形成されている。
【0029】上記の様に、本発明の収納ケースにおい
て、蓋(2)の盤面(20)の突条(23a)又は条溝
(23b)の段差が一定の範囲以内に設定された構造
は、蓋(2)の表面にラベルを貼着した場合、蓋(2)
の盤面(20)と側壁(21)の角部におけるラベルの
浮き代を少なくでき、ラベルの剥れを低減できる。な
お、突条(23a)又は条溝(23b)の段差は、好ま
しくは−1.0〜+0.2mm、より好ましくは−0.
1〜+0.1mmとされる。
て、蓋(2)の盤面(20)の突条(23a)又は条溝
(23b)の段差が一定の範囲以内に設定された構造
は、蓋(2)の表面にラベルを貼着した場合、蓋(2)
の盤面(20)と側壁(21)の角部におけるラベルの
浮き代を少なくでき、ラベルの剥れを低減できる。な
お、突条(23a)又は条溝(23b)の段差は、好ま
しくは−1.0〜+0.2mm、より好ましくは−0.
1〜+0.1mmとされる。
【0030】また、成形における金型の設計によって
は、蓋(2)の側壁(21)側に突条や条溝が形成され
る場合があるが、本発明の収納ケースにおいては、貼着
方式のラベルの剥れ易さを低減するため、蓋(2)の側
壁(21)には、盤面(20)におけるのと同様の構造
が備えられているのが好ましい。
は、蓋(2)の側壁(21)側に突条や条溝が形成され
る場合があるが、本発明の収納ケースにおいては、貼着
方式のラベルの剥れ易さを低減するため、蓋(2)の側
壁(21)には、盤面(20)におけるのと同様の構造
が備えられているのが好ましい。
【0031】すなわち、図5(a)〜(c)に示す様
に、蓋(2)の側壁(21)には、盤面(20)側の縁
部に沿って−2.0〜+0.3mmの段差の突条(25
a)又は条溝(25b)が形成される。図5(a)は、
蓋(2)の側壁(21)の縁部(盤面(20)側の縁
部)に沿って形成された高さ(h2)(h2>0)の突
条(25a)を示し、また、図5(b)は、突条または
条溝の段差が0mmの状態、すなわち、段差のない状態
(h2=0)を示す。そして、図5(c)は、側壁(2
1)の縁部に沿って形成された深さ(h2)(h2<
0)の条溝(25b)を示す。
に、蓋(2)の側壁(21)には、盤面(20)側の縁
部に沿って−2.0〜+0.3mmの段差の突条(25
a)又は条溝(25b)が形成される。図5(a)は、
蓋(2)の側壁(21)の縁部(盤面(20)側の縁
部)に沿って形成された高さ(h2)(h2>0)の突
条(25a)を示し、また、図5(b)は、突条または
条溝の段差が0mmの状態、すなわち、段差のない状態
(h2=0)を示す。そして、図5(c)は、側壁(2
1)の縁部に沿って形成された深さ(h2)(h2<
0)の条溝(25b)を示す。
【0032】上記の様に、本発明の収納ケースにおい
て、蓋(2)の側壁(21)の突条(25a)又は条溝
(25b)の段差が一定の範囲以内に設定された構造
は、蓋(2)の表面、すなわち、盤面(20)から側壁
(21)に亙ってラベルを貼着した場合、前述の場合と
同様に、蓋(2)の盤面(20)と側壁(21)の角部
におけるラベルの浮き代を少なくでき、ラベルの剥れを
低減できる。そして、上記の突条(23a)や条溝(2
3b)と同様に、突条(25a)又は条溝(25b)の
段差は、好ましくは−1.0〜+0.05mm、より好
ましくは−0.1〜+0.05mmとされる。なお、上
記の側壁と盤面の角部であっても、ラベルを貼着しない
部位には、より大きな突条などが形成されていてもよ
い。
て、蓋(2)の側壁(21)の突条(25a)又は条溝
(25b)の段差が一定の範囲以内に設定された構造
は、蓋(2)の表面、すなわち、盤面(20)から側壁
(21)に亙ってラベルを貼着した場合、前述の場合と
同様に、蓋(2)の盤面(20)と側壁(21)の角部
におけるラベルの浮き代を少なくでき、ラベルの剥れを
低減できる。そして、上記の突条(23a)や条溝(2
3b)と同様に、突条(25a)又は条溝(25b)の
段差は、好ましくは−1.0〜+0.05mm、より好
ましくは−0.1〜+0.05mmとされる。なお、上
記の側壁と盤面の角部であっても、ラベルを貼着しない
部位には、より大きな突条などが形成されていてもよ
い。
【0033】特に、上記の蓋(2)の各構造において
は、図4(b)及び図5(b)に示す様に、蓋(2)の
盤面(20)と側壁(21)の角部(一側縁)が面取り
された形状、すなわち、小さな曲率半径の曲面に形成さ
れていることにより、盤面(20)から側壁(21)に
亙ってラベルを貼着した場合、ラベル全体を蓋(2)に
貼着でき、ラベルの剥れを一層低減できる。
は、図4(b)及び図5(b)に示す様に、蓋(2)の
盤面(20)と側壁(21)の角部(一側縁)が面取り
された形状、すなわち、小さな曲率半径の曲面に形成さ
れていることにより、盤面(20)から側壁(21)に
亙ってラベルを貼着した場合、ラベル全体を蓋(2)に
貼着でき、ラベルの剥れを一層低減できる。
【0034】また、本発明の収納ケースにおいては、ラ
ベルの表示効果を高め且つラベルの剥れを低減するた
め、図6及び図7に示す様に、蓋(2)の一側縁側が全
体として曲面に形成されていてもよい。すなわち、肩部
表示領域としての蓋(2)の回動軸線側の側壁(21)
は、蓋(2)の盤面(20)と一体に形成され且つ盤面
(20)の縁部を湾曲させた状態の曲面形状になされて
いる。
ベルの表示効果を高め且つラベルの剥れを低減するた
め、図6及び図7に示す様に、蓋(2)の一側縁側が全
体として曲面に形成されていてもよい。すなわち、肩部
表示領域としての蓋(2)の回動軸線側の側壁(21)
は、蓋(2)の盤面(20)と一体に形成され且つ盤面
(20)の縁部を湾曲させた状態の曲面形状になされて
いる。
【0035】上記の収納ケースにおいて、本体(1)の
上下の側縁の形状は適宜に設定できる。具体的には、図
6に示す様に、本体(1)の上下の側縁の一側縁側の端
部、すなわち、蝶番(4)の張出片(14)の先端部が
側壁(21)の円弧に倣った円弧状の辺に形成されてい
てもよく、また、図7に示す様に、張出片(14)の先
端部が張出方向に直交する辺に形成されていてもよい。
その他の構成は、前述の形態の収納ケースと同様であ
る。
上下の側縁の形状は適宜に設定できる。具体的には、図
6に示す様に、本体(1)の上下の側縁の一側縁側の端
部、すなわち、蝶番(4)の張出片(14)の先端部が
側壁(21)の円弧に倣った円弧状の辺に形成されてい
てもよく、また、図7に示す様に、張出片(14)の先
端部が張出方向に直交する辺に形成されていてもよい。
その他の構成は、前述の形態の収納ケースと同様であ
る。
【0036】すなわち、図6及び図7に示す収納ケース
において、蓋(2)の側壁(21)が曲面形状になされ
た構造は、ケースの外形厚さに相対して側壁(21)の
幅方向の長さを大きく形成できる。従って、蓋(2)の
内面側にラベルを挿入したり、蓋(2)の表面にラベル
を貼着する場合、側壁(21)に相当する部位の面積が
より大きなラベルを適用でき、表示効果を高めることが
出来る。また、側壁相当部分の幅がより大きなラベルを
適用できるため、書込用のインデックスラベルを使用す
る場合には、文字などの記載が一層容易である。更に、
上記の態様と同様に、表面表示領域(化粧面)側から連
続的にデザイン化されたラベルを表示できるため、ラベ
ルのデザインの自由度を増大でき且つ視認性を向上でき
る。また、表示表領域が一体化された1枚のラベルを使
用できる。
において、蓋(2)の側壁(21)が曲面形状になされ
た構造は、ケースの外形厚さに相対して側壁(21)の
幅方向の長さを大きく形成できる。従って、蓋(2)の
内面側にラベルを挿入したり、蓋(2)の表面にラベル
を貼着する場合、側壁(21)に相当する部位の面積が
より大きなラベルを適用でき、表示効果を高めることが
出来る。また、側壁相当部分の幅がより大きなラベルを
適用できるため、書込用のインデックスラベルを使用す
る場合には、文字などの記載が一層容易である。更に、
上記の態様と同様に、表面表示領域(化粧面)側から連
続的にデザイン化されたラベルを表示できるため、ラベ
ルのデザインの自由度を増大でき且つ視認性を向上でき
る。また、表示表領域が一体化された1枚のラベルを使
用できる。
【0037】また、図示しないが、本発明の収納ケース
においては、本体(1)の側縁部分が全体として曲面に
形成されることにより、ラベルの表示効果を高め且つラ
ベルの剥れを低減できる。すなわち、蓋(2)の回動軸
線側の側壁(21)に平行して位置する側壁は、本体
(1)の盤面と一体に形成され且つ当該盤面の縁部を湾
曲させた状態の曲面形状になされている。
においては、本体(1)の側縁部分が全体として曲面に
形成されることにより、ラベルの表示効果を高め且つラ
ベルの剥れを低減できる。すなわち、蓋(2)の回動軸
線側の側壁(21)に平行して位置する側壁は、本体
(1)の盤面と一体に形成され且つ当該盤面の縁部を湾
曲させた状態の曲面形状になされている。
【0038】上記の収納ケースにおいても、前述の蓋の
側壁(21)が曲面になされた態様と同様に、ケースの
外形厚さに相対して側壁の幅方向の長さを大きく形成で
きるため、側壁相当部位の面積がより大きなラベルを適
用でき、表示効果を高めることが出来、また、書込用の
インデックスラベルを使用する場合には、文字などの記
載が一層容易である。更に、表面表示領域側から側壁側
に亙って連続的にデザイン化されたラベルを表示できる
ため、ラベルのデザインの自由度を増大でき且つ視認性
を向上でき、しかも、表示表領域が一体化された1枚の
ラベルを使用できる。
側壁(21)が曲面になされた態様と同様に、ケースの
外形厚さに相対して側壁の幅方向の長さを大きく形成で
きるため、側壁相当部位の面積がより大きなラベルを適
用でき、表示効果を高めることが出来、また、書込用の
インデックスラベルを使用する場合には、文字などの記
載が一層容易である。更に、表面表示領域側から側壁側
に亙って連続的にデザイン化されたラベルを表示できる
ため、ラベルのデザインの自由度を増大でき且つ視認性
を向上でき、しかも、表示表領域が一体化された1枚の
ラベルを使用できる。
【0039】更に、上記の各態様の収納ケースにおいて
は、蓋(2)の側壁(21)及び/又はこれと平行位置
にある側壁の面積が大きくなされており、貼着方式のラ
ベルを適用した場合に一層大きな貼着力が得られるた
め、ラベルの剥れを一層低減できる。従って、本発明
は、厚さが5mm、7mm等の薄型ケースに一層好適で
ある。また、本発明の収納ケースにおいては、書込用の
インデックスラベルを使用する場合、貼り直すことを考
慮し、一旦貼着したラベルを適度な力で剥離し得る様
に、蓋(2)や本体(1)の表面、すなわち、蓋(2)
や本体(1)の盤面および側壁には、シボ加工などの表
面処理が施されていてもよい。
は、蓋(2)の側壁(21)及び/又はこれと平行位置
にある側壁の面積が大きくなされており、貼着方式のラ
ベルを適用した場合に一層大きな貼着力が得られるた
め、ラベルの剥れを一層低減できる。従って、本発明
は、厚さが5mm、7mm等の薄型ケースに一層好適で
ある。また、本発明の収納ケースにおいては、書込用の
インデックスラベルを使用する場合、貼り直すことを考
慮し、一旦貼着したラベルを適度な力で剥離し得る様
に、蓋(2)や本体(1)の表面、すなわち、蓋(2)
や本体(1)の盤面および側壁には、シボ加工などの表
面処理が施されていてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明した様に、蓋の盤面と側壁との
なす角度が特定の角度に設定された本発明のディスク収
納ケースによれば、ケースの厚さに相対して側壁の幅を
大きく形成できるため、側壁に相当する部位の面積がよ
り大きなラベルを適用でき、表示効果を高めることが出
来る。また、側壁相当部分の幅がより大きなラベルを適
用できるため、書込用のインデックスラベルを使用する
場合には、文字などの記載が一層容易である。特に、蓋
の側壁が盤面の縁部を折曲げた形状になされている場合
には、表面表示領域側から側壁側に亙って連続的にデザ
イン化されたラベルを表示できるため、ラベルのデザイ
ンの自由度を増大でき且つ視認性を向上できる。
なす角度が特定の角度に設定された本発明のディスク収
納ケースによれば、ケースの厚さに相対して側壁の幅を
大きく形成できるため、側壁に相当する部位の面積がよ
り大きなラベルを適用でき、表示効果を高めることが出
来る。また、側壁相当部分の幅がより大きなラベルを適
用できるため、書込用のインデックスラベルを使用する
場合には、文字などの記載が一層容易である。特に、蓋
の側壁が盤面の縁部を折曲げた形状になされている場合
には、表面表示領域側から側壁側に亙って連続的にデザ
イン化されたラベルを表示できるため、ラベルのデザイ
ンの自由度を増大でき且つ視認性を向上できる。
【0041】また、蓋または本体の盤面と一体で且つ側
壁が曲面形状になされた本発明のディスク収納ケースに
よれば、上記の収納ケースと同様に、ケースの厚さに相
対して側壁の幅方向の長さを大きく形成できる。従っ
て、側壁に相当する部位の面積がより大きなラベルを適
用でき、表示効果を高めることが出来る。また、上記の
収納ケースと同様に、側壁相当部分の幅がより大きなラ
ベルを適用できるため、書込用のインデックスラベルを
使用する場合には、文字などの記載が一層容易である。
しかも、表面表示領域側から側壁側に亙って連続的にデ
ザイン化されたラベルを表示できるため、ラベルのデザ
インの自由度を増大でき且つ視認性を向上できる。
壁が曲面形状になされた本発明のディスク収納ケースに
よれば、上記の収納ケースと同様に、ケースの厚さに相
対して側壁の幅方向の長さを大きく形成できる。従っ
て、側壁に相当する部位の面積がより大きなラベルを適
用でき、表示効果を高めることが出来る。また、上記の
収納ケースと同様に、側壁相当部分の幅がより大きなラ
ベルを適用できるため、書込用のインデックスラベルを
使用する場合には、文字などの記載が一層容易である。
しかも、表面表示領域側から側壁側に亙って連続的にデ
ザイン化されたラベルを表示できるため、ラベルのデザ
インの自由度を増大でき且つ視認性を向上できる。
【図1】本発明に係るディスク収納ケースの概要を示す
外観斜視図
外観斜視図
【図2】肩部表示領域としての蓋の側壁の形態を示す主
要部の斜視図
要部の斜視図
【図3】肩部表示領域としての蓋の側壁の形態を示す主
要部の斜視図
要部の斜視図
【図4】蓋の盤面に形成された突条および条溝を示す側
面投影図
面投影図
【図5】蓋の側壁に形成された突条および条溝を示す側
面投影図
面投影図
【図6】肩部表示領域としての蓋の側壁の他の形態を示
す主要部の斜視図
す主要部の斜視図
【図7】肩部表示領域としての蓋の側壁の他の形態を示
す主要部の斜視図
す主要部の斜視図
1 :本体 11 :本体の内面 2 :蓋 20 :蓋の盤面 21 :蓋の側壁 23a:突条 23b:条溝 25a:突条 25b:条溝 26 :本体の側壁 3 :突起 α :蓋の盤面と側壁とのなす角度
Claims (6)
- 【請求項1】 表裏の盤面形状を方形に形成された扁平
なディスク収納ケースであって、本体(1)及びその一
側縁側に回動自在に枢支された蓋(2)並びに内部に設
けられたディスクの保持機構とから構成され、蓋(2)
の回動軸線側の側壁(21)及び/又は当該側壁に平行
して位置する側壁は、蓋(2)の盤面(20)とのなす
角度(α)を95〜165°の範囲内の鈍角または15
〜85°の範囲内の鋭角に設定されていることを特徴と
するディスク収納ケース。 - 【請求項2】 回動軸線側の側壁(21)は、蓋(2)
の盤面(20)の縁部を折り曲げた形状になされ、か
つ、蓋(2)の盤面(20)とのなす角度(α)を95
〜165°の範囲内の鈍角に設定されている請求項1に
記載のディスク収納ケース。 - 【請求項3】 蓋(2)の盤面(20)には、回動軸線
側の一側縁に沿って−2.0〜+0.3mmの段差の突
条(23a)又は条溝(23b)が形成されている請求
項2に記載のディスク収納ケース。 - 【請求項4】 蓋(2)の側壁(21)には、盤面(2
0)側の縁部に沿って−2.0〜+0.3mmの段差の
突条(25a)又は条溝(25b)が形成されている請
求項2に記載のディスク収納ケース。 - 【請求項5】 表裏の盤面形状を方形に形成された扁平
なディスク収納ケースであって、本体(1)及びその一
側縁側に回動自在に枢支された蓋(2)並びに内部に設
けられたディスクの保持機構とから構成され、蓋(2)
の回動軸線側の側壁(21)は、蓋(2)の盤面(2
0)と一体に形成され且つ盤面(20)の縁部を湾曲さ
せた状態の曲面形状になされていることを特徴とするデ
ィスク収納ケース。 - 【請求項6】 表裏の盤面形状を方形に形成された扁平
なディスク収納ケースであって、本体(1)及びその一
側縁側に回動自在に枢支された蓋(2)並びに内部に設
けられたディスクの保持機構とから構成され、蓋(2)
の回動軸線側の側壁(21)に平行して位置する側壁
は、本体(1)の盤面と一体に形成され且つ当該盤面の
縁部を湾曲させた状態の曲面形状になされていることを
特徴とするディスク収納ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28503699A JP2001106281A (ja) | 1999-10-06 | 1999-10-06 | ディスク収納ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28503699A JP2001106281A (ja) | 1999-10-06 | 1999-10-06 | ディスク収納ケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001106281A true JP2001106281A (ja) | 2001-04-17 |
Family
ID=17686340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28503699A Withdrawn JP2001106281A (ja) | 1999-10-06 | 1999-10-06 | ディスク収納ケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001106281A (ja) |
-
1999
- 1999-10-06 JP JP28503699A patent/JP2001106281A/ja not_active Withdrawn
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---|---|---|
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US5383553A (en) | Case for receiving at least one data storage disk | |
JPS6334780A (ja) | デイスクカセツト | |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070109 |