JP2001105457A - 薄肉プラスチック製容器と該容器成形用金型 - Google Patents

薄肉プラスチック製容器と該容器成形用金型

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JP2001105457A
JP2001105457A JP2000123758A JP2000123758A JP2001105457A JP 2001105457 A JP2001105457 A JP 2001105457A JP 2000123758 A JP2000123758 A JP 2000123758A JP 2000123758 A JP2000123758 A JP 2000123758A JP 2001105457 A JP2001105457 A JP 2001105457A
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JP
Japan
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container
mold
thin
molding
mouth
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JP2000123758A
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Inventor
Yoshiyuki Chosho
義之 調所
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄肉のプラスチック容器の強度を保持させる
とともに容器の外周面に印刷が可能な容器を提供するこ
とと該容器の成形に際し金型へ樹脂をスムースに流入で
きる金型を提供することを目的とする。 【解決手段】 容器1の内周壁2の底部3から口部4に
向けて先細三角形または台形状の増肉部5、5、・・を
形成させたことを特徴とする。また、該容器成形用の雌
金型とコア金型のうちコア金型の外周面に先細三角形ま
たは台形状の凹部或いは凸部を形成させたことを特徴と
する。また、薄肉で深い容器を成形する場合は容器1の
口部4の周壁部を均一肉厚部2’に形成させることによ
り口部上縁におけるバリの発生を抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形によって
成形される薄肉容器(コップを含む)と該薄肉容器を成
形するための金型に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プラスチック製コップ等の容器を
成形する際、製品コストの低廉化および資源の節約の面
から成形品の肉厚を極力薄くする傾向にある。しかしな
がら、肉厚を薄くするほど成形品の強度が低下するとと
もに、成形用金型への樹脂の流入が困難となる。そこ
で、従来、薄肉のプラスチック製容器を成形するのに図
7および図8に示すように、外周面から多数のリブ1
1、11、11、・・・・を突出させて補強させた形状
のものが存在している。しかしながら、上記リブ付成形
品は、一応強度が確保されるが、成形品の外周面が平滑
面でないので外周面への印刷、シールの貼付ができない
と云う問題点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の問題点を改
善し、薄肉でも成形品の強度を保持させるとともに、成
形品の外周面に印刷が可能なコップ等の成形品を提供す
ること、および、該成形品の成形に際し金型へ樹脂をス
ムースに流入できる金型を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】容器1の内周壁2の底部
3から口部4に向けて先細三角形または台形状の増肉部
5、5、・・を形成させたことを特徴とする薄肉プラス
チック製コップ等の容器と、雌金型6とコア金型7から
なる容器成形用金型において、前記コア金型7の外周面
に先細三角形状または台形状の凹部あるいは凸部8、
8、・・を形成させたことを特徴とする。
【0005】さらに、薄肉で深い容器を成形する場合は
容器1の口部4の上縁から深さh幅の口部周壁部を均一
肉厚部2’に形成させることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明にかかる薄肉プラスチック
製コップ等の容器1の実施の形態を図1ないし図3を参
照して説明する。図1は上記容器1の平面図、図2は図
1におけるA−A線縦断面図、図3は図2のBーB線部
分拡大平面図である。これらの図から明らかなように、
容器1の外周面は平滑面であるが、肉厚が一様でなく、
容器内周壁2に底部3から口部4に向かって先細三角形
状の増肉部5、5、5、・・・を等間隔に形成させてい
る。上記増肉部は先細三角形状に限定されることなく先
細台形であってもよい。
【0007】上記容器1成形用金型の実施の形態を図4
ないし図6に示す。図4は金型の縦断面図、図5はコア
金型の正面図、図6は図5のCーC線部分拡大平面図で
ある。6は容器1の外周面を形成する雌金型、7はコア
金型である。コア金型7の外周面には該コア金型7の先
端部から基部に向けて先細三角形状の凹部8、8、8、
・・・を等間隔に形成させている。なお、上記凹部を形
成させる代わりに、コア金型7の外周面に、基部から先
端部に向けて先細三角形状の凸部を形成させるようにし
てもよい。
【0008】上記構造の雌金型6にコア金型7を装着さ
せて、雌金型6に設けた射出口9から溶融樹脂を流入さ
せると樹脂は雌金型6とコア金型7の間隙に充填される
わけであるが、溶融樹脂は先ず容器の底部を形成するコ
ア金型7の先端面中央部から放射状に拡散し、コア金型
7の外周面に沿って容器1の胴部となる雌金型6との間
隙内を流下して充填される。
【0009】コア金型7の先端面中央部から放射状に拡
散した溶融樹脂は、容器1の胴部へ流入する際、コア金
型7の外周面の先端部から基部に向けて設けた先細三角
形状の凹部8、8、・・と雌金型6とで容器1の増肉部
5、5、・・を形成する幅広の間隙内に先ず流入し、図
5に示す矢印のように両側の幅狭の間隙内へと流入す
る。
【0010】その際、前記間隙内への溶融樹脂の流入に
したがって間隙内の空気が矢印方向に追い出されるの
で、溶融樹脂が容器1の底部から口部に向けて一様に速
やかに、しかも気泡を残留させることなく充填される。
なお、間隙内の空気排出口は図示していないが、容器1
の口部端縁となるキャビティに連通するように雌金型6
あるいはコア金型7に穿設されている。
【0011】図7および図8は、容器の底部から射出し
た樹脂が容器口部フランジ部まで充填されない間に固化
するおそれのある容器(例えば薄肉で深い容器)を成形
する場合の本発明にかかる薄肉プラスチック製容器1の
他の実施の形態である。この例では、金型内へ充填され
た溶融樹脂が容器(1)の口部のフランジ部へ同時に流
入されるようにフランジ部の下方に口部(4)の上縁か
ら深さh幅にわたって口部周壁部を均一肉厚部2’に形
成されている。ここで、上記hの寸法は容器1の深さを
HとしたときHの5〜60%長である。そして、その他
の構造は前記図1〜図3に示す容器1の構造と同じであ
る。
【0012】図9は容器1の成形用コア金型の他の実施
の形態であって、上記図7〜図8に示す容器1の成形用
コア金型である。この例ではコア金型7の外周面に形成
される先細三角形状の凹部8、8、8、・・を設ける箇
所が、コア金型の先端部とコア金型基部からh寸法高さ
の範囲にしている。ここで、上記hの寸法はコア金型の
高さをHとしたときHの5〜60%長である。そして、
その他の構造は前記図5〜図6に示すコア金型の構造と
同じである。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、外周面に印刷が可能
で、剛性のある薄肉のプラスチックコップ等の容器を提
供できるとともに、気泡のない薄肉容器を迅速に成形で
きるので生産性のよい金型を提供できる。さらに、薄肉
で深い容器を成形する場合は、容器口部の上縁から所定
深さh幅にわたって口部周壁部を均一肉厚部に形成する
ことにより、溶融樹脂がほぼ同時に樹脂流動の末端部
(フランジ部等)に到達するので、該末端部におけるバ
リの発生を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる容器の一実施態様を示す平面
図。
【図2】図1のA−A線縦断面図。
【図3】図2のB−B線部分拡大平面図。
【図4】本発明にかかる金型の縦断面図。
【図5】本発明にかかるコア金型の正面図。
【図6】図5のC−C線部分拡大平面図。
【図7】本発明にかかる容器の他の実施態様を示す平面
図。
【図8】図7のD−D線縦断面図。
【図9】本発明にかかるコア金型の他の実施の形態の正
面図。
【図10】従来の薄肉プラスチック製コップの正面図。
【図11】図10のE−E線部分拡大平面図。
【符号の説明】
1 容器 2 容器の内周壁 2’ 均一肉厚部 3 容器底部 4 容器口部 5 増肉部 6 雌金型 7 コア金型 8 凹部 9 射出口 10 従来例の容器 11 リブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器(1)の内周壁(2)の底部(3)か
    ら口部(4)に向けて先細三角形または台形状の増肉部
    (5)、(5)、・・を形成させたことを特徴とする薄
    肉プラスチック製容器。
  2. 【請求項2】容器(1)の口部(4)の上縁から深さ
    (h)幅の口部周壁部を均一肉厚部(2’)に形成させ
    たことを特徴とする請求項1記載の薄肉プラスチック製
    容器。
  3. 【請求項3】容器(1)の口部(4)の上縁からの深さ
    (h)は、容器(1)の深さ(H)の5〜60%長であ
    ることを特徴とする請求項2記載の薄肉プラスチック製
    容器。
  4. 【請求項4】雌金型(6)とコア金型(7)からなる容
    器成形用金型において、前記コア金型(7)の外周面に
    先細三角形状または台形状の凹部あるいは凸部(8)、
    (8)、・・を形成させたことを特徴とする金型。
  5. 【請求項5】コア金型(7)の外周面に形成されている
    先細三角形状または台形状の凹部あるいは凸部(8)、
    (8)、・・は、コア金型(7)の先端部からコア金型
    の高さ(H)の5〜60%長の基部からの高さ(h)ま
    でのコア金型外周面に形成されていることを特徴とする
    請求項4記載の金型。
JP2000123758A 1999-07-30 2000-04-25 薄肉プラスチック製容器と該容器成形用金型 Pending JP2001105457A (ja)

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