JP2001105118A - 鋳造成形品のチャック構造 - Google Patents

鋳造成形品のチャック構造

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JP2001105118A
JP2001105118A JP29005999A JP29005999A JP2001105118A JP 2001105118 A JP2001105118 A JP 2001105118A JP 29005999 A JP29005999 A JP 29005999A JP 29005999 A JP29005999 A JP 29005999A JP 2001105118 A JP2001105118 A JP 2001105118A
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Japan
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clamp
biscuit
chuck
forged product
face
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JP29005999A
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Inventor
Akira Sakai
晃 酒井
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Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビスケット部の端面に食い付き、確実な把持
を可能にした鋳造成形品のチャック構造を提供する。 【解決手段】 鋳造成形品のビスケット部の端面を一対
のクランプ部材9、10の端部のクランプ部9a、10
aで把持する鋳造成形品のチャック構造であって、一対
のクランプ部9a、10aの内少なくとも、ビスケット
部2の、鋳造機の射出側に対応する端面2bを把持する
クランプ部10aを、該当するクランプ部材10の端部
に設けられた複数の突起11で構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋳造成形品のチャ
ック構造に関し、詳しくは、金型から取り出した鋳造成
形品を一時仮置きや冷却水槽に移動させるためのチャッ
クユニットのチャック構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、鋳造成形品は、ロボットあるい
は取出機等により金型から取り出し、一時仮置き(鋳造
成形品をトリミングプレス作業や機械仕上げ作業を行う
ために一時保管すること)、あるいは冷却するために冷
却水槽に入れる。この一時仮置きや冷却水槽に預けるた
めに、鋳造成形品のビスケット部を把持するチャックユ
ニットが使用される。
【0003】図4および図5に、従来のチャックユニッ
トの構成を示している。チャックユニット5は、エアシ
リンダ6のシリンダ部6aの後端部およびピストンロッ
ド部6bの先端に各々取り付けられたチャックプレート
7および8を有し、このチャックプレート7、8の内側
にクランプ部材9、10が取り付けられている。クラン
プ部材9、10の端面には、ぎざぎざの山形状のクラン
プ部9a、10aが設けられている。
【0004】ロボットや取出機のハンド4で、鋳造成形
品1のビスケット部2の円周方向の外周を把持してチャ
ックユニット5まで搬出し、チャックユニット5ではエ
アシリンダ6を駆動してチャックプレート7、8および
クランプ部9a、10aを矢印12方向に移動させ、ク
ランプ部9a、10aでビスケット部2の両端面2aを
把持する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ビスケット
部2の端面は、クランプ部9a、10aに対して正確な
直角度が出ていなことが多く、その場合、上記のよう
な、ぎざぎざの山形状のクランプ部9a、10aでビス
ケット部2の端面を把持した場合、クランプ部9a、1
0aが端面に食い付きにくくなり、ビスケット部2が回
転したり、あるいはずれたりして確実な把持ができなく
なるという問題がある。
【0006】本発明は、上述の点に着目してなされたも
ので、ビスケット部の端面に食い付き、確実な把持を可
能にした鋳造成形品のチャック構造を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、鋳造成形品のビスケット部
の両端面を一対のクランプ部材の端部のクランプ部で把
持する鋳造成形品のチャック構造であって、前記一対の
クランプ部の内少なくとも、前記ビスケット部の、鋳造
機の射出側に対応する端面を把持するクランプ部を、該
当するクランプ部材の端部に設けられた複数の突起で構
成したことを特徴とするものである。
【0008】このため、請求項1記載の発明では、突起
が、ビスケット部の、直角度が出にくい鋳造機の射出側
に対応する端面に食い付き、これにより確実な把持が可
能となる。これに対して、ビスケット部のランナー側の
端面は、比較的直角度が出やすく、平坦面のクランプ部
でも密着できる。
【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の鋳造成形品のチャック構造であって、前記突起は、
先の尖った円錐形状のピンで構成されていることを特徴
とするものである。
【0010】このため、請求項2記載の発明では、ピン
の取り付けで突起の作製が容易にでき、かつピンの尖っ
た先端がビスケット部の端面に食い込みやすく、より確
実な把持ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、図4および図5と同一部材
または同一機能のものは同一符号で示している。
【0012】図1は、チャックユニットの概略構成図、
図2は、図1のA矢視図である。ロボットや取出機のハ
ンド4で、鋳造成形品1のビスケット部2の外周部を把
持して鋳造機本体から取り出した後、一時仮置き、ある
いは冷却のためにチャックユニット5を介して仮置き場
所や、水槽(図示せず)に送る。
【0013】チャックユニット5は、エアシリンダ6の
シリンダ部6aの後端部およびピストンロッド部6bの
先端に各々接続されたチャックプレート7および8を有
し、このチャックプレート7、8の内側にクランプ部材
9、10が取り付けられている。そして、一方のクラン
プ部材9のクランプ部9aは、クランプ部材9の端面に
設けられる平坦面部材で構成されており、他方のクラン
プ部材10のクランプ部10aは、クランプ部材10の
端面に設けられる、先の尖った2個の突起11で構成さ
れている。
【0014】ロボットや、取出機のハンド4で、ビスケ
ット部2の円周方向の外周を把持してチャックユニット
5まで搬出し、チャックユニット5では、エアシリンダ
6を駆動してチャックプレート7、8およびクランプ部
材9、10を矢印12方向に移動させ、クランプ部9a
と突起11(クランプ部10a)でビスケット部2の両
端面2a,2bを把持する。
【0015】上記のように、突起11を設けたクランプ
部材10は、ビスケット部2の、鋳造機(図示せず)の
射出側の端面2bに対応するように配置し、平坦面部材
でクランプ部9aを構成したクランプ部材9は、ビスケ
ット部2の、ランナー側の端面2aに対応するように配
置する。この場合、突起11を、両クランプ部材9、1
0ともに設けることも可能であるが、片側の突起11で
ビスケット部2の回り止めの効果は充分である。これ
は、ビスケット部2のランナー側の端面2aは、比較的
直角度が出やすく、平坦面のクランプ部9aでも密着で
きるためである。突起11は、1個では回り止めの効果
が得られないので、2個又はそれ以上の複数個設ける。
【0016】図3は、チャックユニット5の具体例を示
している。チャックプレート7および8には、各々エア
シリンダ6のシリンダ部6aの後端部およびピストンロ
ッド部6bが取り付けられている。チャックプレート7
には、ガイドスリーブ13、14が取り付けられ、チャ
ックプレート8には、ガイドスリーブ13、14に摺動
自在に挿入されたガイドロッド15、16が取り付けら
れている。チャックプレート7、8の内側に、クランプ
部材9、10がねじ20を介して取り付けられ、一方の
クランプ部材9の端面には、平坦なクランプ板17がね
じ18を介して取り付けられ、他方のクランプ部材10
の端面には、クランプ部10aとして、円錐形状の2個
のピン21で構成された突起11が押え板19により取
り付けられている。
【0017】エアシリンダ6のヘッド側のポート21よ
りエアを供給すると、ピストンロッド6aが突出し、チ
ャックプレート7、8およびクランプ部材9、10が互
いに離れる方向に移動する。エアシリンダ6の他側のポ
ート22よりエアを供給すると、ピストンロッド6aが
引き込まれ、チャックプレート7、8およびクランプ部
材9、10が互いに近づく方向に移動し、ビスケット部
2の両端面2a,2bを把持する。
【0018】以上のように、本実施の形態では、クラン
プ部9a、10aの内、ビスケット部2の、鋳造機の射
出側の端面2bを把持するクランプ部10aに、複数の
突起11を設けたことにより、突起11がビスケット部
2の端面2bに食い付き、端面2bに直角度が出ていな
くても、鋳造成形品1の確実な把持が可能となる。
【0019】また、図3の実施の形態のように、突起1
1を円錐形状のピン21で構成すると、突起11の作製
が容易であり、かつ尖った先端がビスケット部2の端面
2bに食い込みやすく、より確実な把持ができる。
【0020】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1記載の
発明によれば、一対のクランプ部の内少なくとも、ビス
ケット部の、鋳造機の射出側に対応する端面を把持する
クランプ部に、複数の突起を設けたので、突起が、ビス
ケット部の、直角度が出にくい端面に食い付き、これに
より鋳造成形品の確実な把持が可能となる。
【0021】また、請求項2記載の発明によれば、突起
を先の尖った円錐形状のピンで構成したので、請求項1
記載の発明の効果に加えて、ピンの取り付けだけで突起
の作製が容易にでき、かつピンの尖った先端がビスケッ
ト部の端面に食い込みやすく、より確実な把持が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鋳造成形品のチャック構造の概略構成
を示す側面図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】本発明の鋳造成形品のチャック構造を設けたチ
ャックユニットの縦断側面図である。
【図4】従来の鋳造成形品のチャック構造の概略構成を
示す側面図である。
【図5】図4のA矢視図である。
【符号の説明】
1 鋳造成形品 2 ビスケット部 2b 鋳造機の射出側に対応する端面(ビスケット部
の) 9、10 クランプ部材 9a、10a クランプ部 11 突起 21 ピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳造成形品のビスケット部の両端面を一
    対のクランプ部材の端部のクランプ部で把持する鋳造成
    形品のチャック構造であって、 前記一対のクランプ部の内少なくとも、前記ビスケット
    部の、鋳造機の射出側に対応する端面を把持するクラン
    プ部を、該当するクランプ部材の端部に設けられた複数
    の突起で構成したことを特徴とする鋳造成形品のチャッ
    ク構造。
  2. 【請求項2】 前記突起は、先の尖った円錐形状のピン
    で構成されていることを特徴とする請求項1記載の鋳造
    成形品のチャック構造。
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