JP2001104973A - 廃水処理装置 - Google Patents

廃水処理装置

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JP2001104973A
JP2001104973A JP28500699A JP28500699A JP2001104973A JP 2001104973 A JP2001104973 A JP 2001104973A JP 28500699 A JP28500699 A JP 28500699A JP 28500699 A JP28500699 A JP 28500699A JP 2001104973 A JP2001104973 A JP 2001104973A
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treatment tank
separation screen
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Makoto Tanaka
真 田中
Masayoshi Sakuma
正芳 佐久間
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Hitachi Plant Technologies Ltd
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    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Abstract

(57)【要約】 【課題】 微生物固定化担体が分離スクリーンに集中す
るのを防止する。 【解決手段】 廃水処理装置40の処理槽14は、内部
に微生物固定化担体16が浮遊させてあるとともに、散
気装置18から気泡が吹き込まれる好気性処理槽となっ
ている。処理水取出し部42は水没させてあって、分離
スクリーン50が処理槽14の内壁52の近傍におい
て、内壁52と対面して平行に配置してある。処理水取
出し部42は、側面視上部が円弧状をなし、処理水取出
し部42を乗り越える流れ62が容易に生じ、内壁52
と処理水取出し部42との間の領域64に流れ込み、分
離スクリーン50の表面に存在する微生物固定化担体1
6を洗い流す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水、し尿、産業
排水等の有機性廃水を生物学的に処理する廃水処理装置
に係り、特に有機性廃水中に微生物固定化担体を浮遊さ
せて廃水を生物学的に処理する廃水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、有機性廃水を処理する装置とし
て、活性炭などの担体に微生物を固定化した微生物固定
化担体を用いた廃水処理装置が開発されている。このよ
うな廃水処理装置は、微生物固定化担体を浮遊状態に保
持している処理槽(好気性処理槽)に被処理水である有
機性廃水を流入させ、好気性処理槽に空気を吹き込んで
有機性廃水を微生物固定化担体によって生物学的に処理
しいる。そして、処理を終了した清澄な処理水は、特開
平7−124582号公報に記載されているように、一
般に、好気性処理槽の上部に設けた処理水取出し部にお
いて微生物固定化担体と分離され、処理槽の外部に取り
出すようになっている。図6は、従来の微生物固定化担
体を浮遊させた好気性処理槽を有する廃水処理装置の説
明図である。
【0003】図6において、廃水処理装置10は、有機
性廃水からなる被処理水12が流入する処理槽14を有
している。処理槽14は、好気性処理槽であって、内部
に活性炭などの担体に微生物を固定化した微生物固定化
担体16が浮遊させてあるとともに、底部に設けた散気
装置18によって空気の気泡が吹き込まれ、微生物固定
化担体16中の微生物に酸素を供給するようにしてあ
る。そして、処理槽14内の被処理水12は、散気装置
18から吹き込まれて処理槽14内を上昇する気泡によ
って微生物固定化担体16と攪拌され、微生物固定化担
体16とともに矢印17、19のように流動し、処理槽
14内を流動する間に、微生物固定化担体16が保持す
る微生物によって生物学的に処理され、清澄な処理水と
なる。
【0004】処理槽14の上部には、処理水分離部20
が設けてある。この処理水分離部20は、分離スクリー
ン22を有している。この分離スクリーン22は、微生
物固定化担体16の微生物により、生物学的に処理され
て清澄となった被処理水(処理水)24を微生物固定化
担体16から分離する。そして、分離スクリーン22
は、下端が処理槽12の内壁に固定され、上端が被処理
水12の水面の上方に露出している支持フレーム26に
取り付けてあって、前面が処理槽14の中央に向けられ
て斜め下向きに配置されている。また、処理水分離部2
0の内部には、矢印28のように流れ込む処理水24を
処理槽14の外部に流出させる流出口30が設けてあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
構成してある従来の廃水処理装置10は、処理槽14内
の微生物固定化担体16が処理水分離部20の分離スク
リーン22の表面に集中し、分離スクリーン2の目詰ま
りを生じて処理水24の分離が困難になるとともに、処
理槽14内における被処理水12と微生物固定化担体1
6との円滑な攪拌、流動が妨げられ、被処理水12の効
率的な処理が阻害される。
【0006】本発明は、前記従来技術の欠点を解消する
ためになされたもので、微生物固定化担体が分離スクリ
ーンに集中するのを防止することを目的としている。ま
た、本発明は、被処理水と微生物固定化担体との流動を
良好に行なえ、被処理水を効率よく処理できるようにす
ること目的としている。さらに、本発明は、微生物固定
化担体が分離スクリーンにおいて処理水から確実に分離
できるようにすることなどを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明らは、上記した従
来の廃水処理装置10において、微生物固定化担体16
が分離スクリーン22の前面に集中する現象について詳
細に検討、考察するとともに、従来の処理槽14中にお
ける被処理水12の流動状態などをコンピュータによっ
て解析した。図7〜図9は、その解析結果である。
【0008】図7は、被処理水12と微生物固定化担体
16との混合物の流速ベクトルを示し、矢印の長さによ
ってベクトルの大きさ、すなわち流速の大きさを示して
いる。また、図の下部に示した矢印が、0.5m/sの
流速を表している。
【0009】この図7から、従来の廃水処理装置10
は、処理水分離部20の分離スクリーン22の表面に沿
った流れが比較的小さいことがわかる。また、被処理水
12は、図7において大きな強い反時計回りの渦を形成
している。これらのことから、微生物固定化担体16が
分離スクリーン22の表面に集中する原因として、次の
ようなことが挙げられる。 (1)処理槽14内を流動している被処理水12は、分
離スクリーン22の面に沿った流速が小さく、分離スク
リーン22の面に存在する微生物固定化担体16を洗い
流すことができず、微生物固定化担体16が分離スクリ
ーン22の表面に滞留しやすい。 (2)微生物固定化担体16は、処理槽14内を流動す
ることによって遠心力が作用し、処理槽14の中心側を
向いている分離スクリーン22に押し付けられる傾向が
ある。
【0010】図8は、微生物固定化担体16の被処理水
12に対する体積濃度(%)の7〜11%を、0.5%
ごとの等高線をもって示している。ただし、図8の左側
の部分に示された7%等高線の左側の領域は、微生物固
定化担体16の濃度が0〜7%である。この図から、微
生物固定化担体16の濃度は、処理水分離部20の分離
スクリーン22の表面部分において最も高くなってお
り、11%にも達していることがわかる。
【0011】また、図9は、散気装置18から吹き込ま
れた気泡の被処理水12に対する割合(%)を示してい
る。同図において、縦線を施した部分は気泡の割合が2
〜3%の部分であり、横線を施した部分は気泡の割合が
3パーセント以上の部分であることを示している。そし
て、図9によると、気泡は、処理槽14の上部に多く存
在し、効率的でないことがわかる。
【0012】本発明は、上記の知見に基づいてなされた
もので、本発明に係る廃水処理装置は、微生物固定化担
体が浮遊させてあるとともに、流入した被処理水を前記
微生物固定化担体により生物学的に処理する処理槽と、
前記処理槽内に水没して設けられ、前記被処理水の生物
学的に処理された処理水を前記微生物固定化担体から分
離する分離スクリーンを備えた処理水取出し部とを有
し、前記処理水取出し部の前記分離スクリーンを、前記
処理槽の壁面と対面させて壁面の近傍に配置した、こと
を特徴としている。
【0013】処理水取出し部は、側面視において上部が
円弧状に形成され、下部が漸次すぼめられた略逆雫状に
形成するとよい。また、分離スクリーンは、平面部が外
側に向けられた複数の線状体を平行配置して形成し、さ
らに各線状体に長手方向の張力を作用させることが望ま
しい。
【0014】
【作用】上記のごとく構成した本発明は、処理水取出し
部を水没させるとともに、処理水取出し部の分離スクリ
ーンを処理槽の壁面に対面させて壁面の近傍に配置した
ことにより、処理槽の壁面と分離スクリーンとの間の間
隙が狭くなり、この間隙に処理水取出し部を越えて流れ
込む被処理水の流れの一部が、分離スクリーンの表面に
沿うようになるため、分離スクリーンの表面に存在する
微生物固定化担体を洗い流す。しかも、前記間隙を通過
する微生物固定化担体には、処理槽の壁面側に押し付け
られて分離スクリーンに押し付けられるようなことがな
い。したがって、微生物固定化担体が分離スクリーンに
集中するのを防ぐことができ、被処理水と微生物固定化
担体との混合、流動が良好に行われ、被処理水を効率よ
く処理することができる。
【0015】処理水取出し部を、側面視において上部が
円弧状、下部が漸次すぼめられた略逆雫状に形成する
と、処理水取出し部を乗り越えて処理槽の壁面と処理水
取出し部との間の間隙に容易に流入し、前記間隙に強い
(速い)流れが生じて微生物固定化担体の洗い流しを確
実に行なえ、被処理水全体の流動を良好にすることがで
きる。また、分離スクリーンを、平面部を外側に向けた
複数の線状体を平行に配置して構成し、かつ各線状態に
長手方向の張力を作用させることにより、分離スクリー
ンに接触する微生物固定化担体が線状体の間に挟まるの
を防止することができるとともに、被処理水の流れの乱
れや、処理槽に振動などが作用したとしても、線状体が
撓んで微生物固定化担体が分離スクリーンを通過するの
を防止でき、微生物固定化担体を確実に分離することが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係る廃水処理装置の好ま
しい実施の形態を、添付図面に従って詳細に説明する。
なお、前記従来技術において説明した部分に対応する部
分については、同一の符号を付してその説明を省略す
る。
【0017】図1は、本発明の実施の形態に係る廃水処
理装置の説明図である。図1において、廃水処理装置4
0は、処理水取出し部42が被処理水12中に水没して
設けてある。処理水取出し部42は、被処理水12を処
理して得た清澄な処理水24を処理槽14の外部に取り
出すためのものであって、上部に配管44を介してポン
プ46が接続され、ポンプ46を駆動することにより、
処理水取出し部42内の処理水24を処理槽14の外部
に送水するようにしてある。
【0018】処理水取出し部42は、側面視において、
上部が円弧状をなし、下部に向けて漸次すぼまった略逆
雫状をなすケーシング48を有している。さらに、処理
水取出し部42は、図1の左側となるケーシング48の
正面側に、処理水24を微生物固定化担体16から分離
してケーシング48内に流入させる分離スクリーン50
が設けてある。この分離スクリーン50は、処理槽14
の内壁面52の近傍において内壁面52と平行に対面配
置してある。また、ケーシング48内には、フィルタ部
54が設けてあって、不測の事故などによって微生物固
定化担体16などの固形物がケーシング48内に浸入し
た場合、これらの固形物がポンプ46に吸引されないよ
うにしている。
【0019】分離スクリーン50は、図2(1)に示し
たように、金属などからなる多数の線状体56を上下方
向に平行に並べて形成してある。そして、各線状体56
は、図2(2)に示したように、断面が楔状をなしてい
て、平面部58を外側に向けて配置してあって、微生物
固定化担体16が線状体56間に挟まらないようにして
あるとともに、各線状態56の間隔dが微生物固定化担
体16の大きさ(3〜5mm)より小さくしてあって、
微生物固定化担体16がケーシング48の内部に進入し
ないようにしてある。また、各線状体56は、長手方向
に張力が作用させてあって、被処理水12の流れ60の
乱れや、微生物固定化担体16が分離スクリーン50に
衝突したとしても、線状体56が撓んで微生物固定化担
体16がケーシング48内に入ることがないようにして
ある。
【0020】このように構成した実施形態の廃水処理装
置40は、処理槽14の底部に設けた散気装置18から
吹き込まれた気泡により、被処理水12と微生物固定化
担体16とが混合され、処理槽名14内を流動する。そ
して、廃水処理装置40は、処理水取出し部42を水没
させて設けてあるため、図1の矢印62に示したよう
に、処理水取出し部42を乗り越えて処理槽14の内壁
52と処理水取出し部42との間の領域64に流れ込む
流れが生ずる。そして、領域64に流れ込んだ被処理水
12は、図2(1)の符号66に示したように、一部が
分離スクリーン50により微生物固定化担体16と分離
され、処理水24としてケーシング48内に流入し、ポ
ンプ46によって吸引され、配管44を介して処理槽1
4の外部に送水される。
【0021】この領域64の被処理水12の流れは、内
壁52と処理水取出し部42との間隔が比較的狭く、処
理水取出し部42の分離スクリーン50を設けた正面側
が内壁52と平行となっているところから、被処理水1
2の一部が分離スクリーン50の表面に沿って流れる。
したがって、領域64には、分離スクリーン50の面に
沿った強い流れが生じ、分離スクリーン50の面に存在
する微生物固定化担体16を洗い流す。また、領域64
を流動する微生物固定化担体16は、処理槽14の内壁
面52に押し付けられ、分離スクリーン50に押し付け
られるような現象を生ずることがない。このため、微生
物固定化担体16が分離スクリーン50の表面に集中
し、処理水24の分離が妨げられたり、被処理水12と
微生物固定化担体16との混合や流動に支障を生ずるこ
とがなく、被処理水12を効率よく処理することができ
る。さらに、実施形態の処理水取出し部42は、上部が
円弧状をなす略逆雫状に形成してあるため、被処理水1
2が処理水取出し部42を乗り越え、内壁52と処理水
取出し部42との間の領域64に流入する流れが容易に
形成され、領域64における流れを強く(速く)するこ
とができる。
【0022】実施の形態に係る廃水処理装置40の処理
槽14内における被処理水12の流動状体等を、コンピ
ュータにより解析した結果を図3〜図5に示す。図3
は、被処理水12と微生物固定化担体16との混合物の
流動状体を示す速度ベクトルの解析結果であって、矢印
の長さが速度ベクトルの大きさを表している。そして、
同図の下部に示した矢印が0.5m/sの流速であるこ
とを示す。
【0023】図3から明らかなように、水没させた処理
水取出し部42の上部が円弧状をなしているために、処
理水取出し部42を乗り越える比較的強い(速い)流れ
を生じ、被処理水12が内壁52と処理水取出し部42
との間の領域64に、容易に流れ込むことがわかる。そ
して、領域64における流れは、分離スクリーン50の
表面に沿った強い流れを生ずる。また、処理水取出し部
42を設けていない図の右側の領域においても、渦状の
流れを生じ、被処理水12と微生物固定化担体16との
混合、流動が円滑に行なわれていることがわかる。
【0024】図4は、廃水処理装置40の処理槽14内
における微生物固定化担体16の、被処理水12に対す
る体積濃度分布(%)の解析結果を示したものであっ
て、7〜11%の微生物固定化担体濃度を、0.5%ご
との等高線によって示してある。同図中央部に示した7
%等高線の右側の領域は、微生物固定化担体16の濃度
が0〜7%である。
【0025】この図4によれば、分離スクリーン50の
前面側における微生物固定化担体16の濃度が8.5%
程度であって、従来に比較して大幅に低下しており、被
処理水12と微生物固定化担体16との混合、流動が良
好に行われていることがわかる。
【0026】図5は、実施形態に係る廃水処理装置40
の処理槽14内における気泡の被処理水12に対する体
積の割合(%)の解析結果を示している。図中縦線で示
した領域は気泡の割合が2〜3%の領域であって、横線
で示した領域は気泡が3%以上の領域を示している。図
5から、速い流れを生じている処理水取出し部42の背
面部、すなわち処理槽14の比較的中央の部分におい
て、気泡の割合が比較的多くなっており、微生物固定化
担体16に保持させた微生物への酸素の供給が効率的に
行なわれる。
【0027】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、処理水取出し部を水没させるとともに、処理水取出
し部の分離スクリーンを処理槽の壁面に対面させて壁面
の近傍に配置したことにより、処理槽の壁面と分離スク
リーンとの間の間隙が狭くなり、この間隙に処理水取出
し部を越えて流れ込む被処理水の一部が、分離スクリー
ンの表面に沿って流れるため、分離スクリーンの表面に
存在する微生物固定化担体を洗い流す。しかも、前記間
隙を通過する微生物固定化担体は、処理槽の壁面に押し
付けられ、分離スクリーンに押し付けられるようなこと
がない。したがって、微生物固定化担体が分離スクリー
ンに集中するのを防ぐことができ、被処理水と微生物固
定化担体との混合、流動が良好に行われ、被処理水を効
率よく処理することができる。
【0028】処理水取出し部を、側面視において上部が
円弧状、下部が漸次すぼめられた略逆雫状に形成する
と、処理水取出し部を乗り越えて処理槽の壁面と処理水
取出し部との間の間隙に容易に流入し、前記間隙に強い
(速い)流れが生じて微生物固定化担体の洗い流しを確
実に行なえ、被処理水全体の流動を良好にすることがで
きる。また、分離スクリーンを、平面部を外側に向けた
複数の線状体を平行に配置して構成し、かつ各線状態に
長手方向の張力を作用させることにより、分離スクリー
ンに接触する微生物固定化担体が線状体の間に挟まるの
を防止することができるとともに、被処理水の流れの乱
れや、処理槽に振動などが作用したとしても、線状体が
撓んで微生物固定化担体が分離スクリーンを通過するの
を防止でき、微生物固定化担体を確実に分離することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る廃水処理装置の説明
図である。
【図2】実施の形態に係る処理水取出し部の詳細説明図
であって、(1)はその斜視図、(2)は(1)のA−
A線に沿った分離スクリーンの断面図である。
【図3】実施の形態に係る廃水処理装置の処理槽内にお
る速度ベクトルの解析結果を示す図である。
【図4】実施の形態に係る廃水処理装置の処理槽内にお
ける微生物固定化担体の濃度分布の解析結果を示す図で
ある。
【図5】実施の形態に係る廃水処理装置の処理槽内にお
ける気泡の割合の解析結果を示す図である。
【図6】従来の好気性処理槽を有する廃水処理装置の説
明図である。
【図7】従来の好気性処理層内における速度ベクトルの
解析結果を示す図である。
【図8】従来の好気性処理槽内における微生物固定化担
体の濃度分布の解析結果を示す図である。
【図9】従来の好気性処理槽内における気泡の割合の解
析結果を示す図である。
【符号の説明】
12 被処理水 14 処理槽 16 微生物固定化担体 18 散気装置 24 処理水 40 廃水処理装置 42 処理水取出し部 50 分離スクリーン 52 内壁 54 フィルタ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微生物固定化担体が浮遊させてあるとと
    もに、流入した被処理水を前記微生物固定化担体により
    生物学的に処理する処理槽と、 前記処理槽内に水没して設けられ、前記被処理水の生物
    学的に処理された処理水を前記微生物固定化担体から分
    離する分離スクリーンを備えた処理水取出し部とを有
    し、 前記処理水取出し部の前記分離スクリーンを、前記処理
    槽の壁面と対面させて壁面の近傍に配置した、 ことを特徴とする廃水処理装置。
  2. 【請求項2】 前記処理水取出し部は、側面視において
    上部が円弧状に形成され、下部が漸次すぼめられた略逆
    雫状に形成してあることを特徴とする請求項1に記載の
    廃水処理装置。
  3. 【請求項3】 前記分離スクリーンは、平面部が外側に
    向けられた複数の線状体を平行配置して形成され、各線
    状体に長手方向の張力が作用させてあることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の廃水処理装置。
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