JP2001104190A - 浴 槽 - Google Patents

浴 槽

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JP2001104190A
JP2001104190A JP28470599A JP28470599A JP2001104190A JP 2001104190 A JP2001104190 A JP 2001104190A JP 28470599 A JP28470599 A JP 28470599A JP 28470599 A JP28470599 A JP 28470599A JP 2001104190 A JP2001104190 A JP 2001104190A
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JP
Japan
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bathtub
flange
waterproof pan
fitting hole
hung
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Application number
JP28470599A
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English (en)
Inventor
Norihito Morishima
憲仁 森島
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】合成樹脂製の浴槽の鍔部下面が防水パンの浴槽
受止部で受け止められる構成でありながら、浴槽の成形
時における鍔部および下垂部の変形をできるだけ少なく
して、防水パンと浴槽の下垂部との境界の美観が損なわ
れるのを防止することができる浴槽を提供する。 【解決手段】湯船となる浴槽本体と、この浴槽本体の上
端から全周にわたり外側に向かって延設された鍔部と、
この鍔部の周縁から下方に屈曲されて延びる下垂部とを
備え、前記浴槽本体が防水パンに設けられた浴槽嵌め込
み孔に嵌り込むとともに、前記鍔部の下面が前記防水パ
ンの浴槽嵌め込み孔周縁に設けられた浴槽受部に受け止
められて設置されるようになっている合成樹脂製の浴槽
において、前記鍔部および下垂部における少なくとも浴
室の洗い場に対向する部分に、鍔部の下面における浴槽
受部に受け止められる部分より外側から下垂部に跨がる
ように、熱収縮による内反りを防止するリブが一体に設
けられる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂製、特に
熱硬化性を有する合成樹脂製の浴槽に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、防水パンにおける浴槽嵌め込み孔
に湯船となる浴槽本体を嵌め込むようにした合成樹脂製
の浴槽としては、例えば、特開平7−250773号公
報に記載されているものが知られている。
【0003】この合成樹脂製の浴槽は、図7に示すよう
に、湯船となる浴槽本体Aと、この浴槽本体Aの上端か
ら全周にわたり外側に向かって延設された鍔部Bと、こ
の鍔部Bの周縁から下方に屈曲されて延びる下垂部Cと
を備えており、浴槽本体Aが防水パンDに設けられた浴
槽嵌め込み孔Eに嵌り込むとともに、鍔部Bの下面が防
水パンDの浴槽嵌め込み孔E周縁に設けられた浴槽受部
Fに受け止められて設置されるようになっている。
【0004】さらに、洗い場から防水パンDの浴槽嵌め
込み孔Eの内側へ水が浸入してしまうのを防止するため
に、この浴槽Gの浴槽本体Aを防水パンDの浴槽嵌め込
み孔Eに嵌め込んで、防水パンDの浴槽受部Fにおいて
浴槽Gの鍔部Bの下面を受け止める際、浴槽Gの鍔部B
と防水パンDの浴槽受部Fとの間に、防水用の水密材H
を介在させている。
【0005】
【発明が解決ようとする課題】ところで、浴槽Gは一般
的に繊維強化樹脂(FRP)で成形されており、浴槽本
体Aに、前記した鍔部Bおよび下垂部Cが一体に形成さ
れていることから、成形硬化時に、鍔部Bおよび下垂部
Cにおいて収縮がおきて変形してしまう場合があり、特
に、下垂部Cにおいては図7に示すように、浴槽本体A
の側面に向かって反る、いわゆる内反りが生じてしまう
問題があった。
【0006】この結果、浴槽Gの浴槽本体Aを防水パン
Dの浴槽嵌め込み孔Eに嵌め込んで、浴槽Gの鍔部Bの
下面を、防水パンDの浴槽受部Fによって水密材Hを介
して受け止めたとき、下垂部Cの内反り変形等により、
浴槽Gの下垂部Cが防水パンDの壁面Jに沿わず、下垂
部Cと壁面Jとの境界の美観を損ねてしまうという不具
合が生じていた。
【0007】本発明は、以上の問題に鑑みてなされたも
のであって、合成樹脂製の浴槽の鍔部下面が防水パンの
浴槽受止部で受け止められる構成でありながら、浴槽の
成形時における鍔部および下垂部の変形をできるだけ少
なくして、防水パンと浴槽の下垂部との境界の美観が損
なわれるのを防止することができる浴槽を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、湯船となる浴槽本体と、この浴槽本体の
上端から全周にわたり外側に向かって延設された鍔部
と、この鍔部の周縁から下方に屈曲されて延びる下垂部
とを備え、前記浴槽本体が防水パンに設けられた浴槽嵌
め込み孔に嵌り込むとともに、前記鍔部の下面が前記防
水パンの浴槽嵌め込み孔周縁に設けられた浴槽受部に受
け止められて設置されるようになっている合成樹脂製の
浴槽において、前記鍔部および下垂部における少なくと
も浴室の洗い場に対向する部分に、鍔部の下面における
浴槽受部に受け止められる部分より外側から下垂部に跨
がるように、熱収縮による内反りを防止するリブが一体
に設けられる構成とした。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図に基づいて説明する。
【0010】図1から図6に示すように、本発明の浴槽
1は、FRP製で、湯船となる浴槽本体11と、この浴
槽本体11の上端から全周にわたり外側に向かって延設
された鍔部12と、この鍔部12の周縁から下方に屈曲
されて延びる下垂部13とを備えている。
【0011】そして、この浴槽1はFRP製の防水パン
2を用いて、以下のように浴室に設置されるようになっ
ている。即ち、防水パン2は、洗い場部21と、浴槽1
の浴槽本体11が嵌め込まれる浴槽嵌め込み孔22と、
浴槽嵌め込み孔22の周縁に設けられ、浴槽1の鍔部1
2の下面を受け止める浴槽受部23と、この浴槽受部2
3の外側に連続し、浴槽受部23よりも低位置に形成さ
れる浴槽設置側底面部24とを備えている。洗い場部2
1は、床部25と、この洗い場部21と浴槽設置側底面
部24とに連続する壁部26とを備えている。
【0012】浴槽1を防水パン2に設置するに当たって
は、浴槽1の浴槽本体11が、防水パン2の浴槽嵌め込
み孔22内に嵌め込まれ、浴槽1の鍔部12と下垂部1
3とで、防水パン2の浴槽受部23が覆われながら、浴
槽1の鍔部12の下面が、水密材3を介して防水パン2
の浴槽受部23で受け止められて浴槽1が防水パン2に
設置される。なお、水密材3は、軟質塩化ビニル樹脂製
の発砲体で構成されている。
【0013】以上の浴槽1において、本実施の形態で
は、図1から図6に示すように、鍔部12および下垂部
13における少なくとも浴室の洗い場に対向する部分
に、鍔部12の下面における防水パン2の浴槽受部23
に受け止められる部分より外側から下垂部13に跨がる
ように、熱収縮による内反りを防止するリブ4を一体に
設けた。
【0014】具体的には、図2及び図3に示すように、
リブ4は、平面視矩形状の鍔部12および下垂部13に
おける長辺部分に等間隔で複数形成しており、鍔部12
の下面における防水パン2の浴槽受部23に受け止めら
れる部分より外側となる位置から下垂部13に跨るよう
に連続したL字状のリブ4を形成している。
【0015】さらにリブ4は、鍔部12の周方向に50
mmから400mmの範囲内の間隔で設けることが好ま
しく、さらに好ましくは200mmから300mmの範
囲内がよい。
【0016】すなわち、50mmよりも狭い間隔でリブ
を設けても、内反り防止の効果が間隔50mmの時の効
果以上の変化がなく、リブ4を形成するだけ樹脂が無駄
になってしまい、また、リブ4の配設間隔が400mm
を超えると、リブ4を設けない場合に比べて熱硬化収縮
による変形、即ち、下垂部13の内反りは少なくなるも
のの、400mm以下の場合に比べてよい効果は得られ
なかった。
【0017】さらに、リブ4の大きさは、図5及び図6
に示すように、防水パン2に設ける浴槽受部23に受け
止められる部分よりも外方に位置する大きさとするので
あるが、リブ4の厚み(a)を2mmから10mmの範
囲内とし、リブ4の幅(b)を2mmから8mmの範囲
内とすることが好ましい。
【0018】すなわち、リブ4の厚みおよび幅が2mm
を下まわるとリブの効果が少なく、また、リブ4の厚み
が10mmを超え、リブ4の幅が8mmを超えると、リ
ブ4に沿って鍔部12や下垂部13の表面に凹みが生じ
る恐れがある。
【0019】なお、リブ4の長さおよび厚みは、防水パ
ン2の浴槽受部23で鍔部12を受け止めたときに、下
垂部13の内面と浴槽受部23を形成するための立ち上
げ面との間に形成される隙間の範囲内に納まる大きさと
しなければならないが、隙間が狭くなる場合には、リブ
4の配設箇所の個数を増やすことにより、下垂部13の
熱硬化収縮による変形を軽減できる。
【0020】なお、本発明は、以上説明した実施の形態
に限定されず、例えば、本実施の形態のように鍔部の長
辺部分にのみリブを設けるだけでなく、鍔部の全周にわ
たってリブを設けるようにしてもよい。また、リブの配
設間隔は、等間隔としてもよいし、また、配設間隔を、
硬化収縮率の高い部分(内反りの大きい部分)の間隔を
狭くし、硬化収縮率の低い部分(内反りの小さい部分)
の間隔を大きくするようにしてもよい。
【0021】また、本発明の浴槽は、本実施の形態のよ
うに洗い場と浴槽嵌め込み孔を備える浴槽設置部とが一
体に形成された防水パンだけでなく、洗い場と浴槽嵌め
込み孔を備える浴槽配置部とが個別に形成され、これら
を組み付けるものにおいても適用できる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を、比較例と対比させ
て詳しく説明する。
【0023】実施例および比較例は、図1から図6に示
す浴槽において、鍔部12の長辺が約1350mmで、
短辺が約860mmのものを用いた。
【0024】本実施例では、リブ4を、浴槽1における
鍔部12の長辺部分に、200mmの等間隔で複数個設
けるとともに、リブ4は、厚み(a)が2mm、幅
(b)が3mm、長さは、鍔部12側が12mmで、下
垂部13側が26mmとなるように形成した。
【0025】以上の実施例の浴槽を、リブを設けていな
い比較例の浴槽と比較したところ、内反り、外観、水密
性、防水パンと下垂部との境界部の状態について以下の
ような結果が得られた。
【0026】
【表1】
【0027】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、本発明は、湯船となる浴槽本体と、この浴槽本体
の上端から全周にわたり外側に向かって延設された鍔部
と、この鍔部の周縁から下方に屈曲されて延びる下垂部
とを備え、前記浴槽本体が防水パンに設けられた浴槽嵌
め込み孔に嵌り込むとともに、前記鍔部の下面が前記防
水パンの浴槽嵌め込み孔周縁に設けられた浴槽受部に受
け止められて設置されるようになっている合成樹脂製の
浴槽において、前記鍔部および下垂部における少なくと
も浴室の洗い場に対向する部分に、鍔部の下面における
浴槽受部に受け止められる部分より外側から下垂部に跨
がるように、熱収縮による内反りを防止するリブが一体
に設けられる構成としたから、浴槽の鍔部から下垂部に
かけて跨るように形成したリブにより、下垂部の内反り
を防止できる。したがって、下垂部を防水パンの壁面に
均一に沿わせることができ、防水パンと下垂部との境界
の美観を良好にできる。しかも、このリブは、防水パン
の浴槽受部を回避して設けられているので、浴槽受部と
鍔部との間のシール性も確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる浴槽と防水パンとの組み付けを
示す斜視図である。
【図2】浴槽の上面図である。
【図3】浴槽の側面図である。
【図4】本発明にかかる浴槽と防水パンとを組み付けた
状態を示す概略断面図である。
【図5】本発明にかかる浴槽と防水パンとを組み付けた
状態の要部断面図である。
【図6】本発明の浴槽の要部下面図である。
【図7】従来の浴槽と防水パンとを組み付けた状態を示
す部分断面図である。
【符号の説明】
1 浴槽 11 浴槽本体 12 鍔部 13 下垂部 2 防水パン 22 浴槽嵌め込み孔 4 リブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】湯船となる浴槽本体と、この浴槽本体の上
    端から全周にわたり外側に向かって延設された鍔部と、
    この鍔部の周縁から下方に屈曲されて延びる下垂部とを
    備え、前記浴槽本体が防水パンに設けられた浴槽嵌め込
    み孔に嵌り込むとともに、前記鍔部の下面が前記防水パ
    ンの浴槽嵌め込み孔周縁に設けられた浴槽受部に受け止
    められて設置されるようになっている合成樹脂製の浴槽
    において、前記鍔部および下垂部における少なくとも浴
    室の洗い場に対向する部分に、鍔部の下面における浴槽
    受部に受け止められる部分より外側から下垂部に跨がる
    ように、熱収縮による内反りを防止するリブが一体に設
    けられていることを特徴とする浴槽。
JP28470599A 1999-10-05 1999-10-05 浴 槽 Pending JP2001104190A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017170636A1 (ja) * 2016-03-31 2019-02-07 テルモ株式会社 シリンジ保持部材、シリンジ梱包体及びシリンジ梱包体の組立方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017170636A1 (ja) * 2016-03-31 2019-02-07 テルモ株式会社 シリンジ保持部材、シリンジ梱包体及びシリンジ梱包体の組立方法

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