JP2001103968A - 微小投射物衝撃による脊椎動物細胞のトランスフォーメーション - Google Patents
微小投射物衝撃による脊椎動物細胞のトランスフォーメーションInfo
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Abstract
ファーする。 【解決手段】 (a)微小投射物を提供する段階であっ
て、その微小投射物はポリ核酸配列を運搬し、そのポリ
核酸配列は5’から3’方向で動物細胞の中で機能する調
節配列を含み、かつその調節配列の下流側に位置し転写
を制御されている遺伝子を含む段階と、(b)あらかじ
め選択された動物細胞に微小投射物を投射する段階であ
って、その微小投射物が動物細胞を貫通してその中にポ
リ核酸配列を沈着させるのに充分な速度で接触する段階
とを含む。トランスフォームされる標的細胞は、動物検
体内に存在している細胞、又は動物体内で所有している
性質を失っていない初代細胞であることが好ましい。好
ましい標的細胞は、真皮細胞あるいは下皮細胞であり、
標的細胞に挿入される好ましい遺伝子は、動物検体内で
生理的な応答を産生するタンパク質又はペプチドをコー
ドする遺伝子である。
Description
によって行う異種接合型DNAでの動物細胞及び組織の
トランスフォーメーションに関する。
小投射物を用いて、高速度で細胞に微小投射物を投射す
ることによって行う生きた細胞のトランスフォーメーシ
ョンは、最初、T. Klein、E. Wolf、R. Wu 及び J. San
ford の論文、Nature 327、70(1987)によって提案され
た。参照として、J. Sanford 他の論文、Particulate S
cience and Technology 5、27 (1987)を挙げる。最初の
論文は、タバコモザイクウイルス由来のRNAを用いた
タマネギの表皮細胞のトランスフォーメーションに関わ
るものである。タマネギ表皮細胞での結果は、他の植物
に拡張されてきた。例を挙げると、微片衝撃による大豆
カルスのトランスフォーメーションが、P.Christou 他
の論文、Plant Physiol. 87、671(1988)に記載されてい
る。また、大豆の分裂組織におけるトランスフォーメー
ションが、D. McCabe 他の論文、Bio/Technology 6、92
3 (1988)に記載されている。別途参照として、B. Spald
ingの論文、Chemical Week、16 (Aug. 31, 1988)、P. C
hristou 他の欧州特許出願公開公報第 0 301 749 号を
挙げる。未熟なトウモロコシのカルス細胞の微片衝撃に
よるトランスフォーメーションが、T. Klein 他の論
文、Proc. Natl. Acad.Sci. USA 85、4305(1988)に記載
されており、また、トウモロコシ花粉の微片衝撃により
トランスフォーメーションされたトウモロコシの種子の
生産については、デー.マクケーブ他(D. McCabe et a
l.)のヨーロッパ特許出願公開公報第0270 356号(Euro
pean Patent Application Publication No. 0 270 35
6)に記載されている。
て、微小投射物衝撃は、細胞小器官のトランスフォーメ
ーションに使用されるようになった。微小投射物衝撃に
よる酵母ミトコンドリアのトランスフォーメーション
は、S. Johnston 他の論文、Science 240、1538 (1988)
に記載されており、また、微小投射物衝撃によるクラミ
ドモナス(Chlamidomonas)における葉緑体のトランス
フォーメーションは、J. Boynton 他の論文、Science 2
40、1534 (1988)に記載されている。
ションに対する微片衝撃の使用は、比較的に少ない関心
しか払われていなかった。Sanford 他の論文、Praticul
ateScience and Technology 5、27、35-36 (1987)で
は、微片衝撃を人間の遺伝子治療法へ使用することが示
唆されているが、そのような治療法を行うための組織の
タイプ、または組織の成長段階は示唆されていない。
「生きた細胞及び組織に物質を搬入するための方法及び
そのための装置(Method for Transporting Substances
Into Living Cells and Tissues and Apparatus There
for)」と命名された米国特許出願明細書第06/877,619
号(U. S. Patent Application No.06/877,619)は、微
小投射物衝撃による生物材料の細胞への導入に関連する
ものである。提案されている生物学的物質は、蛍光色素
や放射線標識がなされたプローブ、ウイルス、小器官、
ベシクル、酵素やホルモンなどのタンパク質やDNA、RNA
などの核酸である。そこに記載された手順は、(a)卵
や骨髄細胞、筋肉細胞や表皮細胞での微片衝撃について
は、16ページの5目から6行目までに、(b)人間の組織
または他の動物組織で、表皮組織や臓器組織、腫瘍組織
などでの微片衝撃については、16ページの13行目から14
行目までに、そして(c)骨髄組織の微片仲介トランス
フォーメーションによる鎌型赤血球血症のヒトの遺伝子
治療法については、22ページの8行目から9行目までに記
載されている。
ctric Discharge (Tape of Speechat AAAS meeting mee
ting on Plant Molecular Biology/Genetic Engneering
for Agriculture (VI)(January 1989))において、体
壁を失ったミオシン遺伝子を微片衝撃によって修復する
線虫のトランスフォーメーションについて論じている。
しかしながら、線虫をトランスフォームすることの実用
性は、比較的限られたものである。
の発明の目的は、動物、特に脊椎動物とそれらの組織や
細胞の微小投射物衝撃による治療の新たな利用法を提供
することにある。この発明のさらに特別な目的は、動物
の検体にタンパク質やペプチドを投与する手段として微
小投射物衝撃を使用することである。
面は、あらかじめ選択された脊椎動物細胞に遺伝子を伝
達する方法である。その方法は、最初の段階として微小
投射物を用意することであり、その微小投射物はポリ核
酸配列を運搬し、その配列には5’側から3’側の方向
へ、脊椎動物細胞において機能可能な調節配列と、調節
配列の下流側に位置して転写制御下にある異種接合型遺
伝子(heterologous gene)とが含まれている。その微
小投射物は、細胞を貫通してポリ核酸配列を沈着させる
のに十分な速度で細胞に接触する微小投射物で、あらか
じめ選択された細胞へ向けて加速される。ここで用いら
れた「細胞」「微片」「ポリ核酸配列」などの用語の複
数形は、単数形を包含する意図である。
選択された脊椎動物組織に遺伝子を伝達する方法であ
る。その方法は、最初の段階として微小投射物を用意す
ることであり、その微小投射物はポリ核酸配列を運搬
し、その配列には5’側から3’側の方向へ、脊椎動物
組織において機能可能な調節配列と、調節配列の下流に
位置して転写制御下にある異種接合型遺伝子とが含まれ
ている。微小投射物は、組織の細胞を貫通してポリ核酸
配列を沈着させるのに十分な速度で細胞に接触する微小
投射物で、あらかじめ選択された細胞へ向けて加速され
る。
体(vertabrate subject)のあらかじめ選択された組織
に、インシトゥ(in situ)で遺伝子を伝達する方法で
ある。その方法は、最初の段階として微小投射物を用意
することであり、その微小投射物はポリ核酸配列を運搬
し、その配列には、5’側から3’側方向へ、脊椎動物
組織において機能可能な調節配列と調節配列の下流に位
置して転写制御下にある異種接合型遺伝子とが含まれて
いる。そして微小投射物はその動物検体へ向けて加速さ
れる。その際、その動物検体は微小投射物があらかじめ
選択された組織に接触するように配置され、かつ、前記
微小投射物は組織の細胞を貫通してポリ核酸配列を沈着
させるのに十分な速度で組織の細胞に接触するように構
成されている。
知られている(a)脊椎動物細胞、(b)脊椎動物組
織、及び(c)インシトゥ(in situ)における脊椎動
物組織の微片仲介トランスフォーメーションの最初の実
証を与えている。
検体にタンパク質あるいはペプチドを投与する方法でも
ある。この方法は、微片衝撃でトランスフォーメーショ
ンを施された脊椎動物組織が、カルスの形成、炎症、及
び他の防御応答が驚異的になくなるという我々の発見に
一部基づいている。このように、(細胞がトランスフォ
ーメーションを受けた事による薬効で)トランスフォー
メーション後の細胞から放出されたタンパク質やペプチ
ドは、その細胞が属する動物検体を通り抜けて循環する
ことができ、そして、動物検体内で循環する細胞(例と
して、リンパ球)は、トランスフォーメーション後の細
胞に接近する。この方法で標的の脊椎動物組織(好まし
くは、真皮組織(dermis)または下皮組織(hypodermi
s))が選択され、そして微小投射物が与えられる。そ
の微小投射物はポリ核酸配列を運び、その配列は、5’
側から3’側方向へ、選択された組織内で機能可能な調
節配列と、調節配列の下流に位置し転写制御下にある遺
伝子とを含んでいる。その遺伝子は、タンパク質または
ペプチドをコードしている。そして微小投射物は、組織
の細胞を貫通して、そこにポリ核酸配列を沈着させて、
トランスフォーメーションを受けた組織を作るのに十分
な速度でもって、組織の細胞に接触するように、選択さ
れた標的の組織へ向けて加速される。トランスフォーメ
ーションを受けた組織細胞は、その後動物検体中に維持
される。そして、そのトランスフォーメーションされた
組織細胞は、遺伝子が発現して、その遺伝子によってコ
ードされているタンパク質やペプチドに生理応答(例と
して、内分泌応答や免疫応答)を検体内に生産するのに
十分な数で検体中に存在している。
ue)という用語は、特定の機能を果たすことにおいて同
じように特殊化されて結びついた細胞の集合体を意味す
る。「組織細胞」(tissue cells)という用語は、組織
中に存在している細胞を意味する。「細胞」(cell)と
いう用語は、組織中に存在している(すなわち、「イン
シトゥ(in situ)」の)細胞、またはそれらの起源の
組織から取り出された(すなわち、「インビトロ(in v
itro)」の)細胞を意味する。
いてはインシトゥ(in situ)で衝撃が受けられ、また
は組織から分離されてインビトロ(in vitro)で衝撃が
受けられる。起源の組織については、細胞は好ましくは
インシトゥ(in situ)でトランスフォーメーションさ
れる。トランスフォーメーションされるべき組織は、起
源の動物で、あるいはトランスフォーメーションされる
組織が以後維持されたままとされる動物で、狙う結果に
応じて、インビトロ(in vitro)またはインシトゥ(in
situ)のいずれかで同様に衝撃を受けることが可能で
ある。好ましくは、その組織は、動物内に維持されたま
まのインシトゥでトランスフォーメーションされる。
魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類などの典型的な脊
椎動物である。鳥類(例えば鶏、七面鳥)と哺乳類が好
ましく、特に哺乳類(例えば馬、牛、羊、豚、ヒト)が
最も好ましい。この発明の方法で処理される脊椎動物の
組織と細胞は各対応する起源からのものであるから、好
ましいあるいは最も好ましい組織と細胞の起源は、好ま
しいあるいは最も好ましい動物に対応している。
は別の方法で天然の状態から変更された細胞を除くとい
う条件付きで、どの脊椎動物細胞でも実用化できるであ
ろう。このように、この発明でトランスフォーメーショ
ンを受けるべき細胞は、天然に出現する段階にある細胞
(即ち、初代細胞)で、組織内に存在しているか、イン
ビトロ(in vitro)の組織から離れて存在しているかど
ちらかである。インシトゥ(in situ)で所有している
性質を失わせるのに十分な時間及び/または効果的な条
件下で、インビトロで維持さた細胞は、この発明が関係
する細胞のグループからは、除かれる。
は、分化した細胞が望ましく、最も望ましいのは、皮膚
細胞や下皮細胞(hypodermis cells)、筋肉細胞、神経
細胞、膵臓細胞、肝細胞などの端部が分化した細胞であ
る。皮膚細胞の例としては、基底細胞(basal cell)、真
皮細胞、及び下皮細胞が含まれる。
動物組織は、分化した組織が望ましく、最も望ましいの
は、皮膚組織や下皮組織(hypodermis tissue)、筋肉
組織、神経組織、すい臓組織、肝組織などの端部が分化
した組織である。皮膚組織の例としては、基底細胞層、
真皮、及び下皮が含まれる。
は、遺伝子と調整部位の組み換え構築物である。その構
築物は、プラスミド等やウシ乳頭腫ウイルスベクター等
のゲノムウイルスDNA(文献参照 E.Chen 他の論
文、299 Nature 529 (1982))、レトロウイルスのRN
A配列、上記のものの誘導体、及び合成オリゴヌクレオ
チドのような、どの適切な型も取りうるであろう。DN
A構築物、特にプラスミドが、現在のところ望ましい。
ポリ核酸配列に使われるであろう好ましい遺伝子は、動
物検体で生理的な応答(特に内分泌応答や免疫応答)を
産生するタンパク質やペプチドをコードしている遺伝子
である。遺伝子はトランスフォーメーションを受ける動
物について、相同型でもまたは異種接合型(非相同型)
でもよいし、また相同型遺伝子の修飾型でもよい。
生理応答が、タンパク質やペプチドが検体の循環器系や
リンパ系を通じて移動することを要求するトランスフォ
ーメーションを受けた組織部位から十分に移動した。)
を産生するタンパク質やペプチドをコードしている遺伝
子の例としては、因子(Facter) VIII:Cをコードする
遺伝子、組織プラスミノーゲン活性化因子(Tissue Plas
minogen Activator)やウロキナーゼのようなプラスミノ
ーゲン活性化因子をコードしている遺伝子(例えば、米
国特許明細書第4,370,417号及び第4,558,010号を参
照)、ヒトまたはウシ成長ホルモン等の成長ホルモンを
コードしている遺伝子、インシュリンをコードしている
遺伝子、及び黄体ホルモンの放出ホルモン等の放出因子
をコードしている遺伝子である。
ドによって活性化されたB細胞及びT細胞が、トランス
フォーメーションを受けた組織から移動した部位へ検体
の循環器系およびリンパ系を通ることが可能である。)
を産生するタンパク質やペプチドをコードしている遺伝
子の例は、ミノール他(Minor et al.)の米国特許第4,
857,634号明細書「エンテロウイルスに対するワクチン
に有効なペプチド(Peptides Useful in Vaccination a
gainst Enteroviruses)」、ローズ他(Rose etal.)の
米国特許第4,739,846号明細書「小水泡性口内炎ウイル
スに対するワクチン(Vaccine for Vesicular Stomatit
is Virus)」、ガリベルト他(Galibertet al.)の米国
特許第4,428,941号明細書「B型肝炎ウイルスの表面抗
原をコードするヌクレオチド配列、 前記ヌクレオチド
配列を含むベクター、それらを得るための手法とそれら
により得られた抗原(Nucleotidic Sequence Coding th
eSurface Antigen of the Hepatitis B Virus, Vector
Containing Said Nucleotidic Sequence, Process Allo
wing the Obtention Thereof and antigen Obtained Th
ereby)」、マース他(Maas et al.)の米国特許第4,76
1,372号明細書「突然変異体大腸菌腸毒素(Mutant Emte
rotoxin of E. coli)」に記載されたようなサブユニ
ットワクチンをコードする遺伝子である。
生可能なタンパク質やペプチドを投与する利点は、長期
間において検体に効果的に抗原を提示する能力である。
これは、検体によって急速に消化、除去されるタンパク
質やペプチドの単なる注射とは対照的である。
ペプチドをコードしている他の遺伝子の例としては、α
1アンチトリプシンなどの酵素をコードしている遺伝
子、インシュリンレセプター等のレセプターをコードし
ている遺伝子(参照として、ベル他(Bell et al.,)の
米国特許第4,761,371号明細書)、CD4受容体等のアドヘ
ソン(adhesons)をコードする遺伝子(参照として、ジ
ェネンテック(Genentech)のEPO特許出願公開公報第0,
314,317号「アドヘソン変異体、それらをコードする核
酸、及びそれらからなる組成物(adheson variants, nuc
leic acid encoding them and compositions comprisin
g them)」の公開公報)であって検体内で治療活性を有
する遺伝子、隣接する組織細胞に作用(パラクリン(pa
racrine)様の作用)するか、あるいは分泌されたり分
泌細胞に作用(オートクリン様の作用)したりするタン
パク質あるいはペプチドをコードする遺伝子、及び病原
体で誘導された抗体をコードする遺伝子が挙げられる。
参照としてJ. Sanford and S. Johnston の論文、113
J. Theor. Biol. 395 (1985) 及び J. Sanford の論
文、130 J. Theor. Biol. 469 (1988)を挙げる。
すなわち5’の方に調節配列を含んでいる。その調節配
列は、当該遺伝子の転写を誘導することができるよう
に、遺伝子との機能的な関連においてポリ核酸配列内に
位置している。そのポリ核酸配列内で遺伝子の転写の制
御を行うために用いられているであろう調節配列は、一
般的には、標的とする組織細胞内で機能することのでき
るプロモーターである。プロモーターの例としては、例
えばヒトのα−アクチンプロモーター(参照としてT. M
iwa and L. Kedes の論文、7 Molec. Cell Biol. 2803
(1987)を挙げる。)、ヒトのβ−アクチンプロモーター
(J. Leavitt 他の論文、4 Molec,Cell Biol. 1961 (19
84))、トロポニンT(troponin T)遺伝子プロモータ
ー(参照としてT. Cooper and C. Ordashl の論文、260
J. Biol. Chem. 11140 (1985)を挙げる。)、ヒトのヒ
ートショックタンパク質(heat shoch protein) (HSP)
70プロモーター、ロウス サルコーマ ウイルス(Rous
Sarcoma Virus)のロングターミナルリピート(long T
erminal repeat)のようなレトロウイルスのロングター
ミナルリピート、一般的に見られるRNA腫瘍ウイルス
(R. Weiss, N. Teich, H. Varmus and J. Coffin Eds.
2d ed. 1984)、及びメタロチオニン遺伝子プロモータ
ーである。そのプロモーター及び遺伝子は、トランスフ
ォーメーションされるように、細胞内でまたは組織の細
胞内で機能することができ(すなわち、そのプロモータ
ーは、遺伝子の転写を誘導することができ、そしてその
遺伝子は、翻訳されることのできるmRNA配列のため
にコードされていなければならない。)、機能させるた
めの条件が当該技術分野で知られているものでなければ
ならない。一般的な参照として、R. Old and S. Primro
se 著、Principles of Gene Manipulation (3d Ed. 198
5) を挙げる。組織に関しては、これらの要素は、その
組織内において一つの細胞タイプの中で機能しさえすれ
ばよい。
よい他の調節要素には、細胞に遺伝子が挿入されるその
細胞内で所望の程度の遺伝子の発現を得るために必要
な、当業者によく知られているエンハンサー(enhance
r)、終結配列(termination sequence)、及びポリア
デニル化部位がある。
ション装置は、その装置が酸素呼吸を行っている動物の
処置を行えるように改造されている限り、本発明を実施
する上で用いられることができる。例えば、その装置
は、サンフォルド他の文献「微片衝撃法を用いた細胞及
び組織内への物質の送達」(Sanford et al., Delivery
of Substances into Cells and Tissues using a Parti
cle Bombardment Process, 5 Particulate Science and
Technology 27 (1988))、クレイン他の文献「生きた
細胞へ核酸を送達するための高速微小投射物」(Klein
et al., High-Vel ocity Microprojectiles for Deliver
ing Nucleic Acids into Living Cells, 327 Nature 70
(1987))及びアグラセタスのヨーロッパ特許出願公開
公報第0,270,356号公報(Agracetus European Patent A
pplication Publication No. 0,270,356)でその名称が
「花粉仲介による植物のトランスフォーメーション」
(Pollen-Mediated Plant transformation)である公報
において記載されている。発明者らは商業的に入手可能
な装置を用いた。その装置は、バイオリスチックス株式
会社、108 ラングミューアラボラトリー,コーネル
ビジネス アンド テクノロジー パーク,ブラウン
ロード,イサカ,NY,14850(Biolistics, Inc., 108
Langmuir Laboratory, Conell Buisiness and Technol
ogy Park, BrownRoad, Ithaca. NY, 14850.)から入手
した。この装置は、モデル BPG-4 微片加速装置(Model
BPG-4 Particle Acceleration Apparatus)と称される
もので、本質的にはクラインら(Klein 他の論文、327
Nature 70 (1987))が示したように配置構成されてい
る。図1から図5(図2から図5は改良部分を有する)
に示された装置は、高さ調節可能な停止板支持体13に
よって二つの独立した部屋11,12に分けられた衝撃
チャンバー10を備えている。加速管14は、衝撃チャ
ンバーの上部に取り付けられている。大きな投射物15
は、火薬を充填することによって停止板16に向けて加
速管を下方に放射される。在来の発射装置18及び排気
装置19が設けられている。その停止板16には、まん
中に大きな投射物よりも小さな直径の穴17が形成され
ており、大きな投射物が微小投射物を運び、その大きな
投射物は穴17を狙って発射される。大きな投射物15
が停止板16によって停止されると、微小投射物が穴1
7を通って推進される。標的の組織40は、ここでは動
物検体として概略的に示されており、衝撃チャンバー内
に配置され、穴17を通って推進された微小投射物が標
的の組織の細胞の細胞膜を貫通して、その標的組織の細
胞に運び入れられたDNA構築物を沈着する。衝撃チャ
ンバー10は、空気抵抗が微小投射物を不都合に減速さ
せることがないように、使用する前に、部分的に排気さ
れる。そのチャンバーは、衝撃の間、標的組織が過度に
乾燥しないように、部分的に排気するのみである。水銀
柱約20〜26インチ(約508〜660mmHg)の
間の減圧が好ましい。
(即ち、微片)は、微片の速度及びその微片が移動しな
くてはならない距離を仮定して、トランスフォーメーシ
ョンされてつつある組織細胞の中へ推進されるのに充分
な密度および凝集性を有する如何なる物質で形成されて
もよい。微小投射物を形成する物質の例としては、金
属、ガラス、シリカ、氷、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリカーボネート、及び炭素化合物(例えばグラフ
ァイト、ダイヤモンド)が挙げられるが、それらに限ら
れるものではない。金属微片が現在のところ好ましい。
好適な金属の例としては、タングステン、金、イリジウ
ムが挙げられるが、それらに限られるものではない。そ
の微片は、標的の組織内でそれらが接触する細胞の過度
の破壊を避けるためには充分に小さな大きさであるべき
で、また、標的組織の目的とする細胞まで貫通するのに
必要な慣性を有するのに充分な大きさも必要である。直
径が約1マイクロメートルから約3マイクロメートルの
範囲の金の微片は、インシトゥでの衝撃に好適であり、
(より特別には)直径が約1マイクロメートルのタング
ステンの微片が、インビトロでの筋肉の衝撃に好適であ
る。
されてもよい。用いる正確な沈降パラメーターは、当該
技術分野で知られているように、用いられた微片加速手
方などのファクターに依存して変化するであろう。搬送
体微片は、適宜、EPO出願第0,270,356号明細書の第8欄
に記載されているように、微片上に固定化されたポリ核
酸配列構築物の安定性を上昇させる目的で、ポリリジン
(polylysin)等のカプセル剤で被覆されてもよい。
s)及び下層の真皮(または皮膚角質層(corneum))から
形成されている。更にその真皮の下層にあるのは、通常
ゆるんで柔らかい、下皮と呼ばれるスポンジ層で、ここ
では皮膚の一部分として定義して扱われる。その真皮及
び/または下皮は、トランスフォーメーションの目的が
上記に記載したような動物検体において生理的応答を引
き起こすであろう方法で、動物検体にタンパク質あるい
はペプチドを投与することである場合、組織標的として
好ましい。
の陸居住性の脊椎動物では、表皮は一般に、外側表面か
ら内側表面に向かって次のような層からなっている。即
ち、:(a)角質層(stratum corneum)、あるいは角
質の層(horny layer)で、役に立たなくなって次第に
脱皮し、取り替えられた薄い鱗片状の(平らな)角質化
された細胞からなる層; (b)透明層(stratum luci
dum)、あるいは透明な層(clear layer)で、その中に
はケラチン生成細胞が密に入っており透明で、またその
中には核が存在せず、細胞の輪郭もはっきりしていない
層; (c)顆粒層(stratum granulosum)、あるいは
顆粒細胞の層(granular cell layer)で、そこでケラ
チン化が始まる層; (d)スピノサム層(strarum sp
inosum)、あるいはプリックル細胞の層(prickle cell
layer)で、そこにはリボ核酸の豊富な細胞があり、そ
れによってケラチン化のためのタンパク質の合成が始ま
るようになっている層; そして(e)基底層(syraru
m basale)、あるいは基底細胞の層(basal cell laye
r)で、それは表皮内において有糸分裂を受ける唯一の
細胞である円柱細胞(columnar)の単一の層からなって
いる層である。一般的な参照として、G. Thibodeau の
論文、Anatomy and Physiology、114-19 (1987); R. Fr
andson の論文、Anatomy and Physiology of Farm Anim
als、205-12 (2dEd. 1981); R. Nickel 他の論文、Anat
omy of the Domestic Birds、156-57 (1977)を挙げる。
n)」とも呼ばれ、一般的には表在性の層(stratum supe
rficiale)あるいは乳頭状層(papillary layer)から
なり、それは表皮のすぐ下に存在する。そして、その下
に深在層(stratum profundum)あるいは網状層(retic
ular layer)が存在する。皮膚の動脈、静脈、毛細血
管、及びリンパ管は真皮に集中している。網状層は一般
に、白いコラーゲン繊維、骨格筋、及び不随意筋が絡み
合った密度の高い網状組織を含んでいる。乳頭状の層は
ゆるんだ柔らかな結合組織と薄いコラーゲン性で弾力性
の繊維の細かい網状組織からなっている。
で柔らかいスポンジ構造の層で、脂肪、疎性組織(areol
ar tissue)、及び血管が豊富に存在する。動物の皮膚が
鈍に切開(blunt dissection)されて取り除かれる場合
は、分離は、通常、皮下組織と下層の組織との間に存在
する分割面において生じ、少なくとも皮下組織のいくば
くかの部分が皮膚にくっついて来る。
(a)表皮を通過して微小投射物を推進する(進入させ
る)こと、または(b)動物から皮膚の弁状片を入刀し
て鈍な切開を行うことによって外科的に皮下及び真皮を
露出させ、外側の表面層を通して微小投射物を投射する
ことなく、直接皮下あるいは真皮に微小投射物を推進
し、続いてその動物における皮膚の弁状片を剥した位置
に、その切開した皮膚の弁状片を復元すること、のいず
れでトランスフォーメーションされてもよい。その皮膚
の弁状片は、微小投射物衝撃の間動物につけたままにし
ておくことができるし、あるいは微小投射物衝撃の間小
片として取り外しておき、その後動物に植皮し戻すこと
もできる。皮膚の弁状片を動物から取り外すのであれ
ば、動物の同じ部位に戻すこともできるし、あるいは異
なる部位に戻すこともできる。あるいは違う動物に移植
することも可能である。発明者らは、その皮膚の弁状片
をつけたままにしておくことを好んでいる。発明者ら
は、外科的に真皮を露出させることにより、この微小投
射物が表皮を通過する必要がなくなるため、真皮のトラ
ンスフォーメーションがより大きく起きるということを
見いだした。しかし、その微小投射物が陸居住性の脊椎
動物の表皮を通過して投射しても、相当程度の真皮のト
ランスフォーメーションが起きることも見いだした。
説明される。これらの実施例は、この発明を説明するた
めに記述されたものであり、本発明を限定するものと解
すべきではない。
メーション この実施例は、充分に分化された、非区分的な骨格の筋
管の主な培養物が、DNA−微片受容体を用いてインビト
ロでトランスフォーメーションできることを示してい
る。その導入された遺伝子は急速には退化せず、培養物
の生存中、転写的に活性を維持する(12日間)。
のウマ血清及び5%の胚抽出液を添加したダルベッコの
ミニマム エッセンシャル メディアム(Dulbecco's M
inimum Essential Medium (DMEM))中、ゼラチンで被覆
された60mmのプラスチック皿において11日齢のニワ
トリ胚の胸部筋肉から作成された。フレッシュな培地を
入れることなく5日間経た後、培養物はほとんど完全に
多核性の筋管からなっており、そのいくらかは横の線紋
を示す。ある培養物は、更に、シトシンアラビノシド
(cytosine arabinoside)(ara-C: 1.5から3.0μg/
ml)で処理されて残余が分化してない筋原細胞あるい
は非筋原性の細胞の成長を妨げる。参照としてG. Pulat
h et al., Nature 337, 570 (1989)を挙げる。この段階
(5日間の培養)において、条件づけされた培地は除去
して保存され、そしてそのプレートは真空チャンバー内
に置かれた。タングステン微小投射物(平均直径1μ
m)は、ホタルのルシフェラーゼ遺伝子を有するpHb-LU
C、即ちプラスミド構築物で被覆されており、それは、
J. de Wet et al., Molec. Cell Biol. 7, 725(1987)を
参照でき、ヒトのB−アクチン プロモーター(J. de
Wet et al., Molec. Cell Biol. 4, 1961(1984)参
照)、これらの細胞内で強い構造性の活性を有するプロ
モーターによって運ばれる。それぞれの培養物は、2μ
lの微小投射物の懸濁液で、真空(水銀柱29インチ
(737mmHg))の条件下で、衝撃される。その微
小投射物は、砲身部の上から3cmのところを起点とし
て、#1火薬22内径のカートリッジで加速された。そ
のペトリ皿は、チャンバーの底部に置かれた。微小投射
物を被覆するために用いられる装置、及び方法は、J. S
anford etal., Particulate sci. Technol. 5, 27(198
7)及び、T. Klein et al., Nature327, 70(1987)に記載
されている。この研究においては、予備的な実験が行わ
れ、微片速度、微片の大きさ、微片の成分、及び細胞の
密度について、発明者らの特別な条件のための衝撃後
に、ルシフェラーゼ活性の発現が最大となる条件が確立
された。一旦これらの条件が最適化されてから、表1に
示された実験が行われた。全細胞の溶解物は、衝撃後2
日後の細胞から調整され、過剰のATPの存在下でルシ
フェリンの添加をした後、ルシフェラーゼ活性が、バー
ソルド バイオルマット LB9500C ルミノメーター(B
erthold Biolumat LB9500C luminometer)で測定され
た。J. de Wet et al., Molec. Cell Biol. 7, 725 (19
87)による。これらのデータも表1に示されている。
ンは、標準的な燐酸カルシウム共沈物によって筋管の培
養物のトランスフォーメーションによって得られる活性
よりも10-20培の強度/プレート及び200-400培の強度/
μg DNA であるレポーター遺伝子活性を生成する。参
照としてC. Chen and H. Okayama, Molec. Cell Biol.
7, 2745 (1987)を挙げる。
DNAの時間経過による運命 この実施例は、衝撃の後のさまざまな時間で誘導できる
プロモーターの応答を測定することによって、導入され
たDNAの時間経過後の運命を調べるものである。筋管
は、上記実施例1に記載したようにトランスフォーメー
ションされるが、ヒトのHSP70 プロモーターの制御のも
とで、ホタルのルシフェラーゼ遺伝子を用いてトランス
フォーメーションされる。参照としてB. Wu et al., Pr
oc. Nat. Acad. Sci. USA 83, 629(1986)を挙げる。衝
撃後の第2〜7日目において、ルシフェラーゼ活性は、
37℃(コントロール(対照標準)=C)で維持される
か、あるいは45℃で90分間処理した(熱ショック=
HS)のに引続き、37℃で3時間回復させることで得
られる姉妹培養物内で測定された。
は、トランスフェクトされていない筋管の培養物からの
ならし培地(細胞分裂促進増殖因子の枯渇した培地)
を、2日の間隔で再供給(re-fed)した。第6図は、こ
の期間の間中、導入されたプラスミドの誘導可能な発現
が維持されるということを示している。コントロールの
プレートにおける基底レベルでの発現に比較して計算し
た場合、2日目の培養物(7.9倍の誘導)及び7日目の
培養物(11.9倍の誘導)の間で、その発現において減少
は見られなかった。このように、これらの培養物の生存
期間の間中、プラスミドの機能低下も、異種接合型プロ
モーターの非作用も実質上なかった。
発現の部位 この実施例は、トランス遺伝子の発生が、これら初代培
養物内に残っている単核細胞と区別されて、全体的に分
化された筋管内で起こっているかどうかを決定するため
に行った。分化された筋管の培養物は、実施例1に示さ
れたように、ロウス サルコーマ ウイルスの長い末端
のリピート(pRSV-ADH)(Rous SarcomaVirus long ter
minal repeat (pRSV-ADH))の制御の下で、ドロソフィ
ラ アルコール デハイドロゲナーゼ(Drosophila Alc
ohol Dehydrogenase)(ADH)を含むプラスミド構築物
を用いて、微小投射物衝撃によってトランスフェクトさ
れた。翌日、細胞は、シー.オーダールら(C. ORdahl
et al.)の、Molecular Biology of Muscle Development
547 (C. Emerson et al. Eds. 1986)に記載された方法
によって固定化されて染色され、さらに、非整列の位相
リングを用いた位相差顕微鏡で写真がとられた。
されたが、活性のほとんど大部分は、多核化された融合
筋管内に見いだされた。興味深いことに、筋管の染色に
は二つのパターンが現れていた。ある筋管では、ADH活
性は単一核の周りに場所的に限られて存在し、一方、残
りの多核化された細胞には活性は全く認められなかっ
た。この染色パターンは、これらの細胞内で、個々の核
を取り巻いている空間領域にトランス遺伝子が発現する
のを制限する条件が存在していることを示している。し
かしながら他の筋管では、ADH染色は細胞に均一で一様
に施されていた。このトランス遺伝子発現の拡散パター
ンは、多核が単一の筋管内でトランスフォーメーション
されているということか、あるいはある条件下におい
て、ADHタンパク質がこれらの延長された細胞の全区間
を通じて自由に拡散されているということかを意味して
いる。トランスフォーメーションの起こる頻度から見る
と、後者の説明の方がうまく付く。
ンスフォーメーション 上記の実施例3に示された実験が、骨格筋管の代わりに
インビトロの心臓の細胞が用いられた点を除き、実質的
に同様の方法で繰り返された。陽性の結果は得られなか
った。トランスフォーメーションが起きなかったのは、
用いられた細胞のプレート上に、非常に少ない数の細胞
しかないことによるものと思われる。
代えて全体のマウス横隔膜が用いられた点を除き、実質
的に同様な方法で再度繰り返された。その横隔膜は、一
片のスクリーンを用いて皿の上に平らに置かれ、そのス
クリーンは、重りで下に引っ張られた。トランスフォー
メーションは認められなかった。用いられた1マイクロ
メートルのタングステンの小さな微片が、横隔膜の組織
を貫通するのに充分な運動エネルギーを有していなかっ
たと思われる。
れた要領で、そっくりそのままの動物内における組織の
トランスフォーメーションのために改造された。衝撃チ
ャンバー10に取り付けられたドア20が開かれ、動物
の衝撃のための取り付け部品30または”トラップ(tra
p)”が挿入された。動物衝撃取り付け部品30にはカバ
ープレート31と動物チャンバー32が備えてられてい
る。動物チャンバー32は上面、底面、側面、背面、及
び外側のフランジ33とからなる。そのチャンバー32
は、カバープレート31内に開口部から挿入され、カバ
ープレート31の開口部と動物チャンバー32のフラン
ジの縁部との間に位置するカバープレート31の前面側
に設けた樹脂製のガスケットによって、カバープレート
に対して封止されている。ネジ付きの留め金具34でカ
バープレート31に動物チャンバー32を固定してい
る。衝撃チャンバー10にカバープレート31を封止す
るために、カバープレート31の裏側には、その外側の
縁部から内側に向かって配置された樹脂製のガスケット
が取り付けられている。
口部35が設けられており、動物チャンバー32がこの
衝撃チャンバー10内に取り付けられた時に、その開口
部は停止板16の穴17の中心軸と同軸に整列されてい
る。内側の円筒状で上部と下部が開いたスリーブ36
は、上部の開口部35に連結してシールされている。内
部スリーブ36の底縁部には樹脂製のガスケットが挿入
されている。
面開口部を封止するために取り付けられている。その封
止プレート38には中心孔39が形成されている。トラ
ンスフォーメーションされるべき動物検体40上の組織
表面は、封止プレート38に接触して位置しており、ト
ランスフォーメーションされるべき組織が中心孔39を
通してアクセスできるようになっている。そして封止プ
レート38は、内部スリーブ36の底縁部に接触して配
置され、減圧チャンバー内が減圧にされる。その封止プ
レート38への検体組織の接触、内部スリーブ36への
封止プレート38の接触、動物チャンバー32への内部
スリーブ36の接触、カバープレート31への動物チャ
ンバー32の接触、及び衝撃チャンバー10へのカバー
プレート31の接触はすべて、衝撃チャンバー10内を
封止できるようになっている。組織がチャンバー内に入
りにくいように、スクリーンが封止プレート38の底面
にある中心孔39にかぶせて設けられている。微小投射
物が加速されるときには、封止プレート38に設けた中
心孔39は、微小投射物が中心孔39を通って組織表面
に接触するように位置づけられている。スポンジあるい
は他の間隔保持手段41が、封止プレート38に向かっ
て動物検体を持ち上げるために用いられうる。
うに、除毛剤を用いてマウスの後ろ足からその体毛を取
り除いた。そして、その皮膚は、その位置に残すかまた
は剥すかして、下層の筋肉を露出させた。動物を上記実
施例5において記述した装置の上に置き、後ろ足の皮
膚、あるいは筋肉組織のいずれかが衝撃を受けるように
位置させ、チャンバー内を水銀柱26インチ(660m
mHg)の減圧にして、その組織を1マイクロメートル
のタングステン微小投射物を投射することで衝撃した。
1マイクロメートルのタングステン微片は、筋肉、ある
いは皮膚のいずれかを貫通させるには小さすぎることが
判明した。次いで、3.4マイクロメートルのタングス
テン微片で試みたところ、それは筋肉及び皮膚を貫通す
ることが判った。最適なのは金の微片で、直径1マイク
ロメートルから3マイクロメートルのものであった。
ールスリバーCD1マウス(Charles River CD1 mice)
は、前実施例の中で記述された装置及び手順によってト
ランスフォーメーションされた。直径1マイクロメート
ルから3マイクロメートルの金の微片は、上記したよう
に、沈降法によってpHb-LUCを用いて被覆された。動物
は、ケタミン(ketamine)及びキシラジン(xylazine)
の等量ずつを含む混合物(体重1グラムあたり0.0067m
g)を用いて麻酔がかけられた。標的部位は、後ろ足の
皮膚及び耳であり、それは上記に示したような脱毛を行
って準備された。後ろ足の皮膚に対しては、水銀柱26
インチ(660mmHg)の減圧を行い、耳に対して
は、水銀柱20インチ(508mmHg)の減圧を行っ
た。衝撃の後、その組織はほとんど、あるいは全く損傷
の跡がないように見えた。かすかな茶色の染色が、ほと
んどの動物において微片を含んでいる領域に見られ、ま
れに毛細血管からの皮内出血の小さな(<1mm2)領
域が認められた。トランスフェクション後第1日目の皮
膚及び耳のルシフェラーゼ活性のピークが、1分当りの
カウント数で、図7に示されている。それらの値は、平
均値±標準偏差で表してある。17個の皮膚のサンプル
の活性は、4,699±4,126であり、12個の耳のサンプル
の活性は、47,114±3,679であった。ホトルミネッセン
ス(Photoluminescence)は、抽出液の50マイクロリッタ
ー(皮膚)のサンプル及び25マイクロリッター(耳)の
サンプルと10秒間一体化したものについて、ベルトルド
LB9500 C ルミノメーターセット(Berthold LB 9500 C
luminometer set)で二重に測定された。期間中の皮膚
や耳に対しての平均ルシフェラーゼ活性は、1分当りの
カウント数で下記表2に示されている。
見られず、皮膚のトランスフォーメーションされた領域
に痛みやかゆみの兆候は現れなかった。過去の衝撃を与
えた皮膚の実験においても、組織構造に重要な変化は現
れなかったが、ただ時折、トランスフォーメーションさ
れた部位のリンパ球あるいは多形核白血球に現れたこと
があった。インシトゥにおけるハイブリダイゼーション
の研究で、表皮内にルシフェラーゼmRNAが発現する細胞
の比率は高く(約25%)、真皮及び髪の小胞に発現する
比率は低い(しかし、認識しうる)ことが明らかとなっ
た。
遺伝子の活性 上記実施例7に記載したように、マウスの耳は、1マイ
クロメートルから3マイクロメートルの金の微片上に沈
降させたpGHを用いてトランスフォーメーションされ
た。そのプラスミドpGH は、メタロチオニンプロモータ
ー(metallothioninpromoter)によってドライブされる
ヒトの成長ホルモン(HGH)遺伝子を含んでいる。HGHの局
在レベルは、商業的に入手可能なニコルス インスチチ
ュート アレグロ(商標) HGH ラジオイムノアッセイ
(Nichols Institute Allegro HGH Radioimmunoassay)
を用いて測定された。そのRIAデータは、下記の表3に
示されている。活性は1分間当りのカウント数で表され
ている。
例示であり、この発明を限定するものと解釈すべきでな
い。この発明は、前記の特許請求の範囲の記載により定
義され、かつ、請求の範囲と等価のものも、その範囲に
含まれる意図である。
である。
詳細図で、停止板と挿入のために設けられた動物チャン
バーが示された図である。
の斜視図で、挿入のために装着した封止板を有する動物
チャンバーが示された図である。
投射物の停止板までと微小投射物の停止板から検体まで
の進行経路を示す図である。
撃後の微小投射物と封止板までの微小投射物の進行経路
を示す図である。
トランスフォーメーション後のヒト(human)HSP70プロ
モーターによってもたらされたホタルのルシフェラーゼ
遺伝子の存続熱誘導性を示す図である。
と皮膚の最大ルシフェラーゼ活性を示す図である。
16…停止板、17…穴、18…発射装置、38…封止
プレート、39…中心孔
9)
Claims (32)
- 【請求項1】 あらかじめ選択された脊椎動物細胞に遺
伝子をトランスファーする方法であって、 (a)5’から3’の方向に、前記動物細胞の中で機能
する調節配列及びその調節配列の下流側に位置し転写制
御下にある遺伝子を含むポリ核酸配列を運搬する微小投
射物を提供する段階と、 (b)前記微小投射物が前記脊椎動物細胞を貫通してそ
の中に前記ポリ核酸配列を沈着させるのに充分な速度で
前記細胞に接触するように、前記微小投射物を前記あら
かじめ選択された細胞に向けて加速する段階を含んでな
る方法。 - 【請求項2】 前記あらかじめ選択された細胞が皮膚細
胞であることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 前記皮膚細胞が基底細胞(basal cel
l)、真皮細胞(dermiscell)、下皮細胞(hypodermis
cell)からなるグループから選択された細胞であること
を特徴とする請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】 前記あらかじめ選択された細胞が筋肉細
胞であることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項5】 前記あらかじめ選択された細胞がインビ
トロでトランスフォーメーションされることを特徴とす
る請求項1に記載の方法。 - 【請求項6】 前記微小投射物が、1マイクロメートル
から3マイクロメートルの直径のものであることを特徴
とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項7】 あらかじめ選択された脊椎動物細胞を含
む組織に遺伝子をトランスファーする方法であって、 (a)5’から3’の方向に、前記動物組織の中で機能
する調節配列及びその調節配列の下流側に位置し転写制
御下にある遺伝子を含むポリ核酸配列を運搬する微小投
射物を提供する段階と、 (b)前記微小投射物が前記動物組織の細胞を貫通して
その中に前記ポリ核酸配列を沈着させるのに充分な速度
で前記細胞に接触するように、前記微小投射物を前記あ
らかじめ選択された組織に向けて加速する段階を含んで
なる方法。 - 【請求項8】 前記あらかじめ選択された組織が皮膚組
織であることを特徴とする請求項7に記載の方法。 - 【請求項9】 前記皮膚の組織が、基底細胞層組織(ba
sal cell layer tissue)、真皮組織(dermis tissu
e)、及び下皮組織(hypodermis tissue)からなるグル
ープから選択された組織であることを特徴とする請求項
8に記載の方法。 - 【請求項10】 前記あらかじめ選択された組織が筋肉
組織であることを特徴とする請求項7に記載の方法。 - 【請求項11】 前記あらかじめ選択された組織がイン
ビトロでトランスフォーメーションされることを特徴と
する請求項7に記載の方法。 - 【請求項12】 前記微小投射物は、1マイクロメート
ルから3マイクロメートルの直径のものであることを特
徴とする請求項7に記載の方法。 - 【請求項13】 脊椎動物検体内のあらかじめ選択され
た脊椎動物組織にインシトゥで遺伝子をトランスファー
する方法であって、 (a)5’から3’の方向に、前記動物組織の中で機能
する調節配列及びその調節配列の下流側に位置し転写制
御下にある遺伝子を含むポリ核酸配列を運搬する微小投
射物を提供する段階と、 (b)前記微小投射物があらかじめ選択された組織に接
触するように前記検体を配置して、前記微小投射物が前
記動物組織の細胞を貫通してその中に前記ポリ核酸配列
を沈着させるのに充分な速度で前記組織の細胞と接触す
るように、前記微小投射物を前記脊椎動物検体に向けて
加速する段階を含んでなる方法。 - 【請求項14】 前記あらかじめ選択された組織が皮膚
組織であることを特徴とする請求項13に記載の方法。 - 【請求項15】 前記皮膚組織が、基底細胞層組織(ba
sal cell layer tissue)、真皮組織(dermis tissu
e)、及び下皮組織(hypodermis tissue)からなるグル
ープから選択された組織であることを特徴とする請求項
14に記載の方法。 - 【請求項16】 前記あらかじめ選択された組織が筋肉
組織であることを特徴とする請求項13に記載の方法。 - 【請求項17】 前記微小投射物は、1マイクロメート
ルから3マイクロメートルの直径のものであることを特
徴とする請求項13に記載の方法。 - 【請求項18】 脊椎動物の検体にタンパク質またはペ
プチドを投与する方法であって、 (a)標的の脊椎動物組織を選択する段階と、 (b)5’から3’の方向に、前記選択された標的組織
の中で機能する調節配列及びその調節配列の下流側に位
置し転写制御下にあるタンパク質またはペプチドをコー
ドする遺伝子を含むポリ核酸配列を運搬する微小投射物
を提供する段階と、 (c)前記微小投射物が、前記組織の細胞を貫通してそ
の中に前記ポリ核酸配列を沈着させてその組織細胞にト
ランスフォーメーションを起こすのに充分な速度で前記
組織の細胞と接触するように、前記微小投射物を前記あ
らかじめ選択された標的組織に向けて加速する段階と、 (d)前記遺伝子が発現すると、前記遺伝子によってコ
ードされているタンパク質またはペプチドに対する生理
的な応答を前記検体内に産生するのに充分な数で前記ト
ランスフォーメーションされた組織細胞が前記検体内に
存在しているように、前記トランスフォーメーションさ
れた組織を前記動物検体内に維持する段階を含んでなる
方法。 - 【請求項19】 前記トランスフォーメーションされた
組織細胞は、内部に前記遺伝子が発現すると、前記遺伝
子によってコードされたタンパク質またはペプチドに対
する免疫応答を前記動物検体内に産生することを特徴と
する請求項18に記載の方法。 - 【請求項20】 前記トランスフォーメーションされた
組織細胞は、内部に前記遺伝子が発現すると、前記動物
検体内において、前記遺伝子によってコードされたタン
パク質またはペプチドの全身濃度を増大することを特徴
とする請求項18に記載の方法。 - 【請求項21】 前記遺伝子は成長ホルモンの産生をコ
ードしていることを特徴とする請求項20に記載の方
法。 - 【請求項22】 前記選択された標的組織が、真皮組織
及び下皮組織からなるグループから選択されたことを特
徴とする請求項18に記載の方法。 - 【請求項23】 前記組織はインビトロでトランスフォ
ーメーションされ、そのトランスフォーメーションされ
た組織細胞はその後前記動物検体にトランスファーされ
ることを特徴とする請求項18に記載の方法。 - 【請求項24】 前記組織細胞は前記動物検体において
インシトゥでトランスフォーメーションされることを特
徴とする請求項18に記載の方法。 - 【請求項25】 前記微小投射物は、1マイクロメート
ルから3マイクロメートルの直径のものであることを特
徴とする請求項18に記載の方法。 - 【請求項26】 脊椎動物の検体に、インシトゥでの微
小投射物衝撃によってタンパク質またはペプチドを投与
する方法であって、 (a)検体内に存在する標的の脊椎動物組織、この組織
は真皮組織及び下皮組織からなるグループから選択され
るものである、を選択する段階と、 (b)5’から3’の方向に、前記選択された標的組織
の中で機能する調節配列及びその調節配列の下流側に位
置し転写制御下にあるタンパク質またはペプチドをコー
ドする遺伝子を含むポリ核酸配列を運搬する微小投射物
を提供する段階と、 (c)前記微小投射物が前記選択された標的組織に接触
するように前記検体を配置して、前記微小投射物が前記
標的組織の細胞を貫通してその中に前記ポリ核酸配列を
沈着させて、その組織細胞にトランスフォーメーション
を起こすのに充分な速度で前記標的組織の細胞と接触す
るように、前記微小投射物を前記検体に向けて加速する
段階と、 (d)前記遺伝子が発現すると、前記遺伝子によってコ
ードされているタンパク質またはペプチドに対する生理
的な応答を前記検体内に産生するのに充分な数で前記ト
ランスフォーメーションされた組織細胞が前記検体内に
存在しているように、前記トランスフォーメーションさ
れた組織を前記検体内に維持する段階を含んでなる方
法。 - 【請求項27】 前記トランスフォーメーションされた
組織細胞は、内部に前記遺伝子が発現すると、前記遺伝
子によってコードされたタンパク質またはペプチドに対
する免疫応答を前記動物検体内に起こすことを特徴とす
る請求項26に記載の方法。 - 【請求項28】 前記トランスフォーメーションされた
組織細胞は、内部に前記遺伝子が発現すると、前記動物
検体内において、前記遺伝子によってコードされたタン
パク質またはペプチドの全身濃度を増大することを特徴
とする請求項26に記載の方法。 - 【請求項29】 前記遺伝子は成長ホルモンの産生をコ
ードしていることを特徴とする請求項28に記載の方
法。 - 【請求項30】 前記微小投射物を前記動物検体の表皮
を通って推進されることを特徴とする請求項26に記載
の方法。 - 【請求項31】 更に外科的に組織細胞を露出させる段
階を含み、前記微小投射物を表皮を通過することなく前
記組織細胞の中に推進されることを特徴とする請求項2
6に記載の方法。 - 【請求項32】 前記微小投射物は、1マイクロメート
ルから3マイクロメートルの直径のものであることを特
徴とする請求項26に記載の方法。
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