JP2001103812A - 野菜移植機 - Google Patents
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Abstract
野菜移植機にあって、苗の高速植付けを可能とさせる。 【解決手段】 苗載台(21)から苗取出爪(23)
によって苗(N)を取出して苗植付爪(25)に受継い
で苗植付けを行うようにした野菜移植機において、同一
植付軌跡(B)上で180度位相を異ならせる2つの苗
植付爪(25)を設け、これら2つの苗植付爪(25)
を1組として1条分の苗(N)を植付ける。
Description
の玉ネギ、葉ネギ、白ネギなどの野菜苗を取出して圃場
に植付けるようにした野菜移植機に関する。
イから1つの苗取出爪によって取出した苗を1つの苗植
付爪に受継いで1条分の苗植付けを行っているが、これ
ら爪の作業速度には限界があって速くできないため、玉
ネギなどのような植付株間(8〜10cm)の短い作物
の場合、車速を遅くして(例えば0.2m/s前後)植
付株間の短い作物に対応させる必要があるなどして、作
業能率が極めて悪いという不都合があった。
載台から苗取出爪によって苗を取出して苗植付爪に受継
いで苗植付けを行うようにした野菜移植機において、同
一植付軌跡上で180度位相を異ならせる2つの苗植付
爪を設け、これら2つの苗植付爪を1組として1条分の
苗を植付けて、従来の1つの苗植付爪による1回の苗植
付動作に対し2回の苗植付けを行って、車速を一定とさ
せた場合には従来より苗植付速度を増速させて植付株間
の短い作物に良好に適用させ、また植付株間を一定とさ
せた場合には車速を増速(現状0.2m/s前後に対し
0.3〜0.4m/s)させて苗植付作業の能率を向上
させるものである。
駆動レースの左右両側に配設して、植付駆動ケース左右
両側の植付アームの苗植付爪を2つ1組として1条分の
苗を植付けて、植付駆動ケースにコンパクト且つ左右バ
ランス良好に2つ1組の苗植付爪を配設するものであ
る。
には2つの苗植付爪を略水平に位置保持させて、路上走
行や機体旋回時などの苗植付爪の駆動停止時には、苗植
付爪を略均等高さに保って苗植付爪に損傷のない良好な
作業を行うものである。
いて詳述する。図1は移植機の全体側面図、図2は同全
体平面図、図3は植付部の側面説明図、図4は移植部の
平面説明図であり、図中(1)はエンジン(2)を搭載
する移動機体、(3)は前後スライドフレーム(4)
(5)に機体(1)を左右スライド自在に支持する固定
フレーム、(6)はスライドアーム(7)を介して機体
(1)をスライド動作させる油圧式スライドシリンダ、
(8)はミッションケース(9)からの駆動横軸(1
0)に左右伝動ケース(11)を介し上下揺動自在に支
持する左右の後車輪、(12)は前記固定フレーム
(3)の前端側にアクスルフレーム(13)を介し上下
揺動自在に支持する左右の前車輪、(14)は固定フレ
ーム(3)後端側のスイング軸(15)を介し前後車輪
(12)(8)を上下揺動させる油圧式スイングシリン
ダ、(16)は機体(1)の後方にシャーシフレーム
(17)を介し装設する苗供給装置、(18)は左右の
後車輪(8)間に装設してミッションケース(9)に植
付駆動ケース(19)を介して連結させる苗植付部であ
る苗植付装置、(20)は畝面(M)を鎮圧する左右1
対の鎮圧ローラであり、前記苗供給装置(16)の左右
往復移動する苗載台(21)上の苗トレイ(22)より
1株分のポット苗(N)を箸形苗取出爪(23)でもっ
て取出し、この取出されたポット苗(N)を前記苗植付
装置(18)のマルチカッタ(24)と連動して上下動
するホッパ開孔形苗植付爪(25)に放出供給して、操
向ハンドル(26)操作による機体(1)の走行中畝面
(M)に一定間隔毎のポット苗(N)の植付け(移植)
を行うように構成すると共に、機体(1)の左右スライ
ド調節によって植付条位置の変更などを行うように構成
している。
(14)を動作させて機体(1)を昇降操作する昇降レ
バー、(28)は植付クラッチの入切を行う植付クラッ
チレバー、(29)は走行速度を変速する主変速レバ
ー、(30)は機体(1)を左右方向に位置調節するス
ライド調節レバー、(31)は左右後車輪(8)の駆動
を停止させて機体(1)を旋回操作する左右サイドクラ
ッチレバーである。
(23)及び苗植付爪(25)は、1つの苗載台(2
1)の苗トレイ(22)に対し一定の間隔を有して左右
に並設させ、同位相駆動して1つの苗トレイ(22)か
ら2条分の苗取りと同時2条の苗植付けを行うと共に、
各苗取出爪(23)及び苗植付爪(25)における各1
条分の同一爪運動軌跡(A)(B)上で180度位相を
異ならせて、1つの運動軌跡(A)(B)中で2回の苗
取り及び苗植付けを行うように設けて、苗取速度及び苗
植付速度を略2倍に増速させるように構成している。
(23)は、前記シャーシフレーム(17)側の固定ブ
ラケットに位相調節板(32)を固定させ、一方向に等
速回転させるロータリケース(33)を取出爪駆動軸
(34)を介して調節板(32)に支持させ、駆動軸
(34)を中心としたロータリケース(33)の180
度対称位置に2つの爪ケース(35)の基端爪ケース軸
(36)を取付け、これら爪ケース(35)の先端に苗
取出爪(23)をそれぞれ取付けている。
出爪駆動軸(34)にサンギヤ(37)を遊嵌させ、調
節板(32)にサンギヤ(37)を位相調節自在に固定
させると共に、サンギヤ(37)と同一歯数のアイドル
ギヤ(38)及びプラネタリギヤ(39)を中間軸(4
0)及びケース軸(36)を介してロータリケース(3
3)内に支持させるもので、各ギヤ(37)(38)
(39)を不等速ギヤに設け、中央のサンギヤ(37)
に2つのアイドルギヤ(38)を介し2つのプラネタリ
ギヤ(39)を一列且つ対称に常噛させ、ロータリケー
ス(33)の等速1回転中に同一爪運動軌跡(A)で1
80度位相を異ならせて、交互に苗トレイ(22)より
2株分の苗(N)の取出しを行うように構成している。
閉する爪開閉カム(41)を爪ケース(35)に設ける
もので、爪ケース軸(36)を貫挿させロータリケース
(33)に位置調節自在に固定させる駆動カム軸(4
2)に、連結用ギヤ(43)(44)(45)を介して
開閉カム(41)のカム軸(46)を連結させると共
に、開閉支点軸(47a)(47b)を中心として苗取
出爪(23)の左右爪体(23a)(23b)を開閉す
る開閉アーム(48a)(48b)のローラ(49)に
前記開閉カム(41)の両側カム面(41a)(41
b)を摺接させて、ロータリケース(33)と爪ケース
(35)の相対位置の変化によって爪体(23a)(2
3b)を開閉させ、苗トレイ(22)内への苗取出爪
(23)の突入時に爪体(23a)(23b)を閉とさ
せて苗(N)を挾持する一方、苗取出爪(23)を苗植
付爪(25)との受継ぎ位置まで下動させるとき爪体
(23a)(23b)を開とさせて苗(N)を下方に落
下させるように構成している。
ションケース(9)に連動連結する植付クラッチケース
からの伝動チェン(50)に連結させて、植付クラッチ
のオン時に左右2組(2条分)の苗取出爪(23)を同
位相で駆動して、1つの苗トレイ(22)より2条分の
ポット苗(N)の同時取出しを行うと共に、苗植付爪
(25)に同時受継ぎを行うように構成している。
レーム(17)に固設する左右サイドフレーム(51)
間のガイドレール(52)と横送り駆動軸(53)に左
右往復動自在に支持させると共に、苗載台(21)に縦
送り駆動軸(54)を介し支持する駆動スプロケット
(55)と、遊転軸(56)を介し支持する遊転スプロ
ケット(57)間に張架する縦送りチェン(58)の所
定間隔毎の縦送りピン(59)を苗トレイ(22)のポ
ット底部間に掛合させて、苗載台(21)が左右移動終
端に到達したとき縦送り軸(60)の縦送りカム(60
a)を介して苗トレイ(22)を1ピッチ分縦送りする
ように構成している。
(25)は、ミッションケース(9)左右両側の植付駆
動ケース(19)に取付ける中央1つ及び左右2つの植
付アーム(61)・(62)(63)に2条用2組の4
つの爪(25)を設けたもので、中央植付アーム(6
1)の先端両側に同位相の2つの苗植付爪(25)を、
また左右植付アーム(62)(63)の内側に中央植付
アーム(61)の爪(25)とは位相を180度異なら
せる苗植付爪(25)をそれぞれ1つ設けて、中央植付
アーム(61)と左右植付アーム(62)(63)間に
同一軌跡(B)上で180度位相を異ならせて上下運動
する2組の2条用植付爪(25)を配設するように構成
している。
間の揺動駆動軸(64)を左植付駆動ケース(19)の
出力軸(65)両外側端に180度取付位置の異なるク
ランクアーム(66)を介し連結させると共に、各アー
ム(61)(62)前端の揺動案内軸(67)を、左植
付駆動ケース(19)上部に固設するブラケット(6
8)の支点軸(69)に揺動アーム(70)を介して揺
動自在に支持させて、左植付駆動ケース(19)の出力
軸(65)を中心としたクランクアーム(66)の1回
転中に植付アーム(61)(62)後端の苗植付爪(2
5)の取付軸(71)(72)を楕円形状の植付軌跡
(B)で上下運動させるように構成している。
動軸(64)を右植付駆動ケース(19)の出力軸(6
5)右外側端にクランクアーム(66)を介し連結させ
ると共に、該植付アーム(63)前端の揺動案内軸(6
7)を右植付駆動ケース(19)上部に固設するブラケ
ット(68)の支点軸(69)に揺動アーム(70)を
介して支持させて、右植付駆動ケース(19)の出力軸
(65)を中心としたクランクアーム(66)の1回転
中に植付アーム(63)後端の苗植付爪(25)の取付
軸(72)を楕円形状の植付軌跡(B)で上下運動させ
るように構成している。
(71)の左右外側端及び植付アーム(62)(63)
の取付軸(72)の内側端に爪支持板(73)をそれぞ
れ固定させ、該支持板(73)に苗植付爪(25)の前
後爪体(25a)(25b)を開閉する開閉ロッド(7
4)(75)を支持させ、これらロッド(74)(7
5)に固設する開閉アーム(76)(77)の一端側を
係合軸(78)を介し相互に連結させると共に、開閉ア
ーム(76)(77)の他端側間にバネ(79)を介設
して常時は前後爪体(25a)(25b)を閉保持する
ように構成している。
9)・取付軸(71)(72)は植付アーム(61)
(62)(63)及び揺動アーム(70)に対しそれぞ
れ回動自在に設けるもので、前記ブラケット(68)に
静止固定させる支点軸(69)のスプロケット(80
a)にチェン(80)を介して案内軸(67)のスプロ
ケット(80b)を、また案内軸(67)のスプロケッ
ト(81a)にチェン(81)を介して取付軸(71)
(72)のスプロケット(82b)をそれぞれ連結させ
て、苗植付爪(25)の植付軌跡(B)上の何れの位置
においても常に略一定の垂直姿勢を維持させるように構
成している。
ーム(61)(62)に対し回動自在に設けると共に、
クランクアーム(66)に駆動軸(64)を固定させる
もので、植付アーム(61)(62)内で駆動軸(6
4)に爪開閉カム(82)を固設させ、開閉カム(8
2)の外周カム面(82a)に転接させるローラ(8
3)を植付アーム(61)(62)内のカムリンク(8
4)前端に設けると共に、カムリンク(84)の後端に
固設する揺動軸(85)の左右外側端及び内側端を植付
アーム(61)(62)より外側に突出させて開閉リン
ク(86)の前端に連結させ、該リンク(86)の後端
を軸(87)及びロッド部材(88)を介して前記係合
軸(78)に連結させて、前記係合軸(78)に連結さ
せて、前記クランクアーム(66)の1回転時に前記開
閉カム(82)でもってリンク(84)(86)・係合
軸(78)を介し開閉カム(76)(77)を動作させ
て、爪体(25a)(25b)を開閉するように構成し
ている。
した開閉カム(82)を設けて、クランクアーム(6
6)の1回転運動を利用して植付爪(25)の開閉を行
うことにより、植付爪(25)の開閉位置を軌跡(B)
上で容易に設定可能とさせることができる。
心点となる係合軸(78)をロッド部材(88)で押し
て爪体(25a)(25b)を開閉する構成として、植
付爪(25)の軌跡(B)上の何れの移動位置において
もロッド部材(88)による係合軸(78)の押量を略
一定とさせて、爪体(25a)(25b)の正確な開閉
を行うことができる。
点軸(69)を植付駆動ケース(19)に設けて、植付
装置(18)の構成の簡素化を図るもので、植付装置
(18)のピッチング制御機構にも用いる駆動ケース
(19)の固定ブラケット(68)を利用してより構成
の簡素化を図ることができる。
アーム(61)(62)とを連結する揺動駆動軸(6
4)は、植付アーム(61)(62)内のチェン(8
1)の上下間を挿通させ、駆動軸(64)の両端をベア
リング(64a)を介し植付アーム(61)(62)に
支持させる構成として、簡素な構造のもので強度良好な
軸受を行うことができると共に、チェン(81)に噛合
せるスプロケットを駆動軸(64)に設けることによっ
てチェン張りにも駆動軸(64)を有効に活用すること
ができる。
しない中央植付アーム(61)の駆動軸(64)と右駆
動ケース(19)の出力軸(65)間に、各軸(64)
(65)に遊嵌の連結部材(89)を介設して、これら
アーム(61)及びケース(19)などの相互補強を図
っている。
(61)(63)間に配設する各1組の苗植付爪(2
5)は軌跡(B)上で上下運動するとき、180度位相
差の2つの爪(25)の内側が相互に干渉せず略逆方向
に移動すると共に、図9に示す如く植付クラッチがオフ
の苗植付爪(25)の移動停止時には、2つの爪(2
5)は軌跡(B)の略水平位置に停止させて、2つの爪
(25)を略均等高さに保って、路上走行や機体旋回を
良好とさせている。
ース(19)を苗植付爪(25)と同一の植付条ライン
に配置させると共に、植付アーム(61)(62)(6
3)を植付条間(W)の略中央に配置させ、中央条1つ
の駆動ケース(19)と左右植付アーム(61)(6
2)及び(61)(63)とで形成する左右各1組の1
条用植付ユニット(18a)(18b)を左右対称部品
で且つ兼用部品で構成して、コスト低減やメンテナンス
性を向上させている。
1)から苗取出爪(23)によって苗(N)を取出して
苗植付爪(25)に受継いで苗植付けを行うようにした
苗移植機において、同一苗取出軌跡(A)上で180度
位相を異ならせる2つの苗取出爪(23)を設け、これ
ら2つの苗取出爪(23)を1組として1条分の苗取出
しを行うことによって、従来の1つの苗取出爪(23)
による1回の苗取動作に対し2回の苗取りを行って、車
速を一定とさせた場合には従来より苗取速度を上昇さ
せ、また植付株間を一定とさせた場合には車速を増速さ
せて苗取り作業の能率を向上させることができるもの
で、同一苗植付軌跡(B)上で180度位相を異ならせ
る2つ1組の苗植付爪(25)に、2つ1組の苗取出爪
(23)からの苗(N)を受継いで1条分の苗植付けを
行うことによって、苗載台(21)から苗(N)を取出
して畝面(M)などに植付けるまでの作業を、従来の1
回の植付作業時間内に2回行って、この作業の大巾な能
率向上を図ることができる。
位相を異ならせる2つの苗取出爪(23)を単一のロー
タリケース(33)に爪ケース(35)を介して設ける
と共に、ロータリケース(33)の回転中に爪ケース
(35)を揺動させる不等速ギヤ(37)(38)(3
9)をロータリケース(33)内に設けることによっ
て、ロータリケース(33)1回転中に苗載台(21)
から苗(N)を2回取出すのに必要な苗取軌跡(A)を
容易に保て、簡単な構成のもので従来の1回の取出しに
対し同一時間内で2回の取出しを行って、苗取出し作業
での能率を向上させることができるもので、ロータリケ
ース(33)と爪ケース(35)との相対位置の変化で
もって苗取出爪(23)の開閉を行うことによって、苗
取出爪(23)の苗取軌跡(A)上で苗取出爪(23)
の開閉位置が容易に設定可能となって、苗取出爪(2
3)の苗取出動作に適正に対応させた爪(23)の開閉
を行って、苗(N)の取出精度を向上させることができ
る。
位相を異ならせる2つの苗植付爪(25)を設け、これ
ら2つの苗植付爪(25)を1組として1条分の苗
(N)を植付けることによって、従来の1つの苗植付爪
(25)による1回の苗植付動作に対し2回の苗植付け
を行って、車速を一定とさせた場合には従来より苗植付
速度を増速させて植付株間の短い作物に良好に適用さ
せ、また植付株間を一定とさせた場合には車速を増速
(現状0.2m/s前後に対し0.3〜0.4m/s)
させて苗植付作業の能率を向上させることができる。
ム(61)(62)、(61)(63)を植付駆動レー
ス(19)の左右両側に配設して、植付駆動ケース(1
9)左右両側の植付アーム(61)(62)、(61)
(63)の苗植付爪(25)を2つ1組として1条分の
苗(N)を植付けることによって、、植付駆動ケース
(19)にコンパクト且つ左右バランス良好に2つ1組
の苗植付爪(25)を配設することができると共に、2
つ1組の苗植付爪(25)の駆動停止時には2つの苗植
付爪(25)を略水平に位置保持させることによって、
路上走行や機体旋回時などの苗植付爪(25)の駆動停
止時には、苗植付爪(25)を略均等高さに保って苗植
付爪(25)に損傷や苗植付爪(25)を支障とさせる
ことのない良好な作業を行うことができる。
側に左右植付駆動ケース(19)を配設させ、左右植付
駆動ケース(19)の外側に配設する左右植付アーム
(62)(63)の内側に単一の苗植付爪(25)を設
けると共に、左右植付駆動ケース(19)間に配設する
中央植付アーム(61)の左右両側に左右2つの苗植付
爪(25)を設けて、左右植付アームの苗植付爪(2
5)と中央植付アームの苗植付爪(25)との2つを1
組として1条分の苗植付けを行うことによって、中央植
付アーム(61)によって苗植付爪(25)の1つ分の
植付アームが削減されて重量及びコストの低減を図るこ
とができると共に、狭い植付条間にも良好に適応させる
ことができる。
に取付ける2つの苗植付爪(25)を同位相で駆動する
ように設けることによって、これら2つの苗植付爪(2
5)の作動タイミングを狂わすことなく常に正確に一致
させて、左右植付アーム(62)(63)の苗植付爪
(25)との作動タイミングにも正確に一致可能とさせ
て植付精度を向上させることができるものである。
よる植付アーム(61)(62)(63)の上下動作中
に苗植付爪(25)を開閉させて苗(N)の植付けを行
うようにした野菜移植機において、前記クランクアーム
(66)と植付アーム(61)(62)(63)との相
対位置の変化によって苗植付爪(25)を開閉すること
によって、苗植付爪(25)の開閉位置を爪(25)の
植付軌跡(B)上で容易に設定可能とさせて、苗植付爪
(25)の上下運動にタイミングを合わせた爪(25)
の正確な開閉を行うことができるもので、クランクアー
ム(66)に開閉カム(82)を固定させ、苗植付爪
(25)を開閉する植付アーム(61)(62)(6
3)の開閉アーム(76)(77)にリンク(84)
(86)を介し開閉カム(82)を連結させて、クラン
クアーム(66)の回転に同期して苗植付爪(25)の
開閉を行うことによって、クランクアーム(66)と植
付アーム(61)(62)(63)との相対位置の変化
を開閉カム(82)及びリンク(84)(86)などの
簡単な手段によって苗植付爪(25)に伝えて確実且つ
正確な苗植付爪(25)の開閉を行うことができる。
(73)の後端上方にスクレーパ取付座(90)を一体
的に固定させ、該取付座(90)に固定する支軸(9
1)にアーム(92)を介し苗植付爪(25)の内面に
付着する泥土などを掻き落すゴム板製のスクレーパ(9
3)を支持させるもので、アーム(92)の基端ボス
(94)を支軸(91)に回動自在に取付け、苗植付爪
(25)の後上方に延設させるアーム(92)後端を植
付爪(25)の中心ライン側に折曲げて、苗植付爪(2
5)の中心ライン上にスクレーパ(93)を配置させ、
スクレーパ(93)を下方に押圧する捩りコイルバネ
(95)を前記ボス(94)外周上で取付座(90)と
アーム(92)間に介設すると共に、スクレーパ(9
3)の一定以上の下動を規制するストッパ(96)を取
付座(90)に位置調節自在に取付けて、苗(N)を植
付けた後に開放状態の植付爪(25)が軌跡(B)の上
方に移動するとき、苗(N)を受取って下動するもう一
つの植付爪(25)のスクレーパ(93)を上動する植
付爪(25)内面に摺接させこの内面に付着する泥土な
どを掻き落すように構成している。このように苗(N)
を植付けた後の植付爪(25)が上動し、180度位相
の異なるもう一方の植付爪(25)が下動すると、下動
する側のスクレーパ(93)を上動する側の植付爪(2
5)内面の上方より下方に移動させる状態とさせて交互
に泥土などの掻き落しを行うもので、この場合スクレー
パ(93)は爪(25)の開放によって隙間を拡大させ
る相手爪体(25a)(25b)間を、支障なくアーム
(92)を挿通させて爪体(25a)(25b)内面に
良好に摺接させて泥土などの確実な掻き落しを行うもの
である。
(25)の内面に付着した泥土を掻き落すスクレーパ
(93)を苗植付爪(25)の後上方に取付け、軌跡
(B)上の前方の苗植付爪(25)に取付けるスクレー
パ(93)を後方の苗植付爪(25)内に臨ませて泥土
の除去を行うことによって、スクレーパ(93)を作用
させる苗植付爪(25)の移動方向と逆方向に移動させ
る状態とさせて、苗植付爪(25)とスクレーパ(9
3)との間の速度差を大とさせて良好な泥土の掻き落し
を行うと共に、スクレーパ(93)を植付苗(N)の草
丈より上方に配置させて植付苗(N)に悪影響を与える
ことなど防止することができるもので、スクレーパ(9
3)には泥土の掻き落し方向にバネ力を付勢するバネ
(95)を設けることによって、苗植付爪(25)内面
の泥土の掻き落し作業中、スクレーパ(93)に異常な
力が作用したときにはバネ力に抗してスクレーパ(9
3)を移動方向とは反対方向に移動させ回避させて、ス
クレーパ(93)の耐久性を向上させることができると
共に、スクレーパ性能を安定維持させることができる。
構(97)(98)を用いて苗植付爪(25)を略垂直
姿勢に維持して軌跡(B)上を上下運動させる構成を示
すもので、駆動ケース(19)など本機側に1辺を固定
する揺動アーム(99)及び平行リンク(100)と、
これらアーム(99)及びリンク(100)先端間を連
結する固定側1辺と平行な平行部(101a)を有する
L形リンク(101)とで一方の平行リンク機構(9
7)を形成すると共に、L形リンク(101)の垂直部
(101b)に基端側を連結させる植付アーム(10
2)及び平行リンク(103)と、これらアーム(10
2)及びリンク(103)先端間に連結させる爪取付ア
ーム(104)とでもう一方の平行リンク機構(98)
を形成し、前記クランクアーム(66)を植付アーム
(102)に連結させると共に、苗植付爪(25)を爪
取付アーム(104)に連結させて、苗植付爪(25)
の軌跡(B)上での上下運動時には、常に苗植付爪(2
5)を略垂直姿勢で維持させて、苗受継ぎ及び苗植付け
時の構成を簡素化させると共に、苗受継ぎ及び苗植付作
業を容易且つ高精度に行うように構成したものである。
は、苗載台(21)から苗取出爪(23)によって苗
(N)を取出して苗植付爪(25)に受継いで苗植付け
を行うようにした野菜移植機において、同一植付軌跡
(B)上で180度位相を異ならせる2つの苗植付爪
(25)を設け、これら2つの苗植付爪(25)を1組
として1条分の苗(N)を植付けるものであるから、従
来の1つの苗植付爪(25)による1回の苗植付動作に
対し2回の苗植付けを行って、車速を一定とさせた場合
には従来より苗植付速度を増速させて植付株間の短い作
物に良好に適用させ、また植付株間を一定とさせた場合
には車速を増速(現状0.2m/s前後に対し0.3〜
0.4m/s)させて苗植付作業の能率を向上させるこ
とができるものである。
ム(61)(62)、(61)(63)を植付駆動レー
ス(19)の左右両側に配設して、植付駆動ケース(1
9)左右両側の植付アーム(61)(62)、(61)
(63)の苗植付爪(25)を2つ1組として1条分の
苗(N)を植付けるものであるから、、植付駆動ケース
(19)にコンパクト且つ左右バランス良好に2つ1組
の苗植付爪(25)を配設することができるものであ
る。
動停止時には2つの苗植付爪(25)を略水平に位置保
持させるものであるから、路上走行や機体旋回時などの
苗植付爪(25)の駆動停止時には、苗植付爪(25)
を略均等高さに保って苗植付爪(25)に損傷や苗植付
爪(25)を支障とさせることのない良好な作業を行う
ことができるものである。
Claims (3)
- 【請求項1】 苗載台から苗取出爪によって苗を取出し
て苗植付爪に受継いで苗植付けを行うようにした野菜移
植機において、同一植付軌跡上で180度位相を異なら
せる2つの苗植付爪を設け、これら2つの苗植付爪を1
組として1条分の苗を植付けるように構成したことを特
徴とする野菜移植機。 - 【請求項2】 苗植付爪を有する植付アームを植付駆動
レースの左右両側に配設して、植付駆動ケース左右両側
の植付アームの苗植付爪を2つ1組として1条分の苗を
植付けるように構成したことを特徴とする請求項1記載
の野菜移植機。 - 【請求項3】 2つ1組の苗植付爪の駆動停止時には2
つの苗植付爪を略水平に位置保持させるように構成した
ことを特徴とする請求項1及び2記載の野菜移植機。
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---|---|---|---|
JP28806099A JP4167363B2 (ja) | 1999-10-08 | 1999-10-08 | 野菜移植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP28806099A JP4167363B2 (ja) | 1999-10-08 | 1999-10-08 | 野菜移植機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=17725326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28806099A Expired - Fee Related JP4167363B2 (ja) | 1999-10-08 | 1999-10-08 | 野菜移植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4167363B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101174419B1 (ko) | 2008-11-28 | 2012-08-22 | 대한민국 | 반자동 양파 정식기 |
CN107409565A (zh) * | 2017-08-21 | 2017-12-01 | 山东省农业机械科学研究院 | 一种农业机械用移栽机构及装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1999
- 1999-10-08 JP JP28806099A patent/JP4167363B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR101174419B1 (ko) | 2008-11-28 | 2012-08-22 | 대한민국 | 반자동 양파 정식기 |
CN107409565A (zh) * | 2017-08-21 | 2017-12-01 | 山东省农业机械科学研究院 | 一种农业机械用移栽机构及装置 |
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JP4167363B2 (ja) | 2008-10-15 |
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