JP2001103194A - 通信装置および記憶媒体 - Google Patents
通信装置および記憶媒体Info
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Abstract
た場合であっても、送信先においてジョブ単位の区切り
を簡単に見分けることができるようにする。 【解決手段】 同一の送信先が指定されているジョブ単
位のデータを一括して送信するバッチ送信機能を備えた
ファクシミリ装置であって、CPU1は、同一の送信先
に対してバッチ送信を行うにあたり、ジョブ単位のデー
タごとに指定された送信予定先を管理している。同一の
送信予定先として管理され、バッチ送信の対象となるジ
ョブ単位のデータごとに、CPU1は、カバーページ用
のフロントデータを作成する。そして、CPU1は、同
一の送信予定先として管理され、バッチ送信の対象とな
るジョブ単位のデータを所定のジョブ順に連続して送信
させる際、上記フロントデータをジョブ単位ごとに付加
して送信させる。
Description
ミリ装置や電話装置などの通信装置、およびその通信装
置を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒体に関
する。
真などが記録されている原稿を読み取り手段により読み
取らせ、その読み取り結果(以下、「ページデータ」と
する)を他のファクシミリ装置などとの間で送受信する
ものであるが、一般的に、ページデータの先頭には、発
信元や送信先を示した送付状などといったカバーページ
用のフロントデータを加えて送受信が行われている。こ
のようなフロントデータは、ユーザ自身がカバーページ
用の原稿を作成し、他の原稿の読み取りと一緒に読み取
らせることでフロントデータを作成し、ページデータに
付加するものの他、装置の持つ機能として、操作パネル
上の操作により自動的にフロントデータを付加するカバ
ーページ付加機能が知られている。
は、ユーザにより設定された時刻になると、あらかじめ
メモリなどに保存されたページデータを自動的に指定の
送信先に送信するタイマ送信機能を備えたものがある。
さらに、タイマ送信機能をさらに充実したものとしてバ
ッチ送信機能がある。このバッチ送信機能とは、たとえ
ば、ユーザの一度の読み取り指示により読み取られ、送
信先および送信時刻が指定されている関連ページ一式を
ジョブ単位とし、このようなジョブが予めメモリなどに
複数保存されている場合に、ユーザが設定した送信時刻
に達したジョブがあれば、同一の送信先が指定されてい
る他のジョブであるか否かを判別し、そのような他のジ
ョブがある場合には、一度の通信で一括して送信するも
のである。このようなバッチ送信機能によれば、同一の
送信先に対して複数のジョブ単位のページデータを送信
する場合でも、ジョブ単位ごとにダイヤル発信を行う必
要がなく連続してページデータを送信することができ、
回線使用時間を短くできる。
においてバッチ送信機能を利用する際、一般的なファク
シミリ送信の場合と同様に、発信元のユーザは、ジョブ
単位ごとに送付状を含めてバッチ送信できるが、もちろ
んそのような送付状に相当するカバーページ用のフロン
トデータをページデータに含めるか否かは、ユーザの自
由とされている。つまり、予めフロントデータが付加さ
れた状態でメモリに保存されていれば、フロントデータ
を含めた状態を1つのジョブ単位とみなして送信され
る。しかしながら、バッチ送信の対象となるページデー
タにフロントデータが含まれていない場合、送信先にお
いては、受信したページデータの全てを一つのジョブ単
位とみなしたり、あるいはジョブ単位の区切りが判別し
づらいことから、バッチ送信機能の欠点として指摘され
ていた。
のであって、複数のジョブ単位のデータを一括してバッ
チ送信した場合であっても、送信先においてジョブ単位
の区切りを簡単に見分けることができる通信装置、およ
びその通信装置を制御するためのプログラムを記憶した
記憶媒体を提供することを目的とする。
に、請求項1に記載した発明の通信装置は、同一の送信
先が指定されているジョブ単位のデータを一括して送信
するバッチ送信機能を備えた通信装置であって、上記同
一の送信先に対してバッチ送信を行うにあたり、ジョブ
単位のデータごとに指定された送信予定先を管理する送
信予定情報管理手段と、上記送信予定情報管理手段によ
り同一の送信予定先として管理され、バッチ送信の対象
となるジョブ単位のデータごとに、カバーページ用のフ
ロントデータを作成するフロントデータ作成手段と、上
記送信予定情報管理手段により同一の送信予定先として
管理され、バッチ送信の対象となるジョブ単位のデータ
を所定のジョブ順に連続して送信させる際、上記フロン
トデータ作成手段により作成されたフロントデータをジ
ョブ単位ごとに付加して送信させるバッチ送信制御手段
とを有することを特徴としている。
先に対して一括して送信すべきジョブ単位のデータは、
そのジョブ単位ごとにフロントデータを加えて自動的に
送信されるので、送信先においては、ジョブ単位ごとに
フロントデータを含むデータを連続して受信し、そのよ
うなフロントデータに基づいてカバーページを再現する
ことができ、ジョブ単位のデータを一括してバッチ送信
した場合であっても、送信先では、ジョブ単位の区切り
ごとにカバーページを確認することで簡単にジョブ単位
の区切りを見分けることができる。
は、請求項1に記載の通信装置であって、上記送信予定
情報管理手段は、送信予定先とともに送信予定時刻を管
理しており、上記バッチ送信制御手段は、上記送信予定
情報管理手段により同一の送信予定先および同一の送信
予定時刻として管理されているジョブ単位のデータをバ
ッチ送信の対象として順次送信させている。
記載の通信装置による効果に加えて、ユーザにより同一
の送信予定先が指定されているだけでなく、同一の送信
予定時刻として管理されているジョブ単位のデータをバ
ッチ送信の対象としているので、タイマ送信機能を実現
しつつ、バッチ送信を行うことができ、このような送信
に対してもジョブ単位ごとにフロントデータを付加する
ことができる。
置は、請求項1に記載の通信装置であって、上記送信予
定情報管理手段は、送信予定先とともに送信予定時刻を
管理しており、上記バッチ送信制御手段は、上記送信予
定情報管理手段に管理されているジョブ単位のデータの
送信中に、その送信中のデータと送信予定先が同一で、
かつ送信予定時刻に達した他のジョブ単位のデータがあ
れば、送信中のデータの送信完了後に続けて送信させて
いる。
記載の通信装置による効果に加えて、送信予定情報管理
手段により管理されているジョブ単位のデータの送信中
に、その送信中のデータと送信予定先が同一で、かつ送
信予定時刻に達した他のジョブ単位のデータがあれば、
送信中のデータの送信完了後に続けて送信させているの
で、完全同一の送信予定時刻に設定されていなくても、
バッチ送信の対象として一括して送信することができ、
このような送信に対してもジョブ単位ごとにフロントデ
ータを付加することができる。また、後に送信すべき同
一送信予定先としたデータの送信予定時刻が経過する事
態となっても、送信予定時刻に達したジョブ単位のデー
タを忘れることなく確実に送信することができる。
は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の通信装
置であって、上記バッチ送信制御手段は、上記フロント
データをジョブ単位ごとに付加して送信させる動作、ま
たは上記フロントデータを付加することなくジョブ単位
のデータを順次送信させる動作のいずれか一方を、ユー
ザの設定に応じて選択可能とされている。
いし請求項3のいずれかに記載の通信装置による効果に
加えて、フロントデータをジョブ単位ごとに付加してバ
ッチ送信するか、またはフロントデータを付加すること
なくバッチ送信するかのいずれか一方をユーザが選択す
ることができるので、ユーザの好みに応じてバッチ送信
する際の動作を制限することができる。
置は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の通信
装置であって、上記送信予定情報管理手段に対して送信
予定先を指定する際、ジョブ単位のデータごとに個別に
フロントデータの付加を有効/無効とすることを示す有
効/無効情報を付加管理する機能を備え、上記バッチ送
信制御手段は、バッチ送信の対象となるジョブ単位のデ
ータを所定のジョブ順に連続して送信させる際、上記有
効/無効情報を判断することにより、フロントデータを
二重に送信させることなく所定の送信動作を行ってい
る。
いし請求項4のいずれかに記載の通信装置による効果に
加えて、ジョブ単位のデータごとに送信予定先を指定す
るとともに、個別にフロントデータを有効/無効として
送信すべきことを指定することができ、フロントデータ
を有効とした場合でも、そのフロントデータを重複させ
ることなくバッチ送信することができる。
は、同一の送信先が指定されているジョブ単位のデータ
を一括して送信するバッチ送信機能を備えた通信装置を
制御するためのプログラムを記憶した記憶媒体であっ
て、上記同一の送信先に対してバッチ送信を行うにあた
り、ジョブ単位のデータごとに指定された送信予定先を
管理するための送信予定情報管理プログラムと、上記送
信予定情報管理プログラムに基づいて同一の送信予定先
として管理され、バッチ送信の対象となるジョブ単位の
データごとに、カバーページ用のフロントデータを作成
するためのフロントデータ作成プログラムと、上記送信
予定情報管理プログラムに基づいて同一の送信予定先と
して管理され、バッチ送信の対象となるジョブ単位のデ
ータを所定のジョブ順に連続して送信させる際、上記フ
ロントデータ作成プログラムに基づいて作成されたフロ
ントデータをジョブ単位ごとに付加して送信させるため
のバッチ送信制御プログラムとを含むプログラムを記憶
したことを特徴としている。
プログラムに基づいてCPUを動作させることにより、
請求項1に記載の通信装置の動作を実現することができ
る。
態について図面を参照して具体的に説明する。
形態を示した回路ブロック図である。なお、本実施形態
においては、通信装置の一例としてファクシミリ装置を
適用する。この図に示すファクシミリ装置は、CPU
1、NCU2、RAM3、モデム4、ROM5、EEP
ROM6、ゲートアレイ7、コーデック8、DMAC
9、読取部11、記録部12、操作部13、および表示
部14などを具備して構成されている。CPU1、NC
U2、RAM3、モデム4、ROM5、EEPROM
6、ゲートアレイ7、コーデック8、およびDMAC9
は、バス線15により相互に接続されている。バス線1
5には、アドレスバス、データバス、および制御信号線
が含まれる。ゲートアレイ7には、読取部11、記録部
12、操作部13、および表示部14が接続されてい
る。
する。NCU2は、公衆電話回線16に接続されて網制
御を行う。RAM3は、充電電池などにより電源バック
アップが施されており、CPU1の作業領域や各種の記
憶領域を提供する。モデム4は、ファクシミリデータの
変調や復調などを行う。ROM5は、各種のプログラム
や設定値などのデータを記憶している。EEPROM6
は、各種のフラグや設定情報などを記憶する。たとえ
ば、バッチ送信機能のON/OFFの設定については、
このEEPROM6に記憶される。ゲートアレイ7は、
CPU1の入出力インターフェースとして機能する。コ
ーデック8は、ファクシミリデータの符号化や復号化を
行う。DMAC9は、RAM3へのデータの書き込みや
読み出しを行う。
ら画像を読み取る。記録部12は、たとえばインクジェ
ット方式あるいは熱転写方式などにより、受信したペー
ジデータに基づく画像などを用紙上に印字出力する。操
作部13は、キースイッチ群を備えており、電話番号や
送受信操作などのユーザによる操作を受け付けてCPU
1に伝える。表示部14は、LCDやLEDなどの表示
パネルを備えており、装置全体のステータス情報や設定
情報などを表示する。
ァクシミリ装置は、シリアルケーブルやパラレルケーブ
ルを介してパーソナルコンピュータなどに接続し、プリ
ンタやスキャナなどとして利用できるものである。
装置は、主に文字や写真などの画像を内容とするページ
データを相手先との間で送受信するものであるが、ユー
ザが設定した所定の時刻になると、あらかじめRAM3
などに保存されたページデータを自動的に送信するタイ
マ送信機能を備えている。また、RAM3などに保存さ
れている関連ページ一式をジョブ単位とし、同一の送信
先が指定されているジョブを一括して送信するバッチ送
信機能が備えられている。さらに、バッチ送信機能とタ
イマ送信機能とを併用し、同一の送信先および同一の送
信時刻が設定されているジョブ単位のデータを一括して
送信することもできる。このようなタイマ送信機能、バ
ッチ送信機能に基づく送信予定時刻や送信予定先などに
関する情報は、スケジュール管理情報としてRAM3な
どに記憶されており、このスケジュール管理情報に基づ
いてCPU1が動作を制御する。
連続してバッチ送信する際、ジョブ単位ごとに先頭ペー
ジとなる送付状などのカバーページ用のフロントデータ
が含まれていないと、送信先においては、複数のジョブ
単位の区切りが判別しづらくなる。そこで、本ファクシ
ミリ装置には、バッチ送信機能を補う機能として、自動
的にカバーページ用のフロントデータを作成するととも
に、バッチ送信に際してそのフロントデータをジョブ単
位ごとに加えて送信するカバーページ挿入機能が備えら
れている。このカバーページ挿入機能は、ユーザの設定
に応じて動作不可とすることもできる。また、従来から
のカバーページ付加機能は、このカバーページ挿入機能
とは別に動作可能であり、RAM3内に読み取りデータ
(ページデータ)を保持しない通常送信などに際して
は、操作部13を操作してカバーページ付加機能を動作
させることにより、各送信ごとにその都度カバーページ
用のフロントデータを付加した送信を行うことができ
る。
示した模式図であって、この図を参照して簡単に説明す
ると、たとえばバッチ送信すべき3つのジョブA〜Cが
ある場合、各ジョブA〜Cごとにそれぞれフロントデー
タF1〜F3を付加してページデータが送信待ちの状態
とされる。そして、ジョブA〜Cの順にバッチ送信が開
始されると、送信先では、ジョブA〜Cの順にそれぞれ
カバーページV1〜V3を先頭として原稿A1〜C3が
プリントアウトされる。このようなフロントデータF1
〜F3は、バッチ送信機能の作動中にタイマ送信などの
メモリ送信が指定された場合に、CPU1の制御により
ジョブごとに作成されるものであり、その内容には、対
応するカバーページV1〜V3に記すべき原稿ページ数
などの送付情報が含まれる。したがって、カバーページ
V1には、それに続いて2枚の原稿A1,A2が送付さ
れたことを示すページ数が記され、カバーページV2に
は、1枚の原稿B1に対応するページ数が記され、カバ
ーページV3には、3枚の原稿C1〜C3に対応するペ
ージ数が記される。
してバッチ送信を行うにあたり、ジョブ単位のデータご
とに指定された送信予定先を管理する送信予定情報管理
手段と、送信予定情報管理手段により同一の送信予定先
として管理され、バッチ送信の対象となるジョブ単位の
データごとに、カバーページ用のフロントデータを作成
するフロントデータ作成手段と、送信予定情報管理手段
により同一の送信予定先として管理され、バッチ送信の
対象となるジョブ単位のデータを所定のジョブ順に連続
して送信させる際、フロントデータ作成手段により作成
されたフロントデータをジョブ単位ごとに付加して送信
させるバッチ送信制御手段とを実現している。
れているジョブ単位のデータを一括して送信するバッチ
送信機能を備えた通信装置を制御するためのプログラム
を記憶した記憶媒体であって、上記同一の送信先に対し
てバッチ送信を行うにあたり、ジョブ単位のデータごと
に指定された送信予定先を管理するための送信予定情報
管理プログラムと、上記送信予定情報管理プログラムに
基づいて同一の送信予定先として管理され、バッチ送信
の対象となるジョブ単位のデータごとに、カバーページ
用のフロントデータを作成するためのフロントデータ作
成プログラムと、上記送信予定情報管理プログラムに基
づいて同一の送信予定先として管理され、バッチ送信の
対象となるジョブ単位のデータを所定のジョブ順に連続
して送信させる際、上記フロントデータ作成プログラム
に基づいて作成されたフロントデータをジョブ単位ごと
に付加して送信させるためのバッチ送信制御プログラム
とを含むプログラムを記憶した記憶媒体を実現してい
る。
の動作、特にバッチ送信機能の作動に基づく動作につい
て図面を参照して説明する。
U1の動作手順を示したフローチャート、図4は、バッ
チ送信処理を行うCPU1の動作手順を示したフローチ
ャートである。
ッチ送信機能の作動に伴って、タイマ送信の場合には、
図3に示すタイマ送信のための予約処理が行われる。図
3に示すように、タイマ送信の予約処理を開始するのに
先だって、CPU1は、ユーザによりタイマ送信モード
が選択されたか否かを判断している(S1)。
1:YES)、CPU1は、ユーザにより送信予定時刻
が入力されたか否かを判断する(S2)。
S)、CPU1は、その送信予定時刻をスケジュール管
理情報としてRAM3などに設定保存させる(S3)。
送信予定先の電話番号の入力を促し、それに対してユー
ザにより電話番号の入力がされたか否かを判断する(S
4)。
(S4:YES)、CPU1は、その送信予定先の電話
番号をスケジュール管理情報としてRAM3などに設定
保存させる(S5)。この際、電話番号の入力方法とし
ては、直接電話番号を入力する以外に、あらかじめ電話
帳登録された短縮番号などを入力するようにしても良
い。
するか否か、すなわち上記カバーページ挿入機能を利用
するかの問い合わせを表示部14に表示させ、それに対
してユーザによりカバーページの挿入が指示されたか否
かを判断する(S6)。この際、タイマ送信すべき一つ
のジョブ単位としてユーザによりまとめられた原稿を読
取部11にセットする以外に、すでにRAM3などに記
憶されたジョブ単位のページデータをユーザがキー操作
で指定するようにしても良い。なお、カバーページを挿
入するか否かの問い合わせに対して指示された結果は、
フロントデータの付加の有効/無効情報として送信予定
先などとともに付加管理される。具体的に、カバーペー
ジの挿入が指示された場合には「有効」とし、指示され
ない場合には「無効」とする。ここで、バッチ送信時に
自動的にカバーページを挿入するか否かの問い合わせを
行うのは、後で読み取る原稿の中にカバーページとなる
原稿が既に含まれていると、カバーページ挿入機能によ
り2重にカバーページが付加されることとなり、これを
防ぐためである。
6:YES)、CPU1は、上記読取部11にセットさ
れた原稿、あるいはユーザにより指定されたジョブ単位
のページデータに対し、カバーページ用のフロントデー
タを作成する処理を行う(S7)。このS7において作
成されるフロントデータとは、送付状などと同様の内容
を情報化したものであって、送信枚数や送信元および送
信先の名称、さらにはコメントなどの書誌的事項を情報
内容としたデータをいう。ここで、ユーザが書き込むべ
きコメントなどは、ユーザの書き込み操作に応じてフロ
ントデータとしてRAM3などに格納されるが、送信枚
数などについては、後の処理で自動的にフロントデータ
として格納される。
CPU1は、ユーザによりスタートボタンが押下された
か否かを判断し(S8)、スタートボタンが押下された
場合(S8:YES)、CPU1は、読取部11にセッ
トされた原稿に基づいて読み取りデータを取得し、この
読み取りデータを送信予定のページデータとしてRAM
3などに保存させる(S9)。この際、ページデータの
ページ数がカウントされることで、スケジュール管理情
報に送信枚数が書き加えられる。なお、原稿が読取部1
1にセットされることなく、すでにRAM3などに記憶
されたジョブ単位のページデータが指定されている場合
には、その指定されたページデータが送信予定のデータ
とされる。また、ページデータは、その先頭に送信すべ
き上記フロントデータに対して関連付けられるととも
に、上記スケジュール管理情報にもリンクしている。
指定すべき次のジョブ単位とした送信要求があるか否か
の問い合わせを表示部14に表示させ、それに対してユ
ーザにより次のジョブ単位の送信要求がある場合(S1
0:YES)、再びS6に戻る。こうしてS6からS1
0までの一連の処理が繰り返されることにより、タイマ
送信すべきジョブ単位のデータが順に保存されることと
なる。
求がない場合(S10:NO)、CPU1は、このタイ
マ送信予約処理を終える。
ない場合(S8:NO)、CPU1は、スタートボタン
が押下されるまで次の処理を行わない。
されない場合(S6:NO)、CPU1は、S7のフロ
ントデータ作成処理を行うことなく、S8に移行する。
力されない場合(S4:NO)、CPU1は、その電話
番号が入力されるまで次の処理を行わない。
い場合(S2:NO)、CPU1は、その送信予定時刻
が入力されるまで次の処理を行わない。
れない場合(S1:NO)、CPU1は、このタイマ送
信予約処理を開始することなく待機する。
ジョブ単位のデータが予約されている場合、バッチ送信
機能の動作中であれば、CPU1は、図4に示すバッチ
送信処理を行う。図4に示すように、CPU1は、RA
M3などに設定保存されたスケジュール管理情報に基づ
いて、タイマ送信時刻になったジョブがあるか否かを判
断している(S20)。このようなスケジュール管理情
報には、送信予定時刻、送信予定先の電話話号、送信す
べきページデータ、さらにはフロントデータの有効/無
効情報などが含まれている。
(S20:YES)、CPU1は、スケジュール管理情
報に基づいて、現時点でタイマ送信すべき同一の送信予
定先としたジョブを検索し(S21)、そのようなジョ
ブがあれば順番待ちさせる(S22)。
閉結させた状態とし(S23)、続いてタイマ送信に該
当する送信予定先の電話番号を回線上に送出する(S2
4)。このような処理を経て送信元と送信先との間で回
線閉結状態となると、送信元からは、call信号が断続的
に送出される。
答信号を受信すると(S25:YES)、CPU1は、
RAM3などに設定保存されたジョブのページデータを
1ページずつ送信する処理を行う(S26)。この際、
送信すべきページデータにフロントデータが有効とした
情報が付加されている場合には、ページデータの送信時
に先のS7で作成されたフロントデータが付加されて送
信される。このようにして送信されたページデータは、
RAM3などから消去されるが、後述する処理などによ
って送信されない場合には、継続して保存された状態と
される。
1は、次のページデータが存在するか否かをスケジュー
ル管理情報に基づいて判断する(S27)。
(S27:YES)、CPU1は、ページ終了信号など
を送信先に伝えた後、再びS25に戻ってこのバッチ送
信処理の要部(S25〜S27)を繰り返す。これによ
り、フロントデータの有効/無効情報に応じつつジョブ
単位のページデータを送信するごとに、その先頭ページ
としてフロントデータが送信されることとなり、送信先
では、フロントデータに基づいてカバーページが再現さ
れる。
ージデータがない場合(S27:NO)、すなわち1つ
のジョブの送信が終了した場合、CPU1は、先のS2
2において順番待ちとされ、まだ送信されていないジョ
ブが存在するか否かを判断する(S29)。
O)、CPU1は、最終的に全てのページデータを送信
し終えたとして、このバッチ送信処理の終了を示す手順
終了信号などを回線上に送出し(S30)、その後、公
衆電話回線16から開放した状態として(S31)、こ
のバッチ送信処理を終えて待機状態となる。
ちのジョブが存在する場合(S29:YES)、CPU
1は、S25に戻ってそのジョブのページデータの送信
準備を整える。これにより、タイマ送信の送信時刻とな
ったジョブと同一送信予定先を有するジョブが一括して
送信される。
信しない場合(S25:NO)、CPU1は、送信先と
交信することなく、S30に移ってバッチ送信処理を行
わない。
ジョブがない場合(S20:NO)、CPU1は、この
バッチ送信処理を開始させることなく、タイマ送信時刻
になるまで待機状態を続ける。
クシミリ装置によれば、同一の送信先に対して送信すべ
きジョブ単位のページデータは、そのジョブ単位ごとに
フロントデータを加えて送信されるので、送信先におい
ては、ジョブ単位ごとにフロントデータを有したデータ
を連続して受信し、そのようなフロントデータに基づい
て先頭にカバーページを再現することができ、ジョブ単
位のデータを一括してバッチ送信した場合であっても、
送信先では、ジョブ単位の区切りごとにカバーページを
確認することで簡単にジョブ単位の区切りを見分けるこ
とができる。
てタイマ送信の予定時刻に達したジョブと同一の送信先
を有するジョブであれば、個々のジョブのタイマ送信の
予定時刻に関係なくバッチ送信の対象とし、一括して送
信する場合を示したが、これに限定されるものではな
い。たとえば、図4中のS21において、同一送信先を
有するジョブを検索する代わりに、同一送信先であって
タイマ送信の時刻も同一時刻に設定されているジョブを
バッチ送信の対象として検索し、一括して送信するよう
に構成してもよい。この場合には、タイマ送信の機能を
維持しつつバッチ送信を行うことができ、ユーザにより
設定された送信時刻を重視した送信を実現することがで
きる。さらに、完全に同一時刻でなくても、所定の時間
幅を定めておき、その時間幅内(たとえば30分内)で
タイマ送信の時刻が到達する同一送信先を有するジョブ
があれば、バッチ送信の対象とするように構成してもよ
い。
データの送信中にタイマ送信の予定時刻に達するジョブ
を考慮して、図5に示すような処理としてもよい。
がほぼ同一のフローチャートであるが、S49におい
て、送信されていない順番待ちのジョブが存在する場合
(S49:YES)、CPU1は、同一の送信先で、か
つ送信予定時刻を経過したジョブがあるか否かを判断す
る(S52)。
(S52:YES)、CPU1は、そのジョブを順番待
ちに追加し(S53)、その後S45に戻る。
い場合(S52:NO)、CPU1は、図4のS29:
YESの場合と同様にS45に戻って次のジョブのペー
ジデータの送信準備を整える。
中におけるタイマ送信予約の場合に、自動的にカバーペ
ージ挿入機能を動作させ、タイマ送信の予約が実行され
るごとにカバーページを挿入するかの問い合わせを行い
(S6,S7)、カバーページ用のフロントデータの自
動付加を積極的に行うように構成したが、バッチ送信機
能の作動中であっても、カバーページ挿入機能を動作さ
せないように、カバーページ挿入機能のON/OFFを
切り換え可能に構成してもよい。これにより、ユーザの
希望に応じた利用形態を選択させ、使い勝手を向上させ
ることができる。また、バッチ送信機能が作動していな
い場合には、カバーページ用挿入機能を自動的にオフに
してS6,S7の処理を省略することにより、タイマ送
信の予約においてもカバーページ付加機能で対応するよ
うに構成してもよい。
原稿の読み取りを開始する前に、フロントデータの作成
を行うように構成されているが、フロントデータを作成
するタイミングはこれに限定されるものではなく、読み
取りを行った後であってもよく、実際にタイマ送信が実
行される直前であってもよい。また、フロントデータを
送る順序も、結果的に送信先においてページデータの出
力の上にフロントデータの出力が位置するようであれ
ば、どのような順序であってもよい。
間で交信する場合について説明したが、送信先の受信端
末は、特にファクシミリ装置に限定されるものではな
く、ファクシミリ機能を備えたパーソナルコンピュータ
などであっても良い。
た発明の通信装置によれば、同一の送信先に対して一括
して送信すべきジョブ単位のデータは、そのジョブ単位
ごとにフロントデータを加えて自動的に送信されるの
で、送信先においては、ジョブ単位ごとにフロントデー
タを含むデータを連続して受信し、そのようなフロント
データに基づいてカバーページを再現することができ、
ジョブ単位のデータを一括してバッチ送信した場合であ
っても、送信先では、ジョブ単位の区切りごとにカバー
ページを確認することで簡単にジョブ単位の区切りを見
分けることができる。
によれば、請求項1に記載の通信装置による効果に加え
て、ユーザにより同一の送信予定先が指定されているだ
けでなく、同一の送信予定時刻として管理されているジ
ョブ単位のデータをバッチ送信の対象としているので、
タイマ送信機能を実現しつつ、バッチ送信を行うことが
でき、このような送信に対してもジョブ単位ごとにフロ
ントデータを付加することができる。
置によれば、請求項1に記載の通信装置による効果に加
えて、送信予定情報管理手段により管理されているジョ
ブ単位のデータの送信中に、その送信中のデータと送信
予定先が同一で、かつ送信予定時刻に達した他のジョブ
単位のデータがあれば、送信中のデータの送信完了後に
続けて送信させているので、完全同一の送信予定時刻に
設定されていなくても、バッチ送信の対象として一括し
て送信することができ、このような送信に対してもジョ
ブ単位ごとにフロントデータを付加することができる。
また、後に送信すべき同一送信予定先としたデータの送
信予定時刻が経過する事態となっても、送信予定時刻に
達したジョブ単位のデータを忘れることなく確実に送信
することができる。
によれば、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の
通信装置による効果に加えて、フロントデータをジョブ
単位ごとに付加してバッチ送信するか、またはフロント
データを付加することなくバッチ送信するかのいずれか
一方をユーザが選択することができるので、ユーザの好
みに応じてバッチ送信する際の動作を制限することがで
きる。
置によれば、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載
の通信装置による効果に加えて、ジョブ単位のデータご
とに送信予定先を指定するとともに、個別にフロントデ
ータを有効/無効として送信すべきことを指定すること
ができ、フロントデータを有効とした場合でも、そのフ
ロントデータを重複させることなくバッチ送信すること
ができる。
によれば、記憶されたプログラムに基づいてCPUを動
作させることにより、請求項1に記載の通信装置の動作
を実現することができる。
回路ブロック図である。
である。
を示したフローチャートである。
たフローチャートである。
たフローチャートである。
Claims (6)
- 【請求項1】 同一の送信先が指定されているジョブ単
位のデータを一括して送信するバッチ送信機能を備えた
通信装置であって、 上記同一の送信先に対してバッチ送信を行うにあたり、
ジョブ単位のデータごとに指定された送信予定先を管理
する送信予定情報管理手段と、 上記送信予定情報管理手段により同一の送信予定先とし
て管理され、バッチ送信の対象となるジョブ単位のデー
タごとに、カバーページ用のフロントデータを作成する
フロントデータ作成手段と、 上記送信予定情報管理手段により同一の送信予定先とし
て管理され、バッチ送信の対象となるジョブ単位のデー
タを所定のジョブ順に連続して送信させる際、上記フロ
ントデータ作成手段により作成されたフロントデータを
ジョブ単位ごとに付加して送信させるバッチ送信制御手
段とを有することを特徴とする通信装置。 - 【請求項2】 上記送信予定情報管理手段は、送信予定
先とともに送信予定時刻を管理しており、上記バッチ送
信制御手段は、上記送信予定情報管理手段により同一の
送信予定先および同一の送信予定時刻として管理されて
いるジョブ単位のデータをバッチ送信の対象として順次
送信させている、請求項1に記載の通信装置。 - 【請求項3】 上記送信予定情報管理手段は、送信予定
先とともに送信予定時刻を管理しており、上記バッチ送
信制御手段は、上記送信予定情報管理手段に管理されて
いるジョブ単位のデータの送信中に、その送信中のデー
タと送信予定先が同一で、かつ送信予定時刻に達した他
のジョブ単位のデータがあれば、送信中のデータの送信
完了後に続けて送信させている、請求項1に記載の通信
装置。 - 【請求項4】 上記バッチ送信制御手段は、上記フロン
トデータをジョブ単位ごとに付加して送信させる動作、
または上記フロントデータを付加することなくジョブ単
位のデータを順次送信させる動作のいずれか一方を、ユ
ーザの設定に応じて選択可能とされている、請求項1な
いし請求項3のいずれかに記載の通信装置。 - 【請求項5】 上記送信予定情報管理手段に対して送信
予定先を指定する際、ジョブ単位のデータごとに個別に
フロントデータの付加を有効/無効とすることを示す有
効/無効情報を付加管理する機能を備え、 上記バッチ送信制御手段は、バッチ送信の対象となるジ
ョブ単位のデータを所定のジョブ順に連続して送信させ
る際、上記有効/無効情報を判断することにより、フロ
ントデータを二重に送信させることなく所定の送信動作
を行っている、請求項1ないし請求項4のいずれかに記
載の通信装置。 - 【請求項6】 同一の送信先が指定されているジョブ単
位のデータを一括して送信するバッチ送信機能を備えた
通信装置を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒
体であって、 上記同一の送信先に対してバッチ送信を行うにあたり、
ジョブ単位のデータごとに指定された送信予定先を管理
するための送信予定情報管理プログラムと、 上記送信予定情報管理プログラムに基づいて同一の送信
予定先として管理され、バッチ送信の対象となるジョブ
単位のデータごとに、カバーページ用のフロントデータ
を作成するためのフロントデータ作成プログラムと、 上記送信予定情報管理プログラムに基づいて同一の送信
予定先として管理され、バッチ送信の対象となるジョブ
単位のデータを所定のジョブ順に連続して送信させる
際、上記フロントデータ作成プログラムに基づいて作成
されたフロントデータをジョブ単位ごとに付加して送信
させるためのバッチ送信制御プログラムとを含むプログ
ラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27557399A JP4055301B2 (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 通信装置および記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27557399A JP4055301B2 (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 通信装置および記憶媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001103194A true JP2001103194A (ja) | 2001-04-13 |
JP4055301B2 JP4055301B2 (ja) | 2008-03-05 |
Family
ID=17557346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27557399A Expired - Fee Related JP4055301B2 (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 通信装置および記憶媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4055301B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002358178A (ja) * | 2001-06-04 | 2002-12-13 | Casio Comput Co Ltd | 印刷制御装置及びプログラム |
JP2005295275A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Toshiba Solutions Corp | 文書送受信方法および文書送受信システム |
JP2008293304A (ja) * | 2007-05-25 | 2008-12-04 | Murata Mach Ltd | データ処理装置、画像処理システム、コンピュータプログラム |
-
1999
- 1999-09-29 JP JP27557399A patent/JP4055301B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2005295275A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Toshiba Solutions Corp | 文書送受信方法および文書送受信システム |
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---|---|
JP4055301B2 (ja) | 2008-03-05 |
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