JP2001103041A - 無線通信方法及び無線通信システム - Google Patents

無線通信方法及び無線通信システム

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JP2001103041A
JP2001103041A JP27598499A JP27598499A JP2001103041A JP 2001103041 A JP2001103041 A JP 2001103041A JP 27598499 A JP27598499 A JP 27598499A JP 27598499 A JP27598499 A JP 27598499A JP 2001103041 A JP2001103041 A JP 2001103041A
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Toshiaki Sasaki
利明 佐々木
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最適周波数及びデータ伝送速度を容易に選択
し、更に刻々変化する通信空間状態に適用する最適周波
数及びデータ伝送速度とすることができ、高品質のデー
タ通信を実現する無線通信方法及び無線通信システムを
提供する。 【解決手段】 発信局装置が、予め通信周波数とデータ
伝送速度を複数記憶しておき、受信局装置に対して特定
の通信周波数とデータ伝送速度を通知し、当該通知した
通信周波数とデータ伝送速度で折返し試験データを受信
局装置に送信し、受信局装置から返信された折返し試験
データについて誤り率を測定し、当該動作を記憶されて
いる複数の通信周波数とデータ伝送速度について行い、
測定された誤り率が最も小さい通信周波数とデータ伝送
速度を最適周波数及び最適データ伝送速度として選択す
る無線通信方法及び無線通信システムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発信局装置と受信
局装置との間で無線を利用したデータ通信を行う無線通
信方法に係り、特に、データ通信における最適な通信周
波数及び最適なデータ伝送速度を容易に選択できる無線
通信方法及び無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】無線通信システムについて図5を用いて
説明する。図5は、無線通信システムの概略構成図であ
る。無線通信システムは、図5に示すように、発信局装
置20と、受信局装置30とから構成され、各々設けら
れたアンテナ(空中線)を介してデータ通信を無線で行
うようになっている。そして、発信局装置20と受信局
装置30との間での無線通信では、使用周波数とデータ
伝送速度を特定して、データ通信を行うようになってい
る。
【0003】従来、発信局装置20と受信局装置30と
の間の通信周波数とデータ伝送速度は、発信局装置20
のオペレータが複数の周波数と複数のデータ伝送速度の
中から選択し、これに対して受信局装置30のオペレー
タが何らかの連絡を受けて、発信側の通信周波数とデー
タ伝送速度を設定するようになっていた。
【0004】具体的には、発信局装置20のオペレータ
は通信周波数とデータ伝送速度を選択すると、受信局装
置30のオペレータに連絡し、受信局装置30のオペレ
ータが当該選択された通信周波数とデータ伝送速度に受
信局装置30を設定し、更に発信局装置20のオペレー
タがテストデータを受信局装置30に送信し、受信局装
置30ではそのテストデータを受信してデータ品質を目
視等で確認検査を行う。
【0005】ここで、データ品質が良好であればこの設
定した通信周波数とデータ伝送速度を用いてデータ通信
を行うことになるが、データ品質が良好でなければ、再
度、発信局装置20のオペレータが通信周波数及びデー
タ伝送速度の選択を行い、以上の作業を繰り返すことに
なる。
【0006】尚、最適周波数を選択する技術として、平
成10年(1998年)11月4日公開の特開平10−
294685号「運用周波数選択方式」(出願人:国際
電気株式会社、発明者:伊藤裕)がある。この発明は、
送信無線局が運用周波数を切り替えながら誤り訂正符号
付きダミーコードと送信周波数切替コードを送信し、受
信無線局が上記ダミーコードから誤りの一番少ないもの
を最適運用周波数として判定するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の無線通信システムでは、発信局装置のオペレータが
通信周波数及びデータ伝送速度を選択し、受信局装置の
オペレータが連絡を受けて設定する等の作業を必要とす
るため、多大な負荷と時間を要し、更に選択した通信周
波数とデータ伝送速度が必ずしも現在の空間状態に最適
なものとはならないという問題点があった。
【0008】また、周波数の違いによる電波伝播は刻々
と変化するため、一度選択した最適周波数が次の通信時
に最適周波数となるとは限らず、また、データ伝送速度
においても空間状態が悪くなった場合に高速でデータ通
信を行うとデータの誤りが多くなってしまい、低速な伝
送速度に切り替えることが必要となり、頻繁に通信周波
数及びデータ伝送速度の変更を行う手間が掛かるという
問題点があった。
【0009】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、最適周波数及びデータ伝送速度を容易に選択し、更
に刻々変化する通信空間状態に適用する最適周波数及び
データ伝送速度とすることができ、高品質のデータ通信
を実現する無線通信方法及び無線通信システムを提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための本発明は、発信局装置と受信局装置との間
で無線を利用したデータ通信を行う無線通信方法におい
て、発信局装置が、予め通信周波数とデータ伝送速度を
複数記憶しておき、受信局装置に対して特定の通信周波
数とデータ伝送速度を通知し、当該通知した通信周波数
とデータ伝送速度で試験データを受信局装置に送信し、
受信局装置から返信された試験データについて誤り率を
測定し、当該動作を記憶されている複数の通信周波数と
データ伝送速度について行い、測定された誤り率が最も
小さい通信周波数とデータ伝送速度を最適周波数及び最
適データ伝送速度として選択する無線通信方法及び無線
通信システムとしており、最適周波数及びデータ伝送速
度を容易に選択でき、高品質のデータ通信を実現できる
ものである。
【0011】また、本発明は、上記無線通信方法及び上
記無線通信システムの動作が、発信局装置の特定スイッ
チの操作時又は電源オン時又は定期的に起動するように
しており、最適周波数及びデータ伝送速度を容易に選択
でき、更に刻々変化する通信空間状態に適用する最適周
波数及びデータ伝送速度とすることができ、高品質のデ
ータ通信を実現できるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。尚、以下で説明する機能実現
手段は、当該機能を実現できる手段であれば、どのよう
な回路又は装置であっても構わず、また機能の一部又は
全部をソフトウェアで実現することも可能である。更
に、機能実現手段を複数の回路によって実現してもよ
く、複数の機能実現手段を単一の回路で実現してもよ
い。
【0013】本発明の実施の形態に係る無線通信方法
は、発信局装置と受信局装置との間で無線を利用したデ
ータ通信を行う無線通信方法において、発信局装置が、
予め通信周波数とデータ伝送速度を複数記憶し、受信局
装置に対して特定の通信周波数とデータ伝送速度を通知
し、当該通知した通信周波数とデータ伝送速度で試験デ
ータを受信局装置に送信し、受信局装置から返信された
試験データについて誤り率を測定し、上記動作を記憶さ
れている複数の通信周波数とデータ伝送速度について行
い、測定された誤り率が最も小さい通信周波数とデータ
伝送速度を最適周波数及び最適データ伝送速度として選
択するものである。これにより、最適周波数及びデータ
伝送速度を容易に選択でき、高品質のデータ通信を実現
できるものである。
【0014】また、本発明の実施の形態に係る無線通信
方法は、上記無線通信方法を発信局装置の特定スイッチ
の操作時又は電源オン時又は定期的に起動するものであ
る。これにより、最適周波数及びデータ伝送速度を容易
に選択でき、更に刻々変化する通信空間状態に適用する
最適周波数及びデータ伝送速度とすることができ、高品
質のデータ通信を実現できるものである。
【0015】本発明に係る無線通信システムは、図5に
示した従来の無線通信システムと同様に、発信局装置2
0と受信局装置30とから構成されている。但し、発信
局装置20における最適周波数及び最適伝送速度選択の
ための構成及び動作が異なり、それに伴い、受信局装置
30における最適周波数及び最適伝送速度選択のための
動作が異なっている。
【0016】まず、本発明に係る無線通信システムの発
信局装置の構成について図1を使って説明する。図1
は、本発明に係る無線通信システムの発信局装置の構成
ブロック図である。本発明の無線通信システムの発信局
装置(本発信局装置)は、制御部1と、ROM2と、R
AM3と、操作・表示部4と、バックアップメモリ5
と、周波数切替部6と、変調部7と、復調部8と、送信
部9と、受信部10と、アンテナ11とから構成されて
いる。
【0017】次に、本発信局装置の各部について具体的
に説明する。制御部1は、CPUを使用し、ROM2に
格納されているプログラムコードを読み出して制御プロ
グラムを実行するもので、無線送信機としての一般的な
送信制御処理に加えて、本発明の特徴部分である周波数
及び伝送速度の最適化処理を行うものである。
【0018】制御部1で実行される制御プログラムにお
ける周波数及び伝送速度の最適化処理の概要を説明す
る。発信局装置において、目的とする相手局(受信局装
置)の選択操作を行い、周波数及び伝送速度最適化の実
行を指示するSW等が操作されると、予め設定されてい
る試験を行う周波数及び伝送速度を順に選択して、その
情報を受信局装置に送信して知らせ、選択した周波数及
び伝送速度で折返し試験データを送信し、受信局装置か
ら折返して送られてきた折返し試験データを受信して誤
り率を測定し、全ての周波数及び伝送速度について誤り
率の測定が終了したなら、最も誤り率の小さかった周波
数及び伝送速度を最適周波数及び最適伝送速度として選
択し、その情報を受信局装置に送信して知らせ、以降最
適周波数及び最適伝送速度でデータの送信を行うもので
ある。尚、詳しい処理動作については、後述する。ま
た、周波数及び伝送速度の最適化処理は、装置の電源投
入時に実行されるようにしても良いし、定期的に実行さ
れるようにしても構わない。
【0019】従って、発信局装置の制御部1で実行され
る制御プログラムは、試験を行う周波数及び伝送速度が
予め設定(記憶)されている記憶手段と、その情報を順
に選択して受信局装置に送信(通知)する通知手段と、
受信局装置から折り返して送られてきた折返し試験デー
タを受信する受信手段と、受信した折返し試験データの
誤り率を測定する測定手段と、全ての周波数及び伝送速
度について最も誤り率の小さかった周波数及び伝送速度
を最適周波数及び最適伝送速度として選択し、その情報
を受信局装置に送信して知らせる選択手段とを備えてい
る。
【0020】ROM2は、制御部1で実行されるプログ
ラムコードが格納されているものである。RAM3は、
制御部1で実行されるプログラムが、各制御を実行する
一時記憶場所として使用するもので、揮発性RAM又は
不揮発性RAMである。そして、本RAM3には、後述
するバックアップメモリ5に記憶された周波数のサーチ
範囲及び伝送速度の切替情報に基づき、周波数及び伝送
速度の最適化処理の際に試験を行う周波数及び伝送速度
の組み合わせとそれに対する受信データの誤り測定結果
を記憶する誤り率測定結果データテーブルが一時的に格
納されるようになっている。
【0021】ここで、誤り率測定結果データテーブルの
具体的例について、図2を用いて説明する。図2は、本
発信局装置における誤り率測定結果データテーブルのフ
ォーマット図である。尚、図2では周波数がN種類、伝
送速度が3種類設定されている例が示されている。本発
信局装置の誤り率測定結果データテーブルは、図2に示
すように、各周波数に対する各伝送速度の組み合わせが
テーブルとしてもたれ、各組み合わせに対して測定結果
であるところの誤り率が格納されるようになっている。
【0022】尚、周波数及び伝送速度は、予め操作・表
示部4から入力されバックアップメモリ5に格納された
周波数のサーチ範囲や伝送速度の切り換え範囲の情報に
従って、実際に試験を試みる周波数値及び伝送速度値
を、最適化処理の際にRAM3上の本テーブルに展開す
るようにしても良いし、予め図2に示した形でバックア
ップメモリ5上に記憶しておくようにしても構わない。
また、最適化処理の際に展開するのではなく、装置の動
作開始時に展開しておくようにしても構わない。
【0023】操作・表示部4は、通信条件を設定するた
めのキー入力やその設定表示や動作モニタに使用される
一般的な、操作及び表示部である。本発明においては、
周波数及び伝送速度の最適化処理の際の、周波数のサー
チ範囲や伝送速度の切り換え範囲の情報を入力設定する
のにも使用される。バックアップメモリ5は、操作・表
示部4から入力された周波数及び伝送速度の最適化処理
の際の、周波数のサーチ範囲や伝送速度の切り換え範囲
の情報を記憶しておくものである。尚、周波数のサーチ
範囲や伝送速度の切り換え範囲の情報に従って、試験的
に選択される周波数の値及び伝送速度の値の組み合わせ
をテーブルの形で記憶しておくようにしても構わない。
【0024】周波数切替部6は、制御部1から出力され
る周波数データに従って送受信の周波数を切り替えるも
のである。変調部7は、制御部1から出力される送信デ
ータのデジタル信号をアナログ信号に変換して出力する
ものであり、その際に、制御部1からの伝送速度の制御
指示に従って伝送速度(送信速度)を切り替えるように
なっている。復調部8は、受信されたアナログ信号をデ
ジタル信号に変換して、制御部1に受信データとして出
力するもので、その際に、制御部1からの伝送速度の制
御指示に従って伝送速度(受信速度)を切り替えるよう
になっている。
【0025】送信部9は、送信アナログ信号を無線送信
するもので、その際に、周波数切替部6からの周波数に
従って無線送信するようになっている。受信部10は、
受信アナログ信号を無線受信するもので、その際に、周
波数切替部6からの周波数に従って無線受信するように
なっている。アンテナ11は、無線送受信のための一般
的なアンテナである。
【0026】次に、本発信局装置の制御部1における周
波数及び伝送速度の最適化処理の流れについて、図3を
使って説明する。図3は、本発明の発信局装置の制御部
1における周波数及び伝送速度の最適化処理の流れを示
すフローチャート図である。尚、図3では、既にRAM
3上に誤り率測定結果データテーブルが展開されている
ものとして説明する。
【0027】本発明の発信局装置の制御部1における周
波数及び伝送速度の最適化処理は、目的とする相手局
(受信局装置)の選択操作を行い、最適周波数及び最適
伝送速度選択機能の実行を指示するSW等が操作される
起動され、まず、RAM3上の誤り測定結果データテー
ブルを参照し、試験を行う周波数及び伝送速度を選択し
(S1)、予め特定されている待ち受け周波数及び待ち
受け伝送速度に設定する(S2)。ここで、具体的に
は、待ち受け周波数の周波数データを周波数切替部6に
出力し、待ち受け伝送速度の情報を変調部7及び復調部
8に出力する。また、待ち受け周波数としてはどの時間
帯でも比較的伝播特性がよい周波数を使用し、待ち受け
伝送速度としては、システムで使用される最も低速な伝
送速度を使用する。
【0028】そして、S1で選択された周波数及び伝送
速度の切替情報に自局と相手局の特定アドレスを付加し
て変調部7に出力し受信局装置に送信し(S3)、受信
局装置からの受領返答があったか判断し(S4)、無い
場合(No)は、処理S1に戻り、受領返答があった場
合(Yes)は、S1で選択した周波数及び伝送速度に
切り替える(S5)。ここで、具体的には、選択した周
波数の周波数データを周波数切替部6に出力し、選択し
た伝送速度の情報を変調部7及び復調部8に出力する。
【0029】そして、折返し試験データを作成しそれに
自局及び相手局の特定アドレスを付加して変調部7に出
力し受信局装置に送信し(S6)、受信局装置からの折
返し試験データの受信を待ち(S7)、予め決められた
時間(一定時間)内に受信があったか判断し(S8)、
受信があった場合(Yes)は、受信データの誤り率を
測定し(S9)、受信がなかった場合(No)は、S1
で選択された周波数及び伝送速度は通信不可能な周波数
及び速度と判定して測定結果は無効であるとし(S1
0)、いずれの場合も、測定結果をRAM3上の誤り測
定結果データテーブルに格納して記憶させ(S11)、
RAM3上の誤り測定結果データテーブルを検索し、設
定されている全ての周波数及び伝送速度の組み合わせの
試験が終わったか判断し(S12)、終わってない場合
(No)は、S1に戻って次の周波数及び伝送速度の組
み合わせについて試験を行う。
【0030】S12において、全ての周波数及び伝送速
度の組み合わせの試験が終わった場合(Yes)には、
RAM3上のの誤り測定結果データテーブルに記憶され
た測定結果の誤り率から、最も誤り率が小さかった周波
数及び伝送速度の組み合わせを最適周波数及び最適伝送
速度と決定し(S13)、S2と同様に、予め特定され
ている待ち受け周波数及び待ち受け伝送速度に切り替え
て設定し(S14)、最適周波数及び最適伝送速度の情
報を変調部7に出力して受信局装置に送信し(S1
5)、受信局装置からの受領通知を待ち(S16)、受
領通知を受信したか判断し(S17)、受信して無い場
合(No)は、処理S17を繰り返し、受領通知を受信
した場合(Yes)は、最適周波数及び最適伝送速度に
切り替えて(S18)、周波数及び伝送速度の最適化処
理を終了する。
【0031】次に、本発明に係る無線通信システムの受
信局装置について説明するが、受信局装置の構成は、図
1に示した発信局装置の構成と同様である。但し、受信
局装置における制御内容が発信局装置のそれとは異なる
ので、ROM2に記憶されているプログラムの内容が異
なることと、制御部1における実行内容が異なる。ま
た、受信局装置においては、周波数のサーチ範囲の設定
等は不要であり、順に試験周波数などを選択する必要も
ないことから、最適化処理だけを考えた場合には操作・
表示部4、RAM3、バックアップメモリ5はなくとも
よい。
【0032】本発明に係る無線通信システムの受信局装
置における制御部1を除く各部は、発信局装置と同様で
あるので説明を省略し、制御部1について説明する。受
信局装置の制御部1は、CPUを使用し、ROM2に格
納されているプログラムコードを読み出して制御プログ
ラムを実行するもので、無線送信機としての一般的な受
信制御処理に加えて、本発明の特徴部分である周波数及
び伝送速度の最適化の応答処理を行うものである。
【0033】制御部1で実行される制御プログラムにお
ける周波数及び伝送速度の最適化の応答処理の概要を説
明する。受信局装置において、発信局装置から送信され
た周波数及び伝送速度の情報に従って周波数及び伝送速
度を切り替えながら、受信した折返し試験データを送信
し、発信局装置から送信された最適周波数及び最適伝送
速度の情報に従って最適周波数及び最適伝送速度に切り
替え設定してデータ受信を行うものである。
【0034】受信局装置の制御部1で実行される制御プ
ログラムは、発信局装置から送信された周波数及び伝送
速度の情報に従って周波数及び伝送速度を切り替える切
替手段と、受信した折返し試験データを送信する送信手
段と、発信局装置から送信された最適周波数及び最適伝
送速度の情報に従って最適周波数及び最適伝送速度に切
り替えて設定し、その周波数及び伝送速度でデータ受信
を行う設定手段とを備えている。
【0035】次に、本受信局装置の制御部1における周
波数及び伝送速度の最適化応答処理の流れについて、図
4を使って説明する。図4は、本発明の受信局装置の制
御部1における周波数及び伝送速度の最適化応答処理の
流れを示すフローチャート図である。本受信局装置の制
御部1における周波数及び伝送速度の最適化応答処理
は、予め特定されている待ち受け周波数及び待ち受け伝
送速度に設定し(S20)、発信局装置から送られた周
波数及び伝送速度の切替情報を受信したか判断し(S2
1)、受信していない場合は(No)、S21を繰り返
し、受信した場合(Yes)は、受領返答を送信し(S
22)、S21で受け取った周波数及び伝送速度に切り
替える(S23)、発信局装置から送られた折返し試験
データを受信し(S24)、折返し試験データを発信局
装置に送信し(S25)、予め特定されている待ち受け
周波数及び待ち受け伝送速度に設定する(S26)。
【0036】そして、発信局装置から送られた周波数及
び伝送速度の切替情報を受信したか判断し(S27)、
受信した場合(Yes)は、S22に戻って繰り返し、
受信しない場合(No)は、最適周波数及び最適伝送速
度の情報を受信したか判断し(S28)、受信しない場
合(No)は、S27に戻り、受信した場合(Yes)
は、受領通知を送信し(S29)、最適周波数及び最適
伝送速度に切り替えて(S30)、周波数及び伝送速度
の最適化応答処理を終了する。
【0037】次に、本発明の無線通信システムの動作に
ついて説明する。本発明の無線通信システムでは、発信
局装置から受信局装置に対して、予め特定されている待
ち受け周波数及び待ち受け伝送速度で、試験を行う周波
数及び伝送速度の情報が伝送され、双方で当該周波数及
び伝送速度に設定されて、折返し試験データが発信局装
置から受信局装置に送信され、逆に受信局装置から発信
局装置に返送され、発信局装置で受信データの誤り率が
測定され、記憶される。
【0038】上記動作を、予め設定されている周波数及
び伝送速度の組み合わせについて順次行い、かく組み合
わせにおける誤り率が測定され、発信局装置で最も誤り
率が小さかった周波数及び伝送速度の組み合わせを最適
周波数及び最適伝送速度として決定し、再び双方を待ち
受け周波数及び待ち受け伝送速度に切り替えて、決定し
た最適周波数及び最適伝送速度の情報を発信局装置から
受信局装置に送信し、双方を最適周波数及び最適伝送速
度に切り替えて、以降最適周波数及び最適伝送速度でデ
ータ伝送を行うようになっている。
【0039】尚、上記説明では、発信局装置と受信局装
置とを別々に説明したが、両方の機能を兼ね備えた装置
間で、データ伝送を行うようにしても構わない。
【0040】本発明の実施の形態の無線通信方法及び無
線通信装置によれば、予め設定されている周波数の範囲
及び伝送速度で順に折返し試験データの伝送を行い、最
も誤り率の小さい周波数及び伝送速度の組み合わせを最
適周波数及び最適伝送速度として最適化を行っているの
で、従来の手動による最適化に比べ、試験する周波数及
び伝送速度の組み合わせを短時間で選択し、速やかに最
適化を実施して、高品質のデータ通信を行うことかでき
る効果がある。また、従来の手動による最適化によるオ
ペレータの負荷を軽減できる効果がある。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、発信局装置と受信局装
置との間で無線を利用したデータ通信を行う無線通信方
法において、発信局装置が、予め通信周波数とデータ伝
送速度を複数記憶しておき、受信局装置に対して特定の
通信周波数とデータ伝送速度を通知し、当該通知した通
信周波数とデータ伝送速度で試験データを受信局装置に
送信し、受信局装置から返信された試験データについて
誤り率を測定し、当該動作を記憶されている複数の通信
周波数とデータ伝送速度について行い、測定された誤り
率が最も小さい通信周波数とデータ伝送速度を最適周波
数及び最適データ伝送速度として選択する無線通信方法
及び無線通信システムとしているので、最適周波数及び
データ伝送速度を容易に選択でき、高品質のデータ通信
を実現できる効果がある。
【0042】また、本発明によれば、上記無線通信方法
及び上記無線通信システムの動作が、発信局装置の特定
スイッチの操作時又は電源オン時又は定期的に起動する
ようにしているので、最適周波数及びデータ伝送速度を
容易に選択でき、更に刻々変化する通信空間状態に適用
する最適周波数及びデータ伝送速度とすることができ、
高品質のデータ通信を実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る無線通信システムの発信局装置の
構成ブロック図である。
【図2】本発信局装置における誤り率測定結果データテ
ーブルのフォーマット図である。
【図3】本発明の発信局装置の制御部における周波数及
び伝送速度の最適化処理の流れを示すフローチャート図
である。
【図4】本発明の受信局装置の制御部における周波数及
び伝送速度の最適化応答処理の流れを示すフローチャー
ト図である。
【図5】無線通信システムの概略構成図である。
【符号の説明】
1…制御部、 2…ROM、 3…RAM、 4…操作
・表示部、 5…バックアップメモリ、 6…周波数切
替部、 7…変調部、 8…復調部、 9…送信部、
10…受信部、 11…アンテナ、 20…発信局装
置、 30…受信局装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K014 AA02 FA11 FA12 GA02 GA03 GA05 HA05 5K034 AA01 AA05 DD01 EE03 FF02 HH01 HH02 HH09 HH10 HH63 MM08 RR03 TT02 5K042 AA08 CA02 CA11 CA12 DA01 DA27 EA01 EA08 FA01 FA11 FA15 JA05 LA11 5K059 CC06 DD05 DD07 DD41 EE02 5K067 AA33 BB02 BB21 CC02 DD46 EE02 EE10 JJ11 JJ37 LL01 LL08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発信局装置と受信局装置との間で無線を
    利用したデータ通信を行う無線通信方法において、前記
    発信局装置が、予め通信周波数とデータ伝送速度を複数
    記憶しておき、前記受信局装置に対して特定の通信周波
    数とデータ伝送速度を通知し、当該通知した通信周波数
    とデータ伝送速度で試験データを前記受信局装置に送信
    し、前記受信局装置から返信された試験データについて
    誤り率を測定し、当該動作を前記記憶されている複数の
    通信周波数とデータ伝送速度について行い、前記測定さ
    れた誤り率が最も小さい通信周波数とデータ伝送速度を
    最適周波数及び最適データ伝送速度として選択すること
    を特徴とする無線通信方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の無線通信方法が、発信局
    装置の特定スイッチの操作時又は電源オン時又は定期的
    に起動することを特徴とする無線通信方法。
  3. 【請求項3】 発信局装置と受信局装置との間で無線を
    利用したデータ通信を行う無線通信システムにおいて、
    前記発信局装置が、予め通信周波数とデータ伝送速度を
    複数記憶する記憶手段と、前記受信局装置に対して特定
    の通信周波数とデータ伝送速度を通知する通知手段と、
    当該通知した通信周波数とデータ伝送速度で折返し試験
    データを前記受信局装置に送信する送信手段と、前記受
    信局装置から返信された折返し試験データについて誤り
    率を測定する測定手段と、当該動作を前記記憶手段に記
    憶されている複数の通信周波数とデータ伝送速度につい
    て行い、前記測定された誤り率が最も小さい通信周波数
    とデータ伝送速度を最適周波数及び最適データ伝送速度
    として選択して前記受信局装置に通知する選択手段とを
    有する発信局装置であることを特徴とする無線通信シス
    テム。
  4. 【請求項4】 発信局装置と受信局装置との間で無線を
    利用したデータ通信を行う無線通信システムにおいて、
    前記受信局装置が、前記発信局装置から特定の通信周波
    数とデータ伝送速度の通知を受け、当該通信周波数及び
    データ伝送速度に切り替える切替手段と、前記発信局装
    置から送信された折返し試験データを受信して前記発信
    局装置に送信する送信手段と、前記発信局装置から通知
    された最適周波数及び最適データ伝送速度に切り替えて
    設定する設定手段とを有する受信局装置であることを特
    徴とする無線通信システム。
  5. 【請求項5】 発信局装置が、受信局装置に特定の通信
    周波数及びデータ伝送速度を通知する動作が、前記発信
    局装置の特定スイッチの操作時又は電源オン時又は定期
    的に行われる発信局装置であることを特徴とする請求項
    3又は請求項4記載の無線通信システム。
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