JP2000036975A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JP2000036975A
JP2000036975A JP10205243A JP20524398A JP2000036975A JP 2000036975 A JP2000036975 A JP 2000036975A JP 10205243 A JP10205243 A JP 10205243A JP 20524398 A JP20524398 A JP 20524398A JP 2000036975 A JP2000036975 A JP 2000036975A
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JP
Japan
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frequency
circuit
mobile station
information
communication system
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JP10205243A
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English (en)
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Yutaka Ito
裕 伊藤
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の無線通信システムでは、良好な周波数
を選択するまでの時間がかかり、回線を効率的に活用で
きないという問題点があったが、本発明では最適な周波
数を迅速に選択でき、回線効率を向上できる無線通信シ
ステムを提供する。 【解決手段】 移動局1′の最適周波数選択回路36
が、固定局2の位置と現在時刻と移動局の現在位置とに
応じて、周波数毎に過去通信を行った回数を頻度情報と
して記憶して格納しており、通信を行う固定局2の位置
と、時間計37が計測する現在時刻と、GPS38が検
出する現在位置とに対応した頻度情報に基づいて、頻度
の数の大きい順に周波数を選択する無線通信システムで
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶等の移動体と
陸上に固定された固定局との間でHF帯で無線通信を行
う無線通信システムに係り、特に最適な通信周波数を迅
速に検出でき、回線効率を向上できる無線通信システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆるHF(High Frequency)帯と呼
ばれる周波数帯域は、送受信機の位置関係や、時期、季
節によって良好に送受信できる周波数が変化するという
特質があることが知られている。具体的に、HF帯は、
3〜30MHzの周波数帯域である。
【0003】従来の無線通信システムについて図5及び
図6を使って説明する。図5は、従来の無線通信システ
ムの構成ブロック図であり、図6は、従来の無線通信シ
ステムの通信手順を表す説明図である。従来の無線通信
システムは、図5に示すように、移動局1と、固定局2
とから構成されている。尚、以下では、説明を簡単にす
るために、移動局1から固定局2に対してデータを送信
する場合のみを考慮して説明する。
【0004】図5に示すように、移動局1は、変調回路
11と、第1の周波数切替回路12と、第2の周波数切
替回路13と、復調回路14と、誤り検出回路15とか
ら主に構成されている。また、固定局2は、使用する周
波数に対応して設けられた複数の復調回路21と、誤り
検出回路22と、変調回路23と、周波数切替回路24
とから主に構成されている。
【0005】まず、移動局1について説明すると、変調
回路11は、外部から送信データが入力されると、当初
は、予め設定されている固定パターンを規定の変調信号
に変調し、回線確認コードとして第1の周波数切替回路
12に出力するものである。また、変調回路11は、回
線確認コードを再度送信する指示(再送信号)の入力を
受けて、回線確認コードを第1の周波数切替回路12に
出力するものである。さらに、変調回路11は、誤り検
出回路15からデータの送信を開始する指示(データ送
信開始信号)の入力を受けて、送信データを変調して第
1の周波数切替回路12に出力するものである。
【0006】さらに、変調回路11は送信データの送信
が終了した時点で送信完了コードを変調して出力するよ
うになっている。
【0007】第1の周波数切替回路12は、誤り検出回
路15から入力される送信周波数の切り替えを指示する
信号(周波数切替信号)の入力を受けて、当該周波数切
替信号に示される周波数にて、変調回路11から入力さ
れる信号を送信出力するものである。
【0008】第2の周波数切替回路13は、誤り検出回
路15から入力される受信周波数の切り替えを指示する
信号(周波数切替信号)の入力を受けて、固定局2から
当該周波数切替信号に示される周波数にて誤り状況を表
す信号(回線応答)を受信し、復調回路14に出力する
ものである。
【0009】復調回路14は、第2の周波数切替回路1
3から入力される回線応答を復調し、誤り検出回路15
に出力するものである。
【0010】誤り検出回路15は、復調回路14が復調
した回線応答の入力を受けて、回線応答に表された誤り
の数が、予め設定された値(規定値)以下ならば変調回
路11にデータの送信を開始する指示であるデータ送信
開始信号を出力するものである。また、誤り検出回路1
5は、当該回線応答に表された誤りの数が、規定値より
も大であれば、変調回路11に再送信号を出力するとと
もに、第1の周波数切替回路12と、第2の周波数切替
回路13とに、周波数切替信号を出力するものである。
【0011】固定局2の復調回路21は、使用する周波
数の数に対応して複数設けられ、各々対応する周波数で
移動局1から到来する信号を受信して復調し、誤り検出
回路22に出力するものである。
【0012】誤り検出回路22は、復調回路21から入
力される信号の誤りを検出し、検出した誤りの状態を表
す信号を、回線応答として、変調回路23に出力すると
ともに、移動局1からの信号を受信した周波数を表す情
報を周波数切替回路24に出力するものである。
【0013】変調回路23は、誤り検出回路22から入
力される、回線応答を変調して出力するものである。周
波数切替回路24は、誤り検出回路22から周波数を表
す情報の入力を受けて、当該周波数で信号を移動局1に
出力するように切り替え、また、変調回路23から回線
応答を変調した信号の入力を受けて、切り替えた周波数
で当該変調した信号を送信出力するものである。
【0014】尚、固定局2は、移動局1から送信完了コ
ードを受信すると、受信したことを表す信号である完了
通知応答を移動局1に送信出力するようになっている。
【0015】次に、従来の無線通信システムの動作につ
いて説明する。まず、移動局1の変調回路11が送信デ
ータの入力を受けて、回線確認コードを出力する。そし
て、第1の周波数切替回路12が、予め設定されている
周波数のうち、一つ(例えばf1)を選択して、当該周
波数で、変調回路11から入力される回線確認コードを
送信出力する。このとき、第2の周波数切替回路13
も、同じ周波数(f1)を選択しているようになる。
【0016】すると、第1の周波数切替回路12が選択
した周波数に対応する固定局2の復調回路21が回線確
認コードを受信して復調し、誤り検出回路22に出力
し、誤り検出回路22が当該周波数を表す信号を周波数
切替回路24に出力するとともに、復調された回線確認
コードの誤りを検出し、検出した誤り状態を表す信号
(回線応答)を変調回路23に出力する。
【0017】そして、変調回路23が回線応答を変調し
て出力し、周波数切替回路24が変調回路23から入力
される変調された信号を誤り検出回路22から入力され
た周波数で送信出力する。
【0018】移動局1の第2の周波数切替回路13が、
固定局2が送信出力する信号を受信して、復調回路14
に出力する。すると、復調回路14が、受信した信号を
復調して、誤り検出回路15に出力する。
【0019】そして、誤り検出回路15が復調された回
線応答の入力を受けて、当該信号に表された誤りの数が
規定値よりも大であれば、変調回路11に再送信号を出
力し、第1の周波数切替回路12と第2の周波数切替回
路13とに周波数切替信号を出力する。
【0020】また、ここで、誤り検出回路15が復調さ
れた回線応答の入力を受けて、当該信号に表された誤り
の数が規定値以下であれば、変調回路11にデータ送信
開始信号に出力する。そして、変調回路11が送信デー
タを変調して出力し、第1の周波数切替回路12が最後
に選択した周波数で当該変調した信号を送信出力する。
【0021】すなわち、従来の無線通信システムは、図
6に示すように、移動局1が最初の周波数f1で回線確
認コードを送信出力し(S1)、固定局2が受信して誤
り状態を検出して、回線応答として移動局1に送信出力
する(S2)。ここで、当該誤り状態を表す信号に示さ
れた誤りの数が予め設定された数(規定値)よりも大で
あれば、次の周波数f2で、移動局1が回線確認コード
を送信出力する(S3)。そして、固定局2が同様に誤
り状態を検出して移動局1に回線応答を送信出力する
(S4)。
【0022】ここで、さらに回線応答に表された誤りの
数が規定値よりも大であれば、さらに次の周波数f3
で、移動局1が回線確認コードを送信出力し(S5)、
固定局2が誤り状態を検出して、移動局1に回線応答を
送信出力する(S6)。
【0023】こうして、回線応答に表された誤りの数が
規定値以下となると、移動局1がデータを送信する(S
7)。やがて、移動局1がデータの送信を終了すると、
送信完了通知を送信出力し(S8)、固定局2が当該送
信完了通知を受信して完了通知応答を移動局1に送信出
力する(S9)。
【0024】すなわち、従来の無線通信システムでは、
移動局1は固定局2に対して、予め設定された複数の周
波数から、順次一つの周波数の候補を選択して、当該周
波数にて回線確認コードを送信出力し、固定局2は、受
信した回線確認コードの誤り状況を回線応答として移動
局1に対して送信出力する動作を、当該回線応答に表さ
れる誤りの数が規定値以下になるまで繰り返し、状態が
良好な周波数を検出して選択し、当該周波数でデータを
送信するようになっている。尚、良好な周波数が検出で
きない場合には、データの通信を中止するようになって
いるのが一般的である。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の無線通信システムでは、多数の周波数を選択できる
ようにしておくのが普通であり、しかも、単に設定され
た周波数を順次選択しているので、良好な周波数を選択
するまでの時間がかかり、回線を効率的に活用できない
という問題点があった。
【0026】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、最適な周波数を迅速に選択でき、回線効率を向上で
きる無線通信システムを提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、無線通信システム
において、時刻の情報と位置の情報とに対応して使用す
る周波数の候補を複数保持しており、現在時刻の情報と
現在位置の情報とから使用する周波数の候補を順次選択
し、誤りが規定値以下となる周波数を検出して当該周波
数でデータを送受信することを特徴としており、最適な
周波数を迅速に選択でき、回線効率を向上できる。
【0028】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、無線通信システムにおいて、データ
を送信する移動局と、前記移動局が送信するデータを受
信する固定局とを備え、前記移動局が、現在時刻を計測
する時間計と、現在位置を検出するGPSと、時刻の情
報と位置の情報とに対応して使用する周波数の候補を複
数保持しており、前記時間計の計測する現在時刻の情報
と、前記GPSの検出する現在位置の情報とに基づい
て、使用する周波数の候補を順次選択する最適周波数選
択回路とを具備し、前記選択された周波数にて特定の固
定パターンである回線確認コードを送信出力し、誤りの
状態を表す回線応答を受信して、当該受信した回線応答
に表される誤りの数が予め設定された値である規定値以
下となることを検出すると、当該選択された周波数でデ
ータを送信する移動局であり、前記固定局が、前記移動
局から受信した回線確認コードの誤りの数を検出し、当
該誤りの数を誤りの状態を表す回線応答として前記移動
局に送信出力する固定局であることを特徴としており、
最適な周波数を迅速に選択でき、回線効率を向上でき
る。
【0029】上記従来例の問題点を解決するための請求
項3記載の発明は、請求項2記載の無線通信システムに
おいて、最適周波数選択回路は、時刻の情報と移動局の
位置の情報と固定局の位置とに対応して使用する周波数
の候補を複数保持し、前記周波数の候補毎に過去通信を
行った回数を頻度情報として記憶して格納しており、通
信を行う固定局の位置と、時間計が計測する現在時刻
と、GPSが検出する現在位置とに対応した前記頻度情
報に基づいて、頻度の数の大きい順に周波数を選択する
最適周波数選択回路であることを特徴としており、最適
な周波数を迅速に選択でき、回線効率を向上できる。
【0030】上記従来例の問題点を解決するための請求
項4記載の発明は、請求項3記載の無線通信システムに
おいて、最適周波数選択回路は、選択した周波数でデー
タの送信が開始されると、通信を行う固定局の位置と、
時間計が計測する現在時刻と、GPSが検出する現在位
置とに対応した当該周波数の頻度の数をインクリメント
して更新する最適周波数選択回路であることを特徴とし
ており、頻度の数を適切なものとして、最適な周波数を
より迅速に選択でき、回線効率を向上できる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係る無
線通信システムは、送受信機の位置関係及び時期に応じ
て良好に通信ができる周波数が変化するというHF帯の
特質を考慮して、時間計が計時する現在時刻とGPS
(Global Posisioning System )により測定された現在
位置の情報とを基に、良好に受信できる周波数の候補を
適切な順序で選択するもので、最適な周波数を迅速に選
択でき、回線効率を向上できるものである。
【0032】本発明の実施の形態に係る無線通信システ
ム(本システム)を図1を使って説明する。図1は、本
システムの構成ブロック図である。尚、図5と同様の構
成をとる部分については、同一の符号を付して説明す
る。本システムは、図1に示すように、移動局1′と固
定局2とから構成されている。
【0033】ここで、移動局1′は、変調回路31と、
第1の周波数切替回路32と、第2の周波数切替回路3
3と、復調回路34と、誤り検出回路35と、最適送信
周波数選択回路36と、現在時刻の情報を出力する時間
計37と、現在位置の情報を出力するGPS(Global P
ositioning System )38とから主に構成されている。
尚、固定局2は、従来の固定局2と同様のものであるの
で、説明を省略する。
【0034】変調回路31は、送信データの入力を受け
て、予め決められている回線確認コードを変調して第1
の周波数切替回路32に出力するものである。また、変
調回路31は、誤り検出回路35から回線確認コードを
再度送信することを要求する信号(再送信号)の入力を
受けて、回線確認コードを変調して、第1の周波数切替
回路32に出力するものである。さらに、変調回路31
は、送信データの送信を開始する指示の信号(データ送
信開始信号)の入力を受けて、送信データを変調して出
力するものである。
【0035】第1の周波数切替回路32は、後に説明す
る最適送信周波数選択回路36から入力される周波数の
切り替えを指示する信号(周波数切替信号)の入力を受
けて、当該信号の指示にしたがって周波数を選択し、変
調回路31から入力される信号を固定局2に送信出力す
るものである。
【0036】第2の周波数切替回路33は、後に説明す
る最適送信周波数選択回路36から入力される周波数の
切り替えを指示する信号(周波数切替信号)の入力を受
けて、当該信号の指示にしたがって周波数を選択し、固
定局2から選択した周波数で到来する誤り状態を表す信
号(回線応答)を受信して、復調回路34に出力するも
のである。
【0037】復調回路34は、第2の周波数切替回路3
3から入力される、回線応答を復調して、誤り検出回路
35に出力するものである。誤り検出回路35は、復調
回路34から入力される回線応答に表される誤りの数
が、予め設定されている誤りの数(規定値)以下の場合
には、変調回路31にデータ送信開始信号を出力するも
のである。また、誤り検出回路35は、回線応答に表さ
れる誤りの数が、規定値よりも大である場合には、最適
周波数選択回路36に次の周波数の候補を選択させる信
号(周波数候補出力信号)を出力するとともに、変調回
路31に再送信号を出力するものである。
【0038】最適周波数選択回路36は、現在時刻と、
現在位置と、通信の対象となる固定局2の位置との情報
をキーとして、良好に通信できる順に、複数の周波数の
候補を記憶して格納しているものである。そして、最適
周波数選択回路36は、当初は、時間計37から現在時
刻の情報の入力を受けて、また、GPS38から現在位
置の情報の入力を受けて、これらの情報をキーとして、
最適であると記憶している周波数の候補を選択して、第
1の周波数切替回路32と、第2の周波数切替回路33
とに出力するものである。また、最適周波数選択回路3
6は、誤り検出回路35から周波数候補出力信号が入力
されるごとに、良好と考えられる順に順次周波数の候補
を第1の周波数切替回路32と、第2の周波数切替回路
33とに出力するものである。ここで、良好に通信でき
る周波数の候補は経験的に得られたものであることが考
えられるが、シミュレーション等によって得られたもの
であっても構わない。
【0039】すなわち、最適周波数選択回路36は、例
えば固定局2ごとに、図2に示すような経験的に得られ
たテーブルを記憶して格納しているものである。図2
は、最適周波数選択回路36が記憶して格納しているテ
ーブルの一例を表す説明図である。
【0040】具体的にテーブルは、時間帯及び現在位置
ごとに分けられ、選択可能な周波数f1,f2,…fn
ごとに、周波数が選択された頻度の数を頻度情報として
記憶して格納しているようになっている。例えば、図2
(a)は、位置B1にある特定の固定局2に対して送信
する場合の、時間帯9時〜10時における表であり、移
動局1の現在位置(現在位置が属する領域)A1,A2
…ごとに、どの周波数が過去何回選択されたかを表す頻
度の数を格納している。また、図2(b)は、異なる時
間帯10時〜11時における表であり、各現在位置A
1,A2…ごとに、同様の頻度の数が格納されている。
【0041】ここで図2に示したテーブルは、固定的で
あっても構わないが、誤り検出回路35が変調回路31
にデータ送信開始信号を出力するときに、最適周波数選
択回路36に周波数の頻度の数を更新する信号(頻度更
新信号)を出力し、最適周波数選択回路36は、現在時
刻と、現在位置と、通信の対象となる固定局2の位置と
に対応したテーブルにおける、現在選択している周波数
の頻度の数をインクリメントして更新することとしても
よい。このようにすれば、頻度情報をより適切なものと
して最適な周波数をより迅速に選択できる効果がある。
【0042】尚、移動局1′は、データの送信が完了す
ると、送信完了通知コードを送信出力し、固定局2から
完了通知応答を受信するようになっている。
【0043】次に、本システムの動作について図3及び
図4を参照しつつ説明する。図3及び図4は、本システ
ムの通信手順を表す説明図である。まず、移動局1′の
変調回路31が送信データの入力を受けて、回線確認コ
ードを変調して第1の周波数切替回路32に出力する。
【0044】このとき、最適周波数選択回路36が時間
計37とGPS38とからそれぞれ入力される現在時刻
の情報と現在位置の情報とを基に図2に示したテーブル
を参照し、例えば、現在時刻が9時15分であり、現在
位置が領域A1内であれば、9時から10時までの時間
帯であるので、図2(a)のA1に対応する頻度情報を
参照し、頻度の数が最大のもの(ここではf2)を選択
し、周波数の候補として第1の周波数切替回路32と、
第2の周波数切替回路33とに出力する。すると、第1
の周波数切替回路32が、変調回路31から入力される
変調された回線確認コードを周波数f2で送信出力する
(S11)。
【0045】そして、固定局2が周波数f2で受信した
当該回線確認コードの誤り状態を検出し、当該誤り状態
を表す信号を回線応答として周波数f2で送信出力し
(S12)、移動局1′の第2の周波数切替回路33が
周波数f2で回線応答を受信して、復調回路34に出力
する。
【0046】すると、復調回路34が回線応答を復調し
て、誤り検出回路35に出力し、誤り検出回路35が、
復調された回線応答に表される誤りの数が規定値以下で
あるか否かを調べる。ここで、誤りの数が規定値以下で
あるときには、誤り検出回路35が変調回路31にデー
タ送信開始信号を出力し、変調回路31が送信データを
変調して、第1の周波数切替回路32に出力するように
なる。
【0047】そして、第1の周波数切替回路32が当該
変調された送信データを周波数f2で送信出力する(S
13)。尚、ここで、誤り検出回路35が最適周波数選
択回路36に頻度更新信号を出力し、最適周波数選択回
路36が図2(a)の位置A1の周波数f2の頻度の数
を「40」から「41」にインクリメントして更新す
る。
【0048】やがて、データの送信が完了すると、変調
回路31が送信完了通知コードを変調して出力し、第1
の周波数切替回路32が当該送信完了通知コードを送信
出力する(S14)。そして、固定局2が送信完了通知
コードを受信して、完了通知応答を送信出力し(S1
5)、移動局1が当該応答を受信して、通信を完了す
る。
【0049】また、適切な周波数が1度で選択できなか
った場合の処理動作について図3を参照しつつ説明す
る。まず、移動局1′の変調回路31が送信データの入
力を受けて、回線確認コードを変調して第1の周波数切
替回路32に出力する。
【0050】このとき、最適周波数選択回路36が時間
計37とGPS38とからそれぞれ入力される現在時刻
の情報と現在位置の情報とを基に図2に示したテーブル
を参照し、例えば、現在時刻が9時15分であり、現在
位置が領域A1内であれば、9時から10時までの時間
帯であるので、図2(a)のA1に対応する頻度情報を
参照し、頻度の数が最大のもの(ここではf2とする)
を選択し、周波数の候補として第1の周波数切替回路3
2と、第2の周波数切替回路33とに出力する。する
と、第1の周波数切替回路32が、変調回路31から入
力される変調された回線確認コードを周波数f2で送信
出力する(S21)。
【0051】そして、固定局2が周波数f2で受信した
当該回線確認コードの誤り状態を検出し、当該誤り状態
を表す信号を回線応答として周波数f2で送信出力し
(S22)、移動局1′の第2の周波数切替回路33が
周波数f2で回線応答を受信して、復調回路34に出力
する。
【0052】すると、復調回路34が回線応答を復調し
て、誤り検出回路35に出力し、誤り検出回路35が、
復調された回線応答に表される誤りの数が規定値以下で
あるか否かを調べる。ここで、規定値以下でないと、誤
り検出回路35は、最適周波数選択回路36に周波数候
補出力信号を出力するとともに、変調回路31に再送信
号を出力する。
【0053】すると、最適周波数選択回路36が、時間
計37とGPS38とからそれぞれ入力される現在時刻
の情報と現在位置の情報とを基に図2(a)のA1に対
応する頻度情報を参照し、頻度の数が2番目に大のもの
(ここではf1)を選択し、周波数の候補として第1の
周波数切替回路32と、第2の周波数切替回路33とに
出力する。
【0054】一方、変調回路31が再送信号の入力を受
けて、回線確認コードを再度変調して出力し、第1の周
波数切替回路32が最適周波数選択回路36から入力さ
れた周波数f1で当該変調された回線確認コードを送信
出力する(S23)。
【0055】そして、固定局2が周波数f1で回線確認
コードを受信した当該回線確認コードの誤り状態を検出
し、当該誤り状態を表す信号を回線応答として周波数f
1で送信出力し(S24)、移動局1′の第2の周波数
切替回路33が周波数f1で回線応答を受信して、復調
回路34に出力する。
【0056】すると、復調回路34が回線応答を復調し
て、誤り検出回路35に出力し、誤り検出回路35が、
復調された回線応答に表される誤りの数が規定値以下で
あるか否かを調べる。ここで、誤りの数が規定値以下で
あるときには、誤り検出回路35が変調回路31にデー
タ送信開始信号を出力し、変調回路31が送信データを
変調して、第1の周波数切替回路32に出力するように
なる。
【0057】そして、第1の周波数切替回路32が当該
変調された送信データを周波数f1で送信出力する(S
25)。尚、ここで、誤り検出回路35が最適周波数選
択回路36に頻度更新信号を出力し、最適周波数選択回
路36が図2(a)の位置A1の周波数f1の頻度の数
を「39」から「40」にインクリメントして更新す
る。
【0058】やがて、データの送信が完了すると、変調
回路31が送信完了通知コードを変調して出力し、第1
の周波数切替回路32が当該送信完了通知コードを送信
出力する(S26)。そして、固定局2が送信完了通知
コードを受信して、完了通知応答を送信出力し(S2
7)、移動局1が当該応答を受信して、通信を完了す
る。
【0059】ここで、最適周波数選択回路36のテーブ
ルにおける図2(a)の周波数f1の頻度の数が「3
9」から「40」に更新され、周波数f2と同じ数値に
なっているので、以降データを送信する場合に、最後に
更新された周波数f1が、まず最初に選択されるように
なる。
【0060】本システムによれば、頻度情報を表すテー
ブルを随時更新しているので、最適な周波数の頻度情報
を適切なものしておくことができ、最適な周波数をより
迅速に選択でき、回線効率を高めることができる効果が
ある。
【0061】また、本システムの変調回路31は、最適
な周波数が得られない場合、変調方式を変えて、例えば
当初は通信速度が4800bpsの16QAM(16 Qua
drature Amplitude Modulation)により通信を行い、そ
れで最適な周波数が得られないときには、2400bp
sのQPSK(Quadrature Phase Shift Keying )によ
り通信を行い、それでも最適な周波数が得られないとき
には、1200bpsのBPSK(Binary Phase Shift
Keying )により通信を行うように変調方式を変えるこ
とが考えられる。この場合には、固定局2の各復調回路
21は、各変調方法に対応する復調方法を一定時間ごと
に切り替えて受信を行うようにしておけばよい。
【0062】このような本システムによれば、通信速度
を変化させつつデータを送信するので、最適な周波数及
び適切な通信速度によりデータの通信を行うことがで
き、回線効率をより高めることができる効果がある。
【0063】
【発明の効果】請求項1又は請求項2記載の発明によれ
ば、誤りが規定値以下となる周波数を選択して当該周波
数でデータを送受信するにあたり、予め保持した時刻の
情報と位置の情報に対応した周波数の複数の候補の中か
ら、現在時刻の情報と現在位置の情報とに応じて順次選
択する無線通信システムとしているので、最適な周波数
を迅速に検出でき、回線効率を向上できる効果がある。
【0064】請求項3記載の発明によれば、誤りが規定
値以下となる周波数を選択して当該周波数でデータを送
受信するにあたり、予め保持した時刻の情報と移動局の
位置の情報と固定局の位置の情報に対応した周波数の複
数の候補の中から、現在時刻と移動局の現在位置と固定
局の位置とに対応して、過去通信が行われた頻度の数の
大きい順に周波数を候補として選択し、誤りの数が規定
値以下となる周波数にてデータを送受信する請求項2記
載の無線通信システムとしているので、最適な周波数を
迅速に検出でき、回線効率を向上できる効果がある。
【0065】請求項4記載の発明によれば、誤りが規定
値以下となる周波数でデータの送受信を開始すると、現
在時刻と移動局の現在位置と固定局の位置とに対応する
当該周波数の頻度の数をインクリメントして更新する請
求項3記載の無線通信システムとしているので、頻度の
数を適切なものとして、最適な周波数をより迅速に検出
でき、回線効率を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本システムの構成ブロック図である。
【図2】最適周波数選択回路36が記憶して格納してい
るテーブルの一例を表す説明図である。
【図3】本システムの通信手順を表す説明図である。
【図4】本システムの通信手順を表す説明図である。
【図5】従来の無線通信システムの構成ブロック図であ
る。
【図6】従来の無線通信システムの通信手順を表す説明
図である。
【符号の説明】
1,1′…移動局、 2…固定局、 11,31…変調
回路、 12,32…第1の周波数切替回路、 13,
33…第2の周波数切替回路、 14,34…復調回
路、 15,35…誤り検出回路、 21…復調回路、
22…誤り検出回路、 23…変調回路、 24…周
波数切替回路、 36…最適周波数選択回路、 37…
時間計、 38…GPS

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時刻の情報と位置の情報とに対応して使
    用する周波数の候補を複数保持しており、現在時刻の情
    報と現在位置の情報とから使用する周波数の候補を順次
    選択し、誤りが規定値以下となる周波数を検出して当該
    周波数でデータを送受信することを特徴とする無線通信
    システム。
  2. 【請求項2】 データを送信する移動局と、前記移動局
    が送信するデータを受信する固定局とを備え、 前記移動局が、現在時刻を計測する時間計と、現在位置
    を検出するGPSと、時刻の情報と位置の情報とに対応
    して使用する周波数の候補を複数保持しており、前記時
    間計の計測する現在時刻の情報と、前記GPSの検出す
    る現在位置の情報とに基づいて、使用する周波数の候補
    を順次選択する最適周波数選択回路とを具備し、前記選
    択された周波数にて特定の固定パターンである回線確認
    コードを送信出力し、誤りの状態を表す回線応答を受信
    して、当該受信した回線応答に表される誤りの数が予め
    設定された値である規定値以下となることを検出する
    と、当該選択された周波数でデータを送信する移動局で
    あり、前記固定局が、前記移動局から受信した回線確認
    コードの誤りの数を検出し、当該誤りの数を誤りの状態
    を表す回線応答として前記移動局に送信出力する固定局
    であることを特徴とする無線通信システム。
  3. 【請求項3】 最適周波数選択回路は、時刻の情報と移
    動局の位置の情報と固定局の位置とに対応して使用する
    周波数の候補を複数保持し、前記周波数の候補毎に過去
    通信を行った回数を頻度情報として記憶して格納してお
    り、通信を行う固定局の位置と、時間計が計測する現在
    時刻と、GPSが検出する現在位置とに対応した前記頻
    度情報に基づいて、頻度の数の大きい順に周波数を選択
    する最適周波数選択回路であることを特徴とする請求項
    2記載の無線通信システム。
  4. 【請求項4】 最適周波数選択回路は、選択した周波数
    でデータの送信が開始されると、通信を行う固定局の位
    置と、時間計が計測する現在時刻と、GPSが検出する
    移動局の現在位置とに対応した当該周波数の頻度の数を
    インクリメントして更新する最適周波数選択回路である
    ことを特徴とする請求項3記載の無線通信システム。
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