JP2004186953A - 無線通信システム、無線パケット通信装置及び無線基地局ならびに収容切替方法 - Google Patents

無線通信システム、無線パケット通信装置及び無線基地局ならびに収容切替方法 Download PDF

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和徳 赤羽
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Abstract

【課題】無線パケット通信装置が、周辺の通信可能な無線基地局からの信号受信電力の強度に加え、無線基地局における通信トラヒック量情報を考慮して収容切替先となる無線基地局を選択することができる無線通信システムを提供する。
【解決手段】無線基地局10−1に収容されている無線パケット通信装置20−1は、移動により無線基地局10−1からの信号受信電力が弱くなった場合、信号受信電力強度に基づいて選択した収容切替先の無線基地局10−2に対して、通信トラヒック量情報の送信の要求を含む収容切替要求メッセージを送信する。そして、無線基地局10−2から返送された通信トラヒック量情報に基づき、収容切替を実施するか否かを判定する。収容切替を実施すると判断した場合、無線基地局10−2との通信を開始する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は無線パケット通信装置および無線基地局からなる無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1には、携帯無線端末(無線パケット通信装置)の移動に伴う無線基地局間のハンドオーバーが可能な無線通信システムの技術が開示されている。このような、無線通信システムにおいて、無線パケット通信装置が無線基地局への収容切替を行う場合の例を図3に示す。
無線通信システムは、複数の無線基地局50−1〜50−n(以下、無線基地局50)と、複数の無線パケット通信装置60−1〜60−n(以下、無線パケット通信装置60)とからなる。そして、無線パケット通信装置60が無線通信を行うためには、少なくとも一台の無線基地局50に収容されている必要があり、強い電力の信号を受信可能な無線基地局50に収容される場合が多い。また、無線基地局50は、複数の無線パケット通信装置60を収容可能である。
図においては、無線基地局50−1の通信可能範囲Aと、無線基地局50−2の通信可能範囲Bが示されている。また、無線基地局50―1は、通信可能範囲A内にある無線パケット通信装置60−1を収容し、無線基地局50−2は、通信可能範囲B内にある無線パケット通信装置60−2を収容している。
同図において、無線パケット通信装置60−1が通信可能範囲Aから通信可能範囲Bの方向へ移動し、収容先の無線基地局50−1から遠ざかるとする。これにより、無線基地局50−1から送信された信号の受信電力が弱まり、無線基地局50−2から送信された信号の受信電力が強まる。そこで、無線パケット通信装置60−1は、無線基地局50−1から無線基地局50−2に対して、収容切替を行う。
【0003】
図4は、従来の無線通信システムの構成例を示すブロック図である。なお、図3と対応する部分に同一符号をつけてある。図において、無線パケット通信装置60−1は、無線基地局50−1に収容されている。
無線基地局50において、パケット入出力端子51から入力されたデータは、無線データ処理回路52により無線通信に必要な誤り制御符号化等が行われ、無線インタフェース回路53により無線送信に必要なタイミング処理等が行われる。その後、無線送受信機54において変調され、送信周波数にアップコンバートされ、アンテナ55より送信される。また、無線パケット通信装置60が送信した信号は、アンテナ55により受信され、無線送受信機54において受信周波数からダウンコンバートされた後、復調され、無線インタフェース回路53により無線受信に必要なタイミング処理等が行われる。その後、無線データ処理回路52において、無線通信に必要な誤り制御復号化等が行われ、パケット入出力端子51より出力される。制御回路56は接続される各回路および無線送受信機54に対する動作制御を行う。無線パケット通信装置収容管理回路57は、自身が収容している全ての無線パケット通信装置60に関する収容登録状態を管理しており、新たに無線パケット通信装置60を収容する際や、収容している無線パケット通信装置60が収容解除となる際に収容登録状態を更新する回路である。
無線パケット通信装置60において、無線基地局50との間の信号・データの処理は、パケット入出力端子61、無線データ処理回路62、無線インタフェース回路63、無線送受信機64、アンテナ65によりそれぞれ、無線基地局50のパケット入出力端子51、無線データ処理回路52、無線インタフェース回路53、無線送受信機54、アンテナ55と同様の機能及び動作により行なわれる。また、制御回路66は接続される各回路および無線送受信機64に対する動作制御を行う。
同図において無線パケット通信装置60−1は、無線基地局50−1に収容されているため、無線基地局50−1からの信号を受信するが、無線パケット通信装置60−1が移動すること等により無線基地局50−1からの信号受信電力が弱くなった場合、無線パケット通信装置60−1内の無線データ処理回路62において多くの信号誤りが検出される。無線パケット通信装置60−1内の制御回路66は多くの信号誤りの検出結果に基づき、無線基地局50−1以外の無線基地局50を検索する判断を行い、検索動作を行うために必要な制御を行う。検索動作の結果、無線基地局50−2からの信号受信電力が十分強い場合、無線パケット通信装置60−1内の制御回路66は、無線基地局50−1から無線基地局50−2へ収容切替を行う判断を行い、収容切替動作を行うために必要な制御を行う。
【0004】
図5に従来の無線パケット通信装置が従来の無線基地局に対して収容切替を行う場合のシーケンス例を示す。同図において、図3と対応する部分に同一符号をつけてあり、無線パケット通信装置60−1は、無線基地局50−1に収容されている。
同図において無線パケット通信装置60−1は、無線基地局50−1と通信品質良好状態で通信中(ステップS700)に移動することにより(ステップS705)、通信品質劣化状態(ステップS710)となる。この状態において、無線パケット通信装置60−1は、周囲の無線基地局を検索し(ステップS715)、通信可能な無線基地局50、すなわち、無線基地局50−1及び50−2からの送信信号1及び2を受信し(ステップS720、ステップS725)、その信号受信電力の強度を測定する(ステップS730)。無線パケット通信装置60−1は、測定の結果に基づき収容切替判断を行い(ステップS735)、収容切替を実施しない場合は、無線基地局50−1と通信を継続する(ステップS740)。また、収容切替を実施する場合は、無線基地局50−2に対して収容切替要求を送信する(ステップS750)。収容切替要求を受信した無線基地局50−2は、無線パケット通信装置60−1に対して収容切替許可を送信する(ステップS755)。そして、無線パケット通信装置60−1は無線基地局50−2と通信中状態となる(ステップS760)。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−75154号公報(段落0025−段落0046、第1図−第6図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述するように、従来技術において、無線パケット通信装置は、周辺の通信可能な無線基地局からの信号受信電力の強度のみに基づき収容切替の判断を行い、収容切替動作を実施している。そのため、収容切替先の無線基地局における通信トラヒック量が非常に多い場合、収容切替を行った無線パケット通信装置は、収容切替後に通信速度が低下したり、通信不可になることがあった。
【0007】
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、無線パケット通信装置が、周辺の通信可能な無線基地局からの信号受信電力の強度に加え、無線基地局における通信トラヒック量情報を考慮して収容切替先となる無線基地局を選択することができる無線通信システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の課題を解決すべくなされたもので、請求項1に記載の発明は、無線パケット通信装置と、前記無線パケット通信装置と通信を行う無線基地局とからなる無線通信システムであって、前記無線パケット通信装置は、収容先の無線基地局の切替を必要とするときに、収容切替先の無線基地局を選択して通信トラヒック量情報の送信を要求するとともに、該要求に対応して収容切替先の無線基地局から受信した通信トラヒック量情報に基づき当該無線基地局への収容先切替を実施するか否かを判断し、この切替を実施することを決定した場合に該収容切替先の無線基地局との通信を行う収容切替判定手段を有し、前記無線基地局は、収容する無線パケット通信装置の情報を記憶するとともに、前記無線パケット通信装置から通信トラヒック量情報の送信の要求を受け、該無線パケット通信装置の収容を登録する無線パケット通信装置収容管理手段と、該無線基地局が収容している全ての無線パケット通信装置の通信トラヒック量を測定し、該要求の送信元の無線パケット通信装置へ通信トラヒック量情報を通知するトラヒック量測定伝送手段とを有する、ことを特徴とする無線通信システムである。
本発明を用いることにより、無線パケット通信装置が無線基地局に対して収容切替を行う場合において、周辺の通信可能な無線基地局に対して、通信トラヒック量情報の送信の要求を送信し、該要求を受信した無線基地局は、収容している全ての無線パケット通信装置の通信トラヒック量を測定し、測定結果を収容切替を行う無線パケット通信装置に対して送信する。収容切替を行う無線パケット通信装置は、通信トラヒック量情報を受信することができるため、無線基地局からの信号受信電力の強度のみに基づき、収容切替の判断および収容切替動作を実施するのではなく、信号受信電力強度と通信トラヒック量情報の両方に基づいて、適切な無線基地局を収容切替先として選択することができる。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、無線パケット通信装置と、前記無線パケット通信装置と通信を行う無線基地局とからなる無線通信システムにおける無線パケット通信装置であって、収容先の無線基地局の切替を必要とするときに、収容切替先の無線基地局を選択して通信トラヒック量情報の送信を要求するとともに、該要求に対応して収容切替先の無線基地局から受信した通信トラヒック量情報に基づき当該無線基地局への収容先切替を実施するか否かを判断し、この切替を実施することを決定した場合に該収容切替先の無線基地局との通信を行う収容切替判定手段、を有することを特徴とする無線パケット通信装置である。
【0010】
また、請求項3に記載の発明は、無線パケット通信装置と、前記無線パケット通信装置と通信を行う無線基地局とからなる無線通信システムにおける無線基地局であって、収容する無線パケット通信装置の情報を記憶するとともに、前記無線パケット通信装置から通信トラヒック量情報の送信の要求を受け、該無線パケット通信装置の収容を登録する無線パケット通信装置収容管理手段と、該無線基地局が収容している全ての無線パケット通信装置の通信トラヒック量を測定し、該要求の送信元の無線パケット通信装置へ通信トラヒック量情報を通知するトラヒック量測定伝送手段と、を有することを特徴とする無線基地局である。
【0011】
また、請求項4に記載の発明は、無線パケット通信装置と、前記無線パケット通信装置と通信を行う無線基地局とからなる無線通信システムに用いられる収容切替方法であって、前記無線パケット通信装置が、収容先の無線基地局の切替を必要とするときに、収容切替先の無線基地局を選択して通信トラヒック量情報の送信を要求し、前記無線基地局が、前記無線パケット通信装置から通信トラヒック量情報の送信の要求を受け、該無線パケット通信装置の収容状態を内部に記憶し、該無線基地局が収容している全ての無線パケット通信装置の通信トラヒック量を測定して、該要求の送信元の無線パケット通信装置へ通信トラヒック量情報を通知し、前記無線パケット通信装置が、前記通信トラヒック量情報の要求に対応して受信した通信トラヒック量情報に基づき当該無線基地局への収容先切替を実施するか否かを判断し、この切替を実施することを決定した場合に該収容切替先の無線基地局との通信を行う、ことを特徴とする収容切替方法である。
【0012】
また、請求項5に記載の発明は、無線パケット通信装置と、前記無線パケット通信装置と通信を行う無線基地局とからなる無線通信システムにおける無線パケット装置に用いられる収容切替方法であって、収容先の無線基地局の切替を必要とするときに、収容切替先の無線基地局を選択して通信トラヒック量情報の送信を要求し、該要求に対応して受信した通信トラヒック量情報に基づき当該無線基地局への収容先切替を実施するか否かを判断し、この切替を実施することを決定した場合に該収容切替先の無線基地局との通信を行う、ことを特徴とする収容切替方法である。
【0013】
また、請求項6に記載の発明は、無線パケット通信装置と、前記無線パケット通信装置と通信を行う無線基地局とからなる無線通信システムにおける無線基地局に用いられる収容切替方法であって、前記無線パケット通信装置から通信トラヒック量情報の送信の要求を受け、該無線パケット通信装置の収容状態を内部に記憶し、該無線基地局が収容している全ての無線パケット通信装置の通信トラヒック量を測定して、該要求の送信元の無線パケット通信装置へ通信トラヒック量情報を通知する、ことを特徴とする収容切替方法である。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の一実施の形態による無線通信システムの構成を示すブロック図である。
無線通信システムは、複数の無線基地局10−1〜10−n(以下、無線基地局10)と、複数の無線パケット通信装置20−1〜20−n(以下、無線パケット通信装置20)とからなる。そして、無線パケット通信装置20が無線通信を行うためには、少なくとも一台の無線基地局10に収容されている必要がある。また、無線基地局10は、複数の無線パケット通信装置20を収容可能である。
【0015】
無線基地局10は、パケット入出力端子11、無線データ処理回路12、無線インタフェース回路13、無線送受信機14、アンテナ15、制御回路16、無線パケット通信装置収容管理回路17及びトラヒック量測定伝送回路18からなる。
パケット入出力端子11は、外部のデータ処理装置やデータ処理回路などから無線パケット通信装置20へ伝送すべきデータの入力を受け、無線データ処理回路12に出力する機能と、無線データ処理回路12から受けたデータを外部のデータ処理装置やデータ処理回路などに出力する機能を有する。
無線データ処理回路12は、パケット入出力端子11から受けたデータに対して無線通信に必要な誤り制御符号化等を行い、無線インタフェース回路13へ出力する機能と、無線インタフェース回路13から受けたデータに対して無線通信に必要な誤り制御復号化等を行い、パケット入出力端子11へ出力する機能を有する。
無線インタフェース回路13は、無線データ処理回路12から受けたデータに対して無線による送信に必要なタイミング処理等を行い、無線送受信機14へ出力する機能と、無線送受信機14から受けたデータに対して無線受信に必要なタイミング処理等を行い、無線データ処理回路12へ出力する機能を有する。
無線送受信機14は、無線インタフェース回路13が出力したデータを変調して、送信周波数にアップコンバートした後、アンテナ15へ送る機能を有する。また、アンテナ15から受けた無線信号を受信周波数からダウンコンバートして復調し、無線インタフェース回路13へ受け渡す機能を有する。
アンテナ15は、無線送受信機14から受けたデータを無線信号により送信する機能と、無線信号を受信し、無線送受信機14へ受け渡す機能を有する。
制御回路16は、接続される各回路および無線送受信機14への動作制御を行う。
無線パケット通信装置収容管理回路17は、自身が収容している全ての無線パケット通信装置20の収容登録状態を記憶し、管理する機能を有する。そして、新たに無線パケット通信装置20を収容する際や、収容している無線パケット通信装置20が収容解除となる際に収容登録状態を更新する。
トラヒック量測定伝送回路18は、収容切替を行う無線パケット通信装置20を新たに収容する際に、収容切替を行う無線パケット通信装置20から送信された収容切替メッセージ内の通信トラヒック量情報の送信の要求を認識する機能と、制御回路16に動作指示することにより、自身の収容している全ての無線パケット通信装置20の通信トラヒック量を測定する機能と、収容切替を行う無線パケット通信装置20へ測定した通信トラヒック量に基づく通信トラヒック量情報の送信するよう制御回路16に指示する機能とを有する。
【0016】
無線パケット通信装置20は、パケット入出力端子21、無線データ処理回路22、無線インタフェース回路23、無線送受信機24、アンテナ25、制御回路26、収容切替判定回路27からなる。
パケット入出力端子21は、外部のデータ処理装置やデータ処理回路などから基地局10へ伝送すべきデータの入力を受け、無線データ処理回路22に出力する機能と、無線データ処理回路22から受けたデータを外部のデータ処理装置やデータ処理回路に出力する機能を有する。外部のデータ処理装置やデータ処理回路の例としては、データの入力元にマイク、キー、データ測定装置などが、出力先に表示装置やスピーカ、データ記憶装置などが想定できる。
無線データ処理回路22は、パケット入出力端子21から受けたデータに対して無線通信に必要な誤り制御符号化等を行い、無線インタフェース回路23へ出力する機能と、無線インタフェース回路23から受けたデータに対して無線通信に必要な誤り制御復号化等を行い、パケット入出力端子21へ出力する機能を有する。
無線インタフェース回路23は、無線データ処理回路22から受けたデータに対して無線による送信に必要なタイミング処理等を行い、無線送受信機24へ出力する機能と、無線送受信機24から受けたデータに対して無線受信に必要なタイミング処理等を行い、無線データ処理回路22へ出力する機能を有する。
無線送受信機24は、無線インタフェース回路23が出力したデータを変調して、送信周波数にアップコンバートした後、アンテナ25へ送る機能を有する。また、アンテナ25から受けた無線信号を受信周波数からダウンコンバートして復調し、無線インタフェース回路23へ受け渡す機能を有する。
アンテナ25は、無線送受信機24から受けたデータを無線信号により送信する機能と、無線信号を受信し、無線送受信機24へ受け渡す機能を有する。
制御回路26は、接続される各回路および無線送受信機24への動作制御を行う。
収容切替判定回路27は、無線パケット通信装置20が無線基地局の収容切替を行う際に、収容切替先の無線基地局10に対して、通信トラヒック量情報の送信の要求を含む収容切替メッセージを送信する機能と、通信トラヒック量情報の送信を要求を含む収容切替メッセージに対応して、無線基地局10が送信した収容切替許可メッセージ内の通信トラヒック量情報を認識する機能と、受信した通信トラヒック量情報に基づき、収容切替を実施するか否かを判定する機能と、判定結果に基づき収容切替動作を制御する機能とを搭載する。
【0017】
図2に同実施の形態による無線パケット通信装置が無線基地局に対して収容切替を行う場合のシーケンス例を示す。
図において無線パケット通信装置20−1が、無線パケット通信装置20−1を収容している無線基地局10−1と通信品質良好状態で通信中(ステップS300)に、移動を行うことにより無線基地局10−1からの信号受信電力が弱くなる(ステップS305)。これにより、通信品質劣化状態となり、無線パケット通信装置20−1内の無線データ処理回路22において、多くの信号誤りが検出される(ステップS310)。無線パケット通信装置20−1内の制御回路26は、多くの信号誤りの検出結果に基づき、無線基地局10−1以外の無線基地局10を検索しなければならないことを判断すると、周囲の無線基地局10を検索する(ステップS315)。検索の結果、通信可能な無線基地局10、すなわち無線基地局10−1からの送信信号1(ステップS320)及び無線基地局10−2からの送信信号2を受信し(ステップS325)、その信号受信電力の強度を測定する(ステップS330)。測定の結果、無線基地局10−2からの信号受信電力が十分強いと判断した場合、制御回路26は、無線基地局10−2への収容切替を判断する(ステップS335)。なお、収容切替を実施しない場合は、無線基地局10−1との通信を継続する(ステップS340)。
【0018】
一方、ステップS335において、無線基地局10−2への収容切替を実施すると判断した場合、収容切替判定回路27が制御回路26へ指示することにより、無線基地局10−2に対して通信トラヒック量情報の送信の要求を含む収容切替要求メッセージを送信する(ステップS350)。無線基地局10−2の制御回路16は、通信トラヒック量情報の送信の要求を含む収容切替要求メッセージを受信すると、無線パケット通信装置収容管理回路17へ無線パケット通信装置20−1の収容を指示するとともに、トラヒック量測定伝送回路18に収容している全ての無線パケット通信装置20の通信トラヒック量の測定を指示する(ステップS355)。無線パケット通信装置収容管理回路17は、無線パケット通信装置20−1を収容予定装置として登録し、タイマを起動する。また、トラヒック量測定伝送回路18は、収容する全ての無線パケット通信装置20との通信トラヒック量を測定し、通信トラヒック量情報を生成する。そして、制御回路16へ指示することにより、無線パケット通信装置20−1に対して通信トラヒック量情報を含む収容切替許可メッセージを送信する(ステップS360)。なお、通信トラヒック量情報は、トラヒック量測定伝送回路18が測定した通信トラヒック量そのものであってもよいし、あるいは、測定した通信トラヒック量を基に算出した無線パケット通信装置20−1に割り当て可能な通信トラヒック量、又は、スループットなどであってもよい。
【0019】
無線パケット通信装置20−1は、無線基地局10−2から受信した収容切替許可メッセージに含まれる通信トラヒック量情報に基づき、最終収容切替判断を行う(ステップS365)。すなわち、無線パケット通信装置20−1の収容切替判定回路27は、現在の収容先の無線基地局10−1との間の通信における、この最終収容切替判断を行う直前のスループット(以下、「スループット1」)と、受信した通信トラヒック量情報から算出した、収容切替実施後に無線基地局10−2との間の通信に実施可能なスループット(以下、「スループット2」)とを比較する。そして、スループット2がスループット1より大きい場合、最終収容切替を実施すると判断して、無線基地局10−2へデータパケットを送信する。無線基地局10−2内の制御回路16は、無線パケット通信装置20−1からデータパケットを受信したことを認識すると、無線パケット通信装置収容管理回路17へ通知する。無線パケット通信装置収容管理回路17は、ステップS355において動作させたタイマを停止して、無線パケット通信装置20−1を収容予定装置から収容中装置へと登録を変更する。これにより、無線パケット通信装置20−1と無線基地局10−2が通信中状態となる(ステップS370)。なお、無線基地局10−1の無線パケット通信装置収容管理回路17は、無線パケット通信装置20−1からのデータパケットがある決められた時間以上受信できなかったことを認識し、収容中装置としての登録を削除する。あるいは、明示的に無線パケット通信装置20−1、無線基地局10−2などから収容の削除の要求を受けてもよい。
【0020】
一方、ステップS365において、スループット2がスループット1より小さい場合、最終収容切替を実施しないと判断し、無線基地局10−1との通信を継続する(ステップS380)。無線基地局10−2の無線パケット通信装置収容管理回路17は、予め決められたタイムアウト値までにデータパケットを受信できず、ステップS355において起動したタイマが満了した場合、無線パケット通信装置20−1に対する収容予定装置の登録を削除する。あるいは、明示的に無線パケット通信装置20−1から収容予定装置としての削除の要求を受けてもよい。
【0021】
上記においては、無線パケット通信装置が通信可能な無線基地局として、無線基地局10−1と無線基地局10−2の場合を記載しているが、さらに多くの無線基地局10と通信可能な場合、最終収容切替判断(ステップS365)において最終収容切替を実施しないと判断すると、無線基地局10−1との通信を継続するのではなく、他の無線基地局10に対して収容切替を実施することもある。
【0022】
上述するように、無線パケット通信装置20−1は、収容切替先となる無線基地局10−2の通信トラヒック量情報を受信することができるため、無線基地局10−2からの信号受信電力の強度のみに基づき、収容切替の判断および収容切替動作を実施するのではなく、収容切替先となる無線基地局10−2の信号受信電力強度と通信トラヒック量情報の両方に基づいて、無線基地局10−2を適切な収容切替先として選択することができる。
【0023】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、無線パケット通信装置が無線基地局の収容切替を行う場合において、無線基地局は、収容切替を行う無線パケット通信装置に対して通信トラヒック量情報を送信するため、収容切替を行う無線パケット通信装置は、無線基地局からの信号受信電力強度と通信トラヒック量情報の両方に基づいて、適切な収容切替先の無線基地局を選択できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による無線通信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】同実施の形態による収容切替のシーケンスを示す図である。
【図3】無線通信システムにおいて、無線パケット通信装置が無線基地局への収容切替を行う場合の例を示す図である。
【図4】従来の無線通信システムの構成例を示すブロック図である。
【図5】従来方法による収容切替のシーケンス例を示す図である。
【符号の説明】
10−1、10−2、50−1、50−2…無線基地局
20−1、60−1、60−2…無線パケット通信装置
11、21、51、61…パケット入出力端子
12、22、52、62…無線データ処理回路
13、23、53、63…無線インタフェース回路
14、24、54、64…無線送受信機
15、25、55、65…アンテナ
16、26、56、66…制御回路
17、57…無線パケット通信装置収容管理回路
18…トラヒック量測定伝送回路
27…収容切替判定回路

Claims (6)

  1. 無線パケット通信装置と、前記無線パケット通信装置と通信を行う無線基地局とからなる無線通信システムであって、
    前記無線パケット通信装置は、
    収容先の無線基地局の切替を必要とするときに、収容切替先の無線基地局を選択して通信トラヒック量情報の送信を要求するとともに、該要求に対応して収容切替先の無線基地局から受信した通信トラヒック量情報に基づき当該無線基地局への収容先切替を実施するか否かを判断し、この切替を実施することを決定した場合に該収容切替先の無線基地局との通信を行う収容切替判定手段を有し、
    前記無線基地局は、
    収容する無線パケット通信装置の情報を記憶するとともに、前記無線パケット通信装置から通信トラヒック量情報の送信の要求を受け、該無線パケット通信装置の収容を登録する無線パケット通信装置収容管理手段と、
    該無線基地局が収容している全ての無線パケット通信装置の通信トラヒック量を測定し、該要求の送信元の無線パケット通信装置へ通信トラヒック量情報を通知するトラヒック量測定伝送手段とを有する、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 無線パケット通信装置と、前記無線パケット通信装置と通信を行う無線基地局とからなる無線通信システムにおける無線パケット通信装置であって、
    収容先の無線基地局の切替を必要とするときに、収容切替先の無線基地局を選択して通信トラヒック量情報の送信を要求するとともに、該要求に対応して収容切替先の無線基地局から受信した通信トラヒック量情報に基づき当該無線基地局への収容先切替を実施するか否かを判断し、この切替を実施することを決定した場合に該収容切替先の無線基地局との通信を行う収容切替判定手段、
    を有することを特徴とする無線パケット通信装置。
  3. 無線パケット通信装置と、前記無線パケット通信装置と通信を行う無線基地局とからなる無線通信システムにおける無線基地局であって、
    収容する無線パケット通信装置の情報を記憶するとともに、前記無線パケット通信装置から通信トラヒック量情報の送信の要求を受け、該無線パケット通信装置の収容を登録する無線パケット通信装置収容管理手段と、
    該無線基地局が収容している全ての無線パケット通信装置の通信トラヒック量を測定し、該要求の送信元の無線パケット通信装置へ通信トラヒック量情報を通知するトラヒック量測定伝送手段と、
    を有することを特徴とする無線基地局。
  4. 無線パケット通信装置と、前記無線パケット通信装置と通信を行う無線基地局とからなる無線通信システムに用いられる収容切替方法であって、
    前記無線パケット通信装置が、
    収容先の無線基地局の切替を必要とするときに、収容切替先の無線基地局を選択して通信トラヒック量情報の送信を要求し、
    前記無線基地局が、
    前記無線パケット通信装置から通信トラヒック量情報の送信の要求を受け、該無線パケット通信装置の収容状態を内部に記憶し、
    該無線基地局が収容している全ての無線パケット通信装置の通信トラヒック量を測定して、該要求の送信元の無線パケット通信装置へ通信トラヒック量情報を通知し、
    前記無線パケット通信装置が、
    前記通信トラヒック量情報の要求に対応して受信した通信トラヒック量情報に基づき当該無線基地局への収容先切替を実施するか否かを判断し、
    この切替を実施することを決定した場合に該収容切替先の無線基地局との通信を行う、
    ことを特徴とする収容切替方法。
  5. 無線パケット通信装置と、前記無線パケット通信装置と通信を行う無線基地局とからなる無線通信システムにおける無線パケット装置に用いられる収容切替方法であって、
    収容先の無線基地局の切替を必要とするときに、収容切替先の無線基地局を選択して通信トラヒック量情報の送信を要求し、
    該要求に対応して受信した通信トラヒック量情報に基づき当該無線基地局への収容先切替を実施するか否かを判断し、
    この切替を実施することを決定した場合に該収容切替先の無線基地局との通信を行う、
    ことを特徴とする収容切替方法。
  6. 無線パケット通信装置と、前記無線パケット通信装置と通信を行う無線基地局とからなる無線通信システムにおける無線基地局に用いられる収容切替方法であって、
    前記無線パケット通信装置から通信トラヒック量情報の送信の要求を受け、該無線パケット通信装置の収容状態を内部に記憶し、
    該無線基地局が収容している全ての無線パケット通信装置の通信トラヒック量を測定して、該要求の送信元の無線パケット通信装置へ通信トラヒック量情報を通知する、
    ことを特徴とする収容切替方法。
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