JP2001102298A - 現像装置、液処理装置及び現像方法 - Google Patents

現像装置、液処理装置及び現像方法

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JP2001102298A
JP2001102298A JP2000227618A JP2000227618A JP2001102298A JP 2001102298 A JP2001102298 A JP 2001102298A JP 2000227618 A JP2000227618 A JP 2000227618A JP 2000227618 A JP2000227618 A JP 2000227618A JP 2001102298 A JP2001102298 A JP 2001102298A
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wafer
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substrate holding
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JP2000227618A
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Kazuo Sakamoto
和生 坂本
Shuichi Nagamine
秀一 長峰
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Tokyo Electron Ltd
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Tokyo Electron Ltd
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板例えばウエハに対して現像処理を行う場
合に、処理の均一性を高めること。 【解決手段】 ウエハWをウエハ保持部2に保持させ、
ウエハ表面に現像液Dを供給しながら、ウエハWを18
0度回転させて、ウエハ表面に現像液Dを液盛りする。
この後ウエハWの回転を停止し、保持ピン4を上昇させ
てウエハ保持部2からウエハWを受取り、当該保持ピン
4にてウエハWをウエハ保持部2から浮上させた状態で
保持し、所定時間放置することにより現像を行う。この
ようにすると、熱容量の大きいウエハ保持部2からウエ
ハWへの温度影響が抑えられ、ウエハWの面内において
現像液の温度分布の発生が抑えられるので、温度差が原
因となる現像ムラの発生が抑制されて、均一な現像処理
を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば基板に対し
て例えば現像処理等の液処理を行う液処理装置例えば現
像装置とその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハ(以下「ウエハ」という)
や液晶ディスプレイのガラス基板(LCD基板)の表面
に所定のパタ−ンを形成するためのマスクは、ウエハ等
の基板表面にレジストを塗布した後、光、電子線あるい
はイオン線等をレジスト面に照射し、現像することによ
って得られる。
【0003】ここで現像処理は、露光工程にて光等が照
射された部分あるいは照射されない部分をアルカリ水溶
液等により溶解するものであり、従来は例えば次のよう
にして行っていた。つまり先ず図25(a)に示すよう
に、例えば真空吸着機能を備えたスピンチャック10の
上に基板例えばウエハWを吸着保持して、多数の吐出孔
を有する棒状の供給ノズル11をウエハWの中央部に配
置し、次いで図25(b)に示すように、供給ノズル1
1からウエハ表面に現像液Dを供給しながら、ウエハW
を180度回転させることにより、レジスト膜上に現像
液Dを液盛りを行い、続いて図25(c)に示すよう
に、ウエハWの回転を停止した状態で例えば60秒間放
置した後、ウエハ表面にリンス液を供給して現像液を洗
い流すことにより、現像を行なっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで現像液Dは例
えば23℃程度の温度に調整されているが、ウエハWに
液盛りを行って放置している間に現像液Dに含まれる水
分が蒸発し、これにより現像液Dの潜熱が奪われるの
で、図26に示すように現像液Dの温度は時間と共に低
下する。
【0005】一方ウエハWの中心近傍を保持するスピン
チャック10は、ウエハWを保持した状態で昇降や回転
を行うため、ある程度の大きさがある。また当該スピン
チャック10を駆動するための図示しないモ−タからの
温度影響を無くすように、例えば温調水により例えば2
3℃程度の温度に保たれている。従ってスピンチャック
10は熱容量が大きく、ウエハWのスピンチャック10
と接触している部分と接触していない部分とで、現像液
Dの温度低下の度合いが異なり、ウエハ中心近傍の温度
は周縁部に比べて低下しにくい。
【0006】このためリンス開始時にはウエハ中心近傍
と周縁部との間には約1℃程度の現像液Dの温度差が生
じてしまうが、このようにウエハ上に温度分布が発生す
ると、現像液Dの温度差が現像の進行に影響を与えるの
で、現像状態にムラが生じ、出来上がり寸法が変化する
という悪影響が発生する。具体的には、I線レジストを
用いていた場合、1℃の温度差があると、約4nm程度
線幅が狂い、ウエハ中心部近傍の線幅が0.4μm程度
の場合には、周縁部の線幅は0.396μm程度となっ
てしまう。
【0007】本発明はこのような事情の下になされたも
のであり、その目的は現像液の温度を基板の面内でほぼ
均一にすることにより、現像液の温度差による現像ムラ
の発生を抑えて、現像処理の均一性を高める現像置及び
その方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の現像
装置は、基板を保持するための基板保持部と、前記基板
保持部と緩衝しないように、当該基板保持部と相対的に
昇降自在に設けられ、基板を前記基板保持部から離した
状態で保持するための基板保持用突部と、基板の被処理
面に現像液を供給するための供給部と、を備え、現像液
が液盛りされた基板を、前記基板保持用突部により、前
記基板保持部から離した状態で、現像液が液盛りされた
ままの状態にして基板の被処理面の現像を行うことを特
徴とする。この際例えば前記基板保持部は基板の被処理
面の反対面の中央近傍を保持し、前記基板保持用突部は
基板の被処理面の反対面の、前記基板保持部の保持領域
の外側の周縁領域を保持するものである。
【0009】このような装置では、基板に現像液を供給
して現像を行う現像方法において、基板を基板保持部に
保持させて、当該基板の被処理面に現像液を液盛りする
工程と、次いで基板保持用突部を前記基板保持部と緩衝
しないように、当該基板保持部と相対的に昇降させて、
前記基板保持部からこの基板保持用突部に基板を受け渡
し、この基板保持用突部にて前記基板保持部から離した
状態で、現像液が液盛りされたままの状態にして基板の
被処理面の現像を行う工程と、を含むことを特徴とする
現像方法が実施される。
【0010】このようにすると、現像液が供給された基
板を、前記基板保持用突部により、前記基板保持部から
離した状態で、現像液が液盛りされたままの状態にして
基板の被処理面の現像が行なわれるので、基板保持部か
らの温度影響が基板へ伝わりにくくなり、基板上の現像
液の温度変化が基板の面内においてほぼ揃えられ、現像
液の温度差が原因となる処理ムラの発生が抑えられて、
現像処理の均一性を高めることができる。
【0011】ここで前記基板保持用突部は、基板の被処
理面の反対面の、前記基板保持部の保持領域の外側の周
縁領域であって、前記基板保持部の保持領域の外側近傍
領域と、基板の外縁近傍領域と、を保持するようにして
もよくこの場合には、基板は基板保持用突部により面内
の撓みの発生を抑えて保持されるので、基板の面内にお
いて現像液の液高さが不均一になるといったことが起こ
りにくく、現像の進行の度合いが面内において均一にな
る。
【0012】また前記基板保持用突部は、当該基板保持
用突部と基板との接触面積が、前記基板保持部と基板と
の接触面積よりも小さいことが望ましい。また前記基板
保持用突部に、基板の被処理面の反対面への処理液の回
り込みを抑えるための環状部材を備えるようにしてもよ
い。
【0013】
【発明の実施の形態】図1(a)は本発明の液処理装置を
現像処理に適用した現像装置の縦断面図であり、図1
(a)中2は、基板であるウエハWの中央近傍を、被処
理面が上を向くようにほぼ水平な状態で保持すると共
に、当該ウエハWを鉛直軸まわりに回転させ、かつ昇降
させるための、例えばポリテトラフルオロエチレンやポ
リエ−テルエ−テルケトン等の樹脂により構成されたウ
エハ保持部である。このウエハ保持部2は基板保持部を
なすものであって例えば真空吸着機能を有し、昇降機構
とモ−タとが組み合わされた駆動部21により、回転軸
22を介して鉛直軸まわりに回転自在かつ昇降自在に構
成されている。こうしてウエハWは、ウエハ保持部2に
より、図2に示すウエハ保持部2に吸着保持された処理
位置と、図中一点鎖線で示す、処理位置よりも上方側の
ウエハWの受け渡し位置との間で昇降自在、回転自在に
保持される。
【0014】このようなウエハ保持部2の周囲には、前
記処理位置にあるウエハWの周囲を囲み、ウエハ上に供
給された現像液を振り切る際に、この液が周囲に飛散す
るのを防ぐための、円形筒状のカップ3が設けられてい
る。カップ3は、外カップ31と内カップ32とからな
り、外カップ31は、現像液の飛散を防止するときに
は、前記ウエハWの受け渡し位置よりも上方側に上端が
位置し、ウエハWの受け渡し時や処理液の塗布時には、
前記ウエハWの受け渡し位置よりも下方側に上端が位置
するように、図示しない昇降機構により昇降自在に構成
されている。
【0015】内カップ32は外カップ31の内側に、前
記ウエハWの受け渡し位置よりも下方側であって、ウエ
ハWが前記処理位置にあるときには、当該ウエハWより
も上方側に上端が位置するように設けられている。この
内カップ32は、ウエハWの側方側では上に向かって内
側に傾斜し、ウエハWの下方側には現像液のウエハWの
裏面側への回り込みを抑えるために、前記処理位置にあ
るウエハWの裏面側周縁に接するか接しない程度に環状
の凸部33が設けられ、ウエハWの外方から凸部33に
向かって上に傾斜するように形成されている。
【0016】また内カップ32のウエハWの裏面側の周
縁領域(ウエハ保持部2にてウエハWを保持したときの
当該保持領域の外側の領域)に対応する位置には、複数
例えば3本の例えば保持ピン4が内蔵されている。この
保持ピン4は、ウエハWをウエハ保持部2から浮上させ
た状態で前記裏面側の周縁領域にて保持するための基板
保持用突部をなすものである。このような保持ピン4
は、例えばステンレスにより構成され、図1(b)に示
すように先端に例えばアルミナにより構成された保護材
4aが設けられており、ウエハWを保持するときの当該
保持ピン4とウエハWとの接触面積は、ウエハ保持部2
にてウエハWを保持したときのウエハ保持部2とウエハ
Wとの接触面積よりもかなり小さくなるように設定され
ている。ここで保持ピン4の先端にアルミナ製の保護材
4aを設けているのは、ステンレスのままでは金属汚染
の原因となり、また現像液がアルカリ性であることか
ら、アルカリに対する耐性が必要となるからであるが、
この保護材4aをアルミナ以外の耐アルカリ樹脂により
形成してもよい。
【0017】これら保持ピン4の下端側は、水平な支持
ア−ム41を介して昇降機構42に接続されており、保
持ピン4の上端が、前記処理位置にあるウエハWの下方
側に位置する待機位置と、待機位置よりも上方側の位置
であって、ウエハWを保持してウエハ保持部2よりも浮
上させる位置との間で昇降可能に構成され、こうして保
持ピン4とウエハ保持部2とが相対的に昇降されるよう
になっている。さらにカップ3には、処理液の排液路3
4と、排気路と排液路とを兼ねた排出路35とが接続さ
れており、排出路35は図示しない気液分離手段に接続
されている。
【0018】ウエハ保持部2に真空吸着された処理位置
にあるウエハWの上方には、当該ウエハWの表面に処理
液である現像液を供給するための供給部をなすノズル5
が設けられている。このノズル5は、図2(a),
(b)に示すように、例えば横に細長い棒状に形成され
たノズル本体51と、ノズル本体51の下面に設けら
れ、ウエハ表面に径方向に沿って現像液を吐出するため
の供給孔52を備えており、前記ノズル本体51及び供
給孔52は、ウエハ表面の中心線(ウエハWの中心を通
り、径方向に伸びる線)近傍に、現像液を供給するよう
に構成されている。
【0019】このノズル5は、例えば図3に示すよう
に、ノズル保持部53により保持されて、案内レ−ル5
4に沿って水平移動自在に構成されると共に、図示しな
い昇降機構により昇降自在に構成されている。これによ
りノズル5は、ウエハWの搬入出時に邪魔にならないよ
うに、ウエハ保持部2の外側の待機位置と、ウエハ保持
部2のほぼ中央部の上方側の上方位置との間で移動でき
るようになっていると共に、前記上方位置と、その位置
から下降した位置である現像液の供給位置との間で昇降
できるようになっている。
【0020】このようなノズル5には、図示しない供給
管を介して現像液貯留タンク(図示省略)と連通接続さ
れている。また現像装置は、ウエハWの表面に現像液を
洗い流すためのリンス液を供給するためのリンス用ノズ
ル55を備えている。このリンス用ノズル55は、例え
ば上述のノズル5とほぼ同様に構成され、ノズル保持部
53により保持されて、ウエハ保持部2の外側の待機位
置と、ウエハ上にリンス液を供給する供給位置との間で
移動できるようになっている。
【0021】続いて上述の装置を用いて行われる本発明
方法の一実施の形態を現像処理に適用した場合を例にし
て、図4〜図6を用いて説明する。先ず図4(a)に示
すように、外カップ31をウエハWの受け渡し位置より
も下降させると共に、ウエハ保持部2を前記受け渡し位
置まで上昇させ、レジスト膜が形成され露光されたウエ
ハWを、図示しない搬送ア−ムによりウエハ保持部2上
に受け渡し、当該ウエハ保持部2に真空吸着させる。な
おウエハWをウエハ保持部2に押し付ける手法は、例え
ばウエハWの周縁を機械的に押し付けるメカチャックを
用いてもよい。そして図4(b)に示すように、待機位
置にあるノズル5をウエハ保持部2の上方位置を介して
供給位置まで移動させ、外カップ31の上端を前記ウエ
ハWの受け渡し位置よりも上方側に位置させて、ノズル
5から現像液Dを吐出させ、ウエハWの中心線近傍に現
像液Dを供給すると共に、ウエハ保持部2を180度回
転させて現像液の液盛りを行う。つまり処理位置ではノ
ズル5の供給孔52の先端がノズル5からウエハ表面に
供給した現像液Dに接触するようになっており、この状
態でウエハWを180度回転させながら、供給孔52か
らウエハ表面に現像液Dを供給すると、回転の遠心力に
よる現像液Dの拡散と、ノズル5の供給孔52による現
像液Dの伸展によって、ウエハWの表面全体に現像液D
が塗布され、液盛りが行われる。
【0022】続いて図4(c)に示すように、ウエハW
の回転を停止して、ウエハ保持部2による真空吸着を解
除すると共に、外カップ31を、上端が前記ウエハWの
受け渡し位置よりも下方側に位置するように下降させ
て、ノズル5を待機位置まで移動させる。
【0023】この後図5(a)に示すように、保持ピン
4を上昇させてウエハWをウエハ保持部2から保持ピン
4に受け渡し、こうして保持ピン4にてウエハWをウエ
ハ保持部2から浮上させた状態で保持しながら例えば6
0秒間放置することにより現像を行う。このようにして
現像を行った後、図5(b)に示すように、保持ピン4
を下降させてウエハWを再びウエハ保持部2に受け渡
し、ウエハWをウエハ保持部2に真空吸着させる。
【0024】続いて図6(a)に示すように、待機位置
にあるリンス用ノズル55をウエハ保持部2の上方位置
を介して供給位置まで移動させ、外カップ31の上端を
前記ウエハWの受け渡し位置よりも上方側に位置させ
て、リンス用ノズル55からリンス液Rを吐出させて洗
浄を行う。次いで図6(b)に示すように、外カップ3
1の上端を前記ウエハWの受け渡し位置よりも上方側に
位置させたまま、ウエハWを高速で回転させることによ
りウエハ表面を乾燥させ、この後図6(c)に示すよう
に、外カップ31を下降させ、ウエハ保持部2をウエハ
Wの受け渡し位置まで上昇させ、ウエハ保持部2による
ウエハWの真空吸着を解除して、ウエハWを図示しない
搬送ア−ムに受け渡す。
【0025】このような現像方法では、ウエハWを保持
ピン4で保持することにより、ウエハ保持部2から浮上
させてウエハWをウエハ保持部2から離した状態で現像
を行っているので、ウエハ表面に現像液Dの温度分布が
発生しにくく、均一性の高い現像処理を行うことができ
る。
【0026】つまりウエハWは保持ピン4にてウエハ保
持部2から離れた状態で保持しているので、当該ウエハ
Wはウエハ保持部2からの温度影響を受けにくくなる。
また保持ピン4にてウエハWを保持しているときの当該
保持ピン4とウエハWとの接触面積は、ウエハ保持部2
がウエハWを保持しているときの当該ウエハ保持部2と
ウエハWとの接触面積に比べてかなり小さく、保持ピン
4の熱容量はウエハ保持部2に比べて小さいので、保持
ピン4にてウエハWを保持したとしても、ウエハWの保
持ピン4と接触している部分と接触していない部分との
間で現像液Dの温度低下の度合いが異なり、現像液Dに
温度差が生じるといったことが発生しにくい。
【0027】このため現像液Dの温度がウエハ面内に亘
ってほぼ均一な状態で現像が行われるので、温度差が原
因となる現像ムラの発生が抑制され、これにより現像線
幅の寸法の変化が抑えられて、現像処理の均一性が高め
られる。実際にI線レジストが塗布され、所定のパタ−
ン形状に露光されたウエハWに対して上述の現像装置に
て現像処理を行ったところ、ウエハWの中央近傍と周縁
部との間で現像線幅の狂いはほとんどなく、均一な現像
処理を行うことができることが認められた。
【0028】続いて本発明の他の例について図7〜図9
に基づいて説明する。この例が上述の現像装置と異なる
点は、保持ピン4にウエハWの裏面への現像液等の回り
込みを抑えるための環状部材をなすリング部材6を取り
付けたことである。具体的には、リング部材6は、例え
ば図7及び図8に示すように、保持ピン4の外側を囲む
ように設けられ、内縁の数箇所に保持ピン4が取り付け
られたリング体61と、リング体61の外縁に取り付け
られた側壁部62とによりなり、保持ピン4にてウエハ
Wを保持したときに、側壁部62の上端がウエハWの裏
面側周縁部と接触するか接触しない程度に近接するよう
に構成され(図では便宜上側壁部62の上端とウエハW
との間を離して描いている)、ウエハWに現像液Dの液
盛りを行うときに、側壁部62の上端とウエハWの裏面
との間で現像液Dの回り込みを防止するようになってい
る。
【0029】またこの例では、例えば保持ピン4は、前
記処理位置にあるウエハWの下方側に位置する待機位置
にあるときに、リング部材6の下面が、ウエハWの裏面
側の内カップ32の上端よりも上方側に位置し、昇降機
構42によりこの待機位置と、待機位置よりも上方側の
位置であって、ウエハWを保持してウエハ保持部2より
も浮上させる位置との間で昇降できるように構成されて
いる。
【0030】このような現像装置においても、図9に示
すように、保持ピン4を上昇させてウエハWをウエハ保
持部2から保持ピン4に受け渡し、ウエハWをウエハ保
持部2から浮上させた状態で現像が行われる。このため
上述の例と同様に、ウエハ表面における現像液の温度分
布の発生を抑えて、均一性の高い現像処理を行うことが
できる。また既述のようにリング部材6の側壁部62の
上端とウエハWとの間で現像液Dのウエハ裏面への回り
込みを抑えることができるので、ウエハ保持部2や保持
ピン4への現像液Dの付着を防止して、これらの駆動系
に現像液Dが入り込むことを抑えることができる。
【0031】ここで図7に示す例ではリング部材6と保
持ピン4とを一体に設けたが、リング部材6と保持ピン
4とを別体に設け、夫々に昇降機構を設けるようにして
もよく、この場合ウエハ保持部2でウエハWを保持しつ
つ現像液の液盛りを行う場合にも、また液盛りしたウエ
ハWを保持ピン4にて保持する際にもウエハWの裏面側
に液が回り込む可能性を低減できる。
【0032】続いて本発明の現像装置のさらに他の例に
ついて図10及び図11に基づいて説明する。この例が
上述の現像装置と異なる点は、内カップ32に複数例え
ば3個の突起7を設け、この突起7をウエハWに対して
相対的に昇降させて、当該突起7にてウエハWを保持す
るようにしたことである。
【0033】この突起7は本発明の基板保持用突部をな
すものであり、例えばウエハWが前記処理位置にあると
きに、突起7の上端がウエハWの裏面側の周縁領域(ウ
エハ保持部2にてウエハWを保持したときの当該保持領
域の外側の領域)の下方側に位置するように、ウエハW
の裏面側の内カップ32に取り付けられており、この例
では図11に示すように、ウエハ保持部2を下降させる
ことによりウエハWを突起7に対して相対的に下降させ
て、ウエハWをウエハ保持部2から突起7に受け渡すよ
うになっている。
【0034】このような例においてもウエハWは突起7
にて保持され、ウエハ保持部2から浮上した状態で現像
が行われるので、上述の例と同様に、ウエハ表面におけ
る現像液Dの温度分布の発生が抑えられて、均一性の高
い現像処理を行うことができる。またこの例において
も、突起7に既述のリング部材6を取り付け、現像液D
のウエハ裏面への回り込みを抑えるようにしてもよい。
【0035】さらに本発明では例えば図12に示すよう
に、ウエハWの裏面側の周縁領域を保持する保持ピン4
を、ウエハ保持部2の外側近傍にてウエハWを保持する
ように設けるようにしてもよい。図12に示す例では、
ウエハ保持部2の外側近傍にてウエハWを保持するため
の保持ピン43と、ウエハWの外縁近傍にてウエハWを
保持するための保持ピン4とを設けた構成であるが、こ
の場合においても上述の例と同様に、保持ピン4,43
は昇降機構42により支持ア−ム41を介して昇降され
るようになっている。
【0036】このような例においてはウエハWは保持ピ
ン4,43にて、ウエハ保持部2の外側近傍と、外縁近
傍とを保持され、ウエハ保持部2から浮上した状態で現
像が行われるので、上述の例と同様に、ウエハ表面にお
ける現像液Dの温度分布の発生が抑えられて、均一性の
高い現像処理を行うことができる。またこの例では、ウ
エハWをウエハ保持部2の外側近傍と外縁近傍とにて保
持しているので、保持ピン4,43にてウエハWを浮上
させたときに、中央部や外縁部における撓み等の発生が
抑えられる。これによりウエハWの面内において現像液
の液高さが不均一になりにくく、この点からも現像処理
の高い均一性を確保できるので、特に12インチサイズ
やそれ以上の大きさのウエハWに対して現像を行う場合
に有効である。
【0037】ここで上述の突起7もウエハ保持部2の外
側近傍を保持するように設けるようにしてもよいし、こ
のウエハ保持部2の外側近傍を保持する保持ピン43や
突起7に既述のリング部材6を取り付け、現像液Dのウ
エハ裏面への回り込みを抑えるようにしてもよい。
【0038】次に本発明に係る現像方法の実施に使用さ
れる現像装置をユニットに組み込んだ塗布・現像装置の
一例の概略について図13及び図14を参照しながら説
明する。図13及び図14中、8はウエハカセットを搬
入出するための搬入出ステ−ジであり、例えば25枚収
納されたカセットCが例えば自動搬送ロボットにより載
置される。搬入出ステ−ジ8に臨む領域にはウエハWの
受け渡しア−ム80が、X,Y方向及びθ回転(円鉛直
軸回りの回転)自在に設けられている。更にこの受け渡
しア−ム80の奥側には、例えば搬入出ステ−ジ8から
奥を見て例えば右側には塗布・現像系のユニットU1
が、左側、手前側、奥側には加熱・冷却系のユニットU
2,U3,U4が夫々配置されていると共に、塗布・現
像系ユニットと加熱・冷却系ユニットとの間でウエハW
の受け渡しを行うための、例えば昇降自在、左右、前後
に移動自在かつ鉛直軸まわりに回転自在に構成されたウ
エハ搬送ア−ムMAが設けられている。但し図13では
便宜上ユニットU2及びウエハ搬送ア−ムMAは描いて
いない。
【0039】塗布・現像系のユニットにおいては、例え
ば上段に2個の現像ユニット81aが、下段に2個の塗
布ユニット81bが設けられている。加熱・冷却系のユ
ニットにおいては、加熱ユニットや冷却ユニットや疎水
化処理ユニット等が上下にある。前記塗布・現像系ユニ
ットや加熱・冷却系ユニットを含む上述の部分をクリ−
ントラックと呼ぶことにすると、このクリ−ントラック
の奥側にはインタ−フェイスユニット82を介して露光
装置83が接続されている。インタ−フェイスユニット
82は、例えば昇降自在、左右、前後に移動自在かつ鉛
直軸まわりに回転自在に構成されたウエハ搬送ア−ム8
4によりクリ−ントラックと露光装置83との間でウエ
ハWの受け渡しを行うものである。
【0040】この装置のウエハの流れについて説明する
と、先ず外部からウエハWが収納されたウエハカセット
Cが前記搬入出ステ−ジ8に搬入され、ウエハ搬送ア−
ム80によりカセットC内からウエハWが取り出され、
既述の加熱・冷却ユニットU3の棚の一つである受け渡
し台を介してウエハ搬送ア−ムMAに受け渡される。次
いでユニットU3内の一の棚の処理部内にて疎水化処理
が行われた後、塗布ユニット81bにてレジスト液が塗
布され、レジスト膜が形成される。レジスト膜が塗布さ
れたウエハWは加熱ユニットで加熱された後インタ−フ
ェイスユニット82を介して露光装置83に送られ、こ
こでパタ−ンに対応するマスクを介して露光が行われ
る。
【0041】その後ウエハWは加熱ユニットで加熱され
た後、冷却ユニットで冷却され、続いて現像ユニット8
1aに送られて現像処理され、レジストマスクが形成さ
れる。しかる後ウエハWは搬入出ステ−ジ8上のカセッ
トC内に戻される。
【0042】以上において上述の実施の形態では、ウエ
ハWを180度回転させて現像液の液盛りを行ったが、
この代わりに例えば図15(a)に示すように、ノズル9
0側を90度又は180度回転させたり、また図15
(b)に示すように、静止したウエハWに対してノズル9
0を矢印91方向に略水平に移動させる等、ノズル90
側を移動させて現像液の液盛りを行うようにしてもよ
い。
【0043】さらに保持ピン92は、ウエハWとの接触
面積が極力小さくなるように構成することが好ましく、
このため例えば図16に示すように、その先端93を尖
った形状に形成することが好ましい。この場合、少なく
とも先端部93の材質は断熱材を使用することが好まし
く、例えばアルミナや適宜の材質が適用される。
【0044】次に本発明の他の実施の形態について図1
7により説明する。この例は、上述実施の形態では、ウ
エハ保持部2でウエハWを保持したまま現像液Dの液盛
りを行っていたが(図4(b)参照)、この代わりに、図
17(a),(b)に示すように、下降変位したウエハ保持部
94から上方に突き出る保持ピン95に切り替えて、保
持ピン95によりウエハWをウエハ保持部94から浮か
せて保持し、この状態でノズル96を回転させて現像液
Dを供給して液盛りを行うものである。この際図17
(c)に示すように、上述の実施の形態(図5(a)参照)と
同様に、このままの状態で所定時間例えば約60秒間放
置していわゆる静止現像を行うようにすることもでき
る。
【0045】続いて本発明のさらに他の実施の形態につ
いて図18により説明する。この例は、上述実施の形態
では、図4(a)に示すように、ウエハWの受け渡し位置
においてウエハ保持部2が図示しない搬送装置からウエ
ハWを受け取り、ウエハWを保持したまま下降変位し、
下降した処理位置で現像液Dを供給して液盛りを行うの
に対し、この代わりに図18(a)に示すように、ウエハ
Wの受け渡し位置まで上方変位した保持ピン97により
ウエハWを図示しない搬送装置から受け取るようにした
ものである。ウエハWは図18(b)に示すように、下降
変位した保持ピン97からウエハ保持部98に保持し直
され、この後例えば図4(b)の場合と同様に、ウエハ保
持部98を回転させて現像液Dの塗布が行われる。この
例では、ウエハWの上下方向の移動は保持ピン97によ
り行われるので、ウエハ保持部98は回転機構のみを有
すればよく、装置全体ではウエハWを上下方向に昇降さ
せる駆動機構を小型化させることができる。
【0046】また図18に示す例では、図18(b)に示
すように、ウエハWをウエハ保持部98に支持させ、こ
のウエハ保持部98を回転させることにより現像液Dの
塗布を行っていたが、この代わりに例えば図19に示す
ように、ウエハ受け渡し位置で保持ピン99を介して受
け取ったウエハWを一点鎖線の位置まで下降させ(図1
9(a)参照)、次いで図19(b)に示すように、ウエハW
を保持ピン99で支持した状態で、例えばノズル100
を180度回転させながら現像液Dの液盛りを行ない、
続いて図19(c)に示すように、ウエハWを保持ピン9
9で支持した状態で約60秒間静止現像するようにして
もよい。この例ではノズル100を回転させたが、保持
ピン99側を回転させながら液盛りを行うようにしても
よい。
【0047】この場合現像液を振り切る際には、さらに
保持ピン99を下降させてウエハWをウエハ保持部13
0に受け渡し、ウエハ保持部130を回転させて行う。
なお図17,18,19の例においても、図15に示す
ような方法にて現像液を液盛りするようにしてもよい。
【0048】続いて本発明のさらに他の実施の形態につ
いて図20により説明する。この例は、上述の図8に示
す実施の形態のように、保持ピン4にリング部材6を設
けることによってウエハWの裏面側への現像液Dの回り
込みを防止する代わりに、ウエハWの裏面側にリング部
材101の方向に向けて液体例えば温水を噴出する液体
供給部をなす水ノズル102を設けた構成である。図中
103はウエハ保持部、200は駆動部、300は内カ
ップを示している。このようにリング部材101と水ノ
ズル102とを併用することにより、ウエハWの裏面洗
浄ができ、現像液Dの回り込みをより効果的に防止でき
る。
【0049】また図21(a)に示すように、保持ピン1
07に設けたリング部材104の溝105に流体例えば
温水を管106から導き、矢印のように流す構成にして
もよい。このようにリング部材104の内部に積極的に
水を流すことにより、ウエハWの裏面側とリング部材1
04との間に流体シールをなすウォーターシールが形成
される。これにより図21(b)に示すようにウエハWが
溝105の水108でシールされた状態で支持されるこ
とになり、この水108により現像液Dの回り込みがよ
り有効に防止される。この例では溝105を備えたリン
グ部材104と、ここに流体を供給するための管106
とによりシール手段が構成されている。
【0050】また上記実施の形態では、現像処理を行う
現像装置に適用した場合について説明したが、本発明は
例えば、上述の塗布・現像装置に組み込まれるようなレ
ジスト塗布装置にも適用できる。このレジスト塗布装置
について、図22により簡単に説明すると、当該装置
は、真空吸着機能を有し、基板保持部をなすスピンチャ
ック110と、ウエハWの裏面側周縁部を保持する基板
保持用突部をなす保持ピン111と、を備え、ウエハW
を保持ピン111によりスピンチャック110から浮上
させた状態で支持することができるように構成されてい
る。
【0051】このような装置では、スピンチャック11
0にウエハWを吸着保持させた状態で、ウエハWの上部
からレジスト液を滴下すると共に、スピンチャック11
0を回転させ、レジスト液をスピンチャック110の回
転によりウエハW全面に行き渡らせて塗布し(図22
(a))、塗布が終了すると、図示しない搬送装置がウエ
ハWを取りに来るまでの間、保持ピン111を上方に突
出させてウエハWを支持する一方、スピンチャック11
0を下方側に移動させて(図22(b)参照)、ウエハW
を保持ピン111にてスピンチャック110から浮上さ
せた状態で支持するように構成されている。かかる構成
によれば、搬送アームが来るまでの待機時間が長くなっ
ても、ウエハWは保持ピン111で支持されているた
め、塗布されたレジスト膜がスピンチャック110から
の熱の影響を受けにくくなり、温度勾配の発生によるレ
ジスト膜に対する熱的悪影響を抑制することができる。
【0052】また図23には、例えば上述の塗布・現像
装置に組み込まれるような現像ユニット120の一例を
示すが、このような現像ユニット120では、通常は、
気体供給部をなす送風ファン121をユニット120の
上部に設け、排気手段をなす排気装置122をユニット
120の下部に設けることにより、送風ファン121と
排気装置122との組み合わせにより、ユニット120
内に送風ファン121から供給された空気を排気装置1
22に向けてダウンフローさせ、排気装置122を介し
て外部に排気するのが好ましい。特にウエハWの上面が
乾いた状態にある場合には、ミストが再付着するのを防
止する観点から、排気を行うことが好ましい。
【0053】しかし現像中、ウエハWの上に現像液があ
る場合にも排気を行うと、当該現像液の揮発によりウエ
ハWに温度変化が生じるため好ましくない。そこで制御
部124を設けて排気装置122の作動を制御するのが
よい。
【0054】すなわち図24のフローチャートに示すよ
うに、ステップ1において現像ユニット120内にウエ
ハWを搬入する(図24では、ステップを「S」で表示
する)。ステップ2で現像液を塗布するか否かが判断さ
れ、塗布する場合にはステップ3で排気装置122の作
動が停止され、現像液がウエハWに塗布される(ステッ
プ4)。ステップ5で静止現像され、所定の現像時間例
えば60秒が経過したか否かがステップ6で判断され
る。YESと判断されると、ステップ7で排気装置12
2が再び作動し、現像ユニット120内にダウンフロー
の空気が供給され、ウエハWの洗浄工程に入る(ステッ
プ8)。なおステップ2においてウエハWに現像液を塗
布しないと判断した場合には排気装置122は作動する
状態にあり(ステップ9)、ウエハWの搬入が行われ
る。
【0055】かかる構成により、ウエハWの上に現像液
がある状態のときには排気装置122による排気を停止
することにより、現像液の揮発によるウエハWの温度変
化を抑制することができ、良好な現像処理を実現でき
る。
【0056】以上において本発明では、基板としてはウ
エハに限らず、液晶ディスプレイ用のガラス基板であっ
てもよい。またウエハを保持する基板保持用突部は、ウ
エハ保持部2と相対的に昇降可能に構成され、現像時に
ウエハWをウエハ保持部2から離した状態で保持するも
のであれば、数量や形状、取り付け位置等は上述の構成
に限るものではない。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、現像液の基板の面内の
温度変化の程度が揃えられ、基板面内の現像液の温度の
均一性が高まるので、現像液の温度差が原因となる現像
ムラの発生が抑えられ、均一性の高い処理を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る現像装置の一例を示
す断面図である。
【図2】前記現像装置で用いられるノズルを示す斜視図
と底面図である。
【図3】前記現像装置を示す平面図である。
【図4】前記現像装置の作用を示す工程図である。
【図5】前記現像装置の作用を示す工程図である。
【図6】前記現像装置の作用を示す工程図である。
【図7】本発明の現像装置の他の例を示す断面図であ
る。
【図8】前記現像装置で用いられる保持ピンを示す斜視
図である。
【図9】前記現像装置の作用を示す側面図である。
【図10】本発明の現像装置のさらに他の例を示す断面
図である。
【図11】前記現像装置の作用を示す側面図である。
【図12】本発明の現像装置のさらに他の例を示す断面
図である。
【図13】前記現像装置を組み込んだ塗布・現像装置の
一例を示す斜視図である。
【図14】前記現像装置を組み込んだ塗布・現像装置の
一例を示す平面図である。
【図15】本発明の現像装置のさらに他の例を示す外観
図である。
【図16】保持ピンの他の例を示す側面図である。
【図17】本発明の現像装置のさらに他の例の作用を示
す工程図である。
【図18】本発明の現像装置のさらに他の例の作用を示
す工程図である。
【図19】本発明のさらに他の例の作用を示す工程図で
ある。
【図20】本発明のさらに他の例の作用を示す工程図で
ある。
【図21】本発明のさらに他の例の保持ピンを示す一部
斜視図と側面図である。
【図22】本発明をレジスト塗布装置に適用した場合の
例を示す断面図である。
【図23】本発明の現像装置を組み込んだ現像ユニット
の排気システムを説明するための断面図である。
【図24】前記排気システムの制御を示すフローチャー
トである。
【図25】従来の現像方法を示す工程図である。
【図26】従来の現像液の温度変化を示す特性図であ
る。
【符号の説明】
2 ウエハ保持部 3 カップ 31 外カップ 32 内カップ 4,43 保持ピン 42 昇降機構 5 ノズル 6 リング部材 7 突起 W 半導体ウエハ D 現像液

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を保持するための基板保持部と、 前記基板保持部と緩衝しないように、当該基板保持部と
    相対的に昇降自在に設けられ、基板を前記基板保持部か
    ら離した状態で保持するための基板保持用突部と、 基板の被処理面に現像液を供給するための供給部と、を
    備え、 現像液が液盛りされた基板を、前記基板保持用突部によ
    り、前記基板保持部から離した状態で、現像液が液盛り
    されたままの状態にして基板の被処理面の現像を行うこ
    とを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記基板保持部は基板の被処理面の反対
    面の中央近傍を保持し、前記基板保持用突部は基板の被
    処理面の反対面の、前記基板保持部の保持領域の外側の
    周縁領域を保持することを特徴とする請求項1記載の現
    像装置。
  3. 【請求項3】 前記基板保持用突部は基板の被処理面の
    反対面の、前記基板保持部の保持領域の外側の周縁領域
    であって、前記基板保持部の保持領域の外側近傍領域
    と、基板の外縁近傍領域と、を保持することを特徴とす
    る請求項1又は2記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記基板保持用突部と基板との接触面積
    は、前記基板保持部と基板との接触面積よりも小さいこ
    とを特徴とする請求項1,2又は3記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記基板保持用突部は断熱材により構成
    されていることを特徴とする請求項1ないし4の何れか
    に記載の現像装置。
  6. 【請求項6】 前記基板保持用突部の先端は尖った形状
    であることを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記
    載の現像装置。
  7. 【請求項7】 前記基板保持用突部は、基板の被処理面
    の反対面への現像液の回り込みを抑えるための環状部材
    を備えることを特徴とする請求項1ないし6の何れかに
    記載の現像装置。
  8. 【請求項8】 前記環状部材と前記基板の被処理面の反
    対面との間に流体シールを形成するためのシール手段を
    備えることを特徴とする請求項7記載の現像装置。
  9. 【請求項9】 前記基板保持部により保持された基板の
    被処理面の反対面に所定の液体を供給するための液体供
    給部を備えることを特徴とする請求項1ないし8の何れ
    かに記載の現像装置。
  10. 【請求項10】 前記基板保持部又は前記基板保持用突
    部に保持された基板の上部から基板に対して気体を供給
    する気体供給部と、 前記基板保持部又は前記基板保持用突部に保持された基
    板の下部から前記気体供給部により供給された気体を排
    気する排気手段と、を備え、 少なくとも前記基板に現像液が液盛りされたままの状態
    の間、前記排気手段による排気を停止させることを特徴
    とする請求項1ないし9の何れかに記載の現像装置。
  11. 【請求項11】 基板を保持するための基板保持部と、 前記基板保持部の周囲に配置され、前記基板の被処理面
    と反対面を保持する基板保持用突部と、 前記基板の被処理面に所定の液を供給するための供給部
    と、を備え、 前記基板保持部と前記基板保持用突部とは相対的に昇降
    自在に構成されていることを特徴とする液処理装置。
  12. 【請求項12】 前記基板保持用突部が前記基板保持部
    より上昇した状態で、前記基板保持用突部に対して基板
    の受け渡しが行われることを特徴とする請求項11記載
    の液処理装置。
  13. 【請求項13】 前記供給部は、前記基板保持用突部に
    より保持された基板の被処理面に前記所定の液を供給す
    ることを特徴とする請求項11又は12記載の液処理装
    置。
  14. 【請求項14】 前記供給部は、少なくとも前記基板の
    半径よりも長い供給幅を有する供給ノズルを備え、 前記供給ノズルは、前記基板保持用突部により保持され
    た基板の上方側で回転自在に構成されていることを特徴
    とする請求項11ないし13の何れかに記載の液処理装
    置。
  15. 【請求項15】 前記基板保持部は基板を保持した状態
    で回転自在に構成されていることを特徴とする請求項1
    1ないし14の何れかに記載の液処理装置。
  16. 【請求項16】 前記供給部は、前記基板保持部により
    保持され、回転される基板の被処理面に前記所定の液を
    供給するように構成されていることを特徴とする請求項
    15記載の液処理装置。
  17. 【請求項17】 基板に現像液を供給して現像を行う現
    像方法において、 基板を基板保持部に保持させて、当該基板の被処理面に
    現像液を液盛りする工程と、 次いで基板保持用突部を前記基板保持部と緩衝しないよ
    うに、当該基板保持部と相対的に昇降させて、前記基板
    保持部からこの基板保持用突部に基板を受け渡し、この
    基板保持用突部にて前記基板保持部から離した状態で、
    現像液が液盛りされたままの状態にして基板の被処理面
    の現像を行う工程と、を含むことを特徴とする現像方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004072120A (ja) * 2002-07-22 2004-03-04 Yoshitake Ito 現像方法及び現像装置及び液処理方法及び液処理装置
JP2007525591A (ja) * 2003-04-18 2007-09-06 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 複数の化学物質メッキシステム
US7670465B2 (en) 2002-07-24 2010-03-02 Applied Materials, Inc. Anolyte for copper plating

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