JP2001101584A - 車両交通システム - Google Patents
車両交通システムInfo
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- JP2001101584A JP2001101584A JP27759999A JP27759999A JP2001101584A JP 2001101584 A JP2001101584 A JP 2001101584A JP 27759999 A JP27759999 A JP 27759999A JP 27759999 A JP27759999 A JP 27759999A JP 2001101584 A JP2001101584 A JP 2001101584A
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】専用道と一般道路との双方に亘る交通システム
の利点を活用しつつ、専用道上の車両運行に関して車両
の切り離しや連結に伴う操作を容易かつ短時間に実施
し、将来的な輸送需要増大により柔軟に対応する。 【解決手段】車両交通システムは、車両1…1のプラト
ーン2走行が可能な専用道R1を有する。専用道R1
は、車両1の上り車線11a及び下り車線11bを有す
る本線11と、この本線11上の端末に配置される停留
所(待機ホーム13)とを備える。停留所は、上り車線
11a及び下り車線11bの内の一方からその走行方向
を変えてループ状に延び、その他方に接続される複数の
ループ部14…14を備える。各ループ部14は、互い
に交差する2つの線路RL、RL上に位置する鉄道駅S
T前でその2つの線路で区分けされた4つの領域に並設
される。
の利点を活用しつつ、専用道上の車両運行に関して車両
の切り離しや連結に伴う操作を容易かつ短時間に実施
し、将来的な輸送需要増大により柔軟に対応する。 【解決手段】車両交通システムは、車両1…1のプラト
ーン2走行が可能な専用道R1を有する。専用道R1
は、車両1の上り車線11a及び下り車線11bを有す
る本線11と、この本線11上の端末に配置される停留
所(待機ホーム13)とを備える。停留所は、上り車線
11a及び下り車線11bの内の一方からその走行方向
を変えてループ状に延び、その他方に接続される複数の
ループ部14…14を備える。各ループ部14は、互い
に交差する2つの線路RL、RL上に位置する鉄道駅S
T前でその2つの線路で区分けされた4つの領域に並設
される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両交通システ
ムにかかり、特に車両のプラトーン走行が可能な専用道
と市街地を通る一般道路との双方で構成される路線上に
沿って車両を運行させる車両交通システムに関する。
ムにかかり、特に車両のプラトーン走行が可能な専用道
と市街地を通る一般道路との双方で構成される路線上に
沿って車両を運行させる車両交通システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、都心部とその郊外などを結ぶ道路
交通の渋滞を緩和し、バスと新交通システムの中間の輸
送需要(例えば、1時間当たり3,000人〜10,0
00人程度)に対応しつつ将来の輸送量増加に伴い新交
通システムへと転換可能なシステムとして、道路中央分
離帯上などに高架で設けることが可能な専用軌道と一般
道路との双方に亘って乗客の乗り換えなしで走行可能な
デュアルモード性のガイドウェイバスを採用した交通シ
ステムが注目されている(「ガイドウェイバス志段味線
の概要について」 SUBWAY 1995.1 日本
地下鉄協会 第91号 P25〜P32)。
交通の渋滞を緩和し、バスと新交通システムの中間の輸
送需要(例えば、1時間当たり3,000人〜10,0
00人程度)に対応しつつ将来の輸送量増加に伴い新交
通システムへと転換可能なシステムとして、道路中央分
離帯上などに高架で設けることが可能な専用軌道と一般
道路との双方に亘って乗客の乗り換えなしで走行可能な
デュアルモード性のガイドウェイバスを採用した交通シ
ステムが注目されている(「ガイドウェイバス志段味線
の概要について」 SUBWAY 1995.1 日本
地下鉄協会 第91号 P25〜P32)。
【0003】この交通システムにおいて、ガイドウェイ
バスは、通常の路線バスの操舵系に機械式の案内装置と
直進性を与える安定化装置などを取り付けた車両で構成
され、専用軌道上では案内装置の誘導により走行路上に
設けられた案内レールに沿って機械的に操舵走行させる
一方、一般道路上では案内装置とハンドル操作との連動
を機械的に切り離すことにより通常のバスとして走行可
能となっている。この種の走行モードを切り替え可能な
ガイドウェイバスに関しては、例えば特開平7−815
52号公報で開示されている。
バスは、通常の路線バスの操舵系に機械式の案内装置と
直進性を与える安定化装置などを取り付けた車両で構成
され、専用軌道上では案内装置の誘導により走行路上に
設けられた案内レールに沿って機械的に操舵走行させる
一方、一般道路上では案内装置とハンドル操作との連動
を機械的に切り離すことにより通常のバスとして走行可
能となっている。この種の走行モードを切り替え可能な
ガイドウェイバスに関しては、例えば特開平7−815
52号公報で開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たガイドウェイバスを用いた交通システムの場合、一般
道路上ではバス車両の連結運転が原則的に認められてい
ないために単車運転となり、これにより専用軌道上にお
いても通常は単車運転となるため、将来的な輸送需要増
大に対応できない恐れもある。従って、この解決法とし
て軌道区間内での連結運転が期待されているものの、こ
の場合でも一般道路上の単車運転を前提にすると車両の
切り離しや連結に伴う操作に多くの時間と労力を要する
ことが想定される。
たガイドウェイバスを用いた交通システムの場合、一般
道路上ではバス車両の連結運転が原則的に認められてい
ないために単車運転となり、これにより専用軌道上にお
いても通常は単車運転となるため、将来的な輸送需要増
大に対応できない恐れもある。従って、この解決法とし
て軌道区間内での連結運転が期待されているものの、こ
の場合でも一般道路上の単車運転を前提にすると車両の
切り離しや連結に伴う操作に多くの時間と労力を要する
ことが想定される。
【0005】この発明は、このような従来の技術を背景
になされたものであり、専用道と一般道路との双方に亘
って乗客の乗り換えなしで車両を運行させる交通システ
ムの利点を活用しつつ、専用道上の車両運行に関して車
両の切り離しや連結に伴う操作を容易かつ短時間に実施
し、将来的な輸送需要増大により柔軟に対応できる車両
交通システムを提供することを目的とする。
になされたものであり、専用道と一般道路との双方に亘
って乗客の乗り換えなしで車両を運行させる交通システ
ムの利点を活用しつつ、専用道上の車両運行に関して車
両の切り離しや連結に伴う操作を容易かつ短時間に実施
し、将来的な輸送需要増大により柔軟に対応できる車両
交通システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するため、複数の車両を互いに非接触で一定の車間
距離を保ちながら隊列を組ませ、いわゆる「プラトー
ン」として自動走行させるシステムを適用し、このプラ
トーン走行に適した専用道の構成およびその運行手段に
ついて種々の検討を行った。
達成するため、複数の車両を互いに非接触で一定の車間
距離を保ちながら隊列を組ませ、いわゆる「プラトー
ン」として自動走行させるシステムを適用し、このプラ
トーン走行に適した専用道の構成およびその運行手段に
ついて種々の検討を行った。
【0007】例えば、プラトーン走行可能な車両システ
ムに関しては、特開平8−314541号、特開平10
−261194号公報などで開示されている。
ムに関しては、特開平8−314541号、特開平10
−261194号公報などで開示されている。
【0008】この内、特開平8−314541号公報で
は、多数の車両が自動走行レーンに沿って自動走行する
場合の利用効率を向上させることを目的として、プラト
ーンを形成する車両群の内の先頭車両が路面に設けた磁
気ネイルからの変位を検出し、修正操舵制御量を演算
し、その演算した制御量で自車両を制御すると共にその
制御量データを後続車両に送信し、この後続車両が自車
両では磁気ネイルとの変位量は検出せずに先頭車両から
の制御量データに基づいて操舵制御し、その後続車両が
さらにその制御量データを次の後続車両に送信し、以後
の後続車両で同様の操舵制御を行う車両走行誘導システ
ムが提案されている。
は、多数の車両が自動走行レーンに沿って自動走行する
場合の利用効率を向上させることを目的として、プラト
ーンを形成する車両群の内の先頭車両が路面に設けた磁
気ネイルからの変位を検出し、修正操舵制御量を演算
し、その演算した制御量で自車両を制御すると共にその
制御量データを後続車両に送信し、この後続車両が自車
両では磁気ネイルとの変位量は検出せずに先頭車両から
の制御量データに基づいて操舵制御し、その後続車両が
さらにその制御量データを次の後続車両に送信し、以後
の後続車両で同様の操舵制御を行う車両走行誘導システ
ムが提案されている。
【0009】また、特開平10−261194号公報で
は、車両群形成による隊列走行を円滑に行うことを目的
として、道路を走行する複数の車両が車両群を形成し、
この群内の各車両間で互いに制御情報を伝送する構成
で、車両群の規模を算出し、その算出された規模が予め
定めた制限値内となるように群形成車両を制限する車両
群形成装置が提案されている。
は、車両群形成による隊列走行を円滑に行うことを目的
として、道路を走行する複数の車両が車両群を形成し、
この群内の各車両間で互いに制御情報を伝送する構成
で、車両群の規模を算出し、その算出された規模が予め
定めた制限値内となるように群形成車両を制限する車両
群形成装置が提案されている。
【0010】このようなプラトーン走行が可能な車両で
あれば、専用道上で複数の編成で運行できることから、
車両編成の調整などがより柔軟に対応でき、輸送需要に
応じた運行が期待できる。
あれば、専用道上で複数の編成で運行できることから、
車両編成の調整などがより柔軟に対応でき、輸送需要に
応じた運行が期待できる。
【0011】以下の各請求項に係る車両交通システム
は、このような知見に基づいて完成されたものである。
は、このような知見に基づいて完成されたものである。
【0012】すなわち、請求項1の発明に係る車両交通
システムは、車両のプラトーン走行が可能な専用道と、
この専用道と市街地を通る一般道路とで構成される路線
上に沿って前記車両を輸送需要に応じた運行パターンで
運行させる運行手段とを備え、前記専用道は、前記車両
の上り車線及び下り車線を有する本線と、この本線上の
端末及び中間の所定位置に配置される停留所とを備え、
この停留所は、前記上り車線及び下り車線の内の一方か
らその走行方向を変えてループ状に延び且つ前記上り車
線及び下り車線の内の他方に接続される複数のループ部
を備え、前記複数のループ部は、前記本線の端末におい
てその走行方向の異なる位置でこの走行方向に交差する
方向に沿って並設されるものであることを特徴とする。
システムは、車両のプラトーン走行が可能な専用道と、
この専用道と市街地を通る一般道路とで構成される路線
上に沿って前記車両を輸送需要に応じた運行パターンで
運行させる運行手段とを備え、前記専用道は、前記車両
の上り車線及び下り車線を有する本線と、この本線上の
端末及び中間の所定位置に配置される停留所とを備え、
この停留所は、前記上り車線及び下り車線の内の一方か
らその走行方向を変えてループ状に延び且つ前記上り車
線及び下り車線の内の他方に接続される複数のループ部
を備え、前記複数のループ部は、前記本線の端末におい
てその走行方向の異なる位置でこの走行方向に交差する
方向に沿って並設されるものであることを特徴とする。
【0013】ここで、車両は、例えば所定数の乗客を乗
せる車体ボディ内に車両制御装置、車両保安装置、路車
間通信機、車車間通信機、及びレーン検知用の磁気セン
サ等を搭載し、磁気センサで専用道内に埋設されたレー
ン検知用磁気ネイルからの磁場を検知すると共に、所定
の路車間通信機で専用道内に埋設された通信/路上セン
サ(通信用ループコイル)を介して地上との間で路車間
通信を行い、車車間通信機で他の車車間通信を行うこと
により、プラトーン等の走行制御、速度制御等が可能な
構成となっている。
せる車体ボディ内に車両制御装置、車両保安装置、路車
間通信機、車車間通信機、及びレーン検知用の磁気セン
サ等を搭載し、磁気センサで専用道内に埋設されたレー
ン検知用磁気ネイルからの磁場を検知すると共に、所定
の路車間通信機で専用道内に埋設された通信/路上セン
サ(通信用ループコイル)を介して地上との間で路車間
通信を行い、車車間通信機で他の車車間通信を行うこと
により、プラトーン等の走行制御、速度制御等が可能な
構成となっている。
【0014】請求項2の発明は、請求項1記載の発明に
おいて、前記複数のループ部は、互いに交差する2つの
線路上に位置する鉄道駅前でその2つの線路で区分けさ
れた4つの領域に並設されるものであることを特徴とす
る。
おいて、前記複数のループ部は、互いに交差する2つの
線路上に位置する鉄道駅前でその2つの線路で区分けさ
れた4つの領域に並設されるものであることを特徴とす
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る車両交通シ
ステムの実施の形態を図面に基づいて説明する。この交
通システムにおける車両は、例えば所定数の乗客を乗せ
る車体ボディ内に車両制御装置、車両保安装置、路車間
通信機、車車間通信機、及びレーン検知用磁気センサ等
を搭載し、磁気センサで路面(専用道)内に埋設された
運行制御部のレーン検知用磁気ネイルからの磁場を検知
すると共に、路車間通信機で専用道内に埋設された運行
制御部の通信/路上センサを介して地上との間で路車間
通信を行い、車車間通信機で他の車車間通信を行うこと
により、プラトーン等の走行制御、速度制御等が可能と
なっている。
ステムの実施の形態を図面に基づいて説明する。この交
通システムにおける車両は、例えば所定数の乗客を乗せ
る車体ボディ内に車両制御装置、車両保安装置、路車間
通信機、車車間通信機、及びレーン検知用磁気センサ等
を搭載し、磁気センサで路面(専用道)内に埋設された
運行制御部のレーン検知用磁気ネイルからの磁場を検知
すると共に、路車間通信機で専用道内に埋設された運行
制御部の通信/路上センサを介して地上との間で路車間
通信を行い、車車間通信機で他の車車間通信を行うこと
により、プラトーン等の走行制御、速度制御等が可能と
なっている。
【0016】図1に示す車両交通システムは、上述した
車両1…1がプラトーン2を構成して走行可能な専用道
R1と、この専用道R1に加え市街地を通る一般道路R
2を含む路線10上に沿って車両1…1を輸送需要に応
じた運行パターンで車両運行させる運行制御部(本発明
の運行手段を成す)20とを備えている。
車両1…1がプラトーン2を構成して走行可能な専用道
R1と、この専用道R1に加え市街地を通る一般道路R
2を含む路線10上に沿って車両1…1を輸送需要に応
じた運行パターンで車両運行させる運行制御部(本発明
の運行手段を成す)20とを備えている。
【0017】専用道R1は、車両1…1の上り車線11
a及び下り車線11bで構成された本線11を有してい
る。この本線11上の例えば鉄道駅等に連絡可能な所定
位置には、運転手や乗客の乗り降りが可能な複数の停留
所、すなわち輸送需要の比較的多い端末の停留所12
a、同じく輸送需要の比較的多い中間の停留所12b、
輸送需要の比較的少ない中間の停留所12c、同じく輸
送需要の比較的少ない端末の停留所12dが配置されて
いる。輸送需要の比較的多い停留所12a、12bは市
街地を通る一般道路R2に連絡可能な専用道口に、また
輸送需要の比較的少ない停留所12c、12dは一般道
路R2に連絡されない専用道内にそれぞれ設けられてい
る。
a及び下り車線11bで構成された本線11を有してい
る。この本線11上の例えば鉄道駅等に連絡可能な所定
位置には、運転手や乗客の乗り降りが可能な複数の停留
所、すなわち輸送需要の比較的多い端末の停留所12
a、同じく輸送需要の比較的多い中間の停留所12b、
輸送需要の比較的少ない中間の停留所12c、同じく輸
送需要の比較的少ない端末の停留所12dが配置されて
いる。輸送需要の比較的多い停留所12a、12bは市
街地を通る一般道路R2に連絡可能な専用道口に、また
輸送需要の比較的少ない停留所12c、12dは一般道
路R2に連絡されない専用道内にそれぞれ設けられてい
る。
【0018】この内、輸送需要の比較的多い停留所12
a、12bには、プラトーン2を構成するために本線1
1に合流すべき車両を待機させたり、プラトーン2から
分離するために本線11から分流すべき車両を受け入れ
たりする待機ホーム13が設けられている。
a、12bには、プラトーン2を構成するために本線1
1に合流すべき車両を待機させたり、プラトーン2から
分離するために本線11から分流すべき車両を受け入れ
たりする待機ホーム13が設けられている。
【0019】待機ホーム13は、図2に示すように本線
11の上り車線11a及び下り車線11bの内の一方か
らその走行方向を変えてループ状に延び、且つ、上り車
線11a及び下り車線11bの内の他方に接続される複
数(図2中の例では上り車線11aから下り車線11b
に接続される2つ)のループ部14…14で構成されて
いる。この複数のループ部14…14の所定位置には、
運転手および乗客用の複数の乗降場15…15が設置さ
れている。
11の上り車線11a及び下り車線11bの内の一方か
らその走行方向を変えてループ状に延び、且つ、上り車
線11a及び下り車線11bの内の他方に接続される複
数(図2中の例では上り車線11aから下り車線11b
に接続される2つ)のループ部14…14で構成されて
いる。この複数のループ部14…14の所定位置には、
運転手および乗客用の複数の乗降場15…15が設置さ
れている。
【0020】複数のループ部14は、図2に示すように
本線11の端末においてその走行方向の異なる位置でこ
の走行方向に交差する方向に沿って並設され、具体的に
は互いに交差する2つの線路RL、RL上に位置する鉄
道駅ST前でその2つの線路RL、RLで区分けされた
4つの領域に並設されている。これにより、輸送需要は
もちろんのこと鉄道駅の形状等にも対応して設計やその
変更が可能な路線形状をより簡素に構築できる。
本線11の端末においてその走行方向の異なる位置でこ
の走行方向に交差する方向に沿って並設され、具体的に
は互いに交差する2つの線路RL、RL上に位置する鉄
道駅ST前でその2つの線路RL、RLで区分けされた
4つの領域に並設されている。これにより、輸送需要は
もちろんのこと鉄道駅の形状等にも対応して設計やその
変更が可能な路線形状をより簡素に構築できる。
【0021】運行制御部20は、上述した待機ホーム1
3の存在を前提にして専用道R1及び一般道路R2にお
ける全路線上の車両運行を制御するもので、機能上、専
用道R1上に沿って車両1をその輸送需要に応じた運行
パターンで運行させる専用道運行方法と、一般道路R2
上に沿って車両1をその輸送需要に応じた運行パターン
で運行させる市街地運行方法とを実行可能に設定されて
いる。
3の存在を前提にして専用道R1及び一般道路R2にお
ける全路線上の車両運行を制御するもので、機能上、専
用道R1上に沿って車両1をその輸送需要に応じた運行
パターンで運行させる専用道運行方法と、一般道路R2
上に沿って車両1をその輸送需要に応じた運行パターン
で運行させる市街地運行方法とを実行可能に設定されて
いる。
【0022】ここで、この運行制御部20による運行パ
ターンの設定例を図4に示す。
ターンの設定例を図4に示す。
【0023】まず、専用道運行方法の設定例を説明す
る。この場合、輸送需要に対応する条件としては、便宜
上、ピーク時、平時(標準)、および早朝・夜間(オフ
時)を想定している。
る。この場合、輸送需要に対応する条件としては、便宜
上、ピーク時、平時(標準)、および早朝・夜間(オフ
時)を想定している。
【0024】1)ピーク時では、定時運行(例えば5
分間隔:専用道上を運行するのでダイヤ通りに運行可
能)、平均で4台のプラトーン走行(例えば車間距
離:15m)、最大で5台のプラトーン走行、先頭車
に運転手が乗り、後続車は無人走行、市街地からの車
両は専用道口停留所の待機用ホームにて時間調整(専用
道からの車両も同様)となる。 2)平時(標準)では、定時運行(例えば5分〜15
分間隔)、単機または2台のプラトーン走行となり、
その他はピーク時と同様である。 3)早朝・夜間(オフ時)では、定時運行(例えば1
5分〜30分間隔)、単機運転、市街地から専用道
へは待機することなく直行運転となり、需要が極端に少
ない場合は単機の有人運転でデマンド運行も可能であ
る。
分間隔:専用道上を運行するのでダイヤ通りに運行可
能)、平均で4台のプラトーン走行(例えば車間距
離:15m)、最大で5台のプラトーン走行、先頭車
に運転手が乗り、後続車は無人走行、市街地からの車
両は専用道口停留所の待機用ホームにて時間調整(専用
道からの車両も同様)となる。 2)平時(標準)では、定時運行(例えば5分〜15
分間隔)、単機または2台のプラトーン走行となり、
その他はピーク時と同様である。 3)早朝・夜間(オフ時)では、定時運行(例えば1
5分〜30分間隔)、単機運転、市街地から専用道
へは待機することなく直行運転となり、需要が極端に少
ない場合は単機の有人運転でデマンド運行も可能であ
る。
【0025】次に、市街地運行方法の設定例を説明す
る。この場合も、上述と同様の輸送需要の条件、すなわ
ちピーク時、平時(標準)、および早朝・夜間(オフ
時)を想定している。
る。この場合も、上述と同様の輸送需要の条件、すなわ
ちピーク時、平時(標準)、および早朝・夜間(オフ
時)を想定している。
【0026】1)ピーク時では、時間内定量運転(定
時運行は不可のため停留所時刻表には目標運転本数を記
述)、ワンマン運転となる。 2)平時(標準)では、定時運転(例えば5分〜10
分間隔:道路も空いているのでダイヤ通りの運行可
能)、ワンマン運転となる。 3)早朝・夜間(オフ時)では、定時運行(例えば15
分〜30分間隔)、必要によりデマンド運行も可能と
なるが、需要が極端に少ない場合、30分の定時運行の
間に1本〜2本のデマンド運行も可能である。デマンド
運行は、運転手確保の観点から、一般道路が例えばAH
S−a化されて無人運転が可能となるまでは通常、行わ
れない。ここで、AHS−aとは、ITS(Intel
ligent Transport Systems)
のプロジェクトにおけるAHS(Automated
Cruise−Assist Highway Sys
tem)の中の自動走行システムのことを言う。
時運行は不可のため停留所時刻表には目標運転本数を記
述)、ワンマン運転となる。 2)平時(標準)では、定時運転(例えば5分〜10
分間隔:道路も空いているのでダイヤ通りの運行可
能)、ワンマン運転となる。 3)早朝・夜間(オフ時)では、定時運行(例えば15
分〜30分間隔)、必要によりデマンド運行も可能と
なるが、需要が極端に少ない場合、30分の定時運行の
間に1本〜2本のデマンド運行も可能である。デマンド
運行は、運転手確保の観点から、一般道路が例えばAH
S−a化されて無人運転が可能となるまでは通常、行わ
れない。ここで、AHS−aとは、ITS(Intel
ligent Transport Systems)
のプロジェクトにおけるAHS(Automated
Cruise−Assist Highway Sys
tem)の中の自動走行システムのことを言う。
【0027】従って、この実施の形態によれば、専用道
と一般道路との双方に亘って乗客の乗り換えなしで車両
を運行させる交通システムにおいて、特にプラトーン走
行が可能な専用道を採用し、この専用道を本線および停
留所で構成し、この停留所を複数のループ部で構成した
ため、専用道と一般道路との双方に亘る交通システムの
利点を活用しつつ、専用道上の車両運行に関して車両の
切り離しや連結に伴う操作を容易かつ短時間に実施し、
将来的な輸送需要増大により柔軟に対応できる車両交通
システムを提供できる。
と一般道路との双方に亘って乗客の乗り換えなしで車両
を運行させる交通システムにおいて、特にプラトーン走
行が可能な専用道を採用し、この専用道を本線および停
留所で構成し、この停留所を複数のループ部で構成した
ため、専用道と一般道路との双方に亘る交通システムの
利点を活用しつつ、専用道上の車両運行に関して車両の
切り離しや連結に伴う操作を容易かつ短時間に実施し、
将来的な輸送需要増大により柔軟に対応できる車両交通
システムを提供できる。
【0028】なお、この実施の形態に係る車両交通シス
テムにおいて、専用道の中間に位置する停留所のその他
の例として、例えば図3および図4に示す構成も適用で
きる。
テムにおいて、専用道の中間に位置する停留所のその他
の例として、例えば図3および図4に示す構成も適用で
きる。
【0029】図3は、専用道口停留所12bの構成例を
示すものである。この場合、停留所12bは本線11に
並列に接続され、そこから一般道路R2に連絡可能とな
っている。
示すものである。この場合、停留所12bは本線11に
並列に接続され、そこから一般道路R2に連絡可能とな
っている。
【0030】図4は、専用道内停留所12cの構成例を
示すものである。この場合、停留所12bは高架で本線
11に並列に2列で接続され、そこから鉄道等の他交通
システムに連絡可能となっている。
示すものである。この場合、停留所12bは高架で本線
11に並列に2列で接続され、そこから鉄道等の他交通
システムに連絡可能となっている。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、専用道と一般道路との双方に亘って乗客の乗り換え
なしで車両を運行させる交通システムにおいて、特にプ
ラトーン走行が可能な専用道を採用し、この専用道を本
線および停留所で構成し、この停留所に待機ホームを設
けたため、専用道と一般道路との双方に亘る交通システ
ムの利点を活用しつつ、専用道上の車両運行に関して車
両の切り離しや連結に伴う操作を容易かつ短時間に実施
し、将来的な輸送需要増大により柔軟に対応できる車両
交通システムを提供できる。
ば、専用道と一般道路との双方に亘って乗客の乗り換え
なしで車両を運行させる交通システムにおいて、特にプ
ラトーン走行が可能な専用道を採用し、この専用道を本
線および停留所で構成し、この停留所に待機ホームを設
けたため、専用道と一般道路との双方に亘る交通システ
ムの利点を活用しつつ、専用道上の車両運行に関して車
両の切り離しや連結に伴う操作を容易かつ短時間に実施
し、将来的な輸送需要増大により柔軟に対応できる車両
交通システムを提供できる。
【図1】この発明に係る車両交通システムの実施の形態
を示す概念図。
を示す概念図。
【図2】鉄道駅前に配置されたループ部の要部を示す概
念図。
念図。
【図3】中間に配置される停留所のその他の構成例を示
す概念図。
す概念図。
【図4】他交通に連絡可能な停留所の構成例を示す概念
図。
図。
R1 専用道 R2 一般道路 10 路線 11 本線 12a〜12d 停留所 13 待機ホーム 14、14 ループ部 15 乗降場 20 運行制御部 ST 鉄道駅 RL 線路
Claims (2)
- 【請求項1】 車両のプラトーン走行が可能な専用道
と、この専用道と市街地を通る一般道路とで構成される
路線上に沿って前記車両を輸送需要に応じた運行パター
ンで運行させる運行手段とを備え、 前記専用道は、前記車両の上り車線及び下り車線を有す
る本線と、この本線上の端末及び中間の所定位置に配置
される停留所とを備え、この停留所は、前記上り車線及
び下り車線の内の一方からその走行方向を変えてループ
状に延び且つ前記上り車線及び下り車線の内の他方に接
続される複数のループ部を備え、 前記複数のループ部は、前記本線の端末においてその走
行方向の異なる位置でこの走行方向に交差する方向に沿
って並設されるものであることを特徴とする車両交通シ
ステム。 - 【請求項2】 請求項1記載の発明において、 前記複数のループ部は、互いに交差する2つの線路上に
位置する鉄道駅前でその2つの線路で区分けされた4つ
の領域に並設されるものであることを特徴とする車両交
通システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27759999A JP2001101584A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 車両交通システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27759999A JP2001101584A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 車両交通システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001101584A true JP2001101584A (ja) | 2001-04-13 |
Family
ID=17585691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27759999A Pending JP2001101584A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 車両交通システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001101584A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7124201B2 (en) | 2001-02-02 | 2006-10-17 | Panasonic Communications Co., Ltd. | Image information transmitting system, scanner apparatus and user terminal apparatus, and image information transmitting system |
WO2019021589A1 (ja) * | 2017-07-26 | 2019-01-31 | 株式会社日立製作所 | 隊列交通システム及び隊列交通制御方法 |
CN109559499A (zh) * | 2017-09-26 | 2019-04-02 | 郑州宇通客车股份有限公司 | 车辆队列行驶管理平台、控制方法和车载终端 |
-
1999
- 1999-09-29 JP JP27759999A patent/JP2001101584A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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