JP2001101131A

JP2001101131A - 携帯情報端末、及び記憶媒体

Info

Publication number: JP2001101131A
Application number: JP28061099A
Authority: JP
Inventors: Kazunori Yanagi; 和典柳
Original assignee: Casio Computer Co Ltd
Current assignee: Casio Computer Co Ltd
Priority date: 1999-09-30
Filing date: 1999-09-30
Publication date: 2001-04-13

Abstract

(57)【要約】【課題】本発明の課題は、プロキシサーバの機能を内
蔵することによって、インターネット情報サービスを短
い通信時間で得ることができ、通信コストの削減を可能
とする携帯情報端末を提供することである。【解決手段】ＷＷＷブラウザ処理部１１は、ＷＷＷプ
ロキシ処理部１５内の記憶部１４に登録された全ての検
索要求コマンドを読み出して、それら検索要求コマンド
の検索条件に対応する複数の項目名を作成し、その作成
した複数の項目名をＨＴＭＬ変換し、そのＨＴＭＬ変換
した複数の項目名を一覧表示するブラウザ画面を表示部
１３に表示し、複数の項目名の中からユーザにより所望
の項目名が指定されると、その項目名に対応する検索要
求コマンドをクイック接続イベント内から取得して通信
制御部１６により情報提供サーバ３に送信し、情報提供
サーバ３から通信制御部１６を介してデータ検索結果を
受信して、表示部１３に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットに
接続して情報サービスを利用する携帯情報端末、及びそ
の処理プログラムを格納した記憶媒体に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、パソコン等の端末によってインタ
ーネットにアクセスを行う場合、プロキシサーバを利用
することによって、より快適なインターネット環境を構
築している。

【０００３】例えば、図６に示すオフィス等における企
業内イントラネット環境では、クライアント端末４は社
内ＬＡＮによって接続されたプロキシサーバ５を介して
インターネット２に接続され、このインターネット２に
接続された情報提供サーバ３からプロキシサーバ５を介
して情報を受信している。

【０００４】このプロキシサーバ５は、セキュリティ機
能やデータキャッシュ機能以外に、予め特定されたイン
ターネット２上の情報提供サーバ３におけるコンテンツ
の更新をモニタし、コンテンツが更新された際にはその
更新されたコンテンツをプロキシサーバ５内のキャッシ
ュメモリにキャッシュする機能を有している。

【０００５】このため、パソコン等の端末からプロキシ
サーバにアクセスすることによって、情報提供サーバと
接続せずに、コンテンツの最新情報を素早く得る事がで
き、通信時間が短時間で済むようになった。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、移動先
あるいは移動中に用いられる携帯情報端末では、情報提
供サーバにアクセスする要求が生じた時にインターネッ
トに接続するため、接続ごとに要求情報を取得するため
のアクセス手順を実行する必要があり、同一の情報提供
サーバに繰り返してアクセスする際でも、最初にアクセ
スした時と同一のアクセス手順を実行する必要があり、
携帯情報端末から情報提供サーバにアクセスする際の接
続時間が長くなり、通信コストが高くなるという問題が
あった。

【０００７】また、携帯情報端末では、情報提供サーバ
から受信する全ての情報をテキストベースにして情報量
を減らしたり、深い階層構造をとってダウンロード一回
あたりの情報量を減らす試みがなされたが、通信時間を
短縮することができなかった。

【０００８】このため、モバイル環境でのインターネッ
ト情報サービス利用時に、ユーザの一番のニーズである
「早さ」を満足させる携帯情報端末が存在しなかった。

【０００９】本発明の課題は、プロキシサーバのデータ
キャッシュ機能を内蔵することによって、インターネッ
ト情報サービスを短い通信時間で得ることができ、通信
コストの削減を可能とする携帯情報端末を提供すること
である。

【００１０】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
情報提供サーバに送信する検索条件を入力する入力手段
（例えば、図１に示す操作部１２；図２に示すフローチ
ャートのステップＳ３、ステップＳ５、ステップＳ８に
対応する。）と、この入力手段により入力された検索条
件に基づいて前記情報提供サーバに送信する検索コマン
ドを作成するコマンド作成手段（例えば、図１に示すＷ
ＷＷブラウザ処理部；図２に示すフローチャートのステ
ップＳ１２に対応する。）と、このコマンド作成手段に
より作成された検索コマンドを記憶する記憶手段（例え
ば、図１に示すＷＷＷプロキシ処理部１５；図２に示す
フローチャートのステップＳ１４に対応する。）と、こ
の記憶手段に記憶された複数の検索コマンドを読み出
し、各検索コマンドに対応する項目名を表示手段（例え
ば、図１に示す表示部１３）に一覧表示する項目表示制
御手段（例えば、図１に示すＷＷＷブラウザ処理部；図
２に示すフローチャートのステップＳ１８〜ステップＳ
２１に対応する。）と、前記表示手段に一覧表示された
項目名の中から任意の項目名を選択する選択手段（例え
ば、図２に示すフローチャートのステップＳ２３に対応
する。）と、この選択手段により選択された項目名に対
応する検索コマンドを前記記憶手段から読み出して前記
情報提供サーバに送信して検索処理を要求し、その検索
結果を該情報提供サーバから受信して前記表示手段に表
示する通信制御手段（例えば、図１に示すＷＷＷブラウ
ザ処理部及び通信制御部１６；図２に示すフローチャー
トのステップＳ１５、ステップＳ１７に対応する。）
と、を備えたことを特徴としている。

【００１１】この請求項１記載の発明の携帯情報端末に
よれば、入力手段から情報提供サーバに送信する検索条
件が入力されると、コマンド作成手段が、この入力され
た検索条件に基づいて前記情報提供サーバに送信する検
索コマンドを作成し、この作成された検索コマンドを記
憶手段に記憶し、項目表示制御手段が、この記憶手段に
記憶された複数の検索コマンドを読み出し、各検索コマ
ンドに対応する項目名を表示手段に一覧表示し、選択手
段が、一覧表示された項目名の中から任意の項目名を選
択すると、通信制御手段が、この選択された項目名に対
応する検索コマンドを前記記憶手段から読み出して前記
情報提供サーバに送信して検索処理を要求し、その検索
結果を該情報提供サーバから受信して前記表示手段に表
示する。

【００１２】したがって、情報提供サーバにアクセスし
てメニュー画面データや選択情報初期画面データを受信
するための通信手順を省略でき、情報提供サーバから検
索結果データを受信して表示するまでに要する時間を短
縮でき、大幅に通信コストを削減できる。また、ユーザ
は、再度同一の情報提供サーバにアクセスする場合は、
その検索条件を入力する手間を省略でき、操作負担も削
減できる。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図１〜図５は、本発明を適用
した携帯情報端末の一実施の形態を示す図である。

【００１４】まず、構成を説明する。図１は、本実施の
形態における携帯情報端末１が利用するインターネット
環境の全体構成を示す図である。この図１において、複
数の携帯情報端末１は、電話回線を使用してインターネ
ット２に接続し、インターネット２に接続された複数の
情報提供サーバ３から所望のデータを受信する。

【００１５】携帯情報端末１は、ＷＷＷブラウザ処理部
１１、操作部１２、表示部１３、記憶部１４、ＷＷＷプ
ロキシ処理部１５、及び通信制御部１６により構成され
ている。

【００１６】ＷＷＷ（World Wide Web）ブラウザ処理部
１１は、後述する処理動作において、ユーザによって操
作部１２からブラウザ起動指令が入力されると、後述す
るＷＷＷデータ検索処理（図４参照）を実行し、ＷＷＷ
ブラウザ（図示せず）を起動して、ＷＷＷプロキシ処理
部１５に接続されている記憶部１４内にクイック接続イ
ベントとして検索要求コマンドが保存されているか否か
を確認する。

【００１７】クイック接続イベントとして検索要求コマ
ンドがＷＷＷプロキシ処理部１５に保存されていない場
合、ＷＷＷブラウザ処理部１１は、ユーザにより指定さ
れた情報提供サーバ３のアドレスを通信制御部１６から
送出してインターネット２に接続し、情報提供サーバ３
から受信した情報提供項目ページを表示部１３に表示す
る。

【００１８】そして、ＷＷＷブラウザ処理部１１は、ユ
ーザによって情報提供項目ページ上で指定された所望の
項目に対する要求コマンドを情報提供サーバ３に送信
し、情報提供サーバ３から受信した検索ページを表示部
１３に表示して、ユーザに検索条件を入力させる。この
とき、例えば、検索ページ画面内に表示した保存ボタン
の指示操作による保存イベントがあれば、検索要求コマ
ンドをクイック接続イベントとしてＷＷＷプロキシ処理
部１５の記憶部１４に保存するか否かを示すＴフラグを
「１：保存する」にセットする。

【００１９】次いで、ＷＷＷブラウザ処理部１１は、検
索ページ画面内でユーザにより検索対象項目が入力さ
れ、さらに検索ボタンの指示操作による検索イベントの
入力を確認すると、その入力項目の検索を要求するＣＧ
Ｉ（Common Gateway Interface）リクエストコマンドを
作成し、その作成したＣＧＩリクエストコマンドと、上
記情報提供サーバ３内のデータ検索アドレスを示すＵＲ
Ｌとを関連付けた検索要求コマンドを作成し、Ｔフラグ
が「１」にセットされていることを確認して、作成した
検索要求コマンドをクイック接続イベントとしてＷＷＷ
プロキシ処理部１５の記憶部１４に登録する。

【００２０】すなわち、クイック接続イベントは、携帯
情報端末１から情報提供サーバ３にアクセスしてデータ
検索処理を行った際に、その接続した情報提供サーバ３
のデータ検索アドレスと、ユーザにより指示された検索
条件（検索項目）とを関連づけて、ＷＷＷブラウザ処理
部１１内で自動的に生成されるものである。このクイッ
ク接続イベントに記憶される検索要求コマンドには、情
報提供サーバ３内のデータ検索アドレスを示すＵＲＬ
と、指定された検索条件を示すＣＧＩリクエストコマン
ドとが含まれる。

【００２１】そして、ＷＷＷブラウザ処理部１１は、作
成した検索要求コマンドを通信制御部１６により情報提
供サーバ３に送信して、Ｔフラグを「０」にリセット
し、情報提供サーバ３から応答される検索結果データを
通信制御部１６を介してを受信して、表示部１３に表示
する。

【００２２】また、上記クイック接続イベントの登録後
に、再度、ＷＷＷデータ検索処理が要求されると、ＷＷ
Ｗブラウザ処理部１１は、ＷＷＷプロキシ処理部１５の
記憶部１４に登録された全ての検索要求コマンドを読み
出して、それら検索要求コマンドの検索条件に対応する
複数の項目名を作成し、その作成した複数の項目名をＨ
ＴＭＬ変換し、そのＨＴＭＬ変換した複数の項目名を一
覧表示するブラウザ画面を表示部１３に表示する。

【００２３】次いで、ＷＷＷブラウザ処理部１１は、ブ
ラウザ画面において一覧表示された複数の項目名の中か
らユーザにより所望の項目名が指定されると、その指定
された項目名に対応する検索要求コマンドをＷＷＷプロ
キシ処理部１５の記憶部１４内から取得し、取得した検
索要求コマンドを通信制御部１６により情報提供サーバ
３に送信して、Ｔフラグを「０」にリセットし、情報提
供サーバ３から通信制御部１６を介してデータ検索結果
を受信して、表示部１３に表示する。

【００２４】操作部１２は、カーソルキー、数字入力キ
ー、及びアルファベット入力キー等を備えたキーボード
や、表示部１３に一体に形成されたタッチパネルに座標
位置入力するスタイラスペン等によって構成され、各種
キーの押下信号やペン入力による座標位置信号をＷＷＷ
ブラウザ処理部１１に出力する。

【００２５】表示部１３は、ＬＣＤ等によって構成さ
れ、ＷＷＷブラウザ処理部１１から入力されるデータ等
を表示する。

【００２６】記憶部１４は、ＷＷＷブラウザ処理部１１
により実行される制御プログラム、上記ＷＷＷデータ検
索処理プログラム、及び、各種処理プログラムで処理さ
れたデータ等を記憶する。

【００２７】ＷＷＷプロキシ（データキャッシュ）処理
部１５は、記憶部１４内にＷＷＷブラウザ処理部１１に
より作成されたクイック接続イベント、すなわち検索要
求コマンドを格納する。

【００２８】通信制御部１６は、インターネット２との
間でインターネット通信プロトコルを実行するインター
ネット通信機能を有する。通信制御部１６は、ＷＷＷブ
ラウザ処理部１１から入力されるＵＲＬに基づいて、電
話回線を介してインターネット２に接続し、インターネ
ット２を介してＵＲＬに該当する情報提供サーバ３にア
クセスし、さらにＷＷＷブラウザ処理部１１から入力さ
れる検索要求コマンドを情報提供サーバ３に送信し、イ
ンターネット２を介して情報提供サーバ３から受信した
検索結果データをＷＷＷブラウザ処理部１１に出力す
る。

【００２９】また、図１に示すように情報提供サーバ３
は、ＷＷＷサーバ３１、ＣＧＩ３２、データベースサー
バ３３、及びデータベース３４により構成されている。

【００３０】ＷＷＷサーバ３１は、インターネット２と
の間でインターネット通信プロトコルを実行するインタ
ーネット通信機能を有する。ＷＷＷサーバ３１は、イン
ターネット２を介して携帯情報端末１から送信される検
索要求コマンドとして、例えば、情報提供項目ページと
検索項目を示すＵＲＬやＣＧＩリクエストコマンドを受
信すると、その受信したＣＧＩリクエストコマンドをＣ
ＧＩ３２に出力し、ＣＧＩ３２から応答入力された検索
結果データをインターネット２を介して携帯情報端末２
に送信する。

【００３１】ＣＧＩ３２は、ＷＷＷサーバ３１から渡さ
れたＣＧＩリクエストコマンドに設定された検索項目を
認識し、その認識した検索項目をデータベースサーバ３
３に出力し、データベースサーバ３３から応答入力され
た検索結果データをＷＷＷサーバ３１に出力する。

【００３２】データベースサーバ３３は、ＣＧＩ３２か
ら入力された検索項目に基づいてデータベース３４から
検索項目に対応するデータを検索し、その検索結果デー
タをＣＧＩ３２に出力する。

【００３３】データベース３４は、各種検索項目に対応
したデータベースを記憶する大容量の記憶装置である。

【００３４】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。携帯情報端末１のＷＷＷブラウザ処理部１１のＷＷ
Ｗデータ検索処理について、図２に示すフローチャート
に基づいて説明する。

【００３５】先ず、ＷＷＷブラウザ処理部１１は、ユー
ザの操作部１２における操作によりＷＷＷデータ検索処
理が指示されると、記憶部１４からＷＷＷデータ検索処
理プログラムブラウザを読み出して図２のＷＷＷデータ
検索処理を開始して、まず、ブラウザを起動する（ステ
ップＳ１）。そして、ＷＷＷブラウザ処理部１１は、Ｗ
ＷＷプロキシ処理部１５内にクイック接続イベントが保
存されているか否かを確認する（ステップＳ２）。

【００３６】クイック接続イベントがＷＷＷプロキシ処
理部１５の記憶部１４に保存されていない場合、ＷＷＷ
ブラウザ処理部１１は、ユーザにより指定された情報提
供サーバ３のアドレスを通信制御部１６から送出してイ
ンターネット２に接続し（ステップＳ３）、情報提供サ
ーバ３から受信した情報提供項目ページを表示部１３に
表示する（ステップＳ４）。

【００３７】この情報提供項目ページの表示例を図３
（ａ）に示す。この図３（ａ）に示す情報提供項目ペー
ジでは、モバイル情報サービスの総合メニューとして、
「天気予報」、「乗り換え案内」、「株価情報」、「中
古車情報」が表示されている。また、この表示画面内の
右下部分には時間表示枠が設定されており、情報提供項
目ページを表示した時の時間は「１０時５６分」である
ことを示している。

【００３８】次いで、ＷＷＷブラウザ処理部１１は、ユ
ーザによって情報提供項目ページ上で所望の項目が指定
されると（ステップＳ５）、その指定項目サービスの要
求コマンドを生成して通信制御部１６により情報提供サ
ーバ３に送信し（ステップＳ６）、その要求コマンドに
応じて情報提供サーバ３から受信した検索ページを表示
部１３に表示する（ステップＳ７）。

【００３９】例えば、図３（ａ）のモバイル情報サービ
スの総合メニューから「乗り換え案内」が指定されたと
すると、ＷＷＷブラウザ処理部１１では、「乗り換え案
内」要求コマンドが生成されて情報提供サーバ３に送信
される。

【００４０】情報提供サーバ３では、携帯情報端末１か
ら「乗り換え案内」要求コマンドを受信すると、その要
求コマンドがＷＷＷサーバ３１からＣＧＩ３２を介し
て、データベースサーバ３３に「乗り換え案内」検索要
求がなされ、その応答としてデータベース３４から読み
出された「乗り換え案内」検索ページのデータが、デー
タベースサーバ３３からＣＧＩ３２を介してＷＷＷサー
バ３１に入力される。そして、その「乗り換え案内」検
索ページのデータがＷＷＷサーバ３１から携帯情報端末
１に送信される。

【００４１】そして、携帯情報端末１では、情報提供サ
ーバ３から受信した「乗り換え案内」検索ページのデー
タが、図３（ｂ）に示すように表示される。この「乗り
換え案内」検索ページの画面のフィールドには、検索条
件として「乗車駅」と「下車駅」が入力可能であること
を示している。また、この「乗り換え案内」検索ページ
の初期画面が表示された時の時間は、上記メニュー画面
から１分経過した「１０時５７分」である。

【００４２】この「乗り換え案内」検索ページの画面に
おいて図３（ｃ）に示すように「乗車駅：小作」、「下
車駅：初台」が検索条件として入力されると（ステップ
Ｓ８）、ＷＷＷブラウザ処理部１１は、さらに保存イベ
ントが行われたか否かを判別する（ステップＳ９）。ま
た、この検索条件が入力された時の時間は、上記初期画
面から１分経過した「１０時５８分」である。

【００４３】ここでは、例えば、図３（ｃ）の画面にお
いて、図中の左上に示す「ファイル」が指示操作された
とき、プルダウンメニュー（図示せず）が表示され、こ
のプルダウンメニュー内で「保存」ボタンが指示操作さ
れたか否かを判別するものとする。

【００４４】上記「保存」ボタンが指示操作されない場
合は、ＷＷＷブラウザ処理部１１は、ステップＳ１１に
移行し、「保存」ボタンが指示操作された場合は、ステ
ップＳ１０に移行して、クイック接続イベントをＷＷＷ
プロキシ処理部１５に保存するか否かを示すＴフラグを
「１：保存する」にセットする。

【００４５】そして、ＷＷＷブラウザ処理部１１は、ス
テップＳ１１において図３（ｃ）の画面フィールドの右
側中央部に示す「検索」ボタンの指示操作を待ち、「検
索」ボタンの指示操作を確認すると、上記検索条件であ
る「乗車駅：小作」、「下車駅：初台」を含む検索要求
コマンド（ＵＲＬとＣＧＩリクエストコマンドを含む）
を自動的に作成し（ステップＳ１２）、Ｔフラグが
「１：保存する」にセットされているか否かを確認する
（ステップＳ１３）。

【００４６】Ｔフラグが「１：保存する」にセットされ
ている場合、ＷＷＷブラウザ処理部１１は、その作成し
た検索要求コマンドをクイック接続イベントとしてＷＷ
Ｗプロキシ処理部１５の記憶部１４に保存する（ステッ
プＳ１４）。

【００４７】このＷＷＷプロキシ処理部１５にクイック
接続イベントとして保存された検索要求コマンドの具体
例を図４に示す。図４に示した検索要求コマンドの具体
例のうち、上記検索条件により作成された検索要求コマ
ンドは、図中の４行目に示した「http://www.efg.jp/cg
i-bin/rail pathinfo? key1=小作&key2=初台」である。
この検索要求コマンド内の「http://www.efg.jp/」部分
が情報提供サーバ３のデータ検索アドレスを示すＵＲＬ
部分であり、そのＵＲＬ以下の「cgi-bin/railpathinfo
? key1=小作&key2=初台」部分が検索条件を示すＣＧＩ
リクエストコマンド部分である。

【００４８】その他の検索要求コマンドの構成も同様に
情報提供サーバ３のデータ検索アドレスと検索条件を示
すＣＧＩリクエストコマンドから構成されている。

【００４９】そして、ＷＷＷブラウザ処理部１１は、今
回作成した検索要求コマンドを通信制御部１５により情
報提供サーバ３に送信し（ステップＳ１５）、Ｔフラグ
を「０」にリセットして（ステップＳ１６）、情報提供
サーバ３から応答される検索結果データの受信を待機す
る状態に移行する。

【００５０】情報提供サーバ３では、携帯情報端末１か
ら上記検索条件である「乗車駅：小作」、「下車駅：初
台」を含む検索要求コマンドを受信すると、その検索要
求コマンドがＷＷＷサーバ３１からＣＧＩ３２を介し
て、データベースサーバ３３に検索条件である「乗車
駅：小作」、「下車駅：初台」が出力され、その応答と
してデータベース３４から読み出された「乗車駅：小
作」及び「下車駅：初台」間の鉄道経路を示す検索結果
データが、データベースサーバ３３からＣＧＩ３２を介
してＷＷＷサーバ３１に送出される。そして、その「乗
車駅：小作」及び「下車駅：初台」間の鉄道経路を示す
検索結果データがＷＷＷサーバ３１から携帯情報端末１
に送信される。

【００５１】そして、携帯情報端末１内のＷＷＷブラウ
ザ処理部１１は、情報提供サーバ３から送信された「乗
車駅：小作」及び「下車駅：初台」間の鉄道経路を示す
検索結果データが通信制御部１６により受信されて入力
されると、図３（ｄ）に示すように検索結果画面を表示
して（ステップＳ１７）、本処理を終了する。この検索
結果が表示された時の時間は、上記検索条件入力画面か
ら１分経過した「１０時５９分」である。

【００５２】したがって、上記クイック接続イベント登
録前の一連のデータ検索処理の場合、情報提供サーバ３
からメニュー画面を受信して表示してから、データ検索
結果を表示するまでに要した時間は約４分間である。

【００５３】また、上記ステップＳ１３においてＴフラ
グが「１：保存する」にセットされていない場合、ＷＷ
Ｗブラウザ処理部１１は、作成した検索要求コマンドは
保存せず、ステップＳ１５に移行して上記情報提供サー
バ３への検索要求処理を同様に実行する。

【００５４】また、上記クイック接続イベントの登録後
に、再度、ＷＷＷデータ検索処理が要求されると、ＷＷ
Ｗブラウザ処理部１１は、ブラウザを起動し（ステップ
Ｓ１）、ＷＷＷプロキシ処理部１５内にクイック接続イ
ベントが登録されていることを確認すると（ステップＳ
２）、ＷＷＷプロキシ処理部１５内のクイック接続イベ
ントに登録された複数の検索要求コマンドを読み出して
（ステップＳ１７）、その複数の検索要求コマンドの検
索条件に対応する複数の項目名を作成し（ステップＳ１
９）、その作成した複数の項目名をＨＴＭＬ変換し（ス
テップＳ２０）、そのＨＴＭＬ変換した複数の項目名を
一覧表示するブラウザ画面を表示部１３に表示する（ス
テップＳ２１）。

【００５５】このブラウザ画面の表示例を図５（ａ）に
示す。この図５（ａ）のブラウザ画面に表示した項目名
の一覧は、図４に示したクイック接続イベントとして登
録された複数の検索要求コマンドに設定された各検索項
目に基づいて表示されたものである。また、このブラウ
ザ画面を表示した時の時間は、「１１時００分」であ
る。

【００５６】次いで、ＷＷＷブラウザ処理部１１は、ブ
ラウザ画面において一覧表示された複数の項目名の中か
らユーザが所望の検索項目があるか否かを指示させ（ス
テップＳ２２）、所望の検索項目がないという指示の場
合は、ステップＳ３に移行して、新たな情報提供サーバ
３の指定、検索条件の入力、及び検索要求コマンドの作
成処理を実行する。

【００５７】また、所望の検索項目があるという指示が
あり、ユーザにより所望の項目名が指定されると（ステ
ップＳ２３）、ＷＷＷブラウザ処理部１１は、その指定
された項目名に対応する検索要求コマンドをＷＷＷプロ
キシ処理部１５内の記憶部１４から取得し（ステップＳ
２４）、取得した検索要求コマンドを通信制御部１６に
より情報提供サーバ３に送信して（ステップＳ１５）、
Ｔフラグを「０」にリセットし（ステップＳ１６）、情
報提供サーバ３から応答される検索結果データの受信を
待機する状態に移行する。

【００５８】例えば、図５（ａ）のブラウザ画面におい
て、ユーザにより「９．小作−初台（乗り換え）」が指
定されたとすると、この指定項目に対応する検索要求コ
マンド「http://www.efg.jp/cgi-bin/rail pathinfo? k
ey1=小作&key2=初台」がＷＷＷプロキシ処理部１５内の
クイック接続イベントから直ちに取得されて情報提供サ
ーバ３に送信される。

【００５９】そして、情報提供サーバ３では、上記と同
様のデータ検索処理が実行されて、「乗車駅：小作」及
び「下車駅：初台」間の鉄道経路を示す検索結果データ
が携帯情報端末１に送信される。

【００６０】そして、携帯情報端末１内のＷＷＷブラウ
ザ処理部１１は、情報提供サーバ３から送信された「乗
車駅：小作」及び「下車駅：初台」間の鉄道経路を示す
検索結果データが通信制御部１６により受信されて入力
されると、図５（ｂ）に示すように検索結果画面を表示
して（ステップＳ１７）、本処理を終了する。この検索
結果が表示された時の時間は、上記検索条件入力画面か
ら１分経過した「１１時０１分」である。

【００６１】したがって、ブラウザ画面を起動してか
ら、ＷＷＷプロキシ処理部１５内のクイック接続イベン
トに予め登録された検索要求コマンドに基づいて情報提
供サーバ３にアクセスし、情報提供サーバ３から検索結
果データを受信して表示するまでに要した時間は２分間
である。

【００６２】以上のように、本実施の形態の携帯情報端
末１では、その内部にＷＷＷプロキシ処理部１５を設け
て、情報提供サーバ３にアクセスしてデータ検索要求し
た際のデータ検索アドレスと検索条件から自動的に作成
される検索要求コマンドを、ユーザが任意に保存指定す
るだけで、ＷＷＷプロキシ処理部１５内にクイック接続
イベントとして登録可能とした。

【００６３】また、ＷＷＷプロキシ処理部１５内のクイ
ック接続イベントに検索要求コマンドが登録済みの場合
は、その検索要求コマンドに設定された検索条件を示す
項目名をブラウザ画面内に一覧表示し、指定された項目
名に対応する検索要求コマンドをＷＷＷプロキシ処理部
１５内のクイック接続イベントから読み出して情報提供
サーバ３に送信して、情報提供サーバ３から応答される
検索結果データを表示するようにした。

【００６４】したがって、本実施の形態の携帯情報端末
１では、ＷＷＷプロキシ処理部１５内のクイック接続イ
ベントに検索要求コマンドを登録しておくことにより、
ローカル環境でリクエスト項目の一覧のブラウザ画面表
示まで行え、項目が選択されると初めてインターネット
２への接続処理が行われて、選択項目に対応する検索要
求コマンドが自動的に読み出されて情報提供サーバ３に
送信される。

【００６５】このため、情報提供サーバ３にアクセスし
てメニュー画面データや選択情報初期画面データを受信
するための通信手順を省略でき、情報提供サーバ３から
検索結果データを受信して表示するまでに要する時間も
短縮でき、大幅に通信コストを削減できる。

【００６６】また、ユーザは、再度同一の情報提供サー
バ３にアクセスする場合は、その検索条件を入力する手
間を省略でき、操作負担も削減できる。

【００６７】その結果、プロキシサーバの機能を内蔵す
ることによって、インターネット情報サービスを短い通
信時間で利用することができ、通信コストも削減できる
携帯情報端末を提供することができる。

【００６８】

【発明の効果】請求項１記載の発明の携帯情報端末、及
び請求項３記載の発明の記憶媒体によれば、情報提供サ
ーバにアクセスしてメニュー画面データや選択情報初期
画面データを受信するための通信手順を省略でき、情報
提供サーバから検索結果データを受信して表示するまで
に要する時間を短縮でき、大幅に通信コストを削減でき
る。また、ユーザは、再度同一の情報提供サーバにアク
セスする場合は、その検索条件を入力する手間を省略で
き、操作負担も削減できる。

【００６９】請求項２記載の発明の携帯情報端末によれ
ば、コマンド記憶指示手段により検索コマンドを記憶手
段に記憶するか否かを選択可能にしたため、ユーザが検
索内容の使用頻度を考えて検索コマンドを記憶させるこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を適用した一実施の形態における携帯情
報端末１が利用されるインターネット環境の全体構成
と、携帯情報端末１内の要部構成と、情報提供サーバ３
内の要部構成とを示す図である。

【図２】図１の携帯情報端末１内のＷＷＷブラウザ処理
部１１により実行されるＷＷＷデータ検索処理を示すフ
ローチャートである。

【図３】図２のＷＷＷデータ検索処理において、携帯情
報端末１の表示部１３に表示される画面遷移状態の一例
を示す図であり、（ａ）はメニュー画面、（ｂ）は乗り
換え案内初期画面、（ｃ）は検索条件入力画面、（ｄ）
は検索結果表示画面である。

【図４】図２のＷＷＷデータ検索処理において、携帯情
報端末１のＷＷＷプロキシ処理部１５内にクイック接続
イベントとして登録された検索要求コマンドの一例を示
した図である。

【図５】図２のＷＷＷデータ検索処理において、クイッ
ク接続イベント対応の検索項目を一覧表示したブラウザ
画面（同図（ａ））と、そのブラウザ画面で選択された
検索項目により表示された検索結果表示画面（同図
（ｂ））とを示した図である。

【図６】従来のクライアント端末４がプロキシサーバを
利用したインターネット環境の全体構成と、クライアン
ト端末４の要部構成とを示した図である。

【符号の説明】

１携帯情報端末１１ＷＷＷブラウザ処理部１２操作部１３表示部１４記憶部１５ＷＷＷプロキシ処理部１６通信制御部２インターネット３情報提供サーバ３１ＷＷＷサーバ３２ＣＧＩ３３データベースサーバ３４データベース

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｈ０４Ｂ 7/26 Ｇ０６Ｆ 15/40 ３１０Ｇ 15/403 ３２０ＢＨ０４Ｂ 7/26 ＭＦターム(参考） 5B075 PP02 PP13 PP23 PQ02 5B085 AA08 BC02 BE07 CC01 CC03 CE03 5B089 GA11 GA25 GB04 HA10 JA22 JB02 KA05 KA16 KB07 KC44 LB14 LB25 5E501 AA04 AB03 AB15 AC25 AC33 BA01 CA02 EB05 FA05 FA13 FA43 FA45 5K067 BB21 DD27 FF02 FF23 GG01 GG11 HH23 KK13 KK15

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】情報提供サーバに送信する検索条件を入力
する入力手段と、この入力手段により入力された検索条件に基づいて前記
情報提供サーバに送信する検索コマンドを作成するコマ
ンド作成手段と、このコマンド作成手段により作成された検索コマンドを
記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された複数の検索コマンドを読み出
し、各検索コマンドに対応する項目名を表示手段に一覧
表示する項目表示制御手段と、前記表示手段に一覧表示された項目名の中から任意の項
目名を選択する選択手段と、この選択手段により選択された項目名に対応する検索コ
マンドを前記記憶手段から読み出して前記情報提供サー
バに送信して検索処理を要求し、その検索結果を該情報
提供サーバから受信して前記表示手段に表示する通信制
御手段と、を備えたことを特徴とする携帯情報端末。
【請求項２】前記入力手段は、前記コマンド作成手段に
より作成された検索コマンドを前記記憶手段に記憶する
か否かを指示するコマンド記憶指示手段を更に備えたこ
とを特徴とする請求項１記載の携帯情報端末。
【請求項３】コンピュータが実行可能なプログラムを格
納した記憶媒体であって、情報提供サーバに送信する検索条件を入力させるための
コンピュータが実行可能なプログラムコードと、前記入力された検索条件に基づいて前記情報提供サーバ
に送信する検索コマンドを作成するためのコンピュータ
が実行可能なプログラムコードと、前記作成された検索コマンドを記憶手段に記憶するため
のコンピュータが実行可能なプログラムコードと、前記記憶手段に記憶された複数の検索コマンドを読み出
して、各検索コマンドに対応する項目名を表示手段に一
覧表示するためのコンピュータが実行可能なプログラム
コードと、前記一覧表示された項目名の中から任意の項目名を選択
させるためのコンピュータが実行可能なプログラムコー
ドと、前記選択された項目名に対応する検索コマンドを前記記
憶手段から読み出して前記情報提供サーバに送信して検
索処理を要求し、その検索結果を該情報提供サーバから
受信して前記表示手段に表示するためのコンピュータが
実行可能なプログラムコードと、を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
体。