JP2001100837A - 電子制御装置の入出力接続検査方法およびマイクロコンピュータ - Google Patents

電子制御装置の入出力接続検査方法およびマイクロコンピュータ

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JP2001100837A
JP2001100837A JP28320199A JP28320199A JP2001100837A JP 2001100837 A JP2001100837 A JP 2001100837A JP 28320199 A JP28320199 A JP 28320199A JP 28320199 A JP28320199 A JP 28320199A JP 2001100837 A JP2001100837 A JP 2001100837A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子制御装置で、プリント配線基板上に搭載
されるマイクロコンピュータの入力端子および出力端子
の接続状態の良否を迅速かつ容易に判定する。 【解決手段】 マイクロコンピュータの複数の入力端子
10,11,12,…を複数の出力端子20,21,2
2,…に1対1で割当てる(s3)。各入力端子10,
11,12,…に対する変化が対応する出力端子の出力
に表れれば、入力端子と出力端子の接続状態に異常がな
いことが確認される。異常があるときには、異常の症状
に応じて、関連する入力端子または出力端子のはんだ付
け不良などの原因が推定され、修整して異常を取除く。
入力端子と出力端子との数が異なるときには、1つの出
力端子に対して複数の入力端子を割当てたり、入力端子
の数に比べて多い出力端子を割当てて、入力端子および
出力端子の接続状態の確認を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の入力端子お
よび出力端子を備えるマイクロコンピュータを搭載し、
プログラムに従って各種制御や処理を行う電子制御装置
の入出力接続検査方法およびマイクロコンピュータに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、マイクロコンピュータを搭載
する電子制御装置が、各種の制御用に広く用いられてい
る。たとえば自動車に搭載する車載用の電子制御装置
は、ECUなどとも呼ばれ、今日では、ほとんど全ての
制御部分に用いられるようになってきている。
【0003】マイクロコンピュータを搭載する電子制御
装置は、一般に半導体集積回路として製造されるマイク
ロコンピュータを、プリント配線基板に搭載して、他の
回路部品とともに動作させるようにしている。マイクロ
コンピュータの動作用のプログラムは、同一半導体チッ
プ上に形成されるROMや、外部に接続するROMに格
納される。近年、半導体集積回路や電子回路部品のプリ
ント配線基板への実装は高密度化され、半導体集積回路
のリードとプリント配線基板のランドとの電気的接続状
態の検査は、目視などでは困難になってきている。マイ
クロコンピュータをプリント配線基板に正しく接続して
いない場合には、マイクロコンピュータを所期の目的に
沿って動作させることはできない。このため、マイクロ
コンピュータとしての半導体集積回路に内蔵されるRO
Mなどの不揮発性メモリに、予め検査用のプログラムを
格納しておき、マイクロコンピュータ自身が電子制御装
置の機能の検査を行う方法が提案されている。
【0004】たとえば特開平9−120364には、マ
イクロコンピュータ搭載製品に対して、実際の環境を模
した疑似環境入力を与え、マイクロコンピュータ搭載製
品が正常に動作しているか否かを検査するシュミレーシ
ョンについての先行技術が開示されている。また、本件
出願人からも、特開平10−283016として、電子
制御装置に搭載されるマイクロコンピュータに検査用の
プログラムを予め格納しておき、外部の検査ユニットか
ら与えられる入力信号に基づいて入力側の接続をチェッ
クし、検査ユニットに対して出力側の接続をチェックす
るための信号を出力する先行技術を提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来からの電子制御装
置の入出力接続の検査では、実際にその入出力によって
操作させる制御仕様に基づいた検査が行われている。こ
のため、特定の出力のみを独立してON/OFFさせる
ような条件設定は困難であり、複雑なプログラムを用意
しなければならない。また通信機能を有するマイクロコ
ンピュータの場合は、通信機能も用いて検査結果を外部
の検査装置に出力することができるけれども、通信機能
を有していない場合には、他に何らかの手段が必要とな
る。また通信機能を用いる場合には、その通信機能を作
動させるためのプログラムが必要となる。また通信機能
を備えていても、通信機能を利用する手順は、マイクロ
コンピュータのファミリなどによって異なり、通信機能
を利用するためには、そのマイクロコンピュータの動作
についての充分な理解を必要とする。
【0006】前述の特開平9−120364や特開平1
0−283016の先行技術のように、電子制御装置に
搭載されるマイクロコンピュータに検査用プログラムを
実行させる場合には、検査に必要な情報が得られるよう
なプログラムを予め準備しなければならない。このプロ
グラムは、たとえば入力端子や出力端子の数が変化する
だけでも、改めて書直さなければならない。
【0007】本発明の目的は、全ての入力端子および出
力端子の接続に問題がないことを迅速かつ容易に確認す
ることができる電子制御装置の入出力接続検査方法およ
びマイクロコンピュータを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の入力端
子および出力端子を備えるマイクロコンピュータを搭載
する電子制御装置に対し、前記複数の入力端子に対して
前記複数の出力端子を割当て、前記複数の出力端子から
は、前記複数の入力端子への入力状態に従って異なる出
力状態が導出されるように動作させておき、前記複数の
入力端子への入力状態を変化させて、前記複数の出力端
子からの出力状態を確認することを特徴とする電子制御
装置の入出力検査方法である。
【0009】本発明に従えば、マイクロコンピュータを
搭載する電子制御装置で、マイクロコンピュータの複数
の入力端子に複数の出力端子を割当てるように動作さ
せ、複数の入力端子への入力状態を変化させて、割当て
られている複数の出力端子からの出力状態の変化を確認
するので、入力端子と出力端子とが正しく接続されてい
るか否かを容易に確認することができる。
【0010】さらに本発明は、複数の入力端子および出
力端子を備えるマイクロコンピュータを搭載する電子制
御装置に対し、予め各入力端子にそれぞれ1つの出力端
子を割当てるように動作させておき、各入力端子への入
力を変化させて、割当てられている出力端子からの出力
の変化を確認することを特徴とする電子制御装置の入出
力接続検査方法である。
【0011】本発明に従えば、マイクロコンピュータを
搭載する電子制御装置で、マイクロコンピュータの各入
力端子にそれぞれ1つの出力端子を割当てるように動作
させ、各入力端子への入力を変化させて、割当てられて
いる出力端子からの出力の変化を確認するので、入力端
子と出力端子とが正しく接続されているか否かを容易に
確認することができる。
【0012】さらに本発明は、複数の入力端子および出
力端子を備えるマイクロコンピュータを搭載する電子制
御装置に対し、予め定める複数の入力端子に対して1つ
の出力端子を割当て、該出力端子からは、該複数の入力
端子への入力状態に従って異なるようにコード化された
出力を導出するように動作させておき、該複数の入力端
子への入力を変化させて、割当てられている出力端子か
らの出力の変化を確認することを特徴とする電子制御装
置の入出力接続検査方法である。
【0013】本発明に従えば、マイクロコンピュータの
予め定める複数の入力端子に対して1つの出力端子が割
当てられ、複数の入力端子への入力状態に応じて異なる
ようにコード化された出力が該出力端子から導出される
ので、複数の入力端子と割当てられている1つの出力端
子との接続状態が良好であるか否かを容易に確認するこ
とができる。
【0014】さらに本発明は、複数の入力端子および出
力端子を備えるマイクロコンピュータを搭載する電子制
御装置に対し、予め定める複数の出力端子に対して1つ
の入力端子を割当て、該複数の出力端子からは、該入力
端子へ入力されるコードに対応する出力端子から出力を
導出するように動作させておき、該入力端子への入力コ
ードを変化させて、該コードに対応する出力端子からの
出力の変化を確認することを特徴とする電子制御装置の
入出力接続検査方法である。
【0015】本発明に従えば、マイクロコンピュータの
予め定める複数の出力端子に対して1つの入力端子が割
当てられ、入力端子へ入力されるコードに対応する出力
端子から出力が導出されるので、複数の出力端子と割当
てられている1つの入力端子との接続状態が良好である
か否かを容易に確認することができる。
【0016】さらに本発明は、複数の入力端子および出
力端子を備えるマイクロコンピュータを搭載する電子制
御装置に対し、予め定める複数の入力端子に対し、より
多数の出力端子を割当て、該出力端子からは該複数の入
力端子への入力状態に従って異なるパターンで出力が導
出されるように動作させておき、入力端子への入力を変
化させて、割当てられている出力端子からの出力の変化
を確認することを特徴とする電子制御装置の入出力接続
検査方法である。
【0017】本発明に従えば、複数の入力端子に対し、
より多数の出力端子を割当てて、出力端子から複数の入
力端子への入力状態に従って異なるパターンで出力が導
出されることを確認して、マイクロコンピュータの入力
端子および出力端子が正しく接続されているか否かを検
査することができる。
【0018】さらに本発明は、複数の入力端子および出
力端子を備えるマイクロコンピュータを搭載する電子制
御装置に対し、予め定める複数の出力端子に対し、より
多数の入力端子を割当て、該複数の出力端子からは該複
数の入力端子への入力パターンに対応する出力状態とな
るように動作させておき、入力端子への入力を変化させ
て、割当てられている出力端子からの出力の変化を確認
することを特徴とする電子制御装置の入出力接続検査方
法である。
【0019】本発明に従えば、複数の出力端子に対し、
より多数の入力端子を割当てて、出力端子から複数の入
力端子への入力パターンに対応する出力状態で出力が導
出されることを確認して、マイクロコンピュータの入力
端子および出力端子が正しく接続されているか否かを検
査することができる。
【0020】さらにまた本発明は、複数の入力端子およ
び出力端子を備えるマイクロコンピュータを搭載する電
子制御装置に対し、入力端子の数と出力端子の数が等し
いとき、1入力端子に1出力端子を組合わせるように割
当て、入力端子の数が出力端子の数より多いとき、所定
数の出力端子を残して入力端子と出力端子とをそれぞれ
1つずつ組合わせ、残余の入力端子と該所定数残した出
力端子とを組合わせるように割当て、1つの入力端子と
1つの出力端子との組合わせに対しては、各入力端子へ
の入力を変化させて、それぞれ組合わされている出力端
子からの出力の変化を確認し、複数の入力端子と所定数
の出力端子との組合わせに対しては、該複数の入力端子
への入力状態に従って異なるようにコード化された出力
が導出されるように動作させておいて、該複数の入力端
子への入力を変化させて、組合わされている出力端子か
らの出力の変化を確認することを特徴とする電子制御装
置の入出力接続検査方法である。
【0021】本発明に従えば、複数の入力端子および出
力端子を備えるマイクロコンピュータを搭載する電子制
御装置で、入力端子と出力端子との数が等しいときに
は、1つの入力端子に対して1つの出力端子を割当て
る。入力端子の数の方が出力端子の数よりも多いときに
は、所定数の出力端子を残して入力端子と出力端子とを
1つずつ組合わせるように割当て、残りの所定数の出力
端子に対して残余の入力端子を組合わせて割当てる。入
力端子と出力端子とが1つずつ割当てられている組合わ
せに対しては、各入力端子への入力を変化させて割当て
られている出力端子からの出力の変化を確認し、複数の
入力端子に対して所定数の出力端子が割当てられている
組合わせに対しては、複数の入力端子への入力状態に従
って、異なるようにコード化された出力を導出するよう
に動作させて、出力を確認して入出力接続が正常か否か
を検査することができる。入力端子と出力端子との数が
変わっても、1つの入力端子と1つの出力端子との組合
わせの部分は、ほぼ同様に検査することができ、入力端
子と出力端子との数の増減に伴うプログラムの変更を最
小限に留めることができる。
【0022】さらにまた本発明は、複数の入力端子およ
び出力端子を備えるマイクロコンピュータを搭載する電
子制御装置に対し、入力端子の数と出力端子の数が等し
いとき、1入力端子に1出力端子を組合わせるように割
当て、入力端子の数が出力端子の数より少ないとき、所
定数の入力端子を残して入力端子と出力端子とをそれぞ
れ1つずつ組合わせ、該所定数の残された入力端子と残
余の出力端子とを組合わせるように割当て、1つの入力
端子と1つの出力端子との組合わせに対しては、各入力
端子への入力を変化させて、それぞれ組合わされている
出力端子からの出力の変化を確認し、所定数の入力端子
と複数の出力端子との組合わせに対しては、該所定数の
入力端子への入力状態に従って異なるパターンで該複数
の出力端子から出力が導出されるように動作させておい
て、該所定数の入力端子への入力を変化させて、組合わ
されている出力端子からの出力パターンを確認すること
を特徴とする電子制御装置の入出力接続検査方法であ
る。
【0023】本発明に従えば、複数の入力端子および出
力端子を備えるマイクロコンピュータを搭載する電子制
御装置で、入力端子と出力端子との数が等しいときに
は、1つの入力端子に対して1つの出力端子を割当て
る。入力端子の数の方が出力端子の数よりも少ないとき
には、所定数の入力端子を残して残りの入力端子をそれ
ぞれ1つずつの出力端子と組合わせるように割当て、所
定数の入力端子と残余の出力端子とを組合わせるように
割当て、入力端子と出力端子とが1つずつ割当てられて
いる組合わせに対しては、各入力端子への入力を変化さ
せて割当てられている出力端子からの出力の変化を確認
し、所定数の入力端子と複数の出力端子との組合わせに
対しては、入力端子への入力状態に従って異なるパター
ンで出力が導出されるように動作させて、出力を確認し
て入出力接続が正常か否かを検査することができる。入
力端子と出力端子との数が変わっても、1つの入力端子
と1つの出力端子との組合わせの部分は、ほぼ同様に検
査することができ、入力端子と出力端子との数の増減に
伴うプログラムの変更を最小限に留めることができる。
【0024】また本発明で前記入力端子はアナログ信号
用入力端子を含み、該アナログ信号用入力端子に出力端
子を割当て、該アナログ信号用入力端子に入力されるア
ナログ信号の入力レベルに応じて、該出力端子からは、
予め定める複数段階で変化する出力を導出させることを
特徴とする。
【0025】本発明に従えば、アナログ信号用の入力端
子に対し、接続状態の確認と、さらに予め定める複数段
階までの入力処理機能の確認も行うことができる。
【0026】また本発明で前記出力端子はアナログ信号
用出力端子を含み、該アナログ信号用出力端子に入力端
子を割当て、該アナログ信号用出力端子から出力される
アナログ信号の出力レベルを、該入力端子に入力される
予め定める複数段階で変化する入力に対応させることを
特徴とする。
【0027】本発明に従えば、アナログ信号用の出力端
子に対し、接続状態の確認と、さらに予め定める複数段
階までの出力処理機能の確認も行うことができる。
【0028】また本発明で前記入力端子はアナログ信号
用入力端子を含み、該アナログ信号用入力端子に複数の
出力端子を割当て、該アナログ信号用入力端子に入力さ
れるアナログ信号の入力レベルに応じて変化する数の出
力端子から出力を導出させることを特徴とする。
【0029】本発明に従えば、アナログ信号用の入力端
子と対応する出力端子との接続状態を確認し、アナログ
信号用の入力端子の機能を複数段階の入力レベルまで出
力が得られる出力端子の本数に基づいて確認することが
できる。
【0030】また本発明で前記出力端子はアナログ信号
用出力端子を含み、該アナログ信号用出力端子に複数の
入力端子を割当て、該アナログ信号用出力端子から出力
されるアナログ信号の出力レベルを、入力が与えられる
入力端子の数に応じて変化させることを特徴とする。
【0031】本発明に従えば、アナログ信号用の出力端
子と対応する入力端子との接続状態を確認し、アナログ
信号用の出力端子の機能を複数段階の出力レベルまで出
力が得られる入力端子の本数に基づいて確認することが
できる。
【0032】さらに本発明は、複数の入力端子および出
力端子を備えたマイクロコンピュータであって、外部か
らの指令によりマイクロコンピュータの動作モードを通
常制御モードから製造検査モードに切換えるモード切換
手段と、前記モード切換手段により製造検査モードに切
換えられたとき、前記複数の入力端子の入力状態に応じ
て、予め定められた出力信号を前記複数の出力端子に出
力する検査出力手段とを備えることを特徴とするマイク
ロコンピュータである。
【0033】本発明に従えば、マイクロコンピュータは
モード切換手段と検査出力手段とを備える。モード切換
手段は、マイクロコンピュータの動作モードを外部から
の指令によって製造検査モードに切換える。製造検査モ
ードでは、検査出力手段によって、複数の入力端子への
入力状態に応じ、複数の出力端子に予め定められた出力
信号が出力されるので、入力端子および出力端子の接続
状態を容易に確認することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態と
しての検査の対象となる電子制御装置1に関連する構成
を示す。電子制御装置1は、CPU2、ROM3、RA
M4、タイマ5、モード判定部6、および入出力部7な
どを備えるマイクロコンピュータ8がプリント配線基板
9に実装されて形成される。マイクロコンピュータ8に
は、複数の入力端子10,11,12,…と複数の出力
端子20,21,22,…が設けられる。各入力端子1
0,11,12,…と出力端子20,21,22,…
は、プリント配線基板9上に形成される接続ランドにそ
れぞれはんだ付けなどによって接続される。マイクロコ
ンピュータ8は、ソケットなどを用いて接続することも
できるけれども、一般に直接はんだ付けで接続する方が
信頼性は高くなる。入力端子10,11,12,…と出
力端子20,21,22,…とは、後述するようなアナ
ログ信号用の場合もあるけれども、一般にはデジタル信
号用である。
【0035】電子制御装置1の検査には、検査ユニット
30が用いられる。検査ユニット30は制御部31、信
号発生部32および信号解析部33などを搭載する。信
号解析部33へは、入力端子40,41,42,…から
信号が入力される。信号発生部32からの信号は、出力
端子50,51,52,…から出力される。検査ユニッ
ト30を用いて電子制御装置1の検査を行い、特にマイ
クロコンピュータ8の入力端子10,11,12,…と
出力端子20,21,22,…のプリント配線基板9へ
の接続状態の確認を行うためには、検査ユニット30の
入力端子40,41,42,…をプリント配線基板9で
マイクロコンピュータ8の出力端子20,21,22,
…に接続される配線パターンに接続し、検査ユニット3
0の接続端子50,51,52,…をプリント配線基板
9でマイクロコンピュータ8の入力端子10,11,1
2,…に接続される配線パターンに接続する。検査の便
宜のために、プリント配線基板9に予め検査用のコネク
タ60,70を設けておき、コネクタ60,70に検査
ユニット30の入力端子40,41,42,…および出
力端子50,51,52,…をそれぞれ接続することに
よって、プリント配線基板9を介するマイクロコンピュ
ータ8の出力端子20,21,22,…と入力端子1
0,11,12,…との接続が可能なようにしておく。
【0036】マイクロコンピュータ8は、モード判定部
6を備え、モード判定部6への入力に従って、製造検査
モードであるか、通常制御モードであるかの動作モード
を切換える。動作モードの切換えは、たとえばROM3
から読出すプログラムの格納領域の切換えとして行われ
る。モード判定部6に与える入力は、マイクロコンピュ
ータ8に専用の入力端子を設けたり、他の信号用の端子
と兼用し、たとえばリセット直後のタイミングで入力モ
ードの切換えを行うようにすることができる。
【0037】図2は、本発明の実施の第1形態として、
1つの入力端子に対して1つの出力端子を割当ててお
き、入力端子へのデジタル信号の入力をON/OFFに
切換えて、出力端子からの出力がON/OFFに切換わ
ることを確認し、入出力チェックを実行する手順を示
す。ステップs1から手順を開始し、ステップs2で
は、モード判定部6への入力に従って、製造検査モード
となっているか否かを判断する。製造検査モードとなっ
ていれば、ステップs3で、入力端子10を出力端子2
0に割当て、入力端子11を出力端子21に割当て、入
力端子12を出力端子22に割当てる動作を行う。入力
端子10,11,12を出力端子20,21,22にそ
れぞれ割当てる動作は、各入力端子10,11,12へ
の入力値を、そのまま各出力端子20,21,22に出
力するプログラムとして記述することができる。モード
判定部6にモード切換えの信号が入力されない限り、ス
テップs2からステップs3で、各入力端子10,1
1,12への入力が出力端子20,21,22にそれぞ
れ出力される動作が繰返し行われる。入力端子および出
力端子の数が多いときには、同様の割当てのプログラム
を追加すればよい。モード判定部6に製造検査モードか
ら通常制御モードに移行する切換え信号が入力される
と、ステップs2からステップs4に移り、通常の制御
に移る。
【0038】図3は、図2のステップs3のプログラム
を実行中に、各入力端子に与える入力の変化に対する正
常な状態での出力の変化を示す。入力端子10,11,
12に順次ハイレベルとなる信号を与えると、接続状態
が正常であれば、各出力端子20,21,22から入力
端子10,11,12に与えた信号と同様にON/OF
Fに変化する出力が得られる。出力端子20,21,2
2に入力端子10,11,12への入力に対応する出力
が得られないとき、たとえば出力端子20に入力端子1
0に入力された信号に対応する出力が得られないときに
は、マイクロコンピュータ8の入力端子10または出力
端子20のプリント配線基板9への接続に異常があるこ
とが判る。また、対応する入力端子10に入力を与えな
いにもかかわらず、出力端子20に出力の変化が生じる
ときには、入力端子10,11,12の相互間で電気的
な短絡が生じているか、出力端子20,21,22の相
互間で電気的な短絡が生じているかであると推定するこ
とができる。
【0039】なお、マイクロコンピュータ8の内部で
も、断線や短絡の可能性はあるけれども、一般にマイク
ロコンピュータ8は、半導体集積回路として単独の状態
で各種検査が行われ、異常がないことは確認されている
ことが多い。したがって、マイクロコンピュータ8をプ
リント配線基板9に実装する形でマイクロコンピュータ
8自体に異常が生じる可能性は非常に小さい。図3に示
すようなチェックで異常が検出されるときには、マイク
ロコンピュータ8のリードとプリント配線基板9の接続
用ランドとのはんだ付けなどの不良である可能性が最も
高い。検査の結果、不良と判定される電子制御装置1に
ついては、はんだ付け箇所などの充分なチェックを行
い、はんだ付けの不良であれば修整する。図2の実施形
態では、不良の可能性がある入力端子と出力端子との範
囲が絞られるので、はんだ付け不良などのチェックの負
担は少なくなる。
【0040】図4は、本発明の実施の第2形態として、
2つの入力端子に対して1つの出力端子を割当て、入出
力接続の検査を行う考え方を示す。本実施形態では、入
力端子の数の方が出力端子の数よりも多いので、たとえ
ば2つの入力端子のそれぞれをON/OFFする組合わ
せとして、4種類が考えられる。2つの入力端子に対す
る4種類の入力の組合わせに対応して、出力端子からは
4種類のデューティで出力を導出するように設定する。
【0041】図5は、図4に示すような組合わせに基づ
く入力信号と出力信号との関係を示す。図1のマイクロ
コンピュータ8が、たとえば4msのクロック信号の1
周期内で必要なプログラムのループを終了し、基本タイ
ミングである4msの8倍の32ms単位で入力端子へ
の入力が変化するときに、0%,25%,50%および
75%のデューティの変化で、1つの出力端子で2つの
入力端子への4種類の入力の組合わせを表すことができ
る。2つの入力端子への入力を変化させても、出力端子
からの出力が変化しないときには、出力端子の接続に異
常がある可能性が高い。入力信号の組合わせのうちの特
定の入力の組合わせに異常があるときには、一方の入力
端子の接続状態に異常がある可能性が高い。このように
して、異常がある可能性が高い入力端子または出力端子
が特定された後は、図2の実施形態と同様に、はんだ付
けなどのチェックを行い、修整が可能であれば修整す
る。
【0042】なお、図4に示すような組合わせに対応す
るプログラムは、図2のステップs3のプログラムに置
換えた形で利用する。デューティを有する出力を導出す
る部分のプログラムは、デューティ比に対応する基本ク
ロックのタイミングでON状態とし、残りのタイミング
ではOFF状態にすればよい。なお、デューティ比が同
じでも、ON/OFFのタイミングを変えて、複数の情
報を表すこともできる。より一般的には、シリアルのコ
ードデータとして、たとえば4msを基本タイミングと
する32msの期間に8ビットのデータで、255種類
の入力状態を表すことができる。さらに、1つの入力端
子に対して複数の出力端子を割当て、入力される信号の
デューティやコードに応じていずれかの出力端子が出力
を導出するようにしてもよい。
【0043】図6は、本発明の実施の第3形態として、
2つの入力端子への入力の組合わせに対し、3つの出力
端子を割当てて、入力端子および出力端子の接続状態の
チェックを行うことができる。本実施形態では、入力端
子への入力の組合わせが全てOFFの場合を除くいかな
る状態であっても、出力端子のうちの1つは必ずONと
なるように設定する。本実施形態は、入力端子の数より
も出力端子の数が多いときに適用される。
【0044】図7は、図6の実施形態での入力の変化に
対応する出力の変化を示す。本実施形態では、入力が全
てOFFであれば、出力も全てOFFとなる。入力のう
ちの1つでもONになれば、出力は1つのみがONとな
る。したがって、2つの出力がONとなる際には、ハン
ダブリッジなどが生じて、出力端子または入力端子間が
短絡している可能性が高いと判断することができる。な
お、出力端子の数よりも入力端子の数が多いときには、
入力端子のうちのいずれか1つのみにON信号を入力
し、出力端子からの出力状態の方を対応させて、接続状
態のチェックを行うこともできる。
【0045】図2に示す実施形態では、入力端子と出力
端子とが1対1に対応している。入出力用のI/O端子
を、プログラムで入力または出力に設定可能なマイコン
では、1対1となるように設定することは、比較的容易
である。しかしながら、一般には入力端子の数と出力端
子の数とは異なっていることが多い。入力端子の方が多
いときには、図4に示す第2の実施形態に従い、入力端
子の方が少ないときには図6に示す第3の実施形態に従
うことができる。しかしながら、入力端子と出力端子と
の数がほぼ等しく、わずかに増減するような場合には、
わずかな増減によって図4に示すような第2の実施形態
と図6に示すような第3の実施形態とを使分けることに
なり、プログラムの変更などを大きく必要とする。
【0046】したがって、本発明の実施の第4形態とし
て、複数の入力端子および出力端子のうち、1対1で組
合わせが可能な入力端子と出力端子とは、図2に示す第
1形態に従って検査を行い、残余の入力端子および出力
端子に関して、図4の実施の第2形態または図6の実施
の第3形態にそれぞれ従って検査を行うようにすれば、
プログラムの変更などを最小限度に留めることができ
る。図4に示す実施の第2形態では、デューティ比とし
て実現可能な分解能の範囲内で所定数、たとえば1つの
出力端子に対して複数の入力端子を割当てることができ
る。1つの出力端子に対して割当てる入力端子の数が多
すぎるときには、複数の出力端子に分けて割当てる必要
がある。入力端子の数に比べて出力端子の数の方が多い
ときには、所定数、たとえば2または3の入力端子を除
いた入力端子を1対1で出力端子に割当て、残った出力
端子を2または3の入力端子に割当てて、図6の実施の
第3形態と同様に検査を行う。
【0047】図8は、本発明の実施の第5形態として、
アナログ信号用の入力端子に対する機能の検査の考え方
を示す。アナログ信号を取扱うために、マイクロコンピ
ュータの内部にアナログ/デジタル変換器が内蔵されて
いる。アナログ/デジタル変換器の分解能は、たとえば
8ビット程度であり、入力電圧レベルを255段階のデ
ジタルデータに変換することができる。ただしアナログ
/デジタル変換器の動作そのものは、マイクロコンピュ
ータ8の単体での製品検査で確認されているので、単に
アナログ変換の機能を確認するために、たとえば255
段階の範囲を4つの範囲に分け、入力が属する範囲に対
して出力のデューティを変化させ、入力端子および出力
端子の接続状態の確認と、アナログ信号入力の機能の確
認とを行うことができる。4段階の入力レベルは、
、、およびのように設定し、図9に示すように、
それぞれの入力範囲に応じたデューティで出力端子から
出力を導出するようにする。すなわち図8のの範囲で
はデューティが0%であり、の範囲ではデューティが
25%であり、の範囲ではデューティが50%であ
り、の範囲ではデューティが75%であるようにす
る。なお、デューティ出力をより一般化して、コードと
して取扱えば、さらに多くの入力レベルを確認すること
ができる。
【0048】本発明の実施の第6形態としては、図8の
ようなアナログ入力用の入力端子への入力に対し、図1
0に示すように2つの出力端子への出力の組合わせを対
応させることもできる。さらに、アナログ出力用の出力
端子に対しても、1つの入力端子を割当てて、入力のデ
ューティやコードに出力レベルを対応させたり、複数の
入力端子を割当てて、入力の組合せに出力レベルを対応
させることもできる。
【0049】実施の第5形態および第6形態のようなア
ナログ信号の入力機能の検査は、実施の第1形態から実
施の第4形態までと組合わせて行う。したがって、アナ
ログ用信号の入力端子や出力端子が含まれる場合には、
実施の第1〜第4形態で出力端子や入力端子を割当てる
際に、アナログ信号用の入力端子や出力端子についても
デジタル信号用の出力端子や入力端子の割当てを行う必
要がある。
【0050】以上の説明では、マイクロコンピュータ8
をプリント配線基板9に搭載する電子制御装置1の入出
力接続の検査について説明しているけれども、マイクロ
コンピュータを搭載する各種電子制御装置や、いわゆる
パーソナルコンピュータなどのマザーボードなどにも本
発明を適用することができる。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、入力端子
と出力端子との間に割当てられている対応関係に基づい
て、マイクロコンピュータの入力端子と出力端子との接
続状態に異常がないことを確認することができる。外部
端子を入力端子または出力端子のいずれかに設定可能な
場合は、同数にしやすいので、接続状態の確認を容易に
行うことがでる。
【0052】さらに本発明によれば、入力端子と出力端
子との1対1の対応関係に基づいて、マイクロコンピュ
ータの入力端子と出力端子との接続状態に異常がないこ
とを確認することができる。外部端子を入力端子または
出力端子のいずれかに設定可能な場合は、同数にしやす
いので、接続状態の確認を容易に行うことがでる。
【0053】さらにまた本発明によれば、複数の入力端
子と1つの出力端子との接続状態に異常がないことを確
認することができる。
【0054】さらにまた本発明によれば、複数の出力端
子と1つの入力端子との接続状態に以上がないことを確
認することができる。
【0055】さらに本発明によれば、複数の入力端子
と、より多数の出力端子との接続状態に異常がないこと
を確認することができる。
【0056】さらに本発明によれば、複数の出力端子
と、より多数の入力端子との接続状態に異常がないこと
を確認することができる。
【0057】さらにまた本発明によれば、入力端子と出
力端子とをできるだけ多く1対1に組合わせて接続状態
に異常がないことを確認し、残余の入力端子について
も、それぞれ接続状態に異常がないことを確認すること
ができる。マイクロコンピュータの備える入力端子およ
び出力端子の数が変更になっても、入力端子と出力端子
とを1対1で組合わせている部分の動作をほぼ共通に利
用することができ、プログラムの変更などを最小限に抑
えることができる。
【0058】さらにまた本発明によれば、入力端子と出
力端子とをできるだけ多く1対1に組合わせて接続状態
に異常がないことを確認し、残余の出力端子について
も、それぞれ接続状態に異常がないことを確認すること
ができる。マイクロコンピュータの備える入力端子およ
び出力端子の数が変更になっても、入力端子と出力端子
とを1対1で組合わせている部分の動作をほぼ共通に利
用することができ、プログラムの変更などを最小限に抑
えることができる。
【0059】また本発明によれば、アナログ信号用の入
力端子とデジタル信号用の出力端子との接続状態に異常
がないことを確認し、かつアナログ信号の入力機能に異
常がないことも出力端子からの出力によって確認するこ
とができる。
【0060】また本発明によれば、アナログ信号用の出
力端子とデジタル信号用の入力端子との接続状態に異常
がないことを確認し、かつアナログ信号の出力機能に異
常がないことも入力端子からの出力によって確認するこ
とができる。
【0061】また本発明によれば、アナログ信号用の入
力端子とデジタル信号用の出力端子との接続状態に異常
がないことの確認と、出力端子での出力の組合わせで入
力端子のアナログ信号処理の機能の確認も行うことがで
きる。
【0062】また本発明によれば、アナログ信号用の出
力端子とデジタル信号用の入力端子との接続状態に異常
がないことの確認と、入力端子での出力の組合わせで出
力端子のアナログ信号処理の機能の確認も行うことがで
きる。
【0063】さらに本発明によれば、マイクロコンピュ
ータの動作モードを切換えて、入力端子と出力端子との
接続状態に異常がないことを確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施形態で検査を行う対象となる電
子制御装置1に対する検査を行うための概略的なシステ
ム構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の第1形態としてのマイクロコン
ピュータ8の概略的な動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】図2の実施形態での入力端子への入力信号と出
力端子での出力信号との変化を示すタイムチャートであ
る。
【図4】本発明の実施の第2形態としての入力端子と出
力端子との組合わせを示す図表である。
【図5】図4の実施形態で入力端子に与えられる信号と
出力端子からの信号とを示すタイムチャートである。
【図6】本発明の実施の第3形態としての入力端子と出
力端子との組合わせを示す図表である。
【図7】図6の実施形態での入力端子への入力信号と対
応する出力端子での出力の変化を示すタイムチャートで
ある。
【図8】アナログ信号用の入力端子へのアナログ入力レ
ベルを4段階に分ける際の範囲を示すグラフである。
【図9】本発明の実施の第5形態としてのアナログ信号
用入力端子と対応づけられているアナログ出力端子への
入力電圧レベルに応じてデューティが変化する状態を示
すタイムチャートである。
【図10】本発明の実施の第6形態として、図8に示す
ようなアナログ信号用の入力端子に4段階に分けて入力
が行われるときに、1つの出力端子からの出力の変化状
態を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 電子制御装置 2 CPU 3 ROM 5 タイマ 6 モード判定部 8 マイクロコンピュータ 9 プリント配線基板 10,11,12,…,40,41,42,… 入力端
子 20,21,22,…,50,51,52,… 出力端
子 30 検査ユニット 32 信号発生部 33 信号解析部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入力端子および出力端子を備える
    マイクロコンピュータを搭載する電子制御装置に対し、 前記複数の入力端子に対して前記複数の出力端子を割当
    て、前記複数の出力端子からは、前記複数の入力端子へ
    の入力状態に従って異なる出力状態が導出されるように
    動作させておき、 前記複数の入力端子への入力状態を変化させて、前記複
    数の出力端子からの出力状態を確認することを特徴とす
    る電子制御装置の入出力検査方法。
  2. 【請求項2】 複数の入力端子および出力端子を備える
    マイクロコンピュータを搭載する電子制御装置に対し、 予め各入力端子にそれぞれ1つの出力端子を割当てるよ
    うに動作させておき、 各入力端子への入力を変化させて、割当てられている出
    力端子からの出力の変化を確認することを特徴とする電
    子制御装置の入出力接続検査方法。
  3. 【請求項3】 複数の入力端子および出力端子を備える
    マイクロコンピュータを搭載する電子制御装置に対し、 予め定める複数の入力端子に対して1つの出力端子を割
    当て、該出力端子からは、該複数の入力端子への入力状
    態に従って異なるようにコード化された出力を導出する
    ように動作させておき、 該複数の入力端子への入力を変化させて、割当てられて
    いる出力端子からの出力の変化を確認することを特徴と
    する電子制御装置の入出力接続検査方法。
  4. 【請求項4】 複数の入力端子および出力端子を備える
    マイクロコンピュータを搭載する電子制御装置に対し、 予め定める複数の出力端子に対して1つの入力端子を割
    当て、該複数の出力端子からは、該入力端子へ入力され
    るコードに対応する出力端子から出力を導出するように
    動作させておき、 該入力端子への入力コードを変化させて、該コードに対
    応する出力端子からの出力の変化を確認することを特徴
    とする電子制御装置の入出力接続検査方法。
  5. 【請求項5】 複数の入力端子および出力端子を備える
    マイクロコンピュータを搭載する電子制御装置に対し、 予め定める複数の入力端子に対し、より多数の出力端子
    を割当て、該出力端子からは該複数の入力端子への入力
    状態に従って異なるパターンで出力が導出されるように
    動作させておき、入力端子への入力を変化させて、割当
    てられている出力端子からの出力の変化を確認すること
    を特徴とする電子制御装置の入出力接続検査方法。
  6. 【請求項6】 複数の入力端子および出力端子を備える
    マイクロコンピュータを搭載する電子制御装置に対し、 予め定める複数の出力端子に対し、より多数の入力端子
    を割当て、該複数の出力端子からは該複数の入力端子へ
    の入力パターンに対応する出力状態となるように動作さ
    せておき、入力端子への入力を変化させて、割当てられ
    ている出力端子からの出力の変化を確認することを特徴
    とする電子制御装置の入出力接続検査方法。
  7. 【請求項7】 複数の入力端子および出力端子を備える
    マイクロコンピュータを搭載する電子制御装置に対し、 入力端子の数と出力端子の数が等しいとき、1入力端子
    に1出力端子を組合わせるように割当て、 入力端子の数が出力端子の数より多いとき、所定数の出
    力端子を残して入力端子と出力端子とをそれぞれ1つず
    つ組合わせ、残余の入力端子と該所定数残した出力端子
    とを組合わせるように割当て、 1つの入力端子と1つの出力端子との組合わせに対して
    は、各入力端子への入力を変化させて、それぞれ組合わ
    されている出力端子からの出力の変化を確認し、 複数の入力端子と所定数の出力端子との組合わせに対し
    ては、該複数の入力端子への入力状態に従って異なるよ
    うにコード化された出力が導出されるように動作させて
    おいて、該複数の入力端子への入力を変化させて、組合
    わされている出力端子からの出力の変化を確認すること
    を特徴とする電子制御装置の入出力接続検査方法。
  8. 【請求項8】 複数の入力端子および出力端子を備える
    マイクロコンピュータを搭載する電子制御装置に対し、 入力端子の数と出力端子の数が等しいとき、1入力端子
    に1出力端子を組合わせるように割当て、 入力端子の数が出力端子の数より少ないとき、所定数の
    入力端子を残して入力端子と出力端子とをそれぞれ1つ
    ずつ組合わせ、該所定数の残された入力端子と残余の出
    力端子とを組合わせるように割当て、 1つの入力端子と1つの出力端子との組合わせに対して
    は、各入力端子への入力を変化させて、それぞれ組合わ
    されている出力端子からの出力の変化を確認し、 所定数の入力端子と複数の出力端子との組合わせに対し
    ては、該所定数の入力端子への入力状態に従って異なる
    パターンで該複数の出力端子から出力が導出されるよう
    に動作させておいて、該所定数の入力端子への入力を変
    化させて、組合わされている出力端子からの出力パター
    ンを確認することを特徴とする電子制御装置の入出力接
    続検査方法。
  9. 【請求項9】 前記入力端子はアナログ信号用入力端子
    を含み、 該アナログ信号用入力端子に出力端子を割当て、 該アナログ信号用入力端子に入力されるアナログ信号の
    入力レベルに応じて、該出力端子からは、予め定める複
    数段階で変化する出力を導出させることを特徴とする請
    求項1〜8のいずれかに記載の電子制御装置の入出力接
    続検査方法。
  10. 【請求項10】 前記出力端子はアナログ信号用出力端
    子を含み、 該アナログ信号用出力端子に入力端子を割当て、 該アナログ信号用出力端子から出力されるアナログ信号
    の出力レベルを、該入力端子に入力される予め定める複
    数段階で変化する入力に対応させることを特徴とする請
    求項1〜8のいずれかに記載の電子制御装置の入出力接
    続検査方法。
  11. 【請求項11】 前記入力端子はアナログ信号用入力端
    子を含み、 該アナログ信号用入力端子に複数の出力端子を割当て、 該アナログ信号用入力端子に入力されるアナログ信号の
    入力レベルに応じて、出力を導出する出力端子の数を変
    化させることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記
    載の電子制御装置の入出力接続検査方法。
  12. 【請求項12】 前記出力端子はアナログ信号用出力端
    子を含み、 該アナログ信号用出力端子に複数の入力端子を割当て、 該アナログ信号用出力端子から出力されるアナログ信号
    の出力レベルを、入力が与えられる入力端子の数に応じ
    て変化させることを特徴とする請求項1〜8のいずれか
    に記載の電子制御装置の入出力接続検査方法。
  13. 【請求項13】 複数の入力端子および出力端子を備え
    たマイクロコンピュータであって、 外部からの指令によりマイクロコンピュータの動作モー
    ドを通常制御モードから製造検査モードに切換えるモー
    ド切換手段と、 前記モード切換手段により製造検査モードに切換えられ
    たとき、前記複数の入力端子の入力状態に応じて、予め
    定められた出力信号を前記複数の出力端子に出力する検
    査出力手段とを備えることを特徴とするマイクロコンピ
    ュータ。
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