JP2001100610A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001100610A JP28085299A JP28085299A JP2001100610A JP 2001100610 A JP2001100610 A JP 2001100610A JP 28085299 A JP28085299 A JP 28085299A JP 28085299 A JP28085299 A JP 28085299A JP 2001100610 A JP2001100610 A JP 2001100610A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光ドラム表面でのトナーの融着を防止でき
るようにする。 【解決手段】 感光ドラム1とクリーニング装置9のク
リーニングローラ9eとの間のニップa1に、トナーを
供給する第1のモードと、トナーを供給しない第2のモ
ードとを、転写材の紙種、通紙枚数に応じて切り替える
ことにより、感光ドラム1表面でのトナーの融着を防止
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式によ
って画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリ等
の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、レーザプリンタ、ファクシミリ
等の画像形成装置においては、一般に、感光ドラム(像
担持体)表面に静電潜像を形成し、この静電潜像にトナ
ーを付着させてトナー像として現像(可視像化)し、さ
らに、このトナー像を紙等の転写材に転写した後、加熱
加圧して定着させる。このような画像形成装置において
は、トナー像転写後の感光ドラム表面には、転写材に転
写されなかったトナー(転写残トナー)や紙粉(紙の繊
維や紙成分の一部)などが付着している。これら付着物
は、クリーニング装置によって感光ドラムから除去し回
収している。
【0003】このようなクリーニング装置として、感光
ドラム表面にクリーニングブレード(クリーニング部
材)を当接させることによって、像担持体表面から付着
物を掻き取るものがよく知られている。
【0004】また、上述のクリーニング装置に補助装置
を設け、クリーニング機能をさらに安定させるクリーニ
ング装置もある。例えば、補助部材として、感光ドラム
の回転方向にそってクリーニングブレードの下流側に磁
気トナーブラシ(トナー供給手段)を配設し、この磁気
トナーブラシによってクリーニングブレードが感光ドラ
ム表面から掻き落としたトナーを再度、クリーニングブ
レードに供給するものである。この再供給により、感光
ドラム表面とクリーニングブレードとの間のニップに常
時、ほぼ一定量のトナーが供給され、ニップにおける両
部材の摩擦係数が安定し、クリーニング性能が安定す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
磁性トナーブラシを有する画像形成装置においては、感
光ドラム表面にトナーの付着(以下、静電的な付着もあ
わせて、この減少を「融着」という。)を起こしやすい
状況では、融着の解消能力が低いという問題がある。こ
の原因は、感光ドラム表面の凹凸等の条件により感光ド
ラム表面にトナーが付着した場合に、感光ドラム表面と
クリーニングブレードとの間のニップで除去されるトナ
ーよりも、磁性トナーブラシにより融着部に供給される
トナーの方が多くなり、結果として融着が成長すること
によるものと考えられる。
【0006】この現象は、特に高温高湿環境で発生しや
すいことが知られており、また、特に官製はがき等の転
写材に含まれるタルク成分が、この融着現象を助長する
ことが知られている。従って、官製はがき(酸性紙)
を、高温高湿環境下で使用する場合に特に融着現象が発
生しやすい。
【0007】本発明は、上述事情に鑑みてなされたもの
であり、感光ドラムに対するトナーの融着を防止できる
ようにした画像形成装置を提供することを目的とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、トナー像が第1の像担持体表面から転写
部にて第2の像担持体へ転写された後に、前記第1の像
担持体表面に残ったトナーを除去するクリーニング装置
を備え、前記クリーニング装置は、前記第1の像担持体
表面に当接されてニップを形成し該ニップにて前記第1
の像担持体表面のトナーを掻き取る板状の弾性部材を有
するクリーニング手段と、前記第1の像担持体表面の移
動方向についての前記弾性部材の上流側に配設され、前
記第1の像担持体表面にトナーを付着させて前記ニップ
にトナーを供給するトナー供給手段とを有する画像形成
装置において、前記トナー供給手段により前記第1の像
担持体表面を介して前記ニップにトナーを供給する第1
のモードと、トナーを供給しない第2のモードとに切り
替える制御手段を備え、前記制御手段は、前記トナー像
が転写、定着される転写材の種類と前記転写材の給紙に
よる画像形成枚数に応じて、前記第1のモードから前記
第2のモードに切り替えることを特徴としている。
【0009】また、前記制御手段は、前記転写材として
はがきが選択され、且つ給紙枚数が設定枚数になると、
前記第1のモードから前記第2のモードに切り替えるこ
とを特徴としている。
【0010】また、前記制御手段は、前記転写材として
選択されたはがきの給紙枚数が設定枚数以上になり、且
つはがきに対するはがき以外の種類の転写材の給紙枚数
の割合が設定比率より小さい場合に、前記第1のモード
から前記第2のモードに切り替えることを特徴としてい
る。
【0011】また、前記設定枚数は500〜2000枚
であることを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。
【0013】〈実施の形態1〉図1に、本発明に係る画
像形成装置の一例を示す。なお、同図は、画像形成装置
(例えば、複写機、レーザプリンタ)の概略構成を模式
的に示す縦断面図である。
【0014】同図に示す画像形成装置は、第1の像担持
体としてドラム型の電子写真感光体(以下「感光ドラ
ム」という。)1を備えている。感光ドラム1は、アル
ミニウム性等のドラム基体の表面にOPC(有機光半導
体)等の感光層を設けて構成されている。感光ドラム1
は、ドラム駆動モータ(不図示)によって矢印R1方向
に所定のプロセススピード(例えば、340mm/sec )
で回転駆動される。
【0015】感光ドラム1表面は、帯電装置2によって
帯電される。同図に示す帯電装置2は、スコロトロンタ
イプのものであり、感光ドラム1表面に対向するように
配置されている。この帯電装置2に帯電バイアス印加電
源(不図示)によって帯電バイアスを印加することによ
り、感光ドラム1表面は、所定の極性、所定の電位に均
一に帯電される。
【0016】感光ドラム1の回転方向(矢印R1方向)
についての帯電装置2の下流側には、露光装置3が配設
されている。露光装置3としては、例えば、レーザスキ
ャナが使用される。レーザスキャナは、画像情報に応じ
てオン/オフ制御されたレーザ光Lにより、帯電後の感
光ドラム1表面を走査露光することで、レーザ光照射部
分の電荷を除去して静電潜像を形成する。
【0017】露光装置3のさらに下流側には、現像装置
4が配設されている。現像装置4には、マグネット(磁
界発生手段)を内側に有する現像ローラ4aが設けられ
ている。現像ローラ4aは、現像容器4b内に貯蔵され
ているトナー5を摩擦帯電させて表面に薄層担持し、感
光ドラム1表面に対向する現像位置まで搬送する。現像
ローラ4aには、現像バイアス印加電源(不図示)によ
って現像バイアスが印加され、これにより、現像位置に
搬送されたトナー5は静電潜像に付着されてこれをトナ
ー像として現像する。
【0018】ここで、トナー5について詳述する。本実
施の形態で使用するトナーは磁性トナー(磁性を有する
トナー)であり、スチレン−ブチルメタクリレート−ジ
メチルアルミノエチルメタクリレート(重量比7:2.
5:0.5)共重合体100重量部、BET表面積5m2
/gでモース硬度5.5のマグネタイト40重量部、及
び重量平均分子量15000で沸点n−ヘキサン抽出分
20重量パーセントのポリプロピレン3重量部を混合
し、ロールミルにて160℃で溶融混練した。そして、
冷却後、ハンマーミルにて粗粉砕した後、ジェット粉砕
機にて微粉砕した。次いで、風力分級機を用いて分級
し、体積平均粒径がおよそ7.5μmの黒色微粉体を黒
色磁性トナーとして得た。
【0019】一方、乾式法で合成されたシリカ微粉体
(比表面積:約130m2/g)100重量部を攪拌しな
がら側鎖にアミンを有するシリコーンオイル(25℃に
おける粘度70cps、アミン当量830)12重量部
を噴霧し、温度を約250℃に保持して60分間処理し
た。生成した処理シリカのトリボ電荷量は+130μc
/gだった。このシリカの硬度はモース硬度で6.0で
あった。
【0020】磁性トナー100重量部に、上記の側鎖に
アミンを有するシリコーンオイルで処理したシリカ微粉
体0.4重量部及び0.05重量部のポリフッ化ビニリ
デン(PVDF)を外添して磁性トナーとした。
【0021】上述の現像装置4の下流側には転写ガイド
6と転写分離帯電器7が配置されており、転写ガイド6
によって転写分離帯電器7と感光ドラム1との間の転写
部Tに紙等の転写材8が給紙される。転写分離帯電器7
は、コロナ放電を利用してトナー像の感光ドラム1から
第2の像担持体としての転写材8への転写、及びトナー
像が転写された転写材8の感光ドラム1からの分離を行
うものである。なお、転写に利用するコロナ放電(転写
バイアス)はトナー5と逆極性のものであり、分離に利
用するコロナ放電(分離バイアス)はトナー5と同極性
のものである。これらはそれぞれ転写バイアス印加電
源、分離バイアス印加電源(不図示)によって印加され
る。
【0022】また、感光ドラム1の回転方向にそっての
転写部Tの最下流側には、本発明に係るクリーニング装
置9が配設されており、このクリーニング装置9は、ト
ナー像転写後に感光ドラム1上に残留するトナー(転写
残トナー)を回収するものである。
【0023】図2に、クリーニング装置9の詳細を示
す。なお、同図は、クリーニング装置9の構成を示す縦
断面図(感光ドラム1の母線に直交する方向の縦断面
図)である。
【0024】クリーニング装置9は、クリーニング容器
9a内にクリーニング手段Aと、トナー供給手段Bとを
備えており、後に詳述するように、クリーニング手段A
によって掻き取ったトナーを画像形成装置本体内の廃ト
ナー回収容器(不図示)に回収するものであるが、掻き
取ったトナーの一部は回収しないでトナー供給手段Bに
よって、所定のタイミングで潤滑剤としてクリーニング
手段Aに供給するものである。
【0025】クリーニング手段Aは、板状の弾性部材に
よって形成されたクリーニングブレード9bを有してい
る。クリーニングブレード9bは、軸9kを中心に揺動
する保持器9mによって保持されており、この保持器9
mがばね(引っ張りばね)9cによって矢印Rk方向に
付勢されるのに伴って、感光ドラム1表面に所定の当接
圧で当接されている。当接部分には、感光ドラム1の母
線に沿って直線状のニップNが形成される。ニップN
は、感光ドラム1の側部(図2においては左側部)に形
成されている。
【0026】従って、感光ドラム1表面に付着している
転写残トナーは、クリーニングブレード9bによってニ
ップNにて掻き取られ、その自重によって下方に落下す
るようになっている。
【0027】トナー供給手段Bは、トナー担持部材とし
てクリーニングローラ9eを有している。クリーニング
ローラ9eは、感光ドラム1表面の移動方向に沿っての
クリーニングブレード9bの上流側で、且つこのクリー
ニングブレード9bの下方に配置されている。クリーニ
ングローラ9eは、マグネットをローラ状に形成したマ
グネットローラであり、感光ドラム1の矢印R1方向と
は逆の矢印Re方向に回転される(従って、感光ドラム
1表面とクリーニングローラ9e表面との移動方向は両
者の最近接部において同じになる。)。
【0028】また、クリーニングローラ9eは、感光ド
ラム1に接触されないで離間されており、クリーニング
ローラ9e表面と感光ドラム1表面との間には、ギャッ
プa1(例えば、2mm)が設けてある。上述のクリーニ
ングブレード9bによって掻き落とされ、落下したトナ
ーは、クリーニングローラ9eの表面に担持されて矢印
Re方向に移動される。
【0029】図2中におけるクリーニングローラ9eの
左方には、ドクターローラ9fが配置され、このドクタ
ーローラ9fのさらに左方には、トナーバッファ部材9
gが配置されており、そして、これらの下方には、トナ
ー搬送スクリュー9dが配置されている。ドクターロー
ラ9fは、非磁性の丸棒で構成されており、クリーニン
グローラ9eの回転方向矢印Re方向と同じ矢印Rf方
向に回転する(従って、クリーニングローラ9e表面と
ドクターローラ9f表面の最近接部における移動方向は
反対になる。)。ドクターローラ9fは、これ自体の回
転によるトナー搬送能力は低いものであり、また、トナ
ーバッファ部材9gは、ドクターローラ9f側が下方に
傾斜している。
【0030】従って、クリーニングローラ9eとドクタ
ーローラ9fとトナーバッファ部材9bとによって窪み
状のトナー溜まり9jが形成される。ドクターローラ9
f表面とクリーニングローラ9e表面との間には、上述
のギャップa1(2mm)よりも大きいギャップa2(例
えば、2.5mm)が設けてある。
【0031】ドクターローラ9f表面とトナーバッファ
部材9gの先端との間には、間隙9hが設けられ、ま
た、トナーバッファ部材9gの基端側にはスリット9i
が設けられており、上述のトナー溜まり9jに溜まった
トナーのうち余剰なものは、これら間隙9h、スリット
9iから下方のトナー搬送スクリューに向けて落下する
ようになっている。トナー搬送スクリュー9dは、矢印
Rd方向に回転することにより、トナーを画像形成装置
本体内の廃トナー回収容器(不図示)に搬送するもので
ある。
【0032】次に、上述構成のクリーニング装置9の動
作について説明する。
【0033】感光ドラム1上に付着した転写残トナーは
ニップNにおいてクリーニングブレード9bによって掻
き取られ、クリーニングローラ9e上に落下して付着す
る。クリーニングローラ9e上に付着したトナーは、そ
の回転によってドクターローラ9f側へ搬送される。こ
こで、トナーはトナーバッファ部材9gによって堰き止
められて一時的に滞留し、その後、間隙9hやスリット
9iからトナー搬送スクリュー9dに向かって落下す
る。こうして落下したトナーは、トナー搬送スクリュー
9dの矢印Rd方向の回転によって廃トナー回収容器
(不図示)に回収される。
【0034】なお、上述の感光ドラム1は周速340mm
/sec で矢印R1方向に、クリーニングローラ9eは周
速は30mm/sec で矢印Re方向に、また、ドクターロ
ーラ9fは周速3mm/sec で矢印Rf方向に、そして、
トナー搬送スクリューは適宜な回転数で矢印Rd方向に
回転する。
【0035】そして、クリーニングローラ9e及びドク
ターローラ9fの回転により、クリーニングローラ9e
の磁力によってその表面に担持され搬送されるトナー
は、前述のように、クリーニングローラ9e表面とドク
ターローラ9f表面との間のギャップa2(2.5mm)
によって、クリーニングローラ9e表面における層厚が
2.5mmに規制される。この状態でさらにクリーニング
ローラ9eが回転すると、2.5mmに層厚規制されたト
ナーは、感光ドラム1表面とのギャップa1に搬送さ
れ、このギャップa1が2mmであることに基づき、感光
ドラム1表面に接触し付着されて、感光ドラム1表面に
コートされる。コートされたトナーは、感光ドラム1の
回転により、感光ドラム1表面に当接されているクリー
ニングブレード9bのニップNに供給され、クリーニン
グブレード9bの一様な滑り性を確保している。
【0036】この際、上述のトナー溜まり9iは適量の
トナーを一時滞留させることにより、クリーニングロー
ラ9e表面に拘束されるトナー量を安定させ、最終的に
は感光ドラム1の表面に一様なトナーコートを形成し、
ニップNに供給されるトナー量を安定させて、クリーニ
ングブレード9bの一様な滑り性を確保している。この
ように、トナー溜まり9iはトナーコートを安定させ、
クリーニングブレード9bの「めくれ」や「ビビリ」等
を防止する重要な役目を果たしている。
【0037】クリーニングブレード9bの反発弾性率
は、温度に対して図3に示すように変化する特性を有し
ている。一般に、クリーニングブレード9bの反発弾性
率が低いと、クリーニングブレード9b外部からの衝撃
に対する応答性が低く、例えば平滑な平面上に突起があ
る場合、その突起に対してクリーニングブレード9bの
感光ドラム1への当接部は変形速度が遅く、当接部は突
起に強く衝突して突起を削り取る。従って、感光ドラム
1表面の細かい凹凸がクリーニングブレード9bによっ
て削り取られ、感光ドラム1の表面層が全体的に研磨さ
れる。
【0038】一方、クリーニングブレード9bの反発弾
性率が高い場合には、クリーニングブレード9bが感光
ドラム1表面の突起に当たると、その感光ドラム1への
当接部が素早く変形するために突起への衝撃は弱く、ク
リーニングブレード9bの当接部は突起を乗り越える。
また、突起に限らず、感光ドラム1表面に付着したトナ
ーに対してもクリーニングブレード9bは同様に作用
し、クリーニングブレード9bの付着解消能力は低く、
感光ドラム1表面の凹凸に対するクリーニングブレード
9b自体のダメージは少ない。
【0039】本実施の形態においては、原則として、感
光ドラム1を回転駆動したときには、クリーニングロー
ラ9eも回転させて、このクリーニングローラ9eから
感光ドラム1表面を介してクリーニングブレード9bの
ニップNにトナーを供給する。これを第1のモードとす
る。即ち、この第1のモードは、通常の画像形成(コピ
ー)動作時に行われる。
【0040】また、感光ドラム1を回転させる一方、ク
リーニングローラ9eを停止させる。これにより、クリ
ーニングローラ9eから感光ドラム1表面を介してクリ
ーニングローラ9eのニップNにトナーを供給しないよ
うにする。これを第2のモード(融着解消モード)とす
る。この第2のモード(融着解消モード)の実行につい
ては後述する。第1のモードと第2のモード(融着解消
モード)の切り替え、即ち、クリーニングローラ9eの
回転、停止動作は、後述する図5に示した操作部20か
らの情報に基づいて、クリーニングローラ9eの駆動手
段(不図示)を制御装置(CPU)30で制御すること
よって行われる。
【0041】図4は、上記した画像形成装置において、
用紙などの転写材の給紙を行うためのマルチスタック汎
用給紙トレイ(以下、手差しトレイという)を示す斜視
図である。この手差しトレイ10は画像形成装置本体
(不図示)の外側に装着される。
【0042】この手差しトレイ10は、トレイ本体11
内の底面の後端側には可動底板12が設置され、また、
可動底板12の前方には一対の用紙幅規制板13A、1
3Bが対向して設置されている。用紙幅規制板13A、
13Bは、用紙給紙方向(矢印C方向)と直交する方向
に手動操作により移動可能に構成されている。
【0043】即ち、用紙幅規制板13A、13Bのいず
れか一方(例えば用紙幅規制板13A)を把持して移動
させれば、トレイ本体11の底部に設けた周知のラック
ピニオンギヤ機構(不図示)により、他方の用紙幅規制
板(例えば用紙幅規制板13B)が転写材の横幅を規制
して幅揃えをすると共に、前記ラックピニオンギヤ機構
に連動して移動するスライドボリューム(不図示)の抵
抗値の変化により、転写材の横幅寸法を検知する転写材
のサイズ情報(紙種情報)検知手段としての機能も有し
ている。
【0044】また、図5は、上記画像形成装置(複写
機)の上部に設けられた操作部を示す平面図である。
【0045】この操作部20には、画像形成(コピー)
動作をスタートさせるためのスタートキー21、各サイ
ズの転写材をそれぞれ給紙する給紙カセットを選択する
ためのカセットキー22、カセットキー22で選択され
た転写材サイズを表示する表示部23、画像形成(コピ
ー)枚数を表示するカウンタ24、上記手差しトレイか
ら転写材を給紙するときに表示される手差しモード表示
部25、はがきモードを選択するためのはがきモードキ
ー26、はがきモードが選択されたときに表示されるは
がきモード表示部27、厚紙モードを選択するための厚
紙モードキー28、厚紙モードが選択されたときに表示
される厚紙モード表示部29などを備えている。
【0046】次に、本実施の形態における上記した第1
のモードから第2のモード(融着解消モード)へ移行す
る場合の状況を、図6のフローチャートを参照して説明
する。
【0047】はがきに画像形成(コピー)する場合にお
いて、操作者が上記手差しトレイ10に転写材としては
がき(官製はがき)を載置した後、前記操作部20のは
がきモードキー26を押下げ(ステップS1)、スター
トキー21を押すことによってはがきが給紙されて(ス
テップS2)、はがき上に上記した画像形成動作によっ
て所望の画像が形成される。
【0048】そして、給紙されて画像形成されるはがき
の給紙枚数の度数をカウンタ24でカウントし(ステッ
プS3)、はがきの給紙枚数のトータルが予め設定した
枚数を越えると(ステップS4)、第1のモードから切
り替えた第2のモード(融着解消モード)を2分間行う
(ステップS5)。即ち、クリーニングローラ9eの駆
動手段(不図示)を制御装置(CPU)30で制御して
クリーニングローラ9eの回転を停止させて、クリーニ
ングローラ9eから感光ドラム1表面を介してクリーニ
ングローラ9eのニップNにトナーを供給しないように
する。
【0049】そして、第2のモード(融着解消モード)
が終了後、カウンタ24のはがきの給紙枚数をゼロにリ
セットし(ステップS6)、通常の第1のモードに切り
替える。
【0050】なお、ステップS4において、はがきの給
紙枚数の設定値としては、第2のモード(融着解消モー
ド)の実行時間に応じて500〜2000枚とし、第2
のモード(融着解消モード)を2分間行った場合におい
ては設定値を1000枚とした。本発明者の実験によれ
ば、はがきを1000枚給紙した後に第2のモード(融
着解消モード)を2分間行うことで、目視ではがき上に
形成された画像の欠陥が認識される前に、トナーの融着
を防止することができた。
【0051】このように本実施の形態では、はがきの給
紙枚数(画像形成枚数)が設定値を越えた場合に、第2
のモード(融着解消モード)を行うことにより、感光ド
ラム1でのトナーの融着を防止することができる。
【0052】なお、本実施の形態では、予め設定された
所定の枚数は固定しているが、温度、湿度環境に応じ
て、あるいははがきサイズに応じて変更するようにして
もよい。
【0053】また、はがき枚数のカウンタは、不揮発メ
モリによって電源オフにかかわらず保持していても、あ
るいは電源のオフ、オンによってカウンタをリセットす
ると同時に第2のモードに入るようにしてもよい。この
後者の場合、通常、電源をオンすることで毎朝1回起動
時に第2のモードに入ることになるが、上述したよう
に、低温下ではクリーニングブレード9bの反発弾性率
が低くなるため、融着解消効果はさらに期待できる。
【0054】また、本実施の形態では、はがき給紙枚数
(画像形成枚数)が所定枚数を越えた時点で強制的に第
2のモードに入る構成であったが、例えば画像形成動作
途中に越えた場合は、この画像形成動作が終了してから
第2のモードに入るようにするとよい。
【0055】また、はがきモードの選択に関して、上記
手差しトレイ10の用紙幅規制板13A、13B間には
がきをセットした際の横幅寸法検知の情報からはがきと
判断することもできる。この場合、操作者がはがきモー
ドキー26を押し忘れても確実に上記した第1のモード
から第2のモード(融着解消モード)へ移行するフロー
チャートを実行する。
【0056】また、次の画像形成動作までの紙間又は画
像形成動作途中に行う必要のあるモード(例えば、電位
制御モード、帯電の自動清掃モード)がある場合は同時
に行うと、ダウンタイムを低減できる。この場合、所定
枚数にある程度幅を持たせるようにするとよい。
【0057】なお、通常、官製はがきのサイズは100
mm×148.5mmであるが、これを4枚つづりにし
て297mm×200mmのサイズのものが市販されて
いる。この場合、操作者がはがきモードキー26を押せ
ば問題ないが、上記手差しトレイ10による横幅寸法検
知ではA4サイズ(297mm×210mm)と判別で
きない。また、転写材の給紙方向の長さを判断するの
に、通紙パス内の紙検知センサを利用する方式が知られ
ているが、本発明において、A4サイズと官製はがき4
枚つづりの約10mmの差の検出に適用することによ
り、官製はがき4枚つづりの場合でも判断することがで
きる。
【0058】〈実施の形態2〉図7は、本発明の実施の
形態2における上記した第1のモードから第2のモード
(融着解消モード)へ移行する場合のフローチャートで
ある。本実施の形態においても、図2のクリーニング装
置9を用いて説明する。
【0059】本実施の形態では、図6に示した実施の形
態のフローチャートにおいて、はがき以外の普通紙が給
紙されて画像形成動作が行われているときの普通紙の給
紙枚数の度数をカウンタ24でカウントする(ステップ
S7、S8)。
【0060】そして、ステップS4ではがきの給紙枚数
が所定の設定枚数を越えても、ステップS9にて、はが
きよりも普通紙の給紙枚数が多い場合(はがき:普通紙
の設定比率において普通紙の比率が予め設定した設定値
よりも大きい場合)、第2のモードは実行されない。は
がき:普通紙の設定比率は、例えば1:1に設定され
る。
【0061】また、ステップS9にて、はがきの方が普
通紙の給紙枚数が多い場合(はがき:普通紙の設定比率
においてはがきの比率が設定値よりも大きい場合)、ス
テップS4ではがきの給紙枚数が所定の設定枚数を越え
ているので、第1のモードから切り替えた第2のモード
(融着解消モード)を2分間行う(ステップS5)。即
ち、クリーニングローラ9eの駆動手段(不図示)を制
御装置(CPU)30で制御してクリーニングローラ9
eの回転を停止させて、クリーニングローラ9eから感
光ドラム1表面を介してクリーニングローラ9eのニッ
プNにトナーを供給しないようにする。
【0062】そして、第2のモード(融着解消モード)
が終了後、カウンタ24のはがき、普通紙の給紙枚数を
ゼロにリセットし(ステップS6)、通常の第1のモー
ドに切り替える。本発明者の実験によれば、はがきの給
紙枚数と同等以上に普通紙の給紙を行うことで、トナー
の融着を防止することができた。
【0063】このように本実施の形態におても、はがき
の給紙枚数(画像形成枚数)が設定値を越えて、はが
き:普通紙の設定比率においてはがきの比率が設定値よ
りも大きい場合に、第2のモード(融着解消モード)を
行うことにより、感光ドラム1でのトナーの融着を防止
することができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、像
担持体表面とクリーニング装置の弾性部材とのニップ
に、トナーを供給する第1のモードと、トナーを供給し
ない第2のモードとを、転写材の紙種、通紙枚数に応じ
て切り替えることにより、像担持体表面でのトナーの融
着を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置を示
す概略構成図。
【図2】実施の形態1におけるクリーニング装置を示す
概略断面図。
【図3】温度とクリーニングブレードの反発弾性率との
関係を示す図。
【図4】手差しトレイを示す斜視図。
【図5】操作部を示す平面図。
【図6】実施の形態1における第1のモードから第2の
モード(融着解消モード)へ切り替える場合のフローチ
ャート。
【図7】実施の形態2における第1のモードから第2の
モード(融着解消モード)へ切り替える場合のフローチ
ャート。
【符号の説明】
1 感光ドラム(第1の像担持体) 2 帯電装置 3 露光装置 4 現像装置 7 転写分離帯電装置 8 転写材(第2の像担持体) 9 クリーニング装置 9a クリーニング容器 9b クリーニングブレード 9e クリーニングローラ(弾性部材) 10 手差しトレイ 13A、13B 用紙幅規制板 20 操作部 26 はがきモードキー 30 制御装置(制御手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像が第1の像担持体表面から転写
    部にて第2の像担持体へ転写された後に、前記第1の像
    担持体表面に残ったトナーを除去するクリーニング装置
    を備え、前記クリーニング装置は、前記第1の像担持体
    表面に当接されてニップを形成し該ニップにて前記第1
    の像担持体表面のトナーを掻き取る板状の弾性部材を有
    するクリーニング手段と、前記第1の像担持体表面の移
    動方向についての前記弾性部材の上流側に配設され、前
    記第1の像担持体表面にトナーを付着させて前記ニップ
    にトナーを供給するトナー供給手段とを有する画像形成
    装置において、 前記トナー供給手段により前記第1の像担持体表面を介
    して前記ニップにトナーを供給する第1のモードと、ト
    ナーを供給しない第2のモードとに切り替える制御手段
    を備え、 前記制御手段は、前記トナー像が転写、定着される転写
    材の種類と前記転写材の給紙による画像形成枚数に応じ
    て、前記第1のモードから前記第2のモードに切り替え
    る、ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記転写材としてはが
    きが選択され、且つ給紙枚数が設定枚数になると、前記
    第1のモードから前記第2のモードに切り替える、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記転写材として選択
    されたはがきの給紙枚数が設定枚数以上になり、且つは
    がきに対するはがき以外の種類の転写材の給紙枚数の割
    合が設定比率より小さい場合に、前記第1のモードから
    前記第2のモードに切り替える、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記設定枚数は500〜2000枚であ
    る、 ことを特徴とする請求項2又は3記載の画像形成装置。
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JP2012037564A (ja) * 2010-08-03 2012-02-23 Canon Inc 画像形成装置
US9910397B2 (en) 2015-06-25 2018-03-06 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with speed difference control

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