JP2001100292A - 防水型レンズ付きフィルムユニット及びその分解方法 - Google Patents

防水型レンズ付きフィルムユニット及びその分解方法

Info

Publication number
JP2001100292A
JP2001100292A JP27515399A JP27515399A JP2001100292A JP 2001100292 A JP2001100292 A JP 2001100292A JP 27515399 A JP27515399 A JP 27515399A JP 27515399 A JP27515399 A JP 27515399A JP 2001100292 A JP2001100292 A JP 2001100292A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
film unit
tool
waterproof
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27515399A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Uchiyama
圭司 内山
Yoshikazu Majima
美和 馬島
Nobuyuki Kameyama
信行 亀山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP27515399A priority Critical patent/JP2001100292A/ja
Priority to US09/668,749 priority patent/US6434330B1/en
Publication of JP2001100292A publication Critical patent/JP2001100292A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影済みのレンズ付きフイルムユニットを防
水ケースから容易に、かつ安全に取り出す。 【解決手段】 レンズ付きフイルムユニット3を防水ケ
ース4に収納する。前面部36と背面部37とを、係止
爪65と係止溝63とにより爪結合して、防水ケース4
を構成する。前面部36の左側面に工具係合部34を形
成する。工具係合部34を+形状の溝から構成する。工
具係合部34の周囲で外側面に環状溝39cを形成し、
内側面に円形溝39bを形成して、工具係合部34の周
囲に薄肉部33を設ける。分離工具70の先端を切り欠
き23aに当てて、分離工具70のてこ作用によりレン
ズ付きフイルムユニット3を背面部37側に押し出す。
防水ケース4を安全且つ容易に取り出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防水型レンズ付き
フイルムユニット及びその分解方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】予め写真フイルムが装填された状態で販
売されているレンズ付きフイルムユニットは、取り扱い
が簡便で低価格なことから一般に広く利用されている。
このレンズ付きフイルムユニットは、撮影目的や用途に
応じて様々なバリエーションの製品が開発されている。
中には水中での撮影を可能にするために、水密構造にし
た防水ケースにレンズ付きフイルムユニットを収納し、
防水ケース外から撮影操作を可能にした防水型レンズ付
きフイルムユニットがある。
【0003】このような、レンズ付きフイルムユニット
を水密に収納する防水ケースは、例えば、前面部と背面
部とからなる透明樹脂容器を、相互にゴムパッキン等を
介して水密に結合したものである。そして、収納されて
いるレンズ付きフイルムユニットの撮影が完了すると、
防水ケースに収納されたままの状態でレンズ付きフイル
ムユニットが現像取扱所等に持ち込まれる。現像取扱所
では防水ケースを前面部と背面部とに分離して中のレン
ズ付きフイルムユニットを取り出し、このレンズ付きフ
イルムユニットに収納されている露光済みの写真フイル
ムの現像、焼き付けを行う。
【0004】防水ケースから、レンズ付きフイルムユニ
ットを取り出すために、防水ケースの前面部か背面部の
何れか一方には肉厚を薄くした矩形の薄肉部が形成され
ている。この防水ケースからのレンズ付きフイルムユニ
ットの取り出しは以下のようにして行う。先ず、薄肉部
をマイナスドライバー等の分離工具により突き破り、そ
の先端を防水ケース内に挿入する。次に、レンズ付きフ
イルムユニットの側面に分離工具の先端を押し当てて分
離工具をこじることにより、レンズ付きフイルムユニッ
トを防水ケースの分離方向に押し出す。これにより、前
面部とレンズ付きフイルムユニット、または背面部とレ
ンズ付きフイルムユニットを、一括して背面部又は前面
部から各々分離することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の防水ケースでは、ドライバ等の分離工具
を使用して薄肉部を突き刺し、こじったり、細いスキマ
に入れてこじ開ける必要があるため、分離工具の先端を
滑らせて怪我をするおそれがあった。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためのもの
で、撮影済みのレンズ付きフイルムユニットを容易に、
そして安全に防水ケースから取り出し可能な防水型レン
ズ付きフイルムユニットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の防水型レンズ付きフイルムユニット
では、撮影機構が組み込まれ、予め写真フイルムが収納
されたレンズ付きフイルムユニットと、2つのケース部
材を爪結合して前記レンズ付きフイルムユニットを水密
に収納する防水ケースとを有する防水型レンズ付きフイ
ルムユニットにおいて、前記防水ケースを分離するため
の分離工具の先端部が係合する工具係合部を前記ケース
部材の一方に設け、この工具係合部の周囲を薄肉に構成
している。なお、前記工具係合部に対応する位置で、前
記レンズ付きフイルムユニットに分離工具の先端受け部
を形成することが好ましい。
【0008】請求項3記載の防水型レンズ付きフイルム
ユニットの分解方法では、前記工具係合部に分離工具の
先端部を係合させた後に、分離工具を回転させて前記薄
肉の部分を破壊し、次に分離工具の先端部を前記防水ケ
ース内に挿入し、分離工具の傾け操作により、2つのケ
ース部材を分離している。なお、前記2つのケース部材
を分離する際に、前記分離工具の先端により、レンズ付
きフイルムユニット又は他方のケース部材をてこ作用で
防水ケースの分離方向に押し出すことが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を実施した防水型
レンズ付きフイルムユニット2の外観形状を示す斜視図
である。防水型レンズ付きフイルムユニット2は、レン
ズ付きフイルムユニット3と、このレンズ付きフイルム
ユニット3を収納する防水ケース4とから構成されてい
る。防水ケース4の前面には、シャッタレリーズを行う
ためのシャッタレバー5が取り付けられており、上面に
は撮影済みの写真フイルムを巻き上げるための巻上げダ
イヤル6が取り付けられている。また、防水ケース4の
前面には、レンズ付きフイルムユニット3の撮影レンズ
7と対物側ファインダ窓8とを外部に露呈させるための
透明部である前面露呈部9が設けられており、上面には
残り撮影枚数を表示するカウンタ窓を外部に露呈させる
上面露呈部10が設けられている。そして、防水ケース
4の左側面には、後ほど詳述する工具係合部34が形成
されている。
【0010】図2に示すように、防水型レンズ付きフイ
ルムユニット2に使用されるレンズ付きフイルムユニッ
ト3は、前面に撮影レンズ7、対物側ファインダ窓8、
シャッタレバー用開口11が形成されており、上面には
巻上げ用開口12、カウンタ窓13が設けられている。
また、背面には、接眼側ファインダ窓14(図3参照)
が設けられている。そして、レンズ付きフイルムユニッ
ト3の左側端には、切り欠き23aが形成される。この
切り欠き23aは、後ほど詳述する防水ケース4からレ
ンズ付きフイルムユニット3を取り出す際に、分離工具
の先端70aの係合部分となる。
【0011】このレンズ付きフイルムユニット3は、図
3に分解して示すように、本体基部19と、露光ユニッ
ト22と、本体基部19の前面側及び背面側を覆う前カ
バー23及び後カバー24とから構成されている。本体
基部19は、未使用の写真フイルムカートリッジ16が
装填されるカートリッジ室17とフイルム室18とが一
体に形成されている。露光ユニット22は本体基部19
の前面側に取り付けられ、撮影レンズ7、ファインダ光
学系20、シャッタ機構21、フイルム巻止め機構、フ
イルムカウンタ機構等が組み込まれている。
【0012】本体基部19のカートリッジ室17の上部
には、巻き上げノブ28が回動自在に組み付けられてい
る。この巻き上げノブ28はカートリッジ本体26のス
プール27に係合している。また、巻き上げノブ28の
上面には、係合穴29が形成されており、この係合穴2
9は、前カバー23に形成された開口12を介して外部
に露呈されている。係合穴29には、防水ケース4に取
り付けられた巻き上げダイヤル6が係合し、これら巻き
上げダイヤル6,巻き上げノブ28は一体に回転する。
なお、通常のレンズ付きフイルムユニットの前カバーで
は、開口12の位置にはシャッタボタンが設けられてい
る。また、露光ユニット22のシャッタ機構21は、前
カバー23の前面に形成されたシャッタレバー用開口1
1によって外部に露呈される。
【0013】図2に分解して示すように、防水ケース4
は、レンズ付きフイルムユニット3に前面側から被せら
れ、レンズ付きフイルムユニット3の前面、上面、底
面、両側面を覆う前面部36と、この前面部36を塞ぐ
ように、レンズ付きフイルムユニット3の背後から前面
部36に組み付けられる背面部37と、前面部36と背
面部37との結合部を水密にするパッキン38とから構
成されている。
【0014】前面部36は、防水型レンズ付きフイルム
ユニット2の要部断面図である図4に示すように、透明
なプラスチックで形成された前面部本体39と、この前
面部本体39の表面に2色成形によって被せられるエラ
ストマー層40とから構成されている。エラストマー層
40は、ゴム状弾性を有する高分子物質からなり、防水
ケース4の防水と滑り止めとを行う。エラストマー層4
0の前面は、前面部本体39の前面露呈部9を露呈させ
るような形状とされており、上面は上面露呈部10を露
呈させるような形状とされている。前面部36の背面側
には、レンズ付きフイルムユニット3を収納するための
開口部41(図2参照)が形成されている。
【0015】図2に示すように、前面部36の前面に
は、円柱形状のボス42が前面側に向かって立設されて
いる。このボス42には、前面部36の内部に貫通する
孔43が形成されており、この孔43の先端部分には小
径のOリング44が収められる。このOリング44は、
ボス42の孔43から水やゴミ等が防水ケース4内に侵
入するのを防止する。
【0016】シャッタレバー5は略楔形状とされてお
り、その背面側には、ボス42の孔43に挿入されてシ
ャッタレバー5の揺動中心となる軸47が形成されてい
る。この軸47の先端部には、ボス42の孔43に挿入
された後に、前面部36内においてレリーズレバー48
が取り付けられる。このレリーズレバー48は、前面部
36内にレンズ付きフイルムユニット3が収められた際
に、前カバー23のシャッタレバー用開口11に入り込
んで露光ユニット22のシャッタ機構に係合する。
【0017】これにより、シャッタレバー5を揺動操作
すると、レンズ付きフイルムユニット3内のシャッタ機
構21が作動するようになる。また、ボス42の外周に
は、捩じりバネ45が組み付けられる。この捩じりバネ
45は、シャッタレバー5を図中時計方向に付勢して、
シャッタレバー5を常に初期位置に復帰させる。
【0018】前面部36の上面には、円柱形状のボス5
1が上方に向かって立設されている。このボス51に
は、前面部36の内部に貫通する孔52が形成されてお
り、この孔52に巻上げダイヤル6が回動自在に取り付
けられる。孔52の先端部分には大径のOリング53が
収められる。このOリング53は、孔52の穴から水や
ゴミ等が防水ケース4内に侵入するのを防止する。
【0019】巻き上げダイヤル6は、外周に指掛かり用
の凹凸が形成された円板形状の操作部55と、この操作
部55の下面に形成された駆動軸56とから構成されて
いる。駆動軸56は、ボス51の孔52に挿入されて、
レンズ付きフイルムユニット3の前カバー23に形成さ
れた開口12を介して、巻き上げノブ28の係合穴29
に係合する。これにより、巻き上げダイヤル6を図中反
時計方向に回転操作すると、レンズ付きフイルムユニッ
ト3の巻き上げノブ28が同方向に回転し、撮影済みの
写真フイルムがカートリッジ本体26内に巻き込まれ
る。
【0020】また、巻き上げダイヤル6の下面には、巻
き上げダイヤル6の回転に連動して作動する爪部材54
が揺動自在に取り付けられる。この爪部材54は、巻き
上げダイヤル6が図中反時計方向のフイルム巻き上げ方
向に回転された際には、巻き上げダイヤル6の操作部5
5の内側に形成された歯列に係合してラチェット音を発
生する。また、巻き上げダイヤル6が図中時計方向に回
転された際には、操作部55内の歯列に噛合して、巻き
上げダイヤル6の逆方向への回転を阻止する。
【0021】図4に示すように、前面部本体39の左側
面39aには、工具係合部34が形成されている。これ
に対応して、エラストマー層40には開口40aが形成
されている。図5に示すように、この工具係合部34
は、+形状の溝から構成されており、分離工具としてプ
ラスドライバの他にマイナスドライバも係合することが
可能にされている。
【0022】図5に示すように、工具係合部34の周囲
で前面部本体39の外側面には、環状溝39cが形成さ
れており、また、前面部本体39の内側面には円形状の
浅い円形溝39bが形成されている。これら環状溝39
c及び円形溝39bによって、工具係合部34の周縁に
薄肉部33が形成される。この薄肉部33の厚みは0.
3〜0.7mmの範囲に設定することが好ましい。工具
係合部34は、防水ケース4内に収納状態のレンズ付き
フイルムユニット3の切り欠き23aに対応した位置に
設けられている。
【0023】図2に示すように、背面部37は、透明な
プラスチックで形成されており、接眼側ファインダ窓1
4を背面部37を介して外部から観察できるようになっ
ている。背面部37の前面側の外周には、凹部61が全
周にわたって形成されている。この凹部61には、前面
部36の開口部41の外周に形成された突条60とパッ
キン38とが嵌合される。凹部61の幅は、前面部36
の突条60とパッキン38とを合わせた厚みよりも若干
狭く形成されているため、パッキン38が凹部61内で
潰れて凹部61の内壁面に密着し、前面部36と背面部
37との間を確実に防水する。
【0024】また、背面部37の前面側の4辺には、係
止溝63がそれぞれ形成された被係止片64が上下各辺
に2個、左右各辺に各1個ずつ設けられている。これら
の被係止片64は、前面部36の側面内壁に形成された
係止爪65に係止する。これにより、背面部37は前面
部36にしっかりと爪結合され、防水ケース4の防水性
が向上する。
【0025】次に、上記実施形態の作用について説明す
る。収納した全ての写真フイルムへの撮影が終了し、フ
イルム終端まで巻き上げられた防水型レンズ付きフイル
ムユニット2は、そのままの形態で現像取扱店に渡さ
れ、同時プリントの依頼が行われる。現像取扱店に渡さ
れた防水型レンズ付きフイルムユニット2は、例えば大
規模現像所に搬送される。
【0026】現像所では、まず、防水ケース4からレン
ズ付きフイルムユニット3を取り出すことになるが、こ
の取り出しには、例えばマイナスドライバ等の分離工具
が用いられる。取り出し時には、防水ケース4の前面部
本体39に形成された工具係合部34に先端70aを係
合させ、分離工具70を回転させる。すると、先端70
aの回転力によって薄肉部33が破壊し、工具係合部3
4が前面部本体39から分離する。これにより、分離工
具70を防水ケース4内に差し込むことができる。
【0027】開口部4aに対応する位置には、レンズ付
きフイルムユニット3の切り欠き23aがあるため、分
離工具70の先端70aは切り欠き23aに当接する。
この状態で図6に示すように、分離工具70を防水ケー
ス4の前面方向に傾けるようにこじる。これにより、て
こ作用で分離工具70によりレンズ付きフイルムユニッ
ト3が防水ケース4の背面部37の内面に押しつけら
れ、係止爪65と係止溝63との爪結合が外れると共に
背面部37の係合溝61から前面部36の開口端が外れ
る。そして、レンズ付きフイルムユニット3は、防水ケ
ース4の背面部37と共に、前面部36から離脱し、防
水ケース4から取り出される。
【0028】このように、防水ケース4の側面に形成さ
れた工具係合部34から分離工具70を差し込んで、て
こ作用により、前面方向に傾けるだけで、防水ケース4
の背面部37とレンズ付きフイルムユニット3とが同時
に前面部36から離脱するため、極めて容易に、そして
分離工具70の先端70aで怪我をする危険性が無いの
で安全に防水ケース4からレンズ付きフイルムユニット
3を取り出すことが可能になる。
【0029】なお、上記実施形態では、防水ケース4の
前面部36の左側面の前方寄りの位置に工具係合部34
を形成したが、この工具係合部34の形成位置はこれに
限らず、適宜位置に形成してよい。例えば、前面部36
の右側面、底面、上面などの適宜位置に形成してもよ
い。
【0030】また、上記実施形態では、工具係合部を+
形状の溝から構成したが、これは分離工具の先端が挿入
可能でこの部分を回転させるように力を加えることがで
きるものであればよく、種々のドライバ先端形状に合わ
せたものを採用してよい。例えば、−形状、六角穴形
状、その他のレンチ穴形状などを採用してよい。
【0031】また、上記実施形態では、分離工具70の
先端70aで、防水ケース4の分離方向に、レンズ付き
フイルムユニット3を押し出して、防水ケース4を分離
するようにしたが、レンズ付きフイルムユニット3を介
することなく、分離工具70の先端70aで他方のケー
ス部材を分離方向に押し出すことで、防水ケース4を分
解してもよい。この場合には、ケース部材の一方に工具
係合部を、他方のケース部材に、工具係合部に対応する
位置で、分離工具の先端が当接する先端受け部を設け
る。また、防水ケースは、前面部36及び背面部37の
ように前後方向で分離する代わりに、左右方向や、上下
方向で分離させてもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、2つのケース部材を爪
結合して前記レンズ付きフイルムユニットを水密に収納
する防水ケースを設け、この防水ケースの一方のケース
部材に、分離工具の先端が差し込まれる工具係合部を設
けたから、ドライバ等の分離工具の先端を工具係合部に
挿入することができる。したがって、分離工具の先端が
滑り、手などを怪我するおそれが無くなる。また、工具
係合部の周りを薄肉に構成したから、分離工具を回転す
ることで工具係合部の周囲の薄肉部を容易に破壊するこ
とができ、分離工具の先端を防水ケース内に安全に挿入
することができる。
【0033】2つのケース部材を分離する際に、前記薄
肉部を破壊した分離工具の先端により、レンズ付きフイ
ルムユニット又は他方のケース部材をてこ作用で防水ケ
ースの分離方向に押し出すことにより、防水ケースを簡
単に且つ確実に分離することができる。
【0034】工具係合部に対応する位置で、レンズ付き
フイルムユニットに分離工具の先端受け部を形成するこ
とにより、分離工具を分離方向に傾けるようにこじるこ
とで、レンズ付きフイルムユニットを分離方向に押し出
すことができる。これにより、レンズ付きフイルムユニ
ットを介して、ドライバの先端から伝わるこじる力を防
水ケースの複数の爪結合部にほぼ一様に分散させること
ができ、防水ケースの分離が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した防水型レンズ付きフイルムユ
ニットの外観を示す斜視図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】防水ケースに収納されるレンズ付きフィルムユ
ニットの分解斜視図である。
【図4】図1を上面から見た時の断面図である。
【図5】工具係合部を示すもので、(A)は正面図、
(B)は断面図である。
【図6】防水ケースからレンズ付きフィルムユニットを
取り出す時の説明図である。
【符号の説明】
2 防水型レンズ付きフィルムユニット 3 レンズ付きフィルムユニット 4 防水ケース 4a 開口部 5 シャッタレバー 6 巻き上げダイヤル 23 前カバー 23a 切り欠き 33 薄肉部 34 工具係合部 36 前面部 37 背面部 70 分離工具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 亀山 信行 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2H101 AA01 CC01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影機構が組み込まれ、予め写真フイル
    ムが収納されたレンズ付きフイルムユニットと、2つの
    ケース部材を爪結合して前記レンズ付きフイルムユニッ
    トを水密に収納する防水ケースとを有する防水型レンズ
    付きフイルムユニットにおいて、 前記防水ケースを分離するための分離工具の先端部が係
    合する工具係合部を前記ケース部材の一方に設け、 この工具係合部の周囲を薄肉に構成したことを特徴とす
    る防水型レンズ付きフイルムユニット。
  2. 【請求項2】 前記工具係合部に対応する位置で、前記
    レンズ付きフイルムユニットに分離工具の先端受け部を
    形成したことを特徴とする請求項1記載の防水型レンズ
    付きフイルムユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の防水型レンズ付き
    フイルムユニットの分解方法において、前記工具係合部
    に分離工具の先端部を係合させた後に、分離工具を回転
    させて前記薄肉の部分を破壊し、次に分離工具の先端部
    を前記防水ケース内に挿入し、分離工具の傾け操作によ
    り、2つのケース部材を分離することを特徴とする防水
    型レンズ付きフイルムユニットの分解方法。
  4. 【請求項4】 前記2つのケース部材を分離する際に、
    前記分離工具の先端により、レンズ付きフイルムユニッ
    ト又は他方のケース部材をてこ作用により、防水ケース
    の分離方向に押し出すことを特徴とする請求項3記載の
    防水型レンズ付きフイルムユニットの分解方法。
JP27515399A 1999-09-28 1999-09-28 防水型レンズ付きフィルムユニット及びその分解方法 Pending JP2001100292A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27515399A JP2001100292A (ja) 1999-09-28 1999-09-28 防水型レンズ付きフィルムユニット及びその分解方法
US09/668,749 US6434330B1 (en) 1999-09-28 2000-09-25 Lens-fitted photo film unit of waterproof type and disassembling method for the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27515399A JP2001100292A (ja) 1999-09-28 1999-09-28 防水型レンズ付きフィルムユニット及びその分解方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001100292A true JP2001100292A (ja) 2001-04-13

Family

ID=17551423

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27515399A Pending JP2001100292A (ja) 1999-09-28 1999-09-28 防水型レンズ付きフィルムユニット及びその分解方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001100292A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6516145B2 (en) Waterproof type lens-equipped film unit and method of assembling the same
US7352961B2 (en) Waterproof housing compatible for a plurality of cameras
JP2000347355A (ja) カメラ用外装ケースおよびそのリサイクル方法
JP2001100292A (ja) 防水型レンズ付きフィルムユニット及びその分解方法
JP2001100291A (ja) 防水型レンズ付きフィルムユニット及びその分解方法
US6434330B1 (en) Lens-fitted photo film unit of waterproof type and disassembling method for the same
JPH11194415A (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP2000047312A (ja) 防水型レンズ付きフイルムユニット
JP2001091995A (ja) 防水型レンズ付きフイルムユニット
JPH0682893A (ja) 防水型レンズ付きフイルムユニット
JP3724766B2 (ja) 防水型レンズ付きフイルムユニット
JP2001100290A (ja) 防水型レンズ付きフイルムユニット
JP2000019612A (ja) 防水型レンズ付きフイルムユニット
JPH052919Y2 (ja)
JP3249887B2 (ja) レンズ付きフィルムユニット
JP2000267169A (ja) 防水型レンズ付きフイルムユニット
JP2000275791A (ja) 防水型レンズ付きフイルムユニットおよびその組立方法
JP2001215597A (ja) 防水型レンズ付きフイルムユニット
JP3060008B2 (ja) フィルム一体型カメラ
JPH1165035A (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP3375382B2 (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP3122800B2 (ja) レンズ付きフィルムユニット
JP2001215665A (ja) 防水型レンズ付きフイルムユニット
JP2001215663A (ja) 防水型レンズ付きフィルムユニット
JPH0862786A (ja) レンズ付きフィルムユニット