JP2000275791A - 防水型レンズ付きフイルムユニットおよびその組立方法 - Google Patents

防水型レンズ付きフイルムユニットおよびその組立方法

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JP2000275791A
JP2000275791A JP11080787A JP8078799A JP2000275791A JP 2000275791 A JP2000275791 A JP 2000275791A JP 11080787 A JP11080787 A JP 11080787A JP 8078799 A JP8078799 A JP 8078799A JP 2000275791 A JP2000275791 A JP 2000275791A
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lens
film unit
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waterproof
case
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Keiji Uchiyama
圭司 内山
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内圧上昇による破損を防止し、効率的な組立
が可能な防水型レンズ付きフイルムユニット、及びその
組立方法を提供する。 【解決手段】 前ケース部材に後ケース部を結合させる
際に、操作部材を予め取り付けない状態で結合させるこ
とにより、前ケース部材に押し込まれた空気が操作部材
の取り付け部分の開口から逃がされるため、結合後に防
水ケース内に空気が圧縮されて閉じ込められることがな
い。これにより、防水ケース内の内圧は外気圧と同じに
なり、前ケース部材と後ケース部材との結合部分に強い
力が加わって破損することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防水型レンズ付き
フイルムユニットと、その組立方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】予め写真フイルムが装填された状態で販
売されているレンズ付きフイルムユニットは、取り扱い
が簡便で低価格なことから一般に広く利用されている。
このレンズ付きフイルムユニットは、撮影目的や用途に
応じて様々なバリエーションの製品が開発されており、
中には水中での撮影を可能にするために、水密構造にし
た防水ケースにレンズ付きフイルムユニットを収納し、
防水ケース外から撮影操作をできるようにした防水型レ
ンズ付きフイルムユニットも各種販売されている。
【0003】防水型レンズ付きフイルムユニットにおい
て最も重要となる機能は防水性能である。このため、防
水ケースを構成するプラスチックで成形された2つのケ
ース部材、及びケース部材の外側から収納したレンズ付
きフイルムユニットの操作を行う操作部材には、各々ゴ
ムパッキン等の防水手段が設けられ、これらを互いに水
密に結合させることにより、防水ケース内を完全に水密
状態に保持するようになっている。
【0004】これら防水型レンズ付きフイルムユニット
の組立は、従来、操作部材を水密に結合したケース部材
でレンズ付きフイルムユニットを覆い、これら2つのケ
ース部材を水密に結合させることにより行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、操作部材を水密に結合させた後の2つのケー
ス部材を相互に水密に結合させると、結合の際に内部の
空気の逃げ場がないため空気が圧縮状態で閉じ込めら
れ、結合後のケース部材内部の内圧が高くなる。このた
め、2つのケース部材を相互に結合する結合部に過大な
負荷がかかり、この結合部が破損して防水ケースの水密
が保持できなくなるという問題があった。
【0006】また、2つのケース部材を結合させる工程
では、内部の空気の逃げ場がないためにケース部材を完
全に結合できない不良品が発生し易いという問題も生じ
ており改善が望まれていた。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するためのも
ので、内圧上昇による破損を防止し、効率的な組立が可
能な防水型レンズ付きフイルムユニット、及びその組立
方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明では、簡単な撮影機構が組み込まれ、予め
写真フイルムが収納されたレンズ付きフイルムユニット
と、相互に組み合わされることにより前記レンズ付きフ
イルムユニットの外側全体を覆う2つのケース部材と、
このケース部材に組み付けられ前記ケース部材の外側か
ら前記レンズ付きフイルムユニットを操作するための操
作部材とを備えた防水型レンズ付きフイルムユニットの
組立方法において、前記2つのケース部材で前記レンズ
付きフイルムユニットを覆い、これら2つのケース部材
の相互間を水密に結合させた後に、前記操作部材を前記
ケース部材に対して水密に結合させることによって、前
記ケース部材の内部を水密にする組立方法である。ま
た、前記操作部材は、前記レンズ付きフイルムユニット
のシャッタレリーズ、フイルム巻き上げ、ストロボ充電
の内の少なくとも1つを行うための部材である。
【0009】簡単な撮影機構が組み込まれ、予め写真フ
イルムが収納されたレンズ付きフイルムユニットと、相
互に組み合わされることにより前記レンズ付きフイルム
ユニットの外側全体を覆う2つのケース部材と、このケ
ース部材に組み付けられ前記ケース部材の外側から前記
レンズ付きフイルムユニットを操作するための操作部材
とを備えた防水型レンズ付きフイルムユニットにおい
て、前記ケース部材の少なくともいずれかに調圧手段を
設け、前記操作部材をケース部材に水密に組み付けた後
に2つのケース部材でレンズ付きフイルムユニットを水
密に覆う際に、前記調圧手段が2つのケース部材で囲ま
れた空間の内圧を外気圧に合わせるものである。
【0010】また、前記調圧手段は、前記ケース部材を
貫通する小孔とこの小孔を塞ぐキャップ、または、前記
ケース部材の内部から外部に向けて空気の放出が可能で
あり且つ前記ケース部材の外部から内部に向けての水の
流入を阻止する調圧弁である。
【0011】
【発明の実施の形態】図2は、本発明の組立方法により
製造される防水型レンズ付きフイルムユニットの外観形
状を示す斜視図である。防水型レンズ付きフイルムユニ
ット2は、レンズ付きフイルムユニット3と、後述する
2つのケース部材からなりレンズ付きフイルムユニット
3を収納する防水ケース4とから構成されている。
【0012】防水ケース4の前面には、シャッタレリー
ズを行うための操作部材を成すシャッタレバー5が取り
付けられており、上面には撮影済みの写真フイルムを巻
き上げるための巻き上げダイヤル6が取り付けられてい
る。また、防水ケース4の前面には、レンズ付きフイル
ムユニット3の撮影レンズ7と対物側ファインダ窓8と
を外部に露呈させるための透明部である露呈部9が設け
られている。
【0013】図3に示すように、防水型レンズ付きフイ
ルムユニット2に使用されるレンズ付きフイルムユニッ
ト3は、前面に撮影レンズ7、対物側ファインダ窓8、
シャッタレバー用開口11が形成されており、上面には
巻き上げノブ用開口12、残り撮影可能枚数を表示する
カウンタ窓13が設けられている。また、背面には、接
眼側ファインダ窓14(図3参照)が設けられている。
【0014】このレンズ付きフイルムユニット3は、図
3に分解して示すように、未使用の写真フイルムカート
リッジ16が装填されるカートリッジ室17とフイルム
室18とが一体に形成された本体基部19と、この本体
基部19の前面側に取り付けられ、撮影レンズ7、ファ
インダ光学系20、シャッタ機構21、フイルム巻止め
機構、フイルムカウンタ機構等が組み込まれた露光ユニ
ット22と、本体基部19の前面側及び背面側を覆う前
カバー23及び後カバー24とから構成されている。
【0015】本体基部19のカートリッジ室17の上部
には、カートリッジ本体26のスプール27に係合する
巻き上げノブ28が回動自在に組み付けられている。こ
の巻き上げノブ28の上面には、防水ケース4に取り付
けられた巻き上げダイヤル6が係合される係合穴29が
形成されており、この係合穴29は、前カバー23に形
成された開口12を介して外部に露呈される。通常のレ
ンズ付きフイルムユニットの前カバーでは、開口12の
位置にはシャッタボタンが設けられている。また、露光
ユニット22のシャッタ機構21は、前カバー23の前
面に形成されたシャッタレバー用開口11によって外部
に露呈される。
【0016】このレンズ付きフイルムユニット3は、通
常のレンズ付きフイルムユニットとほぼ同様のものであ
るが、前カバー23と巻き上げノブ28とに専用のもの
が使用されている。
【0017】図4に分解して示すように、上記防水ケー
ス4は、レンズ付きフイルムユニット3に前面側から被
せられ、レンズ付きフイルムユニット3の前面、上面、
底面、両側面を覆う前ケース部材32と、この前ケース
部材32を塞ぐように、レンズ付きフイルムユニット3
の背後から前ケース部材32に組み付けられる後ケース
部材33の2つのケース部材からなり、更に、前ケース
部材32の外側には、防水カバー34が被せられる。
【0018】前ケース部材32は、透明なプラスチック
で形成されており、前面にはレンズ付きフイルムユニッ
ト3の撮影レンズ7と対物側ファインダ窓8とを外部に
露呈させるための露呈部9が設けられている。この露呈
部9の外周には、溝形状の凹部36が全周にわたって形
成されている。また、前ケース部材32の背面側には、
レンズ付きフイルムユニット3を収納するための開口部
37が形成されている。この開口部37の外周には、全
周にわたって突条38が一体に形成されている。
【0019】また、前ケース部材32の前面には、収納
するレンズ付きフイルムユニット3を操作する操作部材
の1つであるシャッタレバー5が揺動自在に取り付けら
れる円柱形状のボス40が前面側に向かって立設されて
いる。このボス40には、前ケース部材32の内部に貫
通する穴41が形成されており、この穴41の先端部分
には小径のOリング42が収められる。このOリング4
2は、ボス40の穴41から水やゴミ等が防水ケース4
内に侵入するのを防止し、シャッタレバー5と前ケース
部材32とを水密に結合する。
【0020】シャッタレバー5は略楔形状とされてお
り、その背面側には、ボス40の穴41に挿入されてシ
ャッタレバー5の揺動中心となる軸43が形成されてい
る。この軸43の先端部には、ボス40の穴41に挿入
された後に、前ケース部材32内においてレリーズレバ
ー44が取り付けられる。
【0021】このレリーズレバー44は、前ケース部材
32内にレンズ付きフイルムユニット3が収められ、前
ケース部材32と後ケース部材33とが水密に結合され
た後に、前カバー23の前面に形成された開口11に入
り込んで、この前カバー23と水密に結合し、露光ユニ
ット22のシャッタ機構21を連動させる。これによ
り、シャッタレバー5を揺動操作すると、レンズ付きフ
イルムユニット3内のシャッタ機構21が作動するよう
になる。また、ボス40の外周には、捩じりバネ45が
組み付けられる。この捩じりバネ45は、シャッタレバ
ー5を図中時計方向に付勢して、シャッタレバー5を常
に初期位置に復帰させる。
【0022】前ケース部材32の上面には、収納するレ
ンズ付きフイルムユニット3を操作する操作部材の1つ
である巻き上げダイヤル6が回動自在に取り付けられる
円柱形状のボス47が上方に向かって立設されている。
このボス47には、前ケース部材32の内部に貫通する
穴48が形成されており、この穴48の先端部分には大
径のOリング49が収められる。このOリング49は、
ボス47の穴から水やゴミ等が防水ケース4内に侵入す
るのを防止し、巻き上げダイヤル6と前ケース部材32
とを水密に結合する。
【0023】巻き上げダイヤル6は、外周に指掛かり用
の凹凸が形成された円板形状の操作部51と、この操作
部51の下面に形成された駆動軸52とからなる。駆動
軸52は、ボス47の穴48に挿入されて、レンズ付き
フイルムユニット3の前カバー23に形成された開口1
2を介して巻き上げノブ28の係合穴29に係合する。
これにより、巻き上げダイヤル6を図中反時計方向に回
転操作すると、レンズ付きフイルムユニット3の巻き上
げノブ28が同方向に回転し、撮影済みの写真フイルム
がカートリッジ本体26内に巻き込まれる。
【0024】また、巻き上げダイヤル6の下面には、巻
き上げダイヤル6の回転に連動して作動する爪部材54
が揺動自在に取り付けられる。この爪部材54は、巻き
上げダイヤル6がフイルム巻き上げ方向に回転された際
には、巻き上げダイヤル6の操作部51の内側に形成さ
れた歯列に係合してラチェット音を発生する。また、巻
き上げダイヤル6が逆回転方向に付勢された際には、操
作部51内の歯列に噛合して、巻き上げダイヤル6の逆
方向への回転を阻止する。
【0025】防水カバー34は、ゴム状弾性を有する高
分子物質である半透明のエラストマーで形成されてお
り、前ケース部材32の外側に密着して被せられるよう
に、前ケース部材32よりも一回り大きな相似形状とさ
れている。防水カバー34の前面には、前ケース部材3
2の前面に形成された露呈部9を開放するための開口5
6が形成されており、この開口56の外周には、前ケー
ス部材32に向けて突出された突条57が全周にわたっ
て形成されている。この突条57は、前ケース部材32
の凹部36の幅よりも若干大きく形成されているため、
凹部36内に嵌合されると潰れて凹部36の内壁に密着
し、防水カバー34と前ケース部材32との間を確実に
防水する。
【0026】また、防水カバー34の前面及び上面に
は、前ケース部材32のボス40,47を貫通させるた
めの開口58,59が形成されている。なお、開口5
8、59の外周には、突条と凹部との嵌合部分を設けて
はいないが、これは、開口58、59は開口56に比べ
て小さく、前ケース部材32の表面から浮き上がること
が少ないためである。
【0027】防水カバー34の背面側には、前ケース部
材32に被せられるための開口部61が形成されてい
る。この開口部61の外周には、全周にわたって突条6
2が一体に形成されている。この突条62は、前ケース
部材32の突条38の外側に被せられる。
【0028】後ケース部材33は、透明なプラスチック
で形成されており、対物側ファインダ窓14を後ケース
部材33を介して外部から観察できるようになってい
る。後ケース部材33の前面側の外周には、前ケース部
材32の突条38と水密に嵌合される凹部64が全周に
わたって形成されている。この凹部64内には、防水用
のゴムが形成されており、突条38が凹部64内に嵌合
されると潰れて凹部64の内壁面に密着し、前ケース部
材32と後ケース部材33との間を確実に防水する。
【0029】後ケース部材33の前面側の両側辺には、
被係止穴66がそれぞれ形成された被係止片67が2個
ずつ設けられている。これらの被係止片67は、前ケー
ス部材32の側面内壁に形成された係止爪(図示せず)
に係合される。これにより、後ケース部材33は前ケー
ス部材32にしっかりと水密に結合される。
【0030】このような構成の防水型レンズ付きフイル
ムユニットの組立方法とその作用について説明する。図
1は、本発明による組立方法を簡略に示したフローチャ
ートである。防水型レンズ付きフイルムユニット2の製
造ラインでは、まず、防水ケース4に収納されるレンズ
付きフイルムユニット3が組み立てられる。
【0031】次に、射出成形された前ケース部材32に
半透明なエラストマーで形成された防水カバー34が被
せられる。その際に、防水カバー34の開口56の外周
に形成された突条57が、前ケース部材32の露呈部9
の外周に形成された凹部36に嵌合される。そして、こ
の前ケース部材32にレンズ付きフイルムユニット3を
挿入する。なお、この時点ではまだ、前ケース部材32
に操作部材である巻き上げダイヤル6やシャッタレバー
5を取り付けない。
【0032】そして、レンズ付きフイルムユニット3が
挿入された前ケース部材32の開口部37に後ケース部
材33を水密に結合させる。この工程では、前ケース部
材32の突条38を、後ケース部材33の凹部64内に
嵌合させる。これにより、被係止片67が、前ケース部
材32の側面内壁の係止爪(図示せず)と係合し、凹部
64内の防水用のゴムが潰れて突条38が凹部64の内
壁面に密着し、前ケース部材32と後ケース部33とが
水密に結合される。
【0033】このように前ケース部材32に後ケース部
33を結合させる際に、前ケース部材32に巻き上げダ
イヤル6やシャッタレバー5等の操作部材を予め取り付
けない状態で結合させることにより、前ケース部材32
に押し込まれた空気がこれら巻き上げダイヤル6やシャ
ッタレバー5の取り付け部分の開口から逃がされるた
め、結合後に防水ケース4内に空気が圧縮されて閉じ込
められることがない。
【0034】これにより、防水ケース4内の内圧は外気
圧と同じになり、被係止片67と前ケース部材32の係
止爪との係合部分に強い力が加わって被係止片67や係
止爪が破損することがない。また、結合時に防水ケース
4内部の空気の逃げ場がないために、前ケース部材32
に後ケース部33が完全に結合していない不良品が発生
することを効果的に防止する。
【0035】この後、前ケース部材32にシャッタレバ
ー5を水密に結合させ、最後に巻き上げダイヤル6を前
ケース部材32に結合させて、防水型レンズ付きフイル
ムユニット2が完成する。なお、巻き上げダイヤル6の
取り付けにより防水ケース4内部は完全に水密状態とな
るが、巻き上げダイヤル6は、軸部分が前ケース部材3
2に入り込むだけであるので、これら操作部材を前ケー
ス部材32に取り付ける際に防水ケース4内の内圧が高
まることはない。
【0036】なお、前ケース部材に取り付ける操作部材
は、巻き上げダイヤルを先にしてシャッタレバーを最後
に取り付けてもよい。また、2つのケース部材を結合さ
せた後に取り付ける操作部材としては、上述した巻き上
げダイヤルやシャッタレバー以外にも、ストロボ充電ス
イッチやズームレンズ操作レバー等であってもよい。更
に、2つのケース部材は上述したように、レンズ付きフ
イルムユニットを前後から覆う形状のもの以外にも、上
下方向から覆うタイプ等でもよく、限定されるものでは
ない。
【0037】上述した実施形態以外にも、ケース部材の
結合時に内圧を高くしない手段として、ケース部材に調
圧手段を設けても良い。図5は、本発明の防水型レンズ
付きフイルムユニットを示す斜視図である。この防水型
レンズ付きフイルムユニット71を構成する前ケース部
材72の側面には、排気用の小孔73が設けられてい
る。
【0038】この防水型レンズ付きフイルムユニット7
1の組立時には、前ケース部材72に後ケース部材74
を水密に結合させる前に、予め前ケース部材72にレン
ズ付きフイルムユニット75を操作するための巻き上げ
ダイヤル76やシャッタレバー77を取り付けておく。
【0039】そして、レンズ付きフイルムユニット75
を巻き上げダイヤル76やシャッタレバー77が取り付
けられた前ケース部材72に挿入し、後ケース部材74
を水密に結合させる。この際、前ケース部材72に空気
が押し込められるが、押し込められた空気は小孔73か
ら排出されるので、前ケース部材72と後ケース部材7
4とで囲まれた空間の内圧は、外気圧と同じに保たれ
る。
【0040】これにより、前ケース部材72と後ケース
部材74との結合部分に強い力が加わって、結合部分が
破損することがない。また、前ケース部材72に後ケー
ス部74が完全に結合していない不良品が発生すること
もなくなる。
【0041】前ケース部材72と後ケース部材74とを
結合させた後、最後に排気用の小孔73を塞ぐキャップ
80を小孔73に嵌合させる。これにより、防水ケース
78内が完全に水密に保たれる。
【0042】なお、ケース部材の係合時に内圧を高くし
ない調圧手段としては、上述したような小孔とこれを塞
ぐキャップ以外にも、ケース部材の内部から外部に向け
て空気の放出が可能であり、且つケース部材の外部から
内部に向けての水の流入を阻止する調圧弁を設けてもよ
い。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、2つ
のケース部材で前記レンズ付きフイルムユニットを覆
い、これら2つのケース部材の相互間を水密に結合させ
た後に、操作部材をケース部材に対して水密に結合させ
ることによって、ケース部材の内部を水密にし、また、
ケース部材の少なくともいずれかに調圧手段を設け、操
作部材をケース部材に水密に組み付けた後に2つのケー
ス部材でレンズ付きフイルムユニットを水密に覆う際
に、調圧手段が2つのケース部材で囲まれた空間の内圧
を外気圧に合わせるので、内圧上昇による破損を防止
し、効率的な組立が可能な防水型レンズ付きフイルムユ
ニット、及びその組立方法を提供することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防水型レンズ付きフイルムユニットの
組立方法を簡単に示すフローチャートである。
【図2】防水型レンズ付きフイルムユニットの外観を示
す斜視図である。
【図3】レンズ付きフイルムユニットの構成を示す分解
斜視図である。
【図4】図2の分解斜視図である。
【図5】本発明の防水型レンズ付きフイルムユニットを
示す斜視図である。
【符号の説明】
2 防水型レンズ付きフイルムユニット 3 レンズ付きフイルムユニット 4 防水ケース 5 シャッタレバー 6 巻き上げダイヤル 32 前ケース部材 33 後ケース部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 簡単な撮影機構が組み込まれ、予め写真
    フイルムが収納されたレンズ付きフイルムユニットと、
    相互に組み合わされることにより前記レンズ付きフイル
    ムユニットの外側全体を覆う2つのケース部材と、この
    ケース部材に組み付けられ前記ケース部材の外側から前
    記レンズ付きフイルムユニットを操作するための操作部
    材とを備えた防水型レンズ付きフイルムユニットの組立
    方法において、 前記2つのケース部材で前記レンズ付きフイルムユニッ
    トを覆い、これら2つのケース部材の相互間を水密に結
    合させた後に、前記操作部材を前記ケース部材に対して
    水密に結合させることによって、前記ケース部材の内部
    を水密にすることを特徴とする防水型レンズ付きフイル
    ムユニットの組立方法。
  2. 【請求項2】 前記操作部材は、前記レンズ付きフイル
    ムユニットのシャッタレリーズ、フイルム巻き上げ、ス
    トロボ充電の内の少なくとも1つを行うための部材であ
    ることを特徴とする請求項1記載の防水型レンズ付きフ
    イルムユニットの組立方法。
  3. 【請求項3】 簡単な撮影機構が組み込まれ、予め写真
    フイルムが収納されたレンズ付きフイルムユニットと、
    相互に組み合わされることにより前記レンズ付きフイル
    ムユニットの外側全体を覆う2つのケース部材と、この
    ケース部材に組み付けられ前記ケース部材の外側から前
    記レンズ付きフイルムユニットを操作するための操作部
    材とを備えた防水型レンズ付きフイルムユニットにおい
    て、前記ケース部材の少なくともいずれかに調圧手段を
    設け、前記操作部材をケース部材に水密に組み付けた後
    に2つのケース部材でレンズ付きフイルムユニットを水
    密に覆う際に、前記調圧手段が2つのケース部材で囲ま
    れた空間の内圧を外気圧に合わせることを特徴とする防
    水型レンズ付きフイルムユニット。
  4. 【請求項4】 前記調圧手段は、前記ケース部材を貫通
    する小孔とこの小孔を塞ぐキャップ、または、前記ケー
    ス部材の内部から外部に向けて空気の放出が可能であり
    且つ前記ケース部材の外部から内部に向けての水の流入
    を阻止する調圧弁であることを特徴とする請求項3記載
    の防水型レンズ付きフイルムユニット。
JP11080787A 1999-03-19 1999-03-25 防水型レンズ付きフイルムユニットおよびその組立方法 Pending JP2000275791A (ja)

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