JP2001098953A - 防音型エンジン作業機の電装品収納構造 - Google Patents

防音型エンジン作業機の電装品収納構造

Info

Publication number
JP2001098953A
JP2001098953A JP31728499A JP31728499A JP2001098953A JP 2001098953 A JP2001098953 A JP 2001098953A JP 31728499 A JP31728499 A JP 31728499A JP 31728499 A JP31728499 A JP 31728499A JP 2001098953 A JP2001098953 A JP 2001098953A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrical component
opening
guide member
component holder
soundproof
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31728499A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Kanbayashi
徹 神林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokuetsu Industries Co Ltd
Original Assignee
Hokuetsu Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hokuetsu Industries Co Ltd filed Critical Hokuetsu Industries Co Ltd
Priority to JP31728499A priority Critical patent/JP2001098953A/ja
Publication of JP2001098953A publication Critical patent/JP2001098953A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 防音型エンジン作業機においてエンジン及び
作業機本体、電装品のメンテナンス性を損なうことな
く、小さな開口面積でも電装品を収納することができる
電装品の収納構造を提供することを目的とする。 【解決手段】 前記電装品の取付面56を防音箱1の側
面に設けた開口部18に対して直角に配置すると共に、
前記防音箱1内に設けたガイド部材52,54に沿って
前記防音箱1内から前記開口部18を介して引き出し可
能に構成した電装品ホルダ55を設けたことを特徴とす
る防音型エンジン作業機の電装品収納構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の属する技術分野】本発明は、防音箱
内にエンジン、作業機本体、燃料タンク、バッテリおよ
び電装品等を収納した防音型エンジン作業機における電
装品の収納構造に関する。
【0002】
【従来の技術】防音型エンジン作業機は、エンジンや作
業機本体などを防音箱で囲い、前記エンジンや作業機本
体から発生する音を防音箱の外へ漏らさないような構造
となっている。図10には防音型エンジン作業機の一種
であるエンジン発電機の外観図を示し、この図は図示し
ないサイドカバーを外した状態の外観図で、防音箱10
1内にエンジン102、作業機本体である発電機本体1
03、燃料タンク104、バッテリ105および電装品
などを収納し、開口部111に面して電装品ブラケット
106が配置されると共に、この電装品ブラケットに電
装品であるエンジン用コントローラ107、ヒューズボ
ックス108、各種リレー109が干渉しないように並
べて取り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように開口部1
11に面して電装品ブラケット106を配置すると、電
装品の配線作業、メンテナンスがし易くなる反面、前記
電装品ブラケット106がエンジン102や発電機本体
103を大きく覆ってしまうため、これらエンジンや発
電機本体のメンテナンスをする場合には前記電装品ブラ
ケット106を外さなければならないという煩わしさが
ある。また、前記電装品が干渉しないように並べて取り
付けられているために電装品ブラケット106の電装品
取付面の面積が広くなり、開口部の開口面積を十分に採
れる防音箱の側面にしか電装品ブラケット乃至電装品を
配置することができないという設計上の制限がある。
【0004】本発明は上記問題点を鑑み、防音型エンジ
ン作業機においてエンジン及び作業機本体、電装品のメ
ンテナンス性を損なうことなく、小さな開口面積でも電
装品を収納することができる電装品の収納構造を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、防音箱内にエンジン、作業機本体、燃料タンク、バ
ッテリおよび電装品等を収納した防音型エンジン作業機
において、前記電装品の取付面を防音箱の側面に設けた
開口部に対して直角に配置すると共に、前記防音箱内に
設けたガイド部材に沿って前記防音箱内から前記開口部
を介して引き出し可能に構成した電装品ホルダを設け
た。
【0006】また、前記防音箱の側面に設けた開口部に
対して直角で、かつ防音箱内で垂直に立設した壁面に第
1のガイド部材を凸設すると共に、前記開口部の奥に配
置する開口部と平行な壁面に第2のガイド部材を開口部
に向って立設し、前記電装品ホルダは断面コの字状に形
成してコの字の内側に前記第1のガイド部材を配置する
と共に、前記電装品ホルダの奥側端部に固設した端板の
ガイド孔に第2のガイド部材を挿通した。
【0007】また、前記防音箱の側面に設けた開口部に
対して直角な防音箱内の壁面に手前から奥側へ延設する
一対のスライド溝を形成すると共にこの一対のスライド
溝をそれぞれ対向させ、前記電装品ホルダの両側側面に
それぞれ前記スライド溝に係合する凸部を形成した。
【0008】また、前記防音箱の側面に設けた開口部に
対して直角で、かつ防音箱内で垂直に立設した壁面に開
口部の手前から奥側へ延びるガイド部材を凸設すると共
にこのガイド部材の上面にネジ穴を設け、前記電装品ホ
ルダはガイド部材の上面を摺動する摺動面と電装品を取
り付ける取付面とを有し、この摺動面に摺動方向に沿う
長穴を設け、ボルトをこの長穴に挿通すると共にガイド
部材のネジ穴に螺着した。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態は、防音型エ
ンジン作業機の防音箱内に電装品を収納する構造であっ
て、防音箱の任意の側面に設けた開口部に対して直角に
配置する電装品ホルダの電装品取付面に電装品を取り付
け、前記電装品ホルダを防音箱内に設けたガイド部材に
沿って防音箱内から前記開口部を介して前記電装品ホル
ダおよび電装品を引き出し可能にした構造で、電装品が
開口部に対して直角かつ直列に配置するので、電装品の
メンテナンス性を損なわず、小さな開口面積でも電装品
を収納できるようになっている。
【0010】
【実施例1】本実施例は防音型エンジン作業機の一種で
ある防音型エンジン発電機を例にして説明する。図1は
本発明に係る防音型エンジン発電機の斜視図、図2は本
発明に係る防音型エンジン発電機の外観図であってサイ
ドカバーを外した状態を示し、図3は本発明に係る防音
型エンジン発電機の外観図であって、開閉扉や各種カバ
ーを外した状態を示す。
【0011】防音箱1内にはエンジン2、発電機本体3
とを連結して収納し、前記エンジンの前端に取り付けら
れた冷却ファン4に対向してラジエータ5を配置し、前
記ラジエータ5の前方にマフラー6を配置する。そし
て、前記発電機本体3の上方に燃料タンク7、下方にバ
ッテリ8を配置する。9は発電機本体制御用機器を収納
するコントロールボックスで、図2中左側の防音箱1の
後側側面に面したコントロールボックス9の側面に、防
音型エンジン発電機の始動スイッチ11や電流計12、
電圧計13、周波数計14、ブレーカ15などを配置し
た操作パネル16を配置する。防音箱1の後側側面であ
って操作パネル16の下方には発電機本体3で発電した
電力を出力するコンセント17と、エンジン制御用の電
装品をメンテナンスするための開口部18とを並べて配
置し、さらに、その下方には発電機本体3をメンテナン
スするための開口部19と前記バッテリをメンテナンス
するための開口部20とを上下方向に並べて配置する。
【0012】前記防音箱1の左右側面に設けたエンジン
1などをメンテナンスするための開口部21にはサイド
カバー25を図示しないボルトによって取り付け、前記
防音箱1の後側側面に設けた電装品用開口部18には電
装品カバー26、発電機本体用開口部19には本体カバ
ー27、バッテリー用開口部20にはバッテリーカバー
28をそれぞれ図示しないボルトによって取り付ける。
なお、前記防音箱1の後側側面に面して配置した前記操
作パネル16の外側にはヒンジ29によって開閉自在に
構成する開閉扉30を設けている。
【0013】図4は実施例1における電装品用開口部の
側面視拡大図で、図5は図4におけるA−A断面を示す
図、図6は実施例1における電動品ホルダおよびガイド
部材の斜視図である。エンジン制御用の電装品はエンジ
ン用コントローラ33、ヒューズボックス34乃至ヒュ
ーズ、グローリレー35、スタータリレー36、ソレノ
イドリレー37、漏電リレー38からなり、前記電装品
は防音箱1内であって電装品用開口部18から臨む位置
に配置する。
【0014】前記エンジン用コントローラ33は前記電
装品用開口部18から臨む左側の側壁41にコントロー
ラ用ブラケット42を介して取り付ける。このとき前記
ブラケット42のコントローラ取付面43は前記開口部
18に対して直角に配置されると共に、前記エンジン用
コントローラ33の長手方向と開口部18の前後方向と
を一致させ、前記開口部18に面したエンジン用コント
ローラ33の占める面積を小さく抑えている。そして、
前記コントローラ用ブラケット42は、前記開口部18
の近傍であって該開口部から臨む左側の側壁41と下側
の底面45とにボルト44で固定され、コントローラ用
ブラケット42乃至エンジン用コントローラ33の着脱
を容易にしている。
【0015】前記ヒューズボックス34は前記電装品用
開口部18から臨む下側の底面45に立設し、前記開口
部18に対向したヒューズボックス用ブラケット46の
ヒューズボックス取付面47に取り付ける。そして、前
記ヒューズボックス34の蓋部材48を前記開口部18
から着脱し、ヒューズボックス34内の図示しないヒュ
ーズの点検や交換などのメンテナンスをし易くしてい
る。
【0016】前記グローリレー35、スタータリレー3
6、ソレノイドリレー37、漏電リレー38は、前記電
装品用開口部18から臨む右側の側壁51に凸設した第
1のガイド部材52と、前記開口部18の奥側で該開口
部と平行な壁面53に該開口部の奥側から手前へ向って
立設した第2のガイド部材54とに沿って引き出し可能
に構成した電装品ホルダ55のリレー取付面56にネジ
57を介して取り付ける。このとき前記電装品ホルダ5
5はリレー取付面56を垂直かつ、前記開口部18に対
して直角に配置し、前記リレー取付面56にリレー取付
用の抜穴58を前記開口部18の前後方向に沿って複数
個並べて開口し、前記リレー取付面56の裏側で前記抜
穴58の開口する位置にそれぞれナット59を溶接して
いる。そして、前記電装品ホルダ55は断面をコの字状
に形成し、前記開口部18の奥側端部に第2のガイド部
材54を挿通するガイド孔60を設けた端板61を溶接
している。前記第1のガイド部材52は前記開口部18
の近傍に配置し、断面を前記電装品ホルダ55のコの字
断面の内側に収納するコの字状に形成すると共に、コの
字状の端部をコの字の外側へ折り曲げてこの折り曲げ部
を前記右側の側壁51に当接して溶接し、そして前記コ
の字状の上面に前記電装品ホルダ55の内側と摺動する
摺動面62を形成し、頂部63に抜穴64を開口すると
共に裏側にナット65を溶接している。前記電装品ホル
ダ55のリレー取付面56であって前記開口部18の近
傍に該電装品ホルダ固定用の抜穴66を開口し、この抜
穴に電装品ホルダ固定用のボルト67を挿通すると共
に、該ボルトを第1のガイド部材52に溶接したナット
に締結する。
【0017】なお、エンジン用コントローラ33、ヒュ
ーズボックス34、グローリレー35、スタータリレー
36、ソレノイドリレー37、漏電リレー38はバッテ
リー8や始動スイッチ11、図示しないエンジンの周辺
機器およびセンサに導通するワイヤハーネス68が接続
されている。
【0018】以上の構成により、前記防音箱1の後側側
面に取り付けられた電装品カバー26を外して電動品用
開口部18を開口し、この開口部18の近傍に位置し前
記電装品ホルダ55を前記第1のガイド部材52に締結
している電装品ホルダ固定用のボルト67から外して該
電装品ホルダ55を手前に引き出すと、この電装品ホル
ダ55はコの字の内側が前記第1のガイド部材52上面
の摺動面62に摺動すると共に、前記ガイド穴60が前
記第2のガイド部材54に摺動し、まず、前記電装品ホ
ルダ55のガイド穴60が第2のガイド部材54から外
れ、さらに前記電装品ホルダ55を前記第1のガイド部
材52に沿わせて引き出すと、前記電装品ホルダ55の
端板61が第1のガイド部材52に当接し、前記電装品
ホルダ55に取り付けられた前記各種リレー35、3
6、37、38が該電装品ホルダと共に開口部18から
防音箱1の外側へ出てきて、この状態で前記各種リレー
35、36、37、38の点検や交換などのメンテナン
スが可能となる。また、前記第1のガイド部材52から
電装品ホルダ55を外すには、前記電装品ホルダ55の
端板61が第1のガイド部材52の頂部63を交わす程
度、前記開口部18の左方向へ電装品ホルダ55を移動
して手前に引き出す。このように前記電装品ホルダ55
が第1のガイド部材52に沿って開口部18から防音箱
1の外側に容易に引き出すことができ、また着脱も容易
なことから、前記各種リレー35、36、37、38の
点検、交換などのメンテナンスを容易に行うことができ
る。また、各種リレー35、36、37、38は開口部
18に対して手前から奥側へ並べて配置されているので
開口部18の開口面積に対して前記各種リレー35、3
6、37、38の占める面積を小さく抑えることがで
き、ひいては小さな開口部であても電装品を配置するこ
とがでるので電装品を配置する設計上の制限が緩和され
る。
【0019】
【実施例2】次に本発明の別の実施例を図7に基づいて
説明する。なお、実施例1と共通する構成については説
明を省略する。本実施例は前記グローリレー35、スタ
ータリレー36、ソレノイドリレー37、漏電リレー3
8を取り付ける電装品ホルダ71と、前記開口部18の
奥側で該開口部と平行な壁面53に該開口部の奥側から
手前へ向って立設した第2のガイド部72の構成が前述
の実施例1と異なる。
【0020】前記電装品ホルダ71は断面をコの字状に
形成し、前記開口部18の奥側端部に第2のガイド部材
72を挿通するガイド孔73を設けた端板74を溶接
し、リレー取付面75を垂直かつ、前記開口部18に対
して直角に配置し、前記リレー取付面75にリレー取付
用のボルト76を前記開口部18の前後方向に沿って複
数個並べて立設すると共にこのボルト18をそれぞれ溶
接している。そして、前記電装品ホルダ71のボルト7
6にはそれぞれ各種リレー35,36,37,38が取
り付け、ナット77で前記電装品ホルダ71のリレー取
付面75へ締結する。前記第1のガイド部材52は前記
開口部18の近傍に配置し、断面を前記電装品ホルダ5
5のコの字断面の内側に収納するコの字状に形成すると
共に、コの字状の端部をコの字の外側へ折り曲げてこの
折り曲げ部を前記右側の側壁51に当接して溶接し、そ
して前記コの字状の上面に前記電装品ホルダ55の内側
と摺動する摺動面62を形成し、頂部63に抜穴64を
開口すると共に裏側にナット65を溶接している。前記
電装品ホルダ55のリレー取付面56であって前記開口
部18の近傍に該電装品ホルダ固定用の抜穴66を開口
し、この抜穴に電装品ホルダ固定用のボルト67を挿通
すると共に、該ボルトを第1のガイド部材52に溶接し
たナットに締結する。また、前記第2のガイド部材72
は前記開口部18の奥側で該開口部と平行な壁面53に
該開口部の奥側から手前へ向って第1のガイド部材52
の近傍まで延設している。
【0021】以上の構成により、前記防音箱1の後側側
面に取り付けられた電装品カバー26を外して電動品用
開口部18を開口し、この開口部18の近傍に位置し前
記電装品ホルダ71を前記第1のガイド部材52に締結
している電装品ホルダ固定用のボルト67から外して該
電装品ホルダ71を手前に引き出すと、この電装品ホル
ダ71はコの字の内側が前記第1のガイド部材52上面
の摺動面62に摺動すると共に、前記ガイド穴73が前
記第2のガイド部材72に摺動し、前記電装品ホルダ5
5に取り付けられた前記各種リレー35、36、37、
38が該電装品ホルダと共に開口部18から防音箱1の
外側へ大きく出てきて、この状態で前記各種リレー3
5、36、37、38の点検や交換などのメンテナンス
が可能となり、メンテナンス終了後は前記電装品ホルダ
71を開口部18の奥側へ押すことで、電装品ホルダ7
1は前記第1のガイド部材52の摺動面62に摺動する
と共に、前記ガイド穴73が前記第2のガイド部材72
に摺動し、前記電装品ホルダ71に取り付けられた前記
各種リレー35、36、37、38が該電装品ホルダと
共に防音箱1内に収納される。本実施例は前述の実施例
1に比べて第2のガイド部材72が第1のガイド部材5
2の近傍まで延設していること、前記電装品ホルダ71
のリレー取付面75の裏側にナットが溶接されていない
ことから、前記電装品ブラケット71を引き出す際に
は、前記電装品ブラケット71裏側の凹凸が第1のガイ
ド部材82の頂部63にぶつかることなく、前記電装品
ホルダ71を第1、第2のガイド部材52、72の両方
に摺動させて防音箱1の外側へスムーズにかつ大きく引
き出すことができる。また、前記第1のガイド部材52
から電装品ホルダ71を外すには、前記電装品ホルダ7
1の端板74が第1のガイド部材52に当接するまで開
口部18の手前へ引き出して前記電装品ホルダ71のガ
イド穴73から第2のガイド部材72を抜き、次に前記
電装品ホルダ71の端板74が第1のガイド部材52の
頂部63を交わす程度、前記開口部18の左方向へ電装
品ホルダ71を移動して手前へ引き出す。このように前
記電装品ホルダ71が第1のガイド部材52、第2のガ
イド部材72に沿って開口部18から防音箱1の外側に
容易に引き出すことができ、また着脱も容易なことか
ら、前記各種リレー35、36、37、38の点検、交
換などのメンテナンスを容易に行うことができる。ま
た、各種リレー35、36、37、38は開口部18に
対して手前から奥側へ並べて配置されているので開口部
18の開口面積に対して前記各種リレー35、36、3
7、38の占める面積を小さく抑えることができ、ひい
ては小さな開口部であても電装品を配置することがでる
ので電装品を配置する設計上の制限が緩和される。
【0022】
【実施例3】次に本発明の別の実施例を図8に基づいて
説明する。なお、実施例1と共通する構成については説
明を省略する。本実施例は前記グローリレー35、スタ
ータリレー36、ソレノイドリレー37、漏電リレー3
8を取り付ける電装品ホルダ81と、前記電装品ホルダ
81を前記防音箱1内から前記開口部18を介して引き
出し可能したガイド部材の構造が前述の実施例1と異な
る。
【0023】前記電装品ホルダ81はリレー取付面82
を垂直かつ、前記開口部18に対して直角に配置し、前
記リレー取付面82にリレー取付用の抜穴83を前記開
口部18の前後方向に沿って複数個並べて開口し、前記
リレー取付面82の裏側で前記抜穴83の開口する位置
にそれぞれナット59を溶接している。そして、前記電
装品ホルダ81は断面をコの字状に形成すると共に、コ
の字状の端部をコの字の外側へ折り曲げてコの字の上下
両側面に凸部85を形成している。そして、前記開口部
18の近傍であって、前記コの字の上側面に形成する凸
部85aの垂直面86に該電装品ホルダを固定するため
の抜穴87を開口する。各種リレー35,36,37,
38はそれぞれの取付穴88にネジ57を挿通し、この
ネジ57を前記電装品ホルダ81のリレー取付面82の
裏側に溶接しているナット59に螺着することで、各種
リレー35,36,37,38を前記電装品ホルダ81
のリレー取付面82へ締結される。
【0024】前記ガイド部材は断面カギ型状に形成する
上レール89aと下レール89bとで構成し、前記上レ
ール89aと下レール89bとはそれぞれが平行かつ水
平に前記開口部から臨む前記防音箱1内の右側の側壁5
1に溶接される。このとき前記上レール89aと右側の
側壁51との間、および前記下レール89bと右側の側
壁51との間にそれぞれスライド溝90a,90bが形
成されると共に、前記上下のスライド溝90a,90b
は対向して前記電装品用開口部18の手前から奥側へ向
って延設配置され、上下一対のスライド溝90a,90
bの間隔を前記電装品ホルダ81の上下両側面の幅以上
で上下両側面に形成された凸部85a,85bの幅より
も小さく設定し、上下一対のスライド溝90a,90b
の底部同士の間隔を前記電装品ホルダ81の上下両側面
に形成された凸部85a,85bの幅よりも大きく設定
している。
【0025】そして、前記電装品ホルダ81の凸部85
a,85bを前記上レール89aと下レール89bとに
形成される上下一対のスライド溝90a,90bに係合
し、前記電装品ホルダ81および各種リレー35,3
6,37,38が前記開口部18から前記防音箱1の外
側へ引き出し可能な構成となっている。
【0026】前記開口部18から臨む右側の側壁51に
は、前記開口部18の近傍であって前記電装品ホルダ8
1の凸部85a,85bに開口する抜穴87に面した位
置に抜穴91を開口すると共に、この側壁51の裏側で
前記抜穴91の開口する位置にナット65を溶接し、前
記電装品ホルダ81の凸部85a,85bに開口ずる抜
穴87と前記右側の側壁51に開口する抜穴91とを一
致させて、電装品ホルダ固定用のボルト67をそれぞれ
の抜穴87,91に挿通すると共に、前記側壁51の裏
側に溶接するナット65に螺着することで、電装品ホル
ダ81を前記右側の側壁51へ締結している。
【0027】以上の構成により、前記防音箱1の後側側
面に取り付けられた電装品カバー26を外して電動品用
開口部18を開口し、この開口部18の近傍に位置し前
記電装品ホルダ81を前記右側の側壁51に締結してい
る電装品ホルダ固定用のボルト67を外して該電装品ホ
ルダ81を手前に引き出すと、この電装品ホルダ81の
凸部85a,85bが前記上レール89aと下レール8
9bとに形成される上下一対のスライド溝90a,90
bに沿って摺動し、前記電装品ホルダ81に取り付けら
れた前記各種リレー35、36、37、38が該電装品
ホルダと共に開口部18から防音箱1の外側へ大きく出
てきて、この状態で前記各種リレー35、36、37、
38の点検や交換などのメンテナンスが可能となり、メ
ンテナンス終了後は前記電装品ホルダ81を開口部18
の奥側へ押すことで、電装品ホルダ81は前記上下一対
のスライド溝90a,90bに沿って摺動し、前記電装
品ホルダ81に取り付けられた前記各種リレー35、3
6、37、38が該電装品ホルダと共に防音箱1内に収
納される。本実施例は前記電装品ホルダ81を前記上下
一対のスライド溝90a,90bに沿って摺動させて防
音箱1の外側へスムーズにかつ大きく引き出すことがで
きる。また、上レール89aと下レール89bとで構成
するガイド部材から電装品ホルダ81を外すには、その
まま前記電装品ホルダ81を開口部18の手前へ引き出
すだけでよい。このように前記電装品ホルダ81がガイ
ド部材に沿って開口部18から防音箱1の外側に容易に
引き出すことができ、また着脱も容易なことから、前記
各種リレー35、36、37、38の点検、交換などの
メンテナンスを容易に行うことができる。また、各種リ
レー35、36、37、38は開口部18に対して手前
から奥側へ並べて配置されているので開口部18の開口
面積に対して前記各種リレー35、36、37、38の
占める面積を小さく抑えることができ、ひいては小さな
開口部であても電装品を配置することがでるので電装品
を配置する設計上の制限が緩和される。
【0028】
【実施例4】次に本発明の別の実施例を図9に基づいて
説明する。なお、実施例1と共通する構成については説
明を省略する。本実施例は前記グローリレー35、スタ
ータリレー36、ソレノイドリレー37、漏電リレー3
8を取り付ける電装品ホルダ93と、前記電装品ホルダ
93を前記防音箱1内から前記開口部18を介して引き
出し可能にしたガイド部材94の構造が前述の実施例1
と異なる。
【0029】前記電装品ホルダ93はリレー取付面95
を垂直かつ、前記開口部18に対して直角に配置し、前
記リレー取付面95にリレー取付用の抜穴96を前記開
口部18の前後方向に沿って複数個並べて開口し、前記
リレー取付面96の裏側で前記抜穴96の開口する位置
にそれぞれナット59を溶接している。各種リレー3
5,36,37,38はそれぞれの取付穴88にネジ5
7を挿通し、このネジ57を前記電装品ホルダ93のリ
レー取付面95の裏側に溶接しているナット59に螺着
することで、前記電装品ホルダ93のリレー取付面95
へ締結される。そして、前記電装品ホルダ93は断面を
コの字状に形成し、前記電装品ホルダ93の上側面の裏
側をガイド部材94と摺動する摺動面97とし、この摺
動面97に前記電装品ホルダ93の摺動方向(開口部の
前後方向)に沿う長穴98を設けている。
【0030】前記ガイド部材94は断面をL字状に形成
すると共に、このL字の一辺を前記開口部18から臨む
防音箱1内の右側の側壁51に当接し、他辺を水平に突
出し前記右側の側壁51に溶接する。前記開口部18の
近傍であって、前記ガイド部材94の上面99には該電
装品ホルダを固定するための抜穴100を開口すると共
に、前記上面99の裏側で前記抜穴100の開口する位
置にナット65を溶接している。
【0031】そして、前記電装品ホルダ93の摺動面9
7と前記ガイド部材94の上面99とを当接し、前記電
装品ホルダ93の長穴98と前記ガイド部材94の抜穴
100とを一致させて、電装品ホルダ固定用のボルト6
7を前記長穴98と抜穴96とに挿通すると共に、前記
ガイド部材94の上面99の裏側に溶接するナット65
に螺着することで、前記電装品ホルダ93は長穴98と
ボルト67に沿って前記開口部18から前記防音箱1の
外側へ引き出し可能で、かつ前記ボルト67を締付ける
ことで前記電装品ホルダ93をガイド部材94に締結可
能な構成となっている。
【0032】以上の構成により、前記防音箱1の後側側
面に取り付けられた電装品カバー26を外して電動品用
開口部18を開口し、この開口部18の近傍に位置し前
記電装品ホルダ93をガイド部材94に締結している電
装品ホルダ固定用のボルト67を緩めて該電装品ホルダ
93を手前に引き出すと、前記電装品ホルダ93は長穴
98とボルト67に沿って該電装品ホルダの摺動面97
とガイド部材94の上面99とが摺動し、さらに前記長
穴98の奥側端部が前記ボルト67に当接するまで前記
電装品ホルダ93を手前に引き出すと前記電装品ホルダ
93に取り付けられた前記各種リレー35、36、3
7、38が該電装品ホルダと共に開口部18から防音箱
1の外側へ大きく出てきて、この状態で前記各種リレー
35、36、37、38の点検や交換などのメンテナン
スが可能となり、メンテナンス終了後は前記電装品ホル
ダ93を開口部18の奥側へ押すことで、電装品ホルダ
93は長穴98とガイド部材94に沿って該電装品ホル
ダの摺動面97とガイド部材94の上面99とが摺動
し、前記電装品ホルダ93に取り付けられた前記各種リ
レー35、36、37、38が該電装品ホルダと共に防
音箱1内に収納される。また、ガイド部材94から電装
品ホルダ93を外すには、電装品ホルダ固定用のボルト
67をガイド部材94から外し、前記電装品ホルダ93
を開口部18の手前へ引き出すだけでよい。このように
本実施例は前記電装品ホルダ93が長穴98とボルト6
7に沿って摺動し、前記開口部18から防音箱1の外側
に容易に引き出すことができ、また着脱も容易なことか
ら、前記各種リレー35、36、37、38の点検、交
換などのメンテナンスを容易に行うことができる。ま
た、各種リレー35、36、37、38は開口部18に
対して手前から奥側へ並べて配置されているので開口部
18の開口面積に対して前記各種リレー35、36、3
7、38の占める面積を小さく抑えることができ、ひい
ては小さな開口部であても電装品を配置することがでる
ので電装品を配置する設計上の制限が緩和される。
【0033】
【発明の効果】本発明は、前記電装品ホルダがガイド部
材に沿って前記開口部から防音箱の外側に容易に引き出
すことができ、また着脱も容易なことから、前記各種リ
レーおよび電装品の点検、交換などのメンテナンスを容
易に行うことができる。また、各種リレーおよび電装品
は開口部に対して手前から奥側へ並べて配置されている
ので開口部の開口面積に対して前記各種リレーおよび電
装品の占める面積を小さく抑えることができ、ひいては
小さな開口部であても電装品を配置することができるの
で電装品を配置する設計上の制限が緩和される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防音型エンジン発電機の斜視図
【図2】本発明に係る防音型エンジン発電機のサイドカ
バーを外した状態の外観図
【図3】本発明に係る防音型エンジン発電機の開閉扉や
各種カバーを外した状態の外観図
【図4】本発明の実施例1における電装品用開口部の側
面視拡大図
【図5】図4におけるA−A断面を示す図
【図6】実施例1における電動品ホルダおよびガイド部
材の斜視図
【図7】実施例2における電動品ホルダおよびガイド部
材の斜視図
【図8】実施例3における電動品ホルダおよびガイド部
材の斜視図
【図9】実施例4における電動品ホルダおよびガイド部
材の斜視図
【図10】従来の防音型エンジン発電機のサイドカバー
を外した状態の外観図
【符号の説明】
1 防音箱 2 エンジン 3 発電機本体 7 燃料タンク 8 バッテリー 9 コントロールボックス 10 操作パネル 18 開口部(電装品用) 33 エンジン用コントローラ 34 ヒューズボックス 35 グローリレー 36 スタータリレー 37 ソレノイドリレー 38 漏電リレー 51 側壁(右側) 52 第1のガイド部材 53 壁面 54 第2のガイド部材 55 電装品ホルダ 56 リレー取付面 60 ガイド穴 61 端板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防音箱内にエンジン、作業機本体、燃料
    タンク、バッテリおよび電装品等を収納した防音型エン
    ジン作業機において、前記電装品の取付面を防音箱の側
    面に設けた開口部に対して直角に配置すると共に、前記
    防音箱内に設けたガイド部材に沿って前記防音箱内から
    前記開口部を介して引き出し可能に構成した電装品ホル
    ダを設けたことを特徴とする防音型エンジン作業機の電
    装品収納構造。
  2. 【請求項2】 前記防音箱の側面に設けた開口部に対し
    て直角で、かつ防音箱内で垂直に立設した壁面に第1の
    ガイド部材を凸設すると共に、前記開口部の奥に配置す
    る開口部と平行な壁面に第2のガイド部材を開口部に向
    って立設し、前記電装品ホルダは断面コの字状に形成し
    てコの字の内側に前記第1のガイド部材を配置すると共
    に、前記電装品ホルダの奥側端部に固設した端板のガイ
    ド孔に第2のガイド部材を挿通したことを特徴とする請
    求項1記載の防音型エンジン作業機の電装品収納構造。
  3. 【請求項3】 前記防音箱の側面に設けた開口部に対し
    て直角な防音箱内の壁面に手前から奥側へ延設する一対
    のスライド溝を形成すると共にこの一対のスライド溝を
    それぞれ対向させ、前記電装品ホルダの両側面にそれぞ
    れ前記スライド溝に係合する凸部を形成したことを特徴
    とする請求項1記載の防音型エンジン作業機の電装品収
    納構造。
  4. 【請求項4】 前記防音箱の側面に設けた開口部に対し
    て直角で、かつ防音箱内で垂直に立設した壁面に開口部
    の手前から奥側へ延びるガイド部材を凸設すると共にこ
    のガイド部材の上面にネジ穴を設け、前記電装品ホルダ
    はガイド部材の上面を摺動する摺動面と電装品を取り付
    ける取付面とを有し、この摺動面に摺動方向に沿う長穴
    を設け、ボルトをこの長穴に挿通すると共にガイド部材
    のネジ穴に螺着したことを特徴とする請求項1記載の防
    音型エンジン作業機の電装品収納構造。
JP31728499A 1999-09-30 1999-09-30 防音型エンジン作業機の電装品収納構造 Pending JP2001098953A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31728499A JP2001098953A (ja) 1999-09-30 1999-09-30 防音型エンジン作業機の電装品収納構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31728499A JP2001098953A (ja) 1999-09-30 1999-09-30 防音型エンジン作業機の電装品収納構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001098953A true JP2001098953A (ja) 2001-04-10

Family

ID=18086525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31728499A Pending JP2001098953A (ja) 1999-09-30 1999-09-30 防音型エンジン作業機の電装品収納構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001098953A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006322410A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Shin Daiwa Kogyo Co Ltd 防音型作業機
WO2013051609A1 (ja) * 2011-10-05 2013-04-11 日立建機株式会社 建設機械

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006322410A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Shin Daiwa Kogyo Co Ltd 防音型作業機
WO2013051609A1 (ja) * 2011-10-05 2013-04-11 日立建機株式会社 建設機械
CN103764920A (zh) * 2011-10-05 2014-04-30 日立建机株式会社 工程机械
US8978812B2 (en) 2011-10-05 2015-03-17 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. Construction machine

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1047840A (ja) 冷蔵庫の温度調節装置
MX2007011894A (es) Envuelta para cerradura electronica.
WO2020165936A1 (ja) 車両用充放電装置
KR100512733B1 (ko) 냉장고
JP2001098953A (ja) 防音型エンジン作業機の電装品収納構造
KR19980071483A (ko) 차량 배터리용 커플러장치
JP4581514B2 (ja) 制御盤用ユニット及び制御盤
JP2934846B2 (ja) ラックマウント型電子機器の収納箱
JP4001728B2 (ja) 電気接続箱の取付構造
JP2001269472A (ja) 遊技機
JP2004208369A (ja) 制御盤のダクト配設構造
JP6035532B2 (ja) 車両用充電装置
JPH07298424A (ja) 壁面埋設用分電盤
JP4000625B2 (ja) 遊技機
CN212647570U (zh) 一种检修便捷的自动售货机
JP4155666B2 (ja) 閉鎖配電盤の閉鎖箱
KR970064671A (ko) 정수기의 전장부품 배치장치
JPH10313521A (ja) 電気接続箱
JPH07308005A (ja) 負荷制御装置
JPH05251872A (ja) 壁面取り付け型電子機器
JPS6114253Y2 (ja)
JPH07236752A (ja) パチンコ機の機構板における配線押え部材の取付構造
JP2002065957A (ja) パチンコ遊技機における電装品の取付構造
JPH079322Y2 (ja) 開閉器におけるアース線取付部構造
JP2002273009A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term