JP2001098495A - 工程剥離紙用の基材シート及びそれを用いた工程剥離紙 - Google Patents

工程剥離紙用の基材シート及びそれを用いた工程剥離紙

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JP2001098495A
JP2001098495A JP27311299A JP27311299A JP2001098495A JP 2001098495 A JP2001098495 A JP 2001098495A JP 27311299 A JP27311299 A JP 27311299A JP 27311299 A JP27311299 A JP 27311299A JP 2001098495 A JP2001098495 A JP 2001098495A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、アルキド系樹脂を主成分とする樹
脂組成物を基材シートへ塗工し硬化させることによって
製造される工程剥離紙に用いられる基材シート、および
これを使用した工程剥離紙を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 アルキド系樹脂を主成分とする樹脂組成
物を基材シートへ塗工し硬化させることによって製造さ
れる工程剥離紙用の基材シートにおいて、該基材シート
がキャスト塗工紙であって、表面のJIS K 676
8に準じた濡れ指数が35dyne/cm以上、TAP
PI T 458 m−48に準じた水との接触角が1
00゜以下、JIS Z 8741に準じた60度鏡面
光沢度が65%以上、JIS P 8119に準じたベ
ック平滑度が500秒以上、JISB 0601に準じ
た中心線平均粗さが0.3μm以下であるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成皮革やマーキ
ングシート等を製造する際に使用される工程剥離紙に用
いられる基材シート及びそれを用いた工程剥離紙に関す
る。
【0002】
【従来の技術】屋内外に配置される看板や表示板では、
ペンキに代えてマーキングシートを貼り付けることによ
り、文字や図形等を表示するようになってきた。この種
のマーキングシートは、一般に、樹脂フィルム/粘着剤
/剥離紙の3層構造からなる。使用に当たっては、樹脂
フィルム層から粘着剤層の深さまで所望の文字や模様の
形に切れ目を入れて、これを剥離紙から剥し、被着物に
貼り付けることで所望のマーキング効果を得ている。そ
の製造方法には大きく2つの方法が提案されている。
【0003】第1の方法は、剥離紙に粘着剤を塗布、乾
燥し、先ず粘着剤層を形成する。この上に、溶剤に分散
された熱可塑性樹脂の着色ゾルを一定厚さで塗布し、こ
のゾルを予備加熱した後、これをベースロールとバック
アップロールとの間に通し、その後加熱乾燥し樹脂フィ
ルム層を形成する方法である。上記ベースロールが鏡面
仕上げしてあればロールを通して得られる樹脂フィルム
の表面は高光沢となり、一方、該ベースロールに凹凸が
施されていればロールを通して得られる樹脂フィルムの
表面はマット調になる。
【0004】第2の方法は、溶剤に分散された熱可塑性
樹脂の着色ゾルを工程剥離紙(a)の上に一定厚さで塗
布し乾燥して先ず樹脂フィルム層を形成する。この際、
マーキングシートのおもて面つまり我々が看板などで直
接目にする面は工程剥離紙(a)と接している面とな
る。一方、別の剥離紙(b)へ粘着剤を塗布して、先の
樹脂フィルム層の片面、言い換えれば工程剥離紙(a)
と接していない残りの面と貼り付ける。その後、工程剥
離紙(a)から樹脂フィルム層のおもて面を剥しマーキ
ングシートを得る。工程剥離紙(a)の表面が高光沢で
あればマーキングシートも高光沢になる。一方、工程剥
離紙(a)の表面がマット調であれば、マーキングシー
トもマット調になる。
【0005】第2の方法による場合、その工程剥離紙に
要求される性能として、剥離性が良いこと、塗工ムラが
ないこと、光沢のコントロールが容易であること、耐熱
性に優れること、繰り返し使用に耐えることなどが挙げ
られる。
【0006】この第2の方法の工程剥離紙表面を剥離性
にするための樹脂組成物としては、ポリプロピレン系樹
脂、シリコーン系樹脂、アルキド系樹脂の3種が代表的
なものとして知られており、これら樹脂組成物を基材シ
ートへ塗工することによって工程剥離紙が得られる。ポ
リプロピレン系樹脂は繰り返しの使用に優れているが、
耐熱性が悪く高温での使用に限界があり表面も傷つきや
すいという欠点があった。シリコーン系の樹脂は剥離性
には優れているが剥離力や光沢のコントロール、塗膜の
均一性に難点があった。また、アルキド系樹脂は耐熱性
や光沢のコントロールに優れるが剥離性が乏しいという
欠点があった。
【0007】特公平2ー8078号、特開平7ー242
829号等には、アルキド系樹脂の上記特徴を活かしな
おかつ剥離性を良くするため、シリコーン変性アルキド
樹脂とアルカノール変性アミノ樹脂とからなる樹脂組成
物をトップコート層とすることによって、耐熱性、剥離
性、光沢のコントロールに優れる工程剥離紙の製造方法
が提案されている。
【0008】ところが、本発明者らがこの方法で工程剥
離紙の製造を検討したところ、所望の工程剥離紙の表面
光沢が得られない、また工程剥離紙の表面の均一性に欠
ける等の問題が発生した。その結果、得られた工程剥離
紙上にウレタン系樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリアミド系
樹脂、アミノ酸系樹脂等を塗工、剥離して合成皮革やマ
ーキングシートを製造しても、得られた合成皮革やマー
キングシートには所望の光沢度や表面の均一性が得られ
なかった。そこで本発明者らが検討した結果、工程剥離
紙の基材シートの物性が重要であることが判明した。工
程剥離紙を製造するに当たっては、当然のことながらそ
の基材シートに色々な特性が要求されるが、従来これら
については詳細な検討がなされてこなかった。
【0009】更に本発明者らが検討した結果、仮に耐熱
性、剥離性、光沢のコントロールに優れる工程剥離紙用
の樹脂を使用しても、ある特定の基材シートを選択しな
ければ所望の外観を有する工程剥離紙およびそれから製
造される合成皮革やマーキングシートが得られない、つ
まり、工程剥離紙およびそれから得られる合成皮革やマ
ーキングシートの外観の特性は、工程剥離紙用の基材シ
ートの特性に負うところが甚大であることを見出し本発
明を完成させた。
【0010】一方、上記工程剥離紙は繰り返し使用され
るが、複数回使用するとエッジ部分から破断するという
問題があった。本発明者らが検討した結果、基材シート
の抄紙条件によってこの問題を回避できることを見いだ
し本発明を完成させた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、アルキド系
樹脂を主成分とする樹脂組成物を基材シートへ塗工し硬
化させることによって製造される工程剥離紙に用いられ
る基材シート、およびこれを使用して得られるところの
表面にムラやうねりが無い工程剥離紙を提供することを
課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、アルキド系樹
脂を主成分とする樹脂組成物を基材シートへ塗工し硬化
させることによって製造される工程剥離紙用の基材シー
トにおいて、該基材シートがキャスト塗工紙であって、
表面のJIS K 6768に準じた濡れ指数が35d
yne/cm以上、TAPPI T 458 m−48
に準じた水との接触角が100゜以下、JIS Z 8
741に準じた60度鏡面光沢度が65%以上、JIS
P 8119に準じたベック平滑度が500秒以上、
JISB 0601に準じた中心線平均粗さが0.3μ
m以下であることを特徴とする工程剥離紙用の基材シー
トを提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】基材シート表面の濡れ指数、接触
角は、剥離層を形成するとき、すなわちアルキド系樹脂
を基材シートに塗工するときに重要である。本発明で基
材シートへ塗工し硬化されるアルキド系樹脂は、トルエ
ン、キシレン等の炭化水素系溶剤、および/またはメタ
ノールのようなアルコール系溶剤、および/またはメチ
ルエチルケトンのようなケトン系溶剤に溶解した溶液で
基材シートに塗工される。この際、基材シート表面の濡
れ指数が小さすぎるか接触角が大きすぎると、該樹脂組
成物を塗工したときにムラ、ハジキという問題が起こ
る。そのため、基材シート表面のJIS K 6768
に準じた濡れ指数が35dyne/cm以上、TAPP
I T 458 m−48に準じた水との接触角が10
0゜以下であることが好ましい。
【0014】基材シートの濡れ指数と接触角を前記特定
範囲に設定する手段としては、基材シートをキャスト塗
工紙とする方法が採用できる。この際、キャスト塗工層
は顔料とバインダーを主成分とし、顔料/バインダーの
割合を固形分換算で100/15重量部〜100/40
重量部、特に好ましくは100/20重量部〜100/
30重量部とする方法が採用できる。顔料/バインダー
の割合が上記範囲から外れ顔料分が少なくなると、濡れ
指数が35dyne/cmを下回り、接触角が100°
を上回り、アルキド系樹脂を塗工した際にムラ、ハジキ
の原因となって均一な剥離層が得られない。顔料/バイ
ンダーの割合が上記範囲から外れ顔料分が多くなると、
キャスト層の原紙に対する接着強度が低下する。
【0015】上記濡れ指数の上限、接触角の下限は際限
がないわけではなく顔料/バインダーの割合及び種類か
ら決まってくるが、いずれにしても顔料/バインダーの
割合を上記範囲に設定することで、濡れ指数の下限、接
触角の上限が決まってくる。
【0016】一方、合成皮革やマーキングシートへ所望
の光沢度を付与するためには、工程剥離紙表面の光沢度
をコントロールする必要がある。なぜならば、工程剥離
紙表面の光沢度が、そのまま合成皮革やマーキングシー
トへ転写されるからである。ただし、合成皮革やマーキ
ングシートに要求される光沢度が高光沢であると艶消し
であるとにかかわらず、基材シートの表面を高光沢とす
る必要がある。なぜならば、基材シートの光沢度が低い
と、基材シートへアルキド系樹脂を塗工しても所望の光
沢度が得られないからである。そのため、基材シートの
JIS Z 8741に準じた60度鏡面光沢度が65
%以上、JIS P 8119に準じたベック平滑度が
500秒以上であることが好ましい。特に、JIS Z
8741では、「紙その他」の鏡面光沢度選定方法と
して75度鏡面光沢が挙げられているものの、本発明者
らが検討した結果、工程剥離紙用の基材シートを60度
鏡面光沢によって管理すると、できあがった合成皮革や
マーキングシートの光沢度がコントロールしやすいこと
を見いだした。できあがった合成皮革やマーキングシー
トの表面が高光沢タイプ、艶消しタイプのいずれであっ
ても、工程剥離紙用の基材シートの60度鏡面光沢を6
5%以上にすることが重要である。
【0017】一方、合成皮革やマーキングシートの表面
は、高光沢タイプであっても艶消しタイプであっても、
均一な風合いが要求される。しかし、工程剥離紙表面の
平滑性が低かったり、表面粗さが大きかったり、うねり
があったりすると、基材シートへアルキド系樹脂を塗工
しても、工程剥離紙の表面が均一な風合いにならず、そ
のためそれから転写されて得られる合成皮革やマーキン
グシートの表面も不均一になり微妙なうねりが発生し、
見た目に心地よい平滑性や均一性が得られない。それら
を回避するためには、基材シートのJIS B 060
1に準じた中心線平均粗さが0.3μm以下であること
が重要である。
【0018】基材シートの60度鏡面光沢度とベック平
滑度、中心線平均粗さを前記特定範囲に設定する手段と
しては、基材シートをキャスト塗工紙とする方法が採用
できる。
【0019】一方、アルキド系樹脂を、トルエン、キシ
レン等の炭化水素系溶剤、および/またはメタノールの
ようなアルコール系溶剤、および/またはメチルエチル
ケトンのようなケトン系溶剤に溶解した溶液で基材シー
トに塗工する際、基材シート表面に耐溶剤性がないと該
樹脂組成物の均一性が得られず、うねり等の発生の原因
となる。これは、アルキド系樹脂を基材シートへ塗工す
る際、基材シートの表面層が上記溶剤によって溶け出す
からである。これを解決するために本発明者らが検討し
た結果、基材シートであるキャスト塗工紙のキャスト塗
工層のバインダーの組成が重要であることが判明した。
すなわち、キャスト塗工層が、顔料とバインダーを主成
分とし、顔料/バインダーの割合が、固形分換算で10
0/15重量部〜100/40重量部であること、さら
に、前記バンダーがラテックスとカゼインを主成分と
し、ラテックス/カゼインの割合が、固形分換算で10
0/100重量部〜100/200重量部であることが
重要であることがわかった。顔料/バインダーの割合が
上記範囲からはずれ、顔料分が多くなると接着強度度が
低下し、バインダー量が多くなると所望の濡れ指数と接
触角が得られずまたブロッキングが発生しやすくなる。
一方、バインダー中のラテックス/カゼインの割合が上
記範囲からはずれ、ラテックス量が多くなると耐溶剤性
に劣りアルキド系樹脂を塗工する際に溶け出して均一な
剥離層が得られない。一方、カゼイン量が多くなるとキ
ャスト塗工層が硬くなり折り割れ等のトラブルの原因と
なる。
【0020】キャスト塗工層に使用される顔料として
は、カオリン、タルク、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸
カルシウム、サチンホワイト、酸化チタン、水酸化アル
ミなどの無機顔料、およびプラスチックピグメントなど
の有機顔料が挙げられる。
【0021】キャスト塗工層のバインダーに使用される
ラテックスとしては、スチレン−ブタジエン系、メチル
メタクリレート−ブタジエン系、アクリル酸エステル
系、酢酸ビニル系等が挙げられる。
【0022】キャスト塗工層を形成する方法として、上
記顔料、バインダー(ラテックス及びカゼイン)の他
に、分散剤、湿潤剤、離型剤、耐水化剤、消泡剤などを
適宜処方した塗工液を、ウエットキャスト法、ゲル化キ
ャスト法、リウェットキャスト法等従来公知の方法によ
ってキャスト塗工用原紙へ塗工する。
【0023】塗工量は特に限定されるものではないが、
5〜30g/m2であることが好ましい。
【0024】上記キャスト塗工用原紙は、pH6〜9の
中性領域で抄紙された中性紙であることが好ましい。工
程剥離紙は、コストの点から繰り返し複数回使用される
のが通例であるが、キャスト塗工紙すなわち基材シート
の原紙が酸性領域で抄紙された酸性紙であると、繰り返
し使用に伴ってエッジ部分から破断が起こることがわか
った。この原因は主として、溶剤に分散された熱可塑性
樹脂の着色ゾルを塗布し乾燥するときの製紙用繊維の加
熱劣化によると推測される。破断が起こる工程は、上記
マーキングフィルムの製造で説明したいくつかの工程の
うち特に限られるものではなく、どの工程でも起こり得
るものである。
【0025】キャスト塗工紙用原紙は、サイズ剤として
中性ロジンやアルキルケテンダイマー、アルケニル無水
コハク酸を使用し、定着剤としてカチオン性のポリアク
リルアミドやカチオン性デンプン等を使用し製造するこ
とができる。硫酸バンドレスが最も好ましいが、硫酸バ
ンドを使用してpH6〜9の中性領域で抄紙することも
可能である。後の工程のキャスト塗工におけるキャスト
塗工面の均一性を得るためには、サイズ剤として中性ロ
ジン、アルケニル無水コハク酸を使用するのが特に好ま
しい。
【0026】キャスト塗工前の原紙は、針葉樹未晒クラ
フトパルプ(NUKP)、針葉樹晒クラフトパルプ(N
BKP)、広葉樹未晒クラフトパルプ(LUKP)、広
葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、針葉樹サルファイ
トパルプ(NBSP)、サーモメカニカルパルプ(TM
P)、砕木パルプ(GP)等の木材パルプ、または麻、
竹、ワラ、ケナフ、楮、三椏、雁皮、コットンなどの非
木材パルプ、またはポリオレフィン等の合成パルプ、ま
たはレーヨン、ビニロン、ナイロン、ポリエステル等の
合成繊維、脱墨パルプ(DIP)等の製紙用繊維を単独
でもしくは混合して使用し、フリーネス100〜500
mlC.S.F.に叩解し、円網抄紙機、長網抄紙機、
傾斜型抄紙機、ツインワイヤー抄紙機などを使用して通
常坪量40〜200g/m2で抄造して得られる。その
際、必要に応じてマシンカレンダーやスーパーカレンダ
ー処理を施すことができる。
【0027】この際、必要に応じて上記のような、サイ
ズ剤や定着剤の他、製紙用各種填料、歩留向上剤、乾燥
紙力増強剤、湿潤紙力増強剤、結合剤、分散剤、凝集
剤、可塑剤、接着剤を適宜使用しても良い。
【0028】このようにして得られたキャスト塗工紙す
なわち基材シートへアルキド系樹脂を塗工することによ
って工程剥離紙を得ることができる。該アルキド系樹脂
は公知のものが使用でき、これにはオクチル酸、ラウリ
ン酸、パルミチン酸などの飽和脂肪酸、ヤシ油、ヒマシ
油、大豆油などの不飽和油と、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ペンタエリスリトールなどの多価
アルコールとの反応によって得られる。また、酸触媒と
して、アルキド樹脂の硬化に通常使用されるパラトルエ
ンスルホン酸、塩酸などを使用すればよい。さらに、艶
消しタイプの工程剥離紙にあっては、合成非晶質シリカ
等の粒径0.01〜10μmの中性あるいは弱酸性の無
機質充填剤や、ポリエチレンワックスなどの艶消しワッ
クスを、樹脂組成物100重量部に対して1〜50重量
部添加することが必要である。
【0029】このアルキド系樹脂は、通常、有機溶剤の
溶液として塗工される。使用される溶剤としては、ベン
ゼン、トルエン、キシレン、メタノール、エタノール、
イソブタノール、ノルマルブタノール、メチルエチルケ
トン、アセトンなどの1種類以上が使用され、樹脂固形
分が10〜60重量%となるようにすればよい。
【0030】前記樹脂の有機溶液を基材シートへ塗工す
る手段としては、ブレードコーター、エアーナイフコー
ター、ロールコーター、カーテンロールコーター等の公
知の塗工機を使用することができる。
【0031】塗工量は、通常0.2〜5g/m2であ
り、アルキド系樹脂工程剥離紙製造で通常行われている
量でよい。
【0032】上記アルキド系樹脂の塗工は、基材シート
の表面にあらかじめアンカーコート層を設けた後行って
もよい。アンカーコート層は、バインダー単独もしくは
無機顔料とバインダーとを混合した塗工液を塗工するこ
とで得られる。たとえば、アルキド系樹脂を基材シート
へ塗工し硬化させることによって得られる工程剥離紙に
おいて通常使用されるアンカーコート剤を塗工すること
で得られる。具体的には、特公平2ー8078号に開示
されているように、(a)アルキド樹脂またはアクリル
樹脂、(b)アルカノール変性アミノ樹脂またはイソシ
アネート化合物、(c)酸触媒、の3成分を主成分とす
る樹脂組成物をアンカーコート剤として塗工することが
できる。
【0033】特に、高光沢のマーキングフィルムを得る
ためには、工程剥離紙の60度鏡面光沢度及び20度鏡
面光沢度を管理することが重要であり、夫々90%以上
かつ65%以上であると、工程剥離紙から転写して得ら
れるマーキングフィルムの光沢度及びその表面の風合
い、均一性が優れる。このような工程剥離紙を得るため
には、工程剥離紙に用いられる基材シートが特定の濡れ
指数、接触角、60度鏡面光沢度、ベック平滑度、中心
線平均粗さを満たし、なおかつその上層にアルキド系樹
脂をクリヤーコートすれば良いことは、上記説明してき
たとおりである。
【0034】また、マット調のマーキングフィルムを得
るためには、工程剥離紙の60度鏡面光沢度を管理する
ことが重要であり、これが5〜30%であると優れたマ
ット感が得られ、工程剥離紙から転写して得られるマー
キングフィルムのマット感及びその表面の風合い、均一
性が優れる。このような工程剥離紙を得るためには、工
程剥離紙に用いられる基材シートが特定の濡れ指数、接
触角、60度鏡面光沢度、ベック平滑度、中心線平均粗
さを満たし、なおかつその上層にアルキド系樹脂をクリ
ヤーコートすれば良いことは、上記説明してきたとおり
である。
【0035】このようにして得られた工程剥離紙は、耐
熱性、剥離性、光沢のコントロールに優れ、表面にムラ
やうねりが無く、合成皮革やマーキングシート等を製造
する際に好適に使用される。
【0036】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
する。なお、実施例に示す部数は固形分換算である。
【0037】[原紙1の製造]広葉樹晒クラフトパルプ
60重量部、針葉樹晒クラフトパルプ40部を400m
lC.S.F.に叩解し、これに重質炭酸カルシウム1
0重量部、アルケニル無水コハク酸0.2重量部、カチ
オン化デンプン0.5重量部を加えて、pH8.5の紙
料を長網抄紙機を使用して坪量130g/m2の原紙を得
た。
【0038】[原紙2の製造]広葉樹晒クラフトパルプ
60重量部、針葉樹晒クラフトパルプ40部を400m
lC.S.F.に叩解し、これに軽質炭酸カルシウム1
0重量部、中性ロジンサイズ剤0.4重量部、硫酸バン
ド1重量部、カチオン化デンプン0.5重量部を加え
て、pH7の紙料を長網抄紙機を使用して坪量130g/
2の原紙を得た。
【0039】[原紙3の製造]広葉樹晒クラフトパルプ
60重量部、針葉樹晒クラフトパルプ40部を400m
lC.S.F.に叩解し、これにカオリン10重量部、
ロジンサイズ剤0.3重量部、硫酸バンド2.0重量部
を加えて、pH5の紙料を長網抄紙機を使用して坪量1
30g/m2の原紙を得た。
【0040】[実施例1〜5]、[比較例1〜3] 表1に示した重量部数のカオリン(商品名「ULTRA
WHITE 90」、エンゲルハード社製)、軽質炭
酸カルシウム(商品名「タマパールTP−123」、奥
多摩工業社製)、スチレン-ブタジエン(SBR)ラテ
ックス(商品名「スマーテックス750」、日本エイ
アンド エル社製)、カゼイン、及び離型剤としてステ
アリン酸カルシウム3重量部からなる固形分濃度40%
の塗料を、表1に示した原紙に、固形分で25g/m2
となるようにリウェット法にてキャストコートを行って
工程剥離紙用の基材シートを得た。
【0041】
【表1】
【0042】[比較例5]カオリン(商品名「ULTR
A WHITE 90」、エンゲルハード社製)80重
量部、軽質炭酸カルシウム(商品名「タマパールTP−
123」、奥多摩工業社製)20重量部、リン酸エステ
ル化デンプン(商品名「MS−4600」、日本食品加
工社製)5重量部、スチレンブタジエンラテックス(商
品名「スマーテックス750」、日本エイ アンド エ
ル社製)13重量部からなる固形分50%の塗料を、ブ
レードコーターを使用して原紙1へ、塗工量15g/m
2に塗工し、次いでスーパーカレンダー処理して工程剥
離紙用の基材シートを得た。
【0043】実施例及び比較例で得られた工程剥離紙用
の基材シートについて、下記の測定を行った。測定結果
を表2に示す。 (1) JIS K 6768に準じた濡れ指数(dy
ne/cm) (2) TAPPI STD T−458−omに準じ
た水との接触角(゜) (3) JIS Z 8741に準じた60度鏡面光沢
度(%) (4) JIS Z 8741に準じた20度鏡面光沢
度(%) (5) JIS P 8119に準じたベック平滑度
(秒) (6) JIS B 0601に準じた中心線平均粗さ
(μm)
【0044】次いで、実施例及び比較例で得られた基材
シートに次の剥離性樹脂を固形分で5g/m2となるよ
うにグラビアコーターで塗工後、乾燥硬化させ、工程剥
離紙を得た。 (A)アルキド系樹脂 (B)粒径1μmの合成非晶質シリカをアルキド系樹脂
100重量部に対して20重量部添加して調整したアル
キド系樹脂
【0045】この工程剥離紙について下記物性を測定し
た。 (7)JIS Z 8741に準じた60度及び20度
鏡面光沢度(%) (8)目視による風合い。 ○:表面にムラがなく均一である、×:表面にムラ、不
均一性がある。
【0046】次いで、この工程剥離紙に、溶剤に分散し
た熱可塑性樹脂の塩ビ性着色ゾルを30μmの厚さで塗
布後乾燥して樹脂フィルム層を形成し、次いで、樹脂フ
ィルム層の残りの片面にアクリル系粘着剤を塗布し乾燥
後、別のシリコーン系剥離紙へ貼り付けながら先の工程
剥離紙から塩ビ性樹脂フィルムの表面を剥しマーキング
フィルムを得た。得られたマーキングフィルムについて
下記の測定を行った。 (9)マーキングフィルムの剥離の可否。 ○:塩ビ製樹脂フィルムを工程剥離紙から剥がす際きれ
いに剥がれる。 ×:塩ビ製樹脂フィルムを工程剥離紙から剥がす際、工
程剥離紙から剥がれずにキャスト面が剥がれてしまう。 (10)繰り返し使用時の破断の有無。 6000mの工程剥離紙のロールを3回繰り返して使用
したときの破断回数で評価した。 ○:0回 △:1回 ×:2回以上
【0047】
【表2】
【0048】表2の結果により、以下のことが判明し
た。 (1)実施例より、本発明の基材シートを使用すれば、
光沢のコントロールに優れる表面均一な工程剥離紙が得
られることがわかった。特に、60度かつ20度鏡面光
沢度、表面の風合いに優れる高光沢の工程剥離紙が得ら
れることがわかった。また、60度鏡面光沢度が所望の
値で、表面の風合いに優れるマット調の工程剥離紙が得
られることがわかった。 (2)比較例1より、基材シートのキャスト塗工層の顔
料/バインダーの割合が100/10重量部であると、
すなわちバインダーの割合が少ないと、キャスト塗工層
の原紙に対する接着力が弱く、マーキングシート製造の
際、樹脂フィルム層をアルキド系樹脂からなる剥離層か
ら剥がそうとすると、剥離不良を起こすことがわかっ
た。 (3)比較例2より、基材シートのキャスト塗工層の顔
料/バインダ−の割合が100/50重量部であると、
すなわちバインダーの量が多いと、濡れ指数が35dy
ne/cm未満、接触角が100°を超え、アルキド系
樹脂からなる剥離層が塗工ムラとなることがわかった。 (4)比較例3より、基材シートのキャスト塗工層の顔
料/バインダーの割合が、100/30重量部で適性で
あっても、バインダー中のラテックス/カゼインの割合
が100/20重量部であってカゼインの割合が少ない
と、耐溶剤性に劣り、アルキド系樹脂からなる剥離層を
塗工するときにキャスト塗工層が溶け出して塗工ムラと
なることがわかった。 (5)比較例4より、基材シートとしてキャスト塗工紙
でなく通常のコート紙を使用すると、基材シートの光沢
度に劣り、その結果アルキド系樹脂からなる剥離層を設
けても均一な面が得られないことがわかった。 (6)実施例2、実施例5、実施例6の比較から、中性
抄紙した中性紙を基材シートの原紙として使用すると、
より一層、繰り返し使用に耐えることがわかった。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の基材シー
トによれば、表面にムラやうねりが無い工程剥離紙が得
られ、その結果、所望の光沢度の表面が均一なマーキン
グフィルム等が得られる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4L055 AG12 AG27 AG54 AG63 AG76 AG82 AG89 AG97 AH02 AH37 AH49 AJ04 BE08 BE09 EA10 EA11 EA12 EA27 EA29 EA31 EA32 FA11 FA12 FA19 FA23 FA30 GA43

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルキド系樹脂を主成分とする樹脂組成物
    を基材シートへ塗工し硬化させることによって製造され
    る工程剥離紙において、該基材シートがキャスト塗工紙
    であって、表面のJIS K 6768に準じた濡れ指
    数が35dyne/cm以上、TAPPI T 458
    m−48に準じた水との接触角が100゜以下、JI
    S Z 8741に準じた60度鏡面光沢度が65%以
    上、JIS P 8119に準じたベック平滑度が50
    0秒以上、JIS B 0601に準じた中心線平均粗
    さが0.3μm以下であることを特徴とする工程剥離紙
    用の基材シート。
  2. 【請求項2】前記キャスト塗工紙のキャスト塗工層が、
    顔料とバインダーを主成分とし、顔料/バインダーの割
    合が、100/15重量部〜100/40重量部である
    ことを特徴とする請求項1に記載の工程剥離紙用の基材
    シート。
  3. 【請求項3】前記キャスト塗工層のバインダーが、ラテ
    ックスとカゼインを主成分とし、ラテックス/カゼイン
    の割合が、100/100重量部〜100/200重量
    部であることを特徴とする請求項2に記載の工程剥離紙
    用の基材シート。
  4. 【請求項4】前記キャスト塗工紙の原紙が、pH6〜9
    の中性領域で抄紙された中性紙であることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の工程剥離紙用の基
    材シート。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載の工程
    剥離紙用の基材シートへアルキド系樹脂を主成分とする
    樹脂組成物を塗工し硬化させることによって得られるこ
    とを特徴とする工程剥離紙。
  6. 【請求項6】前記工程剥離紙のJIS Z 8741に
    準じた60度鏡面光沢度が90%以上且つ20度鏡面光
    沢度が65%以上であることを特徴とする請求項5に記
    載の工程剥離紙。
  7. 【請求項7】前記工程剥離紙のJIS Z 8741に
    準じた60度鏡面光沢度が5〜30%であることを特徴
    とする請求項5に記載の工程剥離紙。
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