JP2001098360A - Co−Cr−Pt−C系ターゲットおよびその製造方法ならびに磁気記録媒体 - Google Patents
Co−Cr−Pt−C系ターゲットおよびその製造方法ならびに磁気記録媒体Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁気特性の優れたCo系磁性膜を提供すると
ともに、その製造に適するターゲットおよびその製造方
法を提供する。 【解決手段】 10≧C≧1at%、30≧Cr≧10
at%、30≧Pt≧5at%、残部Coを主体とする
ターゲットであって、マトリックスの平均結晶粒径が5
0μm以下であり、組織中に存在する炭化物がターゲッ
トの断面で見た時に分散しているCo−Cr−Pt−C
系ターゲットである。本発明は、好ましくは7≧Ta>
0at%、30≧Ni>0at%および5≧(Ti+Z
r+Hf+V+Nb+Mo+W+Cu+Ag+Au+
B)>0at%を、それぞれもしくは複合で含むことが
可能である。同組成の素材を、熱間圧延を施し、マトリ
ックスの平均結晶粒径が50μm以下とするとともに、
組織中に存在する炭化物を分散させることによって得ら
れる。本発明のターゲットにより磁気特性の優れたCo
−Cr−Pt−C系磁性膜を有する磁気記録媒体を提供
できる。
ともに、その製造に適するターゲットおよびその製造方
法を提供する。 【解決手段】 10≧C≧1at%、30≧Cr≧10
at%、30≧Pt≧5at%、残部Coを主体とする
ターゲットであって、マトリックスの平均結晶粒径が5
0μm以下であり、組織中に存在する炭化物がターゲッ
トの断面で見た時に分散しているCo−Cr−Pt−C
系ターゲットである。本発明は、好ましくは7≧Ta>
0at%、30≧Ni>0at%および5≧(Ti+Z
r+Hf+V+Nb+Mo+W+Cu+Ag+Au+
B)>0at%を、それぞれもしくは複合で含むことが
可能である。同組成の素材を、熱間圧延を施し、マトリ
ックスの平均結晶粒径が50μm以下とするとともに、
組織中に存在する炭化物を分散させることによって得ら
れる。本発明のターゲットにより磁気特性の優れたCo
−Cr−Pt−C系磁性膜を有する磁気記録媒体を提供
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
用などの磁気記録媒体の磁性膜および磁性膜を形成する
ために用いられるCo−Cr−Pt−C系ターゲットお
よびその製造方法ならびに磁気記録媒体に関するもので
ある。
用などの磁気記録媒体の磁性膜および磁性膜を形成する
ために用いられるCo−Cr−Pt−C系ターゲットお
よびその製造方法ならびに磁気記録媒体に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来Co系磁性膜は、高密度な磁気記録
が可能なように発展してきており、Co系磁性膜にTa
やPt添加が行われてきた。最近、Co系磁性膜にBを
添加することにより、磁気特性が著しく改善されること
がJ.Appl.Phys.84、6202(199
8).などに報告されている。
が可能なように発展してきており、Co系磁性膜にTa
やPt添加が行われてきた。最近、Co系磁性膜にBを
添加することにより、磁気特性が著しく改善されること
がJ.Appl.Phys.84、6202(199
8).などに報告されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者が上述のBを
添加したCo系磁性膜を検討したところ、Ptが添加さ
れているCo系磁性膜において、著しく磁気特性を改善
することを確認した。しかし、Bを添加したCo系磁性
膜をスパッタ成膜するために必要なBを添加したCo系
ターゲットを作製したところ、共晶温度が1150℃程
度と低く、脆弱なホウ化物が形成されるため、均一なタ
ーゲットの作製が難しいことが判明した。そこで、Bを
添加したCo系合金より均一なターゲットが作製しやす
く、Bの代わりにCo系磁性膜の磁気特性を著しく改善
する添加元素の検討を行なった。
添加したCo系磁性膜を検討したところ、Ptが添加さ
れているCo系磁性膜において、著しく磁気特性を改善
することを確認した。しかし、Bを添加したCo系磁性
膜をスパッタ成膜するために必要なBを添加したCo系
ターゲットを作製したところ、共晶温度が1150℃程
度と低く、脆弱なホウ化物が形成されるため、均一なタ
ーゲットの作製が難しいことが判明した。そこで、Bを
添加したCo系合金より均一なターゲットが作製しやす
く、Bの代わりにCo系磁性膜の磁気特性を著しく改善
する添加元素の検討を行なった。
【0004】本発明の目的は、磁気特性の優れたCo系
磁性膜を有する磁気記録媒体を提供するとともに、その
磁気記録媒体の製造に適するターゲットおよびその製造
方法を提供することである。
磁性膜を有する磁気記録媒体を提供するとともに、その
磁気記録媒体の製造に適するターゲットおよびその製造
方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、検討の結果
Co−Cr−Pt−C系の磁性膜の磁気特性が、Cを添
加しない膜と比較し優れていることを見出し、さらに、
Co−Cr−Pt−C系の溶解・鋳造ターゲットを使用
した時の磁性膜の特性にバラツキが生じる問題は、粗大
な結晶の存在に依存することを見いだした。そして、鋳
造ターゲットで確認された粗大な結晶の発生を防止する
手段を検討し、鋳造時に、Cが1at%以上も含み多量
の炭化物が存在するCo−Cr−Pt−C系素材は熱間
圧延を適用できることを見いだした。そして、熱間圧延
により得られた組織は、結晶粒径の微細化と、炭化物の
分散が可能となり、保磁力等の膜特性のばらつき発生の
少ない薄膜を得ることができることを見いだし、本発明
に到達した。
Co−Cr−Pt−C系の磁性膜の磁気特性が、Cを添
加しない膜と比較し優れていることを見出し、さらに、
Co−Cr−Pt−C系の溶解・鋳造ターゲットを使用
した時の磁性膜の特性にバラツキが生じる問題は、粗大
な結晶の存在に依存することを見いだした。そして、鋳
造ターゲットで確認された粗大な結晶の発生を防止する
手段を検討し、鋳造時に、Cが1at%以上も含み多量
の炭化物が存在するCo−Cr−Pt−C系素材は熱間
圧延を適用できることを見いだした。そして、熱間圧延
により得られた組織は、結晶粒径の微細化と、炭化物の
分散が可能となり、保磁力等の膜特性のばらつき発生の
少ない薄膜を得ることができることを見いだし、本発明
に到達した。
【0006】すなわち本発明のターゲットは、10≧C
≧1at%、30≧Cr≧10at%、30≧Pt≧5
at%、残部Coを主体とするターゲットであって、マ
トリックスの平均結晶粒径が50μm以下であり、組織
中に存在する炭化物がターゲットの断面で見た時に分散
していることを特徴とするCo−Cr−Pt−C系ター
ゲットである。本発明は、好ましくは7≧Ta>0at
%、30≧Ni>0at%および5≧(Ti+Zr+H
f+V+Nb+Mo+W+Cu+Ag+Au+B)>0
at%を、それぞれもしくは複合で含むことが可能であ
る。また、本発明の製造方法は、上述した組成のターゲ
ットの製造方法であり、10≧C≧1at%、30≧C
r≧10at%、30≧Pt≧5at%、残部Coを主
体とする素材を、熱間圧延を施し、マトリックスの平均
結晶粒径が50μm以下とするとともに、組織中に存在
する炭化物をターゲットの断面で見た時に分散させる製
造方法である。
≧1at%、30≧Cr≧10at%、30≧Pt≧5
at%、残部Coを主体とするターゲットであって、マ
トリックスの平均結晶粒径が50μm以下であり、組織
中に存在する炭化物がターゲットの断面で見た時に分散
していることを特徴とするCo−Cr−Pt−C系ター
ゲットである。本発明は、好ましくは7≧Ta>0at
%、30≧Ni>0at%および5≧(Ti+Zr+H
f+V+Nb+Mo+W+Cu+Ag+Au+B)>0
at%を、それぞれもしくは複合で含むことが可能であ
る。また、本発明の製造方法は、上述した組成のターゲ
ットの製造方法であり、10≧C≧1at%、30≧C
r≧10at%、30≧Pt≧5at%、残部Coを主
体とする素材を、熱間圧延を施し、マトリックスの平均
結晶粒径が50μm以下とするとともに、組織中に存在
する炭化物をターゲットの断面で見た時に分散させる製
造方法である。
【0007】本発明の製造方法において、好ましくは素
材として7≧Ta>0at%、30≧Ni>0at%お
よび5≧(Ti+Zr+Hf+V+Nb+Mo+W+C
u+Ag+Au+B)>0at%をそれぞれもしくは複
合で含むことが可能である。本発明の製造方法にあっ
て、特に好ましくは、熱間圧延時の温度を1200℃〜
800℃に制御する。さらに、場合によっては、熱間圧
延前に1200℃〜800℃で1時間以上の加熱処理を
行うことも有効である。本発明の磁気記録媒体は、基板
上に1層以上の磁気記録層が成膜されている磁気記録媒
体において、10≧C≧1at%、30≧Cr≧10a
t%、30≧Pt≧5at%、残部Coを主体とするC
o系磁気記録層が1層以上成膜されていることを特徴と
する磁気記録媒体である。好ましくはCo系磁気記録層
に7≧Ta>0at%、30≧Ni>0at%および5
≧(Ti+Zr+Hf+V+Nb+Mo+W+Cu+A
g+Au+B)>0at%を、それぞれもしくは複合で
含むことが可能である。特に好ましくは、Co系磁気記
録層を成膜する際は、マトリックスの平均結晶粒径が5
0μm以下であり、組織中に存在する炭化物がターゲッ
トの断面で見た時に分散している本発明のCo−Cr−
Pt−C系ターゲットを用いることである。
材として7≧Ta>0at%、30≧Ni>0at%お
よび5≧(Ti+Zr+Hf+V+Nb+Mo+W+C
u+Ag+Au+B)>0at%をそれぞれもしくは複
合で含むことが可能である。本発明の製造方法にあっ
て、特に好ましくは、熱間圧延時の温度を1200℃〜
800℃に制御する。さらに、場合によっては、熱間圧
延前に1200℃〜800℃で1時間以上の加熱処理を
行うことも有効である。本発明の磁気記録媒体は、基板
上に1層以上の磁気記録層が成膜されている磁気記録媒
体において、10≧C≧1at%、30≧Cr≧10a
t%、30≧Pt≧5at%、残部Coを主体とするC
o系磁気記録層が1層以上成膜されていることを特徴と
する磁気記録媒体である。好ましくはCo系磁気記録層
に7≧Ta>0at%、30≧Ni>0at%および5
≧(Ti+Zr+Hf+V+Nb+Mo+W+Cu+A
g+Au+B)>0at%を、それぞれもしくは複合で
含むことが可能である。特に好ましくは、Co系磁気記
録層を成膜する際は、マトリックスの平均結晶粒径が5
0μm以下であり、組織中に存在する炭化物がターゲッ
トの断面で見た時に分散している本発明のCo−Cr−
Pt−C系ターゲットを用いることである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の最大の特徴は、Co−C
r−Pt系磁性膜にCを添加することにより磁気特性を
著しく改善するともに、多量の炭化物を含有するCo−
Cr−Pt−C系の溶解・鋳造ターゲットのばらつき
を、熱間圧延を適用として、結晶粒径の微細化と、炭化
物の分散を可能としたことにある。
r−Pt系磁性膜にCを添加することにより磁気特性を
著しく改善するともに、多量の炭化物を含有するCo−
Cr−Pt−C系の溶解・鋳造ターゲットのばらつき
を、熱間圧延を適用として、結晶粒径の微細化と、炭化
物の分散を可能としたことにある。
【0009】本発明者らが検討したところによると、溶
解・鋳造ターゲットは、凝固時の組織がそのままターゲ
ットに残っており、柱状晶のように大きな領域において
結晶方位がそろった組織となっている。スパッタの際、
スパッタ粒子の飛び方は、結晶方位にも依存しており、
溶解・鋳造ターゲットでは、結晶粒径が粗く不均一であ
るため、磁性膜の特性にバラツキが生じることを確認
し、マトリックスの結晶粒径を微細にすることにより、
磁性膜の特性のバラツキが低減を試みた。
解・鋳造ターゲットは、凝固時の組織がそのままターゲ
ットに残っており、柱状晶のように大きな領域において
結晶方位がそろった組織となっている。スパッタの際、
スパッタ粒子の飛び方は、結晶方位にも依存しており、
溶解・鋳造ターゲットでは、結晶粒径が粗く不均一であ
るため、磁性膜の特性にバラツキが生じることを確認
し、マトリックスの結晶粒径を微細にすることにより、
磁性膜の特性のバラツキが低減を試みた。
【0010】本発明者らは、Co−Cr−Pt−C系合
金に熱間圧延を行うことにより、結晶粒径を微細化し、
さらに炭化物を分散させ、均一な素材を作製することを
検討した。その結果、添加したCは炭化物を形成し、こ
の形成された炭化物は硬質であり熱間加工性を低下させ
るため、あまり低温では熱間圧延が出来ない。また、C
o系合金にCを添加することにより、1250℃前後に
共晶が発現するため、熱間圧延時の温度も共晶温度以上
は上げられない。このような理由により、Cが添加され
たCo系合金、特に1at%以上のCを添加したCo系
合金は、Bを添加したCo系合金と比較すると熱間加工
性は優れているものの熱間加工条件は管理されるべきも
のであることを見いだした。
金に熱間圧延を行うことにより、結晶粒径を微細化し、
さらに炭化物を分散させ、均一な素材を作製することを
検討した。その結果、添加したCは炭化物を形成し、こ
の形成された炭化物は硬質であり熱間加工性を低下させ
るため、あまり低温では熱間圧延が出来ない。また、C
o系合金にCを添加することにより、1250℃前後に
共晶が発現するため、熱間圧延時の温度も共晶温度以上
は上げられない。このような理由により、Cが添加され
たCo系合金、特に1at%以上のCを添加したCo系
合金は、Bを添加したCo系合金と比較すると熱間加工
性は優れているものの熱間加工条件は管理されるべきも
のであることを見いだした。
【0011】そして本発明者らは、熱間圧延時の作業温
度を共晶の発現しない1200℃から熱間加工が可能な
最低温度である800℃の範囲で制御することにより、
Co−Cr−Pt−C系合金の圧延を可能にした。ま
た、このような熱間圧延条件で熱間圧延を行うことによ
り、上述したマトリックスの平均結晶粒径を50μm以
下に微細化可能となり、組織中に存在する炭化物を分散
させた新しい組織になることを確認した。そして、この
ような組織とすることで、磁性膜の特性のバラツキは、
ほとんど無くなることを見出したものである。
度を共晶の発現しない1200℃から熱間加工が可能な
最低温度である800℃の範囲で制御することにより、
Co−Cr−Pt−C系合金の圧延を可能にした。ま
た、このような熱間圧延条件で熱間圧延を行うことによ
り、上述したマトリックスの平均結晶粒径を50μm以
下に微細化可能となり、組織中に存在する炭化物を分散
させた新しい組織になることを確認した。そして、この
ような組織とすることで、磁性膜の特性のバラツキは、
ほとんど無くなることを見出したものである。
【0012】また、本発明において、高めのC量であっ
たり、Ta等が添加されることにより、熱間加工性は低
下する。このような場合、熱間圧延前に1200℃〜8
00℃で1時間以上の加熱処理を付加することにより、
炭化物が分断され、熱間加工性が向上するため、熱間加
工性の向上に有効である。加熱処理時間は長時間、熱処
理温度は高温の方が有効であるが、1200℃〜800
℃で1時間以上行うことで、鋳造ままより著しい熱間加
工性の向上が見られる。なお、本発明において、熱間圧
延時に熱間圧延方向を変えると、異方性の少ないターゲ
ットとなるのでより好ましい。組成範囲を10≧C≧1
at%、30≧Pt≧5at%、残部Coおよび30≧
Cr≧10at%の基本組成に加えて、7≧Ta>0a
t%、30≧Ni>0at%および5≧(Ti+Zr+
Hf+V+Nb+Mo+W+Cu+Ag+Au+B)>
0at%を含んでいても良いとしたのは、上限以上を加
えると添加効果より添加による悪影響が大きくなるため
である。以下詳しく説明する。
たり、Ta等が添加されることにより、熱間加工性は低
下する。このような場合、熱間圧延前に1200℃〜8
00℃で1時間以上の加熱処理を付加することにより、
炭化物が分断され、熱間加工性が向上するため、熱間加
工性の向上に有効である。加熱処理時間は長時間、熱処
理温度は高温の方が有効であるが、1200℃〜800
℃で1時間以上行うことで、鋳造ままより著しい熱間加
工性の向上が見られる。なお、本発明において、熱間圧
延時に熱間圧延方向を変えると、異方性の少ないターゲ
ットとなるのでより好ましい。組成範囲を10≧C≧1
at%、30≧Pt≧5at%、残部Coおよび30≧
Cr≧10at%の基本組成に加えて、7≧Ta>0a
t%、30≧Ni>0at%および5≧(Ti+Zr+
Hf+V+Nb+Mo+W+Cu+Ag+Au+B)>
0at%を含んでいても良いとしたのは、上限以上を加
えると添加効果より添加による悪影響が大きくなるため
である。以下詳しく説明する。
【0013】C添加は、膜中で粒界へ偏析し、Pt元素
を粒内へ偏析させる効果があり、さらにCr等の非磁性
元素も粒界へ偏析させる効果があり、本発明の最も重要
な元素である。これらの効果は1at%以上の添加で顕
著になる。また、10at%を越える添加を行うと、膜
の結晶性を損ない膜の磁気特性を劣化させるため、10
≧C≧1at%とした。Pt添加は、Coに固溶するこ
とにより磁気異方性を高め、膜の保磁力を上げる効果が
ある。保磁力増大には5at%以上の添加を行うことに
より顕著な効果が見られ、また、30at%を越える添
加は、Coの持つ本来の性質を著しく低下させるため、
30≧Pt≧5at%とした。
を粒内へ偏析させる効果があり、さらにCr等の非磁性
元素も粒界へ偏析させる効果があり、本発明の最も重要
な元素である。これらの効果は1at%以上の添加で顕
著になる。また、10at%を越える添加を行うと、膜
の結晶性を損ない膜の磁気特性を劣化させるため、10
≧C≧1at%とした。Pt添加は、Coに固溶するこ
とにより磁気異方性を高め、膜の保磁力を上げる効果が
ある。保磁力増大には5at%以上の添加を行うことに
より顕著な効果が見られ、また、30at%を越える添
加は、Coの持つ本来の性質を著しく低下させるため、
30≧Pt≧5at%とした。
【0014】Cr添加は、膜中で粒界へ偏析し、粒界を
非磁性にすることにより、強磁性Co粒を磁気的に分断
する効果があり、10at%未満の添加では、磁気的な
分断が十分では無く、また、30at%を越える添加は
膜そのものの磁化を低下させ過ぎるため、30≧Cr≧
10at%とした。Ta添加は、膜結晶粒径の微細化の
効果、さらにCr等の非磁性元素も粒界へ偏析させる効
果があり、少量の添加でも効果が認められる、逆に7a
t%を越える添加は、膜の磁化を低下させるため好まし
くないため、7≧Ta>0at%とした。
非磁性にすることにより、強磁性Co粒を磁気的に分断
する効果があり、10at%未満の添加では、磁気的な
分断が十分では無く、また、30at%を越える添加は
膜そのものの磁化を低下させ過ぎるため、30≧Cr≧
10at%とした。Ta添加は、膜結晶粒径の微細化の
効果、さらにCr等の非磁性元素も粒界へ偏析させる効
果があり、少量の添加でも効果が認められる、逆に7a
t%を越える添加は、膜の磁化を低下させるため好まし
くないため、7≧Ta>0at%とした。
【0015】Ni添加は、Coに固溶することにより磁
気異方性を高め、膜の保磁力を上げる効果がある。より
好ましくは保磁力増大には5at%以上の添加を行うこ
とにより顕著な効果が見られ、また、30at%を越え
る添加は、Coの持つ本来の性質を著しく低下させるた
め、30≧Ni>0at%とした。Ti、Zr、Hf、
V、Nb、Mo、W、Cu、Ag、AuおよびB添加
は、磁気特性を改善する添加元素として添加可能であ
る。これらの元素は少量の添加で効果が認められるが、
総量で5at%を越えると膜の磁気特性および結晶性を
著しく損なうため5≧(Ti+Zr+Hf+V+Nb+
Mo+W+Cu+Ag+Au+B)>0at%とした。
気異方性を高め、膜の保磁力を上げる効果がある。より
好ましくは保磁力増大には5at%以上の添加を行うこ
とにより顕著な効果が見られ、また、30at%を越え
る添加は、Coの持つ本来の性質を著しく低下させるた
め、30≧Ni>0at%とした。Ti、Zr、Hf、
V、Nb、Mo、W、Cu、Ag、AuおよびB添加
は、磁気特性を改善する添加元素として添加可能であ
る。これらの元素は少量の添加で効果が認められるが、
総量で5at%を越えると膜の磁気特性および結晶性を
著しく損なうため5≧(Ti+Zr+Hf+V+Nb+
Mo+W+Cu+Ag+Au+B)>0at%とした。
【0016】
【実施例】(実施例1)Co−20Cr−10Pt−5
C(at%)、Co−20Cr−10Pt−5C−1T
a(at%)、Co−20Cr−10Pt−10Ni−
5C(at%)、Co−20Cr−10Pt−5C−1
Ti(at%)、Co−20Cr−10Pt−5C−1
Nb(at%)、Co−20Cr−10Pt−5C−1
Mo(at%)およびCo−20Cr−10Pt−5C
−1Cu(at%)のインゴットを作製し、それぞれの
インゴットを表1に示す条件で熱間圧延を行った。
C(at%)、Co−20Cr−10Pt−5C−1T
a(at%)、Co−20Cr−10Pt−10Ni−
5C(at%)、Co−20Cr−10Pt−5C−1
Ti(at%)、Co−20Cr−10Pt−5C−1
Nb(at%)、Co−20Cr−10Pt−5C−1
Mo(at%)およびCo−20Cr−10Pt−5C
−1Cu(at%)のインゴットを作製し、それぞれの
インゴットを表1に示す条件で熱間圧延を行った。
【0017】
【表1】
【0018】ただし、熱間圧延は、インゴット板厚40
mmtから、8mmtへの加工とし、表1に示す上限温
度で加熱後圧延を行い、表1に示す下限温度まで低下し
たら、再度上限温度で加熱を行なうものとした。また、
圧延1回の圧下率は10%以下とし、圧延方向を変えな
がら所定の板厚まで圧延した。また、表2〜表4は、熱
間圧延した結果の割れの状況(割れ未発生:○、割れ発
生:×)について示す。さらに、表5および6には熱間
圧延を行う前に、それぞれ900℃×1hおよび100
0℃×5hの熱処理を行ったCo−20Cr−10Pt
−5C(at%)およびCo−20Cr−10Pt−5
C−1Ta(at%)インゴットの熱間圧延した結果の
割れの状況(割れ未発生:○、割れ発生:×)について
示す。表2〜表4と表5および表6とを対比することに
より、熱間前の熱処理が熱間加工時の割れ発生を抑え、
加工性を向上することがわかる。
mmtから、8mmtへの加工とし、表1に示す上限温
度で加熱後圧延を行い、表1に示す下限温度まで低下し
たら、再度上限温度で加熱を行なうものとした。また、
圧延1回の圧下率は10%以下とし、圧延方向を変えな
がら所定の板厚まで圧延した。また、表2〜表4は、熱
間圧延した結果の割れの状況(割れ未発生:○、割れ発
生:×)について示す。さらに、表5および6には熱間
圧延を行う前に、それぞれ900℃×1hおよび100
0℃×5hの熱処理を行ったCo−20Cr−10Pt
−5C(at%)およびCo−20Cr−10Pt−5
C−1Ta(at%)インゴットの熱間圧延した結果の
割れの状況(割れ未発生:○、割れ発生:×)について
示す。表2〜表4と表5および表6とを対比することに
より、熱間前の熱処理が熱間加工時の割れ発生を抑え、
加工性を向上することがわかる。
【0019】
【表2】
【0020】
【表3】
【0021】
【表4】
【0022】
【表5】
【0023】
【表6】
【0024】表2〜表6で得られたターゲット材のマト
リックスの結晶粒径を切断法で測定した平均結晶粒径を
表7および表8に示す。なお、表7および表8において
は割れの発生の無かったものについて測定したものであ
る。また、本発明のターゲットの代表的な熱間圧延を適
用したミクロ組織として、Co−20Cr−10Pt−
5C(at%)の熱間圧延後および鋳造ままの素材のミ
クロ組織を図1および図2に、Co−20Cr−10P
t−5C−1Ta(at%)の熱間圧延後および鋳造ま
まの素材のミクロ組織を図3および図4に示す。ただ
し、それぞれ素材の断面方向から観察したものである。
図1〜4のミクロ組織より、熱間圧延を行った素材は、
マトリックスに再結晶がおこり結晶粒径が細かくなって
おり、組織中に存在する炭化物がターゲットの断面で見
た時に分散した組織になっていることがわかる。
リックスの結晶粒径を切断法で測定した平均結晶粒径を
表7および表8に示す。なお、表7および表8において
は割れの発生の無かったものについて測定したものであ
る。また、本発明のターゲットの代表的な熱間圧延を適
用したミクロ組織として、Co−20Cr−10Pt−
5C(at%)の熱間圧延後および鋳造ままの素材のミ
クロ組織を図1および図2に、Co−20Cr−10P
t−5C−1Ta(at%)の熱間圧延後および鋳造ま
まの素材のミクロ組織を図3および図4に示す。ただ
し、それぞれ素材の断面方向から観察したものである。
図1〜4のミクロ組織より、熱間圧延を行った素材は、
マトリックスに再結晶がおこり結晶粒径が細かくなって
おり、組織中に存在する炭化物がターゲットの断面で見
た時に分散した組織になっていることがわかる。
【0025】
【表7】
【0026】
【表8】
【0027】(実施例2)NiPメッキを施したAl基
板上にCr下地膜をスパッタ成膜した基板を用い、基板
上に、基板温度150℃、Ar圧0.66Pa、DC電
力500Wの条件で表9に示すマトリックスの平均結晶
粒径の異なるCo−20Cr−10Pt−5C(at
%)ターゲットで成膜を行った。磁性膜の特性バラツキ
を調査するため総成膜時間が1時間から1時間間隔で5
時間までの成膜基板を作製し、VSM(振動試料型磁力
計)で測定した保磁力Hcの計測結果を表10に示す。
ただし、表10は、試料1の1時間時の保磁力を100
とした相対値で表した。平均結晶粒径の異なるターゲッ
トは、鋳造ままの組織で加工製造したターゲット材、熱
間圧延ままのターゲット材と、熱間圧延後に加熱処理を
行うことにより結晶粒成長をさせで結晶粒径を大きくし
たものを用いた。
板上にCr下地膜をスパッタ成膜した基板を用い、基板
上に、基板温度150℃、Ar圧0.66Pa、DC電
力500Wの条件で表9に示すマトリックスの平均結晶
粒径の異なるCo−20Cr−10Pt−5C(at
%)ターゲットで成膜を行った。磁性膜の特性バラツキ
を調査するため総成膜時間が1時間から1時間間隔で5
時間までの成膜基板を作製し、VSM(振動試料型磁力
計)で測定した保磁力Hcの計測結果を表10に示す。
ただし、表10は、試料1の1時間時の保磁力を100
とした相対値で表した。平均結晶粒径の異なるターゲッ
トは、鋳造ままの組織で加工製造したターゲット材、熱
間圧延ままのターゲット材と、熱間圧延後に加熱処理を
行うことにより結晶粒成長をさせで結晶粒径を大きくし
たものを用いた。
【0028】それぞれのターゲット材に対して、切断法
で測定した平均結晶粒径を表9中に示す。ただし、鋳造
ままの素材は、デンドライト組織中のマトリックスに結
晶粒界は観察されないため、結晶粒径は測定不能であっ
た。さらに、表9中にはターゲット断面を観察した際の
炭化物の分散状況について示す。分散状態の表記につい
ては、○としたものは図1および3に準じた組織、×と
したものは図2および4に準じた組織である。表10よ
り、鋳造ままの組織のターゲットは成膜時のバラツキが
大きく、さらに、マトリックスの結晶粒径が微細なター
ゲットが磁性膜の特性バラツキが小さいことがわかる。
で測定した平均結晶粒径を表9中に示す。ただし、鋳造
ままの素材は、デンドライト組織中のマトリックスに結
晶粒界は観察されないため、結晶粒径は測定不能であっ
た。さらに、表9中にはターゲット断面を観察した際の
炭化物の分散状況について示す。分散状態の表記につい
ては、○としたものは図1および3に準じた組織、×と
したものは図2および4に準じた組織である。表10よ
り、鋳造ままの組織のターゲットは成膜時のバラツキが
大きく、さらに、マトリックスの結晶粒径が微細なター
ゲットが磁性膜の特性バラツキが小さいことがわかる。
【0029】
【表9】
【0030】
【表10】
【0031】(実施例3)NiPメッキを施したAl基
板上にCr下地膜をスパッタ成膜した基板を用い、基板
上に、基板温度150℃、Ar圧0.66Pa、DC電
力500Wの条件で表11に示す組成の熱間圧延を施し
たターゲットで成膜を行った。磁性膜の保磁力および特
性バラツキを調査するため総成膜時間が1時間から1時
間間隔で5時間までの成膜基板を作製し、VSM(振動
試料型磁力計)で測定した保磁力Hcの計測結果を表1
2に示す。ただし、表12は、試料1の1時間時の保磁
力を100とした相対値で表した。
板上にCr下地膜をスパッタ成膜した基板を用い、基板
上に、基板温度150℃、Ar圧0.66Pa、DC電
力500Wの条件で表11に示す組成の熱間圧延を施し
たターゲットで成膜を行った。磁性膜の保磁力および特
性バラツキを調査するため総成膜時間が1時間から1時
間間隔で5時間までの成膜基板を作製し、VSM(振動
試料型磁力計)で測定した保磁力Hcの計測結果を表1
2に示す。ただし、表12は、試料1の1時間時の保磁
力を100とした相対値で表した。
【0032】それぞれのターゲット材に対して、切断法
で測定した平均結晶粒径を表11中に示す。表12よ
り、本発明であるCo−Cr−Pt−C系の磁性膜は、
Cを含まない磁性膜より高保磁力であり、1層以上の磁
性膜を有する磁気記録媒体用として優れていることがわ
かる。
で測定した平均結晶粒径を表11中に示す。表12よ
り、本発明であるCo−Cr−Pt−C系の磁性膜は、
Cを含まない磁性膜より高保磁力であり、1層以上の磁
性膜を有する磁気記録媒体用として優れていることがわ
かる。
【0033】
【表11】
【0034】
【表12】
【0035】
【発明の効果】本発明により、磁気ディスク装置用など
の磁気記録媒体のCo−Cr−Pt−C系磁性膜および
その磁性膜の磁気特性のバラツキを抑えたCo−Cr−
Pt−C系ターゲットを安定して供給することが可能と
なり、磁気記録媒体の製造に欠かせない技術となった。
の磁気記録媒体のCo−Cr−Pt−C系磁性膜および
その磁性膜の磁気特性のバラツキを抑えたCo−Cr−
Pt−C系ターゲットを安定して供給することが可能と
なり、磁気記録媒体の製造に欠かせない技術となった。
【図1】本発明のターゲットの代表的な組織を示すCo
−20Cr−10Pt−5C(at%)のミクロ組織顕
微鏡写真である。
−20Cr−10Pt−5C(at%)のミクロ組織顕
微鏡写真である。
【図2】比較例のターゲットの代表的な組織を示すCo
−20Cr−10Pt−5C(at%)のミクロ組織顕
微鏡写真である。
−20Cr−10Pt−5C(at%)のミクロ組織顕
微鏡写真である。
【図3】本発明のターゲットの代表的な組織を示すCo
−20Cr−10Pt−5C−1Ta(at%)のミク
ロ組織顕微鏡写真である。
−20Cr−10Pt−5C−1Ta(at%)のミク
ロ組織顕微鏡写真である。
【図4】比較例のターゲットの代表的な組織を示すCo
−20Cr−10Pt−5C−1Ta(at%)のミク
ロ組織顕微鏡写真である。
−20Cr−10Pt−5C−1Ta(at%)のミク
ロ組織顕微鏡写真である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01F 41/18 H01F 41/18 (72)発明者 谷口 繁 島根県安来市安来町2107番地2 日立金属 株式会社安来工場内 Fターム(参考) 4K029 BA06 BA24 BC06 BD11 CA05 DC04 DC09 5D006 BB01 BB02 BB03 BB06 BB08 DA03 EA03 5E049 AA04 AA09 BA06 CB01 GC02
Claims (15)
- 【請求項1】 10≧C≧1at%、30≧Cr≧10
at%、30≧Pt≧5at%、残部Coを主体とする
ターゲットであって、マトリックスの平均結晶粒径が5
0μm以下であり、組織中に存在する炭化物がターゲッ
トの断面で見た時に分散していることを特徴とするCo
−Cr−Pt−C系ターゲット。 - 【請求項2】 7≧Ta>0at%を含んでいることを
特徴とする請求項1に記載のCo−Cr−Pt−C系タ
ーゲット。 - 【請求項3】 30≧Ni>0at%を含んでいること
を特徴とする請求項1または2に記載のCo−Cr−P
t−C系ターゲット。 - 【請求項4】 5≧(Ti+Zr+Hf+V+Nb+M
o+W+Cu+Ag+Au+B)>0at%含んでいる
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のC
o−Cr−Pt−C系ターゲット。 - 【請求項5】 10≧C≧1at%、30≧Cr≧10
at%、30≧Pt≧5at%、残部Coを主体とする
素材を、熱間圧延を施し、マトリックスの平均結晶粒径
を50μm以下とするとともに、組織中に存在する炭化
物をターゲットの断面で見た時に分散させることを特徴
とするCo−Cr−Pt−C系ターゲットの製造方法。 - 【請求項6】 製造するターゲットが7≧Ta>0at
%を含んでいることを特徴とする請求項5に記載のCo
−Cr−Pt−C系ターゲットの製造方法。 - 【請求項7】 製造するターゲットが30≧Ni>0a
t%を含んでいることを特徴とする請求項5または6に
記載のCo−Cr−Pt−C系ターゲットの製造方法。 - 【請求項8】 製造するターゲットが5≧(Ti+Zr
+Hf+V+Nb+Mo+W+Cu+Ag+Au+B)
>0at%を含んでいることを特徴とする請求項5から
7のいずれかに記載のCo−Cr−Pt−C系ターゲッ
トの製造方法。 - 【請求項9】 熱間圧延温度が1200℃〜800℃の
間で行うことを特徴とする請求項5から8のいずれかに
記載のCo−Cr−Pt−C系ターゲットの製造方法。 - 【請求項10】 熱間圧延前に1200℃〜800℃の
間で1時間以上の加熱処理を行うことを特徴とする請求
項5から9のいずれかに記載のCo−Cr−Pt−C系
ターゲットの製造方法。 - 【請求項11】 基板上に1層以上の磁気記録層が成膜
されている磁気記録媒体において、10≧C≧1at
%、30≧Cr≧10at%、30≧Pt≧5at%、
残部Coを主体とするCo系磁気記録層が1層以上成膜
されていることを特徴とする磁気記録媒体。 - 【請求項12】 Co系磁気記録層に7≧Ta>0at
%を含んでいることを特徴とする請求項11に記載の磁
気記録媒体。 - 【請求項13】 Co系磁気記録層に30≧Ni>0a
t%を含んでいることを特徴とする請求項11または1
2に記載の磁気記録媒体。 - 【請求項14】 Co系磁気記録層に5≧(Ti+Zr
+Hf+V+Nb+Mo+W+Cu+Ag+Au+B)
>0at%含んでいることを特徴とする請求項11から
13のいずれかに記載の磁気記録媒体。 - 【請求項15】 請求項1から4のいずれかに記載のタ
ーゲットを用いて磁気記録層を成膜されていることを特
徴とする請求項11から14のいずれかに記載の磁気記
録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27085499A JP2001098360A (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | Co−Cr−Pt−C系ターゲットおよびその製造方法ならびに磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27085499A JP2001098360A (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | Co−Cr−Pt−C系ターゲットおよびその製造方法ならびに磁気記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001098360A true JP2001098360A (ja) | 2001-04-10 |
Family
ID=17491914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27085499A Pending JP2001098360A (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | Co−Cr−Pt−C系ターゲットおよびその製造方法ならびに磁気記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001098360A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003017258A1 (fr) * | 2001-08-17 | 2003-02-27 | Showa Denko K.K. | Support d'enregistrement magnetique, procede permettant de le produire et dispositif magnetique d'enregistrement/de reproduction |
US6723458B2 (en) | 2001-08-17 | 2004-04-20 | Showa Denko K.K. | Magnetic recording medium, method of manufacture therefor, and magnetic read/write apparatus |
WO2007080781A1 (ja) * | 2006-01-13 | 2007-07-19 | Nippon Mining & Metals Co., Ltd. | 非磁性材粒子分散型強磁性材スパッタリングターゲット |
US20130168240A1 (en) * | 2010-08-31 | 2013-07-04 | Jx Nippon Mining & Metals Corporation | Fe-Pt-Based Ferromagnetic Material Sputtering Target |
US9793099B2 (en) | 2012-03-15 | 2017-10-17 | Jx Nippon Mining & Metals Corporation | Magnetic material sputtering target and manufacturing method thereof |
US9970099B2 (en) | 2012-03-09 | 2018-05-15 | Jx Nippon Mining & Metals Corporation | Sputtering target for magnetic recording medium, and process for producing same |
-
1999
- 1999-09-24 JP JP27085499A patent/JP2001098360A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003017258A1 (fr) * | 2001-08-17 | 2003-02-27 | Showa Denko K.K. | Support d'enregistrement magnetique, procede permettant de le produire et dispositif magnetique d'enregistrement/de reproduction |
US6723458B2 (en) | 2001-08-17 | 2004-04-20 | Showa Denko K.K. | Magnetic recording medium, method of manufacture therefor, and magnetic read/write apparatus |
WO2007080781A1 (ja) * | 2006-01-13 | 2007-07-19 | Nippon Mining & Metals Co., Ltd. | 非磁性材粒子分散型強磁性材スパッタリングターゲット |
JP4975647B2 (ja) * | 2006-01-13 | 2012-07-11 | Jx日鉱日石金属株式会社 | 非磁性材粒子分散型強磁性材スパッタリングターゲット |
TWI393794B (zh) * | 2006-01-13 | 2013-04-21 | Jx Nippon Mining & Metals Corp | Non - magnetic Particle Dispersive Type Strong Magnetic Sputtering Target |
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US20130168240A1 (en) * | 2010-08-31 | 2013-07-04 | Jx Nippon Mining & Metals Corporation | Fe-Pt-Based Ferromagnetic Material Sputtering Target |
US9328412B2 (en) * | 2010-08-31 | 2016-05-03 | Jx Nippon Mining & Metals Corporation | Fe—Pt-based ferromagnetic material sputtering target |
US9970099B2 (en) | 2012-03-09 | 2018-05-15 | Jx Nippon Mining & Metals Corporation | Sputtering target for magnetic recording medium, and process for producing same |
US10266939B2 (en) | 2012-03-09 | 2019-04-23 | Jx Nippon Mining & Metals Corporation | Sputtering target for magnetic recording medium, and process for producing same |
US9793099B2 (en) | 2012-03-15 | 2017-10-17 | Jx Nippon Mining & Metals Corporation | Magnetic material sputtering target and manufacturing method thereof |
US10325761B2 (en) | 2012-03-15 | 2019-06-18 | Jx Nippon Mining & Metals Corporation | Magnetic material sputtering target and manufacturing method thereof |
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