JP2001098128A - エチレンビニルアルコールコポリマーブレンド - Google Patents

エチレンビニルアルコールコポリマーブレンド

Info

Publication number
JP2001098128A
JP2001098128A JP2000278281A JP2000278281A JP2001098128A JP 2001098128 A JP2001098128 A JP 2001098128A JP 2000278281 A JP2000278281 A JP 2000278281A JP 2000278281 A JP2000278281 A JP 2000278281A JP 2001098128 A JP2001098128 A JP 2001098128A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ionomer
weight
blend
ethylene
nylon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000278281A
Other languages
English (en)
Inventor
Arthur Irving Fetell
フェテル,アーサー,アーヴィング
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EIDP Inc
Original Assignee
EI Du Pont de Nemours and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EI Du Pont de Nemours and Co filed Critical EI Du Pont de Nemours and Co
Publication of JP2001098128A publication Critical patent/JP2001098128A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L23/00Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L23/02Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08L23/04Homopolymers or copolymers of ethene
    • C08L23/08Copolymers of ethene
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L29/00Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an alcohol, ether, aldehydo, ketonic, acetal or ketal radical; Compositions of hydrolysed polymers of esters of unsaturated alcohols with saturated carboxylic acids; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L29/02Homopolymers or copolymers of unsaturated alcohols
    • C08L29/04Polyvinyl alcohol; Partially hydrolysed homopolymers or copolymers of esters of unsaturated alcohols with saturated carboxylic acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2205/00Polymer mixtures characterised by other features
    • C08L2205/02Polymer mixtures characterised by other features containing two or more polymers of the same C08L -group
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L77/00Compositions of polyamides obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた特性を備えもつ、良好なガ
スバリヤー特性、特に酸素および二酸化炭素に対するバ
リヤー特性をもつ樹脂組成物の提供。 【解決手段】 特別な配合比を有する、エチレン
/ビニルアルコールコポリマーと、半結晶性ナイロン
と、イオノマーとのブレンド(特有の特性バランスを有
する)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3および4成分か
らなるエチレンビニルアルコールコポリマー、イオノマ
ー、およびナイロン(3成分ブレンド中では半結晶性ナ
イロン、そして4成分ブレンド中では半結晶性ナイロン
および非晶質ナイロン)のブレンドに関するものであ
る。これらのブレンドは、特有の特性バランスを有し、
それから得られる包装フィルム、積層品、同時押出品お
よび容器において有用である。また、本発明のバリアー
樹脂は、厚紙のような支持体上のコーティングとして用
いることができ、多層でない構造に用いることができ
る。
【0002】
【従来の技術】エチレン/ビニルアルコールコポリマー
(EVOH)、特にビニルアルコールが高レベルのもの
は、低湿度において優良な酸素バリヤー特性を示す。通
常、高湿度において良好なバリヤー特性を提供するに
は、EVOHは両方の側面にポリオレフィンを積層して
いる。(米国特許第3,882,259 号を参照のこと。)米国
特許第4,952,628 号、第4,990,562 号、第5,003,002
号、第5,064,716 号、第5,110,855 号、第5,126,401
号、第5,126,402 号、第5,194,306 号、第5,208,082
号、および第5,286,575 号は、EVOHと、非晶質ナイ
ロン、およびあるケースでは非晶質ナイロンを伴う半結
晶性ナイロンとの種々のブレンドを教示しており、該ブ
レンドは、湿度にあまり左右されないバリアー特性を有
する。米国特許第4,082,854 号は、EVOHとブレンド
して、特に包装用途用のガス透過特性を改善することが
できる広範な種類のポリマーを示唆している。「強化エ
チレン(ビニルアルコール)コポリマー樹脂」と題す
る、ヨーロッパ特許第0 470 486 号において、EVOH
は、アルファー・オレフィン、アクリレートおよび部分
的に中和されたカルボン酸基または一酸化炭素のターポ
リマーとブレンドされている。その組合せは、シートま
たはフィルムの形態における、優良な酸素バリヤー、靭
性および熱成形特性を併せもつことが教示されている。
【0003】ガスバリヤー、耐衝撃性、伸縮性、引張性
(drawability )および透明性のような優良な特性は、
EVOH、イオノマー、および半結晶性ナイロンのブレ
ンドから得ることができることも既知である。(発明者
みはる けんじ により1994年12月14日に出願
された日本国の特願平6-310239を参照のこと。)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、良好なガス
バリヤー特性、特に酸素および二酸化炭素に対するバリ
ヤーとなる特性をもつ樹脂組成物を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の組成物は、エチレン/ビニルアルコール(EVO
H)、イオノマー、およびポリアミド(半結晶性ポリア
ミド、4成分ブレンドにおいては、これに加えて非晶質
ポリアミド)の3および4成分ブレンドである。3成分
ブレンドは、EVOH、低遊離酸および高メルトフロー
のイオノマー、低含有量の半結晶性ポリアミド、および
必要に応じてステアリン酸カルシウムのような(酸スカ
ベンジャーとして作用すると考えられている)ステアリ
ン酸の金属塩を用いる。
【0006】これらのブレンドを導入したフィルムまた
は積層構造は、包装用途における使用に適しており、特
に多層同時押出、吹込成形または注型フィルム、注型シ
ート、積層構造または同時押出吹込成形容器中のガスバ
リヤー層として適している。
【0007】本発明の1つの組成物は、EVOH、非晶
質ナイロン、半結晶性ナイロンおよびイオノマーを含
む。成分(パーセンテージは4つの成分の総重量に基づ
く重量パーセントである)は、下記の量で存在する。
【0008】1.40から92%、または60から80
%、または50から75%のEVOH樹脂。
【0009】2.1から30%、または5から25%、
または10から20%の非晶質ポリアミド樹脂。
【0010】3.2から30%、または5から20%、
または10から15%の半結晶性ポリアミド樹脂。
【0011】4.5から30%、または10から25
%、または5から15%のイオノマー。
【0012】必要に応じて、総溶融ブレンドの0.1か
ら1.0質量%のヒンダード(立体障害)(hindered)
フェノール酸化防止剤(Ciba社から入手可能なIRGANOX
等)も含むことができる。 他の実施の形態において、
溶融ブレンドは、総溶融ブレンドに基づく0.05から
5質量%のヒンダードフェノール酸化防止剤を必要に応
じて含むことができる。米国特許第4,952,628 号に記載
されたような充填剤、特にアスペクト比が10から15
0、および200メッシュ(74マイクロメーター)未
満の粒度を持つ白雲母および金雲母(20質量%以下)
を含むことができる。また、長鎖(C8 からC10以上)
カルボン酸の金属塩、特にステアリン酸の金属塩、さら
に詳細には、ステアリン酸カルシウム(0.1から1.
0質量%、あるいは0.05から5質量%)を添加する
ことができる。
【0013】他の実施の形態においては、非晶質ナイロ
ンはブレンドから除外される。すなわち、この実施の形
態のブレンドは、EVOHと、低遊離酸レベルおよび比
較的高いメルトフローのイオノマーと、低質量%の半結
晶性ナイロン(好ましくはブレンド中に9質量%未満の
ポリマー)と、必要に応じて酸スカベンジャーとして作
用すると考えられているステアリン酸の金属塩、好まし
くはステアリン酸カルシウム、とから本質的になってい
る。この実施の形態は、熱安定性および接着力におい
て、日本国特願平6-310239の3成分ブレンドを超える、
驚くべき改善を提供することが発見された。
【0014】この3成分ブレンド中の成分(パーセンテ
ージは3成分の総重量に基づく重量パーセントである)
は、下記の量で存在する。
【0015】1.60から90%、または65から85
%、または70から80%のEVOH樹脂。
【0016】2.10から40%、または15から35
%、または20から30%の半結晶性ポリアミド樹脂お
よびイオノマーのブレンド、イオノマーは、イオノマー
/ポリアミドブレンドの50から90質量%、好ましく
はブレンドの75から90質量%である。
【0017】ヒンダードフェノール酸化防止剤、充填剤
および長鎖カルボン酸の金属塩のような他の成分を上述
したように、そして示されたレベルにおいて、用いるこ
とができる。しかしながら、ポリマー成分の重量に基づ
き、0.01から3.0、好ましくは0.0から1質量
%の長鎖カルボン酸の金属塩、特にステアリン酸の金属
塩、最も好ましくはステアリン酸カルシウムを導入する
ことが特に好ましい。本発明の成分は、本発明の溶融ブ
レンドを作製する方法とともに後に議論される。
【0018】EVOH 本発明に有用なEVOH樹脂は、20から60モル%、
特に25から50モル%の共重合されたエチレン含有量
を有する樹脂を含む。これらのポリマーは、少なくとも
90%、特に少なくとも95%の鹸化度を有する。EV
OHコポリマーは、任意のコモノマーとして、プロピレ
ン、ブテン-1、ペンテン-1、または4-メチルペンテン-1
のような他のオレフィンをコポリマー本来の特性を変え
ることのない量、すなわち、通常総コポリマーに基づき
5モル%以下の量を含むことができる。これらEVOH
ポリマーの融点は、通常160℃と190℃の間であ
る。
【0019】EVOHポリマーは、当該技術で周知の方
法、すなわち、エチレンを酢酸ビニルと共重合し、続い
て酢酸ビニル成分を加水分解して、ビニルアルコール基
とすることによって通常作製される。
【0020】非晶質ナイロン 非晶質ポリアミドは、(特に、米国特許第4,952,628 号
および第4,990,562 号に記載されたものから選ばれるよ
うに)当業者にとって周知である。 ここで用いられる
ように「非晶質ポリアミド」は、加熱速度10℃/分の
示差走査熱量計(「DSC」)測定(ASTM D-3417
)において、吸熱結晶溶融ピークの欠如によって示さ
れる結晶度の欠如したポリアミドをさす。
【0021】非晶質ポリアミドの例は、次のジアミンか
ら作製されるものである。ヘキサメチレンジアミン、2-
メチルペンタメチレンジアミン、2,2,4-および2,4,4-ト
リメチルヘキサメチレンジアミン、ビス(4- アミノシク
ロヘキシル) メタン、2,2-ビス(4- アミノシクロヘキシ
ル) イソプロピリジン、1,4-および1,3-ジアミノシクロ
ヘキサン、メタ- キシリレンジアミン、1,5-ジアミノペ
ンタン、1,4-ジアミノブタン、1,3-ジアミノプロパン、
2-エチルジアミノブタン、1,4-ジアミノメチルシクロヘ
キサン、p-キシリレンジアミン、m-およびp-フェニレン
ジアミン、およびアルキル置換m-およびp-フェニレンジ
アミン。これらの例は、次のジカルボン酸から作製され
る。イソ- およびテレ- フタル酸、アルキル置換イソ-
およびテレ- フタル酸、アジピン酸、セバシン酸、ブタ
ンジカルボン酸、等。
【0022】用いることのできる非晶質ポリアミドの特
定の例は、イソ/テレフタル酸部分比が100/0から
60/40であるヘキサメチレンジアミン イソフタル
アミド/テレフタルアミド、2,2,4-および2,4,4-トリメ
チルヘキサメチレンジアミンテレフタルアミドの混合
物、ヘキサメチレンジアミンおよび2-メチルペンタメチ
レンジアミンのイソ- またはテレフタル酸またはこれら
酸の混合物とのコポリマー、を含む。高レベルのテレフ
タル酸部分を含むヘキサメチレンジアミン イソ/テレ
フタルアミドに基づくポリアミドも、2-メチルジアミノ
ペンタンのような第2のジアミンが導入され、加工可能
な非晶質ポリマーを生産するならば有用であろう。
【0023】非晶質ポリアミドは、ポリアミドに結晶化
性を付与しない限りコモノマーとして、カプロラクタム
またはラウリルラクタムのような少量のラクタム類(こ
れらのモノマーのみに基づくポリマーは、非晶質でな
い)も含むことができる。さらに、約10質量%以下の
液体または固体の可塑剤(グリセロール、ソルビトー
ル、マンニトール、または(Monsanto社の”Santicizer
8”のような)芳香族スルホンアミド化合物等)を非晶
質ポリアミドとともに含むことができる。
【0024】非晶質ポリアミドは、米国特許第5,126,40
2 号に開示されているように、ポリアミド1キログラム
あたり100ミリ当量未満の末端カルボン酸基を含むも
のからも選ぶことができる。好ましくは、1キログラム
あたり、85ミリ未満または55ミリ当量未満を有する
非晶質ポリアミドを用いることができる。
【0025】半結晶性ナイロン 本発明に用いられる半結晶性ポリアミドは、当業者にと
って周知である。本発明に適した半結晶性ポリアミド
は、ナイロン-6またはナイロン-11 のようにラクタムま
たはアミノ酸から、またはヘキサメチレンジアミンのよ
うなジアミンとコハク酸、アジピン酸、またはセバシン
酸のような二塩基酸との縮合から通常調製される。これ
らポリアミドのコポリマーおよびターポリマーも含まれ
る。
【0026】好適な半結晶性ポリアミドは、ポリイプシ
ロンカプロラクタム(ナイロン-6)、ポリヘキサメチレ
ンアジパミド(ナイロン-66)、最も好ましくはナイロ
ン-6である。本発明に有用な他の半結晶性ポリアミド
は、ナイロン-11 、ナイロン-12、ナイロン-12,12、お
よびナイロン-6/66、ナイロン-6/10、ナイロン-6/12、
ナイロン-66/12、ナイロン-6/66/610およびナイロン-6/
6Tのようなコポリマーおよびターポリマーを含む。3成
分ブレンドでは、ナイロン-6が最も好適な半結晶性ポリ
アミドである。
【0027】イオノマー 本発明のイオノマーは、エチレンとα, β- エチレン性
不飽和C3〜C8カルボン酸との直接コポリマー(「エチ
レン・酸コポリマー」)を金属イオンで中和したもので
ある。「直接コポリマー」とは、同時にモノマーが一緒
に重合することによって作られるコポリマーを意味し、
モノマーが存在するポリマー鎖上に付着または重合する
「グラフトコポリマー」とは異なる。そのようなイオノ
マーの調製方法は周知であり、米国特許第3,264,272 号
に記載されている。イオノマーが基礎とする直接エチレ
ン・酸コポリマーの調製方法は、米国特許第4,351,931
号に記載されている。
【0028】本発明のイオノマー性コポリマーを調製す
るために用いられるエチレン・酸コポリマーは、E/X
/Yコポリマーであってもよく、ここでEはエチレンで
あり、Xは軟化コモノマー、そしてYはα, β- エチレ
ン性不飽和C3〜C8カルボン酸、特にアクリル酸または
メタクリル酸である。しかしながら、エチレン・酸コポ
リマーはジポリマー(軟化コモノマーなし)であるのが
好ましい。好適な酸部分は、メタクリル酸およびアクリ
ル酸である。
【0029】「軟化」とは、ポリマーの結晶化度を少な
くすることを意味する。適切な「軟化」コモノマー
(X)はアルキルアクリレート(アクリル酸アルキル)
およびアルキルメタクリレート(メタクリル酸アルキ
ル)から選ばれるモノマーであって、ここでアルキル基
は炭素数1〜12個を有し、それは存在する場合、エチ
レン・酸コポリマーの30質量%以下(好ましくは25
質量%以下、最も好ましくは15質量%以下)である。
【0030】エチレン・酸コポリマー中の酸部分は広い
範囲のパーセントで用いることができる。酸部分は、酸
コポリマーの1から30質量%の範囲内、好ましくは5
から25質量%の範囲内、代替的には10から20質量
%の範囲で存在する。高レベルの酸を伴うエチレン・酸
コポリマーは、モノマー・ポリマー相分離のために連続
重合器中で作製するのが困難である。しかしながら、米
国特許第5,028,674 号に記述されているように「補助溶
剤技術」を用いることにより、または低レベルの酸を伴
うコポリマーを調製することのできる圧力よりも幾分高
い圧力を用いることによりこの困難は避けることができ
る。
【0031】エチレン・酸コポリマーは、金属陽イオ
ン、特に一価および/または二価の金属陽イオンで部分
的(15から75パーセント)に中和される。好ましく
は、25から60%の酸が中和される。好適な金属陽イ
オンは、リチウム、ナトリウム、および亜鉛、またはそ
のような陽イオンの組合せを含む。亜鉛が最も好適であ
る。
【0032】3成分ブレンドの場合、イオノマーは、遊
離酸のレベルが低く、好ましくは比較的高いメルトフロ
ーを有する。「低遊離酸レベル」とは、中和後の残留酸
が、7%、好ましくは5%未満であることを意味する。
所望の遊離酸レベルは、出発材料であるエチレン・酸コ
ポリマー中の酸を好ましくは15%未満、より好ましく
は12%以下にコントロールすることによって、および
所望の遊離酸レベルを得るよう中和のパーセントをコン
トロールすることによって達成することができる。高い
中和度、すなわち60%を超える中和度は、熱成形性を
減少させることがあるので避けるべきである。「比較的
高いメルトフロー」とは、部分的に中和されたエチレン
/α, β- エチレン性不飽和C3〜C8カルボン酸コポリ
マーのメルトフローが日本国特願平6-310239に教示され
ているメルトフローを超えるメルトフロー、ASTM D
-1238 、条件Eで測定した場合、好ましくは3グラム/
10分を超える、または5グラム/10分を超える、ま
たはより好ましくは10グラム/10分以上であること
を意味する。
【0033】好適なエチレン−酸ジポリマーは、エチレ
ン/アクリル酸およびエチレン/メタクリル酸である。
他の特定のコポリマーとしては、エチレン/n-ブチルア
クリレート/アクリル酸、エチレン/n-ブチルアクリレ
ート/メタクリル酸、エチレン/イソ- ブチルアクリレ
ート/メタクリル酸、エチレン/イソ- ブチルアクリレ
ート/アクリル酸、エチレン/n-ブチルメタクリレート
/メタクリル酸、エチレン/メチルメタクリレート/ア
クリル酸、エチレン/メチルアクリレート/アクリル
酸、エチレン/メチルアクリレート/メタクリル酸、エ
チレン/メチルメタクリレート/メタクリル酸、および
エチレン/n-ブチルメタクリレート/アクリル酸があ
る。 方法 本発明の組成物は、好ましくはイオノマーおよびポリア
ミド(4成分ブレンド中には非晶質ポリアミドおよび半
結晶性ポリアミド、そして3成分ブレンド中には半結晶
性ポリアミドのみ)の混合物を溶融配合し、ついでイオ
ノマー/ポリアミドブレンドをEVOHと溶融ブレンド
することにより作製される。全ての3または4成分は、
しかしながら一緒に直接溶融ブレンドすることもでき
る。ポリアミドおよびイオノマーを加える順序は、重要
でない。しかしながら、ポリアミドおよびイオノマーを
溶融ブレンドし、次いでEVOHを加えるのが好まし
い。
【0034】好適な実施の形態において、ポリアミド
(半結晶性ポリアミドおよび4成分の場合にはさらに非
晶質ポリアミド)およびイオノマーは、バンバリーミキ
サー、一軸押出機、または二軸押出機のような慣用の装
置を用いて、イオノマーおよび半結晶性ポリアミド成分
を溶かすのに十分に高い温度で溶融ブレンドする。但
し、溶融ブレンド温度は4成分の場合でも非晶質ポリア
ミドが加工可能な程度に十分に軟化するのに十分な高い
温度でもある。好ましくは、この温度は最も融点の高い
イオノマーまたは半結晶性ポリアミド成分の融点に近い
温度にするべきである(但し、4成分の場合、非晶質ナ
イロンがその温度において十分に軟らかでなければなら
ない)。混合物は、中程度の剪断力において均一な溶融
ブレンドを得ることのできる温度で加工されるべきであ
る。190から260℃または200から230℃また
は、おそらくさらに低い温度、例えば160から210
℃の温度、でも加工することができる。
【0035】得られる溶融ブレンドをEVOHと直接に
溶融ブレンドすることができるが、一方、好ましくは溶
融物をストランドに押し出し、水冷し、およびペレット
にカットする。既知の技術を用いてブレンドされた材料
をペレットに溶融カットすることも可能である。好まし
くは、ペレットを次いで冷却する。冷却されたペレット
は、次いでタンブルブレンドによってEVOH樹脂と混
合し、ソルト・アンド・ペッパー(ごま塩状)ブレンド
を作り、これを溶融し、そして(全厚260マイクロメ
ーター(10ミル)以下の)多層フィルム中のバリヤー
層とすることができる押出、注型、または吹込フィル
ム、注型シート(260マイクロメーター(10ミル)
以上)、吹込成形容器などを形成するのに用いることが
できる。典型的には0.1から2〜5ミル(2.5から
50〜130マイクロメーター)厚のバリヤー層は、既
知の技術および装置を用いて多層構造中に含めることが
できる。好ましくは多層構造は同時押し出しされる。
【0036】
【実施例】これらの実施例の目的は、どのようにある変
数が、ゲル形成、加工温度、曇り、酸素透過(高いおよ
び低い相対湿度において)、熱安定性、靭性、および熱
成形特性のような重要な特性に影響するよう相互作用す
るかを示すことである。得られたデータの分析から、優
れた特性バランスを有する組成物ブレンドが同定され
る。特に、20%の酸コポリマー樹脂の使用を要しない
優れた特性バランスを有するブレンドが同定される。 EVOH/SELAR(登録商標)PA/SURLYN
(登録商標)/ナイロンブレンド試験プロトコール ECHIP(登録商標)(Echip Inc.社の版権製品)と
して知られる「実験計画」プロトコール、26回の独特
な試行、5回の繰り返しおよび5回のチェックポイント
からなる36回実験計画(表1)を用いて、次の8変数
の効果および各変数間の相互作用を評価するのに用いら
れた。
【0037】・EVOH濃度(60〜80質量%) ・SELAR(登録商標)PA濃度(0〜30質量%) ・SURLYN(登録商標)イオノマー濃度(5〜25
質量%) ・ナイロン濃度(5〜25質量%) ・ナイロンタイプ(6vs6,66) ・SURLYN(登録商標)イオノマーの酸濃度(10
〜20質量%) ・SURLYN(登録商標)イオノマーの中和パーセン
ト(25〜70%) ・イオノマー中のターモノマー(あり、なし) 実験計画は、「相互作用モデル」として知られている。
表3は、評価された23の対方法で(pairwise)の相互作
用を示す。特に同定された対方法での相互作用は、特定
ブレンドの驚くべき性能上の利点を示す。
【0038】本実施例の目的では、ファクターの数を、
一定に保ち、変動させない。バリヤー樹脂フィルムを作
製するのに用いたイオノマーは、Znイオノマーに限定
し、用いたEVOHは最も広範に用いられているグレー
ドの32モル%エチレンを含むものに限定した。
【0039】評価されたバリヤー樹脂フィルムを作製す
るのに用いたイオノマー樹脂は、表2に同定されたもの
である。商業的に入手可能でないイオノマー樹脂は、実
験室グレードとして同定されており、イオノマーを生産
するための公知の技術を用いて調製された。
【0040】SELAR(登録商標)PA、SURLY
N(登録商標)およびナイロン(6または6,6のどち
らか)を含む配合は全て、溶融配合し、二軸押出機を用
いてペレット化した。ブレンドは全て、0.5質量%の
IRGANOX 1010酸化防止剤を用いて調製した。
【0041】EVOHペレットは、表1に示された濃度
で、先に溶融配合された他の材料とタンブルブレンドお
よび溶融配合し、次いで同時押し出しされた3層フィル
ムは、ブランプトン(Brampton)吹込フィルムラインを
用いて調製した。37.5マイクロメーター(1.5ミ
ル)の低密度ポリエチレン(LDPE)層、25マイク
ロメーター(1.0ミル)の本発明組成物のバリヤーブ
レンド層、およびもう1つの37.5マイクロメーター
(1.5ミル)のLDPE層からなる3層フィルムが、
接着剤接合層なしに作製された。次いでLDPE層を除
去してバリヤー層サンプルを生産し、熱成形性用の1つ
を除いて、下記の各試験でそれ自体を試験した(結果は
表4に記録されている)。
【0042】・OPV(1気圧で1日あたり25マイク
ロメーター(1ミル)厚サンプル0.0645平方メー
トル(100平方インチ)を通過する酸素立方センチメ
ートル)は、23℃で80%RH(OPV湿潤)および
23℃で35%RH(OPV乾燥)でモダンコントロー
ル社(ミネアポリス、ミネソタ州)製、OXTRANモデル10
00H 10ヘッド酸素分析器を用いて、モード4で運転
し、ASTM D 3985に従って測定した。試験の間、
プローブは、モダンコントロール社製、PROCALモデル1
R.H.センサーを用いて毎日再検量した。(OPVは、c
c- mil/100in2-日- atmとして記録されて
いる。1気圧で1日あたり25マイクロメートルのサン
プル1平方メートルを通過する立方センチメートル(c
c- 25μm/m2-日- atm)を得るには、表中のc
c- mil/100in2-日- atm値に、15.5を
かける必要がある。) ・ピンホール屈曲寿命(破損サイクル)は、フィルムサ
ンプルを気密チューブへ成形し、チューブの内側に空気
圧をかけ、次いで破損が起こるまで軸方向に屈曲および
緩和(ねじり、圧縮、次いでゆるめることにより)を交
互に繰り返すことによって測定される(ピン屈曲)。
Gelbo 屈曲試験機に類似の機械が用いられる。
【0043】・総曇りおよび内部曇り(Intern. 曇り)
はASTM D1003 によって測定した。総曇りは、フィ
ルムを透過する光は勿論、上部および底部表面からの光
の散乱を測定し、内部曇りは、フィルムを透過する散乱
光の一部のみを測定する。内部曇りの減少は、重要であ
ると考えられており、それゆえ表中に値が記録されてい
る。単位は、曇りパーセントである。
【0044】・熱成形性(T成形)は、単一ステーショ
ン熱成形機を用いて測定された。3層フィルムサンプル
は、特別に設計された9キャビティ型にポリマーを軟化
させるのに足る温度、150℃で、固体相圧力成形し
た。各キャビティは、直径1インチ(2.54cm)で
ある。各キャビティは、異なる深度を有し、0.2から
1.8インチ(0.5から4.6cm)まで0.2イン
チ(0.5cm)毎に変化する。各キャビティは、6つ
のベントを含んでいた。各フィルムサンプル用には、最
高の絞り深さ(depth-of-draw)および熱成形特性が認
められた。最高絞り深さは、3層積層品を引き裂くこと
なしに充填された最も深いキャビティとして決定され
た。熱成形特性(1〜10で、10を最高特性とする)
は、引き裂くことなしに最も深いキャビティに充填され
たフィルムの外観(透明度、均質性、フィルムに「オレ
ンジピール」を起こすEVOH破断および層分離、およ
び縦じわ等)に基づいて主観的に決定された。表に記録
されている結果は、最高絞り比(絞り深さ/キャビティ
の直径)に熱成形特性評価値をかけることにより得たも
のである。
【0045】・ASTM D-3420 によって測定されるス
ペンサー衝撃(ジュール/ミリメーター)。
【0046】・機械方向(MD)および横断方向(T
D)においてASTM D-1922 によって測定されるエル
メンドルフ引裂強さ(グラム/ミル)。(ここで記録さ
れているグラム/ミル値は、0.039をかけることに
よりグラム/マイクロメーターに変換することができ
る。) ・熱安定性は、次のファクターを用いて評価した。
【0047】1.Haake (スロープ)=Haake モデル90
粘度計を用いて250℃で、分あたり60回転で運転し
測定される曲線のスロープ(メートル・キログラム/
分)。スロープは、(最大トルク引く最小トルク)/St
abil. 分に等しい。トルク/分曲線のスロープは、試験
されるバリヤーブレンドのゲル形成速度を与える。
【0048】2.最大Trq=1時間の試験中の最大ト
ルク。
【0049】3.Stabil. 分=最大トルクに到達するま
での時間(分)。これは、「ゲル点」(ここで、トルク
/分曲線が変曲点に到達し、トルクが非常に低いレベル
まで急激に減少する)に到達するまでに要する時間であ
る。
【0050】4.MIStab. =サンプルを250℃で3
0分間保持した後決定されたメルトインデックス(M
I)の30分の「調理(cook)」時間前のサンプルのM
Iに対する比。プランジャーに2160グラムの重量を
かけ、230℃で運転するメルトインデックス測定装置
を用いて、サンプルのメルトインデックス(MI)を、
試験の開始時に決定する。サンプルが温度250℃で3
0分間放置された後に、同じ試験を再実施する。30分
の調理後のMIの開始時のMIに対する比が、表に記録
されているMIStab. である。
【0051】優れた熱安定性は、以下の事項により示さ
れる。
【0052】1.Haake (スロープ)−スロープが低い
と、熱安定性の増加を意味する。
【0053】2.最大Trq−最大トルクが低いと、熱
安定性の増加を意味する。
【0054】3.Stabil. 分−最大に到達するまでの時
間が長いと、熱安定性の増加を意味する。
【0055】4.1に近いMIStab. 比が好ましい。
0.70を超える比は、良好な熱安定性を意味する。1
を超える比(鎖の分断が起こったことを意味する)は、
満足のいかないものである。
【0056】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】 上記のデータの分析から、以下の決定がなされた。
【0057】内部曇りは、非晶質ポリアミド濃度を低下
させること、EVOH濃度を増加させること、およびブ
レンド中の半結晶性ポリアミド濃度を増加させることに
より最小限にすることができる。また、ナイロン-6/66
を伴うブレンドのほうがナイロン-6を伴うブレンドより
も加工性が良いが、ナイロン-6を含むブレンドは、ナイ
ロン-6/66 のようなコポリマーナイロンを含むものより
も内部曇りがすくないことが知られている。しかし、ナ
イロン-6/66 のようなコポリマーナイロンが軟化ター・
モノマーを含むイオノマーと共に用いられる場合、コポ
リマーナイロンが軟化ター・モノマーを含まないイオノ
マーと用いられる場合よりも客観的曇りは少ない。
【0058】OPV湿潤は、半結晶性ポリアミド濃度を
低下させることにより最小限にすることができる。それ
にもかかわらず、EVOH/非晶質ポリアミドブレンド
の高湿度における酸素バリヤー特性は、半結晶性ナイロ
ンの添加によって改善されることが知られている。イオ
ノマー自身は吸湿性であり、劣った酸素バリヤー特性を
提供することが知られているという事実にもかかわら
ず、OPV湿潤は、イオノマー濃度を増加させることに
よって、最小限にすることができる。ナイロン-6/66 の
ようなコポリマーナイロンをナイロン-6のかわりにブレ
ンド中に用いると、高湿度酸素バリヤーが良好となる。
ナイロン-6/66 のようなコポリマーナイロンをナイロン
-6のかわりに用いることにより、熱成形性は改善すると
思われる。熱成形性は、EVOH、半結晶性ナイロン、
非晶質ナイロンまたはイオノマーの濃度には、影響をう
けないようである。EVOHの濃度が高く、かつイオノ
マー中和度が高いならば、熱成形性は改善するようであ
る。これに反して、非晶質ナイロンの濃度が高く、かつ
イオノマー中和度も高いならば、熱安定性は損なわれる
ようである。
【0059】ピンホール屈曲は、ナイロン-6/66 のよう
なコポリマーナイロンを用いるか、またはイソ- ブチル
アクリレートまたはn-ブチルアクリレートを含むような
軟化ター・モノマーを含むイオノマーを用いることによ
って、熱成形性は改善すると思われる。
【0060】高濃度の半結晶性ナイロンを用いると、熱
成形性は減少すると思われる。 3成分実施例 遊離酸パーセントおよびメルトフローのMIStab. にお
ける効果を比較するために、最初にイオノマー/ポリア
ミドブレンドを調製し、次いでEVOH(32モル%エ
チレン)と溶融ブレンドすることにより、表5の溶融ブ
レンドを調製した。表5に記録されているMIStab.
は、上述のように測定した。さらに、EVOH/イオノ
マー/ポリアミドブレンド100重量部あたり、3重量
部以下のステアリン酸カルシウムを添加してその効果を
みた。MIStab. において、特に高めの遊離酸レベルで
のブレンドのケースにおいてステアリン酸カルシウムを
添加した場合、幾分の改善がみられる。
【0061】さらに、EVOH/イオノマー/ポリアミ
ドのフィルムを、接合層として種々のBYNEL (登録商
標)同時押出可能接着剤グレードとともに同時押出また
は吹込成形した(ポリプロピレン・接合層・EVOHブ
レンド・接合層・ポリプロピレンの5層、吹込成形ボト
ルにおける50E571およびHDPE・接合層・EVOHブ
レンドの3層吹込成形フィルムにおける41E557、4104、
および41E558)。BYNEL登録商標)同時押出可能接着剤
は、全てイー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アン
ド・カンパニーから入手することができる。酸無水物変
性接合層のEVOHブレンドへの接着力の定性的比較
は、表5のブレンド番号1およびブレンド番号2は、接
着力が弱いが、ブレンド番号3は、有意に良好な接着力
を有し、EVOH単独とほとんど同等であることを示し
た。
【0062】
【表5】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a.60から90質量%のエチレンビニ
    ルアルコール(エチレンビニルアルコールは、20から
    60モル%の共重合されたエチレン含有量および少なく
    とも90%の鹸化度を有するコポリマーを含む)と、 b.10から40質量%のイオノマー/半結晶性ポリア
    ミドブレンド(ここでイオノマーは、エチレンとα, β
    - エチレン性不飽和C3〜C8カルボン酸との直接コポリ
    マーを金属陽イオンで部分的に中和したものであって、
    イオノマーは、イオノマー/半結晶性ポリアミドブレン
    ドの50から90質量%を構成し、かつイオノマーの遊
    離酸レベルは、7質量%未満である)との溶融ブレンド
    を含むことを特徴とする組成物。
  2. 【請求項2】 a.エチレンビニルアルコールは、組成
    物の65から85質量%を構成し、 b.イオノマー/半結晶性ポリアミドブレンドは、組成
    物の15から35質量%を構成する、溶融ブレンドを含
    むことを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】a.エチレンビニルアルコールは、組成物
    の70から80質量%を構成し、 b.イオノマー/半結晶性ポリアミドブレンドは、組成
    物の20から30質量%を構成する、溶融ブレンドを含
    むことを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 イオノマーは、イオノマー/半結晶性ポ
    リアミドブレンドの75から90%を構成することを特
    徴とする請求項1、2、または3のいずれか一項に記載
    の組成物。
  5. 【請求項5】 遊離酸レベルは、5質量%未満であるこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、または4のいずれか
    一項に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 温度が230℃であることを除き、AS
    TM D-1238 、条件E(2160グラム重量の加力で、
    2.0904ミリメートルのオリフィスから10分間に押し出
    されるイオノマーのグラム(g/10分))によって測
    定されるイオノマー/ポリアミドブレンドのメルトイン
    デックスは、3を超えることを特徴とする請求項1、
    2、または3いずれか一項に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 メルトインデックスは、5を超えること
    を特徴とする請求項6に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 メルトインデックスは、10以上である
    ことを特徴とする請求項7に記載の組成物。
JP2000278281A 1995-09-07 2000-09-13 エチレンビニルアルコールコポリマーブレンド Pending JP2001098128A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US335195P 1995-09-07 1995-09-07
US60/003,351 1995-09-07
US08/708,472 US5877257A (en) 1995-09-07 1996-09-05 Ethylene vinyl alcohol copolymer blends
US08/708,472 1996-09-05

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9511402A Division JPH10511134A (ja) 1995-09-07 1996-09-06 エチレンビニルアルコールコポリマーブレンド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001098128A true JP2001098128A (ja) 2001-04-10

Family

ID=26671661

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9511402A Pending JPH10511134A (ja) 1995-09-07 1996-09-06 エチレンビニルアルコールコポリマーブレンド
JP2000278281A Pending JP2001098128A (ja) 1995-09-07 2000-09-13 エチレンビニルアルコールコポリマーブレンド

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9511402A Pending JPH10511134A (ja) 1995-09-07 1996-09-06 エチレンビニルアルコールコポリマーブレンド

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5877257A (ja)
EP (1) EP0848731B1 (ja)
JP (2) JPH10511134A (ja)
CA (1) CA2231157A1 (ja)
DE (1) DE69605931T2 (ja)
WO (1) WO1997009380A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006282720A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Du Pont Mitsui Polychem Co Ltd 低金属粘着性材料

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7008890B1 (en) * 1995-04-19 2006-03-07 Fraunhofer-Gesellschaft Zur Forderung Der Angewandten Forschung E.V. Vapor barrier for use in the thermal insulation of buildings
EP1088852B1 (en) * 1999-09-29 2007-02-28 Toyo Boseki Kabushiki Kaisha Inorganic reinforced polyamide resin compositions
CN100513165C (zh) 2001-03-29 2009-07-15 埃克森美孚化学专利公司 离聚物层压件及由离聚物层压件形成的制品
US20040161623A1 (en) 2001-03-29 2004-08-19 Domine Joseph D Ionomer laminates and articles formed from ionomer laminates
US20060237882A1 (en) * 2002-12-26 2006-10-26 Graham Packaging Company L.P. Amorphous nylon container and method of manufacture
US20050186414A1 (en) * 2003-10-01 2005-08-25 Toray Plastics (America), Inc. Polypropylene multi-layer barrier films
US20070015424A1 (en) * 2005-07-15 2007-01-18 Certainteed Corporation Building material having adaptive vapor retarder
US20060233988A1 (en) * 2005-04-18 2006-10-19 Toray Plastics (America), Inc. Multi-layer barrier film structure
US7695822B2 (en) * 2005-05-10 2010-04-13 Toray Plastics (America), Inc. Tie-layer for polyolefin films
US20070031653A1 (en) * 2005-08-02 2007-02-08 Toray Plastics (America), Inc. Multi-layer barrier film structure
US20070092744A1 (en) * 2005-10-13 2007-04-26 Plasticos Dise S.A. Polymer compositions and films and method of making
US20070166493A1 (en) * 2006-01-19 2007-07-19 Cuddihy William J Jr Barrier container structure and method of production
US7666518B2 (en) 2006-07-12 2010-02-23 Toray Plastics (America), Inc. Reprocessed polyhydroxy amino ether coated polypropylene film
US20080205800A1 (en) * 2007-02-28 2008-08-28 Toray Plastics (America), Inc. Transparent biaxially oriented polypropylene film with low moisture vapor and oxygen transmission rate
US8820028B2 (en) 2007-03-30 2014-09-02 Certainteed Corporation Attic and wall insulation with desiccant
US20080236078A1 (en) * 2007-03-30 2008-10-02 Certainteed Corporation Attic Insulation with Desiccant
CA2809479A1 (en) 2012-03-30 2013-09-30 Certainteed Corporation Roofing composite including dessicant and method of thermal energy management of a roof by reversible sorption and desorption of moisture
ES2628494T3 (es) 2012-12-04 2017-08-03 Ino Therapeutics Llc Cánula para minimizar la disolución de la dosificación durante la administración del óxido nítrico
US9795756B2 (en) 2012-12-04 2017-10-24 Mallinckrodt Hospital Products IP Limited Cannula for minimizing dilution of dosing during nitric oxide delivery
US20140370211A1 (en) * 2013-06-14 2014-12-18 Prolamina Midwest Corporation Carbon dioxide gas permeable packaging film
ES2709352T3 (es) * 2014-12-30 2019-04-16 Dow Global Technologies Llc Derivado de sulfonil-azida para una capa de enlace
JP6474947B2 (ja) * 2016-10-17 2019-02-27 株式会社クラレ 樹脂組成物、成形体、二次加工品、樹脂組成物の製造方法及び成形体の製造方法
CN110982259A (zh) * 2019-12-02 2020-04-10 东北林业大学 一种完全生物降解高阻隔聚酰胺基复合薄膜材料及其制备方法

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5633425B2 (ja) * 1973-02-14 1981-08-04
JPS58387B2 (ja) * 1974-01-22 1983-01-06 キヨ−ラク カブシキガイシヤ 2 ソウヨウキ
JPS6036355B2 (ja) * 1981-06-24 1985-08-20 株式会社日立製作所 複合ロ−ルの製造方法
JPS60133050A (ja) * 1983-12-22 1985-07-16 Asahi Chem Ind Co Ltd ポリアミド系混合樹脂組成物
JPH0813898B2 (ja) * 1985-08-06 1996-02-14 呉羽化学工業株式会社 燻煙処理可能な食品包装フイルム
US5110855A (en) * 1987-08-24 1992-05-05 E. I. Du Pont De Nemours And Company Barrier blends based on amorphous polyamide and ethylene/vinyl alcohol, unaffected by humidity
US5194306A (en) * 1987-08-24 1993-03-16 E. I. Du Pont De Nemours And Company Barrier blends based on amorphous polyamide and ethylene/vinyl alcohol, unaffected by humidity
US4990562A (en) * 1987-08-24 1991-02-05 E. I. Du Pont De Nemours And Company Blends of ethylene vinyl alcohol copolymer and amorphous polyamide, and multilayer containers made therefrom
US5126401A (en) * 1987-08-24 1992-06-30 E. I. Du Pont De Nemours And Company Blends of ethylene vinyl alcohol copolymer and polyamides, and multilayer containers made therefrom
US5286575A (en) * 1987-08-24 1994-02-15 E. I. Du Pont De Nemours And Company Blends of ethylene vinyl alcohol copolymer and polyamides, and multilayer containers made therefrom
US4952628A (en) * 1987-08-24 1990-08-28 E. I. Du Pont De Nemours And Company Barrier blends based on amorphous polyamide and ethylene/vinyl alcohol, unaffected by humidity
SE500608C2 (sv) * 1989-01-11 1994-07-25 Roby Teknik Ab Laminerat material för konvertering till formstabila förpackningsbehållare, sätt att framställa materialet samt användning av en film av etenvinylalkoholsampolymer och amorf polyamid i ett laminerat vikformat förpackningsmaterial
US5064716A (en) * 1989-01-26 1991-11-12 E. I. Du Pont De Nemours And Company Blends of ethylene vinyl alcohol copolymer and amorphous polyamide, and multilayer containers made therefrom
JP2751409B2 (ja) * 1989-05-31 1998-05-18 三菱化学株式会社 樹脂組成物およびその成形品
US5003002A (en) * 1989-08-14 1991-03-26 Rampart Packaging Inc. Blends of amorphous nylon and ethylene vinyl alcohol copolymers and laminates and containers made therefrom
US5280065A (en) * 1990-02-01 1994-01-18 Nippon Gohsei Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Saponified ethylene-vinyl acetate copolymer composition and the use thereof
US5126402A (en) * 1990-07-12 1992-06-30 E. I. Du Pont De Nemours And Company Blends and structures based on ethylene vinyl alcohol copolymer and selected amorphous polyamides
US5208082A (en) * 1990-07-12 1993-05-04 E. I. Du Pont De Nemours And Company Blends and structures based on ethylene vinyl alcohol copolymer and selected amorphous polyamides
JPH04233963A (ja) * 1990-07-31 1992-08-21 E I Du Pont De Nemours & Co 粘り強くしたエチレン(ビニルアルコール)共重合体樹脂
JPH06310239A (ja) * 1993-04-23 1994-11-04 Satoshi Nagatomo 回転式一層給電配電用プラグコネクタ
EP0797625B1 (en) * 1994-12-14 2002-06-05 Du Pont-Mitsui Polychemicals Co., Ltd. Thermoplastic resin composition and its use

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006282720A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Du Pont Mitsui Polychem Co Ltd 低金属粘着性材料

Also Published As

Publication number Publication date
WO1997009380A1 (en) 1997-03-13
DE69605931T2 (de) 2000-08-17
JPH10511134A (ja) 1998-10-27
CA2231157A1 (en) 1997-03-13
EP0848731B1 (en) 1999-12-29
MX9801754A (es) 1998-08-30
EP0848731A1 (en) 1998-06-24
DE69605931D1 (de) 2000-02-03
US5877257A (en) 1999-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5877257A (en) Ethylene vinyl alcohol copolymer blends
AU641257B2 (en) Blends of ethylene vinyl alcohol copolymer and polyamides, and multilayer containers made therefrom
KR100476143B1 (ko) 열성형성다층필름및열성형용기
AU630743B2 (en) Resin composition and multilayered structure
KR101078606B1 (ko) 수지 조성물 및 이의 제조방법
US5177138A (en) Resin composition including a saponified ethylene-vinyl acetate copolymer, polyolefin, a graft copolymer and hydrotalcite
US5214090A (en) Resin composition and use thereof
JP2001515805A (ja) 包装材料
JPH04226556A (ja) エチレンビニルアルコール共重合体および選択された非晶質ポリアミド類を基とするブレンド物および構造物
EP0470486A1 (en) Toughened ethylene (vinyl alcohol) copolymer resins
EP0454850A1 (en) Polyvinyl alcohol copolymer resin composition
JP3616691B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物及びその用途
JPH0564866A (ja) 積層体
JP2558358B2 (ja) 樹脂組成物
EP0483695A2 (en) Resin composition and use thereof
JPH03227345A (ja) エチレン―酢酸ビニル共重合体ケン化物系組成物及びその用途
JPH01279949A (ja) 樹脂組成物及び積層体
MXPA98001754A (en) Mixtures of copolymers of ethylene / alcohol vinyl
EP0390113B1 (en) Multilayered structure
JPH08217934A (ja) 熱可塑性樹脂組成物及びその用途
EP1140495B1 (en) Thermoformable sealant materials
AU596157B2 (en) Multilayered structure using ethylene vinyl-alcohol copolymer
JPS62135363A (ja) 合成樹脂積層体
JP2842925B2 (ja) 樹脂組成物
JPH0977945A (ja) 熱可塑性樹脂組成物及びその用途

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040127