JP2001097833A - 染毛剤組成物 - Google Patents
染毛剤組成物Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の染毛剤の安定性、染毛堅牢度および経
時安定性が悪いという欠点を改善する。 【解決手段】 2−フェニルエタノール、ジエチレング
リコールモノアルキルエーテルおよび染料を含有する染
毛剤組成物。
時安定性が悪いという欠点を改善する。 【解決手段】 2−フェニルエタノール、ジエチレング
リコールモノアルキルエーテルおよび染料を含有する染
毛剤組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高い安全性と染色
性および洗髪堅牢性を備えた染毛剤組成物に関する。
性および洗髪堅牢性を備えた染毛剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】染毛剤は、白髪を目立たなくするため、
または毛髪に積極的に色のバラエティをつけるカラーリ
ング剤として、広く使用されている。
または毛髪に積極的に色のバラエティをつけるカラーリ
ング剤として、広く使用されている。
【0003】一般に染毛剤は、染毛効果の持続性、すな
わち堅牢度を尺度として、永久染毛剤、半永久染毛剤、
一時染毛剤に分類される。
わち堅牢度を尺度として、永久染毛剤、半永久染毛剤、
一時染毛剤に分類される。
【0004】永久染毛剤は、アミン系またはフェノール
系の酸化染料を毛髪内部に浸透させ、同時に酸化剤(過
酸化水素)を作用させることにより、酸化重合させて高
分子の色素を形成させ毛髪内部に色素を沈着させる。毛
髪内に生成した高分子の色素は、毛髪内部から外に出る
ことができないので、染毛の持統効果は高い。
系の酸化染料を毛髪内部に浸透させ、同時に酸化剤(過
酸化水素)を作用させることにより、酸化重合させて高
分子の色素を形成させ毛髪内部に色素を沈着させる。毛
髪内に生成した高分子の色素は、毛髪内部から外に出る
ことができないので、染毛の持統効果は高い。
【0005】半永久染毛剤は、酸性染料等を毛髪内部に
浸透させ、その酸性基を毛髪タンパク質のアミノ基とイ
オン結合させることによって染着する。分子量の大きい
染料は有機溶剤を使用して染料の毛髪への浸透効果を高
めることが行われている。半永久染毛剤による染毛の持
続効果は1ヶ月程度である。
浸透させ、その酸性基を毛髪タンパク質のアミノ基とイ
オン結合させることによって染着する。分子量の大きい
染料は有機溶剤を使用して染料の毛髪への浸透効果を高
めることが行われている。半永久染毛剤による染毛の持
続効果は1ヶ月程度である。
【0006】また、一時染毛剤は、毛髪表面に顔料また
は染料を物理的に付着させることにより染毛するもの
で、洗髪で簡単に洗い流せる。
は染料を物理的に付着させることにより染毛するもの
で、洗髪で簡単に洗い流せる。
【0007】従来、永久染毛剤には、パラフェニレンジ
アミン、パラアミノフェノール、レゾルシン等の酸化染
毛剤が主に用いられている。これらの酸化染毛剤には、
酸化剤の併用が不可欠であり、過酸化水素、過ホウ酸塩
等の過酸化物が使用されている。また、従来の酸化染毛
剤には、毛髪の膨潤と過酸化物の分解を促進するため
に、モノエタノールアミン等の塩基性化合物が含有され
ている。
アミン、パラアミノフェノール、レゾルシン等の酸化染
毛剤が主に用いられている。これらの酸化染毛剤には、
酸化剤の併用が不可欠であり、過酸化水素、過ホウ酸塩
等の過酸化物が使用されている。また、従来の酸化染毛
剤には、毛髪の膨潤と過酸化物の分解を促進するため
に、モノエタノールアミン等の塩基性化合物が含有され
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの酸化
染毛剤および塩基性化合物は、皮膚や眼、頭皮に対する
刺激性を有し、また毛髪を構成するシスチンの化学結合
を切断するため毛髪を脆弱化するので、ヘアダメージの
原因となり易い等の問題があった。
染毛剤および塩基性化合物は、皮膚や眼、頭皮に対する
刺激性を有し、また毛髪を構成するシスチンの化学結合
を切断するため毛髪を脆弱化するので、ヘアダメージの
原因となり易い等の問題があった。
【0009】また、酸性染料、塩基性染料等を使った従
来の半永久染毛剤は、一般に酸化染毛剤と比較して毛髪
や皮膚に対する作用は穏やかであるが、染色性が不充分
であり、また一回の洗髪でかなりの色落ちが見られ、使
用者の不満の原因となっている。
来の半永久染毛剤は、一般に酸化染毛剤と比較して毛髪
や皮膚に対する作用は穏やかであるが、染色性が不充分
であり、また一回の洗髪でかなりの色落ちが見られ、使
用者の不満の原因となっている。
【0010】これらの問題点を解決するため、特公平6
−99290号公報では、システイン誘導体、ベンジル
アルコールなどの有機溶剤および染料の3成分より成る
染毛剤組成物が提案されている。しかし、システイン誘
導体はパーマネントウェーブ用剤としても使用される薬
剤であり、毛髪への悪影響がみられる。
−99290号公報では、システイン誘導体、ベンジル
アルコールなどの有機溶剤および染料の3成分より成る
染毛剤組成物が提案されている。しかし、システイン誘
導体はパーマネントウェーブ用剤としても使用される薬
剤であり、毛髪への悪影響がみられる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記の問
題点を解決するために種々検討した結果、下記成分
(C)に加え、浸透剤として下記成分(A)と(B)と
を組み合わせたものを含有する染毛剤組成物が、安全性
および色調に優れ、また染色性と洗髪堅牢度が飛躍的に
改良され、さらに染毛剤としての安定性に優れているこ
とを見出し、本発明に到達した。 (A)2−フェニルエタノール (B)式(1)で示される化合物 R−OCH2CH2OCH2CH2OH (1) (式中、Rは炭素数1〜5のアルキル基を示す) (C)染料
題点を解決するために種々検討した結果、下記成分
(C)に加え、浸透剤として下記成分(A)と(B)と
を組み合わせたものを含有する染毛剤組成物が、安全性
および色調に優れ、また染色性と洗髪堅牢度が飛躍的に
改良され、さらに染毛剤としての安定性に優れているこ
とを見出し、本発明に到達した。 (A)2−フェニルエタノール (B)式(1)で示される化合物 R−OCH2CH2OCH2CH2OH (1) (式中、Rは炭素数1〜5のアルキル基を示す) (C)染料
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の染毛剤組成物に
ついてさらに詳細に説明する。
ついてさらに詳細に説明する。
【0013】本発明の染毛剤組成物に係る(A)成分の
2−フェニルエタノールは、染毛剤組成物を基準とし
て、好ましくは0.1〜50重量%、特に0.1〜10
重量%配合されることが香り、組成物の透明度からして
も良好である。
2−フェニルエタノールは、染毛剤組成物を基準とし
て、好ましくは0.1〜50重量%、特に0.1〜10
重量%配合されることが香り、組成物の透明度からして
も良好である。
【0014】本発明の染毛剤組成物に係る(B)成分の
式(1)で示されるジエチレングリコールモノアルキル
エーテルとしては、例えば、ジエチレングリコールメチ
ルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジ
エチレングリコールプロピルエーテル、ジエチレングリ
コールブチルエーテル等が挙げられ、特にジエチレング
リコールエチルエーテルが好ましい。また、一種のみで
も、これらの二種以上を組み合わせて用いてもよい。更
に、(B)成分は、染毛剤組成物を基準として、好まし
くは0.1〜50重量%、特に0.1〜20重量%配合
されることが好ましい。
式(1)で示されるジエチレングリコールモノアルキル
エーテルとしては、例えば、ジエチレングリコールメチ
ルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジ
エチレングリコールプロピルエーテル、ジエチレングリ
コールブチルエーテル等が挙げられ、特にジエチレング
リコールエチルエーテルが好ましい。また、一種のみで
も、これらの二種以上を組み合わせて用いてもよい。更
に、(B)成分は、染毛剤組成物を基準として、好まし
くは0.1〜50重量%、特に0.1〜20重量%配合
されることが好ましい。
【0015】特に、(A)成分の2−フェニルエタノー
ルと、(B)成分としてジエチレングリコールエチルエ
ーテルを併用すると、毛髪内まで染料が浸透し効果が大
きく洗髪堅牢性が大きく向上する。
ルと、(B)成分としてジエチレングリコールエチルエ
ーテルを併用すると、毛髪内まで染料が浸透し効果が大
きく洗髪堅牢性が大きく向上する。
【0016】本発明の染毛剤組成物に係る(C)成分の
染料としては、特に限定されず、直接染料、塩基性染
料、酸性染料、天然色素等が使用できるが、特に酸性染
料と天然色素が好ましい。その具体例として下記の染料
等が挙げられる。 1)最も良好な色素 赤色106号(Acid Red 52)、赤色227号(Acid Re
d 33)、黄色403号−1(Acid Yellow 1)、橙色2
05号(Acid Orange 13)、橙色402号(Acid Orang
e 20)、青色1号(Food Blue 2)、緑色204号(Sol
v Green 7)、黒色401号(Black 1) 2)良好な色素 赤色401号(Acid Violet 9)、黄色4号(Acid Yell
ow 23)、黄色5号(Acid Yellow 3)、黄色202−1
号(Acid Yellow 73)、青色205号(Acid Blue
9)、紫色401号(Acid Violet 43)、緑色3号(Foo
d Green 3)
染料としては、特に限定されず、直接染料、塩基性染
料、酸性染料、天然色素等が使用できるが、特に酸性染
料と天然色素が好ましい。その具体例として下記の染料
等が挙げられる。 1)最も良好な色素 赤色106号(Acid Red 52)、赤色227号(Acid Re
d 33)、黄色403号−1(Acid Yellow 1)、橙色2
05号(Acid Orange 13)、橙色402号(Acid Orang
e 20)、青色1号(Food Blue 2)、緑色204号(Sol
v Green 7)、黒色401号(Black 1) 2)良好な色素 赤色401号(Acid Violet 9)、黄色4号(Acid Yell
ow 23)、黄色5号(Acid Yellow 3)、黄色202−1
号(Acid Yellow 73)、青色205号(Acid Blue
9)、紫色401号(Acid Violet 43)、緑色3号(Foo
d Green 3)
【0017】また、天然色素は、古くから食用、化粧用
に利用されていたものが多く、安全性と色調の点から好
ましく、化粧品原料基準、化粧品種別許可基準I〜V、
医薬部外品原料規格、食品添加物公定書等に収載されて
いる天然色素を使用することができるが、中でもアナト
ー色素、ウコン色素、クチナシ青色素、パプリカ色素、
ラック色素、銅クロロフィル等を挙げることができる。
に利用されていたものが多く、安全性と色調の点から好
ましく、化粧品原料基準、化粧品種別許可基準I〜V、
医薬部外品原料規格、食品添加物公定書等に収載されて
いる天然色素を使用することができるが、中でもアナト
ー色素、ウコン色素、クチナシ青色素、パプリカ色素、
ラック色素、銅クロロフィル等を挙げることができる。
【0018】これらの染料は、染毛剤組成物を基準とし
て、0.001〜20重量%配合することが好ましく、
また、上記染料は単独または2種以上を混合使用しても
よい。
て、0.001〜20重量%配合することが好ましく、
また、上記染料は単独または2種以上を混合使用しても
よい。
【0019】本発明の染毛剤組成物については、上述成
分の外に、単独または2種以上の無機アルカリ剤や有機
酸剤を使用して、染毛剤組成物をpH3.5〜6.0、特
にpHの高い方にすることが、良好な染着性の観点から好
ましい。特に、以下の緩衝剤、例えば、クエン酸/リン
酸水素ナトリウム、乳酸/水酸化ナトリウム、ホウ酸/
炭酸ナトリウム、ホウ酸/水素ナトリウム、グリシン/
水素ナトリウムまたはカリウムを用いることができ、ま
た、毛髪、皮膚等にアルカリ剤が残留しにくく、毛髪損
傷あるいは皮膚刺激が少ないという理由から、リジン、
グリシン、アルギン等が好ましい。これらの緩衝剤は、
1種または2種以上を組み合わせて使用することができ
る。
分の外に、単独または2種以上の無機アルカリ剤や有機
酸剤を使用して、染毛剤組成物をpH3.5〜6.0、特
にpHの高い方にすることが、良好な染着性の観点から好
ましい。特に、以下の緩衝剤、例えば、クエン酸/リン
酸水素ナトリウム、乳酸/水酸化ナトリウム、ホウ酸/
炭酸ナトリウム、ホウ酸/水素ナトリウム、グリシン/
水素ナトリウムまたはカリウムを用いることができ、ま
た、毛髪、皮膚等にアルカリ剤が残留しにくく、毛髪損
傷あるいは皮膚刺激が少ないという理由から、リジン、
グリシン、アルギン等が好ましい。これらの緩衝剤は、
1種または2種以上を組み合わせて使用することができ
る。
【0020】さらに、本発明の染毛剤組成物には、本発
明の効果を妨げない範囲において、他の成分を添加配合
することができる。他の成分としては、例えば高級アル
コール;カチオン性、アニオン性もしくは両性の界面活
性剤;尿素;シリコーン;ステアリン酸アルミニウム、
ミョウバン等のアルミニウム化合物;クエン酸、リンゴ
酸等の有機酸;塩酸等の無機酸;エチレンジアミン、モ
ノ−、ジ−もしくはトリエタノールアミン、モルホリ
ン、アルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸;苛性ソー
ダ等のアルカリ剤、養毛料、殺菌料、香料等が挙げられ
る。
明の効果を妨げない範囲において、他の成分を添加配合
することができる。他の成分としては、例えば高級アル
コール;カチオン性、アニオン性もしくは両性の界面活
性剤;尿素;シリコーン;ステアリン酸アルミニウム、
ミョウバン等のアルミニウム化合物;クエン酸、リンゴ
酸等の有機酸;塩酸等の無機酸;エチレンジアミン、モ
ノ−、ジ−もしくはトリエタノールアミン、モルホリ
ン、アルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸;苛性ソー
ダ等のアルカリ剤、養毛料、殺菌料、香料等が挙げられ
る。
【0021】また、本発明の染毛剤組成物は、通常の液
状またはクリーム状の染毛剤の他、整髪成分を加えたス
タイリングムース、ジェル等の染毛整髪剤等の種々の剤
型に適用できる。本発明の染毛剤組成物の適用方法とし
ては、特に制限はなく、例えば毛髪に染毛剤組成物を施
用し、一定時間放置した後、毛髪に付着している上記組
成物を水で洗い流す方法、または毛髪に染毛整髪剤組成
物を直接施用する方法等がある。
状またはクリーム状の染毛剤の他、整髪成分を加えたス
タイリングムース、ジェル等の染毛整髪剤等の種々の剤
型に適用できる。本発明の染毛剤組成物の適用方法とし
ては、特に制限はなく、例えば毛髪に染毛剤組成物を施
用し、一定時間放置した後、毛髪に付着している上記組
成物を水で洗い流す方法、または毛髪に染毛整髪剤組成
物を直接施用する方法等がある。
【0022】また、染毛剤組成物の適用に際しては、加
温処理することにより、より一層の染色性および洗髪堅
牢性の向上が見られる。加温処理方法としては、通常の
スチーマーや赤外線ランプまたは遠赤外線ランプ等を用
いる方法を例示できる。加温温度および時間は、毛髪の
損傷の程度、緩衝剤の種類、pH、染毛剤組成物の剤型に
よって変化し、パーマやヘアダイ、ブリーチ等をしてい
ない健常毛髪に対しては、高温での処理が有利である
が、過熱による毛髪の損傷を考慮すると40〜80℃が
好ましく、40〜70℃が特に好ましい。また、加熱時
間は、低温ほど長時間を要するが、通常は30分以下、
特に10〜20分が好ましい。染毛剤組成物の施用量に
ついては、1回当り10〜100mlとするのが好まし
い。
温処理することにより、より一層の染色性および洗髪堅
牢性の向上が見られる。加温処理方法としては、通常の
スチーマーや赤外線ランプまたは遠赤外線ランプ等を用
いる方法を例示できる。加温温度および時間は、毛髪の
損傷の程度、緩衝剤の種類、pH、染毛剤組成物の剤型に
よって変化し、パーマやヘアダイ、ブリーチ等をしてい
ない健常毛髪に対しては、高温での処理が有利である
が、過熱による毛髪の損傷を考慮すると40〜80℃が
好ましく、40〜70℃が特に好ましい。また、加熱時
間は、低温ほど長時間を要するが、通常は30分以下、
特に10〜20分が好ましい。染毛剤組成物の施用量に
ついては、1回当り10〜100mlとするのが好まし
い。
【0023】
【実施例】下記の表1に示す染毛剤組成物を調製し、調
製した染毛剤組成物の試験方法と評価基準に従って染色
性、洗髪堅牢性の評価を行った。 (1)染色性試験 山羊毛束(白色重量1gr)に試験液約1.1grを塗布し
櫛で均一に塗布した後毛束が2grになるように余分の試
験液を除く。高温槽(40℃)中に20分間おいた後温
水30℃の流水で40秒間すすぎ、ここでも更に余分に
付着している染料をシャンプー液にて洗髪した後、乾燥
させる。染色性を肉眼で評価した。 評価基準 ◎:染まりがきわめて良い。(濃く染まり且つ均一) ○:染まりが良い。 (濃く染まりわずか山羊毛の白地が見え る) △:染まりが不充分。 (全体的に染まりが悪い) ×:染まりが悪い。
製した染毛剤組成物の試験方法と評価基準に従って染色
性、洗髪堅牢性の評価を行った。 (1)染色性試験 山羊毛束(白色重量1gr)に試験液約1.1grを塗布し
櫛で均一に塗布した後毛束が2grになるように余分の試
験液を除く。高温槽(40℃)中に20分間おいた後温
水30℃の流水で40秒間すすぎ、ここでも更に余分に
付着している染料をシャンプー液にて洗髪した後、乾燥
させる。染色性を肉眼で評価した。 評価基準 ◎:染まりがきわめて良い。(濃く染まり且つ均一) ○:染まりが良い。 (濃く染まりわずか山羊毛の白地が見え る) △:染まりが不充分。 (全体的に染まりが悪い) ×:染まりが悪い。
【0024】(2)洗髪堅牢性試験 上記染色試験で得た山羊毛束4本のうち2本を40℃の
流水ですすぎシャンプー液20%水溶液を塗布し手でも
み洗いし40℃の流水ですすぎこの操作を1回として繰
り返し、1回、4回、7回、10回後に毛束を乾燥させ
て変色状況を残りの2本を基準として肉眼で評価する。 評価基準 ◎:基準染色毛束と同等 ○: 〃 〃 とわずかに変化 △: 〃 〃 と色落ちが目立つ ×: 〃 〃 と色落ちが激しい
流水ですすぎシャンプー液20%水溶液を塗布し手でも
み洗いし40℃の流水ですすぎこの操作を1回として繰
り返し、1回、4回、7回、10回後に毛束を乾燥させ
て変色状況を残りの2本を基準として肉眼で評価する。 評価基準 ◎:基準染色毛束と同等 ○: 〃 〃 とわずかに変化 △: 〃 〃 と色落ちが目立つ ×: 〃 〃 と色落ちが激しい
【0025】
【表1】
【0026】(3)組成安定性試験 本発明の染毛剤組成物に係る2−フェニルエタノールの
対照となる薬剤として、一般的に使用されている浸透剤
であるベンジルアルコールを選び、染毛剤組成物での安
定性を検討した。50℃恒温槽に各々の浸透剤を含有す
る組成物を入れて1〜4週間の経過を見た。その結果、
ベンジルアルコールでは、1週ごとに組成物が赤味に変
化して4週では非常に赤味を強くする。2−フェニルエ
タノールでは4週まであまり変化が見られない結果を得
た。本発明の染毛剤組成物は、染色性および安定性等に
おいても良好である。
対照となる薬剤として、一般的に使用されている浸透剤
であるベンジルアルコールを選び、染毛剤組成物での安
定性を検討した。50℃恒温槽に各々の浸透剤を含有す
る組成物を入れて1〜4週間の経過を見た。その結果、
ベンジルアルコールでは、1週ごとに組成物が赤味に変
化して4週では非常に赤味を強くする。2−フェニルエ
タノールでは4週まであまり変化が見られない結果を得
た。本発明の染毛剤組成物は、染色性および安定性等に
おいても良好である。
Claims (2)
- 【請求項1】 下記成分(A)、(B)および(C)を
含有する染毛剤組成物。 (A)2−フェニルエタノール (B)式(1)で示される化合物 R−OCH2CH2OCH2CH2OH (1) (式中、Rは炭素数1〜5のアルキル基を示す) (C)染料 - 【請求項2】 式(1)で示される化合物が、ジエチレ
ングリコールエチルエーテルである、請求項1記載の染
毛剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27774099A JP2001097833A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 染毛剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27774099A JP2001097833A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 染毛剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001097833A true JP2001097833A (ja) | 2001-04-10 |
Family
ID=17587674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27774099A Pending JP2001097833A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 染毛剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001097833A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010270025A (ja) * | 2009-05-20 | 2010-12-02 | Kao Corp | 非酸化型一剤式染毛剤 |
-
1999
- 1999-09-30 JP JP27774099A patent/JP2001097833A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010270025A (ja) * | 2009-05-20 | 2010-12-02 | Kao Corp | 非酸化型一剤式染毛剤 |
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