JP2001097402A - 液体収容袋の保持容器及び液体収容袋 - Google Patents

液体収容袋の保持容器及び液体収容袋

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JP2001097402A JP29873299A JP29873299A JP2001097402A JP 2001097402 A JP2001097402 A JP 2001097402A JP 29873299 A JP29873299 A JP 29873299A JP 29873299 A JP29873299 A JP 29873299A JP 2001097402 A JP2001097402 A JP 2001097402A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体を収容した液体収容袋を保持することが
できるうえ、その袋内の液体を繰り返し注出することが
できるとともに、液体の注出量を調節することができる
液体収容袋の保持容器を提供する。 【解決手段】 保持容器11は、有底四角箱状の底部1
4及び左右一対の保持部17からなる容器本体12と、
容器本体12の上部開口部を閉鎖する開閉部材13とか
ら構成されている。左右の保持部17はヒンジ部18を
介して外方へ回動可能に構成され、開閉部材13はスラ
イド板と容器本体12のスライド溝26との係合関係に
よって容器本体12を閉鎖するように構成されている。
保持部17を構成する下部傾斜面23の上部には、液体
収容袋42の上端部を挟持して支持するための挟持面2
5となっている。開閉部材13を構成する左右の締付け
部の内側の端面は、液体収容袋42の上端部を挟持して
締付けるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ミネラルウォー
ター、ジュース、しょうゆ、ソース等の液体を収容する
ための軟質材よりなる液体収容袋を収容して保存するた
めの硬質材よりなる液体収容袋の保持容器に関するもの
である。さらには、その液体収容袋の保持容器内に収容
される液体収容袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の液体収容袋の保持容
器としては、実公昭58−37803号公報に開示され
ている流動物充填袋用保持器が知られている。この流動
物充填袋用保持器は、横断面円弧状をなす湾曲板部の上
下両端の凹面側に、弾性反転によりその凹面との間を閉
塞自在とする反転板をヒンジ部を介して連結したもので
ある。さらに、この湾曲板部の一方端部の中間部には、
全面閉塞された流動物充填袋の一端中間部から突出され
た突部貫通用の窓孔が穿設されている。加えて、窓孔に
はスライド板が設けられ、そのスライド板をスライドさ
せることによって、窓孔を開閉可能に構成している。
【0003】そして、流動物充填袋用保持器の窓孔から
流動物充填袋の突部(口部)を突出させ、流動物充填袋
の胴部を押圧することによって、流動物充填袋内から流
動物を注出させることができる。一方、流動物充填袋の
口部をスライド板と窓孔との間に挟持させて締付けるこ
とによって、開封された流動物充填袋を閉塞して保管す
ることができ、流動物充填袋内の流動物を一度で使い切
る必要なく、必要量だけ繰り返し注出することが可能で
ある。また、スライド板が設けられていない場合には、
クリップ等を用いて流動物充填袋の口部を閉塞して使用
されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
流動物充填袋用保持器では、スライド板による窓孔の開
閉によって、流動物充填袋の口部を開口又は閉塞するこ
とができるのみにとどまり、口部から注出される流動物
の注出量を調節することができなかった。このため、流
動物充填袋内の流動物を必要量注出させることが困難で
あり、特に少量の流動物を注出させることは著しく困難
であった。
【0005】この発明は、上記のような従来技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、液体を収容した液体収容袋を保持するこ
とができるうえ、その袋内の液体を繰り返し注出するこ
とができるとともに、液体の注出量を調節することがで
きる液体収容袋の保持容器及びその保持容器用の液体収
容袋を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の液体収容袋の保持容器
は、底部及びその底部に連なり開閉可能な保持部からな
る容器本体と、その容器本体の上端部を開口又は閉鎖す
る開閉部材とから構成され、内部に液体が収容された液
体収容袋を保持するための液体収容袋の保持容器であっ
て、前記保持部には、その上端部に上部開口部を設ける
とともに、液体収容袋の上端部を支持するための支持部
と、開閉部材と係合するための係合部とを備え、前記開
閉部材には、液体収容袋の上端部を挟持して締付けるた
めの締付け部を備えたものである。
【0007】請求項2に記載の発明の液体収容袋の保持
容器は、請求項1に記載の発明において、前記保持部の
上端部を傾斜面によって構成するとともに、前記係合部
をレール溝によって形成したものである。
【0008】請求項3に記載の発明の液体収容袋の保持
容器は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、
前記開閉部材の締付け部の合わせ面の少なくとも一方
に、締付け突条を形成したものである。
【0009】請求項4に記載の発明の液体収容袋の保持
容器は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明
において、前記開閉部材に切断刃を設け、開閉部材を容
器本体の上端部に沿ってスライドさせることにより、締
付け部から突出した液体収容袋の上端部を切断して開口
させるものである。
【0010】請求項5に記載の発明の液体収容袋の保持
容器は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の発明
において、前記保持部に開閉部材の締付け部と係合する
テーパ突条を、開閉部材の締付け方向に延びるように突
設するとともに、前記締付け部にテーパ突条とほぼ平行
に延びるテーパ面を形成し、テーパ突条に沿って開閉部
材をスライドさせて容器本体の上端部を閉鎖するとき、
テーパ突条がテーパ面に摺接されながら締付け部を締付
けるように構成したものである。
【0011】請求項6に記載の発明の液体収容袋の保持
容器は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の発明
において、前記開閉部材の締付け部を弾性部材によって
構成したものである。
【0012】請求項7に記載の発明の液体収容袋の保持
容器は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の発明
において、前記支持部に、液体収容袋の上端部を係止し
て固定するための固定ピンを突設したものである。
【0013】請求項8に記載の発明の液体収容袋の保持
容器は、、請求項1から請求項7のいずれかに記載の発
明において、前記支持部に、液体収容袋の上端部に穿設
された引掛け孔に挿通するための位置決め突起を突設し
たものである。
【0014】請求項9に記載の発明の液体収容袋は、請
求項1から請求項7のいずれかに記載の液体収容袋の保
持容器内に収容保持される液体収容袋であって、前記液
体収容袋の上下端部には、それらの端縁に沿って熱融着
された上部融着部及び下部融着部を設けるとともに、前
記上部融着部の一方の端部、上部融着部の他方の端部、
下部融着部の一方の端部及び下部融着部の他方の端部の
少なくとも1つの端部を幅狭に熱融着することによって
注出部を設けたものである。
【0015】請求項10に記載の発明の液体収容袋は、
請求項8に記載の液体収容袋の保持容器内に収容保持さ
れる液体収容袋であって、前記液体収容袋の上下端部に
は、それらの端縁に沿って熱融着された上部融着部及び
下部融着部を設けるとともに、前記上部融着部の少なく
とも一方の端部を幅狭に熱融着することによって注出部
を設け、さらに上部融着部の中央部に前記位置決め突起
を挿通するための引掛け孔を穿設又は穿設可能に構成し
たものである。
【0016】請求項11に記載の発明の液体収容袋は、
請求項10に記載の発明において、前記下部融着部の少
なくとも一方の端部を幅狭に熱融着することによって注
出部を設け、さらに下部融着部の中央部に前記位置決め
突起を挿通するための引掛け孔を穿設又は穿設可能に構
成したものである。
【0017】請求項12に記載の発明の液体収容袋は、
請求項1から請求項7のいずれかに記載の液体収容袋の
保持容器内に収容保持される液体収容袋であって、前記
液体収容袋の上下端部及び側部に、上部融着部、下部融
着部及び側部融着部を設け、前記上部融着部の少なくと
も一方の端部を幅狭に熱融着することによって注出部を
設けるとともに、前記下部融着部の下端部周縁に脚部を
設け、自立することができるように構成したものであ
る。
【0018】請求項13に記載の発明の液体収容袋は、
請求項8に記載の液体収容袋の保持容器内に収容保持さ
れる液体収容袋であって、前記液体収容袋の上下端部及
び側部に、上部融着部、下部融着部及び側部融着部を設
け、前記上部融着部の少なくとも一方の端部を幅狭に熱
融着することによって注出部を設けるとともに、上部融
着部の中央部に、前記位置決め突起を挿通するための引
掛け孔を穿設又は穿設可能に構成し、さらに前記下部融
着部の下端部周縁に脚部を設け、自立することができる
ように構成したものである。
【0019】請求項14に記載の発明の液体収容袋は、
請求項9から請求項13のいずれかに記載の発明におい
て、前記注出部の上端縁を、前記液体収容袋の開口部に
沿うように斜め前方に傾斜させて形成したものである。
【0020】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、この発明
の第1実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0021】図1に示すように、第1実施形態の液体収
容袋の保持容器11は、全体が硬質の合成樹脂によって
構成されるとともに、箱状に形成された容器本体12
と、その容器本体12の上端部に係脱可能に設けられた
開閉部材13とから構成されている。また、この保持容
器11の容器本体12の内部には、図1に二点鎖線で示
されるように、内部にミネラルウォーター、ジュース等
の液体41が収容されて密封されているポリエチレン製
の液体収容袋42が挿脱可能に収容されるように構成さ
れている。
【0022】容器本体12の下部には、有底四角箱状の
底部14が形成されている。この底部14の前方側に位
置する側壁15には、透過部16が長孔状に穿設され、
液体収容袋42内に収容されている液体41の量を容易
に把握することができるようになっている。一方、底部
14の上方には、左右対称に形成された一対の保持部1
7が立設され、底部14の側面側に位置する側壁15の
上端縁に設けられたヒンジ部18を介して、外方向に回
動可能に連結されている。そして、これら左右一対の保
持部17の内側縁同士を接合させたとき、容器本体12
内には液体収容袋42を収容するための収容空間が形成
されている。
【0023】保持部17の側面側の側壁15には、透過
部16が長孔状に穿設され、液体収容袋42内に収容さ
れている液体41の量を容易に把握することができるよ
うになっている。また、保持部17の前方側の側壁15
上部には、突設部19が前方に向かって突設され、容器
本体12内の収容空間が前方に拡がるように構成されて
いる。一方、保持部17の上端部を覆う上壁20の前方
側には、上部傾斜面21が前部が低くなるように傾斜し
て形成されるとともに、一方の保持部17の上部傾斜面
21には目盛り22が刻まれている。
【0024】保持部17の上部傾斜面21よりも内側の
下方位置には、上部傾斜面21と平行に延びるように下
部傾斜面23が形成されている。また、この下部傾斜面
23の前方側には、扇状に切欠かれた上部開口部24が
形成されている。さらに、下部傾斜面23上部の内側の
端縁は、液体収容袋42の上端部を挟持するための挟持
面25となっている。一方、図1及び図2に示すよう
に、上部傾斜面21と下部傾斜面23との境界には、上
部傾斜面21を僅かに延長して突出させることによって
スライド溝26が形成されている。
【0025】図1及び図3から図6に示すように、開閉
部材13は、側面三角形状に形成された上蓋27と、そ
の上蓋27の内側に設けられた左右一対の支持体28と
から構成されている。
【0026】上蓋27の前壁29中央には、その前壁2
9の下端部から上方にかけて長溝30が穿設されてい
る。また、この長溝30の両側方には、ガイド部として
の一対のスライド突条31が上下方向に延びるように突
設されているうえ、図8に一点鎖線で示されるように、
一対の保持部17の上部傾斜面21の内側縁と係合する
位置に形成されている。
【0027】図3に示すように、長溝30の上部位置に
は、鋼板材よりなる切断刃32が設けられるとともに、
その切断刃32の先端部に形成された刃部33の一部が
長溝30の上部に露出されている。さらに、図6(a)
に示すように、この切断刃32は上蓋27の前壁29内
部において、その前壁29と平行に延びるように埋設さ
れている。また、図5及び図6(a)、(b)に示すよ
うに、上蓋27の下面中央には、断面三角形状をなす一
対の係合突条34が前後方向に延びるように突設される
ことによってアリ溝35が形成されている。
【0028】図3から図5に示すように、左右一対の支
持体28は、左右にほぼ対称な形状に形成されている。
各支持体28の下部には、長四角板状のスライド板36
が横方向に突設されている。このスライド板36は、内
側の端面が前方側ほど僅かに拡がるように傾斜して形成
されているうえ、前方側に位置するコーナ部が面取りさ
れている。さらに、図1に一点鎖線で示すように、各ス
ライド板36の外端面は、容器本体12の保持部17上
端部のスライド溝26と係合され、そのスライド溝26
内をスライドして容器本体12の上部開口部24を開口
又は閉鎖することができるようになっている。
【0029】図5及び図6(a)、(b)に示すよう
に、各スライド板36上面の内側に位置する支持体28
は、ほぼ四角柱状の締付け部37となっている。この締
付け部37の内端面は、前記スライド板36の内端面と
面一になるように、前方側ほど僅かに拡がるように傾斜
して形成されている。また、一方の支持体28の内端面
下部には、スライド板36と平行に延びるように2本の
締付け突条38が突設されている。一方、支持体28の
上端部には、前記アリ溝35と係合する形状の係合突起
39が突設され、アリ溝35と係合することによって一
対の支持体28が上蓋27の下面に取着されている。
【0030】一方、図7に示すように、液体収容袋42
は、軟質の合成樹脂であるポリエチレンによって袋状に
形成されている。この液体収容袋42は、円筒状に成形
されたポリエチレンシートの下端部を折り畳んで熱融着
させた後、ミネラルウォーターやジュース等の液体41
を充填し、さらにその上端部を折り畳んで熱融着させる
ことによって形成されている。
【0031】上記液体収容袋の保持容器11の作用につ
いて以下に記載する。さて、上記のように構成される保
持容器11内に液体収容袋42を収容する際には、ま
ず、容器本体12の一対の保持部17を左右に開いた状
態で、図1に二点鎖線で示される液体収容袋42を容器
本体12の上方から挿入する。次に、液体収容袋42の
上端部を指で上方へ引張るように保持した状態で、図8
に示されるように、左右の保持部17を回動させて両保
持部17の内端縁同士を突合せる。このとき、液体収容
袋42の上端部の前方側は、容器本体12上端部の下部
傾斜面23から突出して配置される。さらにこのとき、
液体収容袋42の上端部は、左右の保持部17上端部の
両挟持面25間に挟持されることによって容器本体12
に支持される。
【0032】続いて、開閉部材13のスライド突条31
を容器本体12の上部傾斜面21の内側の端縁と係合す
るように配置し、図9に示すように、前記端縁にスライ
ド突条31を当接させながら前方にスライドさせる。こ
のとき、容器本体12の上部開口部24から突出してい
る液体収容袋42の上端部は、開閉部材13の長溝30
に挿入されるとともに、長溝30内に露出された切断刃
32の刃部33によって点線で示されるように切断さ
れ、液体収容袋42の上端部が開封されて開口部43が
形成される。そして、この開封された液体収容袋42
は、その上端部が左右の保持部17の両挟持面25間に
挟持されて支持されることにより容器本体12内に保持
され、変形して内部の液体41が流出されるのが防止さ
れる。
【0033】一方、開封された液体収容袋42内からミ
ネラルウォーターやジュース等の液体41を注出する場
合には、図10に示すように、開閉部材13のスライド
板36を容器本体12上端部のスライド溝26内に係合
させながら前方にスライドさせる。そして、一方の保持
部17の上部傾斜面21に刻まれた目盛り22を見なが
ら、適切な位置で開閉部材13のスライドを停止させ
る。このとき、図11に示すように、液体収容袋42の
上端部は、開閉部材13を構成する両支持体28の内側
の端面間に挟持されることによって支持される。さらに
このとき、液体収容袋42の開口部43の後方側は、一
方の支持体28の内側の端面と、他方の支持体28の締
付け突条38との間に挟持されて密閉される。
【0034】そして、保持容器11の側壁15を手で保
持した状態で、前方に所定角度傾斜させることによっ
て、液体収容袋42の開口部43から液体41を所定流
量注ぎ出すことができる。さらに、密閉されていない液
体収容袋42の開口部43の前方側を適当な広さになる
ように調節することによって、液体収容袋42内から注
出される液体41の流量を容易に調節することが可能で
ある。
【0035】さらに、前記液体収容袋42を収容した状
態で保持容器11を閉鎖する場合には、開閉部材13の
スライド板36を容器本体12のスライド溝26の奥ま
でスライドさせて係合させる。このとき、液体収容袋の
保持容器11は、図12に示されるように、左右の保持
部17の上部傾斜面21及び下部傾斜面23が開閉部材
13によって閉鎖された状態になる。さらにこのとき、
液体収容袋42の開口部43は、開閉部材13を構成す
る一方の支持体28の内側の縁面と、他方の支持体28
の締付け突条38との間に挟持されて締付けられること
によって密閉される。
【0036】上記第1実施形態によって発揮される効果
について、以下に記載する。 ・ 第1実施形態の液体収容袋の保持容器11は、左右
一対の保持部17の上端部に挟持面25を設けるととも
に、開閉部材13の締付け部37により液体収容袋42
の開口部43を締付けて密閉することができるように構
成されている。このため、変形しやすい液体収容袋42
を容易に保持することができるうえ、液体収容袋42の
開口部43から液体41が漏れ出すのを防止しながら、
液体収容袋42を確実に保管することができる。このと
き、液体収容袋42内の液体41を繰り返し注出するこ
とができることから、液体収容袋42内の液体41を一
度で使い切る必要がなく、必要な量のみ適宜使用するこ
とが可能であり、経済的である。また、開閉部材13の
締付け部37によって液体収容袋42の開口部43の一
部を密閉して使用することによって、液体収容袋42内
の液体41を注出する際の注出量を容易に調節すること
が可能である。
【0037】・ 保持部17の上端部に、液体収容袋4
2の開口部43の形状に沿うように上部傾斜面21及び
下部傾斜面23を形成したことから、液体収容袋42内
から液体41を容易かつ衛生的に注出することができ
る。
【0038】・ 保持部17を構成する上部傾斜面21
と下部傾斜面23との間にスライド溝26を形成したこ
とから、開閉部材13のスライド板36をスライドさせ
ることによって、開閉部材13により容易に容器本体1
2の上部開口部24を開閉することができる。従って、
液体収容袋42内から液体41を容易に注出することが
可能である。
【0039】・ 開閉部材13を構成する締付け部37
の合わせ面である締付け部37の内側の端面に締付け突
条38を形成したことから、締付け力を狭い面積の締付
け突条38に集中させ、より強力な力で締付けることが
可能である。このため、液体収容袋42の上端部をより
強力に締付けて支持することができるうえ、液体収容袋
42の開口部43を確実に密閉することができる。
【0040】・ 開閉部材13に切断刃32を設けたこ
とから、未開封の液体収容袋42を容易に開封すること
ができ、保持容器11の使い勝手をより一層良好にする
ことができる。
【0041】・ 開閉部材13の前方側の側壁15に、
保持部17の内側縁と係合する一対のスライド突条31
を突設したことから、切断刃32によって容易に液体収
容袋42の上端部を開封することができる。
【0042】・ 開閉部材13を構成する支持体28の
内側の端面を、前方側ほど僅かに拡がるように傾斜して
形成したことから、開閉部材13をスライド溝26に沿
ってスライドさせることにより、液体収容袋42の上端
部を容易に締付けることが可能である。 (第2実施形態)以下、この発明の第2実施形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。
【0043】図13に示すように、第2実施形態の液体
収容袋の保持容器11は、全体が透明又は半透明な硬質
ポリプロピレンによって構成されるとともに、箱状に形
成された容器本体12と、その容器本体12の上端部に
係脱可能に設けられた開閉部材13とから構成されてい
る。また、容器本体12の内部には、図13に二点鎖線
で示されるように、ミネラルウォーター、ジュース、し
ょうゆ、ソース等の液体41が充填されて密封されてい
るポリエチレン製の液体収容袋42が挿脱可能に収容保
持されるようになっている。
【0044】容器本体12の側壁15は、上方ほど僅か
に拡がるテーパ形状に形成されるとともに、側壁15の
各コーナ部付近は丸みを帯びた形状を有している。容器
本体12の下部は、ほぼ有底四角筒状の底部14となっ
ており、その底部14の下面には図示しない円孔状の水
抜き孔が穿設され、容器本体12内の水抜きを容易に行
うことができるように構成されている。
【0045】底部14の上方には、ほぼ左右対称に形成
された一対の保持部17が立設され、底部14の側方側
に位置する側壁15の上端縁に沿って設けられたヒンジ
部18を介して、外方に回動可能に連結されている。さ
らに、一方の保持部17の内端縁付近の側壁15には、
複数の係合突部51がその端縁を越えて内方に突設さ
れ、他方の保持部17の内端縁付近の側壁15には、前
記係合突部51と係合する図示しない係合凹部が穿設さ
れている。そして、これら左右一対の保持部17の内端
縁同士を接合させるとともに、各係合突部51と係合凹
部とを係合させることによって、容器本体12内には液
体収容袋42を収容するための収容空間が形成されるよ
うになっている。
【0046】各保持部17の前方側の側壁15上部に
は、突設部19が前方に向かって突出するように形成さ
れるとともに、その突設部19に連なる周囲の側壁15
は、いずれも前方ほど狭まるテーパ形状に形成されてい
る。そして、この構成により、容器本体12内の収容空
間を前方の中央寄りに延長することができるとともに、
図13に二点鎖線で示される液体収容袋42の開口部4
3の下部を押し上げ、液体41を開口部43から滑らか
に注出させるように構成されている。
【0047】さらに、各保持部17の側壁15上端部
は、上方ほど狭まるテーパ形状に形成されている。ま
た、各保持部17の上端部を覆う上壁20の前方側に
は、前方ほど低くなるように傾斜した上部傾斜面21が
形成されている。これら上部傾斜面21よりも内側位置
には、上部傾斜面21と平行に延びる下部傾斜面23が
形成されている。また、この下部傾斜面23の前部に
は、平面楕円孔状に切欠かれた上部開口部24が形成さ
れ、液体収容袋42の開口部43が配置されるようにな
っている。
【0048】一方、上部傾斜面21と下部傾斜面23と
の境界には、前方ほど僅かに拡がるテーパ形状に形成さ
れた左右一対のテーパ突条52が突設されている。これ
らテーパ突条52の内側の側面下端部には、下部傾斜面
23に沿うようにガイド溝53が所定深さ穿設されてい
る。また、テーパ突条52の外側の側面下端部には、上
部傾斜面21に沿うように、点線で示される締付け溝5
4が所定長さ穿設されている。
【0049】各保持部17の側方側の側壁15には、保
持凹部55が側面楕円形状に凹設され、液体41を注出
する際に容器本体12を容易に把持して傾けることがで
きるように構成されている。また、各保持部17の上部
には、把持凹部56がほぼ四角形状に凹設され、容器本
体12を容易に把持して運搬することができるように構
成されている。さらに、各把持凹部56の内側の側面は
挟持面25となっており、左右一対の保持部17の内端
縁を接合させたとき、両挟持面25は互いに密接される
ように構成されている。
【0050】図13及び図21に示すように、一方の保
持部17の挟持面25には、四角板状の位置決め突起5
7が横方向に突設され、他方の保持部17の挟持面25
には、前記位置決め突起57を挿通するための位置決め
孔58が長四角孔状に穿設されている。一方、図13に
示すように、前記位置決め突起57の前後位置には、円
錐状に形成された複数の固定ピン59が横方向に突設さ
れている。また、前記位置決め孔58の前後位置には、
前記固定ピン59と係合するための図示しない固定孔が
円孔状に穿設されている。
【0051】図13及び図17に示すように、前記位置
決め孔58が穿設された保持部17の内面後部には、四
角板状の位置決め板60が、その保持部17の内端縁を
越えて内方に突設され、液体収容袋42の後部を前方に
押し出して液体収容袋42の位置決めをすることができ
るように構成されている。
【0052】図13に示すように、開閉部材13は、透
明又は半透明な硬質ポリプロピレンによって側面台形状
に形成された上蓋27と、その上蓋27の内部に設けら
れ、弾性部材によって形成されたクリップ61とから構
成されている。また、前記上蓋27の上面は、その上蓋
27の両側壁15の下端縁と平行に形成されている。こ
の開閉部材13は、前記容器本体12の両保持部17の
上部に設けられたテーパ突条52に沿って前後方向にス
ライドすることができるように構成されている。
【0053】図15(a)及び(b)に示すように、上
蓋27を構成する前壁29の上部中央位置には、指掛け
部62が正面ほぼ円形状に凹設され、上蓋27を後方へ
スライドさせる際に指を引掛けることができるようにな
っている。また、前壁29の下部中央位置には、前壁2
9の下端部から指掛け部62の前端部にかけて長溝30
が縦方向に切欠き形成されている。さらに、この長溝3
0の両側方には、前記容器本体12保持部17のテーパ
突条52を挿通させるための左右一対の切欠き部63が
四角孔状に切欠き形成されている。
【0054】前記指掛け部62の下面前端部には、鋼板
材よりなる切断刃32が上蓋27の下端縁と平行に延び
るように固設されるとともに、その切断刃32の先端部
に形成された刃部33の一部が、長溝30から外部に露
出されている。図15(b)及び図16に示すように、
上蓋27の後端部下面には、三角板状に形成された左右
一対の係止突部64が垂下されている。これら係止突部
64の内端縁は、上蓋27の側壁15下端縁と垂直に形
成されている。
【0055】図15(a)、(b)及び図16に示すよ
うに、上蓋27の側方側に位置する両側壁15の下端縁
には、前後方向に延びる締付けレール65が内方に突設
され、前記容器本体12保持部17の締付け溝54と係
合されながら、前後方向にスライドすることができるよ
うに構成されている。また、これら締付けレール65上
方の側壁15の内側面には、前記締付けレール65と平
行に延びるように係止溝66が所定長さ穿設されてい
る。
【0056】クリップ61は、ほぼ左右対称な形状に形
成された一対の支持体28と、各支持体28の上端部に
設けられた正面ほぼ逆U字状の連結部67とから構成さ
れている。さらに、このクリップ61を構成する両支持
体28及び連結部67は、弾性部材によって構成され、
左右の支持体28を近接又は離間させる力が作用したと
きには、前記連結部67が所定の力で逆方向に付勢力を
作用させることができるようになっている。
【0057】各支持体28の上端部には、前後方向に延
びる長四角板状の係止板68が外方に突設され、前記上
蓋27の両係止溝66と係合することによって、左右一
対の支持体28を上蓋27内部の所定位置に係止させる
ように構成されている。各支持体28の下端部には、前
後方向に延びる長四角板状のスライド板36が外方に突
設され、前記容器本体12保持部17のガイド溝53と
係合されながら、前後方向にスライドすることができる
ように構成されている。
【0058】前記係止板68とスライド板36との間に
位置する支持体28は、ほぼ四角柱状の締付け部37と
なっている。これら締付け部37の内端面は垂直方向に
ほぼ面一に形成されている。さらに、一方の支持体28
の内端面には、前後方向に延びる2本の締付け突条38
が内方に突設され、液体収容袋42の開口部43を局所
的に締付けて、開口部43から液体41が漏出するのを
防止するようになっている。
【0059】図15(a)及び図16に示すように、締
付け部37の外側面は、後方ほど拡がるテーパ形状に形
成されたテーパ面69となっている。さらに、図18に
示すように、開閉部材13を容器本体12の保持部17
に装着したとき、これらテーパ面69は両保持部17の
テーパ突条52の内側面と平行になるように形成されて
いる。
【0060】そして、図18から図20に示すように、
開閉部材13を両保持部17に係合させながら前方にス
ライドさせることによって、両テーパ面69はテーパ突
条52の内側面と摺接されながら、両締付け部37の内
端面同士が徐々に近接されるようになっている。さらに
開閉部材13を前方にスライドさせることによって、両
テーパ面69とテーパ突条52とが互いに摺接されなが
ら、両締付け部37の内端面同士が徐々に締付けられる
ようになっている。
【0061】一方、図14に示すように、液体収容袋4
2は透明な軟質のポリエチレンシートによって袋状に形
成されている。この液体収容袋42の上端部及び下端部
には、ポリエチレンシートを熱融着することによって上
部融着部71及び下部融着部72が形成されている。
【0062】この液体収容袋42の上部融着部71の両
端部には、熱融着される部分の幅を短く形成することに
よって、液体収容袋42内から液体41を容易かつ滑ら
かに注出するための前後一対の注出部73が形成されて
いる。さらに、この上部融着部71の中央位置には、図
14に点線で示される長孔状の引掛け孔74がミシン目
によって穿設可能に設けられ、前記容器本体12保持部
17の位置決め突起57を挿通することによって、液体
収容袋42を容器本体12内の所定位置に配置すること
ができるようになっている。
【0063】この液体収容袋42を製造する際には、ま
ず、円筒状に成形されたポリエチレンシートの下端部を
折り畳み、熱融着させることによって下部融着部72を
形成する。次に、ミネラルウォーター、ジュース、しょ
うゆ、ソース等の液体41を上部から充填した後、その
上端部を折り畳み、熱融着させることによって上部融着
部71を形成する。最後に、上部融着部71の中央部に
ミシン目を形成することによって引掛け孔74を形成す
る。
【0064】上記液体収容袋の保持容器11の作用につ
いて以下に記載する。上記のように構成される保持容器
11の容器本体12を製造する際には、製造コストを低
減させるために、容器本体12の底部14及び左右一対
の保持部17を射出成形法により一体成形するのが好ま
しい。このとき、図示しないが、射出成形用の金型は上
型と下型とから構成され、上下方向に型締め及び型開き
することができるようになっている。それらの上型と下
型との型割り面(PL面)には、容器本体12の形状を
なすキャビティが形成されている。
【0065】前記容器本体12を構成する底部14の外
側面及び両保持部17の外側面は下型によって形成さ
れ、底部14の内側面及び両保持部17の内側面は上型
によって形成されている。すなわち、この容器本体12
は、左右一対の保持部17を両側方に回動させて開いた
状態(例えば、両保持部17を両側方に90°回動させ
て水平方向に配向された状態)で型締めされて一体成形
される。そして、上型と下型とを型締めした状態で、キ
ャビティ内に加熱溶融した合成樹脂を射出した後、冷却
して型開きすることによって、目的とする容器本体12
が成形されるようになっている。
【0066】また、容器本体12を構成する底部14及
び両保持部17の3つの部材をそれぞれ別々に射出成形
した後、それらをヒンジ部18で熱溶着させることによ
って製造することもできる。また、底部14と一方の保
持部17を射出成形法により一体成形するとともに、残
りの保持部17を射出成形し、前記底部14と残りの保
持部17とをヒンジ部18で熱溶着させることによって
製造してもよい。
【0067】さて、上記のように構成される保持容器1
1内に液体収容袋42を収容する際には、まず、図14
に示される液体収容袋42上端部の引掛け孔74をミシ
ン目に沿って切断する。次に、容器本体12上部の一対
の保持部17を左右に開いた状態で、液体収容袋42を
容器本体12の上方から挿入する。続いて、図13に示
されるように、位置決め突起57が設けられた保持部1
7を上方に回動させ、その保持部17の側壁15から突
設された各係合突部51を、容器本体12の底部14に
穿設された図示しない係合凹部に係合させて、保持部1
7を底部14の上方に立設させる。
【0068】次に、液体収容袋42上端部の引掛け孔7
4を前記保持部17の位置決め突起57に引掛けた後、
他方の保持部17を上方に回動させて両保持部17の内
端縁同士を突合せ、両保持部17の係合突部51と係合
凹部とを係合させる。その結果、液体収容袋42は容器
本体12内の所定位置に配置される。
【0069】このとき、図17に示されるように、液体
収容袋42は、その引掛け孔74に挿通された位置決め
突起57によって容器本体12のやや前方側に支持され
ているうえ、複数の固定ピン59によって上部融着部7
1がその位置から移動されないように固定されている。
さらに、液体収容袋42の後端部が位置決め板60によ
って前方に押し出され、その上部全体がやや前方に傾斜
した状態になっている。一方、液体収容袋42上部の前
方側は、容器本体12上端部の下部傾斜面23から上方
に突出して配置されている。
【0070】次に、前記液体収容袋42を開口させて開
口部43を形成させる場合には、まず、容器本体12の
上方に開閉部材13を配置した後、図13に一点鎖線で
示されるように、開閉部材13を斜め前方に移動させ
る。続いて、上蓋27の両締付けレール65を容器本体
12保持部17の両締付け溝54に斜め後方から挿入し
て係合させるとともに、支持体28の両スライド板36
を保持部17の両ガイド溝53に斜め後方から挿入して
係合させ、そのままの状態でテーパ突条52の前端部ま
で斜め前方にスライドさせる。
【0071】このとき、図18から図20に示されるよ
うに、前記下部傾斜面23から上方に突出されている液
体収容袋42の上端部は、開閉部材13の長溝30及び
両保持部17の内端縁によって挟持されている。さら
に、この液体収容袋42の上端部は、開閉部材13の両
締付け部37の内端面間で徐々に締付けられる。
【0072】そして、図17に示されるように、一方の
注出部73を含むこの液体収容袋42の上端部は、前記
のように所定位置に固定された状態で、開閉部材13の
切断刃32により点線で示されるように切断されること
によって開口され、開口部43が形成される。この開口
された液体収容袋42は、その上端部が左右の保持部1
7によって支持されていることから、変形して内部の液
体41が流出されるのが防止されている。
【0073】次に、この開口された液体収容袋42内か
らミネラルウォーター、ジュース、しょうゆ、ソース等
の液体41を短時間で大量に注出させる場合には、以下
のようにする。すなわち、図18に示されるように、開
閉部材13をテーパ突条52の後部に係止させた状態
で、容器本体12保持部17の両保持凹部55を手で保
持しながら、保持容器11を斜め前方に傾斜させる。こ
のとき、下部傾斜面23より上方に突出している液体収
容袋42の開口部43は、開閉部材13の両締付け部3
7によってほとんど締付けられていない状態にあること
から、大きく開口された開口部43を通して短時間で大
量の液体41を注出させることができる。
【0074】一方、液体収容袋42内から少量の液体4
1を注出させる場合には、図19に示されるように、開
閉部材13をテーパ突条52の中央部に係止させた状態
で、上記の場合と同様に、保持容器11を斜め前方に傾
斜させる。このとき、下部傾斜面23より上方に突出し
ている液体収容袋42の開口部43は、その後方側が開
閉部材13の両締付け部37によって締付けられた状態
にあることから、開口部43が小さく開口されている。
従って、この小さく開口された開口部43を通して少量
の液体41を注出させることができる。
【0075】また、液体収容袋42の開口部43を所望
とする大きさに調節して開口させることによって、液体
収容袋42内から注出される液体41の流量を容易に調
節することが可能である。
【0076】最後に、液体収容袋42の開口部43を密
閉して、その中に残された液体41を保存する場合に
は、図21に示されるように、開閉部材13をテーパ突
条52の前端部までスライドさせて係止させる。このと
き、図20に示されるように、下部傾斜面23より上方
に突出された液体収容袋42の開口部43は、全体に渡
って開閉部材13の両締付け部37間に挟持されて締付
けられている。
【0077】さらに、開閉部材13の両テーパ面69
が、保持部17の両テーパ突条52の内側面によって、
内方に向かって均一な力で押圧されていることから、液
体収容袋42の開口部43は前記押圧力によって密閉さ
れた状態になっている。加えて、開閉部材13の一方の
締付け部37の締付け突条38が、前記開口部43を局
所的に強力に締付けてシールしていることから、そこか
ら液体41が漏れ出すのが確実に防止されている。
【0078】またこのとき、図21に示されるように、
開閉部材13の上蓋27を構成する前後2つの面は、そ
れぞれ容器本体12保持部17の上壁20及び突設部1
9と面一になっている。そして、液体収容袋42の開口
部43は、開閉部材13の上蓋27によって全体が覆わ
れていることから、その開口部43にゴミや埃等が付着
するのを防止することができる。
【0079】一方、この上蓋27の上面は、容器本体1
2の上部傾斜面21と平行になるように形成されている
ことから、開閉部材13を容器本体12に係合させてス
ライドさせる際には、横方向から簡単に目視することに
よって、正しく係合されているかどうかを容易に把握す
ることができる。
【0080】上記第2実施形態によって発揮される効果
を以下に記載する。 ・ 第2実施形態の保持容器11は、両保持部17の上
部に挟持面25を設けるとともに、開閉部材13の締付
け部37によって液体収容袋42の開口部43を締付け
て密閉することができるように構成されている。このた
め、変形しやすい液体収容袋42を容易に保持すること
ができるうえ、液体収容袋42の開口部43から液体4
1が漏れ出すのを防止しながら、液体収容袋42内の液
体41を確実に保存することができる。
【0081】さらに、液体収容袋42内の液体41を繰
り返し注出することができることから、液体収容袋42
内の液体41を一度で使い切る必要がなく、必要なとき
に必要な量の液体41を注出させることができて経済的
である。また、開閉部材13の締付け部37によって液
体収容袋42の開口部43の一部を閉塞して使用するこ
とによって、液体41の注出量を容易に調節することが
可能である。
【0082】・ この保持容器11は、各保持部17の
上部にテーパ突条52が突設されるとともに、開閉部材
13の締付け部37の外側面に一対のテーパ面69が形
成されている。このため、開閉部材13をテーパ突条5
2に沿って前方にスライドさせることによって、両テー
パ突条52がテーパ面69と摺接しながら、両締付け部
37間の締付け力を徐々に増大させることができる。
【0083】そして、開閉部材13をテーパ突条52の
前端部に係止させることによって、両締付け部37間に
挟持された液体収容袋42の開口部43を確実に密閉
し、液体41がそこから漏れ出すのを確実に防止するこ
とができる。また、開閉部材13をテーパ突条52の中
央部又は後部に係止させることによって、前記液体収容
袋42の開口部43の開口面積を所望の面積に調節する
ことができることから、開口部43を通して注出される
液体41の注出量を任意に調節することができる。
【0084】・ 保持部17の上端部に下部傾斜面23
が形成されていることから、液体収容袋42内から液体
41を容易かつ衛生的に注出することができる。 ・ 開閉部材13締付け部37の内端面に締付け突条3
8が突設されていることから、狭い面積の締付け突条3
8に締付け力を集中させることができ、より強力な力で
液体収容袋42の開口部43を締付けることができる。
従って、液体収容袋42の開口部43をより一層確実に
密閉することができる。
【0085】・ 開閉部材13に切断刃32が設けられ
ていることから、液体収容袋42の開口部43を容易に
開口させることができる。さらに、切断刃32が開閉部
材13のスライド方向と平行になるように配設されてい
ることから、開閉部材13の前方へのスライドに伴っ
て、液体収容袋42の注出部73を容易に切断すること
ができる。加えて、開口部43の切り口をきれいに形成
させることができることから、開口部43から液体41
を滑らかに注出させることができる。
【0086】・ 開閉部材13の締付け部37が弾性部
材によって構成されていることから、液体収容袋42の
開口部43を締付けるとき、必要かつ充分な締付け力を
開口部43に伝えることができ、開口部43を密閉した
ときのシール性をより一層高めることができる。また、
開閉部材13による容器本体12上部開口部24の開口
及び閉鎖を容易かつ滑らかに行うこともできる。
【0087】・ 一方の保持部17の挟持面25に位置
決め突起57が突設されていることから、容器本体12
の所定位置に液体収容袋42を容易に配置して支持する
ことができる。
【0088】・ 一方の保持部17の位置決め突起57
の周辺位置に、複数の固定ピン59が突設されているこ
とから、液体収容袋42がその所定位置からずれるのを
効果的に防止することができる。
【0089】・ 一方の保持部17の内面後部に位置決
め板60が突設されていることから、液体収容袋42の
後端部を前方に押し出すことができ、液体収容袋42の
上部を前傾させることができる。このため、液体収容袋
42の開口部43から液体41をより一層注出させやす
くすることができる。
【0090】・ 容器本体12全体が透明又は半透明な
材料によって構成されていることから、液体収容袋42
内の液体41の残量を外部から容易に把握することがで
きる。
【0091】・ 開閉部材13の上蓋27とクリップ6
1とが別体で構成されていることから、クリップ61を
上蓋27から取り外すことによって、上蓋27に設けら
れた切断刃32が錆びないようにしつつ、クリップ61
を容易に洗浄することができて衛生的である。
【0092】・ 液体収容袋42の上部融着部71の両
端部に、一対の注出部73が設けられていることから、
液体収容袋42を前後いずれの方向からも開口させるこ
とができ、その取り扱い性を向上させることができる。
また、例えば、汚れたテーブルや床等の上に載置された
液体収容袋42であって、一方の注出部73付近が汚れ
てしまっているような場合には、他方の注出部73を開
口させることによって、液体41を衛生的に注出させる
ことが可能である。
【0093】・ 液体収容袋42上部融着部71の中央
位置に、引掛け孔74が穿設可能に設けられていること
から、その引掛け孔74を容器本体12保持部17の位
置決め突起57に挿通させることによって、液体収容袋
42を容器本体12の所定位置に非常に容易に配置する
ことができる。
【0094】・ この液体収容袋42は軟質のポリエチ
レンシートによって構成されていることから、内部の液
体41を使い切った後には、液体収容袋42をシート状
に小さくすることができる。このため、この使用後の液
体収容袋42を廃棄する場合には、ゴミの量を大幅に減
少させることができる。 (第3実施形態)以下、この発明の第3実施形態を図面
に基づいて説明する。なお、この第3実施形態では上記
第2実施形態と異なる点を中心に説明する。
【0095】図22に示すように、開閉部材13の各支
持体28は、係止板68の下方位置に四角柱状の締付け
部37が設けられている。これらの支持体28は、上記
第2実施形態と比較して、締付け部37の外面にテーパ
面69が設けられる代わりに、前後方向に平行に延びる
係止面81が設けられているうえ、スライド板36が省
略されている。さらに、上蓋27の前部下面の両締付け
部37の側方位置には、円柱状に形成された左右一対の
係止突起82が垂下されている。
【0096】図23に示すように、容器本体12保持部
17の上部開口部24の両側方位置には、ほぼ三角板状
に形成された左右一対の回動板83が、下部傾斜面23
に突設された回動軸84に軸着され、その回動軸84を
軸に前後方向に回動するように構成されている。各回動
板83の後端部中央には、前記開閉部材13の係止突起
82と係合するための係止凹所85が切欠き形成されて
いる。さらに、この係止凹所85の外端縁は引掛け部8
6となっており、開閉部材13の後方への移動時にのみ
前記係止突起82に引掛けられ、回動板83を後方に回
動させて元の位置に戻すように構成されている。
【0097】また、前記係止凹所85の内方位置には、
係止部87がほぼ三角板状に形成され、回動板83の前
方への回動に伴って内方に突き出され、開閉部材13の
両係止面81を内方に締付けながら係止するように構成
されている。一方、容器本体12保持部17のテーパ突
条52のガイド溝53は省略されている。
【0098】次に、第3実施形態の保持容器11の作用
及び効果を説明する。さて、上記のように構成された第
3実施形態の液体収容袋の保持容器11を使用する場合
であって、液体収容袋42の開口部43を密閉する場合
には、図23に示される開閉部材13を容器本体12保
持部17のテーパ突条52の前端部までスライドさせ
る。このとき、図24に示されるように、開閉部材13
の上蓋27に設けられている左右一対の係止突起82
は、容器本体12の下部傾斜面23に設けられた左右一
対の回動板83の係止凹所85を前方に押圧しながら、
回動軸84を軸に回動板83を前方に回動させる。その
結果、回動板83の両係止部87が開閉部材13締付け
部37の両係止面81を挟持して締付け、締付け部37
の内端面によって液体収容袋42の開口部43が密閉さ
れる。
【0099】逆に、液体収容袋42の開口部43を開口
させる場合には、図24に示される開閉部材13を容器
本体12保持部17のテーパ突条52に沿って後方にス
ライドさせる。このとき、容器本体12下部傾斜面23
の両回動板83は、その引掛け部86が開閉部材13の
両係止突起82に引掛けられることによって後方に回動
され、図23に示される所定位置(元の位置)に配置さ
れる。
【0100】従って、この第3実施形態の液体収容袋の
保持容器11は、開閉部材13の両係止突起82と係合
された左右一対の回動板83が前方に回動されることに
よって、両係止部87の先端部が締付け部37の両係止
面81を挟持して内方に強力に締付けることができる。
このため、両係止面81を介して両締付け部37の内端
面同士が、液体収容袋42の開口部43を挟持しながら
強力に締付けて開口部43を密閉することができる。
【0101】なお、上記各実施形態は、次のように変更
して具体化することも可能である。 ・ 第1実施形態の保持容器11において、両保持部1
7の内側の端面に凹凸を形成するとともに、それらの凹
凸関係によって、左右の保持部17を互いに係合するよ
うに構成すること。
【0102】このように構成した場合、左右の保持部1
7によって容器本体12を閉じたとき、保持部17が容
易に回動して開くのを防止することができることから、
液体収容袋42が両挟持面25に支持された状態を容易
に維持することが可能である。
【0103】・ 第1実施形態の保持容器11におい
て、保持部17のスライド溝26を構成する上部傾斜面
21の内側の端縁を垂下させることにより規制突起を突
設するとともに、開閉部材13のスライド板36の上面
に、前記規制突起と係合する係合溝を穿設すること。
【0104】このように構成した場合、開閉部材13に
よって容器本体12を閉鎖したとき、規制突起と係合溝
との係合関係によって、左右の保持部17が外方に回動
するのを防止することができる。
【0105】・ 第1実施形態の保持容器11におい
て、少なくとも一方の保持部17の挟持面25に、その
面と平行に延びる突条を突設すること。このように構成
した場合、両挟持面25によって液体収容袋42の上端
部をより強力に支持することができる。
【0106】・ 第1実施形態の保持容器11におい
て、開閉部材13を構成する上蓋27下面のアリ溝35
の後方側にストッパーを設け、支持体28上端部の係合
突起39が上蓋27から抜け出さないように構成するこ
と。或いは、前記アリ溝35と係合突起39とを接着剤
を用いて接着すること。
【0107】このように構成した場合、左右の支持体2
8が上蓋27から容易に移動されないことから、開閉部
材13をより一層容易に使用することが可能である。 ・ 第1実施形態の保持容器11において、左右一対の
支持体28を一体形成すること。
【0108】このように構成した場合、左右一対の支持
体28が上蓋27から容易に移動されないことから、開
閉部材13をより一層容易に使用することが可能であ
る。 ・ 第1実施形態の保持容器11において、左右一対の
保持部17を底部14とは別体で構成するとともに、両
保持部17と底部14との間に凹凸を設け、それらの凹
凸を係合させることによって、両保持部17と底部14
とを係合関係によって連結するように構成すること。
【0109】・ 第1実施形態の保持容器11におい
て、容器本体12を、例えば、平面六角形状、平面八角
形状、平面円形状、平面楕円形状等の形状に形成すると
ともに、開閉部材13を容器本体12の形状に対応させ
て形成すること。
【0110】・ 第1実施形態の保持容器11におい
て、透過部16、突設部19、目盛り22、長溝30、
切断刃32、スライド突条31及び締付け突条38の少
なくとも1種を省略して構成すること。
【0111】このように構成した場合、液体収容袋の保
持容器11の構成を簡略化することが可能である。 ・ 第2及び第3実施形態の保持容器11において、容
器本体12の底部14と一方の保持部17との境界のヒ
ンジ部18を省略し、その保持部17を回動しないよう
に固定して構成すること。
【0112】このように構成した場合、保持容器11の
構成を簡略化することができる。 ・ 第2及び第3実施形態の保持容器11において、図
25に示されるように、容器本体12の底部14に一方
の保持部17を回動しないように固定して構成するとと
もに、その保持部17の後端側に位置する内端縁に沿っ
てヒンジ部18を設け、他方の保持部17をそのヒンジ
部18を介して、一方の保持部17に横方向に回動可能
に連結すること。或いは、容器本体12底部14の後方
側の側壁15を上方に延長して形成するとともに、その
側壁15の両側縁に沿ってヒンジ部18を設け、左右一
対の保持部17をそれらヒンジ部18を介して左右方向
に回動可能に連結すること。さらに、上記各場合におい
て、両保持部17の前側に位置する側壁15の内端縁付
近に、互いに係合関係を有する係合突部51及び係合凹
部を設けるのが好ましい。
【0113】このように構成した場合、液体41を収容
した液体収容袋42を保持することができるうえ、その
袋42内の液体41を繰り返し注出することができると
ともに、液体41の注出量を調節することができる。
【0114】・ 第2及び第3実施形態の保持容器11
において、図26(a)及び(b)に示されるような形
状に形成すること。すなわち、開閉部材13の両締付け
部37を、点線で示される四角柱状のマグネット91の
周囲を弾性部材で薄く被覆した形状に形成するととも
に、両締付け部37のテーパ面69を省略すること。さ
らに、保持部17のテーパ突条52の内側面を外側面と
平行に延びるように形成し、前記締付け部37と当接し
ないように構成するとともに、上部開口部24後方の下
部傾斜面23の両合わせ面の上部に、平面台形板状に形
成された引き離し突条92を突設すること。なお、この
構成において、締付け部37の締付け突条38を設けな
くてもよい。
【0115】このように構成した場合、図26(a)に
示されるように、開閉部材13をテーパ突条52の後部
に係合させたとき、開閉部材13の両締付け部37の内
端面は、引き離し突条92と当接されることによってマ
グネット91の磁力に抗して引き離される。さらに、図
26(b)に示されるように、開閉部材13をテーパ突
条52の前方にスライドさせたときには、前記両締付け
部37の内端面は、マグネット91の磁力によって液体
収容袋42の開口部43を挟持して締付け、開口部43
を密閉することができる。従って、液体収容袋42の開
口部43を容易かつ確実に密閉することができる。
【0116】・ 第2及び第3実施形態の保持容器11
において、開閉部材13にクリップ61を設ける代わり
に、図27に示されるように、開閉部材13にほぼ四角
柱状に形成された左右一対の締付け部としての締付け棒
93を設け、その基端部を上蓋27の下面に軸着するこ
と。さらに、各締付け棒93の基端部に噛合ギヤ94を
設け、両噛合ギヤ94同士が互いに噛み合うように構成
するとともに、両噛合ギヤ94の両側方には、噛合ギヤ
94と噛み合う左右一対の回転ギヤ95を上蓋27の下
面に軸着すること。加えて、容器本体12の両テーパ突
条52の内側面を、その外側面と平行に延びるように形
成するとともに、両テーパ突条52の内側面のやや後部
寄りに、前記回転ギヤ95と噛み合う左右一対のラック
96を設けること。
【0117】また、前記の構成において、前記左右一対
の回転ギヤ95及びラック96を省略するとともに、一
方の締付け棒93の軸芯97を上蓋27の上面まで延長
して形成し、その先端部に二点鎖線で示される回転つま
み98を設け、前記一方の締付け棒93を回転つまみ9
8と連動して回転するように構成してもよい。
【0118】このように構成した場合、開閉部材13を
テーパ突条52に沿って前方にスライドさせたとき、開
閉部材13が容器本体12の前端部に配置される直前に
ラック96と回転ギヤ95とが噛合され、両回転ギヤ9
5を所定方向に回転させることができる。そして、これ
らの回転ギヤ95の回転に連動して両噛合ギヤ94が回
転され、その噛合ギヤ94の回転に伴って両締付け棒9
3を内方に回動させることができる。このため、開閉部
材13による容器本体12の閉鎖に伴って、液体収容袋
42の開口部43を容易かつ確実に密閉することができ
る。
【0119】また、回転つまみ98が設けられた保持容
器11において、開閉部材13により容器本体12を閉
鎖した状態で回転つまみ98を回転させることによっ
て、左右一対の噛合ギヤ94を噛み合わせながら回転さ
せることができ、図27に矢印で示されるように、両締
付け棒93を左右方向に回動させることができる。この
ため、液体収容袋42の開口部43を容易に開口させる
ことができるとともに、容易に締付けることが可能であ
る。
【0120】・ 第2及び第3実施形態の保持容器11
において、図28に示されるように、両保持部17の上
部傾斜面21、下部傾斜面23及びテーパ突条52を、
外方に膨出するように側面円弧状に形成すること。或い
は、両保持部17の上部傾斜面21、下部傾斜面23及
びテーパ突条52を、内方に窪むように側面円弧状に形
成すること。
【0121】・ 第2及び第3実施形態の保持容器11
において、図29に示されるように、容器本体12全体
が観音開き式に開閉するように構成すること。すなわ
ち、底部14及び保持部17を上下に一体的に形成する
とともに、容器本体12の後方側の側壁15の中央に、
上下方向に延びるヒンジ部18を設けることによって左
右に分割して形成し、これら左右の底部14及び保持部
17を横方向に開閉可能に構成すること。
【0122】このように構成した場合、液体収容袋42
を容器本体12内の所定位置に容易に配置することがで
きる。 ・ 第2及び第3実施形態の保持容器11において、図
30に示されるように、容器本体12の底部14を突設
部19の下端部まで延長して形成するとともに、容器本
体12の後方側の側壁15を、底部14の上端縁に沿っ
て設けられたヒンジ部18を介して後方に回動するよう
に構成すること。さらに、一方の保持部17を容器本体
12の後方側の側壁15の一側縁上部に沿って設けられ
たヒンジ部18を介して左右に回動するように構成する
こと。
【0123】このように構成した場合、液体収容袋42
を容器本体12内の所定位置に容易に配置することがで
きる。 ・ 第2及び第3実施形態の保持容器11において、図
31に示されるように、容器本体12の底部14を突設
部19の下端部まで延長して形成すること。さらに、一
方の保持部17を底部14の上端縁に沿って設けられた
ヒンジ部18を介して左右に回動するように構成すると
ともに、他方の保持部17を前記一方の保持部17の上
端部に設けられたヒンジ部18を介して上下に回動する
ように構成すること。
【0124】このように構成した場合、液体収容袋42
を容器本体12内の所定位置に容易に配置することがで
きる。 ・ 第2及び第3実施形態の保持容器11において、図
32に示されるように、左右一対の保持部17の上部傾
斜面21及び下部傾斜面23を、上壁20と平行に延び
るように形成すること。さらに、二点鎖線で示される液
体収容袋42の上部融着部71を、保持部17の挟持面
25から上壁20の上方までの広さに形成するととも
に、一方の注出部73を省略して構成すること。
【0125】このように構成した場合、液体収容袋42
内の液体41を、保持容器11の上端部から注出するこ
とができる。 ・ 第2及び第3実施形態の保持容器11において、図
33に示されるように、容器本体12の下端部に底部1
4を設けるとともに、その底部14の上端縁に沿って設
けられたヒンジ部18を介して、ほぼ有蓋四角箱状に一
体形成された保持部17を開閉可能に立設すること。さ
らに、この保持容器11内に保持される液体収容袋42
を、型くずれし難い合成樹脂シートによって形成するこ
と。
【0126】このように構成した場合、容器本体12の
下端部から型くずれし難い液体収容袋42を容易に挿入
することができるとともに、その液体収容袋42の上端
部を保持部17の上部開口部24から容易に突出させて
配置することができる。従って、上記第2及び第3実施
形態の保持容器11とほぼ同様に、液体41を収容した
液体収容袋42を保持することができるうえ、その袋4
2内の液体41を繰り返し注出することができるととも
に、液体41の注出量を調節することが可能である。
【0127】・ 第2及び第3実施形態の保持容器11
において、容器本体12の底部14に一方の保持部17
を回動しないように固定して構成するとともに、その保
持部17の上壁20の内端縁に沿ってヒンジ部18を設
け、他方の保持部17をそのヒンジ部18を介して、一
方の保持部17に上下方向に回動可能に連結すること。
さらにこのとき、他方の保持部17の側壁15の下端部
に係合突部51又は係合凹部を設け、底部14の側壁1
5の上端部に係合凹部又は係合突部51を設けるのが好
ましい。
【0128】このように構成した場合、液体41を収容
した液体収容袋42を保持することができるうえ、その
袋42内の液体41を繰り返し注出することができると
ともに、液体41の注出量を調節することができる。
【0129】・ 第2及び第3実施形態の保持容器11
において、開閉部材13の左右一対の締付け部37の内
端面に、左右一対の締付け突条38を突設するととも
に、それらの締付け突条38が互いに当接するように構
成すること。
【0130】このように構成した場合、液体収容袋42
の開口部43をさらに局所的に締付けることができるこ
とから、開口部43をより一層強力に締付けて密閉する
ことができる。
【0131】・ 第2及び第3実施形態の保持容器11
において、容器本体12の底部14及び両保持部17を
構成する各側壁15の内側面に、上下方向に延びるリブ
又は凹部を内方に突設又は凹設し、液体収容袋42の各
側部を内方に押圧するように構成すること。
【0132】このように構成した場合、保持容器11内
に保持された液体収容袋42の形状を、その下部から開
口部43にかけて滑らかに傾斜するように形成して支持
することができることから、液体収容袋42の開口部4
3から液体41をより一層滑らかに注出させることがで
きる。
【0133】・ 第2及び第3実施形態の保持容器11
において、容器本体12及び開閉部材13の上蓋27の
少なくとも一方を、例えば、ポリエチレン、ポリスチレ
ン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポ
リカーボネート、アクリル樹脂等の合成樹脂、アルミニ
ウム又は防水加工紙によって構成すること。
【0134】・ 第2及び第3実施形態の保持容器11
を着色された不透明な合成樹脂によって構成すること。
さらに、この保持容器11の容器本体12及び保持部1
7の少なくとも一方に、透過部16を穿設するのが好ま
しい。
【0135】・ 第2及び第3実施形態の開閉部材13
のクリップ61を、例えば、シリコーン、天然ゴム、合
成ゴム、熱可塑性エラストマー等の弾性部材によって形
成すること。
【0136】・ 第2及び第3実施形態の保持容器11
において、締付け突条38、保持凹部55及び指掛け部
62の少なくとも1種を省略して構成すること。このよ
うに構成した場合、保持容器11の構成を簡略化するこ
とができる。
【0137】・ 第2及び第3実施形態の液体収容袋4
2において、上部融着部71に設けられた一方の注出部
73を省略すること。このように構成した場合、液体収
容袋42の構成を簡略化することができる。
【0138】・ 第2及び第3実施形態の液体収容袋4
2において、図14に二点鎖線で示されるように、下部
融着部72の少なくとも一方の端部に注出部73を設け
ること。さらに、このとき、下部融着部72の中央部に
引掛け孔74を穿設又は穿設可能に構成するのが好まし
い。
【0139】このように構成した場合、液体収容袋42
を上下逆に使用することができることから、液体収容袋
42の取り扱い性をより一層向上させることができる。 ・ 第2及び第3実施形態の液体収容袋42内に、例え
ば、ウーロン茶、緑茶、スポーツドリンク、ミルク、ス
ープ、ガムシロップ、酒類、みりん、食酢、サラダ油、
ゴマ油、オリーブ油、機械油等の液体41を収容するこ
と。
【0140】このように構成した場合、保持容器11の
用途をさらに拡大することができる。 ・ 第2及び第3実施形態の保持容器11において、固
定ピン59を省略すること。
【0141】このように構成した場合でも、容器本体1
2内に液体収容袋42を確実に装着することができる。 ・ 第2及び第3実施形態の保持容器11において、一
方の保持部17に設けられた位置決め突起57を、例え
ば赤色等の目立つ色彩に着色すること。
【0142】このように構成した場合、液体収容袋42
の引掛け孔74を挿入する位置決め突起57の位置を非
常に容易に把握することができることから、液体収容袋
42の装着を容易に行うことができる。
【0143】・ 第2及び第3実施形態の保持容器11
において、図34に示されるように、容器本体12の側
壁15(例えば、容器本体12の底部14や保持部17
の保持凹部55)に透孔101を穿設すること。
【0144】このように構成した場合、液体収容袋42
内の液体41を冷蔵庫内で容易かつ迅速に冷却させるこ
とができる。さらに、ミネラルウォーター等の透明な液
体41が充填された液体収容袋42を収容保持した場合
には、液体41の残り量を非常に容易に把握することが
できる。また、保持凹部55に透孔101を穿設した場
合には、保持容器11を容易に保持することができる。
【0145】・ 図35に示されるように、第2及び第
3実施形態の保持容器11の保持部17に設けられた位
置決め突起57及び位置決め孔58を省略するととも
に、液体収容袋42の引掛け孔74を省略して構成する
こと。さらに、固定ピン59を省略してもよい。
【0146】このように構成した場合でも、左右一対の
保持部17の両挟持面25によって、液体収容袋42の
上端部を挟持して固定することができることから、液体
収容袋42の固定及び位置決めを確実に行うことができ
る。
【0147】・ 第2及び第3実施形態の保持容器11
において、図35及び図36(a)に示されるように、
保持部17の上端部に設けられた係合突部51と係合凹
部を省略し、保持部17の後方側上端部に係合突部10
2及び係合凹部103を設けること。さらに、左右一対
の保持部17を構成する上壁20の上面中央部に、一対
の指掛け用凹部104を凹設するとともに、その指掛け
用凹部104の左右端部にほぼ三角柱状の指掛け用突条
105を突設すること。また、このとき、指掛け用凹部
104又は指掛け用突条105を省略してもよい。
【0148】このように構成した場合、左右一対の保持
部17を両側方に回動させて開く際に、前記係合突部5
1を押圧しながら両保持部17を左右に回動させる必要
がなく、両指掛け用凹部104及び指掛け用突条105
に指を引掛けて両側方に引張ることによって、両保持部
17を非常に容易に左右に回動させて開くことができ
る。
【0149】・ 第2及び第3実施形態の保持容器11
において、図35に示されるように、底部14上端部の
前後中央位置に、一対の形状保持突片106を突設する
とともに、保持部17の下端部の合わせ面に、前記形状
保持突片106と対応する形状保持凹部107を凹設す
ること。また、前記形状保持凹部107を省略するとと
もに、前記形状保持突片106と両保持部17の内側面
とが当接するように構成してもよい。
【0150】さらに、前記形状保持突片106の中央部
に、横方向に延びる形状保持溝108を凹設するととも
に、図36(b)に示されるように、少なくとも一方の
保持部17に凹設された形状保持凹部107の中央部
に、前記形状保持溝108と係合する形状保持突条10
9を突設するのが好ましい。
【0151】このように構成した場合、左右の保持部1
7の合わせ面を当接させて容器本体12を閉鎖したと
き、最も不安定でずれやすい形状保持凹部107付近の
端縁をずれ難くすることができることから、容器本体1
2の形状を容易に保持することができる。さらに、底部
14と両保持部17とをより一層安定な状態に保持する
ことができることから、特にヒンジ部18の破壊を効果
的に防止することができ、容器本体12の耐久性を向上
させることができる。
【0152】一方、形状保持溝108及び形状保持突条
109を有する構成では、図35に示されるように、一
方の保持部17の形状保持突条109を形状保持溝10
8と係合させることによって、一方の保持部17のみを
底部14上に安定に立設させることができる。このと
き、前記一方の保持部17の挟持面25の所定位置に、
液体収容袋42の上端部を容易に位置合わせして装着す
ることができる。また、前記挟持面25に位置決め突起
57が設けられている場合には、その位置決め突起57
に液体収容袋42の引掛け孔74を容易に挿入すること
が可能である。
【0153】・ 第2及び第3実施形態の保持容器11
において、図37に示されるように、一方の保持部17
と開閉部材13とを、紛失防止のための接続ひも110
によって接続すること。また、前記接続ひも110をゴ
ムひも又はナイロンひもによって構成してもよい。
【0154】このように構成した場合、開閉部材13の
紛失を確実に防止することができる。 ・ 第2及び第3実施形態の保持容器11において、図
38に示されるように、クリップ61の一方の締付け部
37の内側面に、前後方向に延びる1つの締付け突条3
8aを突設すること。なお、前記締付け突条38aは、
他方の締付け部37に突設された2つの締付け突条38
の中間位置に突設されている。
【0155】このように構成した場合、液体収容袋42
の開口部43をより一層確実に締付けて密閉し、内部の
液体41が漏れ出すのを確実に防止することができる。
さらに、開閉部材13を後方にスライドさせて、前記密
閉された状態の液体収容袋42の開口部43を開口させ
たとき、その開口部43が斜め上方に向かって開口する
ことなく、まっすぐ上方に向かって開口させることがで
きることから、開口部43から液体41をより一層容易
に注出させることができる。
【0156】・ 第2及び第3実施形態の保持容器11
において、図39(a)及び(b)に示されるように、
丸棒をほぼコの字状に折り曲げて形成したロック手段と
してのロック部材111を、開閉部材13の上蓋27に
回動可能に設けること。すなわち、このロック部材11
1は、その両端部を内方に折り曲げることによって左右
一対の回動軸部112が形成されているうえ、両回動軸
部112間はハンドル部113となっている。
【0157】さらに、このロック部材111は、上蓋2
7の両側壁15の下端部中央位置に穿設された左右一対
の回動軸孔114に、前記両回動軸部112を挿入する
ことによって、上蓋27の前部に沿うように前後方向に
回動することができるように構成されている。加えて、
図39(b)に二点鎖線で示されるように、前記ハンド
ル部113は、ロック部材111を前方に回動させて上
蓋27の前壁29に当接させたとき、両切欠き部63の
前方位置に配置されるように構成されている。
【0158】さらに、上蓋27を構成する両側壁15の
前方側下端部に、ロック手段を構成する左右一対のロッ
ク用係合溝115を設け、ロック部材111を所定位置
にロックすることができるように構成するのが好まし
い。加えて、前記ロック用係合溝115と係合されてい
ない状態のロック部材111の回動を規制するための規
制手段(例えば、前記ロック用係合溝115と同形状の
もの)を、上蓋27の上面又は側壁15の中央部に設け
るのがより好ましい。
【0159】このように構成した場合、開閉部材13に
よって容器本体12の上部開口部24を閉鎖したとき、
ロック部材111のハンドル部113を上蓋27の前壁
29に当接させることによって、そのハンドル部113
を両保持部17のテーパ突条52の前面と当接させるこ
とができる。このため、開閉部材13の後方へのスライ
ドを確実に規制して、開閉部材13による閉鎖状態をロ
ックすることができる。
【0160】・ 第2及び第3実施形態の保持容器11
において、図39(a)及び(b)に示されるように、
前記ロック手段としてのロック部材111を開閉部材1
3の上蓋27に回動可能に設けるとともに、上蓋27を
構成する両側壁15の前方側下端部にロック用係合溝1
15を設けること。このロック用係合溝115は、前記
ロック手段を構成するロック用係合溝115よりも側方
に大きく突出している以外はほぼ同じ形状に形成されて
いる。
【0161】さらに、前記ロック部材111を構成する
ハンドル部113の両側部をロック用係合溝115と係
合させたとき、ハンドル部113の両側部が上蓋27の
両側壁15を内方に押圧することができるように構成さ
れている。そして、これらロック部材111及びロック
用係合溝115によって、締付け手段が構成されてい
る。
【0162】一方、前記ロック部材111は、そのハン
ドル部113が切欠き部63の前方位置に配置されるよ
うに構成されることによって、締付け手段及びロック手
段の両方の手段を構成するのが好ましいが、切欠き部6
3の前方位置に配置されずに締付け手段のみを構成して
も構わない。また、この開閉部材に、規制手段を設ける
のが好ましい。
【0163】このように構成した場合、ハンドル部11
3の両側部が上蓋27の両側壁15を内方に押圧するこ
とによって、その押圧力がテーパ突条52を介してクリ
ップ61の締付け部37に伝わり、両締付け部37によ
って液体収容袋42の開口部43をより一層強力に締付
けることができる。
【0164】・ 第2及び第3実施形態の液体収容袋4
2を、例えば、200ml、350ml、500ml、
1リットル、1.5リットル、2リットルの容量の液体
41が収容されるように構成すること。
【0165】・ 第2及び第3実施形態の液体収容袋4
2において、図40に点線で示されるように、上部融着
部71の引掛け孔74を円形状に穿設又は穿設可能に構
成すること。さらに、下部融着部72の中央部に、円形
状の引掛け孔74を穿設又は穿設可能に構成してもよ
い。
【0166】或いは、図40に二点鎖線で示されるよう
に、上部融着部71及び下部融着部72の少なくとも一
方に穿設又は穿設可能に設けられた引掛け孔74を、長
孔状に形成するとともにその中央部を円形状に形成する
こと。
【0167】このように構成した場合、商店等において
商品陳列のために配設された図示しない商品陳列棒に、
液体収容袋42を引掛けて陳列することができる。な
お、前記商品陳列棒は、主として金属によって構成さ
れ、商店等の商品陳列スペースに、前後方向(水平方
向)に延びるように配設された棒状の突起物である。そ
して、複数の液体収容袋42の引掛け孔74を、この商
品陳列棒に順番に引掛けて陳列することによって、それ
らの液体収容袋42を商品陳列棒に沿って前後に並べて
陳列することができる。
【0168】・ 第2及び第3実施形態の保持容器11
の位置決め突起57を省略するとともに、液体収容袋4
2を図41(a)及び(b)に示されるように構成する
こと。すなわち、図41(a)に示されるように、この
液体収容袋42は、ポリエチレンシートによってほぼ円
柱状に形成されるとともに、その上端部及び両側部に
は、ポリエチレンシートを熱融着することによって上部
融着部71及び側部融着部121が設けられている。
【0169】さらに、この液体収容袋42の下端部に
は、ポリエチレンシートを熱融着することによって、ほ
ぼ円筒状に形成された下部融着部72が設けられ、この
下部融着部72の下端縁は、液体収容袋42を自立させ
るための脚部122となっている。また、前記上部融着
部71の一端部には、熱融着される部分の幅を短く形成
することによって注出部73が設けられている。
【0170】そして、この液体収容袋42を製造する場
合には、以下のようにして製造する。すなわち、まず、
図41(b)の展開図に示されるように、長方形状に形
成されたポリエチレンシートの中央部に幅方向に延びる
2つの谷折り目123(点線で示されている)で谷折り
するとともに、前記両谷折り目123の中間位置に幅方
向に延びる山折り目124(点線で示されている)で山
折りする。
【0171】次に、前記両谷折り目123及び山折り目
124で折り重ねられたポリエチレンシートを熱融着す
ることによって側部融着部121及び下部融着部72を
形成し、さらに液体41を充填した後に上部融着部71
を熱融着する。このとき、液体収容袋42の下端部に
は、ほぼ底面円形状の底面部125が形成されるととも
に、その底面部125の周縁に沿って下部融着部72が
垂下されている。さらに、この下部融着部72の下端部
には、前記両谷折り目123によってほぼ円筒状の脚部
122が形成されている。
【0172】このように構成した場合、液体収容袋の保
持容器11内に確実に保持することができるうえ、自立
することができることから、液体収容袋42の取り扱い
を容易に行うことができる。
【0173】・ 図41(a)に二点鎖線で示されるよ
うに、第2及び第3実施形態の液体収容袋42の上部融
着部71の中央に、二点鎖線で示される引掛け孔74を
穿設又は穿設可能に設けること。
【0174】このように構成した場合、前記引掛け孔7
4を保持容器11の位置決め突起57に引掛けることに
よって、液体収容袋42の位置決めを容易に行うことが
できる。
【0175】・ 図41(a)に実線及び二点鎖線で示
されるように、第2及び第3実施形態の液体収容袋42
の上部融着部71の両端部に、一対の注出部73を設け
ること。
【0176】・ 図41(a)及び(b)に示される液
体収容袋42の底面部125を、例えば、底面三角形
状、底面四角形状、底面六角形状、底面八角形状等の底
面多角形状、又は底面楕円形状に形成すること。
【0177】・ 第2及び第3実施形態の液体収容袋4
2において、図42に示されるように、注出部73の上
端縁を、開閉部材13の切断刃32の切断方向に延びる
ように斜め前方に傾斜して形成するとともに、前記切断
刃32による切断部位である開口部43(点線で示され
ている)に沿うように形成すること。
【0178】このように構成した場合、液体収容袋42
の開口部43を開閉部材13の切断刃32によって切断
して開口させるとき、開口部43より上方の注出部73
内に残された液体41の量を著しく減らすことができ
る。従って、前記注出部73内に残された液体41が下
方に落ちて保持容器11を汚すおそれを低減させること
ができる。さらに、前記液体41が切断刃32に付着し
難いことから、切断刃32の腐食を防止することができ
るうえ、非常に衛生的である。特に、ジュース、スポー
ツドリンク、食酢等の腐食を促進させやすい液体41を
収容した液体収容袋42には効果的である。
【0179】さらに、前記実施形態より把握できる技術
的思想について以下に記載する。 (1) 前記開閉部材の外側面に容器本体の係合部と係
合するガイド部を設け、開閉部材を容器本体の上端部に
沿ってスライドさせ、切断刃による液体収容袋の切断を
ガイドするように構成した請求項4に記載の液体収容袋
の保持容器。
【0180】このように構成した場合、液体収容袋の上
端部を切断する作業を容易に行うことができる。 (2) 前記切断刃を前記保持部の傾斜面と平行に配設
した請求項4から請求項8のいずれかに記載の液体収容
袋の保持容器。
【0181】このように構成した場合、未開封の液体収
容袋をより一層容易に開封することができるうえ、液体
を滑らかに注出させることができる。 (3) 前記締付け部をマグネットにより構成し、マグ
ネットの磁力によって液体収容袋の上端部を締付けるよ
うに構成した請求項1から請求項4、請求項6から請求
項8のいずれかに記載の液体収容袋の保持容器。
【0182】このように構成した場合、液体を収容した
液体収容袋の開口部を容易に密閉することができる。 (4) 前記締付け部を回動可能に軸着された左右一対
の締付け棒により構成し、両締付け棒間に液体収容袋の
上端部を挟持して締付けるように構成した請求項1から
請求項4、請求項6から請求項8のいずれかに記載の液
体収容袋の保持容器。
【0183】このように構成した場合、液体を収容した
液体収容袋の開口部を容易に密閉することができる。 (5) 開閉可能に構成された左右一対の保持部からな
る容器本体と、その容器本体の上端部を開口又は閉鎖す
る開閉部材とから構成され、内部に液体が収容された液
体収容袋を保持するための液体収容袋の保持容器であっ
て、前記保持部には、その上端部に上部開口部を設ける
とともに、液体収容袋の上端部を支持するための支持部
と、開閉部材と係合するための係合部とを備え、前記開
閉部材には、液体収容袋の上端部を挟持して締付けるた
めの締付け部を備えた液体収容袋の保持容器。
【0184】このように構成した場合、液体を収容した
液体収容袋を保持することができるうえ、その袋内の液
体を繰り返し注出することができるとともに、液体の注
出量を調節することができる。
【0185】(6) 底部と、その底部に対して開閉可
能に設けられた保持部とからなる容器本体と、その容器
本体の上端部を開口又は閉鎖する開閉部材とから構成さ
れ、内部に液体が収容され、型くずれし難い材料からな
る液体収容袋を保持するための液体収容袋の保持容器で
あって、前記保持部には、その上端部に上部開口部を設
けるとともに、前記開閉部材と係合するための係合部を
備え、前記開閉部材には、液体収容袋の上端部を挟持し
て締付けるための締付け部を備えた液体収容袋の保持容
器。
【0186】このように構成した場合、液体を収容した
液体収容袋を保持することができるうえ、その袋内の液
体を繰り返し注出することができるとともに、液体の注
出量を調節することができる。
【0187】(7) 前記開閉部材の締付け部の合わせ
面の両方に、互い違いに締付け突条を形成した請求項1
から請求項8及び前記(2)のいずれかに記載の液体収
容袋の保持容器。
【0188】このように構成した場合、液体収容袋の開
口部をより一層効果的に密閉することができる。 (8) 前記底部の上端部に、前記保持部の内側面に当
接する形状保持突片を突設し、前記保持部の合わせ面の
陥入を規制して容器本体の形状を保持するように構成し
た請求項1から請求項8、前記(2)及び前記(7)の
いずれかに記載の液体収容袋の保持容器。
【0189】このように構成した場合、容器本体の形状
を容易に保持することができる。 (9) 前記開閉部材にロック手段を設け、開閉部材に
より容器本体の上端部を閉鎖したとき、開閉部材による
閉鎖状態をロックするように構成した請求項1から請求
項8、前記(2)、前記(7)及び前記(8)のいずれ
かに記載の液体収容袋の保持容器。
【0190】このように構成した場合、容器本体の上端
部を確実に閉鎖してロックすることができる。 (10) 前記開閉部材に締付け手段を設け、その締付
け手段により、前記締付け部の締付け方向に開閉部材を
締付けることによって、締付け部を締付けることができ
るように構成した請求項1から請求項8、前記(2)及
び前記(7)から前記(9)のいずれかに記載の液体収
容袋の保持容器。
【0191】このように構成した場合、液体収容袋の開
口部をより一層強力に締付けて、液体の漏れを防止する
ことができる。
【0192】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明の
液体収容袋の保持容器によれば、液体を収容した液体収
容袋を保持することができるうえ、その袋内の液体を繰
り返し注出することができるとともに、液体の注出量を
調節することができる。
【0193】請求項2に記載の発明の液体収容袋の保持
容器によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、
液体を容易に注出することができる。請求項3に記載の
発明の液体収容袋の保持容器によれば、請求項1又は請
求項2に記載の発明の効果に加えて、液体を収容した液
体収容袋を容易に密閉することができる。
【0194】請求項4に記載の発明の液体収容袋の保持
容器によれば、請求項1から請求項3のいずれかに記載
の発明の効果に加えて、未開封の液体収容袋を容易に開
封することができる。
【0195】請求項5に記載の発明の液体収容袋の保持
容器によれば、請求項1から請求項4のいずれかに記載
の発明の効果に加えて、液体を収容した液体収容袋の開
口部をより一層容易に密閉することができる。
【0196】請求項6に記載の発明の液体収容袋の保持
容器によれば、請求項1から請求項5のいずれかに記載
の発明の効果に加えて、液体を収容した液体収容袋の開
口部をさらに容易に密閉することができる。
【0197】請求項7に記載の発明の液体収容袋の保持
容器によれば、請求項1から請求項6のいずれかに記載
の発明の効果に加えて、液体収容袋を保持容器内に容易
に固定することができる。
【0198】請求項8に記載の発明の液体収容袋の保持
容器によれば、請求項1から請求項7のいずれかに記載
の発明の効果に加えて、液体収容袋を保持容器内の所定
位置に容易に装着することができる。
【0199】請求項9に記載の発明の液体収容袋によれ
ば、液体収容袋内の液体を容易に注出することができ
る。請求項10に記載の発明の液体収容袋によれば、液
体収容袋の保持容器内に容易に装着することができる。
【0200】請求項11に記載の発明の液体収容袋によ
れば、請求項10に記載の発明の効果に加えて、液体収
容袋を上下いずれの方向からでも開口させることができ
る。請求項12に記載の発明の液体収容袋によれば、液
体収容袋の保持容器内により一層容易に保持させること
ができるうえ、取り扱いを容易に行うことができる。
【0201】請求項13に記載の発明の液体収容袋によ
れば、液体収容袋の保持容器内に容易に装着することが
できるうえ、取り扱いを容易に行うことができる。請求
項14に記載の発明の液体収容袋によれば、請求項9か
ら請求項13のいずれかに記載の発明の効果に加えて、
液体収容袋の開口部を開口させるとき、開口部より上方
の注出部内に残された液体の量を容易に減らすことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の液体収容袋の保持容器を示す
分解斜視図。
【図2】 第1実施形態の保持容器の容器本体を示す部
分拡大側断面図。
【図3】 第1実施形態の保持容器の開閉部材を示す正
面図。
【図4】 第1実施形態の保持容器の開閉部材を示す底
面図。
【図5】 図1の5−5線から見た開閉部材を示す正断
面図。
【図6】 (a)は図3の6a―6a線から見た開閉部
材を示す側断面図、(b)は図3の6b−6b線から見
た開閉部材を示す側断面図。
【図7】 第1実施形態の液体収容袋を示す斜視図。
【図8】 第1実施形態の保持容器を使用している状態
を示す斜視図。
【図9】 第1実施形態の保持容器を使用している状態
を示す側断面図。
【図10】 第1実施形態の保持容器を使用している状
態を示す斜視図。
【図11】 第1実施形態の保持容器を使用している状
態を示す正断面図。
【図12】 第1実施形態の保持容器を使用している状
態を示す斜視図。
【図13】 第2実施形態の液体収容袋の保持容器を示
す側面図。
【図14】 第2実施形態の液体収容袋を示す斜視図。
【図15】 (a)は第2実施形態の開閉部材を示す正
面図、(b)は同じく側断面図。
【図16】 第2実施形態の開閉部材を示す底面図。
【図17】 第2実施形態の保持容器を使用している状
態を示す側断面図。
【図18】 第2実施形態の保持容器を使用している状
態を示す断面図。
【図19】 第2実施形態の保持容器を使用している状
態を示す断面図。
【図20】 第2実施形態の保持容器を使用している状
態を示す断面図。
【図21】 第2実施形態の液体収容袋の保持容器を示
す側面図。
【図22】 第3実施形態の開閉部材を示す底面図。
【図23】 第3実施形態の保持容器を使用している状
態を示す断面図。
【図24】 第3実施形態の保持容器を使用している状
態を示す断面図。
【図25】 実施形態以外の液体収容袋の保持容器を示
す側面図。
【図26】 (a)及び(b)はいずれも、実施形態以
外の保持容器を使用している状態を示す断面図。
【図27】 実施形態以外の保持容器を使用している状
態を示す断面図。
【図28】 実施形態以外の液体収容袋の保持容器を示
す側面図。
【図29】 実施形態以外の液体収容袋の保持容器を示
す側面図。
【図30】 実施形態以外の液体収容袋の保持容器を示
す側面図。
【図31】 実施形態以外の液体収容袋の保持容器を示
す側面図。
【図32】 実施形態以外の液体収容袋の保持容器を示
す側面図。
【図33】 実施形態以外の液体収容袋の保持容器を示
す側面図。
【図34】 実施形態以外の液体収容袋の保持容器を示
す斜視図。
【図35】 実施形態以外の液体収容袋の保持容器を示
す斜視図。
【図36】 (a)は実施形態以外の液体収容袋の保持
容器を示す断面図、(b)は図35の36b−36b線
から見た断面図。
【図37】 実施形態以外の液体収容袋の保持容器を示
す側面図。
【図38】 実施形態以外の開閉部材を示す正面図。
【図39】 (a)は実施形態以外の開閉部材を示す正
面図、(b)は同じく斜視図。
【図40】 実施形態以外の液体収容袋を示す斜視図。
【図41】 (a)は実施形態以外の液体収容袋を示す
斜視図、(b)は同じく展開図。
【図42】 実施形態以外の液体収容袋を示す斜視図。
【符号の説明】
11…液体収容袋の保持容器、12…容器本体、13…
開閉部材、14…容器本体の底部、17…容器本体の保
持部、21…保持部の傾斜面としての上部傾斜面、23
…保持部の傾斜面としての下部傾斜面、24…保持部の
上部開口部、25…支持部としての挟持面、26…係合
部及びレール溝としてのスライド溝、32…切断刃、3
7…開閉部材の締付け部、38,38a…締付け突条、
41…液体、42…液体収容袋、43…開口部、52…
テーパ突条、54…係合部及びレール溝としての締付け
溝、57…位置決め突起、59…固定ピン、69…テー
パ面、71…上部融着部、72…下部融着部、73…注
出部、74…引掛け孔、91…締付け部を構成するマグ
ネット、93…締付け部を構成する締付け棒、121…
側部融着部、122…脚部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月19日(2000.4.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の液体収容袋の保持容器
は、底部及びその底部に連なり開閉可能な保持部からな
る容器本体と、その容器本体の上端部を開口又は閉鎖す
る開閉部材とから構成され、内部に液体が収容された液
体収容袋を保持するための液体収容袋の保持容器であっ
て、前記保持部には、その上端部に上部開口部を設ける
とともに、液体収容袋の上端部を支持するための支持部
と、開閉部材と係合するための係合部とを備え、前記開
閉部材には、液体収容袋の上端部を挟持して締付けるた
めの締付け部を備え、前記係合部をレール溝によって形
成したものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】請求項2に記載の発明の液体収容袋の保持
容器は、請求項1に記載の発明において、前記保持部の
上端部を傾斜面によって構成したものである。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部及びその底部に連なり開閉可能な保
    持部からなる容器本体と、その容器本体の上端部を開口
    又は閉鎖する開閉部材とから構成され、内部に液体が収
    容された液体収容袋を保持するための液体収容袋の保持
    容器であって、 前記保持部には、その上端部に上部開口部を設けるとと
    もに、液体収容袋の上端部を支持するための支持部と、
    開閉部材と係合するための係合部とを備え、前記開閉部
    材には、液体収容袋の上端部を挟持して締付けるための
    締付け部を備えた液体収容袋の保持容器。
  2. 【請求項2】 前記保持部の上端部を傾斜面によって構
    成するとともに、前記係合部をレール溝によって形成し
    た請求項1に記載の液体収容袋の保持容器。
  3. 【請求項3】 前記開閉部材の締付け部の合わせ面の少
    なくとも一方に、締付け突条を形成した請求項1又は請
    求項2に記載の液体収容袋の保持容器。
  4. 【請求項4】 前記開閉部材に切断刃を設け、開閉部材
    を容器本体の上端部に沿ってスライドさせることによ
    り、締付け部から突出した液体収容袋の上端部を切断し
    て開口させる請求項1から請求項3のいずれかに記載の
    液体収容袋の保持容器。
  5. 【請求項5】 前記保持部に開閉部材の締付け部と係合
    するテーパ突条を、開閉部材の締付け方向に延びるよう
    に突設するとともに、前記締付け部にテーパ突条とほぼ
    平行に延びるテーパ面を形成し、テーパ突条に沿って開
    閉部材をスライドさせて容器本体の上端部を閉鎖すると
    き、テーパ突条がテーパ面に摺接されながら締付け部を
    締付けるように構成した請求項1から請求項4のいずれ
    かに記載の液体収容袋の保持容器。
  6. 【請求項6】 前記開閉部材の締付け部を弾性部材によ
    って構成した請求項1から請求項5のいずれかに記載の
    液体収容袋の保持容器。
  7. 【請求項7】 前記支持部に、液体収容袋の上端部を係
    止して固定するための固定ピンを突設した請求項1から
    請求項6のいずれかに記載の液体収容袋の保持容器。
  8. 【請求項8】 前記支持部に、液体収容袋の上端部に穿
    設された引掛け孔に挿通するための位置決め突起を突設
    した請求項1から請求項7のいずれかに記載の液体収容
    袋の保持容器。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項7のいずれかに記載
    の液体収容袋の保持容器内に収容保持される液体収容袋
    であって、 前記液体収容袋の上下端部には、それらの端縁に沿って
    熱融着された上部融着部及び下部融着部を設けるととも
    に、前記上部融着部の一方の端部、上部融着部の他方の
    端部、下部融着部の一方の端部及び下部融着部の他方の
    端部の少なくとも1つの端部を幅狭に熱融着することに
    よって注出部を設けた液体収容袋。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の液体収容袋の保持容
    器内に収容保持される液体収容袋であって、 前記液体収容袋の上下端部には、それらの端縁に沿って
    熱融着された上部融着部及び下部融着部を設けるととも
    に、前記上部融着部の少なくとも一方の端部を幅狭に熱
    融着することによって注出部を設け、さらに上部融着部
    の中央部に前記位置決め突起を挿通するための引掛け孔
    を穿設又は穿設可能に構成した液体収容袋。
  11. 【請求項11】 前記下部融着部の少なくとも一方の端
    部を幅狭に熱融着することによって注出部を設け、さら
    に下部融着部の中央部に前記位置決め突起を挿通するた
    めの引掛け孔を穿設又は穿設可能に構成した請求項10
    に記載の液体収容袋。
  12. 【請求項12】 請求項1から請求項7のいずれかに記
    載の液体収容袋の保持容器内に収容保持される液体収容
    袋であって、 前記液体収容袋の上下端部及び側部に、上部融着部、下
    部融着部及び側部融着部を設け、前記上部融着部の少な
    くとも一方の端部を幅狭に熱融着することによって注出
    部を設けるとともに、前記下部融着部の下端部周縁に脚
    部を設け、自立することができるように構成した液体収
    容袋。
  13. 【請求項13】 請求項8に記載の液体収容袋の保持容
    器内に収容保持される液体収容袋であって、 前記液体収容袋の上下端部及び側部に、上部融着部、下
    部融着部及び側部融着部を設け、前記上部融着部の少な
    くとも一方の端部を幅狭に熱融着することによって注出
    部を設けるとともに、上部融着部の中央部に、前記位置
    決め突起を挿通するための引掛け孔を穿設又は穿設可能
    に構成し、さらに前記下部融着部の下端部周縁に脚部を
    設け、自立することができるように構成した液体収容
    袋。
  14. 【請求項14】 前記注出部の上端縁を、前記液体収容
    袋の開口部に沿うように斜め前方に傾斜させて形成した
    請求項9から請求項13のいずれかに記載の液体収容
    袋。
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