JP2001095944A - スプリンクラーヘッド及び消火設備並びにスプリンクラーヘッド性能評価方法 - Google Patents

スプリンクラーヘッド及び消火設備並びにスプリンクラーヘッド性能評価方法

Info

Publication number
JP2001095944A
JP2001095944A JP28241199A JP28241199A JP2001095944A JP 2001095944 A JP2001095944 A JP 2001095944A JP 28241199 A JP28241199 A JP 28241199A JP 28241199 A JP28241199 A JP 28241199A JP 2001095944 A JP2001095944 A JP 2001095944A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sprinkler head
water
head
watering
sprinkler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP28241199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3975420B2 (ja
JP2001095944A5 (ja
Inventor
Toshihide Tsuji
利秀 辻
Toshiaki Tonomura
賢昭 外村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hochiki Corp
Original Assignee
Hochiki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hochiki Corp filed Critical Hochiki Corp
Priority to JP28241199A priority Critical patent/JP3975420B2/ja
Publication of JP2001095944A publication Critical patent/JP2001095944A/ja
Publication of JP2001095944A5 publication Critical patent/JP2001095944A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3975420B2 publication Critical patent/JP3975420B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高天井に設置した場合にも最適な散水パター
ンが得られ、また高天井用か低天井用かを簡単に判断で
きるように性能を評価する。 【解決手段】スプリンクラーヘッド9a〜9cは、高天
井の設置状態で散水エリアが広がりすぎないように下向
きに散水させる構造を備える。評価対象とするスプリン
クラーヘッドの放水試験によりヘッド設置位置から所定
高さHt下がった位置での散水半径と散水量との理想散
水分布G10〜G1.4を測定し、実際に測定したスプ
リンクラーヘッドの散水分布と理想散水分布G10〜G
1.4とを比較し、ヘッドの有効な設置高さを求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消火配管に接続さ
れ、火災時に加圧供給された消火用水を放水するスプリ
ンクラーヘッド及び消火設備並びにスプリンクラーヘッ
ド性能評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スプリンクラー消火設備に使用す
るスプリンクラーヘッドは、一般に2〜3メートルとい
った高さの天井面に設置している。このような通常のス
プリンクラーヘッドの性能評価は、床面に所定サイズの
マスを多数並べ、マスの上表面より規定高さ1.2メー
トル上方にスプリンクラーヘッドを設置した状態で散水
試験を行い、マスの上表面の高さにおける規定半径(例
えば2.6メートル)の散水エリアで測定用マス毎に決
められた規定の散水量以上が得られる放水パターンとな
るよう規格で決められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、建物の形態
によっては、10メートルに近い高天井部にもスプリン
クラーヘッドを設置する場合がある。しかし、スプリン
クラーヘッドの設置高さを上げると、必然的に散水半径
が広がり、ヘッドの直下付近の散水量が少なくなり、更
に設置高さを高めると散水量の少い領域が更に増えるよ
うになる。
【0004】この場合、スプリンクラーヘッドを密に設
置してヘッド直下の散水量の不足を補うことも考えられ
るが、火災時にどのヘッドが作動するかは不明であり、
火災時に必要な量の消火用水が散水されない領域が発生
する。
【0005】本発明の目的は、高天井に設置した場合に
最適な散水パターンが得られるようにしたスプリンクラ
ーヘッド及びスプリンクラー消火設備を提供することに
ある。
【0006】また本発明は他の目的は、スプリンクラー
ヘッドが高天井用か低天井用かを簡単に判断できるスプ
リンクラーヘッド性能評価方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は次のように構成する。まず本発明は、消火配管
に接続され、火災時に加圧供給された消火用水を放水す
るスプリンクラーヘッドであって、高天井の設置状態で
散水エリアが広がりすぎないように下向きに散水させる
構造を備えたことを特徴とする。
【0008】また本発明は、消火配管に接続され、火災
時に加圧供給された消火用水を放水するスプリンクラー
ヘッドを天井高さの異なる位置に設置したスプリンクラ
ー消火設備であって、高天井に設置しているスプリンク
ラーヘッドの散水エリアが広がりすぎないように下向き
に散水させる構造を備えたことを特徴とする。
【0009】ここで、スプリンクラーヘッドは、火災に
よる熱気流を受けた際に分解して加圧消火用水を放水す
る閉鎖型ヘッド構造のもの、所定の防護範囲内の特定部
分に集中的に散水する散布パターンを形成する複数の穴
を備えた旋回可能なノズル構造のもの、又は円板状のデ
フレクタを備えたもの等を対象とする。
【0010】また本発明のスプリンクラーヘッドの性能
評価方法を提供するものであり、次の手順をとる。
【0011】(1)スプリンクラーヘッドの設置高さの
変化に対し、床面から規定高さに設定した散水面におけ
る規定半径の散水エリアで規定の散水量が得られる理想
放水パターンを設定し、理想放水パターンにおけるヘッ
ド設置位置から所定高さ、例えば1〜2メートル程度下
がった位置での散水分布を求め、設置高さと理想散水分
布の関係を定義する。
【0012】(2)評価対象とするスプリンクラーヘッ
ドの放水試験によりヘッド設置位置から所定高さ下がっ
た位置で散水分布を測定する。
【0013】(3)ヘッド設置高さと理想散水分布の関
係から実際に測定した散水分布に対応するヘッド設置高
さを求める。
【0014】この場合の理想放水パターンは、スプリン
クラーヘッドの設置高さの変化に対し、床面に設置した
測定用のマスの上面に設定した散水面における規定半径
2.6メートルの散水エリアでマス毎に設定された規定
の散水量以上が得られる放水パターンとする。また本発
明のスプリンクラーヘッドの性能評価方法は、評価対象
とするスプリンクラーヘッドを求めた設置高さから高天
井用と低天井用に分類する。
【0015】このようなスプリンクラーヘッドの性能評
価方法にあっては、ヘッドから1〜2メートル下った測
定散水位置での散水分布を実測し、この実測した散水分
布を理想放水パターンにおける設置高さと理想散水分布
と比較することで、対象ヘッドの最適な設置高さを推定
することができる。
【0016】このためスプリンクラーヘッドを5〜10
メートルといった高さに設置して放水するような評価試
験を必要とすることなく、通常の1〜2メートルの低天
井と同じ設置高さでの放水試験により、高天井に適した
ヘッドかどうかが簡単に評価できる。
【0017】また既存のスプリンクラーヘッドに対し本
発明の性能評価方法を適用することで、高天井用か低天
井用かの性能評価ができ、これによって設置高さに応じ
性能評価で分類された適切なスプリンクラーヘッドを設
置でき、設置高さが異なっても、火災時に必要な領域に
必要な量の消火用水の散水することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明のスプリンクラー消
火設備の実施形態である。図1において、建物の地階等
には消火ポンプ1及びモータ2が設置され、ポンプ制御
盤15によるモータの駆動で消火ポンプ1を運転し、貯
水槽3の消火用水を汲み上げ、建物の垂直方向に配管し
た給水本管4に加圧供給している。
【0019】建物の屋上には高架水槽5が設置され、給
水本管に常時、消火用水を充満させている。また給水本
管4の管内圧力を圧力タンク13に導入して内部空気を
圧縮し、スプリンクラーヘッドの作動により管内圧力が
規定圧力以下に低下すると圧力スイッチ14をオンし、
ポンプ制御盤15がモータ2を駆動して消火ポンプ1を
運転するようにしている。
【0020】給水本管4から分岐された分岐管6には流
水検知装置7が設置され、流水検知装置7には流水検知
スイッチ8が設けられている。流水検知装置7の二次側
の分岐管6は建物の特定階に配管されている。
【0021】階の床面10に対し天井面の高さが通常の
低天井と5メートルを越えるような高天井部分とがあ
り、低天井部分には低天井用スプリンクラーヘッド9L
が設置され、また高天井部分には高天井用スプリンクラ
ーヘッド9Hが設置されている。更に、分岐管6の末端
側には末端試験弁11とオリフィス12が設けられてい
る。
【0022】ここで低天井用スプリンクラーヘッド9L
は放水パターン18Lを持ち、また高天井用スプリンク
ラーヘッド9Hは放水パターン18Hを持っており、そ
れぞれの放水パターン18L,18Hによる床面10の
散水領域はほぼ同じ大きさとなるように放水パターンを
決めている。
【0023】即ち低天井用スプリンクラーヘッド9Lの
放水パターン18Lによる床面10での散水領域の半径
をRとすると、高天井用スプリンクラーヘッド9Hの放
水パターン18Hによっても床面10の散水領域の半径
はほぼ同じRとなるようにヘッドからの放水方向を決め
ている。
【0024】具体的には、低天井用スプリンクラーヘッ
ド9Lの放水角度に対し高天井用スプリンクラーヘッド
9Hの放水角度は、散水エリアが広がり過ぎないように
下向きに放水させる構造を持たせている。
【0025】図2は本発明によるスプリンクラーヘッド
の設置高さに対する放水パターンの説明図である。
【0026】図2において、この実施形態にあっては、
高さHH,HM,HLの高天井,中天,低天井に対応し
て、スプリンクラーヘッド9H,9M,9Lを設置して
いる。このように異なる設置高さに適合したスプリンク
ラーヘッド9H,9M,9Lは、放水面となる床面10
における散水領域20がほぼ同じとなる散水パターン1
8H,18M,18Lとなるように、ヘッドからの放水
角度θH,θM,θLを定めており、これらの間には θH<θM<θL となる放水角度を設定する構造を備えている。
【0027】図3は、本発明によるスプリンクラーヘッ
ドとして閉鎖型スプリンクラーヘッドを例にとって、そ
の断面構造を示している。図3(A)は作動前の構造で
あり、図3(B)が火災による熱気流を受けて作動した
場合の構造である。
【0028】図3(A)において、閉鎖型スプリンクラ
ーヘッド9Aはヘッド本体21の内部流路の開口部に弁
体22を配置し、弁体22の外側にはデフレクタ23が
装着されている。弁体22はヘッド本体21の下部の感
熱分解部24の組立荷重を受けて流路を閉鎖状態にして
いる。
【0029】感熱分解部24には火災による熱気流を受
けた際の所定温度で溶融する半田ヒューズ25と集熱板
26が設けられている。
【0030】図3(A)の閉鎖型スプリンクラーヘッド
9Aは、図1に示したように分岐管6の所定の監視区域
に設置された状態で加圧消火用水の供給を受けるが、弁
体22を閉鎖状態に保持することで放水は行われない。
【0031】この状態で火災による熱気流を感熱分解部
24で受けると、半田ヒューズ25が所定温度例えば7
5℃に上昇した時に溶け、感熱分解部24が分解して脱
落し、これによって弁体22の支持が解除され、図3
(B)のように弁体22はデフレクタ23と共に落下し
て支持片27でヘッド本体21の下部に位置する。
【0032】この状態でヘッド本体21の散水口21a
より加圧消火用水が放出され、デフレクタ23に当たっ
て、図2に示したような放水パターンによって床面等に
消火用水を散水する。
【0033】図4は図3の閉鎖型スプリンクラーヘッド
9Aに使用しているデフレクタ23の実施形態であり、
図4(A)が低天井用デフレクタ23Lであり、図4
(B)が高天井用デフレクタ23Hである。
【0034】低天井用デフレクタ23Lは、その周囲に
複数の切込み28を備えており、切込みの部分を通って
ヘッドの直下方向に消火用水が散水され、切込み28の
ない部分で消火用水が横方向に放出され、両者の合成に
より例えば図2の低天井用スプリンクラーヘッド9Lの
放水パターン18Lが得られる。
【0035】これに対し図4(B)の高天井用デフレク
タ23Hは、周囲に形成した切込み28の内側に更に3
カ所に分けて円弧状にスリット穴29を開口しており、
このスリット穴29によって、散水口から放出された水
がスリット穴29を通って下方に向かうこととなり、図
4の低天井用デフレクタ23Lに比べ周囲に対する散水
が抑えられ、これによって高天井設置状態にあっても散
水エリアが広がり過ぎないようにし、実質的に図2の高
天井用スプリンクラーヘッド9Hの放水量θAによる放
水パターン18Hを実現する。
【0036】図5は図3の閉鎖型スプリンクラーヘッド
9Aに使用する高天井用デフレクタの他の実施形態であ
り、図4と同様、低天井用デフレクタと対比して示して
いる。図5(A)の低天井用デフレクタ23Lに対し、
図5(B)の高天井用デフレクタ23Hはラジアル方向
に形成した切込みが深切込み28aとなり、図5(A)
の低天井用デフレクタ23Lの切込み28に比べ中心方
向に、より深い切込みとしている。
【0037】このため図3(B)の状態で散水口21a
から放出された消火用水は、中心方向に延びている深切
込み28aから中心方向に向けて散水されることとな
り、これによって高天井の設置状態でも散水エリアが広
がり過ぎないように下向きに散水させることができる。
【0038】ここで、高天井設置用として散水エリアが
広がり過ぎないように下向きに散水させる構造として
は、図4(B),図5(B)のデフレクタの構造に限定
されず、適宜のデフレクタ切込み,開口,形状とするこ
とが可能である。
【0039】また、デフレクタ23の大きさ(半径)を
調節することで散水エリアを設定しても良い。高天井設
置用は低天井設置用よりも散水エリアが広がり過ぎない
ようにデフレクタの半径を小さくする。
【0040】また、図3(B)の弁体22の中央突出部
の大きさを変化させることで行っても良い。例えば低天
井設置用であれば弁体22の半径幅又は高さ幅を抑えて
消火用水が当たるデフレクタ23の面積を大きくして散
水エリアを広げる。逆に高天井設置用であれば弁体22
の中央突出部の半径幅や高さ幅を大きくして、消火用水
の当たるデフレクタの面積を小さくして広がり過ぎない
ようにする。
【0041】次に本発明によるスプリンクラーヘッドの
性能評価方法を説明する。図4及び図5に示したように
例えばデフレクタ23の形状を変えることで、図2のよ
うな設置高さが異なっても放水範囲20がほぼ同じとな
るかどうかは、実際に放水試験を行ってみないと分から
ない。
【0042】このための放水試験は、実際にヘッドを設
置する天井高さ、例えば低天井であれば2〜3メートル
の高さ、高天井であれば例えば10メートルという高さ
に設置して放水試験を行ってみればよい。しかしながら
10メートルといった高天井にスプリンクラーヘッドを
設置して放水試験を行うことは、そのような高天井の放
水試験設備は非常に特殊な設備であり、特別な建物を建
てなければならず、10メートルに設置して放水試験を
行うことは実際には無理がある。
【0043】そこで本発明のスプリンクラーヘッドの性
能評価方法にあっては、従来から行っている低天井であ
る1〜2メートル程度に通常のスプリンクラーヘッドを
設置した状態で10メートルの高天井に設置したと同等
な性能試験を行うことのできる性能評価方法を提供す
る。
【0044】図6は10メートルまでの設置高さに対す
るスプリンクラーヘッドの理想的な放水パターンを表し
ている。
【0045】ここでスプリンクラーヘッドの性能試験に
あっては、床面10に所定サイズのマスを多数並べ、こ
のマスに向けて放水試験を行った時の放水量が、半径R
=2.6メートルでマス毎に決められた規定放水量以上
の規格性能を満足するか否かを試験している。
【0046】このような規格上の性能試験に用いる規格
散水面30の半径R=2.6メートルの領域でマス毎に
規定の放水量以上の性能を実現する放水パターンを得ら
れるように、例えば設置高さHとして、10メートル,
8メートル,6メートル,4メートル,1.4メートル
のそれぞれに設置したスプリンクラーヘッド9a,9
b,9c,9d,9eについて、理想放水パターン18
a〜18eを設定する。
【0047】尚、スプリンクラーヘッド9eの高さにお
ける試験は、従来から行われている高さであり、マスの
高さが0.2メートルの場合にそのマスの上面から1.
2メートル高い1.4メートルにスプリンクラーヘッド
を設置し、0.2メートルの高さにおいて半径R=2.
6メートルでマス毎の散水量が規定散水量になる理想放
水量となるように設定されている。
【0048】この理想放水パターン18a〜18eは、
ヘッド9からの放水方向と放水速度を設定し、重力加速
度による運動方程式から落下軌跡を算出すればよい。勿
論、実際にそれぞれの高さにヘッドを設置し、規格散水
面30で半径R=2.6メートルでマス毎に規定の放水
量を得られるような放水パターンを計測して理想放水パ
ターンとしてもよい。
【0049】このように設置高さが異なるスプリンクラ
ーヘッド9a〜9eについて理想放水パターン18a〜
18eが求められたならば、各ヘッド9a〜9eから所
定高さHtだけ下がった位置を測定散水面31a〜31
eとする。この測定放水面31a〜31eを設定する高
さHtは、例えばHt=1メートル程度でよい。
【0050】本実施形態においては、従来から行われて
いる試験方法の1.2メートルに、Htを合わせてい
る。
【0051】したがって、ヘッド9a〜9eのそれぞれ
に対しては8.8メートル,6.8メートル,4.8メ
ートル,2.8メートル,0.2メートルのそれぞれの
位置に測定放水面31a〜31eが設定される。
【0052】このように測定放水面31a〜31eが設
定できたならば、それぞれに交差する理想放水パターン
18a〜18eの散水半径R10,R8,R5,R4,
R1.4のそれぞれ及び測定放水面31a〜31eにマ
スを並べた場合のマス毎の散水量を求める。
【0053】次に図7に示すように、図6の結果から横
軸にヘッドより所定高さHtだけ下に設定した測定放水
面における放水パターンの散水半径Rをとり、縦軸にマ
スに散水される散水量Lをとり、設置高さH=10,
8,6,4,1.4メートル毎の測定散水面31a〜3
1eでの半径Rと散水量Lの分布関係を示すと、両者の
間に例えば図示のような理想散水分布線G1.4,G
4,G6,G8,G10の関係が得られる。
【0054】この散水半径Rと散水量Lの関係は、説明
を簡単にするため半径が0メートルから最大半径まで同
一散水量にしているが、実際にスプリンクラーヘッドを
設置した場合には非線形になる場合もあり、また使用す
るスプリンクラーヘッドの構造によって様々な特性にな
ることは容易に理解でき、実際に使用するヘッドに適合
した最適特性を作るようにする。
【0055】この図7は、例えば、設置高さ1.4メー
トルに使用するスプリンクラーヘッドの場合は、斜線で
囲んだように半径が0メートルから2.6メートルまで
に並べたマスに散水される散水量がL1.4(ml/m
in)であることが示されている。この他の4,6,
8,10メートルも同様であり、10メートルの場合は
半径0〜R10メートルまで散水量L10(ml/mi
n)であることを示している。
【0056】このように図7の設置高さHにおける半径
Rと散水量Lの関係が定義できたならば、この関係を利
用して任意のスプリンクラーヘッドの性能評価を行う。
この性能評価は、まず評価対象とするスプリンクラーヘ
ッドを通常の散水試験設備である1〜2メートル程度の
試験にて行う。
【0057】即ち、床面に測定用のマスを敷きつめ、マ
スの上面を測定散水面とし、測定散水面から所定高さ
(例えば、図6,図7の実施例においては1.2メート
ル)上がった位置にスプリンクラーヘッドを設置する。
【0058】これによって測定準備ができることから、
スプリンクラーヘッドに加圧消火用水を供給して散水試
験を行い、ヘッドから1,2メートル下の測定散水面に
配置したマスに散布された水の貯留状態から散水半径R
xと散水量との関係を測定する。
【0059】このようにして実放水により散水分布が測
定できたならば、図7の半径Rと散水量Lの分布グラフ
に書き込み、予め書かれている理想散水分布線G1.
4,G4,G6,G8,G10と比較する。
【0060】例えば、試験を行ったスプリンクラーヘッ
ドの散水分布が図7に示す分布曲線Aであった場合に
は、1.4メートル及び4メートルの理想散水分布線G
1.4,G4よりも全半径領域において散水量が上回っ
ているから、分布曲線Aのスプリンクラーヘッドは高さ
4メートル以下で設置できることが判る。同様に分布曲
線Bの場合は4〜6メートル、分布曲線Cの場合は約7
〜10の高さに設置できることが判る。
【0061】この図6及び図7に示した本発明によるス
プリンクラーヘッドの性能評価方法を利用し、例えば図
4(B)または図5(B)の高天井用デフレクタ23H
を装着した図3の閉鎖型スプリンクラーヘッド9Aにつ
いて、図3(B)の状態で放水試験を行って散水分布を
求め、これを図7の直線特性に適用して有効な設置高さ
範囲を求めることで、図4(B)でスリット穴29を内
側に開口したり図5(B)で深切込み28aとしたこと
による最適設置高さがどの程度であるかを簡単に評価で
きる。
【0062】そして要求された設置高さの性能となるよ
うにスリット穴29の位置や大きさの調整、更には深切
込み28aの深さや切込み等を調整し、高天井用スプリ
ンクラーヘッドとして要求される設置高さに適合した最
適消火性能を持つスプリンクラーヘッドを得ることがで
きる。
【0063】実際のスプリンクラーヘッドの性能評価に
あっては、厳密な設置高さを求める必要はなく、基本的
には高天井用と低天井用の2種に分類できる性能評価が
できればよい。したがって図6,図7から例えば性能評
価で求めた有効設置高さが5メートル未満であれば低天
井用スプリンクラーヘッドに分類し、5メートル〜10
メートルであれば高天井用スプリンクラーヘッドに分類
する。
【0064】また2段階の分類では精度が低いことか
ら、図2に示したように低天井,中天井,高天井の3段
階に性能評価による設置高さから分類してもよい。例え
ば4メートル未満は低天井用、4メートル以上6メート
ル未満は中天井用、7メートル以上は高天井用というよ
うに3段階に分類してもよい。勿論、必要に応じて4段
階、5段階と適宜に分類することができる。
【0065】このような本発明のスプリンクラーヘッド
の性能評価方法は、既存のスプリンクラーヘッドが低天
井用か高天井用かを選択するための評価方法としても使
用することができる。
【0066】即ち市販のスプリンクラーヘッドについ
て、本発明によるスプリンクラーヘッドの性能評価方法
を適用することで有効設置高さ範囲を求める。この設置
高さHxはヘッドの構造、タイプ等により異なることか
ら、同一種のヘッドについて例えば10サンプルを対象
に性能試験を行って設置高さHxを求め、その平均値か
らそのヘッドの最適な設置高さを求めればよい。
【0067】このような評価を行うと、既存のスプリン
クラーヘッドにあっても機種によっては高天井用に適合
した放水パターンを持つものがあり、これを高天井用ス
プリンクラーヘッドとして選択して使用することができ
る。また実際に、スプリンクラーヘッドを設置する天井
面の高さに最適なスプリンクラーヘッドの選択に、本発
明の性能評価方法を利用することができる。
【0068】例えば天井が4メートルに設置するスプリ
ンクラーヘッドであった場合には、本発明によるスプリ
ンクラーヘッドの性能試験によって設置高さ4メートル
の理想散水分布を満足する既存のスプリンクラーヘッド
を最適ヘッドとして選択して設置することができる。
【0069】次に本発明によるスプリンクラーヘッドの
他の実施形態として走査型スプリンクラーヘッドの実施
形態を説明する。
【0070】図8は本発明による走査型スプリンクラー
ヘッド9Bの外観であり、走査型スプリンクラーヘッド
9Bはノズル本体32の上部に消火用水を加圧供給する
給水管に接続する接続ネジ部33を有し、下部に火災に
よる所定温度で熱分解して脱落する感熱作動機構34を
突出している。
【0071】図9は図8の走査型スプリンクラーヘッド
9Bが火災による熱気流を受けて感熱作動機構34が熱
分解して脱落することで消火用水を散布する動作状態の
断面図である。
【0072】図9において、火災による熱気流を受けて
感熱作動機構34が熱分解により脱落すると、スプリン
グ50の力及びノズル部38の自重によりノズル部38
が図示のようにノズル本体32の下部に突出し、同時に
軸42も下降して弁体41が弁座41aから離れ、それ
まで閉じていた流入路35を開く。
【0073】このため、接続ネジ部33側に接続してい
る給水配管(不図示)から加圧された消火用水は矢印の
ように流入路35を通って駆動部36の周囲に流れ込
み、インペラ36aを水流が通ることで回転力を発生し
て、ハウジング36bが回転する。
【0074】駆動部36の回転は内側に設けたダブル遊
星歯車機構を用いた減速部37により減速され、減速回
転がキャリアケース44より延在した固定ガイド45に
伝えられる。このときノズル部38は固定ガイド45に
沿って下側に加工した図示の位置にあり、減速部37の
キャリアケース44の減速回転を固定ガイド45を介し
て受けることで、例えば水量が40リットル/分だとす
ると1rpm程度で減速回転される。
【0075】駆動部36を通った水流は固定ガイド45
の部分からノズル部38の内部に流れ込み、中心から外
側方向に直線溝の形成で開口しているスリット穴40よ
り外部に散水される。
【0076】ここでノズル部38は第1部材38A、第
2部材38B及び第3部材38Cの組立アッセンブリィ
で構成され、このうち第2部材38Bと第3部材38C
の組立状態を図10(A)に取り出している。この第2
部材38Bと第3部材38C、更に、図示しない第1部
材との合せ面にはスリット穴40が複数形成されてい
る。
【0077】図10(B)は第2部材38Bの組合せ面
を示しており、スリット穴40は組合せ面に内側の流入
路35から外側に向かって溝加工することにより形成さ
れている。このようなノズル部38の構造にあっては、
例えば図10(B)の第2部材38B等の組み合わせ面
に設けるスリット穴40の角度を高天井用と低天井用に
適合した角度に設定すればよい。具体的には、高天井用
についてはスリット穴40の傾きを垂直方向に対し小さ
い角度とし、低天井用は大きい角度とすればよい。
【0078】図11は図9に示した本発明による走査型
スプリンクラーヘッド9Bの作動状態における散水パタ
ーンの説明図である。天井面に設置された本発明の走査
型スプリンクラーヘッド9Bが火災による熱気流を受け
て作動すると、図示のようにノズル部38が突出した状
態で周囲6カ所に配列しているスリット穴から消火用水
が放水されて放水パターン60が得られる。
【0079】このノズル部38からの放水パターン60
によって所定の防護範囲62に6方向に向いた棒状の散
布パターン61a,61bが得られ、このときノズル部
38は放水による水流を受けて駆動部36の回転により
矢印方向に回転する。その結果、各散布パターン61
a,61bは防護範囲62を1rpm程度の低速度で回
転走査することになる。
【0080】ノズル部38のスリット穴40は縦方向に
配列しているので、実際にはノズル部38からの放水は
スポット状の放水パターンが連続的に並んだ散布パター
ンとなるが、各スポット状の放水パターンが消火対象面
に当たった際に飛散及び消火対象面を流れることにより
スポット状の散水パターンが広がって、隣同士が繋がっ
た帯状の散布パターン61aとなる。
【0081】このように帯状の散布パターン61aにす
るためには、図10に示した第2部材38B、第3部材
38Cに形成するスリット穴40につき、その設置高さ
Hに応じて、遠くに散水するノズル部38の上側のスリ
ット穴40は横方向に溝を形成し、近くに散水するノズ
ル部38の下側のスリット穴40は下方向に溝を形成す
る。そしてスポット状の散水パターンが消火対象面に散
水される際に繋がって帯状の散布パターン61a,61
bとなるように、それぞれのスリット穴40の溝方向を
設定する。
【0082】この走査型スプリンクラーヘッド9Bの利
点は、防護範囲内にある或る部分を集中的に散布するよ
うに散布パターンを形成し防護範囲内を走査するように
したので、火災に対して瞬時的には大量の消火用水が散
布されるため、少ない放水量でより高い消火能力が得ら
れ、水損被害も小さいという利点を持つ。
【0083】また閉鎖型スプリンクラーヘッドと同程度
の消火能力とした場合には、配管内の水圧を低くでき、
水槽ポンプ等の容量も少なくて済み、更に配管サイズも
小さくなり、更に防護範囲内の或る部分に集中的に散水
するようにノズル部を形成しているため、防護範囲を閉
鎖型スプリンクラーヘッドの場合と比較して、より広く
しても同程度の消火能力が維持でき、このためノズルの
設置個数が低減でき、結果として設備コストが低減でき
る。
【0084】この図8〜図11に示した走査型スプリン
クラーヘッド9Bについても、図3の閉鎖型スプリンク
ラーヘッドの場合と同様、図6のように設置高さに対す
る理想放水パターンを設定してヘッドの下側所定高さH
thに設定した測定散水面での理想散水分布線Gxを求
めて図7の特性を定義し、これによって高天井に実際に
設置しなくとも、通常の従来から行っていた低い設置高
さ程度に走査型スプリンクラーヘッド9Bを設置した放
水試験で、高天井設置状態と同等な散布性能の試験がで
きる。
【0085】尚、本発明は上記の実施形態に限定され
ず、その目的と利点を損なわない適宜の変形を含む。ま
た本発明は上記の実施形態に示した数値による限定は受
けない。
【0086】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、高天井の設置状態で散水エリアが広がり過ぎないよ
うに下向きに散水させる構造を備えたスプリンクラーヘ
ッド及びそのスプリンクラーヘッドを備えたスプリンク
ラー消火設備とすることで、低天井と高天井のそれぞれ
に連続してスプリンクラーヘッドを設置するような場合
であっても、低天井用スプリンクラーヘッドからの放水
範囲と高天井用スプリンクラーヘッドの散水範囲がほぼ
同じとなり、高天井用スプリンクラーヘッドからの散水
が広がり過ぎて散水量が不足する領域を確実に防止し、
天井高さに関わらず、それぞれのヘッドが同じ消火性能
による散布領域を確実に確保することができる。
【0087】また本発明のスプリンクラーヘッドの性能
評価方法によれば、高天井用のスプリンクラーヘッドで
あっても低天井用と同等な例えば2〜3メートル程度の
高さに設置した状態での放水試験で、その放水パターン
の状態から最適な設置高さを推定することができ、簡単
且つ確実にスプリンクラーヘッドを高天井用か低天井用
か評価することができる。
【0088】また既存のスプリンクラーヘッドについて
本発明によるスプリンクラーヘッドの性能評価方法を適
用することで、同様に高天井用か低天井用かの性能評価
ができ、これによって設置高さに応じ性能評価で分類さ
れた適切なスプリンクラーヘッドを設置でき、設置高さ
が異なっても、予定されたほぼ同じ散水領域に必要な量
の消火用水を確実に散水することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスプリンクラー消火設備の説明図
【図2】本発明で使用するスプリンクラーヘッドの設置
高さに対する散水パターンの説明図
【図3】本発明による閉鎖型スプリンクラーヘッドの作
動前と作動後の断面図
【図4】図3で使用する低天井用デフレクタと高天井用
デフレクタの実施形態の説明図
【図5】図3で使用する低天井用デフレクタと高天井用
デフレクタの他の実施形態の説明図
【図6】本発明の性能評価方法で使用する理想散水パタ
ーンと放水有効半径の説明図
【図7】図6に基づいて得られた放水有効半径Rに対す
る設置高さHの特性図
【図8】本発明による走査型スプリンクラーヘッドの説
明図
【図9】本発明による走査型スプリンクラーヘッドの作
動状態の断面図
【図10】走査型スプリンクラーヘッドの動作説明図
【図11】図8で使用するノズル部の説明図
【符号の説明】
1:消火ポンプ 4:給水本管 6:分岐管 7:流水検知装置 8:流水検知スイッチ 9L:低天井用スプリンクラーヘッド 9H:高天井用スプリンクラーヘッド 9A:閉鎖型スプリンクラーヘッド 9B:走査型スプリンクラーヘッド 9a〜9e:スプリンクラーヘッド 10:床面 11:末端試験弁 12:オリフィス 15:ポンプ制御盤 16:スプリンクラー監視盤 18H,18M,18L:放水パターン 20:散水領域 21:ヘッド本体 22:弁体 23:デフレクタ 23L:低天井用デフレクタ 23H:高天井用デフレクタ 24:感熱分解部 28:切込み 28a:深切込み 29:スリット穴 30:規格散水面 31a〜31e:測定散水面 32:ノズル本体 34:感熱作動機構 35:流入路 36:駆動部 37:減速部(ダブル遊星歯車機構) 38:ノズル部 38A〜38C:第1〜第3部材 40:スリット穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01F 17/00 G01F 17/00 D Fターム(参考) 2E189 CC02 CC08 KA07 KA08 KB05 4F033 AA12 BA04 CA01 DA01 EA01 KA01 LA01 NA01 PA04 PC02 PD01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】消火配管に接続され、火災時に加圧供給さ
    れた消火用水を放水するスプリンクラーヘッドに於い
    て、 高天井の設置状態で散水エリアが広がりすぎないように
    下向きに散水させる構造を備えたことを特徴とするスプ
    リンクラーヘッド。
  2. 【請求項2】消火配管に接続され、火災時に加圧供給さ
    れた消火用水を放水するスプリンクラーヘッドを天井高
    さの異なる位置に設置したスプリンクラー消火設備に於
    いて、 高天井に設置しているスプリンクラーヘッドの散水エリ
    アが広がりすぎないように下向きに散水させる構造を備
    えたことを特徴とするスプリンクラー消火設備。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に於いて、前記スプリンク
    ラーヘッドは、火災による熱気流を受けた際に分解して
    加圧消火用水を放水する閉鎖型ヘッド構造、所定の防護
    範囲内の特定部分に集中的に散水する散布パターンを形
    成する複数の穴を備えた旋回可能なノズル構造、又は円
    板状のデフレクタを備えたことを特徴とするスプリンク
    ラーヘッド又はスプリンクラー消火設備。
  4. 【請求項4】設置高さに対する散水性能を評価するスプ
    リンクラーヘッド性能評価方法に於いて、 スプリンクラーヘッドの設置高さの変化に対し、床面か
    ら規定高さに設定した散水面における規定半径の散水エ
    リアで規定の散水量が得られる理想放水パターンを設定
    し、前記理想放水パターンにおけるヘッド設置位置から
    所定高さ下がった測定散水位置での散水分布を求め、前
    記設置高さと理想散水分布の関係を定義し、 評価対象とするスプリンクラーヘッドの放水試験により
    ヘッド設置位置から所定高さ下がった前記測定散水位置
    で散水分布を測定し、 前記ヘッド設置高さと理想散水分布の関係から実際に測
    定した散水分布に対応するヘッド設置高さを求めること
    を特徴とするスプリンクラーヘッド性能評価方法。
  5. 【請求項5】請求項4記載のスプリンクラーヘッド性能
    評価方法に於いて、前記理想放水パターンは、スプリン
    クラーヘッドの設置高さの変化に対し、床面に設置した
    測定用のマスの上面を規格散水面と設定し、規格散水面
    における規定半径2.6メートルの散水エリアでマス毎
    に設定された規定の散水量以上が得られる放水パターン
    であることを特徴とするスプリンクラーヘッド性能評価
    方法。
  6. 【請求項6】請求項4記載のスプリンクラーヘッド性能
    評価方法に於いて、評価対象とするスプリンクラーヘッ
    ドを、求めた設置高さから高天井用と低天井用に分類す
    ることを特徴とするスプリンクラーヘッド性能評価方
    法。
JP28241199A 1999-10-04 1999-10-04 消火設備用放水ヘッドの性能評価方法 Expired - Fee Related JP3975420B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28241199A JP3975420B2 (ja) 1999-10-04 1999-10-04 消火設備用放水ヘッドの性能評価方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28241199A JP3975420B2 (ja) 1999-10-04 1999-10-04 消火設備用放水ヘッドの性能評価方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2001095944A true JP2001095944A (ja) 2001-04-10
JP2001095944A5 JP2001095944A5 (ja) 2005-10-27
JP3975420B2 JP3975420B2 (ja) 2007-09-12

Family

ID=17652070

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28241199A Expired - Fee Related JP3975420B2 (ja) 1999-10-04 1999-10-04 消火設備用放水ヘッドの性能評価方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3975420B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012165801A (ja) * 2011-02-10 2012-09-06 Yamato Protec Co スプリンクラーヘッド
CN102935275A (zh) * 2012-12-05 2013-02-20 中山大学 一种评价全淹没灭火性能的试验方法和装置
JP2013121376A (ja) * 2011-12-09 2013-06-20 Hochiki Corp 放水分布予測装置、放水分布予測方法、及び放水分布予測プログラム
JP2014064702A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Nohmi Bosai Ltd 消火設備および消火装置
JP2015019889A (ja) * 2013-07-20 2015-02-02 斎久工業株式会社 駐車場の消火設備
US8967997B2 (en) 2012-02-13 2015-03-03 Factory Mutual Insurance Company System and components for evaluating the performance of fire safety protection devices
US9694223B2 (en) 2012-02-13 2017-07-04 Factory Mutual Insurance Company System and components for evaluating the performance of fire safety protection devices
CN109959506A (zh) * 2019-04-28 2019-07-02 厦门力巨自动化科技有限公司 一种花洒水花测试机
CN114849990A (zh) * 2022-07-05 2022-08-05 宁波润华全芯微电子设备有限公司 一种光刻胶胶嘴装置
WO2022220132A1 (ja) * 2021-04-15 2022-10-20 千住スプリンクラー株式会社 スプリンクラーヘッド
WO2023195046A1 (ja) * 2022-04-04 2023-10-12 千住スプリンクラー株式会社 スプリンクラーヘッド

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012165801A (ja) * 2011-02-10 2012-09-06 Yamato Protec Co スプリンクラーヘッド
JP2013121376A (ja) * 2011-12-09 2013-06-20 Hochiki Corp 放水分布予測装置、放水分布予測方法、及び放水分布予測プログラム
US9694223B2 (en) 2012-02-13 2017-07-04 Factory Mutual Insurance Company System and components for evaluating the performance of fire safety protection devices
US10207136B2 (en) 2012-02-13 2019-02-19 Factory Mutual Insurance Company System and components for evaluating the performance of fire safety protection devices
US10149993B2 (en) 2012-02-13 2018-12-11 Factory Mutual Insurance Company System and components for evaluating the performance of fire safety protection devices
US8967997B2 (en) 2012-02-13 2015-03-03 Factory Mutual Insurance Company System and components for evaluating the performance of fire safety protection devices
JP2014064702A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Nohmi Bosai Ltd 消火設備および消火装置
CN102935275A (zh) * 2012-12-05 2013-02-20 中山大学 一种评价全淹没灭火性能的试验方法和装置
JP2015019889A (ja) * 2013-07-20 2015-02-02 斎久工業株式会社 駐車場の消火設備
CN109959506A (zh) * 2019-04-28 2019-07-02 厦门力巨自动化科技有限公司 一种花洒水花测试机
WO2022220132A1 (ja) * 2021-04-15 2022-10-20 千住スプリンクラー株式会社 スプリンクラーヘッド
WO2023195046A1 (ja) * 2022-04-04 2023-10-12 千住スプリンクラー株式会社 スプリンクラーヘッド
CN114849990A (zh) * 2022-07-05 2022-08-05 宁波润华全芯微电子设备有限公司 一种光刻胶胶嘴装置
CN114849990B (zh) * 2022-07-05 2022-09-23 宁波润华全芯微电子设备有限公司 一种光刻胶胶嘴装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3975420B2 (ja) 2007-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5862994A (en) Deflector for upright-type fire sprinklers
JP2001095944A (ja) スプリンクラーヘッド及び消火設備並びにスプリンクラーヘッド性能評価方法
US7735570B2 (en) Early suppression fast response fire protection sprinkler
US7036603B2 (en) Fast response sprinkler head and fire extinguishing system
US7658231B2 (en) Residential fire sprinkler
EP2012880B1 (en) Extended coverage, storage, automatic fire protection sprinkler
US20210094051A1 (en) Sprinkler Head
CN216727756U (zh) 下垂式竖向侧壁窗口喷洒器和窗口喷洒器系统
JP2001095944A5 (ja)
CN112805072A (zh) 壁挂式喷头单元
JP4398450B2 (ja) スプリンクラヘッド
JP6934259B2 (ja) スプリンクラーヘッド
JPH09299503A (ja) 固定式消火設備の散水方法及び消火用散水ノズル
JP3672726B2 (ja) 固定式消火設備の消火用散水ノズル
US6082465A (en) Thrust reverser sprinkler head
JP3672699B2 (ja) 固定式消火設備の消火用散水ノズル
JP2001000574A (ja) スプリンクラー消火設備
Chan et al. Experimental study of actual delivered density for rack-storage fires
JP2003290384A (ja) スプリンクラーヘッド
JP3887157B2 (ja) 消火用散水ノズル
JPH074825Y2 (ja) スプリンクラヘッドのデフレクタ
JP3014504U (ja) フラッシュ型スプリンクラーヘッド
CN218248273U (zh) 消防喷淋头验证装置
CA2324436C (en) Fast response sprinkler head and fire extinguishing system
WO2023195046A1 (ja) スプリンクラーヘッド

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051018

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060711

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070515

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070607

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3975420

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110629

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120629

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130629

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140629

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees