JP2001095733A5 - - Google Patents

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JP2001095733A5
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【書類名】 明細書
【発明の名称】 電気掃除機
【特許請求の範囲】
【請求項1】 塵埃を吸い込むための電動送風機を備えた掃除機本体と、前記電動送風機の吸引力が作用する吸込具と、前記吸込具の移動操作を行なう手元ハンドルを備え、前記吸込具は、吸込具本体と、この吸込具本体の後方に設け前記手元ハンドル側を接続する接続部よりなり、前記接続部は、前記吸込具本体との接続面に対して回動可能に取り付けられる第1の連結体と、前記第1の連結体に対し傾動する第2の連結体とで構成し、かつ前記第1の連結体の回動角度を規制する回動規制部を設けた電気掃除機。
【請求項2】 塵埃を吸い込むための電動送風機を備えた掃除機本体と、一端を前記掃除機本体に取り付け前記電動送風機に連通するホースと、前記ホースの他端に取り付け前記電動送風機に連通する手元ハンドルと、前記手元ハンドルに取り付け前記ホースに連通する延長管と、前記延長管に取り付ける吸込具とを備え、前記吸込具は、吸込具本体と、この吸込具本体の後方に設け前記延長管を接続する接続部よりなり、前記接続部は、前記吸込具本体との接続面に対して回動可能に取り付けられる第1の連結体と、前記第1の連結体に対し傾動する第2の連結体とで構成し、かつ前記第1の連結体の回動角度を規制する回動規制部を設けた電気掃除機。
【請求項3】 第1の連結体に対し第2の連結体の傾動角度を規制する傾動規制部を設けた請求項1または2記載の電気掃除機。
【請求項4】 第1の連結体は、吸込具本体に軸心が略水平になるよう取り付け、第2の連結体は、前記第1の連結体に対して、水平状態から鉛直状態の範囲で傾動できるようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項5】 第1の連結体と第2の連結体とを傾動軸で連結し、前記傾動軸の位置を第1の連結体の軸心と異なる位置とした請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項6】 吸込具本体に形成した回動受け部に、第1の連結体に形成した回動部材を回動自在に嵌合し、回動規制部は、前記回動部材に設けた係止部と、前記回動受け部に設け前記係止部が当接する被係止部とで構成した請求項1〜5のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項7】 吸込具本体に形成した回動受け部に、第1の連結体に形成した回動部材を回動自在に嵌合し、吸込具本体と第1の連結体との間を気密性を保持して連結した請求項1〜6のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項8】 吸込具本体の接続面を、水平面からの角度が90度を超えるよう傾斜させた請求項1〜7のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【請求項9】 吸込具本体の接続面を、水平面からの角度が90度を下回るよう傾斜させた請求項1〜7のいずれか1項に記載の電気掃除機。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使用者が手元ハンドルを操作することにより、簡単に吸込具の角度を任意に操作できる電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気掃除機に用いる吸込具は、図12に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。
【0003】
図に示すように、吸込具本体1は、被掃除面に付着した塵埃を遊離させる回転ブラシ(図示せず)を内蔵し、後部に掃除機本体(図示せず)と連通される接続管2を回転自在に連結している。接続管2は2つの分割管3、4に分割しており、一方の分割管3は吸込具本体1の一端に抜け止めされつつ回転自在に嵌合している。
【0004】
この分割管3の後端には、その側面が略半円となる断面曲面形状の嵌合部5を形成している。他方の分割管4の前端には、嵌合部5の内面に嵌合する略円形の嵌合部6を形成し、両嵌合部5、6はそれらの側面においてビスにより抜け止めされつつ回動自在に接続嵌合されている。
【0005】
上記構成において、接続管2に延長管およびホース(いずれも図示せず)を介して掃除機本体を連結し、吸込具本体1を被掃除面に沿って走行させて掃除を行う。このとき、机やベッドなどの障害物の下などを掃除する場合には、ホースの一端に設けた手元ハンドルをひねり、この手元ハンドルに一端を連結した吸引管を回動させる。この吸引管の回動により吸込具本体1の分割管3および分割管4も回動し、吸込具本体1を被掃除面に対して広範囲に回動できる。
【0006】
たとえば、分割管3の側面が被掃除面と対向する位置まで回動すれば、吸引管と被掃除面を平行状態にすることができ、吸引管が机やベッドなどの下に入り込み、さらに、分割管4も回動させて吸引管と吸込具本体1の長手方向とを平行にすれば、障害物の下に狭い隙間しかない場合にも、吸込具本体1の短手方向側をその隙間に入れ込むことができ、障害物の干渉をなくして掃除をすることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の構成では、掃除機本体と連通される接続管2を吸込具本体1に回転自在に連結し、この接続管2を2つの分割管3、4に分割しており、一方の分割管3を吸込具本体1の一端に回転自在に嵌合し、分割管3と分割管4とを回動自在に接続しているため、机やベッドなどの障害物の下などを掃除する場合には、延長管を被掃除面に平行となる方向へ倒し、さらに、吸込具本体1を吸引管に対して大きく回動、たとえば、吸引管と吸込具本体1の長手方向が平行になるよう回動することで、害物との干渉をなくして掃除することができる。
【0008】
一方、延長管を持ち上げて、吸込具本体1を被掃除面より浮かした状態にすると、吸込具本体1と接続管2を構成する分割管3との間は、回転自在に連結しているため、たとえば、吸込具本体1を浮かした状態で吸込具本体1の側部を机などに当ててしまった場合のように、吸込具本体1に何らかの力が作用した場合には分割管3を中心に吸込具本体1が回転し、吸込具本体1の吸込口が上を向く状態まで回転する場合がある。この場合には、吸込具本体1を被掃除面におくと、吸込口が上を向く状態であるため、吸込具本体1の向きを変えなければ被掃除面を掃除することができず、使い勝手が悪いという問題を有していた。
【0009】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、手元ハンドルのひねり動作で吸込具を被掃除面に対して広範囲に回動できるようにするとともに、吸込具の回動角度を規制することにより使い勝手を向上することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、塵埃を吸い込むための電動送風機を備えた掃除機本体と、前記電動送風機の吸引力が作用する吸込具と、前記吸込具の移動操作を行なう手元ハンドルを備え、前記吸込具は、吸込具本体と、この吸込具本体の後方に設け前記手元ハンドル側を接続する接続部よりなり、前記接続部は、前記吸込具本体との接続面に対して回動可能に取り付けられる第1の連結体と、前記第1の連結体に対し傾動する第2の連結体とで構成し、かつ前記第1の連結体の回動角度を規制する回動規制部を設けたものである。
【0011】
これにより、手元ハンドルのひねり動作で吸込具を被掃除面に対して広範囲に回動することができるとともに、吸込具の回動角度を規制することにより使い勝手を向上することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、塵埃を吸い込むための電動送風機を備えた掃除機本体と、前記電動送風機の吸引力が作用する吸込具と、前記吸込具の移動操作を行なう手元ハンドルを備え、前記吸込具は、吸込具本体と、この吸込具本体の後方に設け前記手元ハンドル側に接続する接続部よりなり、前記接続部は、前記吸込具本体との接続面に対して回動可能に取り付けられる第1の連結体と、前記第1の連結体に対し傾動する第2の連結体とで構成し、かつ前記第1の連結体の回動角度を規制する回動規制部を設けたものであり、第1の連結体に対して傾動自在な第2の連結体を接続し、さらに、第2の連結体に連結部(例えば棒状あるいは管状のもの)を介して手元ハンドルを接続するので、この手元ハンドルのひねり動作を吸込具に伝えることができる。したがって、手元ハンドルのひねり動作により連結部が回動するとともに、連結部と第1の連結体とのなす角度が変わる。連結部の回動については第1の連結体の回動により吸込具本体の下面が被掃除面に向いた状態を維持し、連結部と第1の連結体とのなす角度の変化は第2の連結体が傾動するので、同様に吸込具本体の下面が被掃除面に向いた状態を維持することができる。
【0013】
しかも、連結部と第1の連結体とのなす角度が変化するように第2の連結体を傾動自在にしたことにより、吸込具本体を大きく回動することができ、たとえば、連結部の軸方向と吸込具本体の長手方向(左右方向)をほぼ平行にすることができる。この場合、第2の連結体の傾動範囲は吸込具本体を被掃除面においた状態で、少なくとも鉛直状態まで傾動できるようにしておく必要があり、また、連結部の軸方向を被掃除面と平行にするためには、吸込具本体を被掃除面に置いた状態で少なくとも水平状態まで傾動できるようにしておく必要があり、さらに、連結部の軸方向と吸込具本体の長手方向(左右方向)をほぼ平行にし、かつ、連結部の軸方向を被掃除面と平行にするためには、第1の連結体の可動範囲を、手元ハンドルにひねり動作を加えていない状態から左右に各々90度以上回動できるようにしておく必要がある。この回動範囲であれば、種々の掃除使用形態に対応させて吸込具の向きを変更したり、連結部と被掃除面とを平行にしたりすることができ、使い勝手がよくなる。
【0014】
しかも、第1の連結体の可動範囲については回動規制部により規制しているので、吸込具本体を被掃除面から浮かした状態であっても吸込具本体が必要以上に回動してしまい、吸込具本体の下面が真上を向いた状態になるのを防止できる。つまり、吸込具本体を浮かした状態で吸込具本体の下面が真上を向く状態を防止できる範囲(回動規制範囲左右に各々90度以上180度未満)に規制しておれば、連結部を僅かに回動させると、浮かした状態の吸込具本体にすぐに回動力が加わり、吸込具本体は第1の連結体を中心に回動し、少なくとも吸込具本体の下面は被掃除面に対して鉛直状態の位置まで簡単に移動する。この状態からは吸込具本体の下面を被掃除面側に向けておくことは容易である。
【0015】
さらに、回動規制部による回動規制範囲を90度近傍に設定しておけば、連結部の軸方向と吸込具本体の長手方向(左右方向)をほぼ平行にし、かつ連結部を前後方向に移動させて狭い隙間を掃除する場合、手元ハンドルにひねり動作を加えれば回動規制がかかり、吸込具本体が第1の連結体を中心に回動し、吸込具本体の左右方向の一端側が被掃除面から浮いた状態になり、大きな塵埃をその一端側から吸引することができる。
【0016】
このように、吸込具を広範囲に回動させて使い勝手を向上できる電気掃除機としては、請求項2記載の発明で述べる床移動型の電気掃除機、すなわち、延長管、ホースなどを介して掃除機本体と吸込具とを接続するタイプの電気掃除機に限定されるものでなく、手元ハンドルと吸込具とを連結部で接続する電気掃除機、例えば、吸込具に傾動自在に掃除機本体(連結部に相当)を接続し、その掃除機本体の上部に手元ハンドルを設けたアップライト型電気掃除機、吸込具に掃除機本体の機能も持たせ、その吸込具に例えば手元ハンドルを上部に設けた棒状の連結を取り付けた電気掃除機にも適用することができる。
【0017】
本発明の請求項2に記載の発明は、塵埃を吸い込むための電動送風機を備えた掃除機本体と、一端を前記掃除機本体に取り付け前記電動送風機に連通するホースと、前記ホースの他端に取り付け前記電動送風機に連通する手元ハンドルと、前記手元ハンドルに取り付け前記ホースに連通する延長管と、前記延長管に取り付ける吸込具とを備え、前記吸込具は、吸込具本体と、この吸込具本体の後方に設け前記延長管を接続する接続部よりなり、前記接続部は、前記吸込具本体との接続面に対して回動可能に取り付けられる第1の連結体と、前記第1の連結体に対し傾動する第2の連結体とで構成し、かつ前記第1の連結体の回動角度を規制する回動規制部を設けたものであり、第1の連結体に対して傾動自在な第2の連結体を接続し、さらに、第2の連結体に接続した延長管を介して手元ハンドルのひねり動作を吸込具に伝えるので、手元ハンドルのひねり動作により延長管が回動するとともに、延長管と第1の連結体とのなす角度が変わる。延長管の回動については第1の連結体の回動により吸込具本体の下面が被掃除面に向いた状態を維持し、延長管と第1の連結体とのなす角度の変化は第2の連結体が傾動するので、同様に吸込具本体の下面が被掃除面に向いた状態を維持することができる。
【0018】
しかも、延長管と第1の連結体とのなす角度が変化するように第2の連結体を傾動自在にしたことにより、吸込具本体を大きく回動することができ、たとえば、延長管の軸方向と吸込具本体の長手方向(左右方向)をほぼ平行にすることができる。この場合、第2の連結体の傾動範囲は吸込具本体を被掃除面においた状態で、少なくとも鉛直状態まで傾動できるようにしておく必要があり、また、延長管の軸方向を被掃除面と平行にするためには、吸込具本体を被掃除面に置いた状態で少なくとも水平状態まで傾動できるようにしておく必要があり、さらに、延長管の軸方向と吸込具本体の長手方向(左右方向)をほぼ平行にし、かつ、延長管の軸方向を被掃除面と平行にするためには、第1の連結体の可動範囲を、手元ハンドルにひねり動作を加えていない状態から左右に各々90度以上回動できるようにしておく必要がある。この回動範囲であれば、種々の掃除使用形態に対応させて吸込具の向きを変更したり、延長管と被掃除面とを平行にしたりすることができ、使い勝手がよくなる。
【0019】
しかも、第1の連結体の可動範囲については回動規制部により規制しているので、吸込具本体を被掃除面から浮かした状態であっても吸込具本体が必要以上に回動してしまい、吸込具本体の下面が真上を向いた状態になるのを防止できる。つまり、吸込具本体を浮かした状態で吸込具本体の下面が真上を向く状態を防止できる範囲(回動規制範囲左右に各々90度以上180度未満)に規制しておれば、延長管を僅かに回動させると、浮かした状態の吸込具本体にすぐに回動力が加わり、吸込具本体は第1の連結体を中心に回動し、少なくとも吸込具本体の下面は被掃除面に対して鉛直状態の位置まで簡単に移動する。この状態からは吸込具本体の下面を被掃除面側に向けておくことは容易である。
【0020】
さらに、回動規制部による回動規制範囲を90度近傍に設定しておけば、延長管の軸方向と吸込具本体の長手方向(左右方向)をほぼ平行にし、かつ延長管を前後方向に移動させて狭い隙間を掃除する場合、手元ハンドルにひねり動作を加えれば回動規制がかかり、吸込具本体が第1の連結体を中心に回動し、吸込具本体の左右方向の一端側が被掃除面から浮いた状態になり、大きな塵埃をその一端側から吸引することができる。
【0021】
請求項3に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、第1の連結体に対し第2の連結体の傾動角度を規制する傾動規制部を設けたものであり、連結部又は延長管を持ち上げて吸込具本体を被掃除面から浮かした状態にした場合、吸込具本体の重量により第2の連結体から第1の連結体が下向きに傾動しようとするが、傾動規制部により必要以上に吸込具本体が下向かないようにしている。つまり、吸込具本体の下面が被掃除面に対向する状態で傾動規制すれば、浮かした状態から被掃除面に吸込具本体を置く操作が良好となる。多少、被掃除面に対して吸込具本体の下面が傾斜したとしても、被掃除面に吸込具本体を置く作業に影響を与えることはない。したがって、吸込具本体を浮かした状態から再度被掃除面に置くという操作において、問題とならない程度に傾動範囲を設定しておくことが好ましい。
【0022】
少なくとも、浮かした状態で吸込具本体の下面が被掃除面に対して鉛直状態になるという傾動範囲では、再度吸込具本体を被掃除面に置く場合に吸込具本体の前面が被掃除面に当たり、吸込具本体の下面を被掃除面に向けるという煩わしい操作が必要となり好ましくない。
【0023】
なお、浮かした状態で吸込具本体の下面が被掃除面側に傾いておれば、吸込具本体の前面が被掃除面に当たったとしても、自重により吸込具本体の下面が被掃除面側に倒れ、煩わしい操作は解消できる。ただ、通常の掃除作業を考慮すると、吸込具本体を浮かす状態は頻繁に発生するので、吸込具本体を浮かした状態では水平状態付近で傾動規制が加わるようにしておくことが好ましい。
【0024】
請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜3に記載の発明において、第1の連結体は、吸込具本体に軸心が略水平になるよう取り付け、第2の連結体は、前記第1の連結体に対して、水平状態から鉛直状態の範囲で傾動できるようにしたものであり、第1の連結体に対して、第2の連結体を水平状態から鉛直状態の範囲で傾動できるようにし、さらに、第2の連結体に接続した連結部または延長管を介して手元ハンドルのひねり動作を吸込具に伝えるので、手元ハンドルのひねり動作により連結部または延長管が回動するとともに、連結部または延長管と第1の連結体とのなす角度が変わる。連結部または延長管の回動については、第1の連結体の回動により吸込具本体の下面が被掃除面に向いた状態を維持し、連結部または延長管と第1の連結体とのなす角度の変化は第2の連結体が傾動するので、同様に吸込具本体の下面が被掃除面に向いた状態を維持することができる。しかも、連結部または延長管と第1の連結体とのなす角度が変化するように第2の連結体を水平状態から鉛直状態の範囲で傾動できるようにしたことにより、吸込具本体を大きく回動することができ、たとえば、連結部または延長管の軸方向と吸込具本体の長手方向(左右方向)をほぼ平行にすることができる。
【0025】
請求項5に記載の発明は、上記請求項1〜4に記載の発明において、第1の連結体と第2の連結体とを傾動軸で連結し、前記傾動軸の位置を第1の連結体の軸心と異なる位置としたものであり、傾動軸の位置を第1の連結体の軸心(第1の連結体の回動中心)より上にした場合は、手元ハンドルの押し力を第1の連結体の回動動作に変換することができるので、吸込具本体の回転操作性を高めることができる。また、傾動軸の位置を第1の連結体の軸心(第1の連結体の回動中心)より下にした場合は、手元ハンドルの押し力が第1の連結体の回動を阻止する方向に作用するので、吸込具本体を移動させる場合の直進安定性を確保することができる。吸込具本体の回転操作性を重視する設計にするか、吸込具本体の直進安定性を重視する設計にするかを、傾動軸の位置を第1の連結体の軸心に対して上下方向にずらすことで簡易に対応することができる。
【0026】
請求項6に記載の発明は、上記請求項1〜5に記載の発明において、吸込具本体に形成した回動受け部に、第1の連結体に形成した回動部材を回動自在に嵌合し、回動規制部は、前記回動部材に設けた係止部と、前記回動受け部に設け前記係止部が当接する被係止部とで構成したものであり、回動規制部を構成する回動部材に設けた係止部と回動受け部に設けた被係止部には、接続部内を通過する塵埃が当接することがなく、回動規制部に塵埃が詰まるのを防止することができる。
【0027】
請求項7に記載の発明は、上記請求項1〜6に記載の発明において、吸込具本体に形成した回動受け部に、第1の連結体に形成した回動部材を回動自在に嵌合し、吸込具本体と第1の連結体との間を気密性を保持して連結したものであり、回動受け部に回動部材を回動自在に嵌合し、吸込具本体に対して第1の連結体を回動させるとき、回動受け部と回動部材の間より空気を吸い込むことがなく、吸込具の集塵性能を確保することができる。
【0028】
請求項8に記載の発明は、上記請求項1〜7に記載の発明において、吸込具本体の接続面を、水平面からの角度が90度を超えるよう傾斜させたものであり、吸込具に接続した連結部または延長管と被掃除面とのなす角度が一定の場合、吸込具を被掃除面においた状態で、手元ハンドルをひねり動作させたとき、吸込具本体の接続面を水平面からの角度が90度を超えるよう傾斜させると、手元ハンドルのひねり角度に対して、吸込具の被掃除面に対する回動角度が小さくなる。このため、手元ハンドルを操作したときの吸込具の直進安定性を向上することができる。
【0029】
請求項に記載の発明は、上記請求項1〜7に記載の発明において、吸込具本体の接続面を、水平面からの角度が90度を下回るよう傾斜させたものであり、吸込具に接続した連結部または延長管と被掃除面とのなす角度が一定の場合、吸込具を被掃除面においた状態で、手元ハンドルをひねり動作させたとき、吸込具本体の接続面を水平面からの角度が90度を下回るよう傾斜させると、手元ハンドルのひねり角度に対して、吸込具の被掃除面に対する回動角度が大きくなる。このため、手元ハンドルにひねり動作を加えながら操作したときの吸込具の回動操作性を向上することができる。
【0030】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0031】
(実施例1)
図2に示すように、掃除機本体7は、内部に塵埃を集塵する集塵室と電動送風機8を備えており、この掃除機本体7の集塵室に連通するようにホース9の一端を接続している。ホース9の他端にはくの字状の曲がりパイプ10aとこの曲がりパイプ10aと分岐した握り部10bを設けた手元ハンドル10を取り付けている。曲がりパイプ10aに連通するように延長管11の一端を手元ハンドル10に接続し、延長管11の他端に吸込具12を取り付けている。
【0032】
また、電動送風機の排気を吸込具12に導入する排気通路を吸引通路とは別に、ホース9、曲がりパイプ10a、延長管11に形成した還流式電気掃除機にも本発明は適用できるものである。
【0033】
吸込具12は、図1に示すように、前後の長さが左右の長さより短い吸込具本体13と、この吸込具本体13の後方に設け、延長管11を接続する接続部14とよりなり、吸込具本体13の下面の略中央に、吸込口15を設け、この吸込口15は吸込具本体13の下面に、その長手方向に延びる吸塵通路16と連通している。また、吸込具本体13の下面前方の両側に前ローラー17を回転自在に取り付け、下面後方の両側に後ローラー18を回転自在に取り付けている。
【0034】
接続部14は、図3に示すように、吸込具本体13との接続面に対して回動可能に取り付けた第1の連結部材19と、この第1の連結部材19に対して傾動可能に取り付けた第2の連結部材20とで構成し、第1の連結部材19と第2の連結部材20とを可撓性を有する接続管21を介して、後述するように連結している。なお、第1の連結部材19、第2の連結部材20および接続管21で第1および第2の連結体を構成している。
【0035】
吸込具本体13は、上部材22と下部材24とで外郭を構成し、下部材24の下面に設けた吸込口15と吸込具本体1後方の接続部14とを連通する吸込通路35を形成するため、下部材24と上部材22との間に中間部材23を配し、中間部材23と部材24とで囲まれる空間が吸込通路35となる。
【0036】
接続部14が接続される吸込具本体13の後方には、吸込通路35の出口を設け、この出口には上部材22と部材24で形成される回動受け部25が位置している。この回動受け部25は吸込通路35の出口より径大な環状溝部により形成している。
【0037】
第1の連結部材19には、図3および図4に示すように、回動受け部25の環状溝に嵌合する環状溝を周面に設けたドーナツ状の回動部材26を設けている。このように回動受け部25の溝と回動部材26の溝とを嵌合することでラビリンス構造を形成し、回動部分における気密性を確保しつつ連結している。回動部材26の開口部には可撓性を有する接続管21の一端が連結され、吸込通路35の出口と接続21の一端が連通される。接続管21の他端は第2の連結部材20に固定した連結部27に接続している。
【0038】
第1の連結部材19の一部を構成する回動部材26には、両側方向に略L字状の腕部が延び、この腕部に第2の連結部材を傾動軸31を介して傾動自在に連結している。また、回動部材26の外周には、図4および図5に示すように、外周方向に突出する係止部28を設け、この係止部28と回動受け部25に設けた被係止部29とで、第1の連結部材19の回動角度を規制する回動規制部30を構成している。
【0039】
さらに説明すると、図5に示すように、回動受け部25の溝部36には、係止部28が当接するように内方に突出した被係止部29を設け、回動部材26を矢印に示すように左右に回動させると、係止部28が破線で示す位置、つまり、水平状態になる位置で回動が規制されるようにしている。
【0040】
また、第1の連結部材19と第2の連結部材20とは、図6に示すように、第1の連結部材19の内面に内方に向かって設けた傾動軸31で連結している。ここで、傾動軸31の軸心O3の位置を第1の連結部材19の軸心(第1の連結部材19の回動中心)O1よりdだけ高い位置としている。
【0041】
また、第1の連結部材19は、図7に示すように、吸込具本体13に軸心が略水平になるよう取り付け、第2の連結部材20に、図4に示すように、第1の連結部材19に対向するよう突起部32を設け、第2の連結部材20が略水平状態で突起部32が第1の連結部材19に当接し、傾動角度を規制する傾動規制部33を構成している。
【0042】
また、第1の連結部材19に、第2の連結部材20に対向するよう突起部34を突出させ、図8に示すように、第2の連結部材20が略鉛直状態で第2の連結部材20が突起部34に当接し、傾動角度を規制するように構成している。すなわち、第2の連結部材20は第1の連結部材19に対して、水平状態から鉛直状態の範囲で傾動できるようにしている。
【0043】
上記構成において動作を説明すると、掃除機本体7に通電すると、電動送風機8が回転し、吸込具本体13より吸い込んだ塵埃は、第1の連結部材19と第2の連結部材20を連結する可撓性を有する接続管21を通り、連結部27に接続した延長管11、ホース9を介して掃除機本体7に吸引される。
【0044】
ここで、第1の連結部材19に対して傾動自在な第2の連結部材20を接続し、さらに、第2の連結部材20に接続した延長管11を介して手元ハンドル10のひねり動作を吸込具12に伝えるので、手元ハンドル10のひねり動作、すなわち、手元ハンドル10の中心軸を中心として手元ハンドル10を回転させることにより、延長管11が回動するとともに、延長管11と第1の連結部材19とのなす角度が変わる。
【0045】
延長管11の回動については、第1の連結部材19の回動により吸込具本体13の下面が被掃除面に向いた状態を維持し、延長管11と第1の連結部材19とのなす角度の変化は第2の連結部材20が傾動するので、同様に吸込具本体13の下面が被掃除面に向いた状態を維持することができる。
【0046】
しかも、延長管11と第1の連結部材19とのなす角度が変化するように第2の連結部材20を傾動自在にしたことにより、吸込具本体13を大きく回動することができ、たとえば、延長管11の軸方向と吸込具本体13の長手方向(左右方向)をほぼ平行にすることができる。
【0047】
この場合、第2の連結部材20の傾動範囲は吸込具本体13を被掃除面においた状態で、少なくとも鉛直状態まで傾動できるようにしておく必要があり、また、延長管11の軸方向を被掃除面と平行にするためには、吸込具本体13を被掃除面においた状態で少なくとも水平状態まで傾動できるようにしておく必要があり、さらに、延長管11の軸方向と吸込具本体13の長手方向(左右方向)をほぼ平行にし、かつ、延長管11の軸方向を被掃除面と平行にするためには、第1の連結部材19の可動範囲を、手元ハンドル10にひねり動作を加えていない状態から左右に各々90度以上回動できるようにしておく必要がある。
【0048】
この回動範囲であれば、種々の掃除使用形態に対応させて吸込具12の向きを変更したり、延長管11と被掃除面とを平行にしたりすることができ、使い勝手がよくなる。
【0049】
しかも、第1の連結部材19の可動範囲については、回動規制部30により規制しているので、吸込具本体13を被掃除面から浮かした状態であっても吸込具本体13が必要以上に回動してしまい、吸込具本体13の下面が真上を向いた状態になるのを防止できる。
【0050】
つまり、吸込具本体13を浮かした状態で吸込具本体13の下面が真上を向く状態を防止できる範囲(回動規制範囲左右に各々90度以上180度未満)に規制しておれば、延長管11を僅かに回動させると、浮かした状態の吸込具本体13にすぐに回動力が加わり、吸込具本体13は第1の連結部材19を中心に回動し、少なくとも吸込具本体13の下面は被掃除面に対して鉛直状態の位置まで簡単に移動する。この状態からは吸込具本体13の下面を被掃除面側に向けておくことは容易である。
【0051】
さらに、回動規制部30による回動規制範囲を90度近傍に設定しておけば、延長管11の軸方向と吸込具本体13の長手方向(左右方向)をほぼ平行にし、かつ延長管11を前後方向に移動させて狭い隙間を掃除する場合、手元ハンドル10にひねり動作を加えれば回動規制がかかり、吸込具本体13が第1の連結部材19を中心に回動し、吸込具本体13の左右方向の一端側が被掃除面から浮いた状態になり、大きな塵埃をその一端側から吸引することができる。
【0052】
ここで、手元ハンドル10にひねり動作を加えて、吸込具12を被掃除面に対して広範囲に回動させても、第1の連結部材19と第2の連結部材20とを連結する可撓性を有する接続管21には、一定方向だけの曲げ力しか加わらないため、耐久性を向上することができる。また、接続管21の一端を回動部材26に連結し、他端を第2の連結部材20に固定する連結部27に連結しているので、接続管21の内部を通過する塵埃を含む空気の流れを円滑にでき、騒音を低減することができて静音化することができる。
【0053】
また、第1の連結部材19に対して、第2の連結部材20の傾動角度を規制する傾動規制部33を設けているので、延長管11を持ち上げて吸込具本体13を被掃除面から浮かした状態にした場合、吸込具本体13の重量により第2の連結部材20から第1の連結部材19が下向きに傾動しようとするが、傾動規制部33により必要以上に吸込具本体13が下向かないようにできる。
【0054】
つまり、吸込具本体13の下面が被掃除面に対向する状態で傾動規制すれば、浮かした状態から被掃除面に吸込具本体13を置く操作が良好となる。多少、被掃除面に対して吸込具本体13の下面が傾斜したとしても、被掃除面に吸込具本体13を置く作業に影響を与えることはない。したがって、吸込具本体13を浮かした状態から再度被掃除面に置くという操作において、問題とならない程度に傾動範囲を設定しておくことが好ましい。
【0055】
少なくとも、浮かした状態で吸込具本体13の下面が被掃除面に対して鉛直状態になるという傾動範囲では、再度吸込具本体13を被掃除面に置く場合に吸込具本体13の前面が被掃除面に当たり、吸込具本体13の下面を被掃除面に向けるという煩わしい操作が必要となり好ましくない。
【0056】
なお、浮かした状態で吸込具本体13の下面が被掃除面側に傾いておれば、吸込具本体13の前面が被掃除面に当たったとしても、自重により吸込具本体13の下面が被掃除面側に倒れ、煩わしい操作は解消できる。ただ、通常の掃除作業を考慮すると、吸込具本体13を浮かす状態は頻繁に発生するので、吸込具本体13を浮かした状態では水平状態付近で傾動規制が加わるようにしておくことが好ましい。
【0057】
また、第1の連結部材19と第2の連結部材20とを傾動軸31で連結し、傾動軸31の軸心O3の位置を第1の連結部材19の軸心O1より高い位置としているので、手元ハンドル10の押し力を第1の連結部材19の回動動作に変換することができるので、吸込具本体13の回転操作性を高めることができる。
【0058】
また、吸込具本体13に形成した回動受け部25に、第1の連結部材19に形成した回動部材26を回動自在に嵌合し、回動部材26に設けた係止部28と、回動受け部25に設け被係止部29とで回動規制部30を構成しているので、回動規制部30を構成する係止部28と被係止部29には、接続部14内を通過する塵埃が当たることがなく、回動規制部30に塵埃が詰まるのを防止することができる。
【0059】
また、吸込具本体13と第1の連結部材19との間をラビリンス構造により気密性を保持して連結しているので、回動受け部25に回動部材26を回動自在に嵌合し、吸込具本体13に対して第1の連結部材19を回動させるとき、回動受け部25と回動部材26の間より空気を吸い込むことがなく、吸込具12の集塵性能を確保することができる。
【0060】
なお、本実施例では、第1の連結部材19と第2の連結部材20とを傾動軸31で連結し、傾動軸31の軸心O3の位置を第1の連結部材19の軸心O1より高い位置としているが、図9に示すように、傾動軸31の軸心O3の位置を第1の連結部材19の軸心O1より低くしてもよく、この場合は、手元ハンドル10の押し力が第1の連結部材19の回動を阻止する方向に作用するので、吸込具本体13を移動させる場合の直進安定性を確保することができる。吸込具本体13の回転操作性を重視する設計にするか、吸込具本体13の直進安定性を重視する設計にするかを、傾動軸31の位置を第1の連結部材19の軸心に対して上下方向にずらすことで簡易に対応することができる。
【0061】
(実施例2)
図10に示すように、吸込具本体13aは、上部材22aと中間部材23aと下部材24aとで構成し、上部材22aと下部材24aとで回動受け部25aを形成している。この回動受け部25aに嵌合する回動部材26との接続面37を水平面からの角度が90度より角度θ1だけ大きくなるよう傾斜させ、かつ回動部材26と回動受け部25aとの間でラビリンス構造を形成し、気密性を保持して連結している。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0062】
上記構成において、吸込具本体13aに接続した延長管11と被掃除面とのなす角度が一定の場合、吸込具本体13aを被掃除面においた状態で、手元ハンドル10をひねり動作させたとき、吸込具本体13aの接続面37を水平面からの角度が90度より角度θ1だけ大きくなるよう傾斜させると、手元ハンドル10のひねり角度に対して、吸込具12の被掃除面に対する回動角度が小さくなる。このため、手元ハンドル10を操作したときの吸込具12の直進安定性を向上することができる。
【0063】
(実施例3)
図11に示すように、吸込具本体13bは、上部材22bと中間部材23bと下部材24bとで構成し、上部材22bと下部材24bとで回動受け部25bを形成している。この回動受け部25aに嵌合する回動部材26との接続面37を水平面からの角度が90度より角度θ2だけ小さくなるよう傾斜させ、かつ回動部材26と回動受け部25aとの間でラビリンス構造を形成し、気密性を保持して連結している。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0064】
上記構成において、吸込具本体13aに接続した延長管11と被掃除面とのなす角度が一定の場合、吸込具本体13aを被掃除面においた状態で、手元ハンドル10をひねり動作させたとき、吸込具本体13aの接続面37を水平面からの角度が90度より角度θ2だけ小さくなるよう傾斜させると、手元ハンドル10のひねり角度に対して、吸込具12の被掃除面に対する回動角度が大きくなる。このため、手元ハンドル10にひねり動作を加えながら操作したときの吸込具12の回動操作性を向上することができる。
【0065】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1および2に記載の発明によれば、吸込具を被掃除面においた状態で、手元ハンドルをひねり動作させることにより、吸込具を被掃除面に対して広範囲に回動することができるとともに、吸込具を被掃除面より浮かした状態にした場合でも、吸込具の吸込口が上を向く状態まで回転することがなく、また、狭い箇所を掃除しているとき、手元ハンドルにひねり動作を加えると吸込具の一端を被掃除面より持ち上げることができて、大きな塵埃を吸い込むことができ、使い勝手を向上することができる。
【0066】
また、請求項3に記載の発明によれば、第1の連結体に対し第2の連結体の傾動角度を規制する傾動規制部を設けたから、吸込具を被掃除面より浮かした状態にし、再度吸込具を被掃除面においたとき、吸込具の吸込口を被掃除面に対向させることができ、使い勝手を向上することができる。
【0067】
また、請求項4に記載の発明によれば、第1の連結体は、吸込具本体に軸心が略水平になるよう取り付け、第2の連結体は、前記第1の連結体に対して、水平状態から鉛直状態の範囲で傾動できるようにしたから、吸込具を被掃除面においた状態で、手元ハンドルをひねり動作させたとき、回動部材の回動と相俟って、吸込具と延長管とを略平行にできて、狭い箇所でも容易に掃除することができ、使い勝手を向上することができる。
【0068】
また、請求項5に記載の発明によれば、第1の連結体と第2の連結体とを傾動軸で連結し、前記傾動軸の位置を第1の連結体の軸心と異なる位置としたから、傾動軸の位置を第1の連結体の軸心より上にした場合は、手元ハンドルをひねり動作させたとき、吸込具を被掃除面に対して広い範囲で回動させることができて、回動操作性を向上することができ、傾動軸の位置を第1の連結体の軸心より下にした場合は、手元ハンドルをひねり動作させたとき、吸込具を復帰させる力が働いて、直進安定性を向上することができる。
【0069】
また、請求項6に記載の発明によれば、吸込具本体に形成した回動受け部に、第1の連結体に形成した回動部材を回動自在に嵌合し、回動規制部は、前記回動部材に設けた係止部と、前記回動受け部に設け前記係止部が当接する被係止部とで構成したから、係止部と被係止部には、接続部内を通過する塵埃が当接することがなく、回動規制部に塵埃が詰まるのを防止することができる。
【0070】
また、請求項7に記載の発明によれば、吸込具本体に形成した回動受け部に、第1の連結体に形成した回動部材を回動自在に嵌合し、吸込具本体と第1の連結体との間を気密性を保持して連結したから、吸込具本体に対して第1の連結体を回動させるとき、回動受け部と回動部材の間より空気を吸い込むことがなく、吸込具の集塵性能を確保することができる。
【0071】
また、請求項8に記載の発明によれば、吸込具本体の接続面を、水平面からの角度が90度を超えるよう傾斜させたから、吸込具を被掃除面においた状態で、手元ハンドルをひねり動作させたとき、手元ハンドルをひねり角度に対して、吸込具の被掃除面に対する回動角度を小さくすることができ、直進安定性を向上することができる。
【0072】
また、請求項9に記載の発明によれば、吸込具本体の接続面を、水平面からの角度が90度を下回るよう傾斜させたから、吸込具を被掃除面においた状態で、手元ハンドルをひねり動作させたとき、手元ハンドルをひねり角度に対して、吸込具の被掃除面に対する回動角度を大きくすることができ、回動操作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の第1の実施例の電気掃除機の吸込具の一部切欠した下面図
【図2】
同電気掃除機の斜視図
【図3】
同電気掃除機の図1に示す吸込具の一部切欠したA−A線断面図
【図4】
同電気掃除機の吸込具の要部斜視図
【図5】
同電気掃除機の図3に示す吸込具のB−B線断面図
【図6】
同電気掃除機の図1に示す吸込具のC−C線断面図
【図7】
同電気掃除機の吸込具の接続部を水平にした状態の側面図
【図8】
同電気掃除機の吸込具の接続部を垂直にした状態の側面図
【図9】
同電気掃除機の図1に示す吸込具の他の例のC−C線断面図
【図10】
本発明の第2の実施例の電気掃除機の吸込具の一部切欠した断面図
【図11】
本発明の第3の実施例の電気掃除機の吸込具の一部切欠した断面図
【図12】
従来の電気掃除機の吸込具の分解斜視図
【符号の説明】
7 掃除機本体
8 電動送風機
9 ホース
10 手元ハンドル
11 延長管
12 吸込具
13 吸込具本体
14 接続部
19 第1の連結部材(第1の連結体)
20 第2の連結部材(第2の連結体)
30 回動規制部
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