JP2010227465A - 電気掃除機及びその吸口体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 床面の清掃性を損なうことなく、床面以外の清掃を簡単に行うことができる吸口体及びこの吸口体を備えた電気掃除機を提供する。
【解決手段】 回転清掃体511を備えた吸口本体505と、この吸口本体505と接続管400との角度を可変に連結する自在連結部560とから構成し、前記吸口本体505は、その対向する筺体面514に回転清掃体511を露出する第1吸込口510と、ガード手段515で覆われる第2吸込口512とを設けるとともに、この第1吸込口510と第2吸込口512の一方を閉鎖可能とする遮蔽部513を備えるようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】 回転清掃体511を備えた吸口本体505と、この吸口本体505と接続管400との角度を可変に連結する自在連結部560とから構成し、前記吸口本体505は、その対向する筺体面514に回転清掃体511を露出する第1吸込口510と、ガード手段515で覆われる第2吸込口512とを設けるとともに、この第1吸込口510と第2吸込口512の一方を閉鎖可能とする遮蔽部513を備えるようにする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、回転清掃体を備えた電気掃除機の吸口体及びこの吸口体を用いた電気掃除機に関する。
現在主流となっている電気掃除機は、集塵装置を備えた掃除機本体と、床面の塵埃を吸引する床用吸口体とを吸込管や吸引ホースで連結したキャニスタータイプと呼ばれる構造のものである。この従来例の掃除機本体は、その内部に集塵装置と送風装置を備え、車輪を介して自在に移動可能な構造となっている。一方、床用吸口体は、床面を清掃するために、その内部に回転清掃体とその駆動部を備え、この回転清掃体を回転させることで、床面の塵埃を掻きあげて、これを吸引する構造となっている。また、この床用吸口体は、伸縮可能な吸込管の一端に取り付けられ、吸込管の他端に取り付けられる吸引ホースを介して掃除機本体に連結される。吸込管の他端には手元ハンドルが設けられ、この手元ハンドルを使用者が保持することで、床用吸口体の移動や掃除機本体の移動を行うことができる。
これら従来の電気掃除機は、床面を清掃することが主体であるが、吸込管の先端に取り付けられる床用吸口体を他の吸口体、例えば、隙間吸口体や布団用吸口体などに取り替えることで、床面以外の掃除でも可能としている。
しかし、これら吸口体は、清掃場所に対応して、その都度、吸口体を交換する必要がある。そこで、従来例では、吸口体を吸込管に対して回動することにより、掃除場所に最適な吸込口に簡単に切り替えて使用することができるものが提案されている。
前記従来例は、吸塵ホース,延長管等の吸込管の先端に接続する吸込具本体と、この吸込具本体の先端に塵埃を吸い込む異なる機能を有する複数の吸込口と、この吸込具本体を吸込管に対して回動することにより掃除場所に最適な吸込口に切り替える切替手段とを設けた構造としている。しかし、この従来例は、現在主流となっている回転清掃体を備えない補助の吸口体を前提とした構造としている。即ち、現在主流となっている吸口体は、回転清掃体を備えた吸口本体と、吸口本体と接続管との角度を可変に連結する自在連結部とから構成している。したがって、現在主流の吸口体は、回転清掃体を備えることで集塵力を向上するとともに、自在連結部を介して接続管と連結するため、この接続管の他端に設けたハンドルによる快適な操作性が得られる構造となっている。
前記従来例では、回転清掃体や自在連結部を備えられていないために、床用の吸口体としての集塵力や快適な操作性が得られない課題がある。加えて、従来例は、補助吸口体を前提にしているために、回転清掃体を駆動させるための駆動部に対する電源供給などについても配慮されていない。
そこで、本発明の目的とするところは、床面の清掃性を損なうことなく、床面以外の清掃を簡単に行うことができる吸口体及びこの吸口体を備えた電気掃除機を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明に係る電気掃除機の吸口体及びこの吸口体を備えた電気掃除機は、回転清掃体を備えた吸口本体と、この吸口本体と接続管との角度を可変に連結する自在連結部とから構成し、前記吸口本体は、その対向する筺体面に回転清掃体を露出する第1吸込口と、ガード手段で覆われる第2吸込口とを設けるとともに、この第1吸込口と第2吸込口の一方を閉鎖可能とする遮蔽部を備えるようにする。
本発明によれば、吸口体の対向する筺体面に回転清掃体を露出する床用の第1吸込口と、他の部位の清掃可能な第2吸込口とを備えたので、吸口本体を反転することにより、床面と他の部位の清掃を簡単に行うことができる。この際、使用しない第1吸込口または第2吸込口の一方は遮蔽部によって隠蔽されるので、使わない吸込口からの塵埃の飛散を軽減するとともに、集塵力を落とすことなく清掃性を向上することができる。
以下、図1から図15を参照して、この発明に係る実施の形態を詳細に説明する。ここで、図1から図8が第1実施例、図9と図10が第2実施例、図11と図12が第3実施例、図13から図15が第4実施例を示している。なお、同一部位や矢印などは同一符号をもって示し、重複した説明を省略する。
(第1実施例)
図1から図8は、第1実施例に係る電気掃除機を示したものである。ここで、図1は、第1実施例に係る電気掃除機の概略図である。図2は、電気掃除機の内部構造を示す概略断面図である。図3は、吸口体の概略構造を示す中央断面図である。図4は吸口体の部品構成図である。図5は、吸口体の吸引調整部の動作構造を示す断面図である。図6は、吸口体の吸引調整部の動作位置を示す側面図である。図7は、自在連結部のロック機構を示す斜視図である。図8は吸口体の使用状態図である。
(第1実施例)
図1から図8は、第1実施例に係る電気掃除機を示したものである。ここで、図1は、第1実施例に係る電気掃除機の概略図である。図2は、電気掃除機の内部構造を示す概略断面図である。図3は、吸口体の概略構造を示す中央断面図である。図4は吸口体の部品構成図である。図5は、吸口体の吸引調整部の動作構造を示す断面図である。図6は、吸口体の吸引調整部の動作位置を示す側面図である。図7は、自在連結部のロック機構を示す斜視図である。図8は吸口体の使用状態図である。
先ず、図1を参照して、この実施例に係る電機掃除機の概略構造を説明する。符号1で総括的に示すのは電気掃除機の全体であり、塵埃を吸い込むための図示しない機構、例えば送風装置を備えた電気掃除機本体100と、一端が前記電気掃除機本体100に取り付けられ、前記送風機に連通する柔軟性のある吸引ホース200と、前記吸引ホース200の他端に取り付けられて前記送風機に連通する手元ハンドル300と、前記手元ハンドル300に取り付けられて前記吸引ホース200に連通する接続管400と、前記接続管400に取り付けられ、この接続管400に連通する吸口体500とから構成される。
電気掃除機本体100は、内部に使い捨て塵埃袋を備えた集塵室を備え、一対の大車輪101と1個の自在車輪102とで、前記吸引ホース200を介して移動させることができる。
吸引ホース200は、塵埃を電気掃除機本体100に搬送するための搬送通路としての機能と、電気掃除機本体100を移動させるための移動引っ張り手段としての機能を備えている。
手元ハンドル300は、吸引ホース200と接続管400とを連通させる機能と、電気掃除機本体100の運転制御および電気掃除機本体100を移動させる機能、さらに吸口体500の動きを操作する機能とを備えている。この手元ハンドル300は、吸引ホース200と着脱可能に接続され、さらに接続管400とも着脱自在に取り付けられることで、吸引ホース200と接続管400とを連通させて塵埃の搬送路を形成している。
さらに手元ハンドル300は、接続管400の長手方向、すなわち、接続管400の中心軸の延長線上の上端に、中心軸と所定の角度(100度から120度前後の角度)を持って形成される。そして、その長手方向の軸が吸引ホース200と接続管400との接続方向と略一致する位置にハンドル部301を備えている。このハンドル部301により、吸引ホース200を介して電気掃除機本体100を移動させることができ、さらに、吸口体500の動きを操作することができる。特に、このハンドル部301によれば、ひねり動作、すなわち中心軸を中心とした回転を容易に行なうことができる。さらに、前記ハンドル部301の近傍には前記電気掃除機本体100の運転を操作する操作部302が設けられている。
接続管400は、手元ハンドル300と吸口体500とを連通させ、さらに手元ハンドル300と吸口体500とを所定の位置で固定することで、手元ハンドル300の動き(移動や回転)を吸口体500の動き(移動や回転)とするように伝達する機能を備えている。この実施例では、大きさの異なる2つの管体401と402とを組み合わせることにより、前記接続管400を所定の長さで固定できるように伸縮自在に構成し、一方に前記手元ハンドル300を、他方に前記吸口体500を着脱自在に取り付けるようにしている。
吸口体500は、塵埃を吸い込むための第1吸込口510を底面に備えた吸口本体505と、吸口本体505を接続管400に連結し、接続管400を介して伝達される手元ハンドル300の動きに対して常に吸口本体510の底面を床面に接するように動作するとともに、吸口本体505から吸込んだ塵埃を含んだ空気流が接続管400に導かれるように連通する自在連結部560とで構成される。吸口本体505は、床面の塵埃を吸い込むための回転ブラシ(回転清掃体)511を備えた第1吸込口510を底面に備えている。
自在連結部560は、吸口体500を中心にして、手元ハンドル300の高低方向Yと、左右方向Xに回転可能に連結するとともに、手元ハンドル300のひねり動作の回転をそのまま吸口本体505の回転に伝達する機構を備えている。この実施例では、自在連結部560を、吸口本体505に回転可能に取付けられ高低方向Yの回転を可能にする下腕部561と、一端を接続管400に取付けられ、他端を下腕部561と左右方向Xの回転を可能にするように取付けられる上腕部562とから構成される。
ここで、本実施例では、高低方向Yの角度を床面から約90度、左右方向Xについては約180度の範囲に動作可能に設定している。このように、この実施例は、手元ハンドル300を介しての吸口体500の動作、例えば手元ハンドル300のひねり動作の回転をそのまま吸口体500の回転とすることができる等、使用者が手元ハンドル300で行う動作を吸口体500の動きとしてスムーズに行うことができる。
そして、この実施例に係る電気掃除機1の大きな特徴の1つは、回転ブラシ511の一部を露出した第1吸込口510に加えて、この第1吸込口510を備えた底面514aと対向する筐体面514となる上面514bにガード手段515で覆われる第2吸込口512を設けた点である。
即ち、この実施例に係る吸口本体505は、高さ寸法Hより奥行寸法Dが大きく、この奥行寸法Dより横幅寸法Wが大きい寸法体系を備えた横幅のある扁平な外観形状を備えている。この最も広い筐体面514である底面514aと上面514bに第1吸込口510と第2吸込口512を分けて設けている。尚、底面514aと上面514bとは必ずしも平行である必要はない。
この構造によれば、底面514aを床面と接触される床用の清掃姿勢(第1清掃姿勢)では、回転ブラシ511を露出させる第1吸込口510を床面に接する安定した姿勢を取ることができる。そして、回転ブラシ511で床面の塵埃を掻きあげて、この掻きあげられた塵埃を吸引することができる。一方、上面514aを床面以外のカーテンやソファーあるいはテーブル面と接触させる清掃姿勢(第2清掃姿勢)では、床面を清掃した回転ブラシ511や底面514aを床面以外の清掃部位と接触させること無く、かつ、布地を吸口本体505に取り込むこと無く、塵埃のみを吸引することができる。しかも、第2吸込口512は筐体の広い筐体面に設けられているので、この広い筐体面に沿って安定した清掃作業を行うことができる。
しかし、吸口本体505に複数の吸込口を設けると、当然のように、1つの吸込口から吸引する吸引力が小さくなり有効な清掃作業を行うことができない。
そこで、この実施例の大きな特徴の他の1つは、複数の吸込口から取り込む空気量を調整する吸引調整部513を設けた点にある。即ち、この吸引調整部513は、第1吸込口510または第2吸込口512を隠蔽する大きさを備える隠蔽面516と、この隠蔽面516を移動可能に支持する一対の支持体517とを含んで構成する。具体的には、一対の支持体517は、吸口本体505の両側に設けられる回転軸部518によって回転可能に軸支され、隠蔽面516は、一対の支持体517とその両端部で連結する構造を備えている。
この吸引調整部513の構造によれば、吸引調整部513を上方に回転させて、隠蔽面516を介して第2吸込口512を隠蔽する床用の清掃姿勢をとることができる。この床用の清掃姿勢によれば、第2吸込口512は吸引調整部513によって塞がれるので、極一般的な床用吸口体と同様に、回転ブラシ511で床面の塵埃を掻きあげて、この塵埃を第1吸込口510から吸引することができる。一方、吸引調整部513を下方に回転させて、隠蔽面516を介して第1吸込口510を隠蔽する床用以外の清掃姿勢をとることができる。
この床用以外の清掃姿勢によれば、第1吸込口510は回転ブラシ511とともに吸引調整部513によって塞がれるので、第1吸込口510や回転ブラシ511から飛散する塵埃を軽減することができる。そして、第2吸込口512のみを開放して、この第2吸込口512から塵埃を吸い込むことができる。しかも、吸口体500を反転させる操作で、第2吸込口512をカーテンやソファーあるいはテーブル面に接することで床用以外の清掃を行うことができる。加えて、第2吸込口512はガード手段515でカーテンなどの布地を取り込むことなく塵埃のみを吸引することができる。
以下、図2から図8を参照して、この実施例に係る電気掃除機1をさらに具体的に説明する。ここで、図2は電気掃除機の概略構造を示す断面図である。図3は吸口体の概略構造の説明図である。図4は吸引調整部の部品展開図である。図5は吸引調整部の回転機構を示す断面図である。図6は吸引調整部の回転姿勢を示す吸口体の右側面図である。図7は自在連結部の回転ロック機構を示す吸口体の外観図である。図8は、吸口体の使用状態図である。
先ず、図2を参照して、この実施例に係る電気掃除機1の内部構造を説明する。前記したように、この実施例の電気掃除機1は、集塵装置120を備えた移動可能な掃除機本体100と、塵埃を吸い込む吸口体500とを、その内部に通風ロを備えた管状の接続管400と手元ハンドル300と吸引ホース200とで連結することで、吸口体500で取り込んだ塵埃を掃除機本体100の集塵装置120に取り込む構造としている。
この実施例の掃除機本体100は、仕切壁113を介して、筺体110内を集塵室111と駆動室112に前後に分割している。この仕切壁113は、集塵室111と駆動室112とを連通する通風口114を備えている。集塵室111には集塵装置120が配置され、駆動室112には送風装置140とコードリール装置130及び制御基板150が配置される。
この実施例では、集塵装置120を使い捨て集塵袋121と、通風口114を覆うように設けられる集塵フイルタ122とで構成している。使い捨て集塵袋121は、その投入口を集塵室111に形成したホース取付口115に取り付けるように集塵室111内にセットされる。一方、駆動室112には、送風装置140とコードリール装置130が上下に配置され、操作スイッチを含む制御基板150は送風装置140の上部に配置される。この実施例では、送風装置140を駆動させると、この送風装置140が塵埃の取り除かれた空気流を取り込んで、自身を冷却して駆動室112内に放出する。この放出された空気流は、図示しない通風路により、制御基板150とコードリール装置130に導かれて、これを冷却した後、駆動室112の裏面側に形成した排気口116から排気される。
ここで、この実施例では、集塵装置120を使い捨て集塵袋121を採用したもので説明したが、この使い捨て集塵袋121に換えて、渦流により塵埃を空気流から分離して取り除くサイクロンと呼ばれる集塵装置120を採用してもよい。また、駆動室112内の図示しない通風路に微細な塵埃を取り除く第2の集塵フイルタを設けるようにしてもよい。
さて、この実施例では、コードリール装置130からコードを引き出して家庭内配線に接続することで電気掃除機本体100を動作させることができる。したがって、掃除機本体100は、この家庭内配線から取り込んだ電源で送風装置140や制御基板150を動作/制御することができる。一方、この実施例では、吸口体500に回転ブラシ511を回転させるブラシ駆動部519を設け、更に手元ハンドル300には操作部302を設けている。そこで、このブラシ駆動部519と操作部302に電源を供給し、かつ制御信号を送受信するコード250を吸引ホース200と手元ハンドル300と接続管400に配線している。これらのコード250は、吸引ホース200と手元ハンドル300と接続管400とを連結することで電気的に接続する構造としている。
この電気掃除機1によれば、手元ハンドル300の操作部302を操作して電源をON状態とすれば送風装置140が駆動して吸口体500から塵埃を含む空気流を集塵装置120に取り込むことができる。そして、このON状態では、ブラシ駆動部519により回転ブラシ511を
駆動させることができるので、この回転ブラシ511により掻きあげられる床面の塵埃を吸口体500内に取り込んで、接続管400と手元ハンドル300と吸引ホース200とを介して集塵装置120に取り込むことができる。この実施例では、集塵袋121で殆ど塵埃を取り込み、取り残した細かな塵埃を集塵フイルタ122で取り除くことができる。
駆動させることができるので、この回転ブラシ511により掻きあげられる床面の塵埃を吸口体500内に取り込んで、接続管400と手元ハンドル300と吸引ホース200とを介して集塵装置120に取り込むことができる。この実施例では、集塵袋121で殆ど塵埃を取り込み、取り残した細かな塵埃を集塵フイルタ122で取り除くことができる。
次に、図3を参照して、吸口体500の構造を更に説明する。ここで、図3の(a)図は、吸口体300の外観斜視図であり、(b)図が吸口体の中央縦断面図を示している。
図において、この実施例に係る吸口体500は、回転ブラシ511を内在する吸口本体505と、この吸口本体505を角度変更可能に接続管400に連結する自在連結部560とから構成している。自在連結部560は、管状の下腕部561と、管状の上腕部562とで構成される。下腕部561は、管状の一端を吸口本体505とY軸回転連結部570を介して連結され、他の一端は管状の上腕部562の一端とX軸回転連結部571を介して連結される。また、管状の上腕部562の他の一端は、接続管400と連結可能な構造としている。
そして、X軸回転連結部571は回転軸P2を中心に空気漏れがないように回転可能に連結され、更に、Y軸回転連結部570は、回転軸P2と直交する回転軸P1を中心に空気漏れがないように吸口本体505に連結される。
この実施例では、回転軸P1を吸口本体505の長手方向と平行な回転軸とすることで、高低方向Yの回転を可能とし、この回転軸P1と直交する回転軸P2により左右方向Xの回転を可能にしている。この直交する2つの回転軸P1,P2を備えた自在連結部560を介して吸口本体505と吸口体500とを連結することにより、手元ハンドル300のひねり動作で、この吸口本体505を床面(清掃面)に対して回転させることができるとともに、吸口本体505と接続管400とを空気漏れなく連通することができる。さらには、この2つのY軸回転連結部570とX軸回転連結部571を介して、コード250を配線する構造としている。
さて、この実施例では、前記構造を実現するために、横長扁平な吸口本体505の後方中央部分に上方と後方に張り出した連結台部520を形成している。この連結台部520の上方の前部は、吸口本体505の平坦な上面514bと緩やかに連続するように大きな丸み形状に形成される。一方、この連結台部520の上方の後部には、管状の下腕部561と連通する開口部523を備えた凹状の軸受部521が形成される。この軸受部521の両側の内壁面には下腕部561を両側で回転可能に支持するY回転軸受部522が形成される。このY回転軸受部522が回転軸P1を構成する。
一方、管状の下腕部561の一端の両側には、前記Y回転軸受部522と回転可能に軸支されるY回転軸部563が形成される。そして、下腕部561の一端と凹状の軸受部521は、一対のY回転軸受部522に一対のY回転軸部563が取り付けられてY軸回転連結部570を構成し、下腕部561が回転しても互いの接触部分から空気漏れがないように連結される。
また、管状の下腕部561と管状の上腕部562とは、回転軸P2に直交する円形の摺動面Q1を介して回転可能に連結される。この実施例では、下腕部561と上腕部562の管状の端部のいずれか一方が円形穴状のX軸回転軸受部564で、他方の管外周が凸状のX軸回転軸部565を構成し、この円形穴状のX軸回転軸受部564に凸状のX軸回転軸部565が回転可能に嵌合することで、摺動面Q1に沿って空気漏れないように連結されるX軸回転連結部571を構成する。
また、横長の薄型扁平な吸口体500は、その前部に回転ブラシ511を収納するブラシ室524が形成され、その後部にはブラシ駆動部519とブラシ駆動スイッチ525が配置される。回転ブラシ511は、ブラシ室524内に着脱可能に取り付けられるとともに、ベルトを介して、ブラシ駆動部519に連結される。
また、ブラシ駆動スイッチ525は、車輪を備え、この車輪が常に底面514aから飛び出すように図示しないバネなど介して取り付けられる。そして、このブラシ駆動スイッチ525は、車輪が飛び出しているときは回転ブラシ511の回転をOFF状態とし、車輪が床面などに触れて吸口本体505内に収納されると回転ブラシ511の回転をON状態とする。したがって、この実施例では、床面の清掃では回転ブラシ511を回転させながら行うことができる一方、吸口体500を床面から放すとブラシ駆動スイッチ525により回転ブラシ511の回転を止めることができる。
なお、連結台部520の後端部には大車輪526が設けられており、この大車輪526を介して、手元ハンドル300で操作される前後動や回転操作の応力を受けて、第1吸込口510を備えた底面514aを床面に密着させて、吸口体500の操作性能を向上させている。
さて、この吸口体500は、吸口本体505の上面514bに第2吸込口512を備え、この第2吸込口512と第1吸込口510とを選択的に閉鎖することができる吸引調整部513を備えている。第1吸込口510と第2吸込口512は、回転ブラシ511を挟んで対向する筺体面514である底面514aと上面514bに設けられている。
第1吸込口510は、ブラシ室524に対して大きく開口し、この開口部分から回転ブラシ511が露出し、しかも、その一部が床面と接触するように突出するように設けられている。一方、第2吸込口512は、その全体がガード手段515で覆われた構造としている。このガード手段515は、荒い格子状や荒い桟あるいは荒いスリット形状で形成される。この構造の意味は、ある程度腰のあるカーテン生地や布地を吸引することなく、この布地などに付着した塵埃を吸い込むためのものである。
また、吸引調整部513は、吸口本体505の長手方向の両端部に設けた回転軸部518を介して、第1吸込口510と第2吸込口512の一方を封鎖可能に取り付けられている。この具体的な構造を図4から図6を参照して説明する。
図4において、この実施例に係る吸引調整部513は、第1吸込口510と第2吸込口512を覆う大きさを備えた板状の隠蔽面516と、この隠蔽面516の両端に形成される一対の支持体517とを含んで構成される。隠蔽面516は、全面隠蔽されていてもよいし、被清掃面から30cm程離れた所に浮遊する塵埃を吸い込めるように、ガード手段515の開口面積よりも小さい孔またはスリットを有していてもよい。隠蔽面516は、横長矩形状で、かつ、その断面形状は中央が外方に張り出した円弧形状に形成される。一方、一対の支持体517は、隠蔽面516の長手方向に対して直交する姿勢を取り、かつ、その一辺が隠蔽面516の端部に連続する三角形状に形成される。この三角形状の支持体517は、その先端部から隠蔽面516に向かって形成されるスライド溝527が設けられており、このスライド溝527が回転軸部518と嵌合することで、一対の回転軸部518を中心に吸引調整部513を回転させることができるとともに、スライド溝527の長手方向に沿って吸引調整部513をスライド移動させることができる。
また、吸引調整部513は、コイルバネ528を介して、この吸引調整部513が常に吸口本体505に引き付けられるように連結される。この実施例の回転軸部518は、吸口本体505の両端に形成する凸状の取付孔518aと、この取付孔518aに取り付けられるビス518bとで構成する。そして、コイルバネ528の一端は取付孔518aに取り付けられ、他の一端は、スライド溝527の延長線上の隠蔽面516または支持体517の端部に形成される突起部529に取り付けられる。この構造により、吸引調整部513は、常に、吸口本体505に引き付けられる応力を受けながら一対の回転軸部518を中心に回転させることができる
また、この実施例では、吸口本体505の両側の底面514aと上面514b、及び底面514aと上面514bを連結する筐体面に凹状のガイド溝530を形成し、このガイド溝530に突き当たって、このガイド溝530に沿って移動可能に形成される凸状リブ531を隠蔽面516の両端部の内側に設けている。この構造による吸引調整部513の動作を、図5と図6を参照して更に説明する。
また、この実施例では、吸口本体505の両側の底面514aと上面514b、及び底面514aと上面514bを連結する筐体面に凹状のガイド溝530を形成し、このガイド溝530に突き当たって、このガイド溝530に沿って移動可能に形成される凸状リブ531を隠蔽面516の両端部の内側に設けている。この構造による吸引調整部513の動作を、図5と図6を参照して更に説明する。
図5の(a)図は、回転軸部518の軸方向から見たガイド溝530の断面図であり、(b)図は、回転軸部518と直交する方向から見たガイド溝530の断面図である。また、図6の(a)図は、第2吸込口512を吸引調整部513で覆った状態の吸口体500の右側面図であり、(b)図は第1吸込口510吸引調整部513で覆った状態の吸口体500の右側面図である。
図5の実線で示した吸引調整部513及び図6に示した吸引調整部513は、床面の清掃姿勢を取った状態の位置を示している。この床面の清掃姿勢では、吸引調整部513が第2吸込口512を覆う状態となっている。
即ち、この清掃姿勢では、吸口本体505の長手方向の両端部に設けた一対の回転軸部518に、スライド溝527を介して、吸引調整部513が取り付けられている。また、吸引調整部513は、取付孔518aと突起部529に取り付けられるコイルバネ528により、常に、この吸引調整部513が吸口本体505側(図5の矢印Z1方向)に引き付けられている。このため、この吸引調整部513の凸状リブ531の先端部は、矢印Z1の応力を受けることにより、ガイド溝530に嵌合して、吸引調整部513の位置が特定される。この特定された位置は、吸引調整部513の隠蔽面516が第2吸込口512の覆う位置である。
ここで、図5(a)図に示すように、隠蔽面516は断面が円弧形状に形成されているので、この円弧形状の前後の端部が上面514bと接触して、更には、隠蔽面516の長手方向の両端部に形成した支持体517により、第2吸込口512を密閉することができる。
さて、回転軸部518を中心とする隠蔽面516の回転移動に伴って、凸状リブ531の先端部は、コイルバネ528の作用により、常に、吸口本体505に当たって移動する。この実施例では、この凸状リブ531の先端部の移動路に沿ってガイド溝530を形成している。したがって、吸引調整部513は、ガイド溝530に沿って移動する凸状リブ531によって、その回転が案内される。
ところで、一対の支持体517で支持される隠蔽面516を回転軸部518を中心に回転させると、隠蔽面516の回転軌跡は円形となる。したがって、吸口本体505の筺体面514が、この円形の曲面を備えていれば、回転軸部518を固定軸としても隠蔽面516を回転させることができる。しかし、この実施例では、回転軸部518から底面514aまでの長さL1と、回転軸部518から上面514bまでの長さL2と、回転軸部518から吸口本体505の先端部までの長さL3がそれぞれ異なり、しかも、吸口本体505の断面形状は円弧形状ではない。
そこで、この実施例では、回転軸部518がスライド溝527を移動可能な構造としている。この構造によれば、図5(a)図に示すように、隠蔽面516を回転させると、凸状リブ531が、その先端部をコイルバネ528によってガイド溝530に押し当てられながらガイド溝530に沿って回転移動する。この際、凸状リブ531とガイド溝530の接点と回転軸部518との回転半径Rは回転移動に伴って変化することとなるが、その変化は回転軸部518がスライド溝527に沿って移動することで吸収することができる。これにより、吸引調整部513をスムーズに回転させることができる。
したがって、図5(a)図に実線で示す床用の清掃姿勢(図6(a)図)の吸引調整部513を、回転軸部518を中心に回転させ、その位置を、図5の破線で示す床用以外の清掃姿勢(図6(b)図)に変化させることができる。この床用以外の清掃姿勢では、第1吸込口510を隠蔽面516で覆うことができる。この床用以外の清掃姿勢でも、隠蔽面516は断面が円弧形状に形成されているので、この円弧形状の前後の端部が底面514aと接触して、更には、隠蔽面516の長手方向の両端部に形成した支持体517により、第1吸込口510を密閉することができる。しかも、隠蔽面516は円弧形状の断面を備えているので、第1吸込口510から外側に張り出した回転ブラシ511を覆うことができる。
また、この実施例では、ガイド溝530の両方の終端部530aを床用の清掃姿勢と、床用以外の清掃姿勢での吸引調整部513の位置にあわせて終端させている。これにより、前記2つ清掃姿勢での吸引調整部513の位置を特定して行過ぎる移動を制限している。
次に、図7を参照して、自在連結部560のロック機構を説明する。ここで、図7の(a)図は、前方から見た吸口体500の斜視図、(b)図は後方から見た吸口体500の斜視図である。
図7において、この実施例に係る吸口体500は、床用の清掃姿勢での清掃性を向上するために、自在連結部560を高低方向Yの回転と左右方向Xの2つの回転軸P1,P2で回転可能としている。これにより、自動車のハンドルで車輪を回転させるように、手元ハンドル300でのひねり操作により吸口本体505を床面に対して回転させることができる。
しかし、この実施例に係る吸口体500は、床用の清掃姿勢から吸口本体505を反転させて、第1吸込口510を備えた底面514aと対向する上面514bに設けた第2吸込口512による床用以外の清掃姿勢を取ることができる。この床用以外の清掃姿勢では、自在連結部560の動きが大きな課題となる。つまり、吸口本体505が動きすぎて、第2吸込口512を備えた上面514bを床面以外の清掃面に密着しずらくなる。
そこで、この実施例では、自在連結部560の動きを所定の位置で固定するロック機構600を備えている。このロックロック機構600は、高低方向Yの回転と左右方向Xの2つ回転軸P1,P2を構成するY軸回転連結部570とX軸回転連結部571にY軸ロック機構部610と
X軸ロック機構部630を設けるようにする。
X軸ロック機構部630を設けるようにする。
図7の(a)図には、X軸ロック機構部630を示している。X軸ロック機構部630は、下腕部561の他の一端に形成されるX軸凹部631と、上腕部562の一端に設けられるX軸レバー機構部632とから構成される。X軸レバー機構部632は、図示しないバネにより一端を上腕部562の端部から常に突出するように設けられるレバー部633を含んで構成する。レバー部633は、その一部を上腕部562の筺体面から露出させ、これを指で操作することで、レバー部633の一端を筺体内に引き込んで、ロック状態を解除することができる。
一方、下腕部561の他の一端は、回転軸P2の円周に沿った形状に形成され、その円周上にX軸凹部631が形成される。この実施例では、下腕部561と上腕部562の長手方向が一致する位置にX軸凹部631を形成することで、レバー部533の一端がX軸凹部631に嵌合して、X軸回転連結部571をロック状態とする。
ここで、レバー部633の一端を突出させるバネの強さは、吸口体500を浮かして反転してもその姿勢を変えない程度の強さであって、一時的な固定を維持するものである。したがって、このY軸ロック機構部610のロック状態は、ある程度の力を加える、例えば、床面の清掃姿勢に戻して、手元ハンドル300でのひねり操作で解除できるようにする。もちろん、レバー部633を手で操作することでも、解除は可能である。
また、図7の(b)図には、Y軸ロック機構部610を示している。Y軸ロック機構部610は、下腕部561の一端に形成されるY軸凹部611と、連結台部520に設けられるY軸レバー機構部612とから構成される。Y軸レバー機構部612は、図示しないバネにより一端を連結台部520一方の内壁面から常に突出するように設けられるレバー部613を含んで構成する。レバー部613は、その一部を連結台部52の筺体面から露出させ、これを指で操作することで、レバー部613の一端を筺体内に引き込んで、ロック状態を解除することができる。
ここで、このY軸ロック機構部610でもレバー部613の一端を突出させるバネの強さは、吸口体500を浮かして反転してもその姿勢を変えない程度の強さであって、一時的な固定を維持するものである。したがって、このY軸ロック機構部610のロック状態は、ある程度の力を加える、例えば、床面の清掃姿勢に戻して、手元ハンドル300でのひねり操作で解除できるようにする。もちろん、レバー部613を手で操作することでも、解除は可能である。
また、この実施例では、図6に示すように、吸口本体505の底面514aを床面に接する状態で、下腕部561と上腕部562の長手方向は床面に略平行となる姿勢でロック状態となるように、Y軸凹部611を下腕部561の一端に形成している。
次に、図1と図6及ぶ図8を参照して、この実施例に係る電気掃除機1の大きな特徴である吸口体500の使い勝手を説明する。ここで、図8は、カーテンを清掃する状態を示している。
先ず、この実施例に係る電気掃除機1は、図6の(a)図に示すように、吸引調整部513を介して吸口本体505の上面514bに設けた第2吸込口512を塞ぐことで、通常の床用吸口としての機能を達成することができる。即ち、図1に示すように、手元ハンドル300を使用者が握って、この手元ハンドル300に接続管400を介して連結される吸口体500を床面に対して移動させたり回転させたりして清掃作業を行うことができる。
この実施例では、吸引調整部513を、ガイド溝530に沿って、図6の(a)図に示す吸口本体505の上面514bの位置から(b)図に示す底面514aに回転させることができる。この吸引調整部513はコイルバネ528によって吸口本体505側に引き付けられているので、ガタツキなくスムーズに回転させることができる。
そして、手元ハンドル300を操作して、吸口本体505の姿勢をロック状態の位置にすると、図8に示すように、接続管400の長手方向の延長線上に自在連結部560(下腕部561と上腕部562)の長手方向が連続して、この延長線と直行するように吸口本体505の長手方向が固定される。これにより、接続管400の先端部の横位置に吸口本体505の上面514bが向く姿勢を取ることができる。
この姿勢であれば、吊り下げられたカーテン生地に沿って第2吸込口512を備えた上面514bを移動させることができるので、カーテン生地に付着した塵埃を集塵することができる。しかも、この第2吸込口512での集塵では、塵埃は集塵するものの生地はガード手段515によって吸引され難いので清掃性を向上することができる。加えて、床面を清掃した回転ブラシ511は吸引調整部513によって隠蔽されるので、この回転ブラシ511がカーテンに触れたり、あるいは回転ブラシ511に付着した塵が飛散することを軽減できる。更に、第2吸込口512を備えた上面514bと、第1吸込口510を備えた底面514aとは吸口本体505の対向する筐体面514であるため、図8のように、カーテンの清掃中に床面と触れた底面514aがカーテンに触れるのを軽減することができる。
この他、この図8に示す姿勢であれば、他のソファーや布団あるいはテーブル面などに付着した塵埃の清掃をカーテン清掃と同様な作用効果で行うことができる。
複数の吸込口そのものを選択的に隠蔽(閉鎖)する代わりに、それぞれの吸込口に連通する流路を選択的に隠蔽(閉鎖)してもよい。
(第2実施例)
次に、図9と図10を参照して、第2実施例に係る吸口体500aを具体的に説明する。この吸口体500aは、吸口本体505の対向する筺体面514である底面514aと上面514bに加えて正面514cに第3吸込口532を設けるとともに、この第3吸込口532を開閉する第2吸引調整部513aを配置した構造としている。ここで、図9は、第2実施例に係る吸口体500aの概略構造図である。また、図10は一対の吸引調整部の動作状態を示す部分断面図である。
(第2実施例)
次に、図9と図10を参照して、第2実施例に係る吸口体500aを具体的に説明する。この吸口体500aは、吸口本体505の対向する筺体面514である底面514aと上面514bに加えて正面514cに第3吸込口532を設けるとともに、この第3吸込口532を開閉する第2吸引調整部513aを配置した構造としている。ここで、図9は、第2実施例に係る吸口体500aの概略構造図である。また、図10は一対の吸引調整部の動作状態を示す部分断面図である。
図9において、第2実施例に係る吸口体500aは、吸口本体505の底面514aに図示しない回転ブラシ511を露出した第1吸込口510を設け、この底面514aと対向する上面514bに図示しないガード手段515で覆われる第2吸込口512を設け、吸口体500aの前面514cには図示しないガード手段515で覆われる第3吸込口532を設けている。そして、第2吸込口512と第3吸込口532を隠蔽することが可能な隠蔽面516aを備えた第2吸引調整部513aと、この隠蔽面516aより一回り大きく、かつ第1吸込口510を隠蔽可能な隠蔽面516を備えた吸引調整部513を備えている。
ここで、吸引調整部513は前記第1実施例で説明した構造と同様な構造を備えている。また、第2吸引調整部513aもまた、吸引調整部513と同様な構造を備えており、ここでは、第1実施例と異なる点を中心に説明する。
第2吸引調整部513aは、吸引調整部513と同様に、一対の支持体517と、この一対の支持体517に両側を連結する隠蔽面516aを備えている。一対の支持体517の支持体517はスライド溝527と図示しないコイルバネ528も備えている。そして、この一対の吸引調整部513と第2吸引調整部513aとは、同じ回転軸となる一対の回転軸部518にそれぞれのスライド溝527を介して回転可能に取り付けられている。
図10において、この実施例では、第2吸引調整部513aは、第2吸込口512と第3吸込口532のどちらか一方を隠蔽することができるように図示しない第2のガイド溝530が形成される。一方、吸引調整部513は、第1実施例と同様に、第1吸込口510と第2吸込口512のどちらか一方を隠蔽することができる。そして、(d)図に示すように、第2吸引調整部513aを覆いかぶさるように吸引調整部513を重ねることができる。これは、スライド溝527に回転軸部518が移動可能に取り付けられる構造で達成できる。
さて、この実施例では、3つの吸込口とこれを選択的に隠蔽する一対の吸引調整部とで、図10の4つの清掃姿勢をとることができる。
即ち、(a)図と(d)図は床面の清掃に適した清掃姿勢である。先ず、(a)図は、第2吸引調整部513aで第3吸込口532で塞ぎ、吸引調整部513で第2吸込口512を塞いだ姿勢である。この姿勢は、図6(a)図と同様な清掃を行うことができる。一方、(d)図は、第2吸込口512を第2吸引調整部513aと吸引調整部513で塞いだ姿勢である。この姿勢であれば、図示しない回転ブラシ511を備えた第1吸込口510に加えて、吸口本体505の正面514cに設けた第3吸込口532からも塵埃を集塵することができる。
電気掃除機で床面の清掃を行う場合、壁際が清掃し難いという課題がある。これは、底面514aに設けた第1吸込口510を前面側に大きく開放することが構造上、難しいために従来から吸口体の大きな課題となっている。この実施例では、正面514cに設けた第3吸込口532から壁際の塵埃を集塵することができるので、前記課題を軽減することができる。しかも、正面514cに設けた第3吸込口532を常に開放しておくと、当然のように、第1吸込口510からの集塵性能が劣ることとなる。しかし、この実施例では、第3吸込口532を選択的に開放することができるので前記課題を解決することができる。
また、(c)図は、第1吸込口510を吸引調整部513で塞ぎ、第3吸込口532を第2吸引調整部513aで塞いだ清掃姿勢である。この清掃姿勢では、図6の(b)図と同様な作用効果を得ることができる。
また、(b)図は、第1吸込口510を吸引調整部513で塞ぎ、第2吸込口512を第2吸引調整部513aで塞いだ清掃姿勢である。この清掃姿勢では、吸口本体505の細い先端部の正面514cに設けた第3吸込口532のみから塵埃を集塵することができる。したがって、この清掃姿勢では、幅広の隙間吸口の作用効果が得られるので、例えば、壁際の清掃や狭い隙間の清掃に適している。
(第3実施例)
次に、図11と図12を参照して、第3実施例を具体的に説明する。この第3実施例に係る吸口体500bは、回転構造の吸引調整部513に換えてシャッタ構造の吸引調整部513bを備えたものである。ここで、図11はこの第3実施例に係る吸口体500bの外観図であり、(a)図が上面から見た斜視図、(b)図が底面側から見た斜視図である。図12は、吸口体500bの縦断面図であり、(a)図が床面を清掃する姿勢の断面図、(b)図が床面以外の清掃する姿勢の断面図である。なお、この実施例では、シャッタ構造の吸引調整部513b以外は、基本的に、第1実施例と同様な構造を備えている。ここでは、第1実施例と同様な構造は同一符号をもって示して重複した説明を省略する。
(第3実施例)
次に、図11と図12を参照して、第3実施例を具体的に説明する。この第3実施例に係る吸口体500bは、回転構造の吸引調整部513に換えてシャッタ構造の吸引調整部513bを備えたものである。ここで、図11はこの第3実施例に係る吸口体500bの外観図であり、(a)図が上面から見た斜視図、(b)図が底面側から見た斜視図である。図12は、吸口体500bの縦断面図であり、(a)図が床面を清掃する姿勢の断面図、(b)図が床面以外の清掃する姿勢の断面図である。なお、この実施例では、シャッタ構造の吸引調整部513b以外は、基本的に、第1実施例と同様な構造を備えている。ここでは、第1実施例と同様な構造は同一符号をもって示して重複した説明を省略する。
図11及び図12において、この第3実施例に係る吸口体500bは、吸口本体505の対向する底面514aに第1吸込口510を、底面514aには第2吸込口512を設けている。吸口本体505の長手方向の両端部には、蛇腹構造の吸引調整部513bを支持する一対の支持レール533が設けられている。吸引調整部513bは、両端を一対の支持レール533に支持されて移動させることにより、図11(a)図と図12(a)に示すような、第1吸込口510を開放して第2吸込口512を隠蔽する状態と、図11(b)図と図12(b)図に示すような第2吸込口512を開放してを第1吸込口510隠蔽する状態を取らせることができる。この吸引調整部513bの一対の支持レール533に沿ったスライド移動は、第2吸込口512から露出する吸引調整部513bの端部に設けた取っ手534を介して行うことができる。第2吸込口512の中央の前後端部には、取っ手534と嵌合する一対の切欠部535が形成されており、後方の切欠部534bに取っ手534を合わせれば第2吸込口512を吸引調整部513bで隠蔽し、前方の切欠部534aに取っ手534を合わせれば第2吸込口512を開放することができる。
この第3実施例によれば、スライド移動する吸引調整部513bを吸口本体505の内部に納めることができ、かつ、その移動は第2吸込口512に露出する取っ手534を前後に移動させることで実現できるので、使い勝手が良好であるとともに、前記第1実施例と同様な作用効果を得ることができる。
(第4実施例)
次に、図13から図15を参照して、第3実施例に係る吸口体500cを具体的に説明する。ここで、図13は、吸口体500cを後方から見た外観斜視図である。図14は、吸口体500cの中央縦断面図である。図15は、自在連結部560aの部品展開図である。
(第4実施例)
次に、図13から図15を参照して、第3実施例に係る吸口体500cを具体的に説明する。ここで、図13は、吸口体500cを後方から見た外観斜視図である。図14は、吸口体500cの中央縦断面図である。図15は、自在連結部560aの部品展開図である。
図13において、この第3実施例に係る吸口体500cは、第1実施例で説明した自在連結部560に換えて、構造の異なる自在連結部560aを採用したものである。即ち、この自在連結部560aは、下腕部561aと上腕部562aの2本の管体とからなり、かつ、下腕部561aの長手方向の両端に形成される回転軸P1、P2を直交する構造とした点で、前記自在連結部560と共通するものの、吸口本体505と連結する回転軸P2を左右方向Xに回転可能とするX軸回転連結部571aとし、下腕部561aと上腕部562aとの連結を高低方向Yに回転可能とするY軸回転連結部570aとした点である。この自在連結部560a以外の構造は、前記第1実施例と同様につき、具体的な説明を省略する。
図14と図15において、吸口体500cは、塵埃を吸い込むための第1吸込口510を底面に備えた吸口本体505と、吸口本体505を接続管400に連結し、この接続管400を介して伝達される手元ハンドル300の動きに対して常に吸口本体505の底面514aを床面に接するように動作するとともに、吸口本体505から吸込んだ塵埃を含んだ空気流が接続管400に導かれるように連通する自在連結部560aとで構成される。
自在連結部560aは、吸口体500を中心にして、手元ハンドル300の高低方向Yと、左右方向Xに回転可能に連結するとともに、手元ハンドル300のひねり動作の回転をそのまま吸口本体505の回転に伝達する機構を備えている。この実施例では、自在連結部560aを、吸口本体505に回転可能に取付けられ左右方向Xの回転を可能にする下腕部561aと、一端を接続管400に取付けられ、他端を下腕部561と高低方向Yの回転を可能にするように取付けられる上腕部562aとから構成される。
ここで、本実施例では、高低方向Yの角度を床面から約90度、左右方向Xについては約180度の範囲に動作可能に設定している。このように、この実施例は、手元ハンドル300を介しての吸口体500の動作、例えば手元ハンドル300のひねり動作の回転をそのまま吸口体500の回転とすることができる等、使用者が手元ハンドル300で行う動作を吸口体500の動きとしてスムーズに行うことができる。
そして、この実施例に係る吸口本体505cに設けた第1吸込口510と第2吸込口512の配置や吸引調整部513の回転構造は第1実施例と同様な構造を備えている。また、吸口本体505cは、横長扁平な吸口本体505の後方中央部分に、上方と後方に張り出した連結隆起部536を形成している。この連結隆起部536の後部には、X軸回転連結部571aの一方を構成する円形に開口したX軸回転軸受部537が形成される。このX軸回転軸受部537は、床面(底面514a)に対して、略垂直な摺動面Q2を備えている。即ち、このX軸回転軸受部537は、床面に対して、略平行な回転軸P2を備えて形成される。
一方、下腕部561aの一端は、X軸回転連結部571aの他方を構成する円形のX軸回転軸部634が形成される。そして、このX軸回転軸部634がX軸回転軸受部537に嵌合することで、下腕部561が回転軸P2と一致する管軸を中心に空気漏れがないように回転する構造となっている。
また、下腕部561aの他の一端は、上腕部562aの一端を嵌合するY軸回転軸受部635が形成される。このY軸回転軸受部635は、管状の端部の対向する壁面636を残して、その内側に切欠部637が形成され、この対向する壁面636の内壁面に形成される。この一対のY軸回転軸受部635で形成される回転軸P1は、前記回転軸P2に対して直交するように形成される。
一方、上腕部562aの一端は、管状の対向する周側面に一対のY軸回転軸部638が形成される。この一対のY軸回転軸部638が、Y軸回転軸受部635に回転可能に嵌合することでY軸回転連結部570aを構成する。上腕部562aの一端は、壁面636の間に形成される切欠部637に嵌合し、回転軸P1を中心に回転しても空気漏れがないように形成される。
ここで、この実施例のY軸回転連結部570aは、上腕部562aの長手方向が下腕部561aの長手方向と一致する状態から、上腕部562aの長手方向が下腕部561aの長手方向と直交(90度の動作範囲)する状態となる位置まで折れ曲がる構造としている。このため、この90度の動作範囲を空気漏れなく、かつ十分な塵埃通路を形成して、下腕部561aと上腕部562aを回転可能に連結するには大きな課題がある。そこで、この実施例では、前記課題を解決するために、Y軸回転連結部570aをシャッタ構造としている。
即ち、この実施形態では、Y軸回転軸受部635を介して回転可能に取り付けられる、シャッタ639を採用している。このシャッタ639は、下腕部561aと上腕部562aが直線状となる姿勢で形成される隙間を塞ぎ、直角に折り曲がった状態では、上腕部562aの弧状の端部と重なって収納される構造となっている。この構造は、図15に示すように、シャッタ639の両側に回転軸受部640を設け、この回転軸受部640の先端にY軸回転軸受部635が回転可能に勘合する構造とすることで達成している。
このように、この発明に係る電気掃除機は、塵埃を吸い込むための送風機を備えた電気掃除機本体と、一端を前記電気掃除機本体に取付けられて前記送風機に連通する柔軟性のある吸引ホースと、前記吸引ホースの他端と取付けられて前記送風機に連通する手元ハンドルと、前記手元ハンドルに取付けられて前記吸引ホースに連通する接続管と、前記接続管に取付けられて該接続管に連通する吸口体とからなり、前記吸口体は、回転清掃体と該回転清掃体の駆動部とを備えた吸口本体と、前記吸口本体を前記接続管に回転可能に連結し、前記吸口本体の塵埃通路と前記接続管を連通する自在連結部を備え、前記自在連結部は、管状の下腕部と管状の上腕部とから構成され、前記下腕部は、その長手方向の一端を第1回転軸部を介して前記吸口本体と回転可能に連結し、他の一端は前記上腕部の一端と第2回転軸部を介して回転可能に連結され、前記第1回転軸部と前記第2回転軸部はそれぞれ直交する回転軸を備え、前記吸口本体は、回転清掃体を備えた吸口本体と、この吸口本体と接続管との角度を可変に連結する自在連結部とから構成し、前記吸口本体は、その対向する筺体面に回転清掃体を露出する第1吸込口と、ガード手段で覆われる第2吸込口とを設けるとともに、この第1吸込口と第2吸込口の一方を閉鎖可能とする遮蔽部(吸引調整部)を備えるようにする。
この場合、前記遮蔽部は、第1吸込口と第2吸込口を覆う大きさを備えた遮蔽面と、この遮蔽面を支持する支持体を含んで構成する。加えて、前記支持体は、前記遮蔽面の長手方向と直交する両端部に設けられて、前記吸口本体の長手方向の両端部に設けられる回転軸と回転可能に連結するスライド溝と、前記吸口本体と引き合う作用で連結されるバネ材とを備え、前記吸口本体は、前記遮蔽部の回転移動を案内支持するガイド溝を備えるようにする。あるいは、前記遮蔽面は蛇腹状であり、前記支持体は、蛇腹状の前記遮蔽面を支持する支持レールで構成するようにする。
100…掃除機本体、101…大車輪、102…自在車輪、301…ハンドル部、302…操作部、100…筺体、111…集塵室、112…駆動室、113…仕切壁、114…通風口、115…ホース取付口、116…排気口、120…集塵装置、121…集塵袋、122…集塵フイルタ、130…コードリール装置、140…送風装置、150…制御基板、200…吸引ホース、250…コード、300…手元ハンドル、301…ハンドル部、302…操作部、400…接続管、401、402…管体、500…吸口体、505…吸口本体、510…第1吸込口、511…回転ブラシ、512…第2吸込口、513…吸引調整部、513a…第2吸引調整部、513b…吸引調整部、514…筐体面、514a…底面、514b…上面、514c…正面、515…ガード手段、516…隠蔽面、516a…隠蔽面、517…支持体、518…回転軸部、518a…取付孔、518b…ビス、519…ブラシ駆動部、520…連結台部、521…軸受部、522…Y回転軸受部、523…開口部、524…ブラシ室、525…ブラシ駆動スイッチ、526…大車輪、527…スライド溝、528…コイルバネ、529…突起部、530…ガイド溝、531…凸状リブ、532…第3吸込口、533…支持レール、534…取っ手、535…切欠部、536…連結隆起部、560…自在連結部、561…下腕部、562…上腕部、563…Y回転軸部、564…X軸回転軸受部、565…X軸回転軸部、570…Y軸回転連結部、570a…Y軸回転連結部、571…X軸回転連結部、571a…X軸回転連結部、600…ロック機構、610…Y軸ロック機構部、611…Y軸凹部、612…Y軸レバー機構部、613…レバー部、630…X軸ロック機構部、631…X軸凹部、632…X軸レバー機構部、633…レバー部、634…X軸回転軸部、635…Y軸回転軸受部、636…壁面、637…切欠部、638…Y軸回転軸部、639…シャッタ、640…回転軸受部
Claims (10)
- 塵埃を吸い込むための送風機を備えた電気掃除機本体と接続管を介して接続される吸口体であって、
前記吸口体は、回転清掃体を備えた吸口本体と、この吸口本体と接続管との角度を可変に連結する自在連結部とから構成し、
前記吸口本体は、その対向する筺体面に回転清掃体を露出する第1吸込口と、ガード手段で覆われる第2吸込口とを設けるとともに、この第1吸込口と第2吸込口の一方を閉鎖可能とする遮蔽部を備えている
ことを特徴とする電気掃除機の吸口体。 - 前記請求項1記載の電気掃除機の吸口体において、
前記遮蔽部は、第1吸込口と第2吸込口を覆う大きさを備えた遮蔽面と、この遮蔽面を支持する支持体を含んでいる
ことを特徴とする電気掃除機の吸口体。 - 請求項2記載の電気掃除機の吸口体において、
前記支持体は、前記遮蔽面の長手方向と直交する両端部に設けられて、前記吸口本体の長手方向の両端部に設けられる回転軸と回転可能に連結するスライド溝と、前記吸口本体と引き合う作用で連結されるバネ材とを備え、
前記吸口本体は、前記遮蔽部の回転移動を案内支持するガイド溝を備えている
ことを特徴とする電気掃除機の吸口体。 - 請求項2記載の電気掃除機の吸口体において、
前記遮蔽面は蛇腹状であり、前記支持体は、蛇腹状の前記遮蔽面を支持する支持レールである
ことを特徴とする電気掃除機の吸口体。 - 前記請求項1から4記載のいずれかの電気掃除機の吸口体において、
前記吸口本体は、他の筺体面に配置される第3吸口部と、この第3吸口部を隠蔽する第2遮蔽部を備えている
ことを特徴とする電気掃除機の吸口体。 - 塵埃を吸い込むための送風機を備えた電気掃除機本体と、一端を前記電気掃除機本体に取付けられて前記送風機に連通する柔軟性のある吸引ホースと、前記吸引ホースの他端と取付けられて前記送風機に連通する手元ハンドルと、前記手元ハンドルに取付けられて前記吸引ホースに連通する接続管と、前記接続管に取付けられて該接続管に連通する吸口体とからなり、
前記吸口体は、回転清掃体と該回転清掃体の駆動部とを備えた吸口本体と、前記吸口本体を前記接続管に回転可能に連結し、前記吸口本体の塵埃通路と前記接続管を連通する自在連結部を備え、
前記自在連結部は、管状の下腕部と管状の上腕部とから構成され、
前記下腕部は、その長手方向の一端を第1回転軸部を介して前記吸口本体と回転可能に連結し、他の一端は前記上腕部の一端と第2回転軸部を介して回転可能に連結され、
前記第1回転軸部と前記第2回転軸部はそれぞれ直交する回転軸を備え、
前記吸口本体は、回転清掃体を備えた吸口本体と、この吸口本体と接続管との角度を可変に連結する自在連結部とから構成し、
前記吸口本体は、その対向する筺体面に回転清掃体を露出する第1吸込口と、ガード手段で覆われる第2吸込口とを設けるとともに、この第1吸込口と第2吸込口の一方を閉鎖可能とする遮蔽部を備えている
ことを特徴とする電気掃除機。 - 前記請求項6記載の電気掃除機において、
前記遮蔽部は、第1吸込口と第2吸込口を覆う大きさを備えた遮蔽面と、この遮蔽面を支持する支持体を含んでいる
ことを特徴とする電気掃除機。 - 請求項7記載の電気掃除機の吸口体において、
前記支持体は、前記遮蔽面の長手方向と直交する両端部に設けられて、前記吸口本体の長手方向の両端部に設けられる回転軸と回転可能に連結するスライド溝と、前記吸口本体と引き合う作用で連結されるバネ材とを備え、
前記吸口本体は、前記遮蔽部の回転移動を案内支持するガイド溝を備えている
ことを特徴とする電気掃除機。 - 請求項7記載の電気掃除機において、
前記遮蔽面は蛇腹状であり、前記支持体は、蛇腹状の前記遮蔽面を支持する支持レールである
ことを特徴とする電気掃除機。 - 塵埃を吸い込むための電気掃除機本体と、一端を前記電気掃除機本体に取付けられる吸引ホースと、前記吸引ホースの他端に取付けられる手元ハンドルと、前記手元ハンドルに取付けられる接続管と、前記接続管に取付けられる吸口体とを備えた電気掃除機において、
前記吸口体は、異なる方向の外面に、複数の吸込口を有し、
前記吸口体は、前記複数の吸込口の何れか1つを選択的に塞ぐことが可能な部材を備える
ことを特徴とすることを特徴とする電気掃除機。
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JP2009080865A JP2010227465A (ja) | 2009-03-30 | 2009-03-30 | 電気掃除機及びその吸口体 |
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KR101745119B1 (ko) | 2015-07-31 | 2017-06-09 | 박승자 | 타격청소기 |
JPWO2018101085A1 (ja) * | 2016-11-30 | 2019-10-24 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 電気掃除機 |
US11819179B2 (en) | 2015-11-02 | 2023-11-21 | Mitsubishi Electric Corporation | Cleaning tool and electric cleaner |
-
2009
- 2009-03-30 JP JP2009080865A patent/JP2010227465A/ja not_active Withdrawn
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JP2021112613A (ja) * | 2016-11-30 | 2021-08-05 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 電気掃除機 |
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