JP4380001B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動送風機の吸引力が作用する吸引管に接続される吸込口体を有する電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、家具間等の狭い隙間のごみや部屋の壁際のごみを吸込口体を付け替えることなく掃除中に簡単な操作で掃除することができる電気掃除機が要望されている。従来、この要望に応えるために、図14〜図16に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。
【0003】
図に示すように、吸込口体35は上部ケース36と下部ケース37とで形成しており、内部に吸込通路38を有し、吸込通路38の掃除面方向には下部ケース37に吸込口39を配している。吸込口体35の後部には上部ケース36と下部ケース37によって上下に回動自在にアーム40を挟持している。
【0004】
パイプ41は吸引管42との接続方向とアーム40との取付方向が90度に曲げられた形状をし、アーム40の下部に垂直方向にかつ180度回動自在に取り付けている。そして、パイプ41に吸引管42を接続し、吸引管42の他端に手元操作部43を接続し、手元操作部43の後方にホース44を接続し、ホース44の他端に電気掃除機本体45を接続している。
【0005】
上記構成により、手元操作部43を握る人の前後に歩く姿勢の方向に対して吸込口体35の長手方向が垂直であったものが、手元操作部43を左右にひねることで吸込口体35が左右方向に略90度旋回し、吸込口体35の長手方向と前後に歩く姿勢の方向が同方向となり、部屋の壁際のごみを容易に吸い取ることができる。また、吸込口体35の長手幅の邪魔がなくなるため、家具間等の狭い隙間のごみも吸込口体35を付け替えることなく簡単なひねり操作で掃除することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の電気掃除機では、棚の下等の低い隙間や家具間等の狭い隙間の掃除作業というものは通常の掃除作業に比べ作業者にとっては無理な態勢で掃除することになるわけであり、このときの吸込口体35を前後に操作する操作力のさらなる軽減が望まれていた。また、上記隙間に比較的大きなごみがあった場合には、吸込口体35を掃除面から持ち上げる必要があったが、棚の下等の高さに制限がある場所では吸込口体35を持ち上げることは困難であり、家具間等においても奥の方では作業者が非力な女性であれば吸込口体35を持ち上げることは困難であった。
【0007】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、棚の下等の低い隙間、家具間等の狭い隙間などを掃除する場合に、塵埃通路内に外気を導入することで、ケースと掃除面の吸着を低減し、操作力を軽減して使用性を向上することを第1の目的としている。
【0008】
また、棚の下等の低い隙間のごみや家具間等の狭い隙間のごみを吸込口体を付け替えることなく掃除中に簡単な操作で掃除できるようにするとともに、操作力を軽減して使用性を向上し、さらに集塵性を向上して掃除作業性を向上することを第2の目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成するために、掃除機本体に内蔵した電動送風機の吸引力が作用する吸引管に吸込口体を接続した電気掃除機であって、吸込口体は、塵埃を吸引する吸込口を有し、かつ吸込口に連通する塵埃通路を有するケースに、塵埃通路と吸引管側とを接続するパイプを傾動自在に取り付け、パイプの傾動に応じて開口部位変更機構により塵埃通路内に外気を導入する吸込口の開口部位を変更するよう構成し、開口部位変更機構は、パイプを掃除面へ近づく方向に傾動させた場合に、前記吸込口の前方を開口し、前記パイプを前記ケースに対して立った状態になるように傾動させた場合には、前記吸込口の側方を開口するものである。
【0010】
これにより、棚の下等の低い隙間、家具間等の狭い隙間などを掃除する場合に、開口部位変更機構により塵埃通路内に外気を導入することで、吸込口体を付け替えることなく掃除中に簡単な操作で掃除することができるとともに、ケースと掃除面の吸着を低減することができ、操作力を軽減できて使用性を向上することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項に記載の発明は、電動送風機を有する掃除機本体と、前記電動送風機の吸引力が作用する吸引管と、吸引管に接続され長手方向が前後方向と直角になるように設けられた吸込口体を有する電気掃除機であって、前記吸込口体は、上部ケースと下部ケースとで形成されるケースと、その一端を前記ケースと接続して前記ケースの吸気上流側に設けられたアームと、前記アームの他端と一体に設けられたパイプと、前記アームと上部ケースの間に設けられ、カバー体に設けた開口部の内部を上下に回動する前方シャッターと、前記下部ケースに設けられ塵埃を吸引する吸込口と、前記吸込口の両端に設けられ前記下部ケースの長手方向に延びる塵埃通路と、長手方向に設けた第1、第2の回動軸と、前記塵埃通路の両端部近傍に設けられ前記第2の回動軸のまわりに回動する側方シャッターとを有し、前記ケースおよびパイプは前記吸込口側と前記吸引管側とを接続し前記第1の回動軸を中心に前記ケースに対して前後方向に傾動自在に取り付けられ前記前方シャッターと側方シャッターは、前記パイプの傾動に応じて前記吸込口の開口部位を変更する開口部位変更機構を構成し、前記開口部位変更機構は、前記アームを掃除面へ近づく方向に傾動させた場合には、前記前方シャッターが前記吸込口の前方を開口し、前記パイプを前記ケースに対して立った状態になるように傾動させた場合には前記側方シャッターが前記吸込口の側方を開口するものであり、棚の下等の低い隙間を掃除する場合だけでなく壁際を掃除する場合や家具間等の狭い隙間を掃除する場合にも、吸込口の前方及び側方のいずれかを開口することで、吸込口体を付け替えることなく掃除中に簡単な操作で掃除することができるとともに、ケースと掃除面の吸着が減り、操作力が軽減されて掃除作業性を向上することができ、比較的大きなごみも吸込口体をわざわざ掃除面から持ち上げなくても、吸込口の前方及び側方のいずれかに開口した開口部より吸引することができ、集塵性を向上できる。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0013】
(実施例1)
本発明の第1の実施例を図1〜3を用いて説明する。なお従来例と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
【0014】
吸込口体1は、上部ケース2と下部ケース3とでケースを形成しており、ケースの内部に吸込通路4を有し吸込通路4の掃除面方向には下部ケース3に塵埃を吸引する吸込口5を設けている。吸込口5の両端には下部ケース3の長手方向に延びる塵埃通路6を設けている。
【0015】
下部ケース3はカバー体7と摺動体8とを形成するとともに、吸込口体1の後部には外面に第1の突起9を有するアーム10を上部ケース2と下部ケース3によって上下に回動自在に挟持している。第1の回動軸11は、吸込口体1の長手方向に設け、アーム10を回動可能としている。カバー体7にはアーム10の回動角度に係わらず第1の回動軸11と当接する軸受部12を設けている。パイプ13は吸引管との接続方向とアーム10との取付方向が90度に曲げられた形状をし、アーム10の下部に垂直方向にかつ180度回動自在に取り付けている。
【0016】
ここで、アーム10と上部ケース2との間には、カバー体7に設けた開口部14の内部を上下に回動自在に、かつ内面に第2の突起15を有する前方シャッター16を設け、塵埃通路6の両端部近傍には、切り欠き部17を有する第2の回動軸18にカバー体7と摺動体8とで回動自在に挟持した側方シャッター19を設けている。この側方シャッター19は塵埃通路6の後端と当接すよう略L字状に形成し、後端に係止部20を設けている。
【0017】
また、アーム10を回動可能とする第1の回動軸11には、アーム10が掃除面へ近づく方向に略最大回動時に側方シャッター19の係止部20と当接し側方シャッター19を上方へ持ち上げる位置に突出部21を設けている。さらに、下部ケース3の摺動体8における側方シャッター19の後方に後方通路22を設けている。
【0018】
前方シャッター16と側方シャッター19はパイプ13の傾動に応じて、塵埃通路6内に外気を導入する外気導入機構を構成しており、パイプ13とケースとのなす角度が大きくなるように傾動させた場合に、塵埃通路6内に外気を導入するよう構成している。また、側方シャッター19はパイプ13をケースに対して立った状態になるように傾動させた場合に、塵埃通路6内に外気を導入するよう構成している。
【0019】
そして、パイプ13に吸引管を接続し、吸引管の他端に手元操作部を接続し、手元操作部の後方にホースを接続し、ホースの他端に電気掃除機本体を接続している。
【0020】
上記構成において動作を説明する。通常の掃除では、吸込口体1は、手元操作部を握る人の前後に歩く姿勢の方向に対して、長手方向が直角になるようにして掃除を行う。一方、棚の下等の低い隙間、家具間等の狭い隙間、壁際などを掃除する場合には、手元操作部を左右にひねることで、吸込口体1が左右方向に略90度旋回し、吸込口体1の長手方向と前後に歩く姿勢の方向が同方向となり部屋の壁際のごみを容易に吸いとることができる。また、吸込口体1の長手方向の幅の邪魔がなくなるため、家具間等の狭い隙間のごみも吸込口体1を付け替えることなく、簡単なひねり操作で掃除することができる。
【0021】
さらに、手元操作部を操作してパイプ13を介して、図1に示すように、パイプ13とケースとのなす角度が大きくなるように、すなわち、アーム10が掃除面へ近づく方向に傾動させると、アーム10の第1の突起9と前方シャッター16の第2の突起15とが当接し、前方シャッター16が上方向に回動することで下部ケース3の前方から塵埃通路6内へ外気を導入することができる。
【0022】
このとき、同時に、第1の回動軸11に設けた突出部21が側方シャッター19の係止部20と当接し、側方シャッター19を上方へ持ち上げて側方シャッター19を開き、塵埃通路6と後方通路22が連通され、後方からも塵埃通路6内へ外気が導入される。このため、ケースと掃除面の吸着を低減することができ、操作力を軽減できて使用性を向上することができる。
【0023】
一方、手元操作部を操作してパイプ13を介して、図2に示すように、パイプ13をケースに対して立った状態になるように傾動させた場合には、アーム10の先端23と第2の回動軸18の切り欠き部17とが当接し、側方シャッター19を上方向に回動させ、塵埃通路6と後方通路29が連通され、後方から塵埃通路6内へ外気が導入され、ケースと掃除面の吸着を低減することができ、操作力を軽減できて使用性を向上することができる。
【0024】
(実施例2)
以下本発明の第2の実施例を図4〜6を用いて説明する。なお上記実施例と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
【0025】
図において、上部ケース2aのカバー体7aと摺動体8aとで囲まれた空間に面する位置に吸気口24を設け、カバー体7aの上部ケース2aと摺動体8aとで囲まれた空間に面する位置に連結口25を設け、下部ケース3aの塵埃通路6に面する位置に排気口26を設けている。上部ケース2aには吸気口24を覆うように第3の突起27を有する開閉シャッター28を回動自在に保持している。
【0026】
開閉シャッター28はパイプ13の傾動に応じて、塵埃通路6内に外気を導入する外気導入機構を構成しており、パイプ13をケースに対して立った状態になるように傾動させた場合に、塵埃通路6内に外気を導入するよう構成している。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0027】
上記構成において動作を説明する。棚の下等の低い隙間を掃除するため、手元操作部を操作してパイプ13を介して、図4に示すように、パイプ13とケースとのなす角度が大きくなるように、すなわち、アーム10が掃除面へ近づく方向に傾動させると、第3の突起27がアーム10の先端より離れ、吸気口24が閉じた状態となり、塵埃通路6へ外気は取り入れられない。
【0028】
一方、手元操作部を操作して、図5に示すように、パイプ13をケースに対して立った状態になるように傾動させた場合には、第3の突起27がアーム10の先端により押され、回動することで吸気口24がオープン状態となり、電気掃除機本体の吸引力により吸気口24から連結口25および排気口26を介して塵埃通路6へ外気が取り入れられる。
【0029】
したがって、家具間等の狭い隙間を掃除する場合には、パイプ13をケースに対して立った状態になるように傾動させることにより、吸気口24から連結口25および排気口26を介して塵埃通路6へ外気が導入され、下部ケース3aと掃除面の吸着を低減することができ、操作力を軽減できて掃除作業性を向上することができる。
【0030】
(実施例3)
以下本発明の第3の実施例を図7を用いて説明する。なお上記実施例と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
【0031】
図に示すように、上部ケース2aのカバー体7aと摺動体8aとで囲まれた空間に面する位置に吸気口24を設け、カバー体7aの上部ケース2aと摺動体8aとで囲まれた空間に面する位置に連結口25を設け、下部ケース3aの塵埃通路6に面する位置に排気口26を設けている。上部ケース2aには吸気口24を覆うように第3の突起27を有する開閉シャッター28を回動自在に保持している。
【0032】
摺動体8aの後端に吸気口29を設け、塵埃通路6に面する位置に排気口30を設けるとともに、吸気口29を覆うように第4の突起31を有する開閉シャッター32を回動自在に保持している。
【0033】
開閉シャッター28、32はパイプ13の傾動に応じて、塵埃通路6内に外気を導入する外気導入機構を構成しており、開閉シャツたー32はパイプ13とケースとのなす角度が大きくなるように傾動させた場合に、塵埃通路6内に外気を導入するよう構成している。また、開閉シャッター28はパイプ13をケースに対して立った状態になるように傾動させた場合に、塵埃通路6内に外気を導入するよう構成している。他の構成は上記実施例1または2と同じである。
【0034】
上記構成において動作を説明する。棚の下等の低い隙間を掃除するため、手元操作部を操作してパイプ13を介して、図7に示すように、パイプ13とケースとのなす角度が大きくなるように、すなわち、アーム10が掃除面へ近づく方向に傾動させると、第4の突起31がアーム10の後端33に押されて回動し、吸気口29がオープン状態となり、電気掃除機本体の吸引力により吸気口29から排気口30を介して塵埃通路6へと外気が取り入れられる。
【0035】
したがって、棚の下等の低い隙間を掃除する場合には、パイプ13とケースとのなす角度が大きくなるように傾動させることにより、吸気口29から排気口30を介して塵埃通路6へ外気が導入され、下部ケース3aと掃除面の吸着を低減することができ、操作力を軽減できて掃除作業性を向上することができる。
【0036】
一方、手元操作部を操作して、パイプ13をケースに対して立った状態になるように傾動させた場合には、第3の突起27がアーム10の先端により押され、回動することで吸気口24がオープン状態となり、電気掃除機本体の吸引力により吸気口24から連結口25および排気口26を介して塵埃通路6へ外気が取り入れられる。
【0037】
したがって、家具間等の狭い隙間を掃除する場合には、パイプ13をケースに対して立った状態になるように傾動させることにより、吸気口24から連結口25および排気口26を介して塵埃通路6へ外気が導入され、下部ケース3aと掃除面の吸着を低減することができ、操作力を軽減できて掃除作業性を向上することができる。
【0038】
(実施例4)
以下本発明の第4の実施例を図8〜13を用いて説明する。なお上記実施例と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
【0039】
図に示すように、アーム10と上部ケース2bとの間には、カバー体7bに設けた開口部14の内部を上下に回動自在に、かつ内面に第2の突起15を有する前方シャッター16bを設け、塵埃通路6の両端部近傍には、切り欠き部17を有する第2の回動軸18にカバー体7bと摺動体8bとで回動自在に挟持した側方シャッター19bを設けている。
【0040】
前方シャッター16bと側方シャッター19bはパイプ13の傾動に応じて、開口部位を変更する開口部位変更機構を構成しており、前方シャッター16bは、パイプ13とケースとのなす角度が大きくなるように傾動させた場合に、吸込口5の前方を開口するよう構成し、側方シャッター19bは、パイプ13をケースに対して立った状態になるように傾動させた場合に、吸込口5の側方を開口するよう構成している。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0041】
上記構成において動作を説明する。通常の掃除では、吸込口体1は、手元操作部を握る人の前後に歩く姿勢の方向に対して、長手方向が直角になるようにして掃除を行う。一方、棚の下等の低い隙間を掃除する場合には、手元操作部を左右にひねることで、吸込口体1が左右方向に略90度旋回し、吸込口体1の長手方向と前後に歩く姿勢の方向が同方向となり部屋の壁際のごみを容易に吸い取ることができる。
【0042】
さらに、手元操作部を操作してパイプ13を介して、図8または図9に示すように、パイプ13とケースとのなす角度が大きくなるように、すなわち、アーム10が掃除面へ近づく方向に傾動させると、アーム10の第1の突起9と前方シャッター16bの第2の突起15とが当接し、前方シャッター16bが上方向に回動することで下部ケース3bの前方から吸込口5および塵埃通路6へ塵埃が吸引される吸引通路34が形成される。
【0043】
したがって、棚の下等の低い隙間を掃除する場合には、吸引通路34が形成されることで、下部ケース3bと掃除面の吸着を低減することができ、操作力が軽減され、掃除作業性を向上することができる。また、比較的大きなごみも吸込口体1をわざわざ掃除面から持ち上げなくても、吸引通路34を通して吸引することができ、集塵性を向上することができる。
【0044】
一方、手元操作部を操作してパイプ13を介して、図10または11に示すように、パ
イプ13をケースに対して立った状態になるように傾動させた場合には、アーム10の先端23と第2の回動軸18の切り欠き部17とが当接し、側方シャッター19bを上方向に回動させ、塵埃通路6の開口面積が増加する。
【0045】
したがって、家具間等の狭い隙間を掃除する場合には、塵埃通路6の開口面積が増えることで、下部ケース3bと掃除面の吸着を低減することができ、操作力が軽減され、掃除作業性を向上することができる。また、比較的大きなごみも吸込口体1をわざわざ掃除面から持ち上げなくても広がった塵埃通路6を通して吸引することができ、集塵性を向上することができる。
【0046】
なお、本実施例では、開口部位変更機構を構成する前方シャッター16bは、パイプ13とケースとのなす角度が大きくなるように傾動させた場合に、吸込口5の前方を開口するよう構成し、側方シャッター19bは、パイプ13をケースに対して立った状態になるように傾動させた場合に、吸込口5の側方を開口するよう構成しているが、上記実施例3に示すように構成することで、前方シャッターを、パイプをケースに対して立った状態になるように傾動させた場合に、吸込口の前方を開口するよう構成し、側方シャッターを、パイプとケースとのなす角度が大きくなるように傾動させた場合に、吸込口の側方を開口するよう構成してもよい。
【0047】
また、開口部位変更機構は、パイプ13の傾動に応じて、吸込口5の後方を開口するようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、棚の下等の低い隙間を掃除する場合だけでなく壁際を掃除する場合や家具間等の狭い隙間を掃除する場合にも、ケースと掃除面の吸着が減り、操作力が軽減されて掃除作業性を向上することができ、比較的大きなごみも吸込口体をわざわざ掃除面から持ち上げなくても、吸込口の前方及び側方及び後方のいずれかに開口した開口部より吸引することができ、集塵性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の電気掃除機の吸込口体のパイプ回動前の一部切欠した側面図
【図2】 同電気掃除機の吸込口体のパイプ回動後の一部切欠した側面図
【図3】 同電気掃除機の吸込口体の下面図
【図4】 本発明の第2の実施例の電気掃除機の吸込口体のパイプ回動前の側断面図
【図5】 同電気掃除機の吸込口体のパイプ回動後の側面図
【図6】 同電気掃除機の吸込口体の正面図
【図7】 本発明の第3の実施例の電気掃除機の吸込口体のパイプ回動前の側断面図
【図8】 本発明の第4の実施例の電気掃除機の吸込口体のパイプ回動前の図13のA−A断面図
【図9】 同吸込口体のパイプ回動前の図13のB−B断面図
【図10】 同吸込口体のパイプ回動後の図13のA−A断面図
【図11】 同吸込口体のパイプ回動後の図13のB−B断面図
【図12】 同吸込口体の正面図
【図13】 同吸込口体の下面図
【図14】 従来の電気掃除機の斜視図
【図15】 同電気掃除機の吸込口体のパイプ回動前の側断面図
【図16】 同電気掃除機の吸込口体のパイプ回動後の側面図
【符号の説明】
1 吸込口体
2 上部ケース(ケース)
3 下部ケース(ケース)
5 吸込口
6 塵埃通路
13 パイプ
16 前方シャッター(外気導入機構)
19 側方シャッター(外気導入機構)

Claims (1)

  1. 電動送風機を有する掃除機本体と、前記電動送風機の吸引力が作用する吸引管と、吸引管に接続され長手方向が前後方向と直角になるように設けられた吸込口体を有する電気掃除機であって、前記吸込口体は、上部ケースと下部ケースとで形成されるケースと、その一端を前記ケースと接続して前記ケースの吸気上流側に設けられたアームと、前記アームの他端と一体に設けられたパイプと、前記アームと上部ケースの間に設けられ、カバー体に設けた開口部の内部を上下に回動する前方シャッターと、前記下部ケースに設けられ塵埃を吸引する吸込口と、前記吸込口の両端に設けられ前記下部ケースの長手方向に延びる塵埃通路と、長手方向に設けた第1、第2の回動軸と、前記塵埃通路の両端部近傍に設けられ前記第2の回動軸のまわりに回動する側方シャッターとを有し、前記ケースおよびパイプは前記吸込口側と前記吸引管側とを接続し前記第1の回動軸を中心に前記ケースに対して前後方向に傾動自在に取り付けられ前記前方シャッターと側方シャッターは、前記パイプの傾動に応じて前記吸込口の開口部位を変更する開口部位変更機構を構成し、前記開口部位変更機構は、前記アームを掃除面へ近づく方向に傾動させた場合には、前記前方シャッターが前記吸込口の前方を開口し、前記パイプを前記ケースに対して立った状態になるように傾動させた場合には前記側方シャッターが前記吸込口の側方を開口する電気掃除機。
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