JP2004089243A - 電気掃除機用吸込具およびそれを用いた電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
【課題】吸込具の集塵性能を低下させることなく、吸込具本体を横方向に操作する時のローラーによる操作抵抗を低減し、横幅の狭い空間や壁際などでも掃除操作が容易にできるように使い勝手を向上させることを目的としている。
【解決手段】下方に吸込口13を開口させた吸込具本体10と前記吸込口13に連通させ前記吸込具本体10の後方に設けた接続部11と、前記吸込具本体10または前記接続部11の下方に配設され、前記吸込具本体10の前後方向に回転可能なローラー21を備え、前記ローラー21の径方向に対して一部または複数の凹部21Aを構成したもので、吸込具本体10の横方向に操作する時のローラー21による操作抵抗を低減し、使い勝手を向上させるものである。
【選択図】 図2
【解決手段】下方に吸込口13を開口させた吸込具本体10と前記吸込口13に連通させ前記吸込具本体10の後方に設けた接続部11と、前記吸込具本体10または前記接続部11の下方に配設され、前記吸込具本体10の前後方向に回転可能なローラー21を備え、前記ローラー21の径方向に対して一部または複数の凹部21Aを構成したもので、吸込具本体10の横方向に操作する時のローラー21による操作抵抗を低減し、使い勝手を向上させるものである。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電気掃除機用吸込具及び前記吸込具を用いた電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気掃除機に用いる吸込具は、特開2000−237102号公報、特開2000−262443号公報特開、2000−354570号公報などの構成が一般的であった。
【0003】
図12〜図16を用いて説明する。
【0004】
吸込具本体101は上部を構成する上部枠体102と吸込具本体101の下部を構成する下部枠体103を有しており、その平面形状は左右に長く、前後に短い略長方形をしている(L1>W1)。被掃除面側と対向する下部枠体103の前面と側面には、前部塵埃通路104と側部塵埃通路105が形成され下方に開口した吸込口106に連通している。前記吸込口106には被掃除面に付着した塵埃を掻き上げる回転ブラシ107が配設され、吸込具本体101には前記回転ブラシ107をベルトもしくはギア(図示せず)を介して回転させるための電動機108を内蔵し、後部に掃除機本体(図示せず)と吸込具本体101とを連通させる自在連結部109を連結させている。自在連結部109は、回動部110とアーム部111とで構成されており、回動部110とアーム部111との間で回動自在に連結され、アーム部111は吸込具本体101に軸支されて垂直方向に回動自在に連結されている。112、113はそれぞれ下部枠体103の前部、後部に配設された移動用の前部ローラー、後部ローラーであり、吸込具本体101の前方向に回転可能に配置されている。また、吸込具本体101の外周には家具などへの傷付防止のための軟質材で構成されたバンパー114を配設している。また、吸込具本体101は自在連結部109に延長管115、手元ハンドル116、およびホース117を介して掃除機本体に連結し、掃除機本体に内蔵した電動送風機(図示せず)の吸引力によって塵埃を吸い込むものである。
【0005】
上記構成において、自在連結部109に延長管115、手元ハンドル116、およびホース117を介して掃除機本体に連結し、吸込具本体101を被掃除面に沿って走行させて掃除を行なう。壁際などの掃除の場合には図16に示すように手元ハンドル116をひねり、手元ハンドル116の中心軸を中心として手元ハンドル116を回動させることにより、回動部110とアーム部111との間で略90°回動して吸込具本体101の横方向を壁と平行に沿わせて掃除を行なう。
【0006】
また、このような構成では、吸込具本体101の前方向に回転可能な前部ローラー112、後部ローラー113を配置しているため、吸込具本体101の前方向に操作する時には前部ローラー112、後部ローラー113の回転によって操作力の低減が図れるが、吸込具本体101の横方向に操作する時には前部ローラー112、後部ローラー113が回転せず、被掃除面に突っかかって操作力が重いといった問題を有していた。特に後部ローラー113を自在連結部109近傍に2つ配設したものにあっては、手元ハンドル116の操作力が延長管115、自在連結部109を介して後部ローラー113にかかり易くなるため、吸込具本体101の横方向に操作する時にそれぞれの後部ローラー113が図13の矢印aに示すようにねじれるため、より被掃除面に突っかかって操作力が重くなっていた。
【0007】
そのため、図14、図15に示すように、長細い後部ローラー113を自在連結部109下方へ配設して吸込具本体101の横方向に操作する時の後部ローラー113のねじれによる被掃除面への突っかかりを防止していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、後部ローラー113が長細いため、被掃除面への接触面積が増大し、抵抗となるとともに自在連結部109を後部ローラー113の上方に配置しなければならないため、吸込口106と自在連結部109との距離が長くなり、集塵性能が低下するとともに吸込具本体101の高さが高くなっていた。また、図14に示すように、吸込具本体101の横方向に操作する時の後部ローラー113のねじれによる被掃除面への突っかかりや後部ローラー113の接触抵抗を無くすため、吸込具本体101の横方向に操作する時に吸込具本体101の横方向に回転可能な補助ローラー118が吸込具本体101下方に突出する構成とすると、補助ローラー118を配置するためにその構造が複雑になり、吸込具本体101が重くなったり、大型化するという課題があった。
【0009】
本発明は、上記問題を解決するもので、吸込具の集塵性能を低下させることなく、吸込具本体を横方向に操作する時のローラーによる操作抵抗を低減し、横幅の狭い空間や壁際などでも掃除操作が容易にできるように使い勝手を向上させることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、下方に吸込口を開口させた吸込具本体と前記吸込口に連通させ前記吸込具本体の後方に設けた接続部と、前記吸込具本体または前記接続部の下方に配設され、前記吸込具本体の前後方向に回転可能なローラーを備え、前記ローラーの径方向に対して一部または複数の凹部を構成した電気掃除機用吸込具である。
【0011】
上記構成により、ローラーの径方向に対して形成した一部または複数の凹部により、被掃除面への接触面積が減少するため、吸込具本体の横方向に操作する時の後部ローラーによる操作抵抗を低減し、横幅の狭い空間や壁際などでも吸込具本体の横方向での掃除操作が容易にできるように使い勝手を向上させるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、下方に吸込口を開口させた吸込具本体と前記吸込口に連通させ前記吸込具本体の後方に設けた接続部と、前記吸込具本体または前記接続部の下方に配設され、前記吸込具本体の前後方向に回転可能なローラーを備え、前記ローラーの径方向に対して一部または複数の凹部を構成したもので、前記ローラーの径方向に対して一部または複数の凹部により、被掃除面への接触面積が減少するため、吸込具本体の横方向に操作する時のローラーによる操作抵抗を低減し、横幅の狭い空間や壁際などでも吸込具本体の横方向での掃除操作が容易にできるように使い勝手を向上させるものである。
【0013】
本発明の請求項2記載の発明は、下方に吸込口を開口させた吸込具本体と前記吸込口に連通させ前記吸込具本体の後方に設けた接続部と、前記吸込具本体または前記接続部の下方に配設され、前記吸込具本体の前後方向に回転可能なローラーを備え、前記ローラーの略中央部の直径を両端の直径よりも小さく設定したもので、吸込具本体の横方向に操作する時のローラーによる操作抵抗を低減し、横幅の狭い空間や壁際などでも掃除操作が容易にできるように使い勝手を向上させるとともに接続部を吸込具本体下方に配置しても、接続部と吸込口の高さ方向での距離が短くなり集塵性能の向上が図れ、また、吸込具本体の高さが低くでき、吸込具本体の小型軽量化が図れるものである。
【0014】
本発明の請求項3記載の発明は、下方に吸込口を開口させた吸込具本体と前記吸込口に連通させ前記吸込具本体の後方に設けた接続部と、前記接続部の下方に配設され、前記吸込具本体の前後方向に回転可能なローラーを備え、前記ローラーの略中央部の形状を前記接続部の外形形状に近似させて形成するとともに、前記ローラーの略中央部の直径を両端の直径よりも小さくしたもので、吸込具本体の横方向に操作する時のローラーによる操作抵抗を低減し、横幅の狭い空間や壁際などでも掃除操作が容易にできるように使い勝手を向上させるとともに、ローラーの略中央部の直径を前記接続部の形状に近似させて両端の直径よりも小さく設定したことにより、さらに接続部を吸込具本体下方に配置しても、接続部と吸込口の高さ方向での距離が短くなり集塵性能の向上が図れ、また、吸込具本体の高さが低くでき、吸込具本体の小型軽量化が図れるものである。
【0015】
本発明の請求項4記載の発明は、ローラーの外面に起毛布、静電植毛などの滑り性の良い材料を配設したもので、吸込具本体を横方向に操作する時のローラーによる操作抵抗を低減し、横幅の狭い空間や壁際などでも掃除操作がさらに容易にできるように使い勝手を向上させるものである。
【0016】
本発明の請求項5記載の発明は、滑り性の良い材料を配設したローラーの略中央部と両端部の外径が略同一となるようにしたもので、ローラーの全幅で滑り性の良い材料が常に被掃除面に接触することにより、被掃除面の拭き掃除が行なえ、集塵性能の向上が図れるものである。
【0017】
本発明の請求項6記載の発明は、滑り性の良い材料を配設したローラーの略中央部と両端部とで硬さを変えたもので、被掃除面への接触抵抗を調整して滑り性、拭き掃除性の向上を図ることができる。
【0018】
本発明の請求項7記載の発明は、接続部は、吸込具本体の前方向、横方向の何れにも略直角かつ略平行と回動するように連結体で構成したもので、吸込具本体を接続部に対して横方向、前方向に設定でき使用性の向上を図れるものである。
【0019】
本発明の請求項8記載の発明は、接続部は、吸込具本体との接続面に対して回動自在に取り付けられる第1の連結体と、前記第1の連結体の回動方向と略直角方向に回動自在に連結された第2の連結体とで構成されたもので、吸込具本体を接続部に対して横方向、前方向に設定でき使用性の向上を図れるものである。
【0020】
本発明の請求項9記載の発明は、吸込具本体の吸込口の前方に起毛布、静電植毛などの滑り性の良い材料を配設したもので、吸込具本体の横方向に操作する時の吸込具本体前部による操作抵抗を低減し、横幅の狭い空間や壁際などでも掃除操作が容易にできるように使い勝手を向上させる。
【0021】
本発明の請求項10記載の発明は、掃除機本体に内設された塵埃を吸引する電動送風機と、上記請求項1〜9のいずれか1項に記載の電気掃除機用吸込具を連通させたもので、掃除作業の作業性を向上させることができる。
【0022】
【実施例】
(実施例1)
以下本発明の第1の実施例を図1〜図6において説明する。
【0023】
図1に示すように、掃除機本体1は内部に塵埃を集積する集塵室2と電動送風機3を備えており、この掃除機本体1の集塵室2に連通するようにホース4の一端を接続している。ホース4の他端には上方が握り部となり、電動送風機3の回転を制御するスイッチ5を配設した手元ハンドル6を設けたパイプ7を取り付けている。手元ハンドル6を備えたパイプ7に連通するように延長管8の一端をパイプ7に接続し、延長管8に吸込具9を取り付けている。
【0024】
また、電動送風機3の排気を吸込具9に導入する還流式電気掃除機にも本発明は適用できるものである。
【0025】
吸込具9は図2、図3に示すように前後の長さが左右の長さよりも短い(L1>W1)吸込具本体10とこの吸込具本体10の後方に設け、延長管8を接続する接続部11から構成され、吸込具本体10の下面の略中央に吸塵通路12を設け、この吸塵通路12は吸込具本体10の下面にその長手方向に伸びる吸込口13と連通している。また、吸込口13内に塵埃を掻き上げるためのブラシ体14を回転方向に対してその略中央が両端部よりも後方に位置するように配設した回転ブラシ15を設け、吸込具本体10内部後方に配した電動機16よりベルト(図示せず)を介して回転力を伝達している。前記ブラシ体14は吸込口13より突出し、被掃除面に当接するように配設されている。また、後述する略中央の吸塵通路12を挟んで電動機16と接続部11からの導電線17を電気的に接続するための回路基板18を電動機16と反対側に配置している。吸込具本体10の前方部や側部外周には、家具などへの傷付を防止するために軟質材などで構成したバンパー19が配設されている。吸込具本体10の下面前方の側部近傍に前面から底面にかけて屈曲させた起毛布20をその幅(W2)に対して底面の進行方向の長さ(L2)が長くなるように、また、バンパー19前面よりも前方に突出して取り付けており、前記吸込具本体1の下面後方で接続管11の下方にはその外周に径方向に対して複数の凹部21Aを形成した後部ローラー21を回転自在に取り付けている。吸込具本体10は上部を構成する上部枠体24と下部を構成する下部枠体25とでその外郭を構成し、被掃除面と対向する下部枠体25の前面と側面にそれぞれ、前部塵埃通路26、側部塵埃通路27が形成され、吸込口13の略中央部分は両端部分よりも接続部11側に広く形成され、その後方に下方に突出した中央塵埃掻き上げ部28、端塵埃掻き上げ部29をそれぞれ設け、中央塵埃掻き上げ部28の一部と端塵埃掻き上げ部29の一部とを吸込具本体10の進行方向に対して交差(L3)するように配設している。下部枠体25の下面に設けた吸塵通路12と吸込具本体10後方の接続部11とを連通する吸込通路30を形成するために下部枠体25と上部枠体24との間に中間部材31を配し、中間部材31と下部枠体25とで囲まれる空間が吸込通路30となる。また、中間部材31は吸込通路30を形成するドーム部分32と吸込通路30の前部で下部枠体25と上部枠体24に挟持される円弧状のブリッジ部分33とで構成されており、このブリッジ部分33には電動機16の導電線17を保持し、吸込通路30上部を経由して回路基板18へと配線処理する処理通路34を形成している。
【0026】
吸込具本体10は通常使用において壁に当てられたり、足で踏まれたりして前部や上部がたわみ易く、吸込通路30でのエアー洩れが生じたり、被掃除面との隙間が変わり集塵性能が変化する大きな要因となっていた。したがって上記のように吸込具本体10の中央部分に中間部材31を配置することによって、安定した吸込通路30を確保することができる。
【0027】
また、上部枠体24の一部は、中間部材31がドーム状のドーム部分32で形成する吸込通路30の上部を覆うひとまわり大きなドーム形状としており、中間部材31との間に空間A35を形成している。この空間A35は後述する接続部11からの導電線17を通し、かつ、導電線17が移動できる空間を形成している。接続部11が接続される吸込具本体10との後方には吸込通路30の出口30Aを設け、この出口30Aには上部枠体24と下部枠体25で形成される回動受け部36が構成されている。この回動受け部36は吸込通路30の出口30Aよりも径大な環状溝部により形成されている。また、接続部11は図3、図6に示すように吸込具本体10との接続面に対して回動可能に取り付けた第1の連結体37と、第1の連結体の回動方向と略直角方向に回動可能に取り付けた第2の連結体38とで構成し、第1の連結体37と第2の連結体38とを可撓性を有した接続管を構成する蛇腹ホース39を介して連結している。
【0028】
さらに、接続部11は第1の連結体37には、図5に示すように、回動受け部36の環状溝部に嵌合する環状溝40を周面に設けたドーナツ状の回動部材41を設けて、回動受け部36の環状溝部と回動部材41の環状溝と40を嵌合することによって、回動部における気密性を確保して連結している。
【0029】
回動部材41の開口部42には蛇腹ホース39の一端が連結され、吸込通路30の出口と蛇腹ホース39の一端が連結される。蛇腹ホース39の他端は第2の連結体38に固定した連結部43に接続している。第1の連結体37の一部を構成する回動部材41には、両側方向に略L字状の腕部44が延び、この腕部44には第2の連結体38を回動するための回動軸部45を構成し、第2の連結体38を構成する第2の上部カバー体46と第2の下部カバー体47とに設けた回動軸受け部48で回動軸部45を挟み込むことで回動自在に連結している。また、蛇腹ホース39と接続している連結部43も第2の連結体38を構成する第2の上部カバー体46と第2の下部カバー体47とで挟み込むことで固定している。
【0030】
また、第2の上部カバー体46と第2の下部カバー体47には蛇腹ホース39の回動に支障が起こらない範囲で隙間を設けて壁を左右に形成している。
【0031】
接続部11内に処理される導電線17については、第1の連結体37を回動部材41ならびに回動軸部45を含み上下に分割された第1の上部カバー体49と第1の下部カバー体50の間に設け、その空間に処理する構成である。特に回動軸部45においては、第1の上部カバー体49に従回動軸部51を第1の下部カバー体50に主回動軸部52を形成し、主回動軸部52を従回動軸部51よりも大きくし、かつ、主回動軸部52内に導電線17を保持する溝を形成する。また、第1の連結体37の回動軸部45から露出した導電線17は、端部に設けられた端子53が蛇腹ホース39の連結部43に固定され、回動軸部45から端子53までの間は第2の下部カバー体47に設けられたリブ等で保持している。
【0032】
上記構成における動作は、スイッチ5を押して掃除機本体1に通電すると電動送風機3が回転し、吸込具9から吸込んだ塵埃は第1の連結体と第2の連結体を連通する蛇腹ホースを通り、連結部43に接続した延長管8、ホース4を介して掃除機本体1の集塵室2に吸引される。
【0033】
吸込具9の前方向(吸込具本体10の短辺方向)に操作する時には、後部ローラー21が回転し、操作でき、壁際などで吸込具9の横方向に操作する時には、後部ローラー21がその外周の径方向に対して複数の凹部21Aを形成したことにより、被掃除面との接触面積が減少し、操作抵抗が低減して吸込具9の横方向での操作力の軽減が図れる。また、この時、被掃除面に当接するブラシ体14を有する回転ブラシ15の回転力によって、吸込具9自体が前進する駆動力が生まれ、吸込具9自体移動することにより吸込具9の前方向操作力の軽減が図れる。また、ブラシ体14を回転方向に対してその略中央が両端部よりも後方に位置するように配設したことにより、吸込具9自体の直進性が向上するとともに回転ブラシ15両端から略中央部へ塵埃をかき寄せることにより、集塵性能の向上が図れる。
【0034】
ここで第1の連結体37に対して回動自在な第2の連結体38を接続し、さらに第2の連結体38に接続した延長管8を介して、手元ハンドル6をひねることにより、第2の連結体38が回動し吸込具本体10がその方向に傾き、回転ブラシ15の回転力で吸込具本体10が傾いた方向に吸込具9自体が前進するので吸込具9の方向を容易にコントロールでき、操作性の向上が図れる。
【0035】
また、手元ハンドル6の動作を吸込具9に伝えるので、手元ハンドル6を下に下げると延長管8が下がり、第1の連結体37と第2の連結体38とのなす角度が大きくなり、延長管8は被掃除面と略平行となる。また、手元ハンドル6をひねって手元ハンドル6の中心軸を中心として手元ハンドル6を回転させることにより、延長管8が回動するとともに延長管8と第1の連結体37とのなす角度が変わる。延長管8の回動については、第1の連結体37の回動により、吸込具本体10の下面が被掃除面に向いた状態を維持し、延長管8と第1の連結体37のなす角度の変化は、第2の連結体38が回動するので、同様に吸込具本体10の下面が被掃除面に向いた状態を維持することができる。
【0036】
しかも、延長管8と第1の連結体37のなす角度が変化するように第2の連結体38を回動自在にしたことにより、吸込具本体10を大きく回動することができ、例えば、延長管8の軸方向と吸込具本体10の横方向(吸込具本体10の長辺方向)をほぼ平行にすることができる。この場合、第2の連結体38の回動範囲は、吸込具本体10を被掃除面に置いた状態で少なくとも鉛直方向まで回動できるようにしておく必要があり、また、延長管8の軸方向を被掃除面と平行にするためには、吸込具本体10を被掃除面に置いた状態で少なくとも水平状態まで回動できるようにしておく必要があり、さらに第1の連結体37の回動範囲を180°にしておくことで、延長管8の軸方向と吸込具本体10の横方向をほぼ平行にし、かつ、延長管8の軸方向を被掃除面に平行にすることができる。
【0037】
これにより、ベッドの下などの高さの低い部分での掃除でも延長管8が被掃除面とほぼ平行となるまで低くすることが可能となり、また、吸込具本体10の横方向と延長管8をほぼ平行にすることができ、幅の狭い空間での掃除が可能となり、広範囲に掃除が可能となる。
【0038】
壁際の掃除の際にも図6に示すように吸込具本体10の横方向と延長管8をほぼ平行にすることができ、壁に吸込具本体10を押し付ける力が加わりにくくなり操作性の向上が図れる。さらに図3に示すように吸込具本体10前部の最外周であるバンパー19よりも起毛布20が前方へ突出していることにより、壁との間に形成された隙間54から外気が流入し、吸込具本体10前部と壁が密着するのを防止して被掃除面への吸着力を増すことないため、操作性を損なわず、また、壁との間に形成された隙間54から外気が流入することにより、前部塵埃通路26から壁際の塵埃を効率よく吸い込み、壁際の集塵性能の向上が図れるものである。また、吸込具本体10前面より突出した起毛布20により、壁際の拭き(磨き)効果も得られる。
【0039】
また、起毛布20の幅(W2)に対して底面の進行方向の長さ(L2)を長くしていることにより、通常使用状態での被掃除面への抵抗を低減し、操作性の向上が図れるとともに底面の進行方向の長さを長くしていることにより起毛布20の面積を確保でき、吸込具本体10を確実に保持し、かつ、起毛布20の耐久性の確保も行なえるものである。
【0040】
また、吸込口13後方に下方に突出した中央塵埃掻き上げ部28を端塵埃掻き上げ部29よりも後方に配設し、かつ、各塵埃掻き上げ部の近傍まで吸込口13を広げるとともに前記中央塵埃掻き上げ部28の一部と端塵埃掻き上げ部29の一部とを吸込具本体10の進行方向に対して交差するように配設したことにより、回転ブラシ15によって掻き上げられた塵埃が吸込具9後方に掃き飛ばされるのを防止して、集塵性能の向上が図れるものである。この中央塵埃掻き上げ部28、端塵埃掻き上げ部29をブラシ体で形成し、2列以上を配設することにより、さらに確実に回転ブラシ15によって掻き上げられた塵埃が吸込具9後方に掃き飛ばされるのを防止して、集塵性能の向上が図れる。なお、本実施例においては、接続部11の下方に設けた後部ローラー21に、複数の凹部21Aを設けたが、前記ローラー21を吸込具本体10の下方に設けていても同様の効果はある。
【0041】
(実施例2)
次に第2の実施例を図7において説明する。なお上記第1の実施例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
【0042】
下方に吸込口13を開口させた吸込具本体10の下面後方で、接続管11の下方に配設した後部ローラー21の軸方向の略中央部に径方向に対してその直径をその両端部の直径よりも小さく設定した凹部21Aを形成し、後部ローラー21外周とその直径を変えている。また、前記凹部21Aに接続部11の第2の下部カバー体47が後部ローラー21外周よりも小さい凹部21Aに当らない位置まで回動自在に配設されている。
【0043】
上記構成により、後部ローラー21外周の直径に関係無く、接続部11の配置高さを被掃除面側に近く設定でき、吸込通路30が被掃除面側に近くなり、吸込口13から吸込通路30に塵埃を吸込み易くなり、集塵性能の向上が図れるとともに吸込具本体10の高さを低くでき、吸込具本体10の小型軽量化が図れる。なお、本実施例においては、吸込具本体10の下面後方に後部ローラー21を配設したが、吸込具本体10の下面に設けても同様の効果はある。
【0044】
(実施例3)
次に本発明の第3の実施例を図9において説明する。なお上記第1、第2の実施例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
【0045】
下方に吸込口13を開口させた吸込具本体10の下面後方に配設した後部ローラー21の軸方向の略中央部に径方向に対してその直径を接続部11の第2の下部カバー体47の外形形状に略近似するように略円弧状にその両端部の直径よりも小さく設定した凹部21Aを形成し、後部ローラー21外周に滑らかにその直径を変化させている。
【0046】
上記構成により、後部ローラー21外周の直径に関係無く、接続部11の下部カバー体47を凹部21Aのぎりぎりの高さまで下げることができ、無駄なスペースをつくることなく、吸込通路30が被掃除面側に近くなり、吸込口13から吸込通路30に塵埃を吸込み易くなり、さらなる集塵性能の向上が図れるとともに吸込具本体10のさらに高さを低くでき、吸込具本体10の小型軽量化が図れる。なお、本実施例においては、吸込具本体10の下面後方に後部ローラー21を配設したが、吸込具本体10の下面に設けても同様の効果はある。
【0047】
(実施例4)
次に本発明の第4の実施例を図10により説明する。なお上記第1〜第3の実施例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
【0048】
径方向にへこませた複数の凹部21Aを有した後部ローラー21の外周に起毛布B55を配設しており、この起毛布B55により被掃除面との接触抵抗が低減され、吸込具本体10を横方向に操作するときの操作力が低減されるとともに被掃除面の拭き掃除も行なえ、集塵性能、操作性のさらなる向上が図れるものである。
【0049】
(実施例5)
次に本発明の第5の実施例を図11により説明する。なお上記第1〜第4の実施例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
【0050】
径方向にへこませた複数の凹部21Aを有した後部ローラー21の外周に起毛布B55をその外径が前記凹部21Aと前記後部ローラー21の外周と略同一になるように配設しており、この外径が略同一の起毛布B55により被掃除面の拭き掃除がより広い範囲で効率的に行なえ、集塵性能のさらなる向上が図れるものである。また、径方向にへこませた複数の凹部21Aを有した後部ローラー21の外周に起毛布B55をその外径が前記凹部21Aと前記後部ローラー21の外周とでその硬度を変えて配設しており、この起毛布B55の硬度の違いによって被掃除面への接触抵抗を調整して滑り性、拭き掃除性のさらなる向上を図ることができるものである。
【0051】
【発明の効果】
本発明によれば、吸込具本体の横方向に操作する時の後部ローラーによる操作抵抗を低減し、横幅の狭い空間や壁際などでも吸込具本体の横方向での掃除操作が容易にできるように使い勝手を向上させるものである。
【0052】
また、本発明は前部ローラーに同様の構成を用いても、回転ブラシを搭載していない吸込具についても同様の効果が得られることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気掃除機の斜視図
【図2】同電気掃除機用吸込具の下面図
【図3】図2のA−A断面図
【図4】同電気掃除機用吸込具の上部枠体を欠した上面図
【図5】同電気掃除機用吸込具の第1の連結体と第2の連結体の展開図
【図6】同電気掃除機用吸込具における壁際での掃除状態図
【図7】本発明の第2の実施例を示す電気掃除機用吸込具の下面図
【図8】図7のB−B断面図
【図9】本発明の第3の実施例を示す電気掃除機用吸込具の下面図
【図10】本発明の第4の実施例を示す電気掃除機用吸込具の下面図
【図11】本発明の第5の実施例を示す電気掃除機用吸込具の下面図
【図12】従来の電気掃除機用吸込具の下面図
【図13】同電気掃除機用吸込具の後面図
【図14】同その他の電気掃除機用吸込具の下面図
【図15】図14のC−C断面図
【図16】同電気掃除機用吸込具における壁際での掃除状態図
【符号の説明】
10 吸込具本体
11 接続部
20 起毛布
21 後部ローラー
21A 凹部
37 第1の連結体
38 第2の連結体
55 起毛布B
【発明の属する技術分野】
本発明は電気掃除機用吸込具及び前記吸込具を用いた電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気掃除機に用いる吸込具は、特開2000−237102号公報、特開2000−262443号公報特開、2000−354570号公報などの構成が一般的であった。
【0003】
図12〜図16を用いて説明する。
【0004】
吸込具本体101は上部を構成する上部枠体102と吸込具本体101の下部を構成する下部枠体103を有しており、その平面形状は左右に長く、前後に短い略長方形をしている(L1>W1)。被掃除面側と対向する下部枠体103の前面と側面には、前部塵埃通路104と側部塵埃通路105が形成され下方に開口した吸込口106に連通している。前記吸込口106には被掃除面に付着した塵埃を掻き上げる回転ブラシ107が配設され、吸込具本体101には前記回転ブラシ107をベルトもしくはギア(図示せず)を介して回転させるための電動機108を内蔵し、後部に掃除機本体(図示せず)と吸込具本体101とを連通させる自在連結部109を連結させている。自在連結部109は、回動部110とアーム部111とで構成されており、回動部110とアーム部111との間で回動自在に連結され、アーム部111は吸込具本体101に軸支されて垂直方向に回動自在に連結されている。112、113はそれぞれ下部枠体103の前部、後部に配設された移動用の前部ローラー、後部ローラーであり、吸込具本体101の前方向に回転可能に配置されている。また、吸込具本体101の外周には家具などへの傷付防止のための軟質材で構成されたバンパー114を配設している。また、吸込具本体101は自在連結部109に延長管115、手元ハンドル116、およびホース117を介して掃除機本体に連結し、掃除機本体に内蔵した電動送風機(図示せず)の吸引力によって塵埃を吸い込むものである。
【0005】
上記構成において、自在連結部109に延長管115、手元ハンドル116、およびホース117を介して掃除機本体に連結し、吸込具本体101を被掃除面に沿って走行させて掃除を行なう。壁際などの掃除の場合には図16に示すように手元ハンドル116をひねり、手元ハンドル116の中心軸を中心として手元ハンドル116を回動させることにより、回動部110とアーム部111との間で略90°回動して吸込具本体101の横方向を壁と平行に沿わせて掃除を行なう。
【0006】
また、このような構成では、吸込具本体101の前方向に回転可能な前部ローラー112、後部ローラー113を配置しているため、吸込具本体101の前方向に操作する時には前部ローラー112、後部ローラー113の回転によって操作力の低減が図れるが、吸込具本体101の横方向に操作する時には前部ローラー112、後部ローラー113が回転せず、被掃除面に突っかかって操作力が重いといった問題を有していた。特に後部ローラー113を自在連結部109近傍に2つ配設したものにあっては、手元ハンドル116の操作力が延長管115、自在連結部109を介して後部ローラー113にかかり易くなるため、吸込具本体101の横方向に操作する時にそれぞれの後部ローラー113が図13の矢印aに示すようにねじれるため、より被掃除面に突っかかって操作力が重くなっていた。
【0007】
そのため、図14、図15に示すように、長細い後部ローラー113を自在連結部109下方へ配設して吸込具本体101の横方向に操作する時の後部ローラー113のねじれによる被掃除面への突っかかりを防止していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、後部ローラー113が長細いため、被掃除面への接触面積が増大し、抵抗となるとともに自在連結部109を後部ローラー113の上方に配置しなければならないため、吸込口106と自在連結部109との距離が長くなり、集塵性能が低下するとともに吸込具本体101の高さが高くなっていた。また、図14に示すように、吸込具本体101の横方向に操作する時の後部ローラー113のねじれによる被掃除面への突っかかりや後部ローラー113の接触抵抗を無くすため、吸込具本体101の横方向に操作する時に吸込具本体101の横方向に回転可能な補助ローラー118が吸込具本体101下方に突出する構成とすると、補助ローラー118を配置するためにその構造が複雑になり、吸込具本体101が重くなったり、大型化するという課題があった。
【0009】
本発明は、上記問題を解決するもので、吸込具の集塵性能を低下させることなく、吸込具本体を横方向に操作する時のローラーによる操作抵抗を低減し、横幅の狭い空間や壁際などでも掃除操作が容易にできるように使い勝手を向上させることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、下方に吸込口を開口させた吸込具本体と前記吸込口に連通させ前記吸込具本体の後方に設けた接続部と、前記吸込具本体または前記接続部の下方に配設され、前記吸込具本体の前後方向に回転可能なローラーを備え、前記ローラーの径方向に対して一部または複数の凹部を構成した電気掃除機用吸込具である。
【0011】
上記構成により、ローラーの径方向に対して形成した一部または複数の凹部により、被掃除面への接触面積が減少するため、吸込具本体の横方向に操作する時の後部ローラーによる操作抵抗を低減し、横幅の狭い空間や壁際などでも吸込具本体の横方向での掃除操作が容易にできるように使い勝手を向上させるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、下方に吸込口を開口させた吸込具本体と前記吸込口に連通させ前記吸込具本体の後方に設けた接続部と、前記吸込具本体または前記接続部の下方に配設され、前記吸込具本体の前後方向に回転可能なローラーを備え、前記ローラーの径方向に対して一部または複数の凹部を構成したもので、前記ローラーの径方向に対して一部または複数の凹部により、被掃除面への接触面積が減少するため、吸込具本体の横方向に操作する時のローラーによる操作抵抗を低減し、横幅の狭い空間や壁際などでも吸込具本体の横方向での掃除操作が容易にできるように使い勝手を向上させるものである。
【0013】
本発明の請求項2記載の発明は、下方に吸込口を開口させた吸込具本体と前記吸込口に連通させ前記吸込具本体の後方に設けた接続部と、前記吸込具本体または前記接続部の下方に配設され、前記吸込具本体の前後方向に回転可能なローラーを備え、前記ローラーの略中央部の直径を両端の直径よりも小さく設定したもので、吸込具本体の横方向に操作する時のローラーによる操作抵抗を低減し、横幅の狭い空間や壁際などでも掃除操作が容易にできるように使い勝手を向上させるとともに接続部を吸込具本体下方に配置しても、接続部と吸込口の高さ方向での距離が短くなり集塵性能の向上が図れ、また、吸込具本体の高さが低くでき、吸込具本体の小型軽量化が図れるものである。
【0014】
本発明の請求項3記載の発明は、下方に吸込口を開口させた吸込具本体と前記吸込口に連通させ前記吸込具本体の後方に設けた接続部と、前記接続部の下方に配設され、前記吸込具本体の前後方向に回転可能なローラーを備え、前記ローラーの略中央部の形状を前記接続部の外形形状に近似させて形成するとともに、前記ローラーの略中央部の直径を両端の直径よりも小さくしたもので、吸込具本体の横方向に操作する時のローラーによる操作抵抗を低減し、横幅の狭い空間や壁際などでも掃除操作が容易にできるように使い勝手を向上させるとともに、ローラーの略中央部の直径を前記接続部の形状に近似させて両端の直径よりも小さく設定したことにより、さらに接続部を吸込具本体下方に配置しても、接続部と吸込口の高さ方向での距離が短くなり集塵性能の向上が図れ、また、吸込具本体の高さが低くでき、吸込具本体の小型軽量化が図れるものである。
【0015】
本発明の請求項4記載の発明は、ローラーの外面に起毛布、静電植毛などの滑り性の良い材料を配設したもので、吸込具本体を横方向に操作する時のローラーによる操作抵抗を低減し、横幅の狭い空間や壁際などでも掃除操作がさらに容易にできるように使い勝手を向上させるものである。
【0016】
本発明の請求項5記載の発明は、滑り性の良い材料を配設したローラーの略中央部と両端部の外径が略同一となるようにしたもので、ローラーの全幅で滑り性の良い材料が常に被掃除面に接触することにより、被掃除面の拭き掃除が行なえ、集塵性能の向上が図れるものである。
【0017】
本発明の請求項6記載の発明は、滑り性の良い材料を配設したローラーの略中央部と両端部とで硬さを変えたもので、被掃除面への接触抵抗を調整して滑り性、拭き掃除性の向上を図ることができる。
【0018】
本発明の請求項7記載の発明は、接続部は、吸込具本体の前方向、横方向の何れにも略直角かつ略平行と回動するように連結体で構成したもので、吸込具本体を接続部に対して横方向、前方向に設定でき使用性の向上を図れるものである。
【0019】
本発明の請求項8記載の発明は、接続部は、吸込具本体との接続面に対して回動自在に取り付けられる第1の連結体と、前記第1の連結体の回動方向と略直角方向に回動自在に連結された第2の連結体とで構成されたもので、吸込具本体を接続部に対して横方向、前方向に設定でき使用性の向上を図れるものである。
【0020】
本発明の請求項9記載の発明は、吸込具本体の吸込口の前方に起毛布、静電植毛などの滑り性の良い材料を配設したもので、吸込具本体の横方向に操作する時の吸込具本体前部による操作抵抗を低減し、横幅の狭い空間や壁際などでも掃除操作が容易にできるように使い勝手を向上させる。
【0021】
本発明の請求項10記載の発明は、掃除機本体に内設された塵埃を吸引する電動送風機と、上記請求項1〜9のいずれか1項に記載の電気掃除機用吸込具を連通させたもので、掃除作業の作業性を向上させることができる。
【0022】
【実施例】
(実施例1)
以下本発明の第1の実施例を図1〜図6において説明する。
【0023】
図1に示すように、掃除機本体1は内部に塵埃を集積する集塵室2と電動送風機3を備えており、この掃除機本体1の集塵室2に連通するようにホース4の一端を接続している。ホース4の他端には上方が握り部となり、電動送風機3の回転を制御するスイッチ5を配設した手元ハンドル6を設けたパイプ7を取り付けている。手元ハンドル6を備えたパイプ7に連通するように延長管8の一端をパイプ7に接続し、延長管8に吸込具9を取り付けている。
【0024】
また、電動送風機3の排気を吸込具9に導入する還流式電気掃除機にも本発明は適用できるものである。
【0025】
吸込具9は図2、図3に示すように前後の長さが左右の長さよりも短い(L1>W1)吸込具本体10とこの吸込具本体10の後方に設け、延長管8を接続する接続部11から構成され、吸込具本体10の下面の略中央に吸塵通路12を設け、この吸塵通路12は吸込具本体10の下面にその長手方向に伸びる吸込口13と連通している。また、吸込口13内に塵埃を掻き上げるためのブラシ体14を回転方向に対してその略中央が両端部よりも後方に位置するように配設した回転ブラシ15を設け、吸込具本体10内部後方に配した電動機16よりベルト(図示せず)を介して回転力を伝達している。前記ブラシ体14は吸込口13より突出し、被掃除面に当接するように配設されている。また、後述する略中央の吸塵通路12を挟んで電動機16と接続部11からの導電線17を電気的に接続するための回路基板18を電動機16と反対側に配置している。吸込具本体10の前方部や側部外周には、家具などへの傷付を防止するために軟質材などで構成したバンパー19が配設されている。吸込具本体10の下面前方の側部近傍に前面から底面にかけて屈曲させた起毛布20をその幅(W2)に対して底面の進行方向の長さ(L2)が長くなるように、また、バンパー19前面よりも前方に突出して取り付けており、前記吸込具本体1の下面後方で接続管11の下方にはその外周に径方向に対して複数の凹部21Aを形成した後部ローラー21を回転自在に取り付けている。吸込具本体10は上部を構成する上部枠体24と下部を構成する下部枠体25とでその外郭を構成し、被掃除面と対向する下部枠体25の前面と側面にそれぞれ、前部塵埃通路26、側部塵埃通路27が形成され、吸込口13の略中央部分は両端部分よりも接続部11側に広く形成され、その後方に下方に突出した中央塵埃掻き上げ部28、端塵埃掻き上げ部29をそれぞれ設け、中央塵埃掻き上げ部28の一部と端塵埃掻き上げ部29の一部とを吸込具本体10の進行方向に対して交差(L3)するように配設している。下部枠体25の下面に設けた吸塵通路12と吸込具本体10後方の接続部11とを連通する吸込通路30を形成するために下部枠体25と上部枠体24との間に中間部材31を配し、中間部材31と下部枠体25とで囲まれる空間が吸込通路30となる。また、中間部材31は吸込通路30を形成するドーム部分32と吸込通路30の前部で下部枠体25と上部枠体24に挟持される円弧状のブリッジ部分33とで構成されており、このブリッジ部分33には電動機16の導電線17を保持し、吸込通路30上部を経由して回路基板18へと配線処理する処理通路34を形成している。
【0026】
吸込具本体10は通常使用において壁に当てられたり、足で踏まれたりして前部や上部がたわみ易く、吸込通路30でのエアー洩れが生じたり、被掃除面との隙間が変わり集塵性能が変化する大きな要因となっていた。したがって上記のように吸込具本体10の中央部分に中間部材31を配置することによって、安定した吸込通路30を確保することができる。
【0027】
また、上部枠体24の一部は、中間部材31がドーム状のドーム部分32で形成する吸込通路30の上部を覆うひとまわり大きなドーム形状としており、中間部材31との間に空間A35を形成している。この空間A35は後述する接続部11からの導電線17を通し、かつ、導電線17が移動できる空間を形成している。接続部11が接続される吸込具本体10との後方には吸込通路30の出口30Aを設け、この出口30Aには上部枠体24と下部枠体25で形成される回動受け部36が構成されている。この回動受け部36は吸込通路30の出口30Aよりも径大な環状溝部により形成されている。また、接続部11は図3、図6に示すように吸込具本体10との接続面に対して回動可能に取り付けた第1の連結体37と、第1の連結体の回動方向と略直角方向に回動可能に取り付けた第2の連結体38とで構成し、第1の連結体37と第2の連結体38とを可撓性を有した接続管を構成する蛇腹ホース39を介して連結している。
【0028】
さらに、接続部11は第1の連結体37には、図5に示すように、回動受け部36の環状溝部に嵌合する環状溝40を周面に設けたドーナツ状の回動部材41を設けて、回動受け部36の環状溝部と回動部材41の環状溝と40を嵌合することによって、回動部における気密性を確保して連結している。
【0029】
回動部材41の開口部42には蛇腹ホース39の一端が連結され、吸込通路30の出口と蛇腹ホース39の一端が連結される。蛇腹ホース39の他端は第2の連結体38に固定した連結部43に接続している。第1の連結体37の一部を構成する回動部材41には、両側方向に略L字状の腕部44が延び、この腕部44には第2の連結体38を回動するための回動軸部45を構成し、第2の連結体38を構成する第2の上部カバー体46と第2の下部カバー体47とに設けた回動軸受け部48で回動軸部45を挟み込むことで回動自在に連結している。また、蛇腹ホース39と接続している連結部43も第2の連結体38を構成する第2の上部カバー体46と第2の下部カバー体47とで挟み込むことで固定している。
【0030】
また、第2の上部カバー体46と第2の下部カバー体47には蛇腹ホース39の回動に支障が起こらない範囲で隙間を設けて壁を左右に形成している。
【0031】
接続部11内に処理される導電線17については、第1の連結体37を回動部材41ならびに回動軸部45を含み上下に分割された第1の上部カバー体49と第1の下部カバー体50の間に設け、その空間に処理する構成である。特に回動軸部45においては、第1の上部カバー体49に従回動軸部51を第1の下部カバー体50に主回動軸部52を形成し、主回動軸部52を従回動軸部51よりも大きくし、かつ、主回動軸部52内に導電線17を保持する溝を形成する。また、第1の連結体37の回動軸部45から露出した導電線17は、端部に設けられた端子53が蛇腹ホース39の連結部43に固定され、回動軸部45から端子53までの間は第2の下部カバー体47に設けられたリブ等で保持している。
【0032】
上記構成における動作は、スイッチ5を押して掃除機本体1に通電すると電動送風機3が回転し、吸込具9から吸込んだ塵埃は第1の連結体と第2の連結体を連通する蛇腹ホースを通り、連結部43に接続した延長管8、ホース4を介して掃除機本体1の集塵室2に吸引される。
【0033】
吸込具9の前方向(吸込具本体10の短辺方向)に操作する時には、後部ローラー21が回転し、操作でき、壁際などで吸込具9の横方向に操作する時には、後部ローラー21がその外周の径方向に対して複数の凹部21Aを形成したことにより、被掃除面との接触面積が減少し、操作抵抗が低減して吸込具9の横方向での操作力の軽減が図れる。また、この時、被掃除面に当接するブラシ体14を有する回転ブラシ15の回転力によって、吸込具9自体が前進する駆動力が生まれ、吸込具9自体移動することにより吸込具9の前方向操作力の軽減が図れる。また、ブラシ体14を回転方向に対してその略中央が両端部よりも後方に位置するように配設したことにより、吸込具9自体の直進性が向上するとともに回転ブラシ15両端から略中央部へ塵埃をかき寄せることにより、集塵性能の向上が図れる。
【0034】
ここで第1の連結体37に対して回動自在な第2の連結体38を接続し、さらに第2の連結体38に接続した延長管8を介して、手元ハンドル6をひねることにより、第2の連結体38が回動し吸込具本体10がその方向に傾き、回転ブラシ15の回転力で吸込具本体10が傾いた方向に吸込具9自体が前進するので吸込具9の方向を容易にコントロールでき、操作性の向上が図れる。
【0035】
また、手元ハンドル6の動作を吸込具9に伝えるので、手元ハンドル6を下に下げると延長管8が下がり、第1の連結体37と第2の連結体38とのなす角度が大きくなり、延長管8は被掃除面と略平行となる。また、手元ハンドル6をひねって手元ハンドル6の中心軸を中心として手元ハンドル6を回転させることにより、延長管8が回動するとともに延長管8と第1の連結体37とのなす角度が変わる。延長管8の回動については、第1の連結体37の回動により、吸込具本体10の下面が被掃除面に向いた状態を維持し、延長管8と第1の連結体37のなす角度の変化は、第2の連結体38が回動するので、同様に吸込具本体10の下面が被掃除面に向いた状態を維持することができる。
【0036】
しかも、延長管8と第1の連結体37のなす角度が変化するように第2の連結体38を回動自在にしたことにより、吸込具本体10を大きく回動することができ、例えば、延長管8の軸方向と吸込具本体10の横方向(吸込具本体10の長辺方向)をほぼ平行にすることができる。この場合、第2の連結体38の回動範囲は、吸込具本体10を被掃除面に置いた状態で少なくとも鉛直方向まで回動できるようにしておく必要があり、また、延長管8の軸方向を被掃除面と平行にするためには、吸込具本体10を被掃除面に置いた状態で少なくとも水平状態まで回動できるようにしておく必要があり、さらに第1の連結体37の回動範囲を180°にしておくことで、延長管8の軸方向と吸込具本体10の横方向をほぼ平行にし、かつ、延長管8の軸方向を被掃除面に平行にすることができる。
【0037】
これにより、ベッドの下などの高さの低い部分での掃除でも延長管8が被掃除面とほぼ平行となるまで低くすることが可能となり、また、吸込具本体10の横方向と延長管8をほぼ平行にすることができ、幅の狭い空間での掃除が可能となり、広範囲に掃除が可能となる。
【0038】
壁際の掃除の際にも図6に示すように吸込具本体10の横方向と延長管8をほぼ平行にすることができ、壁に吸込具本体10を押し付ける力が加わりにくくなり操作性の向上が図れる。さらに図3に示すように吸込具本体10前部の最外周であるバンパー19よりも起毛布20が前方へ突出していることにより、壁との間に形成された隙間54から外気が流入し、吸込具本体10前部と壁が密着するのを防止して被掃除面への吸着力を増すことないため、操作性を損なわず、また、壁との間に形成された隙間54から外気が流入することにより、前部塵埃通路26から壁際の塵埃を効率よく吸い込み、壁際の集塵性能の向上が図れるものである。また、吸込具本体10前面より突出した起毛布20により、壁際の拭き(磨き)効果も得られる。
【0039】
また、起毛布20の幅(W2)に対して底面の進行方向の長さ(L2)を長くしていることにより、通常使用状態での被掃除面への抵抗を低減し、操作性の向上が図れるとともに底面の進行方向の長さを長くしていることにより起毛布20の面積を確保でき、吸込具本体10を確実に保持し、かつ、起毛布20の耐久性の確保も行なえるものである。
【0040】
また、吸込口13後方に下方に突出した中央塵埃掻き上げ部28を端塵埃掻き上げ部29よりも後方に配設し、かつ、各塵埃掻き上げ部の近傍まで吸込口13を広げるとともに前記中央塵埃掻き上げ部28の一部と端塵埃掻き上げ部29の一部とを吸込具本体10の進行方向に対して交差するように配設したことにより、回転ブラシ15によって掻き上げられた塵埃が吸込具9後方に掃き飛ばされるのを防止して、集塵性能の向上が図れるものである。この中央塵埃掻き上げ部28、端塵埃掻き上げ部29をブラシ体で形成し、2列以上を配設することにより、さらに確実に回転ブラシ15によって掻き上げられた塵埃が吸込具9後方に掃き飛ばされるのを防止して、集塵性能の向上が図れる。なお、本実施例においては、接続部11の下方に設けた後部ローラー21に、複数の凹部21Aを設けたが、前記ローラー21を吸込具本体10の下方に設けていても同様の効果はある。
【0041】
(実施例2)
次に第2の実施例を図7において説明する。なお上記第1の実施例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
【0042】
下方に吸込口13を開口させた吸込具本体10の下面後方で、接続管11の下方に配設した後部ローラー21の軸方向の略中央部に径方向に対してその直径をその両端部の直径よりも小さく設定した凹部21Aを形成し、後部ローラー21外周とその直径を変えている。また、前記凹部21Aに接続部11の第2の下部カバー体47が後部ローラー21外周よりも小さい凹部21Aに当らない位置まで回動自在に配設されている。
【0043】
上記構成により、後部ローラー21外周の直径に関係無く、接続部11の配置高さを被掃除面側に近く設定でき、吸込通路30が被掃除面側に近くなり、吸込口13から吸込通路30に塵埃を吸込み易くなり、集塵性能の向上が図れるとともに吸込具本体10の高さを低くでき、吸込具本体10の小型軽量化が図れる。なお、本実施例においては、吸込具本体10の下面後方に後部ローラー21を配設したが、吸込具本体10の下面に設けても同様の効果はある。
【0044】
(実施例3)
次に本発明の第3の実施例を図9において説明する。なお上記第1、第2の実施例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
【0045】
下方に吸込口13を開口させた吸込具本体10の下面後方に配設した後部ローラー21の軸方向の略中央部に径方向に対してその直径を接続部11の第2の下部カバー体47の外形形状に略近似するように略円弧状にその両端部の直径よりも小さく設定した凹部21Aを形成し、後部ローラー21外周に滑らかにその直径を変化させている。
【0046】
上記構成により、後部ローラー21外周の直径に関係無く、接続部11の下部カバー体47を凹部21Aのぎりぎりの高さまで下げることができ、無駄なスペースをつくることなく、吸込通路30が被掃除面側に近くなり、吸込口13から吸込通路30に塵埃を吸込み易くなり、さらなる集塵性能の向上が図れるとともに吸込具本体10のさらに高さを低くでき、吸込具本体10の小型軽量化が図れる。なお、本実施例においては、吸込具本体10の下面後方に後部ローラー21を配設したが、吸込具本体10の下面に設けても同様の効果はある。
【0047】
(実施例4)
次に本発明の第4の実施例を図10により説明する。なお上記第1〜第3の実施例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
【0048】
径方向にへこませた複数の凹部21Aを有した後部ローラー21の外周に起毛布B55を配設しており、この起毛布B55により被掃除面との接触抵抗が低減され、吸込具本体10を横方向に操作するときの操作力が低減されるとともに被掃除面の拭き掃除も行なえ、集塵性能、操作性のさらなる向上が図れるものである。
【0049】
(実施例5)
次に本発明の第5の実施例を図11により説明する。なお上記第1〜第4の実施例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
【0050】
径方向にへこませた複数の凹部21Aを有した後部ローラー21の外周に起毛布B55をその外径が前記凹部21Aと前記後部ローラー21の外周と略同一になるように配設しており、この外径が略同一の起毛布B55により被掃除面の拭き掃除がより広い範囲で効率的に行なえ、集塵性能のさらなる向上が図れるものである。また、径方向にへこませた複数の凹部21Aを有した後部ローラー21の外周に起毛布B55をその外径が前記凹部21Aと前記後部ローラー21の外周とでその硬度を変えて配設しており、この起毛布B55の硬度の違いによって被掃除面への接触抵抗を調整して滑り性、拭き掃除性のさらなる向上を図ることができるものである。
【0051】
【発明の効果】
本発明によれば、吸込具本体の横方向に操作する時の後部ローラーによる操作抵抗を低減し、横幅の狭い空間や壁際などでも吸込具本体の横方向での掃除操作が容易にできるように使い勝手を向上させるものである。
【0052】
また、本発明は前部ローラーに同様の構成を用いても、回転ブラシを搭載していない吸込具についても同様の効果が得られることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気掃除機の斜視図
【図2】同電気掃除機用吸込具の下面図
【図3】図2のA−A断面図
【図4】同電気掃除機用吸込具の上部枠体を欠した上面図
【図5】同電気掃除機用吸込具の第1の連結体と第2の連結体の展開図
【図6】同電気掃除機用吸込具における壁際での掃除状態図
【図7】本発明の第2の実施例を示す電気掃除機用吸込具の下面図
【図8】図7のB−B断面図
【図9】本発明の第3の実施例を示す電気掃除機用吸込具の下面図
【図10】本発明の第4の実施例を示す電気掃除機用吸込具の下面図
【図11】本発明の第5の実施例を示す電気掃除機用吸込具の下面図
【図12】従来の電気掃除機用吸込具の下面図
【図13】同電気掃除機用吸込具の後面図
【図14】同その他の電気掃除機用吸込具の下面図
【図15】図14のC−C断面図
【図16】同電気掃除機用吸込具における壁際での掃除状態図
【符号の説明】
10 吸込具本体
11 接続部
20 起毛布
21 後部ローラー
21A 凹部
37 第1の連結体
38 第2の連結体
55 起毛布B
Claims (10)
- 下方に吸込口を開口させた吸込具本体と前記吸込口に連通させ前記吸込具本体の後方に設けた接続部と、前記吸込具本体または前記接続部の下方に配設され、前記吸込具本体の前後方向に回転可能なローラーを備え、前記ローラーの径方向に対して一部または複数の凹部を構成した電気掃除機用吸込具。
- 下方に吸込口を開口させた吸込具本体と前記吸込口に連通させ前記吸込具本体の後方に設けた接続部と、前記吸込具本体または前記接続部の下方に配設され、前記吸込具本体の前後方向に回転可能なローラーを備え、前記ローラーの略中央部の直径を両端の直径よりも小さく設定した電気掃除機用吸込具。
- 下方に吸込口を開口させた吸込具本体と前記吸込口に連通させ前記吸込具本体の後方に設けた接続部と、前記接続部の下方に配設され、前記吸込具本体の前後方向に回転可能なローラーを備え、前記ローラーの略中央部の形状を前記接続部の外形形状に近似させて形成するとともに、前記ローラーの略中央部の直径を両端の直径よりも小さくした電気掃除機用吸込具。
- ローラーの外面に起毛布、静電植毛などの滑り性の良い材料を配設した請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気掃除機用吸込具。
- 滑り性の良い材料を配設したローラーの略中央部と両端部の外径が略同一となるようにした請求項4記載の電気掃除機用吸込具。
- 滑り性の良い材料を配設したローラーの略中央部と両端部とで硬さを変えた請求項4または5記載の電気掃除機用吸込具。
- 接続部は、吸込具本体の前方向、横方向の何れにも略直角かつ略平行と回動するように連結体で構成した請求項1〜6のいずれか1項に記載の電気掃除機用吸込具。
- 接続部は、吸込具本体との接続面に対して回動自在に取り付けられる第1の連結体と、前記第1の連結体の回動方向と略直角方向に回動自在に連結された第2の連結体とで構成された請求項7記載の電気掃除機用吸込具。
- 吸込具本体の吸込口の前方に起毛布、静電植毛などの滑り性の良い材料を配設した請求項1〜8のいずれか1項に記載の電気掃除機用吸込具。
- 掃除機本体に内設された塵埃を吸引する電動送風機と、上記請求項1〜9のいずれか1項に記載の電気掃除機用吸込具を連通させた電気掃除機。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104706278A (zh) * | 2015-03-26 | 2015-06-17 | 西安交通大学 | 一种翅片调节式吸尘头 |
CN111887765A (zh) * | 2019-05-05 | 2020-11-06 | 无锡睿米信息技术有限公司 | 一种可用于地刷的滚刷体 |
CN111927133A (zh) * | 2019-01-21 | 2020-11-13 | 鲁豪 | 一种用于玻璃幕墙的擦拭机构 |
-
2002
- 2002-08-29 JP JP2002250910A patent/JP2004089243A/ja active Pending
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