JP2001092105A - 露光用マスク、露光装置、及び半導体装置の製造方法 - Google Patents
露光用マスク、露光装置、及び半導体装置の製造方法Info
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Abstract
パターンの光強度コントラスト低下を抑制する。 【解決手段】 露光用マスクに形成された被転写パター
ンを投影光学系によりウェハ上に転写してレジストパタ
ーンを形成する露光装置において、露光用マスクは、被
転写パターン11としてのL/Sパターン(150nm
/150nm)に対し、該パターン11の光強度分布に
影響を与えない距離を隔てて開口部12に、該パターン
11を所望寸法で形成するための露光条件ではウェハ上
にレジストパターンとして形成されない、ダミーパター
ン13としてのL/Sパターン(100nm/40n
m)が配置されている。
Description
するための光リソグラフィー技術に係わり、特にマスク
上のパターン配置を工夫した露光用マスク、これを用い
た露光装置、更には半導体装置の製造方法に関する。
ハ上に微細なパターンを形成するために、レチクル(露
光用マスク)に形成されたLSIパターンをウェハ上の
レジストに縮小転写する露光装置が広く用いられてい
る。
であれば、数μm以上の繰り返しパターンにおいては、
同じ光学コントラスト,レジストパターン,露光マージ
ンが得られる。しかし現実には、使用するレチクル開口
率によってレジストパターン形状,露光マージンが異な
る現象が起きている。具体的には、ポジ型レジストを使
用する場合には、レチクル開口率増加に伴い、Dose/Foc
us方向共に露光マージンが低下し、レジストパターンの
膜減りが激しくなる。この現象は、特に解像限界付近の
微細パターンにおいて顕著である。
に開口率が異なる場合、例えば周囲数十μmが全てCr
のラインアンドスペース(L/S)パターンと周囲数十
μmが全てガラスのL/Sパターンに対応するウェハ上
のでレジストパターン形状が異なる場合もある。これら
の現象は、理想的な露光装置では発生し得ない迷光がバ
ックグラウンド光として、レチクル開口率に応じてウェ
ハ上に照射されることで、光学コントラストを低下させ
ることが原因と考えられる。
けるレチクル開口率が異なる場合、対象パターンが同じ
であっても、同一のレジストプロセスを適用することが
困難になる場合がある。この問題を解決するために、各
層のレチクル開口率に応じてレジストプロセス構築を行
うには莫大な労力とコストがかかる。また、同一レチク
ル上でも、ロジック/メモリ混載チップのような場合、
開口率が高いロジック部のキャッシュ用小規模セルと開
口率が低いメモリ部の大規模セルとの露光マージン/レ
ジストパターン形状が大きく異なってしまう場合があ
る。
可能な光リソグラフィー用の露光装置においては、被転
写パターンの光強度コントラストが照明条件から計算さ
れる理想的値よりもバックグラウンド光の存在によって
低下し、このために露光マージン減少,レジスト形状劣
化を招く問題があった。また、光強度コントラスト低下
の割合は、レチクル開口率が大きいほど顕著であった。
ので、その目的とするところは、バックグラウンド光強
度を低下させ、被転写パターンの光強度コントラスト低
下を抑制し得る露光用マスクを提供することにある。
スクを用いて精度良いパターン露光を行うことのできる
露光装置、更には半導体装置の製造方法を提供すること
にある。
光用マスクの全体の領域、又は複数の露光用マスクに対
して被転写パターンにおける光強度コントラストを均一
化することができ、同一レジストプロセスの適用を容易
にした露光装置、及び半導体装置の製造方法を提供する
ことにある。
するために本発明は次のような構成を採用している。
いて使用される露光用マスクであって、ウェハ上に転写
すべき被転写パターンと共に、該パターンの光強度分布
に影響を与えない距離を隔てて、該パターンを所望寸法
で形成するための露光条件ではウェハ上にレジストパタ
ーンとして形成されないダミーパターンが配置されてい
ることを特徴とする。
被転写パターンを投影光学系によりウェハ上に転写して
レジストパターンを形成する露光装置において、前記露
光用マスクは、前記被転写パターンと共に、該パターン
の光強度分布に影響を与えない距離を隔てて、該パター
ンを所望寸法で形成するための露光条件ではウェハ上に
レジストパターンとして形成されないダミーパターンが
配置されてなることを特徴とする。
いて、上記の露光装置を用いて、ウェハ上に被転写パタ
ーンを転写した後、レジストを現像処理することにより
所望のレジストパターンを形成することを特徴とする。
は次のものがあげられる。
λ、投影光学系の開口数をNAとしたときに、被転写パ
ターンから2.3λ/NA以上の距離を隔てて露光用マ
スクの開口部に配置されていること。
通して得られるダミーパターン部の光強度の最小値Imi
n が、被転写パターンを所望寸法で形成するのに必要な
露光用マスクを通して得られる光強度Itargetに対し
て、要求される露光マージン全域においてImin >Ita
rgetを満足するように形成されていること。
アンドスペースのパターンであり、Imin >Itargetを
満足するようにラインアンドスペースの周期及び各寸法
が設定されていること。
は、露光光の波長をλ、レンズ開口率をNA、照明コヒ
ーレンスファクタをσとしたとき、ダミーパターンを解
像しない条件である Pdummy ≦λ/NA(1+σ) を満足するように設定されていること。
λ、投影光学系の開口数をNAとしたときに、被転写パ
ターンから2.3λ/NA以上の距離を隔てて露光用マ
スクの遮蔽部に配置されていること。
通して得られるダミーパターン部の光強度の最大値Ima
x が、被転写パターンを所望寸法で形成するのに必要な
露光用マスクを通して得られる光強度Itargetに対し
て、要求される露光マージン全域においてImax <Ita
rgetを満足するように形成されていること。
アンドスペースのパターンであり、Imax <Itargetを
満足するようにラインアンドスペースの周期及び各寸法
が設定されていること。
は、露光光の波長をλ、レンズ開口率をNA、照明コヒ
ーレンスファクタをσとしたとき、ダミーパターンを解
像しない条件である Pdummy ≦λ/NA(1+σ) を満足するように設定されていること。
λ、投影光学系の開口数をNAとしたときに、被転写パ
ターンから2.3λ/NA以上の距離を隔てて露光用マ
スクの開口部及び遮蔽部にそれぞれ配置されているこ
と。
開口部におけるダミーパターン部の光強度の最小値Imi
n が、被転写パターンを所望寸法で形成するのに必要な
露光用マスクを通して得られる光強度Itargetに対し
て、要求される露光マージン全域においてImin >Ita
rgetを満足し、且つ露光用マスクの遮蔽部におけるダミ
ーパターン部の光強度の最大値Imax が、要求される露
光マージン全域においてImax <Itargetを満足するよ
うに形成されていること。
アンドスペースのパターンであり、開口部のダミーパタ
ーンはImin >Itargetを満足するようにラインアンド
スペースの周期及び各寸法が設定され、且つ遮蔽部のダ
ミーパターンはImax <Itargetを満足するようにライ
ンアンドスペースの周期及び各寸法が設定されているこ
と。
は、露光光の波長をλ、レンズ開口率をNA、照明コヒ
ーレンスファクタをσとしたとき、ダミーパターンを解
像しない条件である Pdummy ≦λ/NA(1+σ) を満足するように設定されていること。
に、ウェハ上に転写すべき被転写パターンと共に、該パ
ターンの光強度分布に影響を与えない距離を隔てて、該
パターンを所望寸法で形成するための露光条件ではウェ
ハ上にレジストパターンとして形成されないダミーパタ
ーンを配置することにより、バックグラウンド光強度を
最適に設定することができる。
距離以上隔てて露光用マスクの開口部にダミーパターン
を配置することにより、バックグラウンド光強度を低下
させ、被転写パターンにおける光強度コントラスト低下
を抑制することが可能となる。これとは逆に、被転写パ
ターンから所定距離以上隔てて露光用マスクの遮蔽部に
ダミーパターンを配置することにより、バックグラウン
ド光強度を上昇させることもできる。これは、バックグ
ラウンド光強度が小さすぎる露光用マスクに対して、露
光装置に許容できる程度までバックグラウンド光強度を
上昇させるのに有効である。
用マスクの開口部及び遮蔽部にダミーパターンをそれぞ
れ配置することにより、露光用マスク全体にわたってバ
ックグラウンド光強度を平均化することができ、これに
よりマスク全体にわたって露光マージン/レジストパタ
ーン形状を均一化することが可能となる。さらに、複数
の露光用マスクにおいて、露光用マスクの開口部及び遮
蔽部にダミーパターンを配置することにより、異なる露
光用マスクに対してバックグラウンド光強度を平均化す
ることができ、これにより複数の露光用マスクに対して
同一のレジストプロセスを適用することが容易となる。
ーンを形成する場合に、ダミーパターン部の光強度の最
小値Imin と被転写パターンの強度Itargetとの関係を
Imin >Itargetに設定することにより、ダミーパター
ンがウェハ上に解像されるのを防止することが可能とな
る。さらに、露光用マスクの遮蔽部にダミーパターンを
形成する場合に、ダミーパターン部の光強度の最大値I
max と被転写パターンの強度Itargetとの関係をImax
<Itargetに設定することにより、ダミーパターンがウ
ェハ上解像されるのを防止することが可能となる。
ら2.3λ/NA以上の距離を隔てて配置することによ
り、ダミーパターンの形成によって被転写パターンの光
強度分布に影響が生じるのを防止することが可能とな
る。さらに、ダミーパターンのピッチPdummy をPdumm
y ≦λ/NA(1+σ)に設定することにより、ダミー
パターンを解像しない条件を設定することが可能とな
る。
形態によって説明する。
の実施形態に係わる露光装置を示す概略構成図であり、
図中の1はKrFエキシマレーザ等の光源、2は集光レ
ンズ、3はガラス等の透明基板3aの一主面にCr等の
遮光膜パターン3bを形成した露光用マスク、4は縮小
投影光学系、5はレジスト、6はウェハを示している。
本装置における各種条件は、例えば開口数NA0.6、
照明コヒーレンスファクタσ0.75、遮蔽率ε0.6
7となっている。なお、本装置の基本的な構成は従来装
置と同様であるが、後述するように用いる露光用マスク
が従来とは異なっている。
に示すように、ウェハ上に転写すべきL/Sパターン
(被転写パターン)11のみが形成されたレチクルA
と、L/Sパターン11と共にダミーパターン13が形
成されたレチクルBを用意した。レチクルAの被転写パ
ターン11は、150nm/150nmのL/Sパター
ンであり、その大半が開口部12(開口率80%)とな
っている。レチクルBのダミーパターン13は、レチク
ルAのL/Sパターン11から1μmの距離を隔ててレ
チクルAの開口部12に設けた100nm/140nm
のL/Sパターンであり、これを加えることで開口率6
0%にした。
ストとしてポジ型化学増幅型レジストを用い、その面積
の大半が開口部12であるレチクルAを該レチクルA中
の150nmのL/Sパターン11がL:S=1:1の
寸法で露光される露光量で露光した。さらに、レチクル
BをレチクルAと同じ照明系及びレジストプロセスを用
いて、レチクルB中の150nmのL/Sパターン11
がL:S=1:1の寸法で露光される露光量で露光し
た。
Sパターン11のレジスト形状を図3(a)(b)に示
す。レチクルAによるレジストパターンは、図3(a)
に示すように頭部が丸くなっているのに対して、レチク
ルBでは図3(b)に示すように良好な矩形パターンが
得られた。また、0.4μmDOFを与える露光量裕度
がレチクルAにおいては7%であるのに対して、レチク
ルBでは10%と露光マージンの向上が向上した。
たが、レチクルB中の150nmのL/Sパターン11
が150±15mの寸法で形成される範囲内において
は、レチクルB中のダミーパターン部分のレジストは全
て溶解しており、ウェハ上に転写されなかった。
て更に詳しく説明する。本実施形態のようにポジ型レジ
スト使用した場合を例にすると、図10(a)に示すよ
うなレチクルAに対して理想的な露光装置を用いた場合
の光強度分布は、図10(b)に示すようになる。この
場合の光強度コントラストは、被転写パターン11の光
強度分布のパターン範囲内における極大値Ihigh、極小
値Ilow を用いて、 2(Ihigh−Ilow )/(Ihigh+Ilow ) と定義できる。
バックグラウンド光Ibcが存在するために、現実に得ら
れる被転写パターン11の光強度分布(図中の破線に示
す)の光強度コントラストは、 2(Ihigh−Ilow)/(Ihigh+Ilow+2Ibc) であり、理想的な露光装置の場合と比べて低下する。
コントラストの低下によって、露光マージンが低下し、
パターン頭部が丸くなるなどレジストパターン形状が悪
化する。
ダミーパターン13を有するレチクルBを用いると、レ
チクル開口率が低下していることから、図11(b)に
示すように、バックグラウンド光が低下する(Ibc→I
bc' )。このため、ポジ型レジスト使用時にレジスト頭
部形状が丸い場合(図3(a))において、レチクル開
口部12にダミーパターン13を配置することで被転写
パターン11の光強度コントラスト低下、即ち露光マー
ジン低下を抑制し、良好な矩形レジスト形状(図3
(b))が得られる。
距離Lmin 以上の距離を被転写パターン11との間に設
けることによって、ダミーパターン13の存在による被
転写パターン11の光強度分布の変化が避けられる。ま
た、被転写パターン11の設計終了後に、ダミーパター
ン13を配置することが可能である。
13を配置する場合においても、ウェハ上にダミーパタ
ーン13によるレジストパターンが転写されないことか
ら、ウェハ上のダミーパターン部分を除去するための付
加プロセスは不要である。
使用する場合には、ポジ型レジスト使用時にレジスト頭
部形状が丸まっているとの記載が、後述するようにT−
top気味若しくは逆テーパ気味となると置きかえれば
よい。
(b)に示すように、ウェハ上に転写すべきL/Sパタ
ーンのみが形成されたレチクルCと、L/Sパターンと
共にダミーパターンが形成されたレチクルDを用意し
た。レチクルCの被転写パターン11は、150nm/
150nmのL/Sパターンであり、その大半が遮光部
14(開口率20%)となっている。レチクルDのダミ
ーパターン15は、レチクルCのL/Sパターン11か
ら1μmの距離を設けてレチクルCの遮光部14に設け
た100nm/90nmのL/Sパターンであり、これ
を加えることで開口率35%にした。
て、ポジ型化学増幅型レジスト使用時に、その面積の大
半が遮光部14であるレチクルCを該レチクルC中の1
50nmのL/Sパターン11がL:S=1:1の寸法
で露光される露光量で露光した。さらに、レチクルDを
レチクルCと同じ照明系及びレジストプロセスを用い
て、レチクルD中の150nmのL/Sパターン11が
L:S=1:1の寸法で露光される露光量で露光した。
Sパターン11のレジスト形状を図5(a)(b)に示
す。レチクルCによるレジストパターンは、図5(a)
に示すように上部に庇が残る、いわゆるT−top気味
若しくは逆テーパ気味であるのに対して、レチクルDで
は図5(b)に示すように良好な矩形パターンが得られ
た。また、0.4μmDOFを与える露光量裕度はレチ
クルCで11%であり、レチクルDにおいても10.5
%と露光マージンは殆ど変化しなかった。
実施形態と同様の効果が得られる。つまり、ポジ型レジ
スト使用時にレジスト頭部がT−top気味若しくは逆
テーパ気味となる場合においては、レチクル遮光部14
にダミーパターン15を配置することで、バックグラウ
ンド光を増加させ、良好な矩形形状のレジストパターン
を得ることが可能となる。
ラウンド光はない方が望ましいのであるが、露光装置は
複数種のレチクルを用い、レチクルによってはバックグ
ラウンド光の大きいものもあることから、露光装置の光
学条件は平均的なレチクルに合わせ、ある程度のバック
グラウンド光を許容して設定されている。このため、本
来は最も望ましいはずである、図3(a)のようなバッ
クグラウンド光の極めて少ないレチクルを用いると、露
光装置の設定によっては逆にT−top気味若しくは逆
テーパ気味になる場合が生じる。これを防止するため
に、本実施形態では図4(b)のようにダミーパターン
15を設けているのである。
様に、通常の光近接効果の影響を与えない距離Lmin 以
上の距離を被転写パターン11との間に設けることによ
って、ダミーパターン15の存在による被転写パターン
11の光強度分布の変化が避けられる。また、被転写パ
ターン11の設計終了後に、ダミーパターン15を配置
することが可能である。
を配置する場合においても、ウェハ上にダミーパターン
15によるレジストパターンが転写されないことから、
ウェハ上のダミーパターン部分を除去するための付加プ
ロセスは不要である。
使用する場合には、ネガ型レジスト使用時にレジスト頭
部形状がT−top気味若しくは逆テーパ気味という記
載が、丸まっていると置きかえればよい。
の露光装置において、ポジ型化学増幅レジストを用い
て、開口率がレチクル全面平均で80%のレチクルA、
後述するダミーパターン13をレチクルA上の開口部1
2に追加することでレチクル開口率60%にしたレチク
ルBを露光した。
実験的に最も露光マージンが狭いのは150nmのL/
Sパターン11であり、0.4μmDOFが得られる露
光量裕度は7%、このとき頭部が丸いレジスト形状(図
3(a))であった。
/Sパターン11について、M,σ,ε、超解像技術の
有無、レンズ収差で規定される理想的な光強度分布を計
算した。図6(a)はレチクルB、(b)はレチクルB
を用いた場合のウェハ上距離に対する光強度の分布であ
る。ダミーパターン13における光強度は被転写パター
ン11における光強度よりも高くなっており、被転写パ
ターン11を設計通りに解像する光強度Itargetよりも
ダミーパターン13における光強度の最小値Imin は大
きくなっている。従って、Itargetではダミーパターン
13は開口部と見なすことができる。
150nmのL/Sパターン11の0μm及び0.3μ
mデフォーカス時の光強度計算において、許容寸法15
0±15nmの上限(CDmax )である165nmを与
える光強度をItarget maxとするとき、ダミーパターン
13の領域における光強度の最小値Imin が、Itarget
-max<Imin を満足するウェハ上換算でライン幅100
nm/スペース幅160nmのL/Sパターン(パター
ンピッチPdummy=260nm)を選択した。
ポジ型レジストの場合、ある光強度(以下、閾値)以上
の領域のレジストパターンが溶解領域に相当する。即
ち、閾値増加は露光量減少によるライン寸法増加、閾値
減少は露光量増加によるライン寸法拡大となる。露光量
を変えても被転写パターン11とダミーパターン13と
の光強度比は変わらず、被転写パターン11の許容寸法
内における閾値の最大値Itarget-max より、ダミーパ
ターン13の光強度の最低値Imin が大きければウェハ
上のダミーパターン部分は全て溶解する。このため、ウ
ェハ上には被転写パターン部分のみが形成される。ま
た、被転写パターン11とダミーパターン13の光強度
の関係はデフォーカスにより変化するため、本実施形態
においてはデフォーカス量0μmと、必要なフォーカス
裕度の片側最大値である0.3μmで計算を行った。
の存在による所望寸法変動量が1%以下になる距離を、
ダミーパターン13の存在がレチクル中に存在する被転
写パターン11の光強度分布に影響を与えない距離Lmi
n とする。本実施形態記載の光学条件ではLmin =95
0nmであり、それ以上の距離として、レチクルB中に
ダミーパターン13を配置する場合にはLmin =100
0nmを採用した。これは無次元化数で表すと、2.4
λ/NA(>2.3λ/NA)に相当する。
n 十Pdummy (=2260nm)以上の開口部12を検
索し、ダミーパターン13を被転写パターン11からL
min(=1000nm)以上の距離を設けて配置した。
被転写パターンとして150nmのL/Sパターン11
において許容されるライン寸法の上限である165nm
を与える露光量においては、ウェハ上のダミーパターン
部分は全て溶解していた。
0nmL/Sパターン11のレジスト形状は頭部が丸く
(図3(a))、0.4mmDOFで7%の露光量裕度
であった。一方、本実施形態の方法でダミーパターン1
3を配置した開口率60%のレチクルBでは良好な矩形
のレジスト形状(図3(b))、0.4μmDOFで1
0%の露光量裕度が得られた。以上のように本実施形態
によってレジスト形状及び露光マージンが改善された。
いて、被転写パターン11を所望寸法で形成する光強度
がItarget であるとき(ポジ型レジストではラインの
許容寸法の最大値、ネガ型レジストではスペースの最大
値に相当する)、ダミーパターン13の光強度分布の最
小値Imin がImin >Itargetを満足するようにすれ
ば、ダミーパターン13のレジスト像はポジ型レジスト
では全て溶解し、ネガ型では全て溶解せずに残るため、
ウェハ上には被転写パターン11のレジスト像のみを形
成することができる。
をNAとしたときに、被転写パターン11から2.3λ
/NA以上の距離を設けてダミーパターン13を配置し
ても被転写パターン11の光強度分布へは影響しない。
このため、前記距離で配置することが、ある特定のダミ
ーパターン配置上で最も緻密であり、レチクル開口率を
最も減少させることが可能となる。
るウェハ上換算でライン幅100nm/スペース幅16
0nmのL/Sパターンに代えて、ウェハ上換算でライ
ン幅95nm/スペース幅135nmのL/Sパターン
をダミーパターン13としたレチクルB’を用意し、こ
のレチクルB’を先と同じ条件で露光した。ここで、ダ
ミーパターン13のパターンピッチは230nmであ
り、第3の実施形態の照明においてパターンが解像しな
い条件、 λ/NA(1+σ)≧Pdummy を満足する。即ち、 248/{0.6×(1+0.75)}〜236.1≧95+135=235 である。
58%のレチクルB’を用いることで、前記図3(b)
に示す良好な矩形形状が得られ、0.4mmDOF時の
露光裕度は10%であった。
ライン幅とスペース幅の比を一定にしてパターンピッチ
を変化させた場合、パターンピッチが小さくなるほど光
強度分布の振幅も小さくなる。また、光強度分布の平均
値はパターンピッチが小さくなっても殆ど変化しない、
若しくは解像限界付近に微細になると平均値が減少す
る。このため、ライン幅とスペース幅の比が一定の場
合、パターンピッチが小さいほど、擬パターンの光強度
分布の最大値が小さくなる。即ち、光強度分布の最大値
がある閾値以下であるためには、パターンピッチが小さ
いほどスペース幅の割合が太くなることから、同じ数の
ダミーパターン配置した場合にレチクル開口率がより大
きく低下する。
クル上に精度良く形成することが困難であることから、
使用する照明条件における解像しない限界のパターンピ
ッチを用いることが現実的である。
装置において、ポジ型化学増幅レジストを用いて、開口
率がレチクル全面平均で20%のレチクルC、後述する
ダミーパターン15をレチクルC上の遮蔽部14に追加
することでレチクル開口率30%にしたレチクルDを露
光した。
において、実験的に最も露光マージンが狭いのは150
nmのL/Sパターンであり、0.4μmDOFが得ら
れる露光量裕度は10%であるが、T−top気味若し
くは逆テーパ気味のパターン形状(図4(a))であっ
た。
Sパターン11について、NA,σ,ε、超解像技術の
有無、レンズ収差で規定される理想的な光強度分布を計
算した。図7(a)はレチクルD、(b)はレチクルD
を用いた場合のウェハ上距離に対する光強度の分布であ
る。ダミーパターン15における光強度は被転写パター
ン11における光強度よりも低くなっており、被転写パ
ターン11を設計通りに解像する光強度Itargetよりも
ダミーパターン15における光強度の最大値Imax は小
さくなっている。従って、Itargetではダミーパターン
15は遮光部と見なすことができる。
150nmのL/Sパターン11の0μm及び0.3n
mデフォーカス時の光強度計算において、許容寸法15
0±15mmの下限(CDmin )135nmを与える光
強度をItarget min とするとき、ダミーパターン15
の領域における光強度の最大値Imax が、Itarget-min
>Imax を満足するウェハ上換算でライン幅160nm
/スペース幅100nmのL/Sパターン(パターンピ
ッチPdummy =260nm)を選択した。
ポジ型レジストの場合、ある光強度(以下、閾値)以上
の領域のレジストパターンが溶解領域に相当する。即
ち、閾値増加は露光量減少によるライン寸法増加、閾値
減少は露光量増加によるライン寸法拡大となる。露光量
を変えても被転写パターン11とダミーパターン15の
光強度比は変わらず、被転写パターン11の許容寸法内
における閾値の最小値Itarget min より、ダミーパタ
ーン15の光強度の最大値Imax が小さければウェハ上
にはダミーパターン15に対応する領域ではレジストが
溶解せずに残っていることを意味する。また、被転写パ
ターン11とダミーパターン15の光強度の関係はデフ
ォーカスにより変化するため、本実施形態においてはデ
フォーカス量0μmと、必要なフォーカス裕度最大値で
ある0.3μmで計算を行った。
の存在による所望寸法変動量が1%以下になる距離を、
ダミーパターン15の存在がレチクル中に存在する被転
写パターン11の光強度分布に影響を与えない距離Lmi
n とする。本実施形態記載の光学条件ではLmin =95
0mmであり、それ以上の距離として、レチクルD中に
ダミーパターン15を配置する場合にはLmin =100
0nmを採用した。これは無次元化数で表すと2.4λ
/NA(>2.3λ/NA)に相当する。
n 十Pdummy (=2260nm)以上の遮蔽部14を検
索し、ダミーパターン15を被転写パターン11からL
min(=1000nm)以上離して配置した。被転写パ
ターンとしての150nmのL/Sパターン11におけ
る許容寸法±10%の下限である135nmを与える露
光量においては、ウェハ上のダミーパターン部分は未露
光部と同等の残膜を維持していた。
nmのL/Sパターン11のレジスト形状は、前記図5
に示す通りである。レチクルCによるレジストパターン
はT−top気味若しくは逆テーパ気味である(図5
(a))のに対して、レチクルDでは良好な矩形パター
ン(図5(b))が得られた。また、0.4μmDOF
を与える露光量裕度はレチクルCで11%であり、レチ
クルDにおいても10.5%と露光マージンは殆ど変化
しなかった。
1を所望寸法で形成する光強度がItarget min である
とき(ポジ型レジストではラインの許容寸法の最小値、
ネガ型レジストではスペースの最小値に相当する)、ダ
ミーパターン15の光強度分布の最大値ImaxがImax<
Itarget min を満足すれば、ダミーパターン15のレ
ジスト像はポジ型レジストでは全て溶解せずに残り、ネ
ガ型レジストでは全て溶解するため、ウェハ上には被転
写パターン11のレジスト像のみが形成される。
としたときに、被転写パターン11から2.3λ/NA
以上の距離を隔ててダミーパターン15を配置しても被
転写パターン11の光強度分布へは影響しない。このた
め、上記距離で配置することが、ある特定のダミーパタ
ーン配置上で量も緻密であり、レチクル開口率を最も減
少させることが可能となる。
るウェハ上換算ライン幅160nm/スペース幅100
nmのL/Sパターンに代えて、ウェハ上換算でライン
幅135nm/スペース幅95nmのL/Sパターンを
ダミーパターン15としたレチクルD’を用意し、この
レチクルD’を先と同じ条件で露光した。ここで、ライ
ン幅135nm/スペース幅95nmは、第3の実施形
態の照明においてパターンが解像しない条件 λ/NA(1+σ)≧Pdummy を満足する。即ち、 248/{0.6×(1+0.75)}〜236.1nm≧135+95=230 である。
開口率32%のレチクルD’を用いることで、良好な矩
形パターン(図5(b))が得られ、露光マージンも
0.4μmDOF時に10.5%と露光裕度も殆ど変化
しなかった。
ライン幅とスペース幅の比を一定にしてパターンピッチ
を変化させた場合、パターンピッチが小さくなるほど光
強度分布の振幅も小さくなる。また、光強度分布の平均
値はパターンピッチが小さくなっても殆ど変化しない、
若しくは解像限界付近に微細になると平均値は増加す
る。このため、ライン幅とスペース幅の比が一定の場
合、パターンピッチが小さいほど、該パターンの光強度
分布の最小値が大きくなる。即ち、光強度分布の最大値
がある閾値以下であるためには、パターンピッチが小さ
いほどスペース幅の割合が太くなることから、同じ数の
ダミーパターン配置することでレチクル開口率をより大
きく上昇させることが可能である。
装置を用いて、図8(a)に示すように、上部2/3の
平均開口率が80%、下部1/3の平均開口率が30%
であるレチクルEを用意し、レジストにはポジ型化学増
幅型レジストを使用して露光した。図中の21,31は
被転写パターン、22は開口部、34は遮光部である。
レチクル上部及び下部の双方に含まれる160nmのL
/Sパターン21,31において、レチクル上部では図
8(b)に示すような頭部が丸いレジストパターンであ
るのに対して、レチクル下部では図8(c)に示すよう
な良好な矩形パターンが得られた。0.4μmDOF時
の露光量裕度はレチクル上部で9%であるが、レチクル
下部では13%であった。
を用いて、図9(a)に示すように、レチクル上部2/
3の領域にウェハ上換算でライン幅95nm/スペース
幅135nmのダミーパターン23を加えることで上部
2/3の平均開口率を60%としたレチクルFを用意
し、先と同じ条件で露光した。この場合、レチクル上部
2/3のレジスト形状、露光マージンはレチクルEと同
様であるが、レチクル下部1/3領域においても図9
(b)に示すようにレチクル上部2/3と同様の良好な
矩形形状が得られ、0.4μmDOF時で12.5%の
露光量裕度が得られた。
ターン23を形成したが、これに加えて遮光部34にダ
ミーパターンを形成してもよい。
口率の局所的差が大きい場合、ラインパターンや島状パ
ターンなどCr線幅が異なるだけで同一パターンとみな
せるパターンにおいて、該パターン周辺の局所的な被覆
率によっても露光マージン、レジスト形状差が生じる。
このため、レチクル開口率差が極度に大きい場合には、
ショット内の共通露光マージンが取れない場合がある。
このような場合、本実施形態のようにダミーパターンの
形成により全体の開口率差を小さくすることで、パター
ン設計の全面変更を伴うことなく、ショット内の露光マ
ージン,レジスト形状差を抑制することが可能となる。
の露光装置を用いて、平均開口率80%のレチクルA
と、平均開口率30%のレチクルCを用意し、レジスト
にはポジ型化学増幅型レジストを使用して露光した。双
方のレチクルに含まれる被転写パターン11としての1
60nmのL/Sパターンにおいて、開口率80%のレ
チクルAでは頭部が丸いレジスト形状(図3(a))で
あるのに対して、開口率30%のレチクルCでは良好な
矩形形状(図3(b))が得られた。0.4μmDOF
時の露光量裕度は開口率80%のレチクルAで9%、開
口率30%のレチクルCでは13%であった。
同様の方法を用いて、開口率30%のレチクルAの開口
部12中にウェハ上換算でライン幅95nm/スペース
幅135nmのダミーパターン13を配置することで平
均開口率を45%とした、レチクルBを作成した。そし
て、このレチクルBを前記条件で露光したところ、レジ
ストプロセスの変更を行うことなく、開口率80%のレ
チクルCと同様の良好な矩形パターン(図3(a))が
得られ、0.4μmDOF時で12.35%の露光量裕
度が得られた。
口率の差が非常に大きい場合、ラインパターンや島状パ
ターンなどCr線幅が異なるだけで同一パターンとみな
せるパターンであっても、レチクル被覆率によって露光
マージン、レジスト形状に大きな差が生じる。主にレチ
クル開口率が高い場合であるが、露光マージン、レジス
ト形状の劣化が顕著な場合には、現像やレジストそのも
のの変更等レジストプロセスの変更が必要となる。この
ようなばあ、本実施形態のようにすることで、個々のレ
チクル毎にレジストプロセスの調整を行う労力を低減す
ることが可能となる。
されるものではない。実施形態では、被転写パターン及
びダミーパターン共にL/Sパターンにしたが、何れの
パターンもL/Sパターンに限るものではない。周期性
を有するパターンの方が本発明の効果は顕著に現れる
が、周期性のないパターンであっても本発明の効果は十
分に得られることから、被転写パターン及びダミーパタ
ーンは必ずしも周期性を有するものでなくてもよい。
ェハ上に実際に転写形成されるパターンを、ダミーパタ
ーンはマスク上には形成されているがウェハ上には転写
形成されないパターンを意味するものとして記載した。
しかしながら、実際の被転写パターンとしては、ウェハ
上に転写された場合にLSI素子(半導体素子)として
の機能に寄与するパターン(回路パターン)の他に、L
SI素子の機能に寄与しないパターン(CMP用パター
ン,合わせマーク等)がある。これらのLSI素子の機
能に寄与しないパターンに付いては、厳密な寸法制御が
必要とされない場合が多い。即ち、実施形態に記載した
「被転写パターン」に要求される「ダミーパターン」と
の位置関係上の制約は、少なくとも「LSI素子として
の機能に寄与するパターン(回路パターン)」のみにつ
いて成立していれば良く、「LSI素子の機能に寄与し
ないパターン(CMP用パターン,合わせマーク等)」
に付いては「被転写パターン」に要求される「ダミーパ
ターン」との位置関係上の制約は成立している必要は無
い。
配置に特徴を有するものであり、露光装置の光学系の構
成は図1に何ら限定されるものではない。その他、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施するこ
とができる。
光用マスクにおいて、被転写パターンに対し、該パター
ンの光強度分布に影響を与えない距離を隔てて、該パタ
ーンを所望寸法で形成するための露光条件ではウェハ上
にレジストパターンとして形成されないダミーパターン
を配置することによって、バックグラウンド光強度を制
御して被転写パターンにおける光強度コントラストを最
適に制御することができる。
せ、被転写パターンの光強度コントラスト低下を抑制す
ることにより、露光マージンの向上及びパターン精度の
向上に寄与することができる。また、同一の露光用マス
クの全体の領域、又は複数の露光用マスクに対して被転
写パターンにおける光強度コントラストを均一化するこ
とができ、同一レジストプロセスへの適用を容易化する
ことができる。
示す図。
率の高いレチクルと開口部にダミーパターンを配置した
開口率の低いレチクルを示す図。
トパターンを示す図。
率の低いレチクルと遮光部にダミーパターンを配置した
開口率の高いレチクルを示す図。
トパターンを示す図。
クル開口部におけるダミーパターンがウェハ上に転写さ
れないための条件を示す図。
クル遮光部におけるダミーパターンがウェハ上に転写さ
れないための条件を示す図。
的な開口率の差に応じてレジスト形状が異なることを示
す図。
ーパターンを配置することで局所的な被覆率差によって
生じるレジスト形状の差が改善されたことを示す図。
パターンの光強度コントラストが低下することを示す
図。
パターンの光強度コントラストの低下が少なくなる様子
を示す図。
Claims (7)
- 【請求項1】光リソグラフィー工程において使用される
露光用マスクであって、 ウェハ上に転写すべき被転写パターンと共に、該パター
ンの光強度分布に影響を与えない距離を隔てて、該パタ
ーンを所望寸法で形成するための露光条件ではウェハ上
にレジストパターンとして形成されないダミーパターン
が配置されていることを特徴とする露光用マスク。 - 【請求項2】露光用マスクに形成された被転写パターン
を投影光学系によりウェハ上に転写してレジストパター
ンを形成する露光装置において、 前記露光用マスクは、前記被転写パターンと共に、該パ
ターンの光強度分布に影響を与えない距離を隔てて、該
パターンを所望寸法で形成するための露光条件ではウェ
ハ上にレジストパターンとして形成されないダミーパタ
ーンが配置されてなることを特徴とする露光装置。 - 【請求項3】前記ダミーパターンは、 露光光の波長をλ、投影光学系の開口数をNAとしたと
きに、前記被転写パターンから2.3λ/NA以上の距
離を隔てて前記露光用マスクの開口部に配置され、 且つ前記露光用マスクを通して得られるダミーパターン
部の光強度の最小値Imin が、前記被転写パターンを所
望寸法で形成するのに必要な前記露光用マスクを通して
得られる光強度Itargetに対して、要求される露光マー
ジン全域においてImin >Itargetを満足するように形
成されていることを特徴とする請求項2記載の露光装
置。 - 【請求項4】前記ダミーパターンは、 露光光の波長をλ、投影光学系の開口数をNAとしたと
きに、前記被転写パターンから2.3λ/NA以上の距
離を隔てて前記露光用マスクの遮蔽部に配置され、 且つ前記露光用マスクを通して得られるダミーパターン
部の光強度の最大値Imax が、前記被転写パターンを所
望寸法で形成するのに必要な前記露光用マスクを通して
得られる光強度Itargetに対して、要求される露光マー
ジン全域においてImax <Itargetを満足するように形
成されていることを特徴とする請求項2記載の露光装
置。 - 【請求項5】前記ダミーパターンは、 露光光の波長をλ、投影光学系の開口数をNAとしたと
きに、前記被転写パターンから2.3λ/NA以上の距
離を隔てて前記露光用マスクの開口部及び遮蔽部にそれ
ぞれ配置され、 且つ前記露光用マスクの開口部におけるダミーパターン
部の光強度の最小値Imin が、被転写パターンを所望寸
法で形成するのに必要な前記露光用マスクを通して得ら
れる光強度Itargetに対して、要求される露光マージン
全域においてImin >Itargetを満足し、前記露光用マ
スクの遮蔽部におけるダミーパターン部の光強度の最大
値Imax が、要求される露光マージン全域においてIma
x <Itargetを満足するように形成されていることを特
徴とする請求項2記載の露光装置。 - 【請求項6】前記ダミーパターンのピッチPdummy は、
露光波長をλ、レンズ開口率をNA、照明コヒーレンス
ファクタをσとしたとき、ダミーパターンを解像しない
条件である Pdummy ≦λ/NA(1+σ) を満足するように設定されていることを特徴とする請求
項2〜5の何れかに記載の露光装置。 - 【請求項7】請求項2〜6の何れかの露光装置を用い
て、レジストが塗布されたウェハ上に被転写パターンを
転写したのち、レジストを現像処理することにより所望
のレジストパターンを形成することを特徴とする半導体
装置の製造方法。
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