JP2001091799A - 光ケーブル - Google Patents

光ケーブル

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JP2001091799A
JP2001091799A JP32286499A JP32286499A JP2001091799A JP 2001091799 A JP2001091799 A JP 2001091799A JP 32286499 A JP32286499 A JP 32286499A JP 32286499 A JP32286499 A JP 32286499A JP 2001091799 A JP2001091799 A JP 2001091799A
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JP
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optical fiber
layer optical
optical cable
layer
twist
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Application number
JP32286499A
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English (en)
Inventor
Hiroki Ishikawa
弘樹 石川
Yoshiyuki Suetsugu
義行 末次
Hajime Morikawa
元 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の光ファイバを実装可能であると共に、
敷設後における光ファイバの取出性が良好な光ケーブル
を提供する。 【解決手段】 中心部材の周囲に撚りの方向を周期的に
反転させたSZ撚りで内層光ファイバ4iと、外層光フ
ァイバ4oを配置し、周囲にシース10を設けた光ケー
ブル1において、シース10の表面には、外層光ファイ
バ4oの撚り方向の反転位置Roに対応する位置に識別
記号M1、M2が附されており、この識別記号M1、M2
は、近接する内層光ファイバ4iの撚り方向の反転位置
Riまでの距離を表す距離情報が表記されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地下、陸上、架空
又は海底に敷設する光ケーブルに関し、特に、多数の光
ファイバをSZ撚り状態にして集合させた被覆光ケーブ
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、抗張力体を内蔵した中心部材
の周囲に、複数の光ファイバをSZ撚り状態にして集合
させた被覆光ケーブルが知られている。このような光ケ
ーブルは、地下、陸上、架空等に敷設される。光ケーブ
ルを一旦敷設した後でも、光ケーブルの中間部でシース
の一部を除去するか、切り裂くかして、光ケーブルに含
まれる光ファイバの一部を取り出し、分岐させること
(いわゆる、中間後分岐)が必要となる場合がある。
【0003】ここで、SZ状に延在する複数の光ファイ
バを内蔵する光ケーブルでは、光ケーブル本体の長さ
(中心部材の長さも同じ)に対して内蔵されている各光
ファイバの長さが長くなる。従って、光ファイバが形成
するSZ軌跡の反転部(光ファイバがS撚りからZ撚り
に、又は、Z撚りからS撚りに反転する部分をいう)付
近のシースを除去すれば、光ファイバを過剰に引張るこ
となく光ケーブルからスムースに取り出すことができ
る。この点に鑑みれば、光ケーブルのシースの外側か
ら、光ファイバが形成するSZ軌跡の反転部を判別する
ことができれば、ケーブル敷設後に分岐を行う際の作業
性が向上する。
【0004】上述した事項に関連する技術としては、米
国特許第4,828,352号及び米国特許第5,72
9,966号によって開示されたものが知られている。
これらの文献に記載された従来の光ケーブルは、中心部
材の周囲に、複数の光ファイバ(光ファイバ心線やパイ
プ心線)をSZ撚りにして集合させたものである。そし
て、集合させた光ファイバの周囲は、合成樹脂等によっ
て形成されたシースで覆われている。そして、シースに
は、各光ファイバが形成するSZ軌跡の反転部に対応す
る位置に、記号、文字等の反転部表示印が付されてい
る。
【0005】この光ケーブルは次のような手順に従って
製造される。すなわち、光ファイバの撚り合わせ工程か
ら、シースの形成工程までを一つの製造ラインで行う場
合には、表示印形成装置をシース冷却水槽の下流側に配
置する。また、中心部材の周囲に光ファイバを撚り合わ
せるために用いられる複数の反転目板のうち、最下流側
に位置する反転目板の反転方向を示す信号を取り出す。
そして、この信号と、中心部材の供給長さと、所定のオ
フセット長さとに基づいて、反転部が表示印形成装置に
到達したと判別されると、表示印形成装置によって反転
部表示印がシース上に形成される。
【0006】また、光ファイバの撚り合わせ工程と、シ
ースの形成工程とを分割した場合には、光ファイバの撚
り合わせ工程において、上述した一つの製造ラインで光
ケーブルを製造する場合と同様の手法により反転部の位
置を判別し、各光ファイバの外周に巻き付けられた押え
巻テープの上に、反転部の位置を示すカラーテープや、
金属テープ等を貼り付けておく。そして、シースの形成
工程では、シースを押出成形する前に、押え巻テープ上
に付されたカラーテープ等をカラーセンサ、金属センサ
等によって検知し、この検知信号に基づいて、押出成形
されたシース上に反転部表示印を形成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年で
は、多数の光ファイバを実装可能とするために、中心部
材の周囲にSZ撚りにして集合させられた光ファイバの
周囲に、更に、複数の光ファイバをSZ撚りにして集合
させた2層構造を有する光ケーブルも実用化されてい
る。このような光ケーブルを敷設した後に、光ケーブル
の中間部でシースの一部を除去等して光ファイバを取り
出して分岐させる際には、内層又は外層の何れか一方か
ら光ファイバを取り出したい場合もあれば、内層及び外
層の双方から光ファイバを取り出したい場合もある。こ
のような場合、内層側の反転部の位置と、外層側の反転
部の位置とを、光ケーブルのシースの外側から判別する
ことができないと、ケーブル敷設後に分岐を行う際の作
業性が著しく悪化する。これは、内層側の光ファイバの
SZ撚りピッチ(隣り合う反転部同士間の距離の2倍の
距離)と、外層側の光ファイバのSZ撚りピッチとが異
なる光ケーブルの場合、特に問題となる。
【0008】そこで、本発明は、多数の光ファイバを実
装可能であると共に、敷設後における光ファイバの取出
性が良好な光ケーブルを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る光ケーブルは、中心部材と、中心部材
の周囲に撚りの方向を周期的に反転させたSZ撚りで配
置した1本あるいは複数の内層光ファイバと、内層光フ
ァイバを取り巻いてSZ撚りに配置した1本あるいは複
数の外層光ファイバと、外層光ファイバ全体を取り巻く
シースを備える光ケーブルにおいて、シース表面には、
外層光ファイバの撚り方向の反転位置に対応する位置に
識別記号が附されており、この識別記号には、近接する
内層光ファイバの撚り方向の反転位置までの距離を表す
距離情報が表記されていることを特徴とする。
【0010】この光ケーブルは、中心部材の周囲にSZ
撚り状態にして集合させられた内層光ファイバの周囲
に、更に、複数の外層光ファイバをSZ撚り状態にして
集合させた多層構造を有する。これにより、この光ケー
ブルには、きわめて多数の光ファイバを実装することが
できる。ここで、「光ファイバ」とは、光ファイバ心
線、テープ心線、テープ心線積層体、パイプ心線等を総
称するものとして用いられる。また、外層光ファイバの
周囲を覆うシースには、外層反転部に対応する位置に識
別記号が表記され、更に、この識別記号から内層反転部
までの距離を表す距離情報が表記されているので、内層
反転部と外層反転部をシースをはがすことなく相互に識
別可能である。
【0011】これにより、光ケーブルの中間部でシース
の一部を除去等して光ファイバを取り出して分岐させる
際には、内層反転部及び外層反転部の双方を、光ケーブ
ルのシースの外側から、それぞれ独立に判別することが
できる。従って、ケーブル敷設後に分岐を行うためにシ
ースを除去する際に、内層及び外層の双方について、作
業上最も適切な反転部の位置を容易に判別することが可
能になるので、作業効率が極めて向上する。このよう
に、この光ケーブルは、分岐に最適な箇所を容易に見出
せ、柔軟な分岐作業を可能とするので、光ケーブルの余
長を短くせざるを得ない場所(例えば、地下)に敷設す
るのに好適である。
【0012】これは、内層光ファイバのSZ撚りピッチ
と、外層光ファイバのSZ撚りピッチとが異なっている
場合に、特に有効である。すなわち、光ケーブルから内
層側の光ファイバを取り出すためには、当然のことなが
ら、外層側の光ファイバも一旦取り出す必要がある。本
発明によれば、識別記号の距離情報を参照することで内
層反転部と外層反転部とが接近若しくは一致している箇
所でシースを除去することが容易になる。これにより、
ケーブル敷設後に分岐する際の作業効率を極めて向上さ
せることができる。
【0013】この距離情報は、該光ケーブルの長手方向
に沿って記された識別記号中の所定の記号を挟んで表記
され、各方向への前記内層光ファイバの撚り方向の反転
位置までの距離に相当する数字として表されていること
が好ましい。あるいは、距離情報は識別記号の違いによ
り表記されていてもよい。
【0014】内層光ファイバと外層光ファイバとをそれ
ぞれSZ撚り状態にして集合させるためには、次のよう
な構成を採用するとよい。
【0015】すなわち、中心部材は、所定本数の内層光
ファイバを各々収容するSZ状の螺旋溝が外周に複数形
成されている多溝スペーサであり、所定本数の外層光フ
ァイバを各々内蔵する複数の光ファイバユニットがこの
多溝スペーサの周囲にSZ撚りにして集合させられてい
ると好ましい。この場合、光ファイバユニットは、外層
光ファイバを内蔵する単溝スペーサを備えていると好ま
しい。
【0016】また、所定本数の内層光ファイバを内蔵す
る内層光ファイバユニットと、所定本数の外層光ファイ
バを内蔵する外層光ファイバユニットとをそれぞれ複数
備え、内層光ファイバユニットは、中心部材の周囲にS
Z撚りに集合させられており、外層光ファイバユニット
は、内層光ファイバユニットの周囲にSZ撚りにして集
合させられていると好ましい。
【0017】この場合、内層光ファイバユニット、外層
光ファイバユニットのそれぞれは、内層光ファイバある
いは外層光ファイバをそれぞれ内蔵する単溝スペーサを
備えていると好ましい。また、内層光ファイバユニット
と外層光ファイバユニットとは、内層光ファイバあるい
は外層光ファイバをそれぞれ内蔵するルースチューブを
備えていてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
に係る光ケーブルの好適な実施形態について詳細に説明
する。
【0019】図1は、本発明に係る光ケーブルの第一の
実施形態を示す断面図である。同図に示す光ケーブル1
の中央には、中心部材としての役割を果たす長尺の円柱
部材2が配置されている。この円柱部材2は、HDPE
樹脂等の合成樹脂によって形成されており、14mmの
外径を有する。円柱部材2の中心には、1本の鋼撚線3
が埋設されている。この鋼撚線3は、直径2mmの鋼線
を7本撚り合わせて1本としたものである。円柱部材2
の外周には、9本の内層光ファイバユニット4iがそれ
ぞれSZ状に撚り付けられている(図3(a)参照)。
各内層光ファイバユニット4iのSZ撚りピッチ(隣り
合う反転部同士間の距離の2倍の長さ)は700mmで
あり、SZ反転角φは、275゜である。
【0020】図2は、光ファイバユニット4の構成を示
す図である。後述するように内層光ファイバユニット4
iと外層光ファイバユニット4oは、同一の構成をなし
ているので、ここでは、光ファイバユニット4として説
明する。図2に示すように、光ファイバユニット4は、
単溝スペーサ5と、テープ心線積層体6(光ファイバ)
とをユニット化したものである。単溝スペーサ5は、P
BT樹脂等によって1本の真直な長尺状の部材として製
造されており、断面略U字形状を有する。単溝スペーサ
5の底部と一対の側部は、光ファイバ心線、パイプ心
線、テープ心線等の各種光ファイバを収容可能な1本の
ファイバ収容部5aを画成する。単溝スペーサ5の各寸
法は、Bu=6.0mm、bu=4.0mm、Bl=
5.0mm、bl=3.5mm、D=5.0mm、d=
4.5mmである。
【0021】テープ心線積層体6は、8心のテープ心線
を10枚積層させたものである。テープ心線積層体6
は、単溝スペーサ5のファイバ収容部5aに収容され
る。そして、テープ心線積層体6を収容した単溝スペー
サ5の周囲には、不織布等の押え巻テープ7が巻き付け
られる。これにより、単溝スペーサ5と、テープ心線積
層体6とがユニット化される。こうして形成された各内
層光ファイバユニット4iを円柱部材2の周囲にSZ状
に撚り付けることにより、内層光ファイバとしての各テ
ープ心線積層体6iは、円柱部材2の周囲にSZ撚り状
態で集合することになる。
【0022】図1に示すように、円柱部材2の外周面に
SZ状に撚り付けられた各内層光ファイバユニット4i
の周囲には、不織布等の押え巻テープ8が隙間なく巻き
付けられている。そして、押え巻テープ8の周囲には、
16本の外層光ファイバユニット4oがSZ状に撚り付
けられている。各外層光ファイバユニット4oのSZ撚
りピッチは、900mmであり、SZ反転角φは、27
5゜である。外層光ファイバユニット4oは、内層光フ
ァイバユニット4iと同様に、単溝スペーサ5oと、テ
ープ心線積層体6o(外層光ファイバ)とをユニット化
したものである。
【0023】各外層光ファイバユニット4oを各内層光
ファイバユニット4iの周囲にSZ状に撚り付けること
により、外層光ファイバとしての各テープ心線積層体6
oは、各内層光ファイバユニット4iの周囲にSZ撚り
状態で集合することになる。このように、光ケーブル1
は、円柱部材2の周囲にSZ撚り状態にして集合させら
れた複数の内層光ファイバ(テープ心線積層体6i)の
周囲に、更に、複数の外層光ファイバ(テープ心線積層
体6o)をSZ撚り状態にして集合させた2層構造を有
する。これにより、この光ケーブル1には、きわめて多
数の光ファイバ(テープ心線積層体)を実装することが
できる。
【0024】内層光ファイバユニット4iの周囲にSZ
状に撚り付けられた外層光ファイバユニット4oの周囲
には、押え巻テープ9が隙間なく巻きつけられている。
押え巻テープ9の周囲には、更に、低密度ポリエチレン
によって形成された外径41mmのシース10が設けら
れている。これにより、光ケーブル1の内部が保護され
る。また、図1に示すように、このシース10には、1
本の引き裂き紐11が内蔵されている。
【0025】光ケーブル1のシース10の内部では、図
3(a)に示すように、各内層光ファイバユニット4i
(テープ心線積層体6i)は、SZ状に延びる軌跡(以
下「内層SZ軌跡」という)を形成する。この内層SZ
軌跡には、内層光ファイバユニット4iがS撚りからZ
撚りに、又は、Z撚りからS撚りに反転する部分(以下
「内層反転部Ri」という)が含まれる。同様に、光ケ
ーブル1のシース10の内部では、図3(b)に示すよ
うに、各外層光ファイバユニット4o(テープ心線積層
体6o)は、SZ状に延びる軌跡(以下「外層SZ軌
跡」という)を形成する。この外層SZ軌跡には、外層
光ファイバユニット4oがS撚りからZ撚りに、又は、
Z撚りからS撚りに反転する部分(以下「外層反転部R
o」という)が含まれる。
【0026】このように、SZ状に延在する複数の光フ
ァイバユニット4i、4o(テープ心線積層体6i、6
o)を内蔵する光ケーブル1では、光ケーブル1(中心
部材2)の長さに対して各テープ心線積層体6i、6o
の長さが長い。従って、各光ファイバユニット4i、4
oが形成するSZ軌跡の反転部Ri、Ro付近のシース
10を除去すれば、光ファイバ(テープ心線積層体6
i、6o)を過剰に引張ることなく光ケーブル1からス
ムースに取り出すことができる。
【0027】この点に鑑みて、この光ケーブル1のシー
ス10の表面には、図3(c)に示すように、各外層光
ファイバユニット4o(テープ心線積層体6o)が形成
する外層SZ軌跡の外層反転部Roに対応する位置に識
別記号である文字「R」を含む外層反転部表示印Mo
(M1、M2)がマーキングされている。そして、その両
側、つまりそれぞれの長手方向には、数字が記載されて
いる。この数字は、外層反転部表示印Moから最も近い
内層光ファイバユニット4i(テープ心線積層体6i)
が形成する内層SZ軌跡の内層反転部Riまでの距離を
表すものであり、ミリメートル単位での距離に対応して
いる。内層反転部Riと外層反転部Roが重なる位置の
シース10に附された外層反転部表示印M2の場合、距
離表示の一方が0と記載され、他方は内層光ケーブル4
iのSZ撚りピッチPiの半分(Pi/2)に相当する
数字350が印字されている。
【0028】これにより、内層反転部Riと外層反転部
Roとを、シース10を除去することなく互いに識別す
ることができる。外層反転部表示印Moは、作業時の識
別性を考慮すれば、光ケーブル1の中心軸を中心とする
同心円の全周にわたって設けることが好ましい。
【0029】本実施形態の場合は、外層反転部表示印M
2のように距離表示が0となっている場所を検索するこ
とで、内層反転部Riと外層反転部Roとが一致してい
る箇所を容易に見出すことが可能となる。従って、例え
ば、光ケーブル1から内層側のテープ心線積層体6iを
取り出したい場合、当然のことながら、外側にある外層
光ファイバユニット4o(テープ心線積層体6o)も一
旦除去する必要があるが、この光ケーブル1では、外層
反転部表示印Mo(M2)に基づいて距離表示が0とな
っている箇所でシース10を除去することが可能とな
り、ケーブル敷設後に分岐する際の作業効率を極めて向
上させることができる。
【0030】このように、光ケーブル1では、その中間
部でシース10の一部を除去等して何れかのテープ心線
積層体6i,6oを取り出して分岐させる際には、内層
反転部Ri及び外層反転部Roの双方を、光ケーブル1
のシース10の外側から、それぞれ独立に判別すること
ができる。従って、光ケーブル1を敷設した後に分岐を
行うためにシース10を除去する際に、内層及び外層の
双方について、作業上最も適切な反転部Ri、Roの位
置を容易に判別することが可能になるので、作業効率が
極めて向上する。このように、この光ケーブル1は、分
岐に最適な箇所を容易に見出せ、柔軟な分岐作業を可能
とするので、光ケーブルの余長を短くせざるを得ない場
所(例えば、地下)に敷設するのに好適である。
【0031】実際の中間後分岐作業においては、内層、
外層いずれの光ケーブルを分岐する場合でも外層光ケー
ブルの除去は必須であり、外層反転部Roの表示がより
重要である。本実施形態では、外層反転部Roの位置に
対応した外層反転部表示印のみが表示されているので、
外層反転部Roを外部から確実に把握でき、誤って外層
反転部Roと一致しない内層反転部Riでシースを除去
するおそれがなくなり、作業性が向上する。この外層反
転部表示印Moに内層反転部Riとの距離も記載されて
いるので、内層反転部Riの位置も外部から確実に把握
できるという利点がある。
【0032】外層反転部表示印Moとしては、図4
(c)に示すように、標識(記号)を利用してもよい。
この実施形態における外層反転部表示印Mo(MA
B)は、外層反転部Roに対応する位置に文字「A」
あるいは「B」がそれぞれ記載されている。このうち、
文字「A」は、最も近い内層反転部Riまでの距離が1
/12Pi以下であることを示し、文字「B」は、最も
近い内層反転部Riまでの距離がそれより大きいことを
示している。
【0033】このような構成を採用しても、内層反転部
Ri及び外層反転部Roの双方を、光ケーブル1のシー
ス10の外側から、それぞれ独立に判別することが可能
となり、光ケーブル1を敷設した後に分岐を行うために
シース10を除去する際に、作業上最も適切な反転部R
i、Roの位置を容易に判別することが可能になるの
で、作業効率が極めて向上する。ここでは、2段階に区
分する実施形態を説明したが、表示する文字は内層反転
部Riまでの距離を3段階以上に区分してそれぞれ異な
る文字を表示してもよい。なお、外層反転部表示印Mo
としては、近接する内層反転部までの距離を判別可能で
あれば、その形状等は何ら限定されるものではなく、任
意の文字、記号、標識を用いることが可能である。
【0034】次に、上述した光ケーブル1を製造する手
順について説明する。
【0035】光ケーブル1を製造するに際しては、先
ず、図5に示す光ファイバ撚り合わせライン50を用い
て、内層光ファイバユニット4iを円柱部材2の周囲に
撚り付ける。この場合、中心部材としての円柱部材2
は、コア巻回リール51に巻回させておく。また、内層
光ファイバユニット4iを光ファイバユニット巻回リー
ル52に巻回させておく。そして、コア巻回リール51
と、光ファイバユニット巻回リール52とから、反転目
板群53に対して1本の円柱部材2及び複数(この場
合、9本)の内層光ファイバユニット4iを供給する。
【0036】各内層光ファイバユニット4iは、所定の
反転角度内において回転方向を交互に変えながらそれぞ
れ独立に回動する各反転目板54によって徐々にSZ状
に撚られていく。円柱部材2の周囲に撚り合わせられた
各内層光ファイバユニット4iの周囲には、押え巻装置
55によって、各内層光ファイバユニット4iを仮固定
するための糸等が巻き付けられると共に、押え巻テープ
8が隙間なく巻回される。これにより、各内層光ファイ
バユニット4iに含まれる各テープ心線積層体6iは、
円柱部材2の周囲にSZ撚り状態で集合する。
【0037】また、各反転目板54のうち、最下流に位
置する反転目板54aには、図示しないエンコーダが接
続されている。このエンコーダからは、反転目板54a
の角速度を示す反転信号が制御コンピュータ56に対し
て与えられる。また、制御コンピュータ56には、押え
巻装置55よりも下流側に配置されたコアマーキング装
置57が接続されている。制御コンピュータ56は、反
転目板54aから受け取った反転信号に基づいて所定の
演算を行い、円柱部材2の周囲に撚りつけられた各内層
光ファイバユニット4iが形成するSZ軌跡の内層反転
部Riが、コアマーキング装置57の下方に到達するタ
イミングを求める。そして、内層反転部Riがコアマー
キング装置57の下方に到達すると、制御コンピュータ
56は、コアマーキング装置57を作動させる。
【0038】コアマーキング装置57が作動されると、
各内層光ファイバユニット4iの周囲に巻回された押え
巻テープ8上には、内層反転部Riの位置に対応するよ
うに、所定の内層コアマーク58iが付される。この場
合、内層コアマーク58iとして、所定サイズのカラー
テープ、金属テープ、又は、X線反射テープ等を用いる
と共に、コアマーキング装置57として、テープ貼付装
置を用いて、このようなテープを所定の方向に沿って押
え巻テープ8上に貼り付けるとよい。内層コアマーク5
8iが付された状態の半製品2Aは、巻取リール59A
に巻き取られる。
【0039】次に、再度、図5に示す光ファイバ撚り合
わせライン50を用いて、外層光ファイバユニット4o
を各内層光ファイバユニット4iの周囲に撚り付ける。
この場合、巻取リール59Aを、コア巻回リール51と
置き変えると共に、光ファイバユニット巻回リール52
には、外層光ファイバユニット4o(光ケーブル1で
は、両者は同一のものである)を巻回させておく。そし
て、反転目板群53を作動させて、各外層光ファイバユ
ニット4oを各内層光ファイバユニット4iの周囲に撚
り合わせる。そして、押え巻装置55によって、各外層
光ファイバユニット4oの周囲に押え巻テープ9が隙間
なく巻回される。これにより、各外層光ファイバユニッ
ト4oに含まれる各テープ心線積層体6oは、各内層光
ファイバユニット4iの周囲にSZ撚り状態で集合す
る。
【0040】また、制御コンピュータ56によってコア
マーキング装置57が作動され、各外層光ファイバユニ
ット4oの周囲に巻回された押え巻テープ9上には、外
層反転部Roの位置に対応するように、所定の外層コア
マーク58oが付される。この場合、外層コアマーク5
8oとして、内層コアマーク58iとは、色等を異なら
せたカラーテープ、金属テープ、又は、X線反射テープ
等を用いると共に、コアマーキング装置57によって、
このようなテープを、内層コアマーク58iの貼付方向
とは異なる方向に沿って押え巻テープ9上に貼り付ける
とよい。外層コアマーク58oが付された状態の半製品
2Bは、巻取リール59Aと置き換えられた巻取リール
59Bに巻き取られる。
【0041】円柱部材2に対する内層光ファイバユニッ
ト4i及び外層光ファイバユニット4oの撚り付けが完
了したならば、図6に示すシース形成ライン60を用い
て半製品2Bに対してシース10を設ける。この場合、
図6に示すように、巻取リール59Bから半製品2Bを
シース押出装置61に対して供給する。シース押出装置
61からは、半製品2Bの周囲にシース10を一体化さ
せた半製品が押出される。この半製品は、シース冷却水
槽62に導入され、これにより、シース10が冷却され
て固化する。
【0042】シース冷却水槽62の下流側には、コアマ
ーク検知装置63が配置されている。このコアマーク検
知装置63は、シース10を介して上述した内層コアマ
ーク58iと外層コアマーク58oとを検知可能なもの
である。コアマーク検知装置63としては、一般的なカ
ラーセンサ、金属センサ、X線放射・検出装置等を用い
ることができる。ここで、内層コアマーク58i及び外
層コアマーク58oとして金属テープを用いた場合、内
層コアマーク58iと外層コアマーク58oとで、金属
テープの長さと幅を変えておくと共に、コアマーク検知
装置63として、渦電流式センサ(例えば、KEYENCE社
製の渦電流式変位センサ EX-422)を用いるとよい。こ
れにより、内層コアマーク58iと外層コアマーク58
oとを容易かつ確実に検知することができる。
【0043】コアマーク検知装置63は、内層コアマー
ク58i及び外層コアマーク58oを検知した場合に、
その旨を示す検知信号を制御コンピュータ64に与え
る。また、この制御コンピュータ64には、コアマーク
検知装置63よりも下流側に配置されており、シース1
0に外層反転部表示印Moをマーク可能な表示印形成装
置65が接続されている。図3に示すように、外層反転
部表示印Moとして文字を利用する場合には、表示印形
成装置65として印字装置(例えば、イマージュ社製の
インクジェット)を用いる。この場合、シース10の全
周に外層反転部表示印Moを設けるために印字装置を3
台配置するとよい。また、外層反転部表示印Moとして
金属テープを用いた標識を付する場合には、表示印形成
装置65としてテープ貼付装置を用いるとよい。
【0044】制御コンピュータ64は、コアマーク検知
装置63から受け取った検知信号に基づいて所定の演算
を行い、内層コアマーク58i又は外層コアマーク58
o(両者が重なる場合は、双方)が、表示印形成装置6
5の下方に到達するタイミングを求める。そして、内層
コアマーク58i又は外層コアマーク58oが表示印形
成装置65に到達すると、制御コンピュータ64は、表
示印形成装置装置65を作動させる。
【0045】表示印形成装置65は、外層コアマーク5
8o付近を覆うシース10上に、外層反転部表示印Mo
を付する。このときに、制御コンピュータ64は、当該
外層コアマーク58oから内層コアマーク58iとの距
離に応じて、あるいは内層光ファイバユニット4iの撚
りピッチを基にして外層反転部Roから近接する内層反
転部Riまでの距離を算出して実際に表示印形成装置6
5がマークする表示を変更させる。このようにして、図
3あるいは図4に示される外層反転部表示印Moを有す
る図1に示す光ケーブル1が完成する。完成した光ケー
ブル1は、巻取リール66に巻き取られる。
【0046】図7は、本発明による光ケーブルの他の実
施形態を示す断面図である。
【0047】同図に示す光ケーブル20は、内層側及び
外層側の光ファイバユニット24i、24oに、内層ル
ースチューブ25i及び外層ルースチューブ25oを用
いている。光ファイバユニット24は、図8に示すよう
に、ポリエチレンによって形成されたルースチューブ2
5(外径6.0mm、内径4.5mm)と、ルースチュ
ーブ25の内部に収容されたテープ心線積層体26(光
ファイバ)とからなる。テープ心線積層体26は、8心
のテープ心線を10枚積層させたものである。また、ル
ースチューブ25の内部には、テープ心線積層体26と
共に、緩衝材としての役割を果たすグリース27が充填
されている。
【0048】この光ケーブル20の中央部には、中心部
材としての役割を果たす長尺の円柱部材22(HDPE
樹脂製、直径14mm)が配置されている。円柱部材2
の中心には、1本の鋼撚線23が埋設されている。この
鋼撚線23も、直径2mmの鋼線を7本撚り合わせて1
本としたものである。円柱部材22の外周には、9本の
内層光ファイバユニット24iがそれぞれSZ状に撚り
付けられている。各内層光ファイバユニット24iのS
Z撚りピッチは700mmであり、SZ反転角φは、2
75゜である。
【0049】図7に示すように、円柱部材2の外周面に
SZ状に撚り付けられた各内層光ファイバユニット24
iの周囲には、不織布等の押え巻テープ28が隙間なく
巻き付けられている。押え巻テープ28の周囲には、1
6本の外層光ファイバユニット24oがSZ状に撚り付
けられている。各外層光ファイバユニット24oのSZ
撚りピッチは、900mmであり、SZ反転角φは、2
75゜である。各外層光ファイバユニット24oの周囲
には、押え巻テープ29が隙間なく巻きつけられてい
る。押え巻テープ29の周囲には、更に低密度ポリエチ
レンによって形成された外径41mmのシース21が設
けられている。また、このシース21には、1本の引き
裂き紐21aが内蔵されている。
【0050】この光ケーブル20にも、きわめて多数の
光ファイバ(テープ心線積層体)を実装することができ
る。また、光ケーブル20のシース21の表面には、図
3(c)及び図4(c)に示した光ケーブル1と同様
に、外層光ファイバユニット24o(テープ心線積層体
26o)が形成する外層SZ軌跡の外層反転部に対応す
る位置を示す外層反転部表示印(図示省略)が配設され
ている。そして、この外層反転部表示印には、各内層光
ファイバユニット24i(テープ心線積層体26i)が
形成する内層SZ軌跡の近接する内層反転部に対応する
位置までの距離を示す距離情報が附されている。このよ
うな実施形態においても、上述の第一の実施形態と同様
の効果が得られる。
【0051】図9は、本発明による光ケーブルの更に他
の実施形態を示す断面図である。
【0052】同図に示す光ケーブル30の中央部には、
中心部材としての役割を果たす長尺の多溝スペーサ32
(HDPE樹脂製、外径24mm)が配置されている。
多溝スペーサ32の中心には、1本の鋼撚線33が埋設
されている。この鋼撚線33も、直径2mmの鋼線を7
本撚り合わせて1本としたものである。また、多溝スペ
ーサ32の外周には、SZ状の螺旋溝37が10本形成
されている。各螺旋溝37の深さは、4.3mm、上幅
(図2のbuに対応)は、4.2mm、底幅は、3.2
mmである。更に、各螺旋溝37のSZピッチは700
mmであり、SZ反転角φは、275゜である。
【0053】各螺旋溝37には、8心のテープ心線を1
0枚積層させたテープ心線積層体36i(内層光ファイ
バ)が収容されている。これにより、テープ心線積層体
36iは、中心部材としての多溝スペーサ32の周囲に
SZ撚り状態で集合する。テープ心線積層体36iが各
螺旋溝37に収容されている多溝スペーサ32の周囲に
は、不織布等の押え巻テープ38が隙間なく巻き付けら
れている。そして、押え巻テープ38の周囲には、15
本の外層光ファイバユニット34がSZ状に撚り付けら
れている。各外層光ファイバユニット34のSZ撚りピ
ッチは、900mmであり、SZ反転角φは、275゜
である。
【0054】外層光ファイバユニット34は、単溝スペ
ーサ35と、テープ心線積層体36o(外層光ファイ
バ)とをユニット化したものである。ここで、この光ケ
ーブル30では、単溝スペーサ35は、図2に示す単溝
スペーサ5と同一のものである。また、テープ心線積層
体36oも、テープ心線積層体36iと同様に、8心の
テープ心線を10枚積層させたものである。各外層光フ
ァイバユニット34を多溝スペーサ32の周囲にSZ状
に撚り付けることにより、各テープ心線積層体36o
は、多溝スペーサ32の周囲にSZ撚り状態で集合する
ことになる。各外層光ファイバユニット34の周囲に
は、押え巻テープ39が隙間なく巻きつけられている。
押え巻テープ39の周囲には、更に低密度ポリエチレン
によって形成され、引き裂き紐31aを内蔵するシース
31(外径39mm)が設けられている。
【0055】この光ケーブル30にも、きわめて多数の
光ファイバ(テープ心線積層体)を実装することができ
る。また、光ケーブル30のシース31の表面には、図
3C及び図4Cに示した光ケーブル1と同様に、外層光
ファイバユニット24o(テープ心線積層体26o)が
形成する外層SZ軌跡の外層反転部に対応する位置を示
す外層反転部表示印(図示省略)が配設されている。そ
して、この外層反転部表示印には、各内層光ファイバユ
ニット24i(テープ心線積層体26i)が形成する内
層SZ軌跡の近接する内層反転部に対応する位置までの
距離を示す距離情報が附されている。このような実施形
態においても、上述の第一の実施形態と同様の効果が得
られる。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、シ
ース表面に記載された識別記号からシースを除去するこ
となく外層反転部、内層反転部の位置を互いに識別可能
であり、中間分岐等の際の作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ケーブルの一実施形態を示す断
面図である。
【図2】図1の光ケーブルに含まれる光ファイバユニッ
トを示す断面図である。
【図3】図1の光ケーブルのシースに記載された外層反
転部表示印を説明するための平面図である。
【図4】外層反転部表示印の他の実施形態を説明する平
面図である。
【図5】図1の光ケーブルを製造するための光ケーブル
製造ラインを示す模式図である。
【図6】図1の光ケーブルを製造するための光ケーブル
製造ラインの続きを示す模式図である。
【図7】本発明に係る光ケーブルの他の実施形態を示す
断面図である。
【図8】図7の光ケーブルに含まれる光ファイバユニッ
トを示す断面図である。
【図9】本発明に係る光ケーブルの更に他の実施形態を
示す断面図である。
【符号の説明】
1…光ケーブル、2…円柱部材、3…鋼撚線、4…光フ
ァイバユニット、5…単溝スペーサ、6…テープ心線積
層体、7〜9…押え巻きテープ、10…シース、R…反
転部、Mo…外層反転部表示印。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森川 元 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 Fターム(参考) 2H001 BB10 BB16 BB22 BB25 DD10 KK06 KK17 MM05 PP01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心部材と、前記中心部材の周囲に撚り
    の方向を周期的に反転させたSZ撚りで配置した1本あ
    るいは複数の内層光ファイバと、前記内層光ファイバを
    取り巻いてSZ撚りに配置した1本あるいは複数の外層
    光ファイバと、前記外層光ファイバ全体を取り巻くシー
    スを備える光ケーブルにおいて、 前記シース表面には、前記外層光ファイバの撚り方向の
    反転位置に対応する位置に識別記号が附されており、前
    記識別記号には、近接する前記内層光ファイバの撚り方
    向の反転位置までの距離を表す距離情報が表記されてい
    ることを特徴とする光ケーブル。
  2. 【請求項2】 前記距離情報は、該光ケーブルの長手方
    向に沿って記された前記識別記号中の所定の記号を挟ん
    で表記され、各方向への前記内層光ファイバの撚り方向
    の反転位置までの距離に相当する数字として表されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の光ケーブル。
  3. 【請求項3】 前記距離情報は、前記識別記号の違いに
    より表記されていることを特徴とする請求項1記載の光
    ケーブル。
  4. 【請求項4】 前記内層光ファイバと前記外層光ファイ
    バのそれぞれのSZ撚りピッチが異なることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の光ケーブル。
  5. 【請求項5】 前記中心部材は、所定本数の前記内層光
    ファイバを各々収容するSZ状の螺旋溝が外周に複数形
    成されている多溝スペーサであり、所定本数の前記外層
    光ファイバを各々内蔵する複数の光ファイバユニットが
    前記多溝スペーサの周囲にSZ撚りにして集合させられ
    ている請求項1〜4のいずれかに記載の光ケーブル。
  6. 【請求項6】 前記光ファイバユニットは、前記外層光
    ファイバが内蔵される単溝スペーサを備えている請求項
    5記載の光ケーブル。
  7. 【請求項7】 前記中心部材の周囲にSZ撚りに集合さ
    せられている、所定本数の前記内層光ファイバを各々内
    蔵する、複数の内層光ファイバユニットと、集合させら
    れた前記内層光ファイバユニットの周囲にSZ撚りにし
    て集合させられている、所定本数の前記外層光ファイバ
    を各々内蔵する、複数の外層光ファイバユニットとを備
    えている請求項1〜4のいずれかに記載の光ケーブル。
  8. 【請求項8】 前記内層光ファイバユニット及び前記外
    層光ファイバユニットは、それぞれ前記内層光ファイバ
    あるいは前記外層光ファイバを収容する単溝スペーサを
    備えている請求項7記載の光ケーブル。
  9. 【請求項9】 前記内層光ファイバユニット及び前記外
    層光ファイバユニットは、それぞれ前記内層光ファイバ
    あるいは前記外層光ファイバを収容するルースチューブ
    を備えている請求項7記載の光ケーブル。
JP32286499A 1999-09-24 1999-11-12 光ケーブル Pending JP2001091799A (ja)

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US40460599A 1999-09-24 1999-09-24
US09/404605 1999-09-24

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