JP2001090633A - 高圧燃料ポンプ - Google Patents

高圧燃料ポンプ

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JP2001090633A JP30747099A JP30747099A JP2001090633A JP 2001090633 A JP2001090633 A JP 2001090633A JP 30747099 A JP30747099 A JP 30747099A JP 30747099 A JP30747099 A JP 30747099A JP 2001090633 A JP2001090633 A JP 2001090633A
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reed valve
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真 羽田野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吐出側リード弁の閉弁時の気密性を低下させ
ずに、吐出側リード弁の固有振動数を変更し、自励振動
による騒音を低減することができる高圧燃料ポンプを提
供する。 【解決手段】 吐出側リード弁2aの下流側の自由端
に、吐出側リード弁2aのシート径とほぼ同径の円板状
のウエイト2bを、吐出側リード弁2aと同心に一体的
に設けたので、弁の固有振動数が変化し、燃料吐出時
に、弁の自励振動が阻止され、騒音の発生が低減され
る。また、屈曲部2cの剛性は従来と変わらないので、
剛性アップに起因する弁の気密性の低下がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料噴射弁に高圧
燃料(1MPa以上を言う)を供給するための高圧燃料
ポンプに関し、詳しくは、高圧燃料ポンプのリード弁に
生ずる騒音を低減するものである。
【0002】
【従来の技術】リード弁を利用した高圧燃料ポンプにつ
いては、特開平11−44267号公報ならびにその引
用公報等で公知である。その構造について、図3および
図4を参照して説明する。図3は高圧燃料ポンプの縦断
面模式図である。図3において、シリンダ1内のプラン
ジャ8はカム9と連動して往復摺動し、吸入通路10b
に連結される図示しない低圧燃料ポンプが送り込む燃料
を昇圧し、吐出通路10aに連結される図示しない燃料
噴射弁に供給する。シリンダ1の上部には弁部10が固
定され弁部を構成する。図4(a)は弁部10の断面
図、図4(b)はその構成部品である弁プレート11の
上面図である。図4において、弁プレート11は吐出側
リード弁11aの弁座12aを構成する第1のシートプ
レート12および吸入側リード弁11bの弁座13aを
構成する第2のシートプレート13により挟持され、吐
出側通路14aおよび吸入側通路14bを構成する通路
プレート14とともに弁部10を構成している。一定の
厚みを有する弁板で形成される弁プレート11に一体的
に形成された吐出側リード弁11aにおいては、屈曲部
11cの剛性が低い場合には、吐出側リード弁11aの
自励振動により騒音を生ずる。特に、吐出側リード弁1
1aに、シリンダ内で高められた高圧燃料が衝突すると
きの自励振動が開弁時の騒音の最大の発生原因であると
考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この騒音の低減策とし
て、特開昭62−218683号公報で公知の技術の応
用が考えられる。すなわち、前記公報によれば、複数の
吐出弁開放時のガス流から受ける力によって発生する各
吐出弁の固有振動数を相違させることにより吐出弁相互
の共振を抑えて、その自励振動に起因する騒音のピーク
レベルを低減するとしている。すなわち、単一の吐出弁
においても、吐出側リード弁の固有振動数を変更するこ
とにより、自励振動を低減することが可能であると考え
られる。しかしながら、この固有振動数を変更すること
は、吐出側リード弁11aの屈曲部11cの剛性を高め
ることとなり、閉弁時の気密性が低下するおそれが生ず
る。そこで本発明は、吐出側リード弁の閉弁時の気密性
を低下させずに吐出側リード弁の固有振動数を変更し、
自励振動による騒音を低減することができる高圧燃料ポ
ンプを提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題の解決を目的と
してなされた請求項1の発明は、低圧燃料ポンプおよび
燃料噴射弁とを結ぶ燃料通路に設けられ、吸入側リード
弁と吐出側リード弁を有する弁部が固定されたシリン
ダ、および駆動源により駆動されシリンダ内を摺動する
プランジャとによって高圧燃料を燃料噴射弁に供給する
高圧燃料ポンプにおいて、前記吐出側リード弁の下流側
自由端に、シート径とほぼ同等の外径を有する円板状の
ウエイト部をシート径と同心に形成したことを特徴とす
る。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の望ましい実施形態につい
て図面を参照して説明する。図1(a)は本発明の第1
の実施形態に係る高圧燃料ポンプの弁部の縦断面図、図
1(b)はその構成部品の弁プレートの上面図である。
図1において、シリンダ1の上部には弁プレート2およ
び弁プレート2を挟持する第1のシートプレート3およ
び第2のシートプレート4ならびに通路プレート5から
なる弁部6が固定されている。通路プレート5に設けら
れた吐出側通路5aは図示しない燃料噴射弁に、また、
吸入側通路5bは図示しない低圧燃料ポンプにそれぞれ
連通されている。材質SUS301またはSUS631
を焼入れ焼もどし処理をした弁プレート2に一体的に形
成された吐出側リード弁2aの下流側の自由端には、吐
出側リード弁2aのシート径(通路3aの内径)とほぼ
同径の円板状のウエイト2bが固着されている。ウエイ
ト2bは、外径φ4、厚さ0.8mmのステンレス材で
形成されている。
【0006】図2(a)は本発明の第2の実施形態に係
る高圧燃料ポンプの縦断面図、図2(b)はその構成部
品である弁プレートの上面図である。図2において、弁
プレート7に一体的に形成された吐出側リード弁7aの
下流側の自由端には、吐出側リード弁7aのシート径と
ほぼ同径の円板状のウエイト部7bが鍛造加工により弁
プレート7に一体成形された後、プレス加工により形成
されている。なお、ウエイト部7bは第1の実施形態の
構成と同様に、円板状の別に形成されたウエイトを鑞付
け等により吐出側リード弁7a下流側に固着してもよ
い。
【0007】次に、第1の実施形態の作用について、図
1を参照して説明する。なお、第2の実施形態の作用に
ついては、第1と同様であるので説明は省く。プランジ
ャ8(図3参照)が上昇するとシリンダ1内で高められ
た12MPaの高圧燃料は通路3a(φ3)を通過し吐
出側リード弁2aに衝突する。この時、吐出側リード弁
2aは弁板のみで構成される場合の固有振動数で自励振
動しようとするが、ウエイト2bが固着され固有振動数
が変更されているので、自励振動が阻止され騒音を発生
しない。プランジャ8が下降すると吐出側リード弁2a
が閉弁するが、屈曲部2cの剛性は吐出側リード弁2a
が弁板のみで構成される場合と同様であるので、剛性ア
ップに起因する弁の気密性の低下はない。
【0008】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下の効果を奏する。すなわち、吐出側リード弁の下
流側の自由端に、リード弁のシート径とほぼ同径のウエ
イト部を設けたので、吐出側リード弁の固有振動数が変
化するので、燃料吐出時に、リード弁の自励振動が阻止
され、騒音の発生が低減される。また、燃料吸入時の閉
弁時は、屈曲部の剛性は弁板のみで構成される場合と同
様であるので、剛性アップに起因する弁の気密性の低下
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の第1の実施形態に係る燃
料ポンプの縦断面図である。図1(b)はその構成部品
である弁プレートの上面図である。
【図2】図2(a)は本発明の第2の実施形態に係る燃
料ポンプの縦断面図である。図2(b)はその構成部品
である弁プレートの上面図である。
【図3】従来の高圧燃料ポンプの縦断面模式図である。
【図4】図4(a)は従来の高圧燃料ポンプの縦断面図
である。図4(b)はその構成部品である弁プレートの
上面図である。
【符号の説明】
1 シリンダ 2a 吐出側リード弁 2b ウエイト 6 弁部 7b ウエイト部 8 プランジャ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低圧燃料ポンプおよび燃料噴射弁とを結
    ぶ燃料通路に設けられ、吸入側リード弁と吐出側リード
    弁を有する弁部が固定されたシリンダ、および駆動源に
    より駆動されシリンダ内を摺動するプランジャとによっ
    て高圧燃料を燃料噴射弁に供給する高圧燃料ポンプにお
    いて、前記吐出側リード弁の下流側自由端に、シート径
    とほぼ同等の外径を有する円板状のウエイト部をシート
    径と同心に形成したことを特徴とする高圧燃料ポンプ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102443977A (zh) * 2010-10-04 2012-05-09 Juki株式会社 供油泵及供油泵的阀装置
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KR101878153B1 (ko) * 2016-11-25 2018-07-16 국방과학연구소 밸브조립체 및 이를 구비한 집적형 하이브리드 구동장치 및 이의 운전방법

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