JP2001090577A - 建設機械のエンジン制御装置 - Google Patents
建設機械のエンジン制御装置Info
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- JP2001090577A JP2001090577A JP27217799A JP27217799A JP2001090577A JP 2001090577 A JP2001090577 A JP 2001090577A JP 27217799 A JP27217799 A JP 27217799A JP 27217799 A JP27217799 A JP 27217799A JP 2001090577 A JP2001090577 A JP 2001090577A
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
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Abstract
時にエンジン回転を下げ、燃費及び騒音を低減できると
共に、エンジン回転変化時の違和感が少なく操作フィー
リングが良く、かつ操作開始後の黒煙の発生も少なくす
る。 【解決手段】エンジンコントロールダイヤル20、オー
トアイドル制御を選択するモードスイッチ22、アクチ
ュエータ3の作動を検出する圧力スイッチ23からの信
号がコントローラ21に入力され、ガバナレバー12を
動かしエンジン回転数を制御する。コントローラ21
は、オートアイドル制御部21a、エコロジー制御部2
1b、最小値選択部21cを有し、モードスイッチ22
のOFF時、エコロジー制御部21bは、アクチュエー
タ3が非作動になると目標回転数をアイドル回転数より
も高い回転数、例えば2000rpmまで徐々に下げ、
アクチュエータが作動するとエンジンコントロールダイ
ヤル20の目標回転数に復帰させる。
Description
ル等の建設機械に備えられるエンジンの制御装置に係わ
り、特にアクチュエータが非作動になるとエンジンの目
標回転数を低下させる建設機械のエンジン制御装置に関
する。
原動機としてディーゼルエンジンを備え、このエンジン
により油圧ポンプを回転駆動し、油圧ポンプから吐出し
た圧油により油圧アクチュエータを駆動し、必要な作業
を行っている。
動かし、パイロットポンプからのパイロット油圧を方向
切換弁に導き、方向切換弁を動かすことによって油圧ア
クチュエータの動作を制御している。
例えばエンジンコントロールダイヤルが設けられ、エン
ジンコントロールダイヤルで目標とするエンジン回転数
が指示される。エンジンコントロールダイヤルの指示は
電圧で与えられコントローラに入力される。コントロー
ラはその指示(電圧)に基づき演算によってディーゼル
エンジンの目標回転数を求め、この目標回転数に応じて
燃料噴射量を制御し、エンジン回転数を制御する。
エンジンコントロールダイヤルが指示する目標回転数に
ダイレクトにエンジン回転を追従させるのが一般的であ
る。
るエンジン制御を行うものが知られており、その一例が
特開平10−122003号公報に示されている。オー
トアイドル制御の概要は次のようである。
ジンコントロールダイヤルが指示する目標回転数でエン
ジンを回転させる。
と、ある一定の時間(例えば3.5秒)それまでのエン
ジン回転を保持した後、エンジン回転を急速にオートア
イドルの目標回転数(例えば1200rpm)まで下げ
る。
と、再びエンジン回転数をエンジンコントロールダイヤ
ルが指示する目標回転数まで上昇させる。
来技術には次のような問題がある。
目標回転数にダイレクトにエンジン回転を追従させる従
来の一般的なエンジン制御装置では、エンジン回転が高
回転数域にあり、かつオペレータが油圧ショベルの操作
を行っていないときは、 1)油圧アクチュエータが非作動状態でもエンジン回転が
高いため、無駄に燃料が消費される; 2)エンジン回転が高く、エンジン冷却ファンの回転数も
高く、その分騒音が大きくなる;という問題が発生す
る。
るようなオートアイドル制御を行うエンジン制御装置で
は、アクチュエータの非作動後、一定時間経過後、エン
ジン回転をアイドル回転数まで自動的に下げるので、上
記1)及び2)のような問題はない。しかし、オートアイド
ル制御では、エンジン回転はアイドル回転数まで下がる
ので、エンジンコントロールダイヤルが指示する目標回
転数が定格回転数等の高回転である場合は、エンジン回
転の下げ量が大きくなり、これに伴いエンジン回転復帰
時の上げ量も大きくなり、このため、 3)エンジン回転の変化をオペレータが感じ易くなり、オ
ペレータに違和感を与える; 4)油圧アクチュエータに負荷がかかっている状態でアク
チュエータの作動を再開すると、エンジンに負荷がかか
った状態でエンジン回転数が上昇するため、 急にエ
ンジンが吹き上がり、エンジン排気に黒煙が混じる; などの問題を生じる。
を下げ、燃費及び騒音を低減できると共に、エンジン回
転変化時の違和感が少なく操作フィーリングが良く、か
つ操作開始後の黒煙の発生も少ない建設機械のエンジン
制御装置を提供することである。
るために、本発明は、エンジンと、このエンジンの目標
回転数を指示する回転数指示手段と、前記エンジンによ
り液圧駆動されるアクチュエータの作動を検出する作動
検出手段と、前記アクチュエータが非作動になると前記
エンジンの目標回転数を第1回転数まで下げ、前記アク
チュエータが作動すると前記エンジンの目標回転数を前
記回転数指示手段が指示する目標回転数に復帰させる第
1回転数制御手段とを備え、最終目標回転数に応じて前
記エンジンの回転数を制御する建設機械のエンジン制御
装置において、前記アクチュエータが非作動になると、
前記エンジンの目標回転数を前記第1回転数よりも高い
第2回転数まで下げ、前記アクチュエータが作動すると
前記エンジンの目標回転数を前記回転数指示手段が指示
する目標回転数に復帰させる第2回転数制御手段と、前
記第1回転数制御手段の目標回転数と前記第2回転数制
御手段の目標回転数のいずれか一方を選択し前記最終目
標回転数とする選択手段とを備えるものとする。
を設け、第1回転数制御手段の目標回転数と第2回転数
制御手段の目標回転数のいずれか一方を選択し最終目標
回転数とすることにより、第2回転数制御手段の目標回
転数を選択した場合は、アクチュエータが非作動になる
と、第1回転数よりも高い第2回転数にエンジン回転数
を下げるため、燃費及び騒音を低減できると共に、エン
ジン回転の下げ量及びエンジン回転復帰時の上げ量が小
さくなるので、エンジン回転変化時の違和感が少なくな
り操作フィーリングが良好となる。また、エンジン回転
復帰時の上げ量が少なくなるので、アクチュエータに負
荷がかかっている状態でアクチュエータの作動を再開し
ても、エンジンの急な吹き上がりを緩和し、黒煙の発生
を低減する。
前記第2回転数制御手段は、前記アクチュエータが非作
動になると、前記エンジンの目標回転数を徐々に下げ
る。
ることが可能となり、オペレータにエンジン回転の変化
が分かり難くなるため、エンジン回転低下時の違和感が
更に少なくなり、操作フィーリングがより良好となる。
ましくは、前記第2回転数制御手段は、前記アクチュエ
ータが非作動になると、ある時間経過した後、前記エン
ジンの目標回転数を下げる。
間継続しないと、エンジン回転数を下げないため、砂利
撒きや土破打ち作業等の操作レバー往復操作により一瞬
の中立状態が発生する場合、エンジン回転数が下がり、
オペレータに対するフィーリングを悪くすることを避け
ることができる。
て、好ましくは、前記第2回転数制御手段は、前記第2
回転数として定格回転数より低く、前記第1回転数より
高い所定の回転数を予め設定しておき、前記回転数指示
手段が指示する目標回転数が前記第2回転数よりも高い
ときに、前記アクチュエータが非作動になると、前記エ
ンジンの目標回転数を前記所定の回転数まで下げる。
作業量を確保できる回転数に設定しておくことで、前記
回転数指示手段が指示する目標回転数が前記第2回転数
よりも高いときは、エンジン回転数は当該所定の回転数
以下には下がらず、エンジン回転数を下げない場合と同
等の作業性、作業量を確保できる。
第2回転数制御手段は、前記エンジンの目標回転数の下
げ量を予め設定しておき、前記アクチュエータが非作動
になると、前記エンジンの目標回転数を前記下げ量だけ
下げるようにしてもよい。
目標回転数がいずれであっても、第2回転数制御手段に
よる制御が行え、かつ上記下げ量をオペレータに違和感
を与えない範囲で設定しておくことで、上記のようにエ
ンジン回転変化時の違和感が少なくなり、操作フィーリ
ングが良好になる。
て、好ましくは、前記第1回転数制御手段による制御を
行うかどうかを選択する入力手段を更に備え、前記選択
手段は、前記入力手段が前記第1回転数制御手段による
制御を行うことを選択したとき、前記第1回転数制御手
段の目標回転数と前記第2回転数制御手段の目標回転数
の小さい方を選択する。
による制御を行うことを選択したときは、選択手段で第
1回転数制御手段の目標回転数と第2回転数制御手段の
目標回転数の小さい方が選択されるため、第1回転数制
御手段による制御と第2回転数制御手段による制御とを
組み合わせた制御が行え、アクチュエータが非作動にな
ると、事前に第1回転数よりも高い第2回転数までエン
ジン回転数を下げ、その後第2回転数までエンジン回転
数を下げることとなり、その結果燃費が良くなりかつ騒
音が低減する。
て、好ましくは、前記第2回転数制御手段は、前記アク
チュエータが作動すると前記回転数指示手段が指示する
目標回転数に徐々に復帰させる。
させることが可能となり、オペレータにエンジン回転の
変化が更に分かり難くなるため、エンジン回転復帰時の
違和感が更に少なくなり、操作フィーリングがより良好
となる。また、エンジン回転復帰時の黒煙の発生を更に
低減する。
を用いて説明する。以下の実施形態では、建設機械とし
て油圧ショベルを例にとり説明する。
けられた例えば斜板式の可変容量型の油圧ポンプであ
り、油圧ポンプ1は方向切換弁2を介して油圧アクチュ
エータ3に接続されている。油圧ポンプ1から吐出した
圧油は方向切換弁2を介して油圧アクチュエータに供給
され、方向切換弁2を操作することによりアクチュエー
タ3に供給される圧油の方向と流量を制御し、油圧アク
チュエータ3の動作を制御する。油圧アクチュエータ3
は例えば油圧ショベルのフロントを駆動するブームシリ
ンダ等のアクチュエータであり、油圧アクチュエータ3
の動作を制御することで必要な作業を行う。
り、パイロットポンプ5の吐出路5aにパイロットリリ
ーフ弁6が設けられ、パイロットポンプ5の吐出圧力を
一定圧に保持している。
操作レバー装置7からのパイロット圧により切換操作さ
れる。操作レバー装置7は、操作レバー7aと1対のパ
イロット弁(減圧弁)7b,7cを有し、操作レバー7
aを操作すると、その操作方向に応じて対応するパイロ
ット弁7b又は7cが作動し、パイロットポンプ5の吐
出圧力を基に操作レバー7aの操作量に応じたパイロッ
ト圧が生成される。
かしパイロット弁7bを下げると、パイロット弁7bで
生成されたパイロット圧が方向切換弁2のメインスプー
ル2aを図示右方に動かし、油圧アクチュエータ3のピ
ストン3aを図示下方に動かす。オペレータが操作レバ
ー7aを動かしパイロット弁7cを下げると、パイロッ
ト弁7cで生成されたパイロット圧が方向切換弁2のメ
インスプール2aを図示左方に動かし、油圧アクチュエ
ータ3のピストン3aを図示上方に動かす。
動機10の出力軸11に接続され、原動機10により回
転駆動される。
メカニカルガバナ機構のガバナレバー12をモータ13
で動かすことにより燃料噴射量が制御され、エンジン回
転が制御される。
ジン制御装置が設けられている。このエンジン制御装置
はエンジン10の目標回転数を指示するエンジンコント
ロールダイヤル20を有し、エンジンコントロールダイ
ヤル20の指示信号は電圧で与えられコントローラ21
に入力される。コントローラ21は演算によってエンジ
ン10の目標回転数を求め、目標回転数に応じてモータ
13を制御し、ガバナレバー12を動かす。エンジン1
0の回転数は、メインの油圧ポンプ1から受ける負荷で
変動する。エンジン回転数が変動するとメカニカルガバ
ナ機構が作動し、エンジンコントロールダイヤル20か
ら指示される目標回転数に維持する。
制御を行うかどうかを選択するモードスイッチ22と、
信号ライン24の圧力を検出してアクチュエータ3の作
動を検出する圧力スイッチ23とを有し、これらの信号
もコントローラ21に入力される。
置との間で切り換え可能であり、ON位置に切り換えら
れるとON信号を出力し、オートアイドル制御を選択す
る。
イン24は、一端が固定絞り25を介してパイロットポ
ンプ5の吐出路5aに接続され、他端は方向切換弁2の
メインスプール2aと連動するサブスプール26を介し
てタンク15に接続されている。サブスプール26は、
方向切換弁2が中立位置にあるときは開位置Aにあり、
信号ライン24をタンク15に連通させることで、信号
ライン24の作動油をタンク15に流し信号ライン24
の圧力はタンク圧(低圧)にする。また、サブスプール
26は、方向切換弁2が中立位置から切り換えられると
閉位置B,Cに移動し、信号ライン24とタンク15の
連通を遮断し、信号ライン24の圧力をパイロットポン
プ5の吐出圧力(高圧)まで上昇させる。
状態にあるときは信号ライン24の圧力は低圧であり、
油圧アクチュエータ3が作動状態にあるときは信号ライ
ン24の圧力が高圧であり、油圧アクチュエータ3が非
作動状態から作動状態になると信号ライン24の圧力は
低圧から高圧に変化し、油圧アクチュエータ3が作動状
態から非作動状態になると信号ライン24の圧力は高圧
から低圧に変化するので、圧力スイッチ23で信号ライ
ン24の圧力を検出することによりアクチュエータ3の
作動を検出することができる。
ブロック図で示す。
トアイドル制御部21a、エコロジー制御部21b、最
小値選択部21cの各機能を有している。
図3にフローチャートで示す。オートアイドル制御部2
1aは以下のステップ1〜6の各処理を行う。
ダイヤル指示信号という)、モードスイッチ22の信号
(以下、モードスイッチ信号という)、圧力スイッチ2
3の信号(以下、圧力スイッチ信号という)を入力す
る。
ければオートアイドル制御が選択されていないと認識し
ステップ3に進み、ONであればオートアイドル制御が
選択されていると認識しステップ4に進む。
示信号が指示する目標回転数とする。即ち、 NOA=Na NOA:オートアイドル制御部21aの目標回転数 Na:ダイヤル指示の目標回転数ステップ4 圧力スイッチ信号がOFFかどうかを判断し、OFFで
なければ油圧アクチュエータ3が作動状態であると認識
し上記ステップ3に進み、ONであれば油圧アクチュエ
ータが非作動状態であると認識しステップ5に進む。
ば5秒経過したかどうかを判断し、所定時間経過してい
なければ上記ステップ3に進み、所定時間経過していれ
ば、ステップ6に進む。
ドル制御の目標回転数1200rpmとする。即ち、 NOA=1200rpm エコロジー制御部21bの処理機能を図4にフローチャ
ートで示す。エコロジー制御部21bは以下のステップ
10〜17の各処理を行う。
となるエンジン回転数、例えば2000rpm以上かど
うかを判断し、2000rpm以上でなければステップ
12に進み、2000rpm以上であればステップ13
に進む。
ジン回転数はエンジン回転数が定格(最大)の2200
rpmにあるとき比べ燃費や騒音が低減し、しかもある
程度の作業量を確保できる回転数であり、例えば上記の
2000rpmである。
号の指示回転数とする。即ち、 NOE=Na NOE:オートアイドル制御部21aの目標回転数 Na:ダイヤル指示の目標回転数ステップ13 圧力スイッチ信号がOFFかどうかを判断し、OFFで
なければ油圧アクチュエータ3が作動状態であると認識
し上記ステップ12に進み、ONであれば油圧アクチュ
エータが非作動状態であると認識しステップ14に進
む。
ば1秒経過したかどうかを判断し、所定時間経過してい
なければ上記ステップ12に進み、所定時間経過してい
れば、ステップ15に進む。
た目標回転数NOEが2000rpm以上かどうかを判断
し、2000rpm以上であればステップ16に進み、
2000rpm以上でなければステップ17に進む。
め、前回演算サイクルのNOEから所定回転数ΔNを差し
引いた値をエコロジー制御部21bの目標回転数とす
る。即ち、 NOE=前回NOE−ΔN ここで、例えば演算サイクルタイムを0.2秒とする
と、ΔN=10rpmと設定する。この場合、エンジン
回転は50rpm/秒の速度で低下する。
とする。即ち、 NOE=2000rpm 最小値選択部21cは以上のようにして演算されたオー
トアイドル制御部21aの目標回転数NOAとエコロジー
制御部21bの目標回転数NOEの小さい方を選択し、コ
ントローラ21の目標回転数とする。目標回転数NOAと
目標回転数NOEが等しい場合は、そのいずれか一方を選
択するよう予め定めておけばよく、本実施形態では、便
宜上目標回転数NOEを選択するよう定めておく。その結
果、モードスイッチ22の指示信号がOFF時はオート
アイドル制御部21aの目標回転数NOAはダイヤル指示
の目標回転数Naとなり、NOA≧NOEとなるため、コン
トローラ21の目標回転数はエコロジー制御部21bの
目標回転数NOEになる。
動作を図5に示すタイムチャートを用いて説明する。
の出力の時間的変化であり、ONが油圧アクチュエータ
3の作動時、OFFが油圧アクチュエータ3の非作動時
である。(b)はエコロジー制御部21bの目標回転数
NOEの時間的変化であり、モードスイッチ22の指示信
号がOFF時(オートアイドル制御の非選択時)におけ
るコントローラ21の目標回転数の時間的変化に一致す
る。(c)はモードスイッチ22の指示信号がON時
(オートアイドル制御の選択時)におけるオートアイド
ル制御部21aの目標回転数NOAの時間的変化であり、
(d)はそのときのコントローラ21の目標回転数の時
間的変化である。
のようにオートアイドル制御部21aの目標回転数NOA
はエンジンコントロールダイヤル20が指示する目標回
転数Naで、NOA≧NOEとなるため、エコロジー制御部
21bの目標回転数NOEがコントローラ21の目標回転
数になる。この場合、エコロジー制御部21bでは図5
(b)に示すように目標回転数NOEが演算され、次のよ
うにエコロジー制御が行われる。
2200rpmの時 1-1)エンジンコントロールダイヤル20を最大に操作
し、定格の2200rpmの目標回転数を指示している
とする。この状態で操作レバー装置7の操作レバー7a
を動かして油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回
転数はNOE=Naの2200rpmとなり、エンジン1
0は2200rpmで回転する。
を止め油圧アクチュエータ3を非作動にすると、目標回
転数を2200rpmに1秒間保持し、その後、エンジ
ン低下速度を50rpm/秒とした上記の設定例では、
2200rpmから2000rpmまで4秒かけて目標
回転数が低下し、同様にエンジン10の回転数も低下す
る。
動かし油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数
は再びNOE=Naとなり、2200rpmに復帰する。
指示が2100rpmの時 2-1)エンジンコントロールダイヤル20で2100rp
mの目標回転数を指示している場合は、この状態で操作
レバー装置7の操作レバー7aを動かして油圧アクチュ
エータ3を作動すると、目標回転数はNOE=Naの21
00rpmとなり、エンジン10は2100rpmで回
転する。
を止め油圧アクチュエータ3を非作動にすると、目標回
転数を2100rpmに1秒間保持し、その後、エンジ
ン低下速度を50rpm/秒とした上記の設定例では、
2100rpmから2000rpmまで2秒かけて目標
回転数が低下し、同様にエンジン10の回転数も低下す
る。
動かし油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数
は再びNOE=Naとなり、2100rpmに復帰する。
指示が1900rpmの時 3-1)エンジンコントロールダイヤル20で1900rp
mの目標回転数を指示している場合は、この状態で操作
レバー装置7の操作レバー7aを動かして油圧アクチュ
エータ3を作動すると、目標回転数はNOE=Naの19
00rpmとなり、エンジン10は1900rpmで回
転する。
を止め油圧アクチュエータ3を非作動にしても、目標回
転数は1900rpmのままであり、エンジン10は1
900rpmで回転し続ける。
動かし油圧アクチュエータ3を作動したときも、目標回
転数は1900rpmのままであり、エンジン10は1
900rpmで回転する。
選択部21cでオートアイドル制御部21aの目標回転
数NOAとエコロジー制御部21bの目標回転数NOEの小
さい方を選択してコントローラ21の目標回転数とする
ため、エコロジー制御とオートアイドル制御を組み合わ
せた制御がなされる。この場合、エコロジー制御部21
bで演算される目標回転数NOEの変化は上記の如く図5
(b)に示すようである。また、オートアイドル制御部
21aでは図5(c)に示すように目標回転数NOAが演
算される。
格の2200rpmの目標回転数を指示しているとす
る。この状態で操作レバー装置7の操作レバー7aを動
かして油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数
はNOA=Naとなる。
め油圧アクチュエータ3を非作動にすると、目標回転数
を2200rpmに5秒間保持し、その後オートアイド
ル制御の目標回転数1200rpmに低下する。
し油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数は再
びNOA=Naとなり、2200rpmに復帰する。
アイドル制御部21aの目標回転数NOAとエコロジー制
御部21bの目標回転数NOEの小さい方を選択してコン
トローラ21の目標回転数とし、次のようにエコロジー
制御とオートアイドル制御を組み合わせた制御を行う。
指示が定格の2200rpmの時 1-1)エンジンコントロールダイヤル20を最大に操作
し、定格の2200rpmの目標回転数を指示している
とする。この状態で操作レバー装置7の操作レバー7a
を動かして油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回
転数はNOE=Naの2200rpmとなり、エンジン1
0は2200rpmで回転する。
を止め油圧アクチュエータ3を非作動にすると、目標回
転数を2200rpmに1秒間保持し、その後、エンジ
ン低下速度を50rpm/秒とした上記の設定例では、
2200rpmから2000rpmまで4秒かけて目標
回転数が低下し、更にその後オートアイドル制御の目標
回転数1200rpmに低下し、同様にエンジン10の
回転数も低下する。
動かし油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数
は再びNOE=Naとなり、2200rpmに復帰する。
指示が2100rpmの時 2-1)エンジンコントロールダイヤル20で2100rp
mの目標回転数を指示している場合は、この状態で操作
レバー装置7の操作レバー7aを動かして油圧アクチュ
エータ3を作動すると、目標回転数はNOE=Naの21
00rpmとなり、エンジン10は2100rpmで回
転する。
を止め油圧アクチュエータ3を非作動にすると、目標回
転数を2100rpmに1秒間保持し、その後、エンジ
ン低下速度を50rpm/秒とした上記の設定例では、
2100rpmから2000rpmまで2秒かけて目標
回転数が低下し、更にその後オートアイドル制御の目標
回転数1200rpmに低下し、同様にエンジン10の
回転数も低下する。
動かし油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数
は再びNOE=Naとなり、2100rpmに復帰する。
指示が1900rpmの時 3-1)エンジンコントロールダイヤル20で1900rp
mの目標回転数を指示している場合は、この状態で操作
レバー装置7の操作レバー7aを動かして油圧アクチュ
エータ3を作動すると、目標回転数はNOE=Naの19
00rpmとなり、エンジン10は1900rpmで回
転する。
を止め油圧アクチュエータ3を非作動にしても、目標回
転数は1900rpmのままであり、目標回転数を19
00rpmに5秒間保持し、その後オートアイドル制御
の目標回転数1200rpmに低下し、同様にエンジン
10の回転数も低下する。
動かし油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数
は再びNOE=Naとなり、1900rpmに復帰する。
ッチ22の指示信号をOFFにしてオートアイドル制御
を解除した場合は、油圧アクチュエータ3が一定時間作
動されないとき、つまり油圧ショベルが一定時間操作さ
れないとき、アイドル回転数(1200rpm)よりも
高い2000rpm(ある程度作業量を確保できる回転
数)までエンジン回転数を徐々に下げ、油圧ショベルを
操作するとエンジン回転数をエンジンコントロールダイ
ヤル20が指示する目標回転数に直ちに復帰させるもの
となり、次のような効果が得られる。
転を下げ、燃費を低減できる。
転を下げ、騒音を抑えることができる。
しないと、エンジン回転を下げないため、砂利撒きや土
破打ち等の操作レバー往復操作により一瞬の中立状態が
発生する場合、エンジン回転が下がり、オペレータに対
するフィーリングを悪くすることを避けることができ
る。
転数の下げ量が少なく、これに伴いエンジン回転数復帰
時の上げ量も少ないので、エンジン回転の変化をオペレ
ータが感じ難くなり、エンジン回転フィーリングを良く
できる。
転を徐々に下げるので、エンジン回転の変化をオペレー
タが更に感じ難くなり、エンジン回転フィーリングを更
に良くできる。
た時、エンジン回転数の上げ量が少ないので、油圧アク
チュエータ3に負荷がかかっていても、エンジンの急な
吹き上がりは緩和され、黒煙の発生が低減する。
た時、エンジン回転数の上げ量が少ないので、レスポン
スが良好となり、操作性、作業性が向上する。
た時、エンジン回転数はある程度作業量を確保できる回
転数である2000rpmから上昇するので、エンジン
回転数を下げない場合と同等の作業性、作業量を確保す
ることができる。
2の指示信号をONにしてオートアイドル制御を入れた
場合は、エコロジー制御とオートアイドル制御が同時に
行われるため、油圧ショベルが一定時間操作されない時
は、エンジン回転数を徐々に下げた後、オートアイドル
制御の目標回転数まで下げるものとなり、これにより次
のような効果が得られる。
ショベルを操作状態から非操作にすると、一定時間、そ
れまでのエンジン回転を保持するため(図5(c))、
この間の燃料消費が無駄でかつ騒音も大きくなる。これ
に比べ、本実施形態では、エコロジー制御と組み合わ
せ、エンジン回転数を徐々に下げることで燃費が良くな
り、かつ騒音が低減する。
より説明する。本実施形態はエコロジー制御でエンジン
回転数を下げるとき下げ量を予め定めておき、その下げ
量だけ徐々に下げるものである。
及びコントローラの機能構成は第1の実施形態と同じで
あり、コントローラの機能構成中、図2に示すエコロジ
ー制御部21bの処理機能が次の点で第1の実施形態と
異なる。
にフローチャートで示す。エコロジー制御部21bはス
テップ10〜14,15A,16,17Aの各処理を行
う。ステップ10〜14,16の処理は図4に示した第
1の実施形態のものと同じである。ステップ15A,1
7Aでは次の処理を行う。
所定の時間、例えば4秒経過したかどうかを判定し、4
秒経過していなければ、ステップ16Aに進み、4秒経
過していればステップ17Aに進む。
に、エコロジー制御部21bの目標回転数を徐々に下げ
るため、前回演算サイクルのNOEから所定回転数ΔNを
差し引いた値をエコロジー制御部21bの目標回転数と
する。即ち、 NOE=前回NOE−ΔN ここで、ステップ16の処理はステップ15Aにより4
秒間継続するため、その間のΔNの累積が目標回転数の
下げ量となる。ΔNは等が下げ量がオペレータに違和感
を与えない範囲で設定する。例えば、ば演算サイクルタ
イムを0.2秒とすると、ΔN=10rpmと設定す
る。この場合、エンジン回転は50rpm/秒の速度で
低下し、下げ量は200rpmとなる。
クルで計算した目標回転数とする。即ち、 NOE=前回NOE 最小値選択部21cは、上述したようにオートアイドル
制御部21aの目標回転数NOAとエコロジー制御部21
bの目標回転数NOEの小さい方を選択し、コントローラ
21の目標回転数とする。
動作を図7に示すタイムチャートを用いて説明する。図
7において、(b)及び(d)のエコロジー制御に係わ
る部分の動作が第1の実施形態と異なっている。
示信号がOFFのとき、図7(b)に示すようにエコロ
ジー制御部21bで目標回転数NOEが演算され、エコロ
ジー制御が行われる。
2200rpmの時 1-1)エンジンコントロールダイヤル20を最大に操作
し、定格の2200rpmの目標回転数を指示している
とする。この状態で操作レバー装置7の操作レバー7a
を動かして油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回
転数はNOE=Naの2200rpmとなり、エンジン1
0は2200rpmで回転する。
を止め油圧アクチュエータ3を非作動にすると、目標回
転数を2200rpmに1秒間保持し、その後、エンジ
ン低下速度を50rpm/秒とした上記の設定例では、
2200rpmから2000rpmまで4秒かけて目標
回転数が低下し、同様にエンジン10の回転数も低下す
る。
動かし油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数
は再びNOE=Naとなり、2200rpmに復帰する。
指示が2100rpmの時 2-1)エンジンコントロールダイヤル20で2100rp
mの目標回転数を指示している場合は、この状態で操作
レバー装置7の操作レバー7aを動かして油圧アクチュ
エータ3を作動すると、目標回転数はNOE=Naの21
00rpmとなり、エンジン10は2100rpmで回
転する。
を止め油圧アクチュエータ3を非作動にすると、目標回
転数を2100rpmに1秒間保持し、その後、エンジ
ン低下速度を50rpm/秒とした上記の設定例では、
2100rpmから19000rpmまで4秒かけて目
標回転数が低下し、同様にエンジン10の回転数も低下
する。
動かし油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数
は再びNOE=Naとなり、2100rpmに復帰する。
指示が1900rpmの時 3-1)エンジンコントロールダイヤル20で1900rp
mの目標回転数を指示している場合は、この状態で操作
レバー装置7の操作レバー7aを動かして油圧アクチュ
エータ3を作動すると、目標回転数はNOE=Naの19
00rpmとなり、エンジン10は1900rpmで回
転する。
を止め油圧アクチュエータ3を非作動にすると、目標回
転数を1900rpmに1秒間保持し、その後、エンジ
ン低下速度を50rpm/秒とした上記の設定例では、
1900rpmから17000rpmまで4秒かけて目
標回転数が低下し、同様にエンジン10の回転数も低下
する。
動かし油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数
は再びNOE=Naとなり、1900rpmに復帰する。
Nのときは、図7(d)に示すようにオートアイドル制
御部21aの目標回転数NOAとエコロジー制御部21b
の目標回転数NOEの小さい方を選択し、エコロジー制御
とオートアイドル制御を組み合わせた制御がなされる。
2200rpmの時 1-1)エンジンコントロールダイヤル20を最大に操作
し、定格の2200rpmの目標回転数を指示している
とする。この状態で操作レバー装置7の操作レバー7a
を動かして油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回
転数はNOE=Naの2200rpmとなり、エンジン1
0は2200rpmで回転する。
操作を止め油圧アクチュエータ3を非作動にすると、目
標回転数を2200rpmに1秒間保持し、その後、エ
ンジン低下速度を50rpm/秒とした上記の設定例で
は、2200rpmから2000rpmまで4秒かけて
目標回転数が低下し、更にその後オートアイドル制御の
目標回転数1200rpmに低下し、同様にエンジン1
0の回転数も低下する。
動かし油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数
は再びNOE=Naとなり、2200rpmに復帰する。
指示が2100rpmの時 2-1)エンジンコントロールダイヤル20で2100rp
mの目標回転数を指示している場合は、この状態で操作
レバー装置7の操作レバー7aを動かして油圧アクチュ
エータ3を作動すると、目標回転数はNOE=Naの21
00rpmとなり、エンジン10は2100rpmで回
転する。
を止め油圧アクチュエータ3を非作動にすると、目標回
転数を2100rpmに1秒間保持し、その後、エンジ
ン低下速度を50rpm/秒とした上記の設定例では、
2100rpmから1900rpmまで4秒かけて目標
回転数が低下し、更にその後オートアイドル制御の目標
回転数1200rpmに低下し、同様にエンジン10の
回転数も低下する。
動かし油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数
は再びNOE=Naとなり、2100rpmに復帰する。
指示が1900rpmの時3-1)エンジンコントロールダ
イヤル20で1900rpmの目標回転数を指示してい
る場合は、この状態で操作レバー装置7の操作レバー7
aを動かして油圧アクチュエータ3を作動すると、目標
回転数はNOE=Naの1900rpmとなり、エンジン
10は1900rpmで回転する。
を止め油圧アクチュエータ3を非作動にすると、目標回
転数を1900rpmに1秒間保持し、その後、エンジ
ン低下速度を50rpm/秒とした上記の設定例では、
1900rpmから17000rpmまで4秒かけて目
標回転数が低下し、更にその後オートアイドル制御の目
標回転数1200rpmに低下し、同様にエンジン10
の回転数も低下する。
動かし油圧アクチュエータ3を作動すると、目標回転数
は再びNOE=Naとなり、1900rpmに復帰する。
も、非操作時にエンジン回転を下げ、燃費及び騒音を低
減できると共に、エンジン回転変化時の違和感が少なく
操作フィーリングが良く、かつ操作開始後の黒煙の発生
も少なくできるなど、第1の実施形態と同様の効果を得
ることができる。また、本実施形態によれば、エンジン
コントロールダイヤル20が指示する目標回転数がいず
れであっても、エコロジー制御部21bの制御が行える
本発明の第3の実施形態を図8及び図9により説明す
る。本実施形態は操作レバーが操作されたとき、エンジ
ンコントロールダイヤルで指示された目標回転数に徐々
に復帰させるものである。
及びコントローラの機能構成も第1の実施形態と同じで
あり、コントローラの機能構成中、図2に示すエコロジ
ー制御部21bの処理機能が次の点で第1の実施形態と
異なる。
にフローチャートで示す。エコロジー制御部21bはス
テップ10〜17に加え、更にステップ21,22の各
処理を行う。ステップ10〜17の処理は図4に示した
第1の実施形態のものと同じである。ただし、ステップ
13では圧力スイッチ信号がOFFでなければ油圧アク
チュエータ3が作動状態にあると認識し、ステップ21
に進む。ステップ21,22では次の処理を行う。な
お、コントローラの電源ON時は、その後圧力スイッチ
信号が最初にONになるまでの間及びその後のON状態
の間(圧力スイッチ信号が最初にOFFになるまでの
間)は、NOE=Naに設定しておく。
1bで前回の演算サイクルで演算した目標回転数NOEが
エンジンコントロールダイヤル20で指示された目標回
転数Na以下(前回NOE<Na)かどうかを判定し、Na
以下であればエコロジー制御を終了させるためのステッ
プ22に進み、Na以下でなければステップ12に進
む。
bの目標回転数を滑らかに上げるため、前回演算サイク
ルのNOEに所定回転数ΔNを加算した値をエコロジー制
御部21bの目標回転数とする。即ち、 NOE=前回NOE+ΔN ここで、ΔNはステップ21の処理によりエンジン回転
数がエンジンコントロールダイヤルで指示された目標回
転数まで復帰するまでの上げ速度であり、エンジン回転
数の復帰が遅れすぎずかつ滑らかに行えるように設定す
る。例えば、演算サイクルタイムを0.2秒とすると、
ΔN=40rpmと設定する。この場合、エンジン回転
は200rpm/秒の速度で上昇する。
ートアイドル制御部21aの目標回転数NOAとエコロジ
ー制御部21bの目標回転数NOEの小さい方を選択し、
コントローラ21の目標回転数とする。
動作を図9に示すタイムチャートを用いて説明する。図
9において、(b)及び(d)のエコロジー制御に係わ
る部分の操作再開時の動作が第1の実施形態と異なって
いる。
ップ22でエコロジー制御部21bの目標回転数NOEを
NOE=前回NOE+ΔNとするので、それに対応して図9
(b)に示すように、操作レバーの再操作によりエコロ
ジー制御が終了すると、目標回転数NOEは一定速度で徐
々に増加するようになり、エンジン回転数は滑らかにエ
ンジンコントロールダイヤル20で指示された目標回転
数まで上昇する。これにより、オペレータにエンジン回
転の変化が更に分かり難くなるため、エンジン回転フィ
ーリングを更に良くできる。また、また、エンジン回転
数は滑らかに上昇するため、エンジン回転復帰時の黒煙
の発生が更に低減する。
エコロジー制御を組み合わせた制御でも、操作レバーの
再操作によりオートアイドル制御が終了すると、目標回
転数NOEは一定速度で徐々に増加するようになり、いず
れもエンジン回転数は急上昇することなく、滑らかにエ
ンジンコントロールダイヤル20で指示された目標回転
数まで上昇するため、オペレータにエンジン回転の変化
が分かり難くなるため、エンジン回転フィーリングを良
くできると共に、黒煙を低減することができる。
形態と同様な効果が得られると共に、エンジン回転数上
昇時のエンジン回転フィーリングを良好にし、かつ排気
ガス中の黒煙を低減することができる。
明する。本実施形態は電子ガバナユニットを有する燃料
噴射装置を有するエンジンに本発明を適用したものであ
る。図中、図1に示した部材と同等のものには同じ符号
を付している。
量制御手段として電子ガバナユニット30を備え、コン
トローラ21は演算して求めた目標回転数に応じて電子
ガバナユニット30に指令を出し、電子ガバナユニット
30を作動することにより燃料噴射量を制御し、目標回
転数が維持されるようエンジン回転を制御する。
形態と同じであるか、第2又は第3の実施形態のものと
同じである。
供給量制御手段として電子ガバナユニット30を備えた
もので、第1の実施形態、或いは第2又は第3の実施形
態と同様の効果が得られる。
標回転数の指示手段としてエンジンコントロールダイヤ
ルを例示したが、スロットルレバーを設け、このレバー
操作量を検出してエンジン目標回転数を指示するように
してもよい。
手段による制御(エコロジー制御)により、非操作時に
エンジン回転数を下げ燃費及び騒音を低減できると共
に、エンジン回転数を第1回転数制御手段による制御
(オートアイドル制御)の第1回転数(アイドル回転
数)よりも高い第2回転数に下げるので、エンジン回転
の下げ量が少なくなり、これに伴ってエンジン回転復帰
時の上げ量も小さくなり、エンジン回転変化時の違和感
が少なくなり操作フィーリングが良好となる。また、エ
ンジン回転復帰時の上げ量が少ないので、アクチュエー
タに負荷がかかっている状態でアクチュエータの作動を
再開しても、エンジンの急な吹き上がりは緩和し、黒煙
の発生が低減する。
下げるので、エンジン回転数を滑らかに下げることがで
き、エンジン回転低下時の違和感が更に少なくなり、操
作フィーリングがより良好となる。
ンジン回転数を下げないため、砂利撒きや土破打ち作業
等の操作レバー往復操作により一瞬の中立状態が発生す
る場合、エンジン回転数が下がり、オペレータに対する
フィーリングを悪くすることを避けることができる。
ておき、回転数指示手段が指示する目標回転数が所定の
回転数よりも高いときの非操作時にその所定の回転数ま
で下げるので、エンジン回転数は当該所定の回転数以下
には下がらず、エンジン回転数を下げない場合と同等の
作業性、作業量を確保できる。
め設定しておき、非操作時にエンジン回転数をその下げ
量だけ下げるので、回転数指示手段が指示する目標回転
数がいずれであっても、第2回転数制御手段による制御
が行え、上記効果が得られる。
ートアイドル制御)と第2回転数制御手段による制御
(エコロジー)を組み合わせた制御が行えるため、事前
に第1回転数よりも高い第2回転数までエンジン回転数
が下がり、その後第2回転数までエンジン回転数が下が
り、その結果燃費が良くなりかつ騒音が低減する。
目標回転数に徐々に復帰させるので、エンジン回転数を
滑らかに復帰させることができ、エンジン回転復帰時の
違和感が更に少なくなり、操作フィーリングがより良好
となると共に、エンジン回転復帰時の黒煙の発生が更に
低減する。
置を、油圧ショベル等の建設機械に備えられる油圧駆動
装置と共に示す図である。
る。
処理機能を示すフローチャートである。
機能を示すフローチャートである。
置の動作を説明するためのタイムチャートである。
置のコントローラにおけるエコロジー制御部の処理機能
を示すフローチャートである。
置の動作を説明するためのタイムチャートである。
置のコントローラにおけるエコロジー制御部の処理機能
を示すフローチャートである。
置の動作を説明するためのタイムチャートである。
装置を、油圧ショベル等の建設機械に備えられる油圧駆
動装置と共に示す図である。
Claims (7)
- 【請求項1】エンジンと、このエンジンの目標回転数を
指示する回転数指示手段と、前記エンジンにより液圧駆
動されるアクチュエータの作動を検出する作動検出手段
と、前記アクチュエータが非作動になると前記エンジン
の目標回転数を第1回転数まで下げ、前記アクチュエー
タが作動すると前記エンジンの目標回転数を前記回転数
指示手段が指示する目標回転数に復帰させる第1回転数
制御手段とを備え、最終目標回転数に応じて前記エンジ
ンの回転数を制御する建設機械のエンジン制御装置にお
いて、 前記アクチュエータが非作動になると、前記エンジンの
目標回転数を前記第1回転数よりも高い第2回転数まで
下げ、前記アクチュエータが作動すると前記エンジンの
目標回転数を前記回転数指示手段が指示する目標回転数
に復帰させる第2回転数制御手段と、 前記第1回転数制御手段の目標回転数と前記第2回転数
制御手段の目標回転数のいずれか一方を選択し前記最終
目標回転数とする選択手段とを備えることを特徴とする
建設機械のエンジン制御装置。 - 【請求項2】請求項1記載の建設機械のエンジン制御装
置において、前記第2回転数制御手段は、前記アクチュ
エータが非作動になると、前記エンジンの目標回転数を
徐々に下げることを特徴とする建設機械のエンジン制御
装置。 - 【請求項3】請求項1又は2記載の建設機械のエンジン
制御装置において、前記第2回転数制御手段は、前記ア
クチュエータが非作動になると、ある時間経過した後、
前記エンジンの目標回転数を下げることを特徴とする建
設機械のエンジン制御装置。 - 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項記載の建設機
械のエンジン制御装置において、前記第2回転数制御手
段は、前記第2回転数として定格回転数より低く、前記
第1回転数より高い所定の回転数を予め設定しておき、
前記回転数指示手段が指示する目標回転数が前記第2回
転数よりも高いときに、前記アクチュエータが非作動に
なると、前記エンジンの目標回転数を前記所定の回転数
まで下げることを特徴とする建設機械のエンジン制御装
置。 - 【請求項5】請求項1〜3のいずれか1項記載の建設機
械のエンジン制御装置において、前記第2回転数制御手
段は、前記エンジンの目標回転数の下げ量を予め設定し
ておき、前記アクチュエータが非作動になると、前記エ
ンジンの目標回転数を前記下げ量だけ下げることを特徴
とする建設機械のエンジン制御装置。 - 【請求項6】請求項1〜3のいずれか1項記載の建設機
械のエンジン制御装置において、前記第1回転数制御手
段による制御を行うかどうかを選択する入力手段を更に
備え、前記選択手段は、前記入力手段が前記第1回転数
制御手段による制御を行うことを選択したとき、前記第
1回転数制御手段の目標回転数と前記第2回転数制御手
段の目標回転数の小さい方を選択することを特徴とする
建設機械のエンジン制御装置。 - 【請求項7】請求項1〜3のいずれか1項記載の建設機
械のエンジン制御装置において、前記第2回転数制御手
段は、前記アクチュエータが作動すると前記回転数指示
手段が指示する目標回転数に徐々に復帰させることを特
徴とする建設機械のエンジン制御装置。
Priority Applications (1)
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