JP2001090499A - トンネル掘削用のテール装置 - Google Patents
トンネル掘削用のテール装置Info
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- JP2001090499A JP2001090499A JP26404099A JP26404099A JP2001090499A JP 2001090499 A JP2001090499 A JP 2001090499A JP 26404099 A JP26404099 A JP 26404099A JP 26404099 A JP26404099 A JP 26404099A JP 2001090499 A JP2001090499 A JP 2001090499A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】搬送ベルトの切羽側の保持と駆動とを、他に支
えるものがなくても自力で行うことができ、搬送ベルト
の切羽側への延伸時において、その中心の位置調整を簡
単に行うことのできるテール装置を提供すること。 【解決手段】左右両側において別々に駆動可能な走行装
置10と、この走行装置10によって水平状に支持した
台枠20と、この台枠20上の前後に設けた支持台30
と、これら各支持台30に設けた前後一対の姿勢制御装
置40と、これら各姿勢制御装置40を介して台枠20
に宙吊り状態で支持した一つのベルト枠50と、このベ
ルト枠50に設けたベルト駆動装置60と、このベルト
駆動装置60によって駆動される搬送ベルト202の搬
出側および戻り側をそれぞれ案内すべく、台枠20に水
平状に設けた案内ローラとを備えたものとして構成した
こと。
えるものがなくても自力で行うことができ、搬送ベルト
の切羽側への延伸時において、その中心の位置調整を簡
単に行うことのできるテール装置を提供すること。 【解決手段】左右両側において別々に駆動可能な走行装
置10と、この走行装置10によって水平状に支持した
台枠20と、この台枠20上の前後に設けた支持台30
と、これら各支持台30に設けた前後一対の姿勢制御装
置40と、これら各姿勢制御装置40を介して台枠20
に宙吊り状態で支持した一つのベルト枠50と、このベ
ルト枠50に設けたベルト駆動装置60と、このベルト
駆動装置60によって駆動される搬送ベルト202の搬
出側および戻り側をそれぞれ案内すべく、台枠20に水
平状に設けた案内ローラとを備えたものとして構成した
こと。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネルを掘削するた
めのトンネル掘削装置の一部を構成するテール装置に関
し、特にズリの搬送ベルトの駆動と延伸とを行うテール
装置に関するものである。
めのトンネル掘削装置の一部を構成するテール装置に関
し、特にズリの搬送ベルトの駆動と延伸とを行うテール
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トンネル工事を行うにあたっては、切羽
側(掘削途中のトンネルの一番奥側)で生じたズリを、
トンネル外に搬出しなければならないが、このズリの搬
出は、特開平8−135398号公報に示されているよ
うなトロ台車を使用して行われることもあるが、一般的
には長尺なベルトコンベアによって行われているのであ
る。勿論、このベルトコンベアは、トンネル掘削が進行
していくに従って、その切羽側を奥に延伸させなければ
ならない。
側(掘削途中のトンネルの一番奥側)で生じたズリを、
トンネル外に搬出しなければならないが、このズリの搬
出は、特開平8−135398号公報に示されているよ
うなトロ台車を使用して行われることもあるが、一般的
には長尺なベルトコンベアによって行われているのであ
る。勿論、このベルトコンベアは、トンネル掘削が進行
していくに従って、その切羽側を奥に延伸させなければ
ならない。
【0003】ベルトコンベアの切羽側への延伸は、種々
な方法によって行われているが、代表的なものは、無端
ベルトの切羽側を駆動しているテール装置を前進させる
ことである。このテール装置が前進していく道は、掘削
されたばかりの面であるから、非常に凹凸の激しいもの
となっている。
な方法によって行われているが、代表的なものは、無端
ベルトの切羽側を駆動しているテール装置を前進させる
ことである。このテール装置が前進していく道は、掘削
されたばかりの面であるから、非常に凹凸の激しいもの
となっている。
【0004】このため、従来のテール装置では、その進
むべき方向にレールを敷いておき、このレール上を前進
するようにすることが一般的に行われていたのである。
このレールは、テール装置が所定量前進した後に、テー
ル装置自らがトンネル内面から浮き上がった状態となっ
てから、取り除かれるものである。テール装置がレール
上に乗ったままベルトコンベアの駆動を行うと、レール
上を出口側に向けて滑動してしまうからである。
むべき方向にレールを敷いておき、このレール上を前進
するようにすることが一般的に行われていたのである。
このレールは、テール装置が所定量前進した後に、テー
ル装置自らがトンネル内面から浮き上がった状態となっ
てから、取り除かれるものである。テール装置がレール
上に乗ったままベルトコンベアの駆動を行うと、レール
上を出口側に向けて滑動してしまうからである。
【0005】ところで、このテール装置前進のためのレ
ール敷設およびその除去は、上述したような凹凸の激し
いトンネル内面にて行われなければならないため、非常
に労力と時間を要するものとなっている。何故なら、テ
ール装置を前進するにあたっては、ベルトコンベアの中
心がそれまでの位置からズレないようにしなければなら
ないし、そのためのレールの位置調整は、湧水や残留ズ
リが散乱しているトンネル内では非常に困難で調整がむ
づかしい作業だからである。
ール敷設およびその除去は、上述したような凹凸の激し
いトンネル内面にて行われなければならないため、非常
に労力と時間を要するものとなっている。何故なら、テ
ール装置を前進するにあたっては、ベルトコンベアの中
心がそれまでの位置からズレないようにしなければなら
ないし、そのためのレールの位置調整は、湧水や残留ズ
リが散乱しているトンネル内では非常に困難で調整がむ
づかしい作業だからである。
【0006】また、このようなテール装置には、ベルト
コンベアを駆動することによる反力つまり当該テール装
置をトンネル外へ引き出そうとする力が加わる。この引
き出し力に抗うために、従来では、切羽側にある掘削機
やクラッシャー(ズリをある一定以下の大きさのものに
破砕する装置)と、当該テール装置とを、チェーンやワ
イヤ等によって連結しておくことが行われている。この
ようにすると、掘削機やクラシャー等の自由度が少なく
なり、トンネルの掘削作業が捗らなくなる。
コンベアを駆動することによる反力つまり当該テール装
置をトンネル外へ引き出そうとする力が加わる。この引
き出し力に抗うために、従来では、切羽側にある掘削機
やクラッシャー(ズリをある一定以下の大きさのものに
破砕する装置)と、当該テール装置とを、チェーンやワ
イヤ等によって連結しておくことが行われている。この
ようにすると、掘削機やクラシャー等の自由度が少なく
なり、トンネルの掘削作業が捗らなくなる。
【0007】そこで、本発明者等は、ベルトコンベアに
よってズリをトンネル外に搬出するメリットを十分生か
しながら、テール装置の、搬送ベルトの延伸に伴った前
進を簡単に行え、延伸された搬送ベルトの中心がそれま
での部分の中心と簡単に一致させることができるように
するにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねて
きた結果、本発明を完成したのである。
よってズリをトンネル外に搬出するメリットを十分生か
しながら、テール装置の、搬送ベルトの延伸に伴った前
進を簡単に行え、延伸された搬送ベルトの中心がそれま
での部分の中心と簡単に一致させることができるように
するにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねて
きた結果、本発明を完成したのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の実状
に鑑みてなされたもので、その解決しようとする課題は
テール装置による搬送ベルトの延伸を簡単に行えるよう
にするとともに、延伸された搬送ベルトの中心を簡単に
調整することができるようにすることである。
に鑑みてなされたもので、その解決しようとする課題は
テール装置による搬送ベルトの延伸を簡単に行えるよう
にするとともに、延伸された搬送ベルトの中心を簡単に
調整することができるようにすることである。
【0009】すなわち、請求項1に係る発明の目的とす
るところは、搬送ベルトの切羽側の保持と駆動とを、他
に支えるものがなくても自力で行うことができ、搬送ベ
ルトの切羽側への延伸時において、その中心の位置調整
を簡単に行うことのできるテール装置を提供することに
ある。
るところは、搬送ベルトの切羽側の保持と駆動とを、他
に支えるものがなくても自力で行うことができ、搬送ベ
ルトの切羽側への延伸時において、その中心の位置調整
を簡単に行うことのできるテール装置を提供することに
ある。
【0010】また、請求項2に係る発明の目的とすると
ころは、上記請求項1に係る発明と同様な目的を達成で
きて、搬送ベルトの中心位置調整を確実に行えるように
することのできるテール装置を提供することにある。
ころは、上記請求項1に係る発明と同様な目的を達成で
きて、搬送ベルトの中心位置調整を確実に行えるように
することのできるテール装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1に係る発明の採った手段は、後述する実
施の形態の説明中において使用する符号を付して説明す
ると、「トンネルTの切羽側Taに配置した掘削機20
1等から受け取ったズリを搬送ベルト上に投入するため
のテール装置100であって、このテール装置100
を、左右両側において別々に駆動可能な走行装置10と
この走行装置10によって水平状に支持した台枠20
と、この台枠20上の前後に設けた支持台30と、これ
ら各支持台30に設けた前後一対の姿勢制御装置40
と、これら各姿勢制御装置40を介して台枠20に宙吊
り状態で支持した一つのベルト枠50と、このベルト枠
50に設けたベルト駆動装置60と、このベルト駆動装
置60によって駆動される搬送ベルト202の搬出側お
よび戻り側をそれぞれ案内すべく、台枠20に水平状に
設けた案内ローラ71・72とを備えたものとして構成
し、搬送ベルト202の切羽側Taを延伸するにあたっ
て、各姿勢制御装置40により、ベルト枠50の台枠2
0に対する位置を調整することによって、当該搬送ベル
ト202の中心を延伸方向の中心と一致させることがで
きるようにしたことを特徴とするテール装置100」で
ある。
めに、請求項1に係る発明の採った手段は、後述する実
施の形態の説明中において使用する符号を付して説明す
ると、「トンネルTの切羽側Taに配置した掘削機20
1等から受け取ったズリを搬送ベルト上に投入するため
のテール装置100であって、このテール装置100
を、左右両側において別々に駆動可能な走行装置10と
この走行装置10によって水平状に支持した台枠20
と、この台枠20上の前後に設けた支持台30と、これ
ら各支持台30に設けた前後一対の姿勢制御装置40
と、これら各姿勢制御装置40を介して台枠20に宙吊
り状態で支持した一つのベルト枠50と、このベルト枠
50に設けたベルト駆動装置60と、このベルト駆動装
置60によって駆動される搬送ベルト202の搬出側お
よび戻り側をそれぞれ案内すべく、台枠20に水平状に
設けた案内ローラ71・72とを備えたものとして構成
し、搬送ベルト202の切羽側Taを延伸するにあたっ
て、各姿勢制御装置40により、ベルト枠50の台枠2
0に対する位置を調整することによって、当該搬送ベル
ト202の中心を延伸方向の中心と一致させることがで
きるようにしたことを特徴とするテール装置100」で
ある。
【0012】すなわち、この請求項1に係るテール装置
100は、図9〜図12に示すトンネル掘削装置200
を構成するものであって、特に図9に示したように、ト
ンネルTの切羽側Taにて作業を行っている掘削機20
1やクラッシャーの次段に配置されるものである。ま
た、このテール装置100は、トンネルT内にて、図9
〜図12にて示したように延在されている搬送ベルト2
02の、切羽側Ta側にて折り返す部分の保持をしてい
るものであって、この搬送ベルト202の張力調整及び
駆動と、掘削機201等から送り込まれてきたズリの搬
送ベルト202上への投入とを行うものである。
100は、図9〜図12に示すトンネル掘削装置200
を構成するものであって、特に図9に示したように、ト
ンネルTの切羽側Taにて作業を行っている掘削機20
1やクラッシャーの次段に配置されるものである。ま
た、このテール装置100は、トンネルT内にて、図9
〜図12にて示したように延在されている搬送ベルト2
02の、切羽側Ta側にて折り返す部分の保持をしてい
るものであって、この搬送ベルト202の張力調整及び
駆動と、掘削機201等から送り込まれてきたズリの搬
送ベルト202上への投入とを行うものである。
【0013】なお、図9〜図12に示したトンネル掘削
装置200は、掘削機201等からテール装置100側
に送り込んだズリを、このテール装置100及び図11
中に示したベルト駆動機205とによって駆動されてい
る搬送ベルト202の上側によって、トンネルTの出口
側Tb側に順に送り出すものである。また、このトンネ
ル掘削装置200は、その途中に、図10に示すような
スチールフォーム203を有していて、このスチールフ
ォーム203によって掘削したばかりのトンネルTの内
面の処理を行うとともに、掘削の進行に伴った搬送ベル
ト202の延伸は、図11に示したベルト収納部204
内に収納してある搬送ベルト202を順に引き出すこと
により行えるようにしている。そして、この搬送ベルト
202の張力は、本発明に係るテール装置100及び図
12に示したウエイトタワー206によっても行えるよ
うにしてある。
装置200は、掘削機201等からテール装置100側
に送り込んだズリを、このテール装置100及び図11
中に示したベルト駆動機205とによって駆動されてい
る搬送ベルト202の上側によって、トンネルTの出口
側Tb側に順に送り出すものである。また、このトンネ
ル掘削装置200は、その途中に、図10に示すような
スチールフォーム203を有していて、このスチールフ
ォーム203によって掘削したばかりのトンネルTの内
面の処理を行うとともに、掘削の進行に伴った搬送ベル
ト202の延伸は、図11に示したベルト収納部204
内に収納してある搬送ベルト202を順に引き出すこと
により行えるようにしている。そして、この搬送ベルト
202の張力は、本発明に係るテール装置100及び図
12に示したウエイトタワー206によっても行えるよ
うにしてある。
【0014】さて、この請求項1のテール装置100
は、前述した搬送ベルト202の切羽側Ta部分に所定
の張力を付与するのであるが、それは、このテール装置
100が左右の駆動装置11(以下に示す実施形態では
キャタピラ形式のものである)によって切羽側Taに向
けて進行するようになっているからである。これらの走
行装置10の駆動源は、両走行装置10によって支持さ
れた台枠20上の駆動装置11であり、本実施形態で
は、この駆動装置11は内燃機関を採用しているが電動
モータであってもよい。
は、前述した搬送ベルト202の切羽側Ta部分に所定
の張力を付与するのであるが、それは、このテール装置
100が左右の駆動装置11(以下に示す実施形態では
キャタピラ形式のものである)によって切羽側Taに向
けて進行するようになっているからである。これらの走
行装置10の駆動源は、両走行装置10によって支持さ
れた台枠20上の駆動装置11であり、本実施形態で
は、この駆動装置11は内燃機関を採用しているが電動
モータであってもよい。
【0015】このような走行装置10によって、言わば
自走する当該テール装置100は、その切羽側Taにあ
る掘削機201等によって牽引する必要は全くない。こ
のため、このテール装置100は、掘削機201等とは
全く別に自走し得るだけでなく、掘削機201等の作業
の自由度を十分なものとしているのである。そして、こ
のテール装置100は、搬送ベルト202の切羽側Ta
での保持や駆動も他に助けを要することなく確実に行え
るものとなっているのである。
自走する当該テール装置100は、その切羽側Taにあ
る掘削機201等によって牽引する必要は全くない。こ
のため、このテール装置100は、掘削機201等とは
全く別に自走し得るだけでなく、掘削機201等の作業
の自由度を十分なものとしているのである。そして、こ
のテール装置100は、搬送ベルト202の切羽側Ta
での保持や駆動も他に助けを要することなく確実に行え
るものとなっているのである。
【0016】掘削機201等による掘削がある程度進む
と、搬送ベルト202を延伸させなければならないが、
その際に、当該テール装置100が活躍するのである。
すなわち、まず搬送ベルト202の搬送駆動を停止させ
た状態で当該テール装置100をその各走行装置10に
よって前進させるのである。このときには、テール装置
100の前進量に見合った長さの搬送ベルト202は、
図11に示したベルト収納部204から引き出されるの
である。
と、搬送ベルト202を延伸させなければならないが、
その際に、当該テール装置100が活躍するのである。
すなわち、まず搬送ベルト202の搬送駆動を停止させ
た状態で当該テール装置100をその各走行装置10に
よって前進させるのである。このときには、テール装置
100の前進量に見合った長さの搬送ベルト202は、
図11に示したベルト収納部204から引き出されるの
である。
【0017】この搬送ベルト202のテール装置100
による引き出しにあたっては、それまでの搬送ベルト2
02の位置からテール装置100の進行方向が大きくズ
レていてはならない。つまり、トンネルT内面の凹凸や
残留ズリによってテール装置100が傾いたり、テール
装置100自体の進行方向が少しズレたりして、引き出
された搬送ベルト202の位置がそれまでの部分からズ
レると、次にこの搬送ベルト202の搬送駆動を行った
ときに、搬送ベルト202に無理な力が加わったり蛇行
の原因となったりするからである。
による引き出しにあたっては、それまでの搬送ベルト2
02の位置からテール装置100の進行方向が大きくズ
レていてはならない。つまり、トンネルT内面の凹凸や
残留ズリによってテール装置100が傾いたり、テール
装置100自体の進行方向が少しズレたりして、引き出
された搬送ベルト202の位置がそれまでの部分からズ
レると、次にこの搬送ベルト202の搬送駆動を行った
ときに、搬送ベルト202に無理な力が加わったり蛇行
の原因となったりするからである。
【0018】ところが、この請求項1に係るテール装置
100では、ベルト駆動装置60を有したベルト枠50
が台枠20上の支持台30に対して、前後の姿勢制御装
置40を介して宙吊り状態で支持してあるから、仮りに
台枠20が傾いたり、当該テール装置100全体の進行
方向にズレがあったとしても、それらは各姿勢制御装置
40によって調整される。すなわち、各姿勢制御装置4
0によるベルト枠50の位置を、当該テール装置100
の台枠20の状態とは全く無関係に、それまでの搬送ベ
ルト202と引き出した搬送ベルト202との中心線が
略一致するように調整することができるから、台枠20
が傾いたりズレたりしても、搬送ベルト202のベルト
枠50内のベルト駆動装置60によって支持されている
部分は、それまでの搬送ベルト202と略同一位置にす
ることができるのである。
100では、ベルト駆動装置60を有したベルト枠50
が台枠20上の支持台30に対して、前後の姿勢制御装
置40を介して宙吊り状態で支持してあるから、仮りに
台枠20が傾いたり、当該テール装置100全体の進行
方向にズレがあったとしても、それらは各姿勢制御装置
40によって調整される。すなわち、各姿勢制御装置4
0によるベルト枠50の位置を、当該テール装置100
の台枠20の状態とは全く無関係に、それまでの搬送ベ
ルト202と引き出した搬送ベルト202との中心線が
略一致するように調整することができるから、台枠20
が傾いたりズレたりしても、搬送ベルト202のベルト
枠50内のベルト駆動装置60によって支持されている
部分は、それまでの搬送ベルト202と略同一位置にす
ることができるのである。
【0019】換言すれば、このテール装置100におい
ては、搬送ベルト202の切羽側Ta部分をベルト駆動
装置60に掛けたままこの搬送ベルト202の延伸を行
うものであり、ベルト駆動装置60を支持しているベル
ト枠50自体は、各姿勢制御装置40を介して台枠20
側に支持したものである。このため、各姿勢制御装置4
0による調整を行うことにより、ベルト枠50は台枠2
0側の状況に無関係に調整されるのであり、当該テール
装置100内の搬送ベルト202の中心と、当該が前進
する前の搬送ベルト202の中心とを常に一致させるこ
とができるようになっているのである。
ては、搬送ベルト202の切羽側Ta部分をベルト駆動
装置60に掛けたままこの搬送ベルト202の延伸を行
うものであり、ベルト駆動装置60を支持しているベル
ト枠50自体は、各姿勢制御装置40を介して台枠20
側に支持したものである。このため、各姿勢制御装置4
0による調整を行うことにより、ベルト枠50は台枠2
0側の状況に無関係に調整されるのであり、当該テール
装置100内の搬送ベルト202の中心と、当該が前進
する前の搬送ベルト202の中心とを常に一致させるこ
とができるようになっているのである。
【0020】なお、各姿勢制御装置40については、上
記のような作用を発揮するものであればどのような形式
のものであってもよいが、三次元方向の調整が可能とな
るようにするためには、以下に述べる請求項2の姿勢制
御装置40のように構成するのが効果的であり、構成も
シンプルにすることが可能である。
記のような作用を発揮するものであればどのような形式
のものであってもよいが、三次元方向の調整が可能とな
るようにするためには、以下に述べる請求項2の姿勢制
御装置40のように構成するのが効果的であり、構成も
シンプルにすることが可能である。
【0021】従って、この請求項1に係るテール装置1
00は、自力で搬送ベルト202の切羽側Ta側部分を
引くことができるだけでなく、搬送ベルト202の切羽
側Taの保持と駆動とを、他に支えるものがなくても自
力で行うことができ、搬送ベルト202の切羽側Taへ
の延伸時において、その中心の位置調整を簡単に行うこ
とことが可能となっているのである。
00は、自力で搬送ベルト202の切羽側Ta側部分を
引くことができるだけでなく、搬送ベルト202の切羽
側Taの保持と駆動とを、他に支えるものがなくても自
力で行うことができ、搬送ベルト202の切羽側Taへ
の延伸時において、その中心の位置調整を簡単に行うこ
とことが可能となっているのである。
【0022】上記課題を解決するために、請求項2に係
る発明の採った手段は、上記請求項1のテール装置10
0について、「各姿勢制御装置40を、第1駆動装置4
1によって上下動可能に各支持台30に組付けた上下動
板44と、この上下動板44に第2駆動装置42によっ
て横移動可能に組付けた横動板45と、これら前後一対
の横動板45の間においてベルト枠50を揺動自在に支
持する揺動軸46と、横動板45またはベルト枠50側
に取付けられてベルト枠50を揺動駆動する第3駆動装
置43とにより構成したこと」である。
る発明の採った手段は、上記請求項1のテール装置10
0について、「各姿勢制御装置40を、第1駆動装置4
1によって上下動可能に各支持台30に組付けた上下動
板44と、この上下動板44に第2駆動装置42によっ
て横移動可能に組付けた横動板45と、これら前後一対
の横動板45の間においてベルト枠50を揺動自在に支
持する揺動軸46と、横動板45またはベルト枠50側
に取付けられてベルト枠50を揺動駆動する第3駆動装
置43とにより構成したこと」である。
【0023】すなわち、この請求項2のテール装置10
0では、その各姿勢制御装置40を上記のように具体化
したものであり、台枠20に対する三次元方向の位置調
整を可能にしたものである。
0では、その各姿勢制御装置40を上記のように具体化
したものであり、台枠20に対する三次元方向の位置調
整を可能にしたものである。
【0024】特に、この請求項2に係るテール装置10
0を構成している各姿勢制御装置40は、台枠20上の
前後の支持台30に対して上下動する上下動板44と、
この上下動板44に対して横方向に移動し得る横動板4
5と、この横動板45に対してベルト枠50を回転させ
る揺動軸46と、これらのそれぞれの動きを担当する第
1駆動装置41〜第3駆動装置43とからなっているも
のであるから、その全体構成がシンプルで故障しにく
く、かつメンテナンスが容易に行えるものとなっている
のである。
0を構成している各姿勢制御装置40は、台枠20上の
前後の支持台30に対して上下動する上下動板44と、
この上下動板44に対して横方向に移動し得る横動板4
5と、この横動板45に対してベルト枠50を回転させ
る揺動軸46と、これらのそれぞれの動きを担当する第
1駆動装置41〜第3駆動装置43とからなっているも
のであるから、その全体構成がシンプルで故障しにく
く、かつメンテナンスが容易に行えるものとなっている
のである。
【0025】何故なら、各上下動板44は、台枠20上
の支持台30に対して例えば案内レール等を使用して上
下動可能に組付ければよいし、また各横動板45も、こ
の上下動板44に対して案内レール等を使用して横移動
可能に組付ければよいからである。揺動軸46について
は、横動板45またはベルト枠50側に固定しておい
て、他方をベルト枠50または横動板45側にベアリン
グを介して組付ければよいからである。
の支持台30に対して例えば案内レール等を使用して上
下動可能に組付ければよいし、また各横動板45も、こ
の上下動板44に対して案内レール等を使用して横移動
可能に組付ければよいからである。揺動軸46について
は、横動板45またはベルト枠50側に固定しておい
て、他方をベルト枠50または横動板45側にベアリン
グを介して組付ければよいからである。
【0026】以上のような各姿勢制御装置40を介し
て、ベルト枠50は台枠20上の支持台30に対して次
のようにその位置調整が自在になされる。つまり、実施
形態のように、前後に長いベルト枠50について、その
前後を前後の姿勢制御装置40によってそれぞれ支持し
ているのであるから、台枠20、従って支持台30に傾
きや回転があったとしても、第1駆動装置41〜第3駆
動装置43を組み合わせて作動させることにより、ベル
ト枠50の位置を正しい状態、つまりベルト枠50内の
搬送ベルト202がそれまでの搬送ベルト202と中心
が大きくズレないようにできるのである。
て、ベルト枠50は台枠20上の支持台30に対して次
のようにその位置調整が自在になされる。つまり、実施
形態のように、前後に長いベルト枠50について、その
前後を前後の姿勢制御装置40によってそれぞれ支持し
ているのであるから、台枠20、従って支持台30に傾
きや回転があったとしても、第1駆動装置41〜第3駆
動装置43を組み合わせて作動させることにより、ベル
ト枠50の位置を正しい状態、つまりベルト枠50内の
搬送ベルト202がそれまでの搬送ベルト202と中心
が大きくズレないようにできるのである。
【0027】さて、掘削したばかりのトンネルT内の地
面は凹凸が多くあって、また平坦ではないため、一対の
走行装置10によって支持された台枠20は水平になる
とは限らないし、またトンネルTも僅かにカーブしてい
ることがある。このような台枠20上の支持台30に対
してベルト枠50を水平に戻すには、このベルト枠50
の4つのコーナー部(平面的にみて、前方側の左右部分
と、後方側の左右部分)のそれぞれを移動させればよい
が、この移動を行うのが各姿勢制御装置40なのであ
る。
面は凹凸が多くあって、また平坦ではないため、一対の
走行装置10によって支持された台枠20は水平になる
とは限らないし、またトンネルTも僅かにカーブしてい
ることがある。このような台枠20上の支持台30に対
してベルト枠50を水平に戻すには、このベルト枠50
の4つのコーナー部(平面的にみて、前方側の左右部分
と、後方側の左右部分)のそれぞれを移動させればよい
が、この移動を行うのが各姿勢制御装置40なのであ
る。
【0028】例えば前方の姿勢制御装置40についてみ
てみると、この姿勢制御装置40によって支持されてい
るベルト枠50の前方部分が上下方向に位置ズレしてい
るのであれば、第1駆動装置41を作動させて支持台3
0に対する上下動板44の上下方向の調整を行えばよ
い。また、ベルト枠50の前方部分が横方向にズレてい
るのであれば、第2駆動装置42を作動させて横動板4
5の上下動板44に対する横方向の調整を行えばよい。
そして、全体がローリングしている場合(テール装置1
00の前進方向に対して回転している場合)には、第3
駆動装置43を作動させることにより、ベルト枠50を
揺動軸46を中心に回動させることにより、そのローリ
ング状態を直せばよいのである。
てみると、この姿勢制御装置40によって支持されてい
るベルト枠50の前方部分が上下方向に位置ズレしてい
るのであれば、第1駆動装置41を作動させて支持台3
0に対する上下動板44の上下方向の調整を行えばよ
い。また、ベルト枠50の前方部分が横方向にズレてい
るのであれば、第2駆動装置42を作動させて横動板4
5の上下動板44に対する横方向の調整を行えばよい。
そして、全体がローリングしている場合(テール装置1
00の前進方向に対して回転している場合)には、第3
駆動装置43を作動させることにより、ベルト枠50を
揺動軸46を中心に回動させることにより、そのローリ
ング状態を直せばよいのである。
【0029】従って、この請求項2のテール装置100
は、上記請求項1と同様な作用を行うとともに、搬送ベ
ルト202の中心位置調整を確実に行えるようにするこ
とができるのである。
は、上記請求項1と同様な作用を行うとともに、搬送ベ
ルト202の中心位置調整を確実に行えるようにするこ
とができるのである。
【0030】
【実施の形態】次に、上記のように構成した各請求項の
発明を、図面に示した実施の形態であるテール装置10
0について説明するが、この実施形態に係るテール装置
100は、上記各請求項に係る発明を実質的に含むもの
であるため、以下では、このテール装置100を中心に
説明していくこととする。
発明を、図面に示した実施の形態であるテール装置10
0について説明するが、この実施形態に係るテール装置
100は、上記各請求項に係る発明を実質的に含むもの
であるため、以下では、このテール装置100を中心に
説明していくこととする。
【0031】図1には、本発明に係るテール装置100
の側面図が示してあるが、この図1の図示左方側がトン
ネルTの切羽側Taとなり、図示右方側がトンネルTの
出口側Tbとなるものである。また、このテール装置1
00は、図9〜図12に示したトンネル掘削装置200
の一部を構成するものである。そこで、このテール装置
100を説明する前に、トンネル掘削装置200全体を
図9〜図12を使用して説明すると、次の通りである。
の側面図が示してあるが、この図1の図示左方側がトン
ネルTの切羽側Taとなり、図示右方側がトンネルTの
出口側Tbとなるものである。また、このテール装置1
00は、図9〜図12に示したトンネル掘削装置200
の一部を構成するものである。そこで、このテール装置
100を説明する前に、トンネル掘削装置200全体を
図9〜図12を使用して説明すると、次の通りである。
【0032】図9では、切羽側Taで発破によって生じ
た大きなズリをクラッシャー201によって一定の大き
さのものに破砕し、これを図示右方側に配置してある、
本発明に係るテール装置100に投入している。このテ
ール装置100は、図1に示したように、その台枠20
の上部に投入コンベア21を有していて、クラッシャー
201側から投入されてきてズリを、当該テール装置1
00の後端(図1及び図9では、図示右端側)から延在
している搬送ベルト202の搬送側(上側)上に投入す
るものである。勿論、この搬送ベルト202は無端状の
ものであり、テール装置100内に組込んであるベルト
駆動装置60と、図11に示したベルト駆動機205と
によって、上方部分がズリを搬出し、下方部分がテール
装置100に向けてもどるものとしてある。
た大きなズリをクラッシャー201によって一定の大き
さのものに破砕し、これを図示右方側に配置してある、
本発明に係るテール装置100に投入している。このテ
ール装置100は、図1に示したように、その台枠20
の上部に投入コンベア21を有していて、クラッシャー
201側から投入されてきてズリを、当該テール装置1
00の後端(図1及び図9では、図示右端側)から延在
している搬送ベルト202の搬送側(上側)上に投入す
るものである。勿論、この搬送ベルト202は無端状の
ものであり、テール装置100内に組込んであるベルト
駆動装置60と、図11に示したベルト駆動機205と
によって、上方部分がズリを搬出し、下方部分がテール
装置100に向けてもどるものとしてある。
【0033】テール装置100の出口側Tbには、図1
0に示したようなスチールフォーム203が配置してあ
って、このスチールフォーム203では掘削されたトン
ネルTの内面に壁等を形成することがなされている。本
実施形態では、搬送ベルト202は、スチールフォーム
203での作業の邪魔にならないようにしてある。
0に示したようなスチールフォーム203が配置してあ
って、このスチールフォーム203では掘削されたトン
ネルTの内面に壁等を形成することがなされている。本
実施形態では、搬送ベルト202は、スチールフォーム
203での作業の邪魔にならないようにしてある。
【0034】このスチールフォーム203のさらに出口
側Tbには、図11に示したようにベルト収納部204
が配置してある。このベルト収納部204内には、無端
状の搬送ベルト202をジグザグ状に収納してあり、各
ローラの間隔を小さくしていくことによって、収納した
搬送ベルト202を順に引き出せるようにしてある。な
お、このベルト収納部204にて、追加したい搬送ベル
ト202の連結作業がなされることもある。そして、こ
のベルト収納部204の直ぐ右側には、テール装置10
0側のベルト駆動装置60とともに、搬送ベルト202
の搬送駆動を行うためのベルト駆動機205が配置して
ある。
側Tbには、図11に示したようにベルト収納部204
が配置してある。このベルト収納部204内には、無端
状の搬送ベルト202をジグザグ状に収納してあり、各
ローラの間隔を小さくしていくことによって、収納した
搬送ベルト202を順に引き出せるようにしてある。な
お、このベルト収納部204にて、追加したい搬送ベル
ト202の連結作業がなされることもある。そして、こ
のベルト収納部204の直ぐ右側には、テール装置10
0側のベルト駆動装置60とともに、搬送ベルト202
の搬送駆動を行うためのベルト駆動機205が配置して
ある。
【0035】トンネルTの出口側Tbから外に出た部分
には、図12に示したようにウエイトタワー206が配
置してあり、このウエイトタワー206内にて搬送ベル
ト202の出口側Tb端部に所定の張力が付与されるよ
うになっている。
には、図12に示したようにウエイトタワー206が配
置してあり、このウエイトタワー206内にて搬送ベル
ト202の出口側Tb端部に所定の張力が付与されるよ
うになっている。
【0036】さて、テール装置100であるが、このテ
ール装置100は、図2〜図4に示したように、左右の
走行装置10によって支持された台枠20を有してお
り、この台枠20上に立設した支持台30に対して、ベ
ルト駆動装置60を組付けたベルト枠50が、前後の姿
勢制御装置40を介して、言わば宙吊り状態で組付けて
ある。なお、これらの図2〜図4においては、図1にお
いて示した投入コンベア21やケーブルリール等は省略
してある。
ール装置100は、図2〜図4に示したように、左右の
走行装置10によって支持された台枠20を有してお
り、この台枠20上に立設した支持台30に対して、ベ
ルト駆動装置60を組付けたベルト枠50が、前後の姿
勢制御装置40を介して、言わば宙吊り状態で組付けて
ある。なお、これらの図2〜図4においては、図1にお
いて示した投入コンベア21やケーブルリール等は省略
してある。
【0037】走行装置10は、本実施形態のものの場
合、所謂無限軌道としたものであり、その駆動力を、台
枠20の前方側に配置したエンジン等の駆動装置11か
ら得られるようにしたものである。
合、所謂無限軌道としたものであり、その駆動力を、台
枠20の前方側に配置したエンジン等の駆動装置11か
ら得られるようにしたものである。
【0038】両走行装置10によって移動されることに
なる台枠20は、図1に示した投入コンベア21等を支
持することは勿論、図3等に示したように、後述するベ
ルト枠50を姿勢制御装置40を介して支持するための
支持台30が立設固定してある。本実施形態では、ケー
ブルリール等の設置場所を確保するとともに、搬送ベル
ト202をトンネルTの左側下方にて配置するために、
各支持台30は、図3に示したように、台枠20上の進
行方向に向かって左側に立設してある。
なる台枠20は、図1に示した投入コンベア21等を支
持することは勿論、図3等に示したように、後述するベ
ルト枠50を姿勢制御装置40を介して支持するための
支持台30が立設固定してある。本実施形態では、ケー
ブルリール等の設置場所を確保するとともに、搬送ベル
ト202をトンネルTの左側下方にて配置するために、
各支持台30は、図3に示したように、台枠20上の進
行方向に向かって左側に立設してある。
【0039】各姿勢制御装置40は、図2〜図8に示し
たように、第1駆動装置41によって上下動可能に各支
持台30に組付けた上下動板44と、この上下動板44
に第2駆動装置42によって横移動可能に組付けた横動
板45と、これら前後一対の横動板45の間においてベ
ルト枠50を揺動自在に支持する揺動軸46と、横動板
45またはベルト枠50側に取付けられてベルト枠50
を揺動駆動する第3駆動装置43とにより構成してあ
る。
たように、第1駆動装置41によって上下動可能に各支
持台30に組付けた上下動板44と、この上下動板44
に第2駆動装置42によって横移動可能に組付けた横動
板45と、これら前後一対の横動板45の間においてベ
ルト枠50を揺動自在に支持する揺動軸46と、横動板
45またはベルト枠50側に取付けられてベルト枠50
を揺動駆動する第3駆動装置43とにより構成してあ
る。
【0040】第1駆動装置41は、図3に示したよう
に、各支持台30内に組込んだ流体圧シリンダであり、
そのシリンダロッド等を、図5に示したように上下動板
44側に連結したものである。一方、上下動板44は、
各支持台30の内側面に、案内レール等を使用して上下
方向に移動可能としたものである。従って、第1駆動装
置41を作動させることにより、上下動板44は支持台
30に対して上下動するものとなっているのである。
に、各支持台30内に組込んだ流体圧シリンダであり、
そのシリンダロッド等を、図5に示したように上下動板
44側に連結したものである。一方、上下動板44は、
各支持台30の内側面に、案内レール等を使用して上下
方向に移動可能としたものである。従って、第1駆動装
置41を作動させることにより、上下動板44は支持台
30に対して上下動するものとなっているのである。
【0041】また、第2駆動装置42は、図5にも示し
たように、上下動板44の一部に取付けたものであり、
図3に示したように、その一部を横動板45側に連結し
たものである。一方、横動板45は、案内レール等を使
用して、上下動板44に対して横方向へ移動可能に組付
けたものである。従って、第2駆動装置42を作動させ
ることにより、横動板45の上下動板44に対する横方
向への位置調整がなされるのである。
たように、上下動板44の一部に取付けたものであり、
図3に示したように、その一部を横動板45側に連結し
たものである。一方、横動板45は、案内レール等を使
用して、上下動板44に対して横方向へ移動可能に組付
けたものである。従って、第2駆動装置42を作動させ
ることにより、横動板45の上下動板44に対する横方
向への位置調整がなされるのである。
【0042】さらに、第3駆動装置43は、図2に示し
たように、ベルト枠50の一部に取付けてあるものであ
り、そのピストンロッド等は横動板45側に連結してあ
る。一方、このベルト枠50は、図2に示したように、
前後それぞれ1本の揺動軸46によって横動板45に組
付けてあり、これにより、ベルト枠50は横動板45に
対して回動可能なものとなっている。従って、第3駆動
装置43を作動させれば、ベルト枠50は横動板45に
対して回動することになるものである。
たように、ベルト枠50の一部に取付けてあるものであ
り、そのピストンロッド等は横動板45側に連結してあ
る。一方、このベルト枠50は、図2に示したように、
前後それぞれ1本の揺動軸46によって横動板45に組
付けてあり、これにより、ベルト枠50は横動板45に
対して回動可能なものとなっている。従って、第3駆動
装置43を作動させれば、ベルト枠50は横動板45に
対して回動することになるものである。
【0043】勿論、各第1駆動装置41〜第3駆動装置
43は、図示しないコントロール装置によって圧力流体
の供給制御がなされているものであり、どの第1駆動装
置41等をどの程度伸縮させるかも制御されているもの
であることは言うまでもない。
43は、図示しないコントロール装置によって圧力流体
の供給制御がなされているものであり、どの第1駆動装
置41等をどの程度伸縮させるかも制御されているもの
であることは言うまでもない。
【0044】さて、以上のように、台枠20側に宙吊り
状態にされたベルト枠50内には、図2に示したように
ベルト駆動装置60が一体的に組付けてあり、このベル
ト駆動装置60はベルト枠50と一体的に上下動等を行
うものである。
状態にされたベルト枠50内には、図2に示したように
ベルト駆動装置60が一体的に組付けてあり、このベル
ト駆動装置60はベルト枠50と一体的に上下動等を行
うものである。
【0045】このベルト駆動装置60は、図2にも示し
たように、搬送ベルト202の切羽側Ta部分の駆動を
行うものであり、各種のベルトローラを備えたものであ
る。また、このベルト駆動装置60には、図示右方から
搬送ベルト202の戻り側部分が供給されるのであり、
このベルト駆動装置60からは搬送ベルト202が上側
となってトンネルTの出口側Tbに送り出されるのであ
る。勿論、この出口側Tbに送り出される上側の搬送ベ
ルト202上には、図1に示した投入コンベア21によ
ってズリが投入されるのであり、この搬送ベルト202
の搬送に伴ってズリがトンネルTの出口側Tbに排出さ
れるのである。なお、図2中の符号61は当該ベルト押
さえ80の減速機である。
たように、搬送ベルト202の切羽側Ta部分の駆動を
行うものであり、各種のベルトローラを備えたものであ
る。また、このベルト駆動装置60には、図示右方から
搬送ベルト202の戻り側部分が供給されるのであり、
このベルト駆動装置60からは搬送ベルト202が上側
となってトンネルTの出口側Tbに送り出されるのであ
る。勿論、この出口側Tbに送り出される上側の搬送ベ
ルト202上には、図1に示した投入コンベア21によ
ってズリが投入されるのであり、この搬送ベルト202
の搬送に伴ってズリがトンネルTの出口側Tbに排出さ
れるのである。なお、図2中の符号61は当該ベルト押
さえ80の減速機である。
【0046】本実施形態では、当該テール装置100に
送り込まれる搬送ベルト202と、このテール装置10
0から送り出される搬送ベルト202とを、台枠20の
下部に設けた案内ローラ71及び案内ローラ72によっ
て案内するようにしてあり、これらの案内ローラ71及
び案内ローラ72にて案内されている搬送ベルト202
は、図2に示したベルト押さえ80によってそれぞれ案
内ローラ71及び案内ローラ72側に押圧されている。
なお、このベルト押さえ80は、第1駆動装置41等と
同様なベルト押さえ用シリンダ81によって搬送ベルト
202を押圧する方向に駆動されるものである。
送り込まれる搬送ベルト202と、このテール装置10
0から送り出される搬送ベルト202とを、台枠20の
下部に設けた案内ローラ71及び案内ローラ72によっ
て案内するようにしてあり、これらの案内ローラ71及
び案内ローラ72にて案内されている搬送ベルト202
は、図2に示したベルト押さえ80によってそれぞれ案
内ローラ71及び案内ローラ72側に押圧されている。
なお、このベルト押さえ80は、第1駆動装置41等と
同様なベルト押さえ用シリンダ81によって搬送ベルト
202を押圧する方向に駆動されるものである。
【0047】
【発明の効果】以上詳述した通り、まず請求項1に係る
発明においては、上記実施形態にて例示した如く、「ト
ンネルTの切羽側Taに配置した掘削機201等から受
け取ったズリを搬送ベルト上に投入するためのテール装
置100であって、このテール装置100を、左右両側
において別々に駆動可能な走行装置10とこの走行装置
10によって水平状に支持した台枠20と、この台枠2
0上の前後に設けた支持台30と、これら各支持台30
に設けた前後一対の姿勢制御装置40と、これら各姿勢
制御装置40を介して台枠20に宙吊り状態で支持した
一つのベルト枠50と、このベルト枠50に設けたベル
ト駆動装置60と、このベルト駆動装置60によって駆
動される搬送ベルト202の搬出側および戻り側をそれ
ぞれ案内すべく、台枠20に水平状に設けた案内ローラ
71・72とを備えたものとして構成し、搬送ベルト2
02の切羽側Taを延伸するにあたって、各姿勢制御装
置40により、ベルト枠50の台枠20に対する位置を
調整することによって、当該搬送ベルト202の中心を
延伸方向の中心と一致させることができるようにした」
ことにその構成上の特徴があり、これにより、搬送ベル
ト202の切羽側Taの保持と駆動とを、他に支えるも
のがなくても自力で行うことができ、搬送ベルト202
の切羽側Taへの延伸時において、その中心の位置調整
を簡単に行うことのできるテール装置100を提供する
ことができるのである。
発明においては、上記実施形態にて例示した如く、「ト
ンネルTの切羽側Taに配置した掘削機201等から受
け取ったズリを搬送ベルト上に投入するためのテール装
置100であって、このテール装置100を、左右両側
において別々に駆動可能な走行装置10とこの走行装置
10によって水平状に支持した台枠20と、この台枠2
0上の前後に設けた支持台30と、これら各支持台30
に設けた前後一対の姿勢制御装置40と、これら各姿勢
制御装置40を介して台枠20に宙吊り状態で支持した
一つのベルト枠50と、このベルト枠50に設けたベル
ト駆動装置60と、このベルト駆動装置60によって駆
動される搬送ベルト202の搬出側および戻り側をそれ
ぞれ案内すべく、台枠20に水平状に設けた案内ローラ
71・72とを備えたものとして構成し、搬送ベルト2
02の切羽側Taを延伸するにあたって、各姿勢制御装
置40により、ベルト枠50の台枠20に対する位置を
調整することによって、当該搬送ベルト202の中心を
延伸方向の中心と一致させることができるようにした」
ことにその構成上の特徴があり、これにより、搬送ベル
ト202の切羽側Taの保持と駆動とを、他に支えるも
のがなくても自力で行うことができ、搬送ベルト202
の切羽側Taへの延伸時において、その中心の位置調整
を簡単に行うことのできるテール装置100を提供する
ことができるのである。
【0048】すなわち、このテール装置100によれ
ば、 走行装置10によって自力走行ができる。
ば、 走行装置10によって自力走行ができる。
【0049】他に補助する装置がなくても、搬送ベル
ト202の切羽側Taにおける張力調整及び維持ができ
る。
ト202の切羽側Taにおける張力調整及び維持ができ
る。
【0050】搬送ベルト202を内部のベルト駆動装
置60に掛けたまま、また、台枠20をトンネルT内面
上から上昇させることなく、搬送ベルト202の延伸作
業を行うことができる。
置60に掛けたまま、また、台枠20をトンネルT内面
上から上昇させることなく、搬送ベルト202の延伸作
業を行うことができる。
【0051】当該テール装置100が傾斜したり進行
方向がズレたりしても、延伸される搬送ベルト202の
延伸方向や位置を、それまでの搬送ベルト202のそれ
とそれ程大きくズレさせることがない。
方向がズレたりしても、延伸される搬送ベルト202の
延伸方向や位置を、それまでの搬送ベルト202のそれ
とそれ程大きくズレさせることがない。
【0052】従来では必要であったテール装置100
のためのレールが、全く不要となって、搬送ベルト20
2の延伸作業を簡略化することができる。といった種々
な効果を発揮することができるのである。
のためのレールが、全く不要となって、搬送ベルト20
2の延伸作業を簡略化することができる。といった種々
な効果を発揮することができるのである。
【0053】また、請求項2に係るテール装置100
は、請求項1に係るテール装置100について、「各姿
勢制御装置40を、第1駆動装置41によって上下動可
能に各支持台30に組付けた上下動板44と、この上下
動板44に第2駆動装置42によって横移動可能に組付
けた横動板45と、これら前後一対の横動板45の間に
おいてベルト枠50を揺動自在に支持する揺動軸46
と、横動板45またはベルト枠50側に取付けられてベ
ルト枠50を揺動駆動する第3駆動装置43とにより構
成したこと」にその構成上の特徴があり、これにより、
上記請求項1に係る発明と同様な効果を発揮することが
できて、搬送ベルト202の中心位置調整を確実に行え
るテール装置100を提供することができるのである。
は、請求項1に係るテール装置100について、「各姿
勢制御装置40を、第1駆動装置41によって上下動可
能に各支持台30に組付けた上下動板44と、この上下
動板44に第2駆動装置42によって横移動可能に組付
けた横動板45と、これら前後一対の横動板45の間に
おいてベルト枠50を揺動自在に支持する揺動軸46
と、横動板45またはベルト枠50側に取付けられてベ
ルト枠50を揺動駆動する第3駆動装置43とにより構
成したこと」にその構成上の特徴があり、これにより、
上記請求項1に係る発明と同様な効果を発揮することが
できて、搬送ベルト202の中心位置調整を確実に行え
るテール装置100を提供することができるのである。
【図1】本発明に係るテール装置の側面図である。
【図2】同テール装置であって、重要構成部品のみを示
した側面図である。
した側面図である。
【図3】図2に示したテール装置の平面図である。
【図4】同テール装置の背面図である。
【図5】図2中の1−1線に沿ってみた部分拡大図であ
る。
る。
【図6】図2中の2−2線に沿ってみた部分拡大図であ
る。
る。
【図7】図2中の3−3線に沿ってみた部分拡大図であ
る。
る。
【図8】図2中の4−4線に沿ってみた部分拡大図であ
る。
る。
【図9】本発明に係るテール装置が使用されるトンネル
掘削装置を示すもので、特に掘削機またはクラッシャー
及び当該テール装置を中心にみた側面図である。
掘削装置を示すもので、特に掘削機またはクラッシャー
及び当該テール装置を中心にみた側面図である。
【図10】同トンネル掘削装置のスチールフォームを中
心にしてみた側面図である。
心にしてみた側面図である。
【図11】同トンネル掘削装置のベルト収納部を中心に
みた側面図である。
みた側面図である。
【図12】同トンネル掘削装置の搬送ベルトの出口側端
部における状態を示した側面図である。
部における状態を示した側面図である。
100 テール装置 10 走行装置 11 駆動装置 20 台枠 21 投入コンベア 30 支持台 40 姿勢制御装置 41 第1駆動装置 42 第2駆動装置 43 第3駆動装置 44 上下動板 45 横動板 46 揺動軸 50 ベルト枠 60 ベルト駆動装置 71・72 案内ローラ 80 ベルト押さえ 81 ベルト押さえ用シリンダ 200 トンネル掘削装置 201 掘削機 202 搬送ベルト 203 スチールフォーム 204 ベルト収納部 205 ベルト駆動機 206 ウエイトタワー T トンネル Ta 切羽側 Tb 出口側
Claims (2)
- 【請求項1】 トンネルの切羽側に配置した掘削機等か
ら受け取ったズリを搬送ベルト上に投入するためのテー
ル装置であって、 このテール装置を、左右両側において別々に駆動可能な
走行装置と、この走行装置によって水平状に支持した台
枠と、この台枠上の前後に設けた支持台と、これら各支
持台に設けた前後一対の姿勢制御装置と、これら各姿勢
制御装置を介して前記台枠に宙吊り状態で支持した一つ
のベルト枠と、このベルト枠に設けたベルト駆動装置
と、このベルト駆動装置によって駆動される前記搬送ベ
ルトの搬出側および戻り側をそれぞれ案内すべく、前記
台枠に水平状に設けた案内ローラとを備えたものとして
構成し、 前記搬送ベルトの切羽側を延伸するにあたって、前記各
姿勢制御装置により、前記ベルト枠の台枠に対する位置
を調整することによって、当該搬送ベルトの中心を延伸
方向の中心と一致させることができるようにしたことを
特徴とするテール装置。 - 【請求項2】 前記各姿勢制御装置を、第1駆動装置に
よって上下動可能に前記各支持台に組付けた上下動板
と、この上下動板に第2駆動装置によって横移動可能に
組付けた横動板と、これら前後一対の横動板の間におい
て前記ベルト枠を揺動自在に支持する揺動軸と、前記横
動板またはベルト枠側に取付けられて前記ベルト枠を揺
動駆動する第3駆動装置とにより構成したことを特徴と
する請求項1に記載のテール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26404099A JP3223356B2 (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | トンネル掘削用のテール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26404099A JP3223356B2 (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | トンネル掘削用のテール装置 |
Publications (2)
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---|---|
JP2001090499A true JP2001090499A (ja) | 2001-04-03 |
JP3223356B2 JP3223356B2 (ja) | 2001-10-29 |
Family
ID=17397724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26404099A Expired - Lifetime JP3223356B2 (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | トンネル掘削用のテール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3223356B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2011074677A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Ohbayashi Corp | テールピース台車及びその移動方法、並びに連続ベルトコンベアの延長方法 |
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-
1999
- 1999-09-17 JP JP26404099A patent/JP3223356B2/ja not_active Expired - Lifetime
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---|---|
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