JP2001090383A - 耐震住宅 - Google Patents

耐震住宅

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JP2001090383A
JP2001090383A JP26745999A JP26745999A JP2001090383A JP 2001090383 A JP2001090383 A JP 2001090383A JP 26745999 A JP26745999 A JP 26745999A JP 26745999 A JP26745999 A JP 26745999A JP 2001090383 A JP2001090383 A JP 2001090383A
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seismic
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Toru Kimoto
亨 紀本
Muneo Kotani
宗男 小谷
Tetsuo Hiramatsu
哲雄 平松
Yoshitomo Takahashi
是友 高橋
Toshihiro Horie
寿弘 堀江
Osamu Tabata
治 田畑
Kazumi Hijikata
和己 土方
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 居住者もしくは住宅購入者の要望に応じた耐
震性を有する住宅を構成することを課題とする。 【解決手段】 耐震性を加速度100gal程度まで、4
00gal程度まで、800gal程度までの3段階に分割
し、共通の躯体1を用いて各段階に対応するとともに、
100gal程度から400gal程度までの地震加速度にお
いては、耐震部材を躯体に付加することにより、段階的
に耐震性を向上させる。躯体1下部に梁21を接続し、
基礎23と躯体間に免震装置22を配設し、800gal
程度までの耐震性を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅の耐震性を向
上させるための耐震改修方法、および住宅の制震構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高層建築では柔構造により、大き
な地震力の作用を免れる構造がとられている。しかし、
柔構造では作用する地震力が小さい反面、変形が大きく
なる。高層建築物においては、地震による変形を各階に
分散させて、一つの階における変形は小さくすることが
できる。しかし、中・低層建築においては、大きな変形
は躯体構造に多大な影響を与える。例えば、強震によっ
て約30cmの変形が生じる場合、30階建ての建物で
は1階に尽き1cmの変形で済み、建物は弾性範囲にとど
っまっているが、2階建ての建物が、30cm変形すれ
ば、破壊する可能性がある。このため、低層住宅では、
耐震性を向上させる方法として、一般的な住宅にくら
べ、柱や梁を強固にする専用設計が行われている。柱や
梁に特別に大径のものを使用したり、ブレースの配置数
を増やすなどの方法がとられている。すなわち、耐震住
宅は躯体構造から耐震住宅専用に構成されるものであ
り、躯体を構成する部材から耐震住宅用のものが用いら
れている。この場合には、耐力壁の配置数を確保するな
どの必要があり、住宅の構成が限定される。住宅の基礎
と躯体の間に積層ゴムなどを配設する方法なども知られ
ている。特開平9−13740号公報や、特開平10−
220067号公報に示されるものである。さらに、建
築物内部に耐震要素を付加したり、エネルギー吸収装置
を配設する方法もしられている。特開平11−5068
9号公報に示されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平9−13740
号公報や、特開平10−220067号公報に示される
技術のように、住宅の基礎と躯体の間に緩衝材などを配
設する方法では、専用の基礎と躯体を必要とし、施工費
が高くなる。建築物内部に耐震要素を付加する場合、増
設した耐震要素や制震機構等の位置によっては、建築物
の内部空間の居住性や利用性が阻害されてしまう場合が
ある。そして、特開平11−50689号公報に示され
る技術は、高層建築物を対象にしているものであり、大
きな変形が躯体構造に深刻な負荷を与える住宅のような
低層の建築物には用いることが困難である。最近、耐震
性を有する住宅に対する関心が高まっている。そして、
住宅を購入する人の要望や経済状況に応じた耐震性を有
する住宅が求められている。
【0004】
【課題を解決するための手段】従来技術の課題は上記の
如くであり、本発明はその課題を解決すべく、次のよう
な手段をとる。まず、梁および耐力壁より躯体が構成さ
れる耐震住宅において、住宅の躯体を共通とし、該躯体
に耐震部材を付加することにより、住宅の耐震性を段階
的に向上させる。
【0005】次に、梁および耐力壁より躯体が構成され
る耐震住宅において、耐震性を地動加速度100gal程
度まで、400gal程度まで、800gal程度までの3段
階に分割し、共通の躯体を用いて各段階に対応するとと
もに、100gal程度から400gal程度までの地震加速
度においては、耐震部材を躯体に付加することにより、
段階的に耐震性を向上させる。
【0006】次に、梁および耐力壁より躯体が構成され
る耐震住宅において、躯体を構成する軸組と互換性を有
する耐震部材を躯体に対して脱着自在とし、耐震性を段
階的に変更可能に構成するとともに、基本躯体により1
00gal程度まで弾性応答として対応可能とし、震動吸
収部材の取付により、より大きな地震加速度に対しても
段階的に応答を減らして対応すると共に、躯体下部に梁
を接続し、基礎と躯体間に免震装置を配設し、800ga
l程度でも弾性域にとどまる構成とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態につい
て、図面を用いて詳細に説明する。図1は基本躯体の構
成を示す斜視図、図2は躯体の配設される基礎の構成を
示す斜視断面図、図3は地盤改良の構成を示す図、図4
は軸組の配設構成を示す図、図5は耐力壁の斜視図、図
6は耐震軸組の配設構成を示す図、図7は2重耐力壁の
配置構成を示す斜視図、図8は同じく他の配置構成を示
す斜視図、図9は吸震軸組の配置構成を示す図、図10
は免震住宅の躯体構成を示す斜視図、図11は同じく側
面断面図、図12は免震装置の配置構成を示す概略図、
図13は免震住宅の出入り口の構成を示す図、図14は
免震住宅の配管構成を示す斜視図、図15は躯体への耐
震部材の付加構成を示す図、図16は耐震住宅の躯体特
性を示す図である。
【0008】はじめに本発明の耐力壁を配設する住宅の
基本躯体構造について説明する。図1において、住宅1
の躯体は、主に、鋼製軸組3および梁4・5により構成
されている。そして、該躯体が基礎2上に配設されるも
のである。軸組3は基礎2上に立設され、該軸組3の下
部は基礎2の上面に固設されている。隣接する軸組3・
3はつなぎ部材などにより接続される。基礎2上に配設
されている軸組3・3・3・・・には耐力壁3bが含ま
れている。この耐力壁3bにはブレースが組み込まれて
おり、この耐力壁3bが外周をはじめ建物全体にバラン
ス良く配置されている。基礎2の上に立設された軸組3
・3・・・の上には、梁4が配設される。軸組3の上面
に梁4がボルトなどにより締結される。該梁4・4・・
・には、水平ブレースが配設されており、躯体に急激な
力がかかっても、躯体全体で、強くしなやかに受け止め
る構成になっている。さらに梁4上に2階部分を構成す
る軸組3が配設される。梁4上に立設された軸組3も、
下面を梁4に固設され、隣接する軸組3・3は互いに接
続される構成となっている。そして、梁4の上に配設さ
れた軸組3・3・・・の上には小屋梁5が配設される構
成になっている。小屋梁5は軸組3の上面にボルトなど
を締結することにより、固設されている。小屋梁5・5
・5・・・には水平ブレースが配設されており、小屋梁
5・5間の剛性を高めるとともに、強度としなやかさを
有する躯体を構成するものである。そして、小屋梁5の
上に小屋組を構成する部材を配設し、屋根を構成するこ
とができる。図1には、屋根付2階建て住宅を示した
が、本発明の耐力壁を配設する躯体構造は上記のものに
限定されるものではなく、耐力壁を基本部材とする軸組
および梁より構成される住宅の躯体に使用できるもので
ある。
【0009】次に、図2を用いて基礎2の構成について
説明する。基礎2は、標準寸法で立上がり幅16cm、
高さ75cm、フーチング幅52cmの大型鉄筋コンク
リート連続布基礎である。この大型の基礎により、躯体
からの様々な荷重を受け止め分散させて地面に伝えるも
のである。コンクリート基礎2内にはメッシュバー6が
通されており、基礎2の上面にはアンカーボルト7が突
設されている。アンカーボルト7に前記軸組3を固設す
るため、軸組3を基礎2に強固に固設する。そして、軸
組3を介して躯体の受ける様々な荷重を基礎に伝える構
成になっている。基礎2はクラッシャーラン42上に配
設され、地盤41に下部を埋設されている。
【0010】基礎2を配設する地盤は、入念な調査が行
われる。そして、その地盤において、上記の標準基礎で
の対応が不適合と判断された場合には、べた基礎やベー
ス部分の幅を増した基礎等を用いたり、図3に示すごと
く地盤の改良を行う。地盤41の改良としては、図3
(a)および図3(b)に示す方法などがとられる。図
3(a)に示すごとく、基礎2の直下に当る個所に硬質
で、均一な安定層B1を形成し、軟弱な層へ荷重を軽減
させる方法がとられる。もしくは、図3(b)に示すご
とく、杭B2を打ち込んで、荷重を基礎直下の地盤では
なく、杭B2を介して杭周辺の地盤や深部の支持地盤に
伝え構造物を支える方法がとられる。これにより、様々
な地盤においても、住宅を建設することができるのであ
る。
【0011】基礎2上には、図4に示すごとく、一階部
分を構成する軸組3が立設される。軸組3は、基礎2上
面に突設されたアンカーボルト7を、該軸組3の下面に
接続することにより、基礎2に固設される。そして、コ
ーナー部においては軸組3・3間にはつなぎ部材8が配
設され、軸組3・3間の接続が行われる。軸組3・3は
数箇所でボルトにより接続されるため、十分な接続の強
度を得ることができる。基礎2上において、このように
接続された軸組3の上には梁4が配設される。軸組3の
上面には上面に梁4を接続するための孔が穿設されてお
り、該孔を利用して、ボルトなどにより軸組3が梁4に
固設されるものである。軸組3はボルトなどにより基礎
2および梁4に固設されるため、該ボルトを取り外すこ
とにより、軸組3を基礎2および梁4より容易に取り外
すことができる。
【0012】耐力壁3bは、図5に示すごとく、C型形
鋼を溶接したフレーム3cに、ブレース3dをX字型に
組み入れた構成になっている。該耐力壁3bを、外周を
はじめ建物全体にバランス良く配置し、水平ブレースや
梁4を介して建物にかかる荷重を分散させる。耐力壁3
bに地震などにより強い力が働いた場合、耐力壁3bに
組み入れられたブレースにより、その力に対抗するもの
である。
【0013】住宅の基本躯体1は垂直に立設された軸組
3と水平に配設された梁4・5により構成され、地動加
速度としては100gal程度、震度としては4〜5弱の
中地震に弾性範囲内で応答し、それ以上の地震に対して
も塑性化するが、倒壊しない構成になっている。このた
め、一般的に予想される地震に対しては、この基本躯体
1により構成される住宅を選択することができる。基本
躯体1においては、耐力壁3bにより、地震による住宅
の変形を抑え、地震に対抗するものである。大地震の心
配の無い地域においては、基本躯体1より構成される住
宅を提供するのが妥当となる。耐力壁3bの荷重に対す
る変形の履歴は、スリップ型となり、大地震時(地動4
00gal程度)には塑性変形を生じてエネルギーを吸収
する。
【0014】次に、基本躯体1の耐震性を向上させる実
施例について説明する。図6に示す第1実施例において
は、躯体1にエネルギー吸収体を有する耐震軸組11を
配設する。基本躯体1を構成する耐力壁3bの代わりに
エネルギー吸収体を有する耐震軸組11を配設するので
ある。エネルギー吸収体としては、低降伏点鋼などの鋼
材ダンパーや鉛ダンパーもしくは摩擦ダンパーを使用す
ることができる。本実施例においては、エネルギー吸収
体として、鋼材ダンパーを用いて説明する。耐震軸組1
1の中央には、鋼材ダンパー11bが配設されており、
該鋼材ダンパー11bは支持体11cにより支持されて
いる。支持体11cの一端は鋼材ダンパー11bに接続
されており、他端は耐震軸組軸組11の隅部に接続され
ている。また、鋼材ダンパー11bは枠体に両端を接続
した部材11dの中央に、上下方向に設けたスリット部
に挿入されている。耐震軸組11は梁4上に配設するこ
とも可能であり、躯体1全体に耐力壁として配置するこ
とができる。
【0015】耐震軸組11にかかる荷重は、鋼材ダンパ
ー11bに伝達される。このため、耐震軸組11に地震
などにより過大な荷重がかかった場合には、鋼材ダンパ
ー11bが塑性変形し、耐震軸組11にかかった荷重が
鋼材ダンパー11bに吸収される。すなわち、耐震軸組
11に過大な震動などによるエネルギーが伝達された場
合には、鋼材ダンパー11bの変形によりそのエネルギ
ーが吸収される。しかし、鋼材ダンパー11bが塑性変
形を起こさない程度の荷重であれば、耐震軸組11は耐
力壁として作用する。本実施例におては、鋼材ダンパー
11bとして低降伏点鋼を用い、400gal程度の地震
では、耐震軸組11が耐力壁として作用し、それ以上の
地震では鋼材ダンパー11bが塑性変形し、鋼材ダンパ
ー11bがエネルギーを吸収する。これにより、建物の
躯体に過大な荷重がかかるのを防止する。
【0016】軸組11のフレームは耐力壁3bのフレー
ムと同様に構成されており、耐力壁3bを配置可能な場
所であれば、前記耐力壁3bと同様にボルトの締結によ
り容易に配設することができる構成となっている。すな
わち、軸組11および耐力壁3bはフレームを共通の部
材により構成されており、該フレームにブレースを組み
入れることにより耐力壁3bに、鋼材ダンパーや摩擦ダ
ンパーを組み入れることにより耐震軸組11に構成する
ものである。すなわち、耐力壁3bと耐震軸組11は容
易に交換可能であり、同一の躯体に耐力壁3bもしくは
耐震軸組11を配設することができる。耐力壁3bを耐
震軸組11に交換することにより、容易に建物の耐震性
を向上できる。また、耐震軸組11のフレームを耐力壁
3bのフレームと共通化することにより、部材点数を減
少でき、耐力フレーム3bおよび耐震軸組11にかかる
経費を削減し、耐震住宅の施工にかかる経費を減少でき
る。鋼材ダンパーとして低降伏点鋼ダンパーを用いた場
合、地震時に建物が揺れて変形した時にブレースより早
く降伏して地震エネルギーを吸収する。低降伏点鋼部分
のみを取り替えて再利用することができる。摩擦ダンパ
ーを用いる場合には、2枚の板の摩擦を利用したもの
で、摩擦面を繰り返し滑らせることで地震エネルギーを
吸収する。履歴性状は紡錘型で、スリップ型に比べてエ
ネルギー吸収能は高くなる。
【0017】次に、基本躯体1の耐震性を向上させる第
2実施例について説明する。第2実施例においては、躯
体1に配設された耐力壁3bの一部を2重にするもので
ある。すなわち、耐力壁3bを2枚重ねにし、躯体1の
耐力壁の配置位置に配設する。図7に示すごとく、基礎
2b上には耐力壁3b・3b・・・が配設されている。
耐力壁3bの一部は2重に重ねられた状態で配設されて
いる。そして、基礎2bは、2重に重ねられた耐力壁3
b・3bを配設し、2重に配設された耐力壁にかかる荷
重を受け止めるために、基本躯体を支持する基礎2より
幅が広く設けられている。基礎2bは立ちあがり部分を
幅広くすると共に、図示しないベース部分を幅広く構成
することにより、支持可能な荷重の上限を増すことがで
きる。2重に配設された耐力壁3b・3bには、それぞ
れ基礎2bの上面に立設されたアンカーボルトにより固
設されている。
【0018】基礎上に耐力壁3bを2重に配設する方法
としては、図8に示す方法もある。基礎2において、耐
力壁3bを2重に配設する部分Cの幅を厚く構成し、そ
の上に耐力壁3b・3bを配設する。基礎2の一部分C
の幅を厚く構成する方法としては、基礎2を打設する際
に、予め基礎2の部分Cに当る型枠を幅広に構成する。
もしくは、すでに打設された基礎2の側部に型枠を配設
し、さらにコンクリートを打設する。この場合、基礎部
分C内に配設する鉄筋は、一端を基礎2内に挿入し、基
礎2に対する一体性および強度を増すことができる。さ
らに、耐力壁3bを前記梁4上に2重に配設することも
できる。梁4は十分な強度および剛性を有するため、耐
力壁3bを容易に配設することができる。梁の強度が不
充分な場合には、金具などの補強部材を梁4に配設し、
2重の耐力壁3b・3bを配設することができる。
【0019】耐力壁3bを2重に配設することにより、
躯体の強度を容易に向上させることができる。既存の耐
力壁3bを2重に配設することにより、躯体の耐震性を
向上させることができるので、耐震住宅を容易に構成で
き、施工にかかる費用を軽減できる。耐力壁の枚数を単
純に増やすことにより、建物全体としてのエネルギー吸
収性能を増すことができる。さらに、新規部材の要素は
特に無く、前述の基本躯体1の基本設計を利用すること
ができる。さらに、荷重に対する履歴性状はスリップ型
のため、残存変形が残りにくい。
【0020】次に、基本躯体1の耐震性を向上させる第
3実施例について説明する。第3実施例においては、前
述の基本躯体1にオイルダンパーを有する軸組を付加す
るものである。前述のごとく、基本躯体1の強度は耐力
壁3bおよび梁4・5により維持される。そして、図9
に示すごとく、オイルダンパーを有する吸震軸組14を
配設することにより、住宅の躯体に伝達された地震力を
吸収しする。これにより、躯体にかかる荷重を軽減で
き、耐震性を向上できる。吸震軸組14はフレーム15
・15および該フレーム15・15に接続されたオイル
ダンパー16により構成される。吸震軸組14は基礎2
と梁4との間および梁4と梁5間に配設される。吸震軸
組14の寸法は、耐力壁3bと同様に構成されているた
め、基礎躯体1および基礎2の構成を変更することな
く、容易に取付けることができる。
【0021】吸震軸組14のエネルギー吸収構成につい
て図9を用いて説明する。吸震軸組14のフレーム15
・15は、基礎2および梁4にそれぞれ固設されてい
る。フレーム15・15間にはオイルダンパー16が配
設されている。これにより、上方のフレーム15と下方
のフレーム15との相対距離が変化する場合には、オイ
ルダンパー16によりエネルギーが吸収される。すなわ
ち、建物に地震力が伝達され、耐力壁3bおよび梁4に
より構成される基本躯体1が揺れると、その揺れにより
吸震軸組14のフレーム15・15間の相対距離が変化
し、オイルダンパー16により地震力が吸収される。こ
のため、躯体にかかる地震力が低減され、躯体の耐震性
を向上することができる。上記吸震軸組14により、粘
性抵抗を利用して建物の減衰力を高め、より大きな地震
エネルギーを吸収することができる。吸振軸組14によ
り他の躯体構成部材に過大な付加をかけることなく、地
震エネルギーを吸収することができる。そして、大地震
(地動加速度400gal程度)に対しても耐力壁3bお
よび躯体が弾性域にとどまり、地震力を受けた後も、躯
体を構成する各部が破損することなく、補修の必要が無
いか、少なくて済む。
【0022】次に、建物の耐震性を向上させる第4実施
例として、建物の基本躯体と基礎間に免震装置を配設し
た構成について、図10乃至図14を用いて説明する。
図10および図11に示すごとく、免震装置配置用の基
礎23上には、複数個の免震装置22が配設され、該免
震装置22の上方には躯体20が配設される。すなわ
ち、基礎23と躯体20間に免震装置22が配設され、
地面より伝達される地震エネルギーを免震装置により吸
収して、躯体20への地震エネルギーの伝達を断つもの
である。ここにおいて、躯体20は耐力壁3b等よりな
る軸組3と梁4・5より構成される基本躯体1の下部に
下部梁21を固設したものである。基本躯体1に下部梁
21を固設することにより、躯体20の下部に免震装置
を配設することが可能となるものである。
【0023】免震装置22としては、積層ゴム支承、転
がり支承および滑り支承をもちいることができる。積層
ゴム支承を用いた場合には、基礎と上部構造が一体化さ
れるので、浮き上がりの心配が無い。転がり支承を用い
た場合には、地震力を受けた時に円滑に作動するので、
地震が初期に受ける衝撃を減少することができる。滑り
支承を用いた場合には動き出すまでの静摩擦を使って風
対策とすることができる。さらに、これらの免震装置を
組み合わせて配設することも可能である。
【0024】免震装置22の配置位置は、建物の形状に
見合ってバランス良く配設されるものである。この実施
例においては、図12に示すごとく、建物の外周部およ
び下部梁21の梁接続部に配設される。このように免震
装置22を配設することにより、免震装置22による躯
体20の支持荷重を均等にすることができ、免震装置2
2の調節を容易におこなうことができる。さらに、免震
装置22の効力の躯体20に対する偏りを解消して、建
物にねじれなどの力がかからないように構成できる。
【0025】躯体と基礎の間に免震装置を配設するた
め、地盤と建物が免震装置により絶縁される。このた
め、建物の出入口は、図13に示すごとく、建物側に取
り付けられたステップ31と基礎と一体的に構成された
ステップ32により構成される。建物側ステップ31
は、地盤側ステップ32の建物側上方に位置している。
地面側ステップ32と建物側ステップ31間には若干の
隙間が設けられており、地震により地面が揺れても地盤
側ステップ32と建物側ステップ31とが干渉しないよ
うに構成されている。さらに、一端が地盤に埋設され、
他端が建物に接続される配管においても、地震時の地盤
と建物の相対的な移動に対応できるように構成されてい
る。図14に示すごとく、建物に接続される配管33・
34は床材40の下方に配設され、配管33・34はあ
る程度屈曲して配設されている。これにより、地盤と建
物の相対距離が変化した場合でも、配管33・34に過
大な張力がかかることがない。配管33・34はフレキ
シブルパイプなどの屈曲性を有するものにより構成され
ており、それぞれ床材40に上端を固定されたワイヤ3
5・36により支持されている。配管33・34を屈曲
性に富むワイヤ35・36により支持するため、配管3
3・34の支持部が地震力により過剰に引っ張られ、配
管33・34が破損することがない。
【0026】本発明は、図15に示すごとく、梁4・5
および耐力壁3bを含む軸組3により構成される基本躯
体1の耐震性を、耐震部材を付加することにより、段階
的に向上可能とするものである。基本躯体1は100ga
l程度までの地震力に対して弾性域にとどまる耐震性を
有している。そして、基本躯体1に耐震部材を付加する
ことにより、もっと大きな地動加速度に対して建物の応
答が小さくなるような躯体を構成することができる。基
本躯体1の耐力壁3bを、耐震軸組11に交換すること
により、耐震性を増した躯体1aに構成する。基本躯体
1に耐力壁3bをさらに付加し、2重の耐力壁を有す
し、耐震性を増した躯体1bを構成する。吸震軸組14
を基本躯体1に付加することにより、耐震性を増した躯
体1cを構成する。そして、800gal程度までの地震
に対して、弾性範囲にとどめるためには、基本躯体1の
下部に下部梁21を固設し、躯体20を構成する。該躯
体20を基礎23上に配設された免震装置22上に設置
することにより、免震住宅を構成するものである。耐震
軸組11、吸震軸組14は耐力壁3bや他の軸組3と互
換性を有する。このため、耐震軸組11への交換および
吸震軸組14の付加を容易に行うことができる。基本躯
体1に互換性のある部材を付加することにより、耐震性
を向上させるので、施工を容易に行え、施工費を削減で
きる。また、梁4・5を構成する鋼材により下部梁21
を構成することにより、下部梁21を軸組3に容易に取
り付け可能である。梁4・5と同一の部材により下部梁
21を構成できるため、免震住宅の施工費を削減可能で
ある。
【0027】次に、躯体の耐震特性について図16を用
いて説明する。図16に示される4つのグラフは荷重P
と変位φの関係を示すものである。また、グラフにおい
て平行四辺形に囲まれる面積が地震力の吸収量を示す。
図16(a)は基本躯体1における耐力壁3bに掛かる
荷重と変位の関係を示す履歴である。基本躯体1におい
て耐力壁3bは400gal程度に対して1/60程度の変
形を示し、800gal程度には1/20程度の変形を示し
た。基本躯体1においては、400gal程度は塑性域と
なる。図16(b)は躯体1aに用いられる耐震軸組1
1の履歴である。耐震軸組11は400gal程度に対し
て1/80程度の変形を、800gal程度には1/35の
変形をねらいとしている。耐震軸組11は鋼材ダンパー
の変形により地震力の吸収量が多い。図16(c)は躯
体1bに用いられる2重耐力壁3b・3bの履歴であ
る。2重の耐力壁3b・3bを配設することにより、対
応可能な荷重が基本躯体1に対して1.5倍程度とな
る。400gal程度に対して1/90程度の変形を、80
0gal程度には1/30程度の変形をねらいとしている。
図16(d)は吸震軸組14を有する躯体1cの履歴を
示すものである。400gal程度に対して1/190程度
の変形を、800gal程度には1/80程度の変形をねら
いとしている。吸震軸組14を有する躯体1cにおいて
は、400gal程度は弾性域となる。図16に示すごと
く、躯体1に耐震軸組11、吸震軸組14などの耐震部
材を付加することにより、躯体の耐震性を向上させるこ
とができる。
【0028】基本躯体1においては、100gal程度の
地震力に対しては弾性域であり、地震力を受けた後に躯
体を補修する必要が無い。しかし、基本躯体1が400
gal程度の地震力を受けた場合には、基本躯体1を構成
する耐力壁3bなどが変形し、地震力を受けた後には耐
力壁の補修などを行う必要がある。地震加速度100ga
l程度は、震度4もしくは5弱の中地震に相当するもの
である。中地震の再現周期は約10年とされ、建築され
た住宅が経験する地震としては、この程度の地震が多く
なる。このため、基本躯体1を100gal程度までの地
震にたいしては、対応可能とした。これにより、100
gal程度までの地震にたいしては、躯体1の補修の必要
がない。
【0029】そして、400gal程度までの地震力に対
しては、基本躯体1に耐震部材を付加することにより段
階的に対応できるものである。鋼材ダンパーを有する耐
震軸組11においては、基本躯体1より耐震性が向上
し、耐震軸組11を有する躯体が400gal程度の地震
力を受けた場合には、鋼材ダンパーのみが変形するた
め、躯体の補修する個所が少なく、補修に掛かる経費を
減少可能である。耐力壁を2重に配設した躯体において
は、耐力壁を例えば1.5倍にすれば、耐えることので
きる荷重が基本躯体の1.5倍となり、エネルギー吸収
能がます。これにより、400gal程度の地震力を受け
た場合にも躯体が破損することがない。地震後の補修
は、内装のクロス等に限定され、補修費が減少される。
オイルダンパーを有する吸震軸組を配設した躯体におい
ては、400gal程度の地震加速度にも耐えることがで
き、地震の揺れがオイルダンパーにより吸収されるの
で、400gal程度の地震力を受けた後にも内装および
外装が破損しない。地震加速度400gal程度は、震度
5強もしくは6の大地震に相当するものである。大地震
の再現期間は、約50年であり、住宅に居住する人が一
生の内に経験するか否かの期間である。この大地震に対
する耐震性については、居住者もしくは購入者の経済的
負担を軽減すると共に購入者の価値基準によりが判断
し、選択を行う機会が要望されている。すなわち、10
0gal程度から400gal程度までの地震力に対しては、
躯体に付加する部材により、購入者もしくは居住者の要
望に応じて、耐震性能を容易に調節できるものである。
このため、購入者に過剰な費用の負担を強いることが無
く、希望に応じた耐震性を持った住宅を提供することが
できる。
【0030】地震加速度800gal程度は震度7の極大
地震に相当する。極大地震の再現期間は約500年とさ
れている。また、震度7は現在までの観測史上最大のも
のであり、この震動を上限とすることにより、効率的な
住宅の種別の設定を行うことができる。800gal程度
までの地震に対しては、基本躯体の下部に梁を接続し、
該梁の下方に免震装置を配設する。このように構成され
る免震住宅においても、基本躯体1が使用されるため、
免震住宅を構成する部材の共通化を行うことができ、部
材に掛かるコストを減らすことができる。基本躯体1に
より構成された既存の住宅に対しても、基本躯体をジャ
ッキアップし、該基本躯体1の下方に免震住宅用の基礎
を構成し、免震装置を配設することにより行うことも可
能である。これは、基本躯体1が水平梁4を有するため
であり、該梁4が十分な剛性および強度を有するためで
ある。すなわち、梁および軸組より構成される基本躯体
1を用いて免震住宅を構成するため、耐震性の向上を容
易におこなうことが可能であり、施工に必要な経費を減
少させることができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1に記載のごとく、梁および耐力
壁より躯体が構成される耐震住宅において、住宅の躯体
を共通とし、該躯体に耐震部材を付加することにより、
住宅の耐震性を段階的に向上させるので、耐震住宅を安
価に建築できる。耐震性を段階的に選択できるので、消
費者の要望や経済状況に応じた耐震住宅を構築できる。
躯体に耐震部材を付加することにより耐震性を向上する
ので、建築した後の住宅にも容易に耐震部材を付加し、
耐震性を向上させることができる。
【0032】請求項2に記載のごとく、梁および耐力壁
より躯体が構成される耐震住宅において、耐震のレベル
を仮に地動加速度100gal程度まで、400gal程度ま
で、800gal程度までの3段階に分割し、共通の躯体
を用いて各段階に対応するとともに、100gal程度か
ら400gal程度までの地震加速度においては、耐震部
材を躯体に付加することにより、段階的に耐震性を向上
させるので、消費者の要望に応じた住宅を提供すること
ができる。基本躯体を100gal程度まで対応可能と
し、再現期間が約500である極大地震の地震加速度8
00gal程度を上限とし、再現期間が50年である大地
震の加速度400gal程度に対応した住宅を基本躯体に
耐震部材を付加することにより構成可能としたので、地
震の発生しにくい地域においては、基本躯体により構成
される住宅を提供でき、地震の発生する可能性のある地
域においては、消費者が一生に一度経験する可能性のあ
る大地震に対応した住宅を提供することができる。ま
た、基本躯体により構成された住宅を提供し、後の必要
に応じて耐震性を増すことができる。さらに、現在まで
の観測より発生しうる最大の地震に対応した住宅を提供
できるものとなる。
【0033】請求項3に記載のごとく、梁および耐力壁
より躯体が構成される耐震住宅において、躯体を構成す
る軸組と互換性を有する耐震部材を躯体に対して脱着自
在とし、耐震性を段階的に変更可能に構成するととも
に、基本躯体により100gal程度まで対応可能とし、
震動吸収部材の取付により、より大きな地震加速度に対
しても段階的に応答を減らして対応すると共に、躯体下
部に梁を接続し、基礎と躯体間に免震装置を配設し、8
00gal程度でも弾性域にとどまるので、基本躯体を用
いた住宅により100gal程度から800gal程度までの
地震に対応可能である。このため、耐震住宅の施工費を
軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】基本躯体の構成を示す斜視図。
【図2】躯体の配設される基礎の構成を示す斜視断面
図。
【図3】地盤改良の構成を示す図。
【図4】軸組の配設構成を示す図。
【図5】耐力壁の斜視図。
【図6】耐震軸組の配設構成を示す図。
【図7】2重耐力壁の配置構成を示す斜視図。
【図8】同じく他の配置構成を示す斜視図。
【図9】吸震軸組の配置構成を示す図。
【図10】免震住宅の躯体構成を示す斜視図。
【図11】同じく側面断面図。
【図12】免震装置の配置構成を示す概略図。
【図13】免震住宅の出入り口の構成を示す図。
【図14】免震住宅の配管構成を示す斜視図。
【図15】躯体への耐震部材の付加構成を示す図。
【図16】耐震住宅の躯体特性を示す図。
【符号の説明】
1 躯体 2 基礎 3 軸組 3b 耐力壁 4・5 梁 7 アンカーボルト 11 耐震軸組 14 吸震軸組 15 フレーム 16 オイルダンパ 21 下部梁 22 免震装置 23 基礎 32 ステップ 33・34 配管 35・36 ワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平松 哲雄 大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番88号 積水ハウス株式会社内 (72)発明者 高橋 是友 大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番88号 積水ハウス株式会社内 (72)発明者 堀江 寿弘 大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番88号 積水ハウス株式会社内 (72)発明者 田畑 治 大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番88号 積水ハウス株式会社内 (72)発明者 土方 和己 大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番88号 積水ハウス株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 梁および耐力壁より躯体が構成される耐
    震住宅において、住宅の躯体を共通とし、該躯体に耐震
    部材を付加することにより、住宅の耐震性を段階的に向
    上させることを特徴とする耐震住宅。
  2. 【請求項2】 梁および耐力壁より躯体が構成される耐
    震住宅において、地動加速度100gal程度まで、40
    0gal程度まで、800gal程度までの3段階に分割し、
    共通の躯体を用いて各段階に対応するとともに、100
    gal程度から400gal程度までの地震加速度において
    は、耐震部材を躯体に付加することにより、段階的に耐
    震性を向上させることを特徴とする耐震住宅。
  3. 【請求項3】 梁および耐力壁より躯体が構成される耐
    震住宅において、躯体を構成する軸組と互換性を有する
    耐震部材を躯体に対して脱着自在とし、耐震性を段階的
    に変更可能に構成するとともに、基本躯体により100
    gal程度まで弾性応答として対応可能とし、震動吸収部
    材の取付により、より大きな地震加速度に対しても段階
    的に応答を減らして対応すると共に、躯体下部に梁を接
    続し、基礎と躯体間に免震装置を配設し、800gal程
    度でも弾性域にとどまることを特徴とする耐震住宅。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009097253A (ja) * 2007-10-17 2009-05-07 Sekisui House Ltd 集合住宅

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