JP2001089263A - 化粧凹溝付きalcパネルの塗装方法 - Google Patents

化粧凹溝付きalcパネルの塗装方法

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JP2001089263A
JP2001089263A JP27309899A JP27309899A JP2001089263A JP 2001089263 A JP2001089263 A JP 2001089263A JP 27309899 A JP27309899 A JP 27309899A JP 27309899 A JP27309899 A JP 27309899A JP 2001089263 A JP2001089263 A JP 2001089263A
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Takahisa Hattori
貴久 服部
Hiroshi Kobayashi
寛 小林
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Clion Co Ltd
Kenzai Gijutsu Kenkyusho KK
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Clion Co Ltd
Kenzai Gijutsu Kenkyusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】化粧凹溝付きALCパネル表面に第1塗料を塗
装した後、第2塗料を塗装ローラーによって塗付する
際、第2塗料が化粧凹溝内に付着せずに凹凸状の厚塗り
が可能になり、しかも塗装の自動化による化粧凹溝付き
ALCパネルの塗装方法を提供する。 【解決手段】表面に化粧凹溝が形成されているALCパ
ネルの表面全面に第1塗料を塗装した後、凹溝以外の部
分に第2塗料を塗装する際、パネルを塗装ライン上を移
送させるとともに、表面が凹凸でゴム硬度が10以上の
塗装ローラーをパネルの移送方向と同一方向でかつ移送
速度と同一速度で自動回転させつつ、第2塗料を塗装1
回当り塗付量0.1〜0.6kg/m2塗付する化粧凹
溝付きALCパネルの塗装方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧凹溝付きAL
Cパネルの塗装方法に関し、詳しくは化粧凹溝付きAL
Cパネル表面に第1塗料を塗装した後第2塗料を塗装ロ
ーラーによって塗付する際、第2塗料が化粧凹溝内に付
着せずに凹凸状の厚塗りが可能になり、しかも塗装の自
動化により作業性の優れた化粧凹溝付きALCパネルの
塗装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ALCパネル(以下、パネルという)や
窯業系パネルの意匠性を高めるために、図5に示すよう
に、パネル表面に縦横に多数本の化粧凹溝を設けてパネ
ル表面全体に第1塗料の塗膜3を形成させた後、凹溝部
2以外の部分に塗膜3と色調差を有する第2塗料の塗膜
10を形成して、タイルを貼ることなくタイル調、レン
ガ調、風化調等の化粧凹溝付きパネルを得ることが知ら
れている(特開平7−127229号公報、特開平6−
23415号公報)。特に、ALCパネルにおいては、
コンクリート性パネルと違って切削によって容易に凹溝
を形成できるため、ローコストでこのような意匠パネル
が得られるという特徴がある。
【0003】そして、上記のパネルの塗装方法として
は、スプレー塗装、ローラー塗装等が一般的であるが、
このような凹溝付きパネルの塗装は、第1塗料はスプレ
ー塗装が適用されるが、第2塗料にスプレー塗装を適用
しようとすると凹溝部に塗料が付着するためマスキング
する必要があリ、その結果、作業性が悪いとともにコス
トもかかるため、第2塗料は表面平坦なローラーによる
ローラー塗装が一般的に適用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、深み感、重厚
感を有する優れたタイル調、レンガ調、風化調等の凹溝
付きパネルの意匠性パネルを得るためには、第2塗料の
付着量を多くして塗膜厚を厚くし、また大きな凹凸を形
成させることが好ましいが、従来の表面平坦なローラー
塗装において、塗付量を単に多くすると、図6に示すよ
うに、第2塗料が凹溝内に付着するようになり、外観上
製品価値を損なうとともに塗膜ムラが生る。さらに塗膜
表面が平坦になり、意匠性の面でも劣るものであった。
【0005】また、付着量を多くするために、ローラー
回転方向をパネル移動方向と逆方向にしたり、パネル移
動速度と速度差を設けたりすれば、塗料がローラー下部
に集積されて塗付量が多くなるが、凹凸模様が不均一に
なったり、やはり凹溝内に付着したりして均一に厚塗り
することが困難であった。その結果、化粧凹溝の無い表
面平らなパネルへの厚塗りや凹凸状の形成は、比較的容
易であるが、従来のローラー塗装方法では、凹溝付きパ
ネルに対して第2塗料が凹溝内に付着することなく塗膜
厚を厚くしたり、表面を大きな凹凸形状にしたりするこ
とが困難であった。
【0006】従って、従来の第2塗料の塗膜10は、図
5に示すように、塗膜が薄く、またその表面が平坦のみ
であり、塗装後の凹溝付きパネルの深み感、重厚感が不
十分となり、本発明の目的とする意匠性に優れたレンガ
調、風化調の化粧凹溝付きパネルは得られ難いという問
題点があった。
【0007】また、第2塗料のローラー塗装方法の作業
性を向上させるためには、工場の塗装ライン上で自動回
転ローラーにより自動塗装することが望まれるが、手塗
りと違って塗装ローラー押圧程度、塗装ローラー表面の
塗料の均一保持、塗付量の調整等において細かな調整が
できず、塗付量をあまり多くすると凹溝内に付着すると
ともに付着ムラになるため、従来は多くとも約0.06
kg/m2程度の塗付量が限界であった。
【0008】さらに、自動回転ローラーはパネル幅以上
の長いローラーのため、パネル表面に塗装ローラー表面
全体を均一に接触させることが難しく、特にパネル幅方
向に不均一になり易いという問題点があった。従って、
自動回転ローラーによる塗装ではパネル表面全体への均
一塗付や大きな凹凸状の厚塗りが困難であり、また単に
平坦な自動塗装ローラーに塗料を多く付着させて厚塗り
するだけでは、筋模様のうねりが生じて凹凸模様とはな
らず、さらに塗料が凹溝部へ付着するという問題点があ
った。
【0009】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、化粧凹溝付きALCパネル表面全体の凹溝以外の部
分に第2塗料を塗付する際に、深み感、重量感のある凹
凸状の厚塗り塗膜が形成され、かつその第2塗料が凹溝
に付着せずに、しかも塗装ライン上で自動回転する塗装
ローラーによってパネル全体に均一に自動的に塗装可能
な化粧凹溝付きALCパネルの塗装方法を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
する本発明は、表面に化粧凹溝が形成されているALC
パネルの表面全面に、第1塗料を塗装した後、前記化粧
凹溝以外の部分に第2塗料を塗装ローラーによって塗装
する化粧凹溝付きALCパネルの塗装方法において、前
記ALCパネルを一定速度で塗装ライン上を移送させる
とともに、表面が凹凸状でゴム硬度が10以上である塗
装ローラーを前記ALCパネルの移送方向と同一方向で
かつ移送速度と同一速度で自動回転させつつ、前記AL
Cパネル表面の前記化粧凹溝以外の部分に前記第2塗料
を塗装1回当り塗付量0.1〜0.6kg/m2塗付す
る化粧凹溝付きALCパネルの塗装方法である。
【0011】本発明において、表面が凹凸状の塗装ロー
ラーを用いることにより、その凹凸部に第2塗料が多量
に保持されて化粧凹溝部以外の平坦部に厚塗りが可能に
なるとともに、その表面が大きな凹凸状に塗付される。
しかし、凹凸の塗装ローラーを用いると塗料の塗付量が
多くなり過ぎ易く、そのため塗料が凹溝内にも付着し易
くなる。そこで、本発明では塗装ローラーの回転方向を
パネルの移送方向と同一方向で、しかも塗装ローラーの
回転速度をパネルの移送速度と同一速度にして塗付量が
多くなり過ぎないようにするとともに、さらに塗装1回
当りの塗付量を0.6kg/m2以下にするという3要
素を同時に満たしつつローラー塗装することにより、第
2塗料が凹溝内に付着することなく、パネル表面に自然
に安定して、大きな凹凸状の厚塗りの塗膜が形成される
ようにしたものである。
【0012】これに対し、塗付量が0.6kg/m2
り多かったり、塗装ローラーの回転方向がパネルの移送
方向と反対方向であったり、また回転速度とパネル移送
速度とが一致しなかったりすると、パネル上の塗料が削
り取られたり、すり込まれたりして塗料がパネル表面に
安定して塗付されずに凹溝内に入り、パネル表面のみに
均一な凹凸状の厚塗りができなくなる。
【0013】なお、本発明において、塗料が凹溝内に付
着することをより確実に防止するためには塗料の粘度を
20〜400dPa.sとすることが望ましい。また本
発明においては、塗装1回当りの塗付量を0.1kg/
2以上とする必要が有り、これより少ないと凹凸状の
高低差が小さくなり、深み感が得られにくくなり、また
厚塗りするために塗装回数を多くする必要が生じて生産
性が悪くなる。また、この塗付後の第2塗料が乾燥する
と、凹凸模様の高低差が小さくなり易いため、乾燥固形
分が20%以上の塗料を塗付することが好ましい。
【0014】さらに、本発明においては、塗装ローラー
を自動回転させつつ塗装ライン上で自動的に塗装するた
め塗装作業性、生産性向上が可能となるが、ゴム硬度が
10以上、好ましくは15以上である塗装ローラーを使
用する必要がある。ゴム硬度が10より小さいと塗装ロ
ーラー表面が変形し易くなり、パネル表面とローラー表
面との間隔が一定にならず、全体に均一な塗膜が形成さ
れにくくなる。特に自動塗装ローラーは、一般にパネル
幅以上の長さを有するとともに手塗と違って微調整がで
きないため、表面凹凸の塗装ローラーに塗料を厚く、し
かも均一に付着させるためには一定以上のゴム硬度を有
するローラーを用いることが必要である。
【0015】なお、本発明の課題をより確実に、またよ
り効率よく達成させるために、上記要素に加えて、塗装
ローラーの凹凸の深みを1〜5mmとし、また塗装ロー
ラー表面とパネル表面との間隔を0〜3mm、より望ま
しくは0.5〜2.5mmの範囲にすることが望まし
い。すなわち、深みが1mmより浅いと満足する大きな
凹凸になり難く、塗付量も少なくなり、一方、5mmよ
りも深くしたり、またパネルと塗装ローラーとの間隔が
3mmよりも開きすぎても塗付量が多くなり過ぎて塗料
凹溝内に付着し易くなる。
【0016】本発明における塗装ローラー表面の凹凸
は、塗膜の凹凸が筋状模様とならずに、ランダムに形成
されるように凸部と凹部とが回転方向に交互に位置す
る、すなわち不連続となるように設けられている。さら
に、本発明において、塗装ローラーの凹凸程度、塗付
量、ローラーとの隙間を調整して、塗膜の凹凸の高低差
が0.2〜5mmの範囲になるようにすることが、風化
調、深み感、重厚感を高める点でより好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づいて説明する。図1は、本発明方法の1実施形態を示
す断面図であり、図2(A)(B)(C)は、本発明方
法に係る塗装ローラー表面の各実施形態の斜視図であ
る。図3は、本発明方法によって得られる化粧凹溝付き
パネル全体の斜視図であり、図4はその部分拡大断面図
である。
【0018】図1において、パネル1は、その表面に逆
台形の化粧凹溝2が縦横に多数本形成されているととも
にパネル1表面全面に第1塗料の塗膜3が予めスプレー
塗装によって薄く形成されている。この第1塗料として
は、水系のアクリルエマルジョン、合成樹脂エマルジョ
ン塗料、ウレタン塗料などが塗付されるが、特に限定さ
れない。パネル1の化粧凹溝2の形状も、特に限定され
ず逆台形の他、コ形、V形、U形2段凹溝などいずれでも
良く、その深さ、大きさも適宜選択される。
【0019】パネル1は、ローラーコンベア4による塗
装ライン上を矢印A方向に2〜20m/min程度の範
囲の一定速度で移送される。そしてパネル1表面上に、
表面凹凸の塗装ローラー5がパネル1表面と3mm以下
程度のわずかな間隔を有して設置されている。また塗装
ローラー5はパネル1の移送方向Aと同一方向に、軸5
aに連結されたモーター(図示せず)によって自動回転
するようになっている。さらに、塗装ローラー5の回転
速度はパネル1の上記移送速度と同一速度に設定され
る。
【0020】塗装ローラー5の表面は、凸部または凹部
が回転方向に不連続に形成されており、具体例として図
2(A)(B)(C)に示すような凹凸形状が好ましく
適用される。その凹凸の深さは1〜5mmの範囲に形成
されており、また、塗装ローラーはゴム硬度が10以上
のものが適用され、その素材の種類としては、ポリウレ
タンゴム、スポンジゴム、ポリエチレンゴム、シリコー
ンゴム、ネオプレンゴムなどが適用される。
【0021】なお、本発明においては、塗料替えの洗浄
時に塗料が入り込むことを防止するために、塗装ローラ
ー5のゴムの気泡径が0.5mm以下であることが好ま
しい。さらに、塗装ローラー5の長さはパネル幅よりや
や長く、その直径はより均一に塗付させるために20〜
1,1000cmが望ましい。
【0022】第2塗料は、塗装ローラー5とフィードロ
ーラー6との間に供給されて、塗装ローラー5の凹凸部
によって保持されつつパネル1の化粧凹溝2以外の平坦
部分のみに塗装される。その塗膜7はその表面が大きな
凹凸状であって塗装1回当り塗付量0.1〜0.6kg
/m2の範囲になるように調整されて形成される。塗付
量がこの範囲であると深み感、重厚感が得られるが、2
回塗りするとさらに深み感、重厚感が得られる。
【0023】第2塗料の種類としては、水系のアクリル
エマルジョン、合成樹脂エマルジョン、クリルシリコー
ン塗料、ウレタン塗料などが適用される。なお、その第
2塗料は半透明であって、その中に石目調骨材が添加さ
れているとともに、さらに第1塗料とΔEが3〜10の
色差を有していると、凹溝部と表面との明暗が鮮明にな
るとともに陰影が明確になって、より深み感、重厚感、
風化調が出るようになる。
【0024】
【比較実施例】以下、本発明について比較実施例を基に
説明する。縦横に多数本の逆台形凹溝が設けられたAL
Cパネル表面に、予め第1塗料の塗装として、スプレー
塗装により、防水性を有する濃グレー色の水系の合成樹
脂エマルジョンを1.0Kg/m2塗付した。
【0025】第1塗料による塗膜が乾燥した後、図1に
示すように、パネルをコンベアにより5m/minの一
定速度で移送しつつ、表面凹凸のポリウレタンゴム製の
塗装ローラー(凹凸深さ2mm、直径40cm)をパネ
ル表面と1.0mmの隙間を設けてモーターとチェーン
ベルトにより、自動回転させつつ第2塗料を凹溝部以外
の部分に次のような種々の条件で、ローラー塗装した。
なお、第2塗料として第1塗料と色差ΔE5を有するラ
イトグレー色の粘度150dPa.sの水系アクリルエ
マルジョンを用い、またその中に石目調骨材を50%添
加した。
【0026】(実験1)塗装ローラー(ゴム硬度20)の
回転方向をパネルの移送方向と同一方向でかつ移送速度
と同一速度で回転させつつ、塗付量0.3および0.5
Kg/m2、塗付した。
【0027】(実験2)実験1と同一条件の下で、塗付
量のみを0.05および0、8Kg/m2に変更して塗
付した。
【0028】(実験3)実験1と同一塗装ローラーの回
転方向をパネルの移送方向と反対方向でかつ移送速度と
同一速度で回転させつつ、塗付量0.3Kg/m2塗付
した。
【0029】(実験4)実験1と同一塗装ローラーの回
転方向をパネルの移送方向と同一方向とし、かつ移送速
度よりも20%早い速度で回転させつつ、塗付量0.3
Kg/m2塗付した。
【0030】(実験5)ゴム硬度が5の塗装ローラーを
用いた他は実験1と同一条件の下で塗付量0.3Kg/
2塗付した。
【0031】以上の結果は、次の通りであった。本発明
の範囲にある実験1では、いずれの塗付量においても第
2塗料が凹溝内に付着することなく、図3に示すよう
な、厚塗りで凹凸の高低差が3mmの大きな凹凸状の塗
膜が得られた。また、その外観は深み感および重厚感、
さらに風化調において優れたものであった。実験2で
は、塗付量0.05Kg/m2の場合は塗料が凹溝内に
付着しないが塗膜の凹凸が不十分で深み感が乏しく、塗
付量0.8Kg/m2の場合は大きな凹凸の厚塗りがで
きたが、塗料が各凹溝内の側面に付着して外観上劣るも
のであった。
【0032】実験3および4では、大きな凹凸状の厚塗
りができたが、塗料が各凹溝内の側面に付着して外観上
劣るものであった。実験5では、第2塗料が凹溝内に付
着することなく、厚塗りで大きな凹凸状の塗膜が得られ
たが、パネルの幅方向に塗付ムラ(厚みムラ)が生じ
て、パネル全体としても不均一で外観上劣るものであっ
た。
【0033】
【発明の効果】本発明方法によれば、第2塗料がパネル
の化粧凹溝内に付着したりせずに、パネル表面全体の化
粧凹溝以外の部分に大きな凹凸状の厚塗り塗膜が形成さ
れ、その結果、深み感、重量感のある意匠性に優れた化
粧凹溝付きALCパネルが得られる。しかも、塗装ライ
ン上で自動回転する塗装ローラーによってパネル全体に
塗装可能となるため、生産性も良く、またパネルの幅方
向および長手方向にもムラなく均一に塗装可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の1実施形態を示す断面図である。
【図2】本発明方法に適用できる塗装ローラーの各種実
施形態の斜視図である。
【図3】本発明方法によって得られる化粧凹溝付きパネ
ル全体の斜視図である。
【図4】図3の部分拡大断面図である。
【図5】従来の2色塗装凹溝付きパネルの部分拡大断面
図である。
【図6】従来の厚塗り塗装方法による2色塗装凹溝付き
パネルの部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ALCパネル 2 化粧凹溝 3 第1塗装による塗膜 4 コンベア 5 塗装ローラー 6 フィードローラー 7 第2塗装による塗膜

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に化粧凹溝が形成されているALCパ
    ネルの表面全面に、第1塗料を塗装した後、前記化粧凹
    溝以外の部分に第2塗料を塗装ローラーによって塗装す
    る化粧凹溝付きALCパネルの塗装方法において、前記
    ALCパネルを一定速度で塗装ライン上を移送させると
    ともに、表面が凹凸状でゴム硬度が10以上である塗装
    ローラーを前記ALCパネルの移送方向と同一方向でか
    つ移送速度と同一速度で自動回転させつつ、前記ALC
    パネル表面の前記化粧凹溝以外の部分に前記第2塗料を
    塗装1回当り塗付量0.1〜0.6kg/m2塗付する
    ことを特徴とする化粧凹溝付きALCパネルの塗装方
    法。
  2. 【請求項2】前記塗装ローラー表面と前記ALCパネル
    表面との間隔を3mm以下とする請求項1記載の化粧凹
    溝付きALCパネルの塗装方法。
  3. 【請求項3】前記塗装ローラー表面の凹凸の深さが1〜
    5mmである請求項1または2記載の化粧凹溝付きAL
    Cパネルの塗装方法。
  4. 【請求項4】前記第2塗料の粘度を20〜400dP
    a.sとする請求項1〜3のいずれか1項記載の化粧凹
    溝付きALCパネルの塗装方法。
  5. 【請求項5】前記第2塗料は、乾燥固形分が20%以上
    の水系塗料である請求項1〜4のいずれか1項記載の化
    粧凹溝付きALCパネルの塗装方法。
  6. 【請求項6】前記第2塗料は、半透明でありその中に石
    目調骨材が添加されているとともに、第1塗料と色差Δ
    Eが3以上有する請求項1〜5のいずれか1項記載の化
    粧凹溝付きALCパネルの塗装方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009039681A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Kikusui Chemical Industries Co Ltd 塗り分け模様のある仕上げ方法
KR101187841B1 (ko) * 2012-02-22 2012-10-08 주식회사 에코피아 에너지 절감형 칼라 차폐유리 제조방법 및 이에 사용되는 코팅 조성물

Cited By (2)

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