JP2001088833A - パレット - Google Patents
パレットInfo
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- JP2001088833A JP2001088833A JP26765699A JP26765699A JP2001088833A JP 2001088833 A JP2001088833 A JP 2001088833A JP 26765699 A JP26765699 A JP 26765699A JP 26765699 A JP26765699 A JP 26765699A JP 2001088833 A JP2001088833 A JP 2001088833A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】荷の積載使用上至便なパレットを提供するこ
と。 【解決手段】スチレン系樹脂発泡体からなる上下複数の
デッキ板1,1' と上下のデッキ板1,1' 間に位置す
るケタ板2とを固定してなるパレットAであって、少な
くともデッキ板1,1' はゴム系物質が0.1〜10重
量%含まれ、発泡倍率が1.5〜4倍であるとともに、
その断面形状として左右部と中央部とにリブ状突出部と
なる補強部5,5' を設けてあることを特徴とするパレ
ット。
と。 【解決手段】スチレン系樹脂発泡体からなる上下複数の
デッキ板1,1' と上下のデッキ板1,1' 間に位置す
るケタ板2とを固定してなるパレットAであって、少な
くともデッキ板1,1' はゴム系物質が0.1〜10重
量%含まれ、発泡倍率が1.5〜4倍であるとともに、
その断面形状として左右部と中央部とにリブ状突出部と
なる補強部5,5' を設けてあることを特徴とするパレ
ット。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパレットに関し、荷
の積載使用上至便なパレットに関する。
の積載使用上至便なパレットに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
におけるパレットとしては、木製品は木屑が生じて積載
物に対しては不衛生なものとなり、また合成樹脂(ポリ
エチレンやポリプロピレンなど)を用いたインジェクシ
ョン成形品からなるパレットでは、その重量が重く、ま
た高価な設備を必要とする上、パレットの形状を変更し
ようとするに際して、その都度金型を製作する必要があ
り、用途に応じた改良に不向きであった。
におけるパレットとしては、木製品は木屑が生じて積載
物に対しては不衛生なものとなり、また合成樹脂(ポリ
エチレンやポリプロピレンなど)を用いたインジェクシ
ョン成形品からなるパレットでは、その重量が重く、ま
た高価な設備を必要とする上、パレットの形状を変更し
ようとするに際して、その都度金型を製作する必要があ
り、用途に応じた改良に不向きであった。
【0003】また別な合成樹脂製パレットとしてポリオ
レフィン樹脂を押出し成形した板材や棒材を適当長さに
切断して木製パレットの場合と同じように組立てたもの
もあるが、ポリエチレンやポリプロピレンといったポリ
オレフィン系樹脂は、本来軟質の樹脂であるため、これ
を発泡させると、たとえ発泡倍率が2倍未満であっても
強度低下が大きく、結局パレット重量を軽減することは
困難であった。
レフィン樹脂を押出し成形した板材や棒材を適当長さに
切断して木製パレットの場合と同じように組立てたもの
もあるが、ポリエチレンやポリプロピレンといったポリ
オレフィン系樹脂は、本来軟質の樹脂であるため、これ
を発泡させると、たとえ発泡倍率が2倍未満であっても
強度低下が大きく、結局パレット重量を軽減することは
困難であった。
【0004】さらに紙段ボールパレットもあったが、耐
水性や強度がない点で使用上問題があり、また段ボール
状プラスチックパレットも使用されていたが、たわみ等
の変形が生じ易く、強度上問題があり、積載する製品に
対して影響を生じるおそれがあり、複数回の使用がし難
いという課題があった。そこで本発明においては、上記
した従来技術の問題点を解消できるパレットを発明する
に至ったものである。
水性や強度がない点で使用上問題があり、また段ボール
状プラスチックパレットも使用されていたが、たわみ等
の変形が生じ易く、強度上問題があり、積載する製品に
対して影響を生じるおそれがあり、複数回の使用がし難
いという課題があった。そこで本発明においては、上記
した従来技術の問題点を解消できるパレットを発明する
に至ったものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来技術を解消でき
るようにした本発明によるパレットとしては、請求項1
に記載したように、スチレン系樹脂発泡体からなる上下
複数のデッキ板と上下のデッキ板間に位置するケタ板と
を固定してなるパレットであって、少なくともデッキ板
はゴム系物質が0.1〜10重量%含まれ、発泡倍率が
1.5〜4倍であるとともに、その断面形状として左右
部と中央部とにリブ状突出部となる補強部を設けてある
ことを特徴としている。
るようにした本発明によるパレットとしては、請求項1
に記載したように、スチレン系樹脂発泡体からなる上下
複数のデッキ板と上下のデッキ板間に位置するケタ板と
を固定してなるパレットであって、少なくともデッキ板
はゴム系物質が0.1〜10重量%含まれ、発泡倍率が
1.5〜4倍であるとともに、その断面形状として左右
部と中央部とにリブ状突出部となる補強部を設けてある
ことを特徴としている。
【0006】上記請求項1記載のパレットによれば、非
常に軽量であると共に包含してあるゴム系物質によって
発泡体の脆さを補強してあり、しかもケタ板の上下に位
置するデッキ板における断面形状の左右部と中央部に設
けた脚状突出部となる補強部にてパレット全体の形状と
して強度を充分に保有できることになる。また、本発明
は請求項2に記載したように、デッキ板のうちパレット
上部側に位置するデッキ板上周囲には積載物のずれ落ち
を防止する枠状に形成した周部材を固定してあることを
特徴としており、この発明によると枠状に形成した周部
材にて積載物がずれ落ちるのを確実に防止して保護でき
る。
常に軽量であると共に包含してあるゴム系物質によって
発泡体の脆さを補強してあり、しかもケタ板の上下に位
置するデッキ板における断面形状の左右部と中央部に設
けた脚状突出部となる補強部にてパレット全体の形状と
して強度を充分に保有できることになる。また、本発明
は請求項2に記載したように、デッキ板のうちパレット
上部側に位置するデッキ板上周囲には積載物のずれ落ち
を防止する枠状に形成した周部材を固定してあることを
特徴としており、この発明によると枠状に形成した周部
材にて積載物がずれ落ちるのを確実に防止して保護でき
る。
【0007】さらに本発明は請求項3に記載したよう
に、積載物のずれ落ちを防止する枠状に形成した周部材
の少なくとも1箇所に積載物取出し用の凹部が形成され
てあることを特徴としており、この発明によると、積載
物取出し用の凹部によってパレット内の積載物の取出し
が至便となる。
に、積載物のずれ落ちを防止する枠状に形成した周部材
の少なくとも1箇所に積載物取出し用の凹部が形成され
てあることを特徴としており、この発明によると、積載
物取出し用の凹部によってパレット内の積載物の取出し
が至便となる。
【0008】
【発明の実施の形態】次いで本発明の実施形態について
図を参照しながら以下に説明する。図1はパレットAの
斜視図、図2は構成材を示している。1,1' はパレッ
トAの上下に位置する複数のデッキ板、2はデッキ板
1,1' 間に位置するケタ板であって、デッキ板1,
1' とケタ板2とは接着、ビス止め等による固定手段を
以って固定されている。3はパレットAの上部側に位置
するデッキ板1上周囲に固定した周部材であって、枠状
に形成されてあり、この周部材3の少なくとも1箇所、
図では対向し合う2箇所の位置に積載物取出し用の凹部
4,4' が形成されている。
図を参照しながら以下に説明する。図1はパレットAの
斜視図、図2は構成材を示している。1,1' はパレッ
トAの上下に位置する複数のデッキ板、2はデッキ板
1,1' 間に位置するケタ板であって、デッキ板1,
1' とケタ板2とは接着、ビス止め等による固定手段を
以って固定されている。3はパレットAの上部側に位置
するデッキ板1上周囲に固定した周部材であって、枠状
に形成されてあり、この周部材3の少なくとも1箇所、
図では対向し合う2箇所の位置に積載物取出し用の凹部
4,4' が形成されている。
【0009】上記したデッキ板1,1' 、ケタ板2およ
び周部材3のうち少なくともデッキ板はスチレン系樹脂
発泡体にて形成されており、ゴム系物質が0.1〜10
重量%含まれていて、発泡倍率が1.5〜4倍であり、
その断面形状としては左右部と中央部に脚状突出部とな
る補強部5,5' を設けている。なお、ケタ板2および
周部材3については積載物が載る上部側のデッキ板1や
接地側となる下部側のデッキ板1' と同材質にて形成す
る必要はないが、できれば同材質のものが好ましい。
び周部材3のうち少なくともデッキ板はスチレン系樹脂
発泡体にて形成されており、ゴム系物質が0.1〜10
重量%含まれていて、発泡倍率が1.5〜4倍であり、
その断面形状としては左右部と中央部に脚状突出部とな
る補強部5,5' を設けている。なお、ケタ板2および
周部材3については積載物が載る上部側のデッキ板1や
接地側となる下部側のデッキ板1' と同材質にて形成す
る必要はないが、できれば同材質のものが好ましい。
【0010】図中6はリフトフォークの挿通用空間であ
る。図3には上記パレットAの断面図、図4には平面
図、図5には側面図を示してあり、これらの図から分か
るように、上部側のデッキ板1は積載物を載せ易いよう
に3枚を並設してあり、補強部5が下向きになるよう配
設してあり、下部側のデッキ板1' は2枚を両側に並設
してあり、補強部5' を上向きに成るよう配置して安定
化させてあり、下部側も上部側と同数設置して実施して
もよいが、軽量化のために積載物と接触しない下部側の
枚数を減らした方が好ましい。
る。図3には上記パレットAの断面図、図4には平面
図、図5には側面図を示してあり、これらの図から分か
るように、上部側のデッキ板1は積載物を載せ易いよう
に3枚を並設してあり、補強部5が下向きになるよう配
設してあり、下部側のデッキ板1' は2枚を両側に並設
してあり、補強部5' を上向きに成るよう配置して安定
化させてあり、下部側も上部側と同数設置して実施して
もよいが、軽量化のために積載物と接触しない下部側の
枚数を減らした方が好ましい。
【0011】さらにデッキ板1,1' の補強部5,5'
の形態については、種々変更可能である(図6および図
7参照)。なお、上記した本発明に使用できるポリスチ
レン系樹脂としては、スチレン、メチルスチレン、エチ
ルスチレン、イソプロピルスチレン、ジメチルスチレ
ン、パラメチルスチレン、クロロスチレン、ブロモスチ
レン、ビニルトルエン、ビニルキシレン等のモノマーか
ら製造される樹脂が挙げられる。モノマーから製造され
る樹脂は、単独重合樹脂、共重合樹脂、3元以上の共重
合樹脂でもよい。より具体的には、ポリスチレン等の単
独重合樹脂、スチレン−無水マレイン酸、スチレン−メ
タクリル酸、スチレン−アクリル酸(アクリル酸エステ
ル等を含む)、スチレン−アクリロニトリル等の共重合
樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン等の3
元共重合体樹脂が使用できる。特に、ポリスチレン樹脂
が好ましく、耐衝撃性を有するスチレン樹脂(HIP
S)がより好ましい。
の形態については、種々変更可能である(図6および図
7参照)。なお、上記した本発明に使用できるポリスチ
レン系樹脂としては、スチレン、メチルスチレン、エチ
ルスチレン、イソプロピルスチレン、ジメチルスチレ
ン、パラメチルスチレン、クロロスチレン、ブロモスチ
レン、ビニルトルエン、ビニルキシレン等のモノマーか
ら製造される樹脂が挙げられる。モノマーから製造され
る樹脂は、単独重合樹脂、共重合樹脂、3元以上の共重
合樹脂でもよい。より具体的には、ポリスチレン等の単
独重合樹脂、スチレン−無水マレイン酸、スチレン−メ
タクリル酸、スチレン−アクリル酸(アクリル酸エステ
ル等を含む)、スチレン−アクリロニトリル等の共重合
樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン等の3
元共重合体樹脂が使用できる。特に、ポリスチレン樹脂
が好ましく、耐衝撃性を有するスチレン樹脂(HIP
S)がより好ましい。
【0012】ゴム系物質はポリスチレン系樹脂と混合し
ても、共重合成分として加えてもよい。混合する場合の
ゴム系物質は、ブタジエンゴム、イソプレンゴム等のポ
リジエン系ゴム、エチレン−プロピレンゴム、スチレン
−ブタジエンゴム(例えば、旭化成社製のタフプレン、
タフテック等)等のスチレン−ジエンエラストマー、ポ
リエチレン、スチレン−ブタジエン−スチレン等の分子
構造中に、ポリブタジエンブロックを有するブロック共
重合体エラストマー等が挙げられる。共重合成分として
加える場合のゴム系物質は、ブタジエン、イソプレン、
クロロプレン等のモノマー又はオリゴマーを所定のモル
比で共重合してなるポリスチレン系樹脂として用いるこ
とが適当である。
ても、共重合成分として加えてもよい。混合する場合の
ゴム系物質は、ブタジエンゴム、イソプレンゴム等のポ
リジエン系ゴム、エチレン−プロピレンゴム、スチレン
−ブタジエンゴム(例えば、旭化成社製のタフプレン、
タフテック等)等のスチレン−ジエンエラストマー、ポ
リエチレン、スチレン−ブタジエン−スチレン等の分子
構造中に、ポリブタジエンブロックを有するブロック共
重合体エラストマー等が挙げられる。共重合成分として
加える場合のゴム系物質は、ブタジエン、イソプレン、
クロロプレン等のモノマー又はオリゴマーを所定のモル
比で共重合してなるポリスチレン系樹脂として用いるこ
とが適当である。
【0013】ここで、ゴム系物質は、ポリスチレン系樹
脂に対して、0.1〜10重量%、好ましくは0.1〜
5重量%、特に0.5〜3重量%の割合で使用される。
0.1重量%以上としたのは、成形された容器が優れた
靱性を有するからである。一方10重量%以下としたの
は、内容物を入れた容器のサイドを持ち上げた場合、形
状変化が起こらない程度に強度を有し輸送時に底部がつ
ぶれにくいからである。
脂に対して、0.1〜10重量%、好ましくは0.1〜
5重量%、特に0.5〜3重量%の割合で使用される。
0.1重量%以上としたのは、成形された容器が優れた
靱性を有するからである。一方10重量%以下としたの
は、内容物を入れた容器のサイドを持ち上げた場合、形
状変化が起こらない程度に強度を有し輸送時に底部がつ
ぶれにくいからである。
【0014】また、前記スチレン系樹脂発泡体には、一
般的に樹脂に配合される公知の物質、例えば酸化防止剤
や紫外線吸収剤、銅害防止剤等の安定剤、帯電防止剤、
可塑剤、難燃剤、結晶化促進剤、着色剤、板状あるいは
粒状の無機充填剤等も目的に応じて適宜添加することも
可能である。また、本発明により得られるパレットは予
め前記熱可塑性樹脂に公知の発泡剤を配合しておき、異
形押出成形する際に発泡させ、発泡倍率が2を越え4倍
以下に発泡できる。ここに発泡剤としては、加熱分解型
発泡剤が好ましく、例えばアゾ系化合物のアゾジカルボ
ンアミド(ADCA)、ジアゾアミノベンゼン、アゾヘ
キサヒドロベンゾニトリル、2,2' −アゾイソブチロ
ニトリル、アゾビスホルムアミド、バリウムアゾジカル
ボキシレート等、ニトロソ系のN,N' −ジニトロソペ
ンタメチレンテトラミン(DPT)、N,N' −ジニト
ロソ−N,N'−ジメチルテレフタルアミド、トリニト
ロソトリメチルトリアミン等、ヒドラジッド系化合物の
p,p−オキシベスベンゼンスルホニルヒドラジッド、
p−トルエンスルホニルヒドラジッド等、スルホニルセ
ミカルバジッド系化合物のp,p' −オキシビスベンゼ
ンスルホニルセミカルバジッド、トルエンスルホニルセ
ミカルバジッド等が例示される。より好ましい発泡剤と
しては、分解温度が150℃以上の加熱分解型発泡剤で
あるアゾジカルボンアミド(ADCA)、N,N'−ジ
ニトロソペンタメチレンテトラミン(DPT)、p,p
−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジッド等が挙げ
られる。
般的に樹脂に配合される公知の物質、例えば酸化防止剤
や紫外線吸収剤、銅害防止剤等の安定剤、帯電防止剤、
可塑剤、難燃剤、結晶化促進剤、着色剤、板状あるいは
粒状の無機充填剤等も目的に応じて適宜添加することも
可能である。また、本発明により得られるパレットは予
め前記熱可塑性樹脂に公知の発泡剤を配合しておき、異
形押出成形する際に発泡させ、発泡倍率が2を越え4倍
以下に発泡できる。ここに発泡剤としては、加熱分解型
発泡剤が好ましく、例えばアゾ系化合物のアゾジカルボ
ンアミド(ADCA)、ジアゾアミノベンゼン、アゾヘ
キサヒドロベンゾニトリル、2,2' −アゾイソブチロ
ニトリル、アゾビスホルムアミド、バリウムアゾジカル
ボキシレート等、ニトロソ系のN,N' −ジニトロソペ
ンタメチレンテトラミン(DPT)、N,N' −ジニト
ロソ−N,N'−ジメチルテレフタルアミド、トリニト
ロソトリメチルトリアミン等、ヒドラジッド系化合物の
p,p−オキシベスベンゼンスルホニルヒドラジッド、
p−トルエンスルホニルヒドラジッド等、スルホニルセ
ミカルバジッド系化合物のp,p' −オキシビスベンゼ
ンスルホニルセミカルバジッド、トルエンスルホニルセ
ミカルバジッド等が例示される。より好ましい発泡剤と
しては、分解温度が150℃以上の加熱分解型発泡剤で
あるアゾジカルボンアミド(ADCA)、N,N'−ジ
ニトロソペンタメチレンテトラミン(DPT)、p,p
−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジッド等が挙げ
られる。
【0015】発泡剤の添加量は、ポリスチレン系樹脂発
泡体100重量部に対し0.03〜5重量部の範囲で目
的とする発泡倍率に合わせて適宜選択すればよい。一般
に添加量が0.03重量部未満では発泡倍率が小さすぎ
るため、発泡状態のコンクリートパネルに特有の硬化を
発揮することが困難となる。また5重量部を越えると、
得られるパレットの剛性や耐衝撃強度の点で効果を発揮
することが困難となる。
泡体100重量部に対し0.03〜5重量部の範囲で目
的とする発泡倍率に合わせて適宜選択すればよい。一般
に添加量が0.03重量部未満では発泡倍率が小さすぎ
るため、発泡状態のコンクリートパネルに特有の硬化を
発揮することが困難となる。また5重量部を越えると、
得られるパレットの剛性や耐衝撃強度の点で効果を発揮
することが困難となる。
【0016】上記のような熱可塑性樹脂を用いてパレッ
トのデッキ板の断面形状を有するダイオリフィスから異
形押出するには、図8に例示するようなダイを使用す
る。さらにデッキ板1,1' の補強部5,5' について
は種々形態の変更例がある。
トのデッキ板の断面形状を有するダイオリフィスから異
形押出するには、図8に例示するようなダイを使用す
る。さらにデッキ板1,1' の補強部5,5' について
は種々形態の変更例がある。
【0017】
【発明の効果】以上に述べた本発明によるパレットは、
以下の効果を奏する。 (1) 木製パレットのような木屑の発生による不衛生さは
解消される。 (2) デッキ板およびケタ板の組合せ方(数と形状の変
化)によるオーダーメイドが可能となる。 (3) 耐水性を具有できる。 (4) デッキ板とケタ板の組合せと、上記したデッキ板の
材質によってパレットに必要な強度を確保できる。 (5) 重量が軽くて取り扱い易い。 (6) 製造コストが安価である。
以下の効果を奏する。 (1) 木製パレットのような木屑の発生による不衛生さは
解消される。 (2) デッキ板およびケタ板の組合せ方(数と形状の変
化)によるオーダーメイドが可能となる。 (3) 耐水性を具有できる。 (4) デッキ板とケタ板の組合せと、上記したデッキ板の
材質によってパレットに必要な強度を確保できる。 (5) 重量が軽くて取り扱い易い。 (6) 製造コストが安価である。
【図1】本発明のパレットの斜視図である。
【図2】各構成材の斜視図である。
【図3】上記パレットの断面図である。
【図4】同上の平面図である。
【図5】同上の側面図である。
【図6】デッキ板の変更例を示す断面図である。
【図7】さらに同上の追加変更例を示す断面図である。
【図8】デッキ板製造に使用するダイを示す正面図であ
る。
る。
A パレット 1,1' デッキ板 2 ケタ板 3 周材 4 凹部 5,5' 補強部
Claims (3)
- 【請求項1】スチレン系樹脂発泡体からなる上下複数の
デッキ板と上下のデッキ板間に位置するケタ板とを固定
してなるパレットであって、少なくともデッキ板はゴム
系物質が0.1〜10重量%含まれ、発泡倍率が1.5
〜4倍であるとともに、その断面形状として左右部と中
央部とにリブ状突出部となる補強部を設けてあることを
特徴とするパレット。 - 【請求項2】デッキ板のうちパレット上部側に位置する
デッキ板上周囲には積載物のずれ落ちを防止する枠状に
形成した周部材を固定してあることを特徴とする請求項
1記載のパレット - 【請求項3】積載物のずれ落ちを防止する枠状に形成し
た周部材の少なくとも1箇所に積載物取出し用の凹部が
形成されてあることを特徴とする請求項2記載のパレッ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26765699A JP2001088833A (ja) | 1999-07-16 | 1999-09-21 | パレット |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11-203380 | 1999-07-16 | ||
JP20338099 | 1999-07-16 | ||
JP26765699A JP2001088833A (ja) | 1999-07-16 | 1999-09-21 | パレット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001088833A true JP2001088833A (ja) | 2001-04-03 |
Family
ID=26513892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26765699A Pending JP2001088833A (ja) | 1999-07-16 | 1999-09-21 | パレット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001088833A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007223619A (ja) * | 2006-02-21 | 2007-09-06 | Seiki Kogyo Kk | 滑り止め付き荷役用パレット |
CN108001862A (zh) * | 2017-12-28 | 2018-05-08 | 安庆盛华纸质包装有限公司 | 一种高效防震的纸质包装箱 |
-
1999
- 1999-09-21 JP JP26765699A patent/JP2001088833A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007223619A (ja) * | 2006-02-21 | 2007-09-06 | Seiki Kogyo Kk | 滑り止め付き荷役用パレット |
CN108001862A (zh) * | 2017-12-28 | 2018-05-08 | 安庆盛华纸质包装有限公司 | 一种高效防震的纸质包装箱 |
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A02 | Decision of refusal |
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