JP2001088716A - ラック・ピニオン式舵取り装置 - Google Patents
ラック・ピニオン式舵取り装置Info
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- JP2001088716A JP2001088716A JP26572699A JP26572699A JP2001088716A JP 2001088716 A JP2001088716 A JP 2001088716A JP 26572699 A JP26572699 A JP 26572699A JP 26572699 A JP26572699 A JP 26572699A JP 2001088716 A JP2001088716 A JP 2001088716A
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- coil spring
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D3/00—Steering gears
- B62D3/02—Steering gears mechanical
- B62D3/12—Steering gears mechanical of rack-and-pinion type
- B62D3/123—Steering gears mechanical of rack-and-pinion type characterised by pressure yokes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H55/00—Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
- F16H55/02—Toothed members; Worms
- F16H55/26—Racks
- F16H55/28—Special devices for taking up backlash
- F16H55/283—Special devices for taking up backlash using pressure yokes
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Abstract
ク軸とピニオン軸の噛み合い部分に対して、従来と同様
のスペースにて高い予圧を安定して付与できること。 【解決手段】サポートヨーク8をラック軸4側に押圧す
る付勢部材として、二重コイルばね17を用いる。二重
コイルばね17は、従来ばねに相当する大径圧縮コイル
ばね18の内側に小径圧縮コイルばね19を配置する。
並列の組み合わせばねとなり、そのばね定数は両ばね1
8,19のばね定数の和となる。高いばね定数を達成で
き、高い荷重が得られる。両ばね18,19は互いに逆
巻きであり、巻き線同士が絡みあったりしないので、安
定した荷重が得られる。
Description
動してピニオン軸を回転させ、これと噛み合うラック軸
を軸長方向に往復移動させて操舵を行うラック・ピニオ
ン式舵取り装置に関するものである。
ンとの噛み合い部分では、ピニオン軸の回転に伴ってラ
ック軸とピニオン軸との間に互いに離反する力が作用す
るため、ラック軸にたわみが発生し、ラック軸の歯すじ
方向へのガタつきが大きくなり、ラックとピニオンとの
歯部間に打音が生じる。
側にラック軸の軸方向への移動を許容しつつ、ラック軸
をピニオン軸側へ押圧するためのサポートヨークを設け
る構成が採用されている。このサポートヨークは、当該
サポートヨークの背面に対向する固定プラグとの間に介
在する単一の圧縮コイルばねによって、ピニオン軸側へ
押圧付勢される。
ークとラック軸との間のフリクションに関しては、通
例、できるだけ小さいことが好ましいとされているが、
実車でのシミー防止対策として、適度な大きさのフリク
ションが要求される場合もある。
の荷重を増大させることが考えられるが、現状の配置ス
ペースの中で単一の圧縮コイルばねのばね荷重を増大さ
せようとすると、ばねの応力が限界を超えてしまうとい
う問題がある。
に皿ばねやゴム等の板状のばね部材を追加し、全体とし
てのばね荷重を増大させる舵取り装置がある(例えば実
開平5−56744号公報参照)。しかし、皿ばねやゴ
ム等は変位に対する発生荷重のばらつきが大きく、した
がって、全体としてのばね荷重が安定しないという問題
がある。また、皿ばねやゴム等を配置するスペースを確
保するために、他の部材の構造変更が必要となる。
あり、本発明の目的はラック・ピニオン式舵取り装置に
おいて、ラック軸とピニオン軸の噛み合い部分に対し
て、従来と同様のスペースにて高い予圧を安定して付与
することである。
を達成するための課題解決手段として、請求項1記載の
発明は、ラック軸を軸長方向に摺動自在に支持する支持
部材と、この支持部材と所定間隔離して対向する固定プ
ラグと、固定プラグと支持部材との間に介在し、支持部
材を介してラック軸をピニオン軸側へ付勢する付勢部材
とを備えるラック・ピニオン式舵取り装置において、上
記付勢部材は、大径の圧縮コイルばねと、この大径の圧
縮コイルばねの内側に収容される小径の圧縮コイルばね
とを含み、両圧縮コイルばねの巻き方向を相異ならせて
あることを特徴とするものである。
ルばねの内側に小径の圧縮コイルばねを配置して、並列
の組み合わせばねとするので、スペースが増大すること
がない。
は、各圧縮コイルばねのばね定数の和となるので、ばね
定数が高くなる結果、従来と同じセット長でも高い荷重
を得ることができる。ラックとピニオンの噛み合い部分
に対して、従来と同様のスペースにて高い予圧を付与す
ることができる。
ので、両ばねの巻き線同士が互いに絡み合ったりするこ
とがなく、安定した荷重を発生させることができる。
を高くできるので、常用使用領域(小変位の小荷重領
域)では支持部材が踊らない範囲で支持部材の押圧力を
小さくできることから良好な操作感が得られ、大荷重入
力時(大変位の大荷重領域)では支持部材の変位に対し
て荷重が急増するので、支持部材と固定プラグとの衝突
音(ラトル音)の発生を抑制することができる。
て、上記大径および小径の圧縮コイルばねは単一の素線
を巻いて形成されることを特徴とするものである。本発
明では、両ばねの端部同士が接続されているので、両ば
ねの挙動が安定し、より安定した荷重を発生させること
ができる。
付図面を参照しつつ説明する。
ニオン式舵取り装置の断面図である。ピニオン軸1は転
がり軸受2,3にてギヤケース4内に回転可能に支持さ
れ、またラック軸5は図示しない軸受部材にて軸長方向
(紙面に直交する方向)に沿って移動自在に支持されて
いる。ピニオン軸1とラック軸5はギヤケース4内で相
互に噛み合わされている。図示していないが、ラック軸
5の両端部はタイロッドを介して操向車輪に連結されて
おり、図示しないステアリングホイールの回転に伴って
ラック軸5が軸長方向に移動し操向が行われる。
オン軸1と反対側にハウジング6が設けられており、こ
のハウジング6の収容孔7内にラック軸5を支持する支
持部材としてのサポートヨーク8が摺動自在に収容され
ている。サポートヨーク8は円柱形に形成され、ラック
軸5の周面5aに沿うように断面円弧状の凹面9を形成
している。凹面9にはラック軸5の周面5aに摺接する
パッド10が取り付けられている。パッド10は支持突
部11を一体に有し、この支持突部11がサポートヨー
ク8の嵌合孔12に嵌め入れられている。
7aが形成され、このねじ部7aに固定プラグ13がね
じ込まれ、ロックナット14により固定されている。固
定プラグ13はサポートヨーク8の凹面9の背面15
に、所定の隙間S(例えば0.1mm)を設けて対向す
る。サポートヨーク8の背面15には、円孔からなるば
ね収容孔16が形成されており、このばね収容孔16に
付勢部材としての二重コイルばね17が収容されてい
る。
ク8と固定プラグ13との間に介在し、サポートヨーク
8を介してラック軸5をピニオン軸1側へ付勢し、ピニ
オン軸1とラック軸5との歯の噛み合い部分に予圧を与
える。
ばね17は、大径圧縮コイルばね18と、この大径圧縮
コイルばね18の内側に収容される小径圧縮コイルばね
19とにより構成されている。両圧縮コイルばね18,
19は同心であって、その巻き方向は互いに逆向きにさ
れている。また、小径圧縮コイルばね19の自由長は大
径圧縮コイルばね18の自由長よりも短くされている。
端部20,21同士が連続している。すなわち、両圧縮
コイルばね18,19は単一の素線を巻いて形成されて
いる。この場合、単一の素線は一定方向に巻きながら、
途中で折り返して戻っていくようにすれば、上記の互い
の逆巻きのばね18,19がつながって形成されること
になる。
している。大径圧縮コイルばね18のばね定数をK1と
し、小径圧縮コイルばね19のばね定数をK2とする
と、撓みストロークの初期領域22では、大径圧縮コイ
ルばね15が単独で撓んで相対的に低いばね定数K1が
得られる。
領域22を超えてストロークすると、両圧縮コイルばね
15,16の並列組み合わせばね領域23となる。その
組み合わせばねのばね定数K3は、両圧縮コイルばね1
8,19のばね定数K1,K2の和となり(すなわち、
K3=K1+K2)、格段に高いばね定数を得ることが
できる。したがって、従来と同じセット長でも高い荷重
を得ることができ、ピニオン軸1とラック軸5の歯の噛
み合い部分に対して、高い予圧を付与することができ
る。
ルばねに相当する大径圧縮コイルばね18の内側に、小
径圧縮コイルばね19を配置するので、スペースが増大
することもない。
に逆巻きなので、両ばね18,19の巻き線同士が互い
に絡み合ったりすることがなく、安定した荷重を発生さ
せることができる。
K3を高くできるので、常用使用領域(小変位の小荷重
領域)ではサポートヨーク8が踊らない範囲でサポート
ヨーク8の押圧力を小さくできることから良好な操作感
が得られる。しかも、大荷重入力時(大変位の大荷重領
域)ではサポートヨーク8の変位に対して荷重が急増す
るので、サポートヨーク8と固定プラグ13との衝突音
(ラトル音)の発生を抑制することができる。
同士が一体に接続されているので、両ばね18,19の
挙動が安定し、より安定した荷重を発生させることがで
きる。また、小径圧縮コイルばね19を貫くような軸状
のスプリングガイドを特に設けなくても、両ばね18,
19を同心に保持でき、この点からも構造を簡素化でき
る。
るものではなく、例えば両圧縮コイルばね18,19を
分離して構成しても良い。その他、本発明の範囲で種々
の変更を施すことができる。
取り装置の要部の断面図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】ラック軸を軸長方向に摺動自在に支持する
支持部材と、 この支持部材と所定間隔離して対向する固定プラグと、 固定プラグと支持部材との間に介在し、支持部材を介し
てラック軸をピニオン軸側へ付勢する付勢部材とを備え
るラック・ピニオン式舵取り装置において、 上記付勢部材は、大径の圧縮コイルばねと、この大径の
圧縮コイルばねの内側に収容される小径の圧縮コイルば
ねとを含み、両圧縮コイルばねの巻き方向を相異ならせ
てあることを特徴とするラック・ピニオン式舵取り装
置。 - 【請求項2】上記大径および小径の圧縮コイルばねは単
一の素線を巻いて形成されることを特徴とする請求項1
記載のラック・ピニオン式舵取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26572699A JP2001088716A (ja) | 1999-09-20 | 1999-09-20 | ラック・ピニオン式舵取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26572699A JP2001088716A (ja) | 1999-09-20 | 1999-09-20 | ラック・ピニオン式舵取り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001088716A true JP2001088716A (ja) | 2001-04-03 |
Family
ID=17421158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26572699A Pending JP2001088716A (ja) | 1999-09-20 | 1999-09-20 | ラック・ピニオン式舵取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001088716A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007230338A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Jtekt Corp | ラック軸支持装置 |
JP2016141392A (ja) * | 2015-02-05 | 2016-08-08 | 株式会社ショーワ | ラックピニオン機構 |
-
1999
- 1999-09-20 JP JP26572699A patent/JP2001088716A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007230338A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Jtekt Corp | ラック軸支持装置 |
JP2016141392A (ja) * | 2015-02-05 | 2016-08-08 | 株式会社ショーワ | ラックピニオン機構 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060705 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060711 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060911 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061017 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061218 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070123 |